JPH11334439A - 車両用乗員保護装置 - Google Patents

車両用乗員保護装置

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JPH11334439A
JPH11334439A JP10145699A JP14569998A JPH11334439A JP H11334439 A JPH11334439 A JP H11334439A JP 10145699 A JP10145699 A JP 10145699A JP 14569998 A JP14569998 A JP 14569998A JP H11334439 A JPH11334439 A JP H11334439A
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JP
Japan
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occupant
headrest
head
contact member
vehicle
Prior art date
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Application number
JP10145699A
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English (en)
Inventor
Naoki Okano
直樹 岡野
Toshihiro Ishikawa
敏弘 石川
Haruhisa Kore
治久 是
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH11334439A publication Critical patent/JPH11334439A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/888Head-rests with arrangements for protecting against abnormal g-forces, e.g. by displacement of the head-rest

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】後突予測または検出時に制御手段にて当接部材
の乗員頭部への当接面が斜め上方に傾斜(前低後高状に
傾斜)するように該当接部材を傾動させることで、この
当接部材の傾動により頭部を保護することができ、頭部
が上方に移動されやすくなって、頸椎への負担発生を未
然に防止することができる車両用乗員保護装置の提供を
目的とする。 【解決手段】後突を予測または検出するセンサと、上記
センサの予測または検出時に乗員の頭部付近に当接部材
3を突出させる制御手段とを備えた車両用に乗員保護装
置であって、上記制御手段は上記当接部材3の乗員頭部
への当接面3bが斜め上方に傾斜するように該当接部材
3を傾動させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、後突を
予測または検出するセンサと、このセンサの予測時に乗
員の頭部付近に当接部材を突出させる制御手段とを備え
て、乗員を保護するような車両用乗員保護装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、後突時においてヘッドレスト等の
当接部材を前方へ突出させて乗員の頭部を支持するよう
な車両用乗員保護装置としては、例えば特開平10−9
73号公報および特開平10−6832号公報に記載の
装置がある。
【0003】前者の特開平10−973号公報に記載の
装置は、ヘッドレストのポールをシートバック内におけ
る側面視L字状のサポート部材で回動可能に支持し、こ
のサポート部材の前端のベルトガイド部とシートバック
内底部のベルトガイド部との間にベルトを張架して、後
突時に発生する乗員の後方向きの慣性力による衝撃力
で、上述のベルトを後方に移動させ、サポート部材を介
してヘッドレストを前方へ突出移動させ、これにより乗
員の頭部を支持すべく構成したものである。
【0004】しかし、この従来構造によれば、ヘッドレ
ストの乗員頭部への当接面が斜め下方に向くように移動
(前高後低状に傾斜)するものであるから、乗員の頸椎
に負担が発生する問題点があり、加えて、後突時におい
て初めて作用するものであって、後突を予測した時点か
ら作用を開始するものではない関係上、乗員の頸椎への
負担を未然に防止することが不可能な問題点があった。
【0005】一方、後者の特開平10−6832号公報
に記載の装置は、ヘッドレストのポールと、シートバッ
ク内部に設けられた上体荷重受けフレームとの間に、側
面視逆くの字状のリンク機構を介設し、後突時に発生す
る乗員の後方向への慣性力で上述の上体荷重受けフレー
ムを車両後方へ移動させ、リンク機構を介してヘッドレ
ストを車両前方の斜め上方に向けて移動せしめ、乗員の
頭部を安定してヘッドレストにて支持すべく構成したも
のである。
【0006】しかし、この従来装置によれば、ヘッドレ
ストの乗員頭部への当接面は斜め上方へ平行移動するも
のであるから、乗員の頸椎に発生する負担を充分に除去
することができない問題点があり、加えて、後突時にお
いて初めて作用するものであって、後突を予測した時点
から作用を開始するものではない関係上、乗員の頸椎へ
の負担を未然に防止することが困難な問題点があった。
【0007】上述の頸椎への負担は次のようなメカニズ
ムで発生するものと推考される。つまり、後突時におい
て乗員の頭部は慣性で止ろうとする一方、乗員の胸椎は
シートバック上部で押されて前進しながら直線化し、ま
た乗員の体幹はシートバックに沿ってずり上がるので、
頸椎が上下方向に圧縮されることになり、乗員の頸椎に
負担が発生するものと推考される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、後突の予測または検出時に制御手段にて当
接部材の乗員頭部への当接面が斜め上方に傾斜(前低後
高状に傾斜)するように該当接部材を移動させること
で、この当接部材の傾動により頭部を保護することがで
き、頭部が上方に移動されやすくなって、頸椎への負担
発生を未然に防止することができる車両用乗員保護装置
の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の当接部材をヘ
ッドレストに設定することで、このヘッドレストの傾動
により頭部を保護することができて、頸椎への負担発生
を未然に防止することができる車両用乗員保護装置の提
供を目的とする。
【0010】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の目的と併せて、通常時にお
いては上述の当接部材の略垂直面で乗員の頭部を適確に
支えることができる車両用乗員保護装置の提供を目的と
する。
【0011】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2または3記載の発明の目的と併せて、上述の
当接部材を、その上部を支軸として回動すべく構成する
ことで、上記当接面の上述の上方傾斜を容易に確保する
ことができ、また、当接部材の上部を支軸として回動す
ることにより、該当接部材の下方側が前方へ突出するの
で、乗員頭部の保護性能向上を図ることができる車両用
乗員保護装置の提供を目的とする。
【0012】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、当接部材の傾動時に
その下域部が乗員の頸部に当接することで、頸椎への負
担発生をより一層良好に未然防止することができる車両
用乗員保護装置の提供を目的とする。
【0013】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項1,2または3記載の発明の目的と併せて、当接部
材の傾動時にその下部が上方に変位するように構成する
ことで、当接部材の下部が乗員の頸部乃至頭部に近接し
て、乗員頭部を良好に保護することができる車両用乗員
保護装置の提供を目的とする。
【0014】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項1,2または3記載の発明の目的と併せて、上述の
当接部材の傾動時にその上面が後方に変位すべく構成す
ることで、該当接部材の乗員頭部への当接面を前低後高
状に傾斜させ、この当接部材の傾動により頭部を良好に
保護することができる車両用乗員保護装置の提供を目的
とする。
【0015】この発明の請求項8記載の発明は、乗員の
頭部を支持する当接部材を設け、この当接部材の中間乃
至下部を回動可能に支持すると共に、支持点よりも上部
には重りを内蔵し、後突時に上記重りの後方への変位に
より、当接部材の乗員頭部への当接面を上方傾斜させる
ように成すことで、動力による駆動部、制御手段および
センサが一切不要で、簡単な構成でありながら、後突時
に乗員の頭部を保護することができて、頸椎への負担発
生を防止することができる車両用乗員保護装置の提供を
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、後突を予測または検出するセンサと、上記セ
ンサの予測または検出時に乗員の頭部付近に当接部材を
突出させる制御手段とを備えた車両用乗員保護装置であ
って、上記制御手段は上記当接部材の乗員頭部への当接
面が斜め上方に傾斜するように該当接部材を傾動させる
車両用乗員保護装置であることを特徴とする。
【0017】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記当接部材をヘッ
ドレストに設定した車両用乗員保護装置であることを特
徴とする。
【0018】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の構成と併せて、上記当接部
材は通常時において乗員の頭部を略垂直面で支持する車
両用乗員保護装置であることを特徴とする。
【0019】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2または3記載の発明の構成と併せて、上記当
接部材はその上部を支軸として回動する車両用乗員保護
装置であることを特徴とする。
【0020】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記傾動時に当接部
材の下域部が乗員の頸部に当接する車両用乗員保護装置
であることを特徴とする。
【0021】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項1,2または3記載の発明の構成と併せて、上記傾
動時に当接部材の下部が上方に変位される車両用乗員保
護装置であることを特徴とする。
【0022】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項1,2または3記載の発明の構成と併せて、上記傾
動時に当接部材はその上面が後方に変位される車両用乗
員保護装置であることを特徴とする。
【0023】この発明の請求項8記載の発明は、乗員の
頭部を支持する当接部材を設け、上記当接部材の中間乃
至下部を回動可能に支持すると共に、上記当接部材の支
持点よりも上部には後突時に該上部を後方へ変位させる
重りを設け、後突時に当接部材の乗員頭部への当接面を
斜め上方に傾斜すべく構成した車両用乗員保護装置であ
ることを特徴とする。
【0024】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述のセンサは後突(追突)を予測または検
出し、上述の制御手段はセンサの後突予測または検出時
に乗員の頭部付近に当接部材を突出させるが、この制御
手段は上述の当接部材の乗員頭部への当接面が斜め上方
に傾斜するように該当接部材を傾動させる。この結果、
上述の当接部材の上記傾動により乗員の頭部を保護する
ことができ、特に、頭部が上方へ移動されやすくなっ
て、頸椎への負担発生を未然に防止することができる効
果がある。
【0025】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の当接部
材をヘッドレストに設定したので、既設のヘッドレスト
を有効利用しつつ、このヘッドレストの上述の如き傾動
にて頭部を良好に保護することができ、乗員の頸椎への
負担発生を未然に防止することができる効果がある。
【0026】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1または2記載の発明の効果と併せて、上述
の当接部材は通常時(非衝突時)において乗員の頭部を
略垂直面で支持するので、上述の如く後突予測時に乗員
頭部の保護が図れることは勿論、通常時に当接部材の略
垂直面(乗員頭部への当接面)で乗員の頭部を適確に支
えることができる効果がある。
【0027】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1,2または3記載の発明の効果と併せて、
上述の当接部材はその上部を支軸(支点)として回動す
るので、当接部材の乗員頭部への当接面の上方傾斜(前
低後高状の傾斜)を容易に得ることができ、また斯る回
動により当接部材の下方側が前方へ、つまり乗員頭部方
向へ突出するので、乗員の頭部の保護性能の向上を図る
ことができる効果がある。
【0028】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、当接部材の傾
動時にその下域部が乗員の頸部に当接するので、乗員の
頭部が上方へ引き上げられ、この結果、乗員の頸椎への
負担発生をより一層確実に未然防止することができる効
果がある。
【0029】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項1,2または3記載の発明の効果と併せて、
当接部材の傾動時にはその下部が上方へ変位されるの
で、この当接部材の下部が乗員の頸部乃至頭部に近接
し、乗員頭部を良好に保護することができる効果があ
る。
【0030】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項1,2または3記載の発明の効果と併せて、
上述の当接部材はその傾動時に該部材の上面が後方に変
位されて前低後高状に傾斜し、この傾斜した当接面で乗
員頭部を保護する。このため、当接部材のこのような傾
動にて頭部を良好に保護することができる効果がある。
【0031】この発明の請求項8記載の発明によれば、
上述の当接部材の支持点より上部に重りを設けたので、
後突加速度(いわゆる後突G)により重りの後方への変
位にともなって当接部材は支持点を中心として傾動し、
その上部が後方に変位して、当接部材の乗員の頭部への
当接面が斜め上方に傾斜(前低後高状に傾斜)する。こ
の結果、動力による駆動部、制御手段およびセンサが一
切不要で、構造の大幅な簡略化を達成しつつ、後突時に
は上述の当接面にて乗員の頭部を適確に保護し、頸椎へ
の負担発生を防止することができる効果がある。
【0032】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両用乗員保護装置を示し、図1におい
てシートクッション1と、シートバック2と、当接部材
または押圧部材としてのヘッドレスト3とを備えたシー
ト4を設け、このシート4に着座した乗員Aを、タング
5をバックル6に係入させた時、ショルダベルト7およ
びラップベルト8から成る3点式シートベルト装置にて
拘束すべく構成している。
【0033】上述のショルダベルト7、ラップベルト8
(以下単にこれら両者をシートベルトと略記する)の一方
または双方は車体に内設されたプリテンショナ9(図4
参照)に連結され、必要時にシートベルト7,8に張力
を付与すべく構成している。
【0034】また上述のシートバック2は図4に示すシ
ートバック駆動モータ10によりシートクッション1に
対して傾動可能に構成されており、リクライニング支点
11を中心として起伏する。
【0035】このシートバック2内には乗員Aがシート
バック2に近接または当接したことを検出する近接セン
サ12を内臓している。この近接センサ12は超音波セ
ンサで構成することができるが、乗員Aのシートバック
2への当接の有無を検出する場合には超音波センサに代
えて感圧センサを用いてもよい。なお、図1において1
3はステアリングホイールである。
【0036】ところで、図2、図3に示すように当接部
材としてのヘッドレスト3は次の如く構成している。す
なわち中実構造のヘッドレストポール14の左右のポー
ル間にブラケット15を介して可逆回転し得るモータ1
6を取付け、このモータ16の回転軸にはウォーム17
を嵌合する一方、ヘッドレストポール14の上端連結部
18には芯材(図示せず)およびヘッドレスト3と一体
的に可動すべくギヤ19(ウォームホイール)を遊嵌
し、このギヤ19と上述のウォーム17とを互に噛合わ
せている。
【0037】上述のヘッドレスト3は図2に示すように
通常時(非衝突時)においては乗員Aの頭部を略垂直面
3aで支持すべく構成している。また上述のヘッドレス
ト3は図3に示すように後突予測時にはその上部に位置
する上端連結部18を支軸として回動し、乗員頭部への
当接面3bが斜め上方に傾斜(前低後高状に傾斜)し、
この際、同図に示す如くその下域部3cが乗員Aの頸部
に当接するように構成されている。さらに上述のヘッド
レスト3はその傾動時(図3参照)に下部が上方向に向
けて変位されるように構成している。なお、上述のモー
タ16に対する通電ラインは、ヘッドレストポール14
とこのポール14を外被するカバー部材(図示せず)と
の間を通して、シートバック2側からヘッドレスト3側
に向けて配線される。
【0038】図4は車両用乗員保護装置の制御回路を示
し、CPU20は後突を予測する予測センサ21からの
信号と、シートバック2の傾斜角度を検出するシートバ
ック角度センサとしてのポテンショメータ22からの信
号と、乗員Aのシートバック2に対する近接または当接
を検出する近接センサ12からの信号とに基づいて、R
OM23に格納されたプログラムに従って、各モータ1
6,17,10を駆動制御し、またRAM24は必要な
データやマップを記憶する。
【0039】ここで、上述のモータ16はウォーム1
7、ギヤ19を介してヘッドレスト3を回動し、上述の
モータ17はプリテンショナ9を介してシートベルト
7,8を巻き込み駆動し、シートバック駆動モータ10
はシートバック2を適正な角度位置に起伏動作させる。
また上述の予測センサ21は超音波を用いて自車と後突
の可能性がある車両(他車)との間の相対距離や相対速
度を計測して、後突を予測(予知)する。
【0040】しかも、上述のCPU20は予測センサ2
1の後突予測時に乗員Aの頭部付近にヘッドレスト3を
突出させる制御手段であって、このCPU20はヘッド
レスト3を図3に示す如く乗員頭部への当接面3bが斜
め上方に傾斜(前低後高状に傾斜)するように、モータ
16を介してヘッドレスト3を傾動させる。このように
構成した車両用乗員保護装置の作用を、図5に示すフロ
ーチャートを参照して、以下に詳述する。
【0041】第1ステップS1で、CPU20は予測セ
ンサ21による検出を実行し、次の第2ステップS2
で、CPU20は予測センサ21の出力に基づいて衝突
予測か否か、換言すれば後突の可能性があるか否かを判
定し、NO判定時には第3ステップS3に移行する一
方、YES判定時には第4ステップS4に移行する。
【0042】上述の第3ステップS3で、CPU20は
各種機器(例えばシートバック2、シートベルト7,8
および再使用可能なエアバッグ等)が作動されていれ
ば、これらを違和感のないようにゆっくりと元に戻す。
【0043】一方、上述の第4ステップS4で、CPU
20は後突予測に対応して、モータ16を駆動し、ウォ
ーム17およびギヤ19を介してヘッドレスト3を図2
に示すノーマル状態から図3に示すように傾動させ、次
の第5ステップS5で、CPU20はヘッドレスト3を
所定距離駆動したか否かをモータ16への通電時間によ
り判定し、NO判定時には第4ステップS4にリターン
し、YES判定時にはヘッドレスト傾動処理を終了す
る。
【0044】このように図1〜図5に示す実施例(請求
項1〜6に相当する実施例)によれば、上述の予測セン
サ21は後突(追突)を予測し、上述の制御手段(CP
U20参照)は、予測センサ21の後突予測時に乗員A
の頭部付近に当接部材(ヘッドレスト3参照)を突出さ
せるが、この制御手段(CPU20参照)は上述の当接
部材(ヘッドレスト3参照)の乗員頭部への当接面3b
が図3に示す如く斜め上方に傾斜するように該当接部材
(ヘッドレスト3参照)を傾動させる。この結果、上述
の当接部材(ヘッドレスト3参照)の上記傾動により乗
員Aの頭部を保護することができ、特に、頭部が上方へ
移動されやすくなって、頸椎への負担発生を未然に防止
することができる効果がある。
【0045】また、上述の当接部材をヘッドレスト3に
設定したので、既設のヘッドレスト3を有効利用しつ
つ、このヘッドレスト3の上述の如き傾動にて乗員Aの
頭部を良好に保護することができ、乗員Aの頸椎への負
担発生を未然に防止することができる効果がある。
【0046】さらに、上述のヘッドレスト3は通常時
(非衝突時)に図2に示すように乗員Aの頭部を略垂直
面3aで支持するので、前述の如く後突予測時に乗員頭
部の保護が図れることは勿論、通常時にヘッドレスト3
の略垂直面3a(乗員頭部への当接面)で乗員Aの頭部
を適確に支えることができる効果がある。
【0047】加えて、上述のヘッドレスト3はその上部
を支軸(支点)として回動するので、ヘッドレスト3の
乗員頭部への当接面3bの上方傾斜(前低後高状の傾
斜)を容易に得ることができ、また斯る回動によりヘッ
ドレスト3の下方側が前方へ、つまり乗員頭部方向へ突
出するので、乗員Aの頭部の保護性能の向上を図ること
ができる効果がある。
【0048】また、ヘッドレスト3の傾動時(図3参
照)にその下域部3cが乗員Aの頸部に当接するので、
乗員Aの頭部が上方へ引き上げられ、この結果、乗員A
の頸椎への負担発生をより一層確実に未然防止すること
ができる効果がある。
【0049】さらに、ヘッドレスト3の傾動時にはその
下部が上方へ変位されるので、このヘッドレスト3の下
部が乗員Aの頸部乃至頭部に近接し、乗員頭部を良好に
保護することができる効果がある。また実施例で示した
ようにウォーム&ウォームホイールの構成を採用する
と、ヘッドレスト3の戻り防止機構の付設を省略するこ
とができる効果がある。
【0050】図6、図7は車両用乗員保護装置の他の実
施例を示すフローチャートおよびタイムチャートであっ
て、この実施例においても図1〜図4で示した回路装置
を用いるが、この図6、図7に示す実施例では衝突タイ
ミングt3(図7参照)の直前タイミングt2において
当接部材(または押圧部材)としてのヘッドレスト3の
傾動駆動を停止すべく構成したものである。
【0051】このように構成した車両用乗員保護装置
(請求項1〜6に相当する実施例)の作用を、図6に示
すフローチャート、並びに図7に示すタイムチャートを
参照して、以下に詳述する。
【0052】第1ステップQ1で、CPU20は予測セ
ンサ21による検出を実行し、次の第2ステップQ2
で、CPU20は予測センサ21の出力に基づいて衝突
予測か否か、換言すれば後突の可能性があるか否かを判
定し、NO判定時には第3ステップQ3に移行する一
方、YES判定時(図7に示すタイムチャートの予測時
点t1に相当)には第4ステップQ4に移行する。
【0053】上述の第3ステップQ3で、CPU20は
各種機器(例えばシートバック2、シートベルト7,8
および再使用可能なエアバッグ等)が作動されていれ
ば、これらを違和感のないようにゆっくりと元に戻す。
【0054】一方、上述の第4ステップQ4で、CPU
20は後突時点(衝突タイミングt3)を検出する。こ
の衝突タイミングt3は自車と後突の可能性がある他車
両との間の相対距離および相対速度から演算によって求
めることができ、この衝突タイミングt3から衝突直前
タイミングt2を割出すことができる。
【0055】次に第5ステップQ5で、CPU20はモ
ータ16を駆動し、ウォーム17およびギヤ19を介し
てヘッドレスト3を図2に示すノーマル状態から図3に
示すように傾動させる。
【0056】次に第6ステップQ6で、CPU20は衝
突直前タイミングt2(図7参照)か否かを判定する。
この判定は衝突予測時点t1にCPU内蔵タイマをスタ
ートさせることで容易に判定することができる。而し
て、第6ステップQ6でのYES判定時には第8ステッ
プQ8にスキップする一方、NO判定時(現行のタイミ
ングが未だ衝突直前タイミングt2に達していない場
合)には次の第7ステップQ7に移行する。
【0057】この第7ステップQ7で、CPU20はヘ
ッドレスト3を所定距離駆動したか否かをモータ16へ
の通電時間により判定し、NO判定時には第5ステップ
Q56にリターンする一方、YES判定時には次の第8
ステップQ8に移行する。
【0058】この第8ステップQ8で、CPU20は衝
突直前タイミングt2であること、またはヘッドレスト
3の駆動距離が所定距離に達したことに対応して、モー
タ16への通電をしゃ断して、ヘッドレスト3の駆動を
停止する。
【0059】このようにヘッドレスト3が所定距離移動
していない場合にあっても衝突直前タイミングt2にお
いてヘッドレスト3の傾動を停止すると、衝突タイミン
グt3においてヘッドレスト3は完全に静止することに
なり、乗員Aの頭部が慣性によって停止しようとするの
を、つまり乗員Aの頭部が相対的に後方移動するのを、
静止させたヘッドレスト3にて良好に保護することがで
きる効果がある。なお、この図6、図7に示す実施例に
おいても、その他の点については先の実施例とほぼ同様
の作用、効果を奏する。
【0060】図8、図9は車両用乗員保護装置のさらに
他の実施例を示し、ヘッドレストポール14の左右のポ
ール間にブラケット25を介して電磁ソレノイド26を
取付ける一方、ヘッドレストポール14の上端連結部1
8には芯材取付部材27を介して芯材28を、ヘッドレ
スト3と一体的に回動すべく取付けている。
【0061】また上述の芯材28の背面に一体または一
体的に形成した係止爪29を設け、この係止爪29を上
述の電磁ソレノイド26の突出状態下のプランジャ30
で係止すべく構成している。
【0062】さらに上述の上端連結部18に巻回した付
勢手段としてのハサミ型のバネ(図示せず)を設け、こ
のバネ(いわゆる巻きバネ)の一端を固定側部材として
のヘッドレストポール14に係止し、他端を可動側部材
としての芯材28に係止して、この芯材28を介してヘ
ッドレスト3を図8の時計方向へ常時バネ付勢してい
る。
【0063】この実施例においては図4に示す制御回路
においてモータ16に代えて上述の電磁ソレノイド26
を接続する。そして、予測センサ21による後突予測時
にCPU20で電磁ソレノイド27を励磁し、そのプラ
ンジャ30を吸引して、係止爪29の係止を解除し、ハ
サミ型のバネによる付勢力にてヘッドレスト3を図8の
ノーマル状態から図9に示すように傾動すべく構成した
ものである。
【0064】なお、必要に応じてヘッドレスト3の戻り
を防止して乗員Aの頭部を確実に支える目的で、図10
に示す如きラチエット機構31(ヘッドレストの戻り防
止機構)を付設する。
【0065】このラチエット機構31は前述の上端連結
部18に枢着されて芯材28およびヘッドレスト3と一
体的に可動する爪歯車32と、この爪歯車32を所定位
置にて係止して、ヘッドレスト3の戻りを防止する係止
爪33とを備え、ヘッドレストポール14側に固定した
部材34を設けて、この部材34から上述の係止爪33
を切起こし形成し、このラチエット機構31により図9
に示すヘッドレスト3の傾動位置を、逆戻りしないよう
に保持するものである。また、上述の係止爪33には該
係止爪33による爪歯車32の係止を解除する目的で、
ワイヤ、紐等のアンロック部材を外部操作可能に取付け
ることが望ましい。
【0066】図8〜図10に示すように構成(請求項1
〜6に相当)しても、先の実施例とほぼ同様の作用、効
果を奏するので、図8、図9、図10において前図と同
一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略
する。
【0067】図11、図12は車両用乗員保護装置のさ
らに他の実施例を示し、この実施例ではシートバック2
内においてシートバックフレーム(図示せず)にアクチ
ュエータ取付けブラケット35を設け、このブラケット
35上にはヘッドレストポール前傾手段の一例としての
油圧式両ロッド型揺動モータ36を取付けている。
【0068】そして、この揺動モータ36つまりロータ
リアクチュエータの各ロッドにヘッドレストポール14
の基端部を連結する一方、ヘッドレスト3内の下部に位
置するヘッドレストポール14の上端連結部18には芯
材およびヘッドレスト3と一体的に回動すべくギヤ37
(ウォームホイール)を遊嵌し、またヘッドレストポー
ル14との相対位置関係を常に一定に保つようにモータ
38を設け、このモータ38の回転軸にウォーム39を
嵌合して、このウォーム39と上述のギヤ37とを噛合
させている。
【0069】さらにシートバック2側にはヘッドレスト
ポール14に対設するリヤストッパ40と、フロントス
トッパ41を設けると共に、フロントストッパ41のポ
ール14側の面には衝撃吸収用、防音用のラバー部材4
2を設けている。
【0070】而して、この図11、図12に示す実施例
においては後突予測時にヘッドレスト3の下部(上端連
結部18参照)を回動支点として、該ヘッドレスト3の
上面3dが後方に変位して、図12に示すように前低後
高状の傾斜面(当接面3b参照)を構成すべく構成した
ものである。
【0071】この実施例(請求項1,2,3,5,6,
7に相当)の場合、予測センサ21(図4参照)が後突
を予測すると、CPU20は油圧式両ロッド型揺動モー
タ36とモータ38とを同時に駆動する。このため、後
突予測時には揺動モータ36のロッドによりヘッドレス
トポール14は図12の矢印a方向へ前傾され、この前
傾処理と並行して上述のモータ38によりウォーム39
を介してギヤ37が図12の矢印b方向へ回動制御され
るので、ヘッドレスト3は乗員Aの頭部方向へ前進移動
しつつ、その当接面3bが斜め上方に傾斜するように傾
動され、この当接面3bにて乗員Aの頭部を保護する。
【0072】このように図11、図12に示す実施例に
よれば、上述のヘッドレスト3はその傾動時に該ヘッド
レストの上面3dが後方に変位されて前低後高状に傾斜
し、この傾斜した当接面3bで乗員Aの頭部を保護す
る。このため、ヘッドレスト3のこのような傾動にて乗
員頭部を良好に保護することができる効果がある。
【0073】なお、図11、図12に示すこの実施例に
おいても、その他の点については先の実施例とほぼ同様
の作用、効果を奏するので、図11、図12において前
図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明
を省略するが、上述の油圧式両ロッド型揺動モータ36
に代えて、ヘッドレストポール14を直接またはリンク
を介して前方へ引張る手段、あるいはヘッドレストポー
ル14を直接またはリンクを介して前方へ押圧する手段
によりヘッドレストポール前傾手段を構成してもよい。
【0074】図13、図14は車両用乗員保護装置のさ
らの他の実施例を示し、乗員Aの頭部を支持する当接部
材としてのヘッドレスト3を設け、このヘッドレスト3
の中間乃至下部(図示実施例では中間)を回動可能に支
持すべく構成している。
【0075】つまりヘッドレストポール14の上端連結
部18をヘッドレスト3の上下方向中間部に位置させ
て、この上端連結部18には芯材取付部材27を介して
芯材28を、ヘッドレスト3と一体的に回動すべく取付
けている。
【0076】しかも、ヘッドレスト3の支持点としての
上端連結部18に対して、これよりも上部には後突時に
該上部を後方へ変位させる重り43を内蔵し、後突時に
ヘッドレスト3の乗員頭部への当接面3bを図14に示
す如く斜め上方に傾斜(前低後高状に傾斜)すべく構成
している。この図13、図14に示す実施例においても
必要に応じてヘッドレスト3の戻りを防止して乗員Aの
頭部を確実に支える目的で、図10を参照して先に述べ
たようなラチェット機構31を付設する。
【0077】また、この実施例においても通常時はヘッ
ドレスト3の略垂直面3aで乗員Aの頭部を支持するこ
とができる一方、ヘッドレスト3の傾動時(図14参
照)には該ヘッドレスト3の下部が上方向に変位され、
その下域部3cが乗員Aの頸部に当接する。
【0078】このように図13、図14に示す実施例
(請求項8に相当する実施例)によれば、上述のヘッド
レスト3の支持点(上端連結部18参照)よりも上部に
重り43を設けたので、後突加速度(いわゆる後突G)
により重り43の後方への変位にともなってヘッドレス
ト3は支持点を中心として傾動し、その上部が後方に変
位して、ヘッドレスト3の乗員Aの頭部への当接面3b
が図14に示す如く斜め上方に傾斜(前低後高状に傾
斜)する。この結果、モータ等の動力による駆動部、制
御手段20およびセンサ21が一切不要で、構造の大幅
な簡略化を達成しつつ、後突時には上述の当接面3bに
て乗員Aの頭部を適確に保護し、頸椎への負担発生を防
止することができる効果がある。
【0079】なお、上述の各図においては図示の便宜
上、ヘッドレスト3の表皮、パッドを省略して簡略的に
示したが、上述のヘッドレスト3は所定の弾力性を有す
るパッドと、このパッドを覆う表皮とを有することは云
うまでもない。
【0080】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の当接部材は、実施例のヘッドレス
ト3に対応し、以下同様に、センサは、予測センサ21
に対応し、制御手段は、CPU20に対応するも、この
発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものでは
ない。
【0081】例えば、上記実施例においては当接部材と
してのヘッドレスト3の全体を傾動すべく構成したが、
このヘッドレスト3に乗員の頭部付近に突出する別部材
より成る可動部材を別設して、この可動部材を後突予測
時において傾動すべく構成してもよい。また、上記実施
例においては運転席側の乗員保護装置を例示したが、本
発明の車両用乗員保護装置は助手席側およびリヤ席側に
適用してもよいことは勿論である。さらに上述の予測セ
ンサ21に代えて、加速度センサ(いわゆるGセンサ)
で後突を検出すべく構成してもよいことは云うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用乗員保護装置を示す側面図。
【図2】 ヘッドレストの内部構成を示す内部側面図。
【図3】 ヘッドレスト傾動時の説明図。
【図4】 制御回路ブロック図。
【図5】 ヘッドレスト傾動処理を示すフローチャー
ト。
【図6】 ヘッドレスト傾動処理の他の実施例を示すフ
ローチャート。
【図7】 図6のフローチャートに相当するタイムチャ
ート。
【図8】 本発明の車両用乗員保護装置の他の実施例を
示す内部側面図。
【図9】 ヘッドレスト傾動時の説明図。
【図10】 ラチェット機構の説明図。
【図11】 本発明の車両用乗員保護装置のさらに他の
実施例を示す内部側面図。
【図12】 ヘッドレスト傾動時の説明図。
【図13】 本発明の車両用乗員保護装置のさらに他の
実施例を示す内部側面図。
【図14】 ヘッドレスト傾動時の説明図。
【符号の説明】
3…ヘッドレスト(当接部材) 3a…略垂直面 3b…当接面 3c…下域部 3d…上面 20…CPU(制御手段) 21…予測センサ(センサ) 43…重り

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後突を予測または検出するセンサと、上記
    センサの予測または検出時に乗員の頭部付近に当接部材
    を突出させる制御手段とを備えた車両用乗員保護装置で
    あって、上記制御手段は上記当接部材の乗員頭部への当
    接面が斜め上方に傾斜するように該当接部材を傾動させ
    る車両用乗員保護装置。
  2. 【請求項2】上記当接部材をヘッドレストに設定した請
    求項1記載の車両用乗員保護装置。
  3. 【請求項3】上記当接部材は通常時において乗員の頭部
    を略垂直面で支持する請求項1または2記載の車両用乗
    員保護装置。
  4. 【請求項4】上記当接部材はその上部を支軸として回動
    する請求項1,2または3記載の車両用乗員保護装置。
  5. 【請求項5】上記傾動時に当接部材の下域部が乗員の頸
    部に当接する請求項1記載の車両用乗員保護装置。
  6. 【請求項6】上記傾動時に当接部材の下部が上方に変位
    される請求項1,2または3記載の車両用乗員保護装
    置。
  7. 【請求項7】上記傾動時に当接部材はその上面が後方に
    変位される請求項1,2または3記載の車両用乗員保護
    装置。
  8. 【請求項8】乗員の頭部を支持する当接部材を設け、上
    記当接部材の中間乃至下部を回動可能に支持すると共
    に、上記当接部材の支持点よりも上部には後突時に該上
    部を後方へ変位させる重りを設け、後突時に当接部材の
    乗員頭部への当接面を斜め上方に傾斜すべく構成した車
    両用乗員保護装置。
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