JP4230053B2 - ヘッドレストの頭部衝撃吸収装置 - Google Patents
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- B60N2/80—Head-rests
- B60N2/888—Head-rests with arrangements for protecting against abnormal g-forces, e.g. by displacement of the head-rest
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘッドレストの頭部衝撃吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シート、例えば図5に示すような自動車用シート1は、シートクッションにシートバック3が連結されると共に、ヘッドレスト4はシートバック3のポール5で支持されて、着座者Hが頭部hをもたれ掛けるためのものである。
【0003】
上記のようなヘッドレスト4としては、図7に示すように、シートバック3のポール5の左右位置に一対のブラケット6が取付けられると共に、ヘッドレスト4の左右位置に一対のブラケット7が取付けられて、各位置のブラケット6,7がリンク部材8を介してそれぞれ連結されることにより、ヘッドレスト4が前後移動可能に支持されるようにしたものがある(特開昭58−121913号公報参照)。
【0004】
上記ポール側のブラケット6には鋸歯状のラチェット9が形成され、ヘッドレスト側のブラケット7にはラチェットレバー10が枢着されて、ラチェットレバー10のラチェット9への係合により(図6(a)参照)、ヘッドレスト4の前動操作Fを許容するとともに後動操作Bを阻止するようになる。
【0005】
また、ラチェットレバー10には反転スプリング11が張設されて、ヘッドレスト4の前動操作時はラチェットレバー10を係合方向に付勢する一方、ヘッドレスト4の最前端位置では(図6(b)参照)、ブラケット6の前突起6aでラチェットレバー10が非係合方向に揺動されたときに反転スプリング11が反転し、ラチェットレバー10を非係合方向に付勢して、ラチェット無しによるヘッドレスト4の最前端位置から最後端位置への後動操作を許容するようになる。
【0006】
そして、ヘッドレスト4を最後端位置まで後動操作すると(図6(c)参照)、ブラケット6の後突起6bでラチェットレバー10が係合方向に揺動されたときに反転スプリング11が反転し、ラチェットレバー10を係合方向に付勢して、ヘッドレスト4の最後端位置から最前端位置へのラチェット有りによる前動操作を許容するようになる。
【0007】
上記のようなヘッドレスト4においては、自動車の運転中は着座者Hが頭部hを移動しやすくするために、ヘッドレスト4から頭部hを僅かに浮かしていることが多く、このために、最前端位置であっても頭部hとヘッドレスト4との間に隙間Tが生ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような状態で後突(追突)されたような場合、上記隙間Tが有るがために、着座者Hの頭部hがヘッドレスト4に当たるまで急激に後移動し、頭部hに衝撃を受けてむち打ち事故になりやすいという問題があった。
【0009】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、着座者の頭部とヘッドレストとの間の隙間に起因するむち打ち事故を有効に抑制できるヘッドレストの頭部衝撃吸収装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、シートのシートバックのポールにリンク部材を介してヘッドレストが前後移動可能に支持され、上記ポールとヘッドレストとには、ヘッドレストの前動操作を許容し後動操作を阻止するとともに、前端位置から後端位置への後動操作を許容するラチェット機構が設けられたものであって、後突を検出するセンサー部材がヘッドレストに設けられるとともに、このセンサー部材による後突の検出時に上記ヘッドレストを強制的に前動作動させる前動作動部材が設けられ、上記ヘッドレストは、後突時に、通常の操作前端位置からさらに最前端作動するように支持されて、上記ラチェット機構は、ヘッドレストの最前端作動時には、後動作動を阻止するようになっていることを特徴とするヘッドレストの頭部衝撃吸収装置を提供するものである。
【0011】
本発明によれば、ヘッドレストは、常時はラチェット機構で所定の回動位置に保持されている一方、後突時に、センサー部材で後突が検出されると、ヘッドレストは前動作動部材で強制的に前動作動されるようになり、ヘッドレストが前方に突出して、着座者の頭部との間の隙間を埋めるようになる。
【0012】
また、上記ヘッドレストは、後突時に、通常の操作前端位置からさらに最前端作動するように支持されて、上記ラチェット機構は、ヘッドレストの最前端作動時には、後動作動を阻止する構成であると、最前端作動位置でもヘッドレストが後動作動しなくなる。
【0013】
請求項2のように、上記ヘッドレストを強制的に前動作動させるスプリングが設けられ、後突時に後方移動可能な慣性ウェイトが設けられ、この慣性ウェイトが下腕部に取付けられて前後方向に揺動可能なロックレバーが設けられて、このロックレバーの前腕部で上記スプリングを蓄勢状態で係止して、慣性ウェイトの後方移動時に、ロックレバーの後回動でスプリングの係止を解除させる構成であると、ヘッドレストは、常時はラチェット機構で所定の回動位置に保持されている一方、後突時に、慣性ウェイトが後方に移動されると、ロックレバーによるスプリングの係止が解除されるので、スプリングの蓄勢力でヘッドレストは強制的に前動作動されるようになり、ヘッドレストが前方に突出して、着座者の頭部との間の隙間を埋めるようになる。
【0014】
請求項3のように、上記リンク部材は、ヘッドレストを前動させながら上動させる構成であると、頭部の下部分よりも上部分を保持するので、着座者の頭部の保護がより確実となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0016】
図1及び図2に示すように、自動車用シート1のヘッドレスト15は、合成樹脂製の箱状ケーシング16の外面がパットで覆われ、このパットの外面にトリム(表皮)が被せられて基本構成されている。
【0017】
左右一対のパイプ状ポール5が設けられ、各ポール5の先端側は前方へ逆く字形状に折曲されて、各先端部の外側には、左右一対のブラケット17A,17Bがそれぞれ固定され、各ブラケット17A,17Bは、前後方向に配列された3本のロッド18A,18B,18Cでそれぞれ一体的に連結されている。
【0018】
上記各ブラケット17A,17Bの内、図2における右側のブラケット17Bは、長方形状のブラケットであるが、左側のブラケット17Aの上部には、前方向きに逃げ勝手の円弧状ラチェット17aが形成される一方、前部には下向き凹段部17bが形成されると共に、後部には上向き突起部17cが形成されている。
【0019】
上記各ブラケット17A,17Bの外側位置で、前ロッド18Aと後ロッド18Cの各端部には、前リンク19と後リンク20の下部がそれぞれ前後回動自在に支持されると共に、この前後のリンク19,20の上部は、上記ケーシング16の内側壁に段付きねじ21a,21bでそれぞれ取付けられている。この前後のリンク19,20によって、ポール5に対してヘッドレスト15が前後移動可能に支持されるようになる。なお、ブラケット17B側の前後のリンクの図示は省略している。
【0020】
上記前リンク19の回動半径は、後リンク20の回動半径よりも長く設定されていて、これにより、ヘッドレスト15は、前動されながら上動されるようになる。また、前リンク19の上部には係止突起部19aが形成されると共に、側部にはスプリングフック部19bが形成されている。
【0021】
上記ブラケット17Aの円弧状ラチェット17aは、前リンク19の下部の回動支点を中心とする半径に形成されると共に、この前リンク19の上部の回動支点である段付きねじ21aには、このラチェット17aに係合するラチェットレバー22が支持されて、このラチェットレバー22のバネ掛け部22aと前リンク19のバネ掛け穴19cとの間に張設された反転バネ23により、ラチェットレバー22が係合方向(下向き)に付勢されると共に(図3(a)(b)参照)、このラチェットレバー22の一定角度以上の上向き回動時に、反転バネ23により、ラチェットレバー22が非係合方向(上向き)に反転付勢されるようになる(図3(c)参照)。このラチェットレバー22の上向き回動時は、バネ掛け部22aが上記前リンク19の係止突起部19aで係止されて、それ以上の上向き回動が阻止される。
【0022】
上記ブラケット17Aの円弧状ラチェット17aにラチェットレバー22が係合することにより、ヘッドレスト15の前動操作が許容されるとともに後動操作が阻止されるようになる。
【0023】
この円弧状ラチェット17aは、ヘッドレスト15の後端操作位置Bから通常の前端操作位置F1までの範囲に加えて、最前端位置F2までの範囲に亘るように設定されている。
【0024】
上記ブラケット17Aの内面には補助ブラケット26の下部が取付けられ、この補助ブラケット26の上部にはロックレバー27の上部がピン28で前後揺動自在に支持されている。このロックレバー27の上部には、ピン28よりも前位置にスプリング掛け凹部27aが形成されると共に、下部には、後突時に後方移動可能な慣性ウェイト29が取付けられている。
【0025】
また、ロックレバー27の前側部には、常時は上記ブラケット17Aの凹段部17bの上方に位置して、ラチェットレバー22が当接したときに上向き回動させるための反転部27bが形成されている。この反転部27bは、後突時にロックレバー27が後揺動されたときに、ラチェットレバー22が当接しないようブラケット17Aの凹段部17b内に逃げ込むようになる。
【0026】
上記中間ロッド18Bにはスプリング30が嵌装され、このスプリング30の後端部30aは後ロッド18Cに掛け止められると共に、前端部30bは上記ロックレバー27のスプリング掛け凹部27aに掛け止められることにより、スプリング30が蓄勢されるようになる。
【0027】
この前端部30bがスプリング掛け凹部27aに掛け止められている状態では、スプリング30の前端部30bの反転方向がピン28とスプリング掛け部27aとの接線上にあるため慣性ウェイト29を押さえて、ロックレバー27は図4(a)の状態に保持されると共に、後突時に慣性ウェイト29とともにロックレバー27が後揺動されたときに、スプリング掛け凹部27aから前端部30bが外されるようになる。
【0028】
このスプリング掛け凹部27aから外されたスプリング30の前端部30bは上記前リンク19のスプリングフック部19bに当接して、スプリング30の付勢力で前リンク19を強制的に前回動させるようになる。
【0029】
上記のようにヘッドレスト15を構成すれば、常時は、前端部30bがロックレバー27のスプリング掛け凹部27aに掛け止められてスプリング30が蓄勢されると共に、スプリング30の前端部30bの反転方向がピン28とスプリング掛け部27aとの接線上にあるため慣性ウェイト29を押さえて、ロックレバー27は図4(a)の状態に保持されている。
【0030】
この状態において、図3(b)の後端位置Bにあるヘッドレスト15を前動操作すると、反転バネ23の付勢力でブラケット17Aのラチェット17aにラチェットレバー22が逃げ勝手で係合しながら前リンク19とともに前動し、前動途中でヘッドレスト15の前動操作をやめると、ラチェットレバー22がラチェット17aに食い込み勝手で係合して、ヘッドレスト15の後動操作が阻止されるようになる。
【0031】
そして、図3(b)のように、ヘッドレスト15を通常の操作前端位置まで前動操作すると、ラチェットレバー22のバネ掛け部22aがロックレバー27の反転部27bに当接して、図3(c)のように、ラチェットレバー22が上向き回動されるようになり、これによって反転バネ23でラチェットレバー22が非係合方向(上向き)に反転付勢されるようになり、このラチェットレバー22の上向き回動は、バネ掛け部22aが前リンク19の係止突起部19aで係止されることにより阻止される。
【0032】
この状態でヘッドレスト15を後端位置まで後動操作すると、ラチェットレバー22の先端がブラケット17Aの突起部17cに当接して、図3(a)のように、ラチェットレバー22が下向き回動されるようになり、これによって反転バネ23でラチェットレバー22が係合方向(下向き)に反転付勢されるようになる。
【0033】
このようなヘッドレスト15の前動操作と後動操作とによって、ヘッドレスト15の前後位置を任意に調整することができる。
【0034】
一方、後突時に一定値以上の後突Gがシート1に加わると、ロックレバー27は、図4(a)の保持状態から、図4(b)のように、慣性ウェイト29とともに後揺動されるようになって、スプリング掛け凹部27aからスプリング30の前端部30bが外されるようになる。
【0035】
このスプリング掛け凹部27aから外されたスプリング30の前端部30bは前リンク19のスプリングフック部19bに当接して、スプリング30の付勢力で前リンク19を強制的に前回動させるようになり、ヘッドレスト15は強制的に前動作動されるようになって、ヘッドレスト15が前方に突出して、着座者Hの頭部hとの間の隙間Tを埋めるようになる。
【0036】
このロックレバー27の後揺動に伴って、反転部27bがブラケット17Aの凹段部17b内に逃げ込むようになり、ラチェットレバー22のバネ掛け部22aが反転部27bに当接しないから、ラチェットレバー22が非係合方向(上向き)に反転付勢されなくなるので、ラチェットレバー22がブラケット17Aのラチェット17aに食い込み勝手で係合したままとなって、ヘッドレスト15の後動作動が阻止されるようになる。
【0037】
このように、ヘッドレスト15は、常時はラチェット機構17a,22等で所定の回動位置に保持されているが、後突時に、慣性ウェイト29が後方に移動されると、ロックレバー27によるスプリング30の係止が解除されるので、スプリング30の蓄勢力で強制的に前動作動されるようになり、ヘッドレスト15が前方に突出して、着座者Hの頭部hとの間の隙間を埋めるようになるから、後突時に着座者Hの頭部hがヘッドレスト15に当たるまで急激に後移動するおそれがなくなって、頭部に衝撃を受けにくくなり、むち打ち事故を有効に抑制できるようになる。
【0038】
また、上記各リンク19,20は、ヘッドレスト15を前動させながら上動させるようになるので、頭部hの下部分よりも上部分を保持するので、着座者Hの頭部hの保護がより確実となる。
【0039】
さらに、後突時に、ヘッドレスト15が通常の前端作動位置F1からさらに最前端作動位置F2に最前端作動したときでも、ラチェットレバー22は、ブラケット17Aのラチェット17aに食い込み勝手で係合したままであり、ヘッドレスト15の後動作動を阻止するので、着座者Hの頭部hがヘッドレスト15に当たったときに、ヘッドレスト15が後動作動してしまうおそれが無くなり、この点からも着座者の頭部の保護がより確実となる。
【0040】
上記実施形態は、慣性ウェイト29を用いた機械式の後突検出センサーであるから、電源や制御用電子部品が不要であり、作動も確実に行えるが、電気式の後突検出センサーを用いたものであっても良い。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の、ヘッドレストは、後突時にセンサー部材で後突が検出されると、前動作動部材で強制的に前動作動されるようになり、ヘッドレストが前方に突出して、着座者の頭部との間の隙間を埋めるようになるから、後突時に着座者の頭部がヘッドレストに当たるまで急激に後移動するおそれがなくなって、頭部に衝撃を受けにくくなり、むち打ち事故を有効に抑制できるようになる。
【0042】
また、ヘッドレストの最前端作動時には、ラチェット機構でヘッドレストの後動作動を阻止するようにすると、最前端作動位置でもヘッドレストが後動しないので、着座者の頭部の保護がより確実となる。
【0043】
また、請求項2のように、ヘッドレストは、後突時に慣性ウェイトが後方に移動されると、ロックレバーによるスプリングの係止が解除されるので、スプリングの蓄勢力でヘッドレストは強制的に前動作動されるようになり、ヘッドレストが前方に突出して、着座者の頭部との間の隙間を埋めるようになるから、後突時に着座者の頭部がヘッドレストに当たるまで急激に後移動するおそれがなくなって、頭部に衝撃を受けにくくなり、むち打ち事故を有効に抑制できるようになる。また、慣性ウェイトを用いた機械式の後突検出センサーであるから、電源や制御用電子部品が不要であり、作動も確実に行える。
【0044】
さらに、請求項3のように、リンク部材によりヘッドレストを前動させながら上動させるようにすると、頭部の下部分よりも上部分を保持するので、着座者の頭部の保護がより確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るヘッドレストの側面図である。
【図2】 ヘッドレストの分解斜視図である。
【図3】 ヘッドレストであり、(a)は後端位置の側面図、(b)は前端位置の側面図、(c)は最前端位置でのラチェットレバー反転時の側面図である。
【図4】 ロックレバーであり、(a)は通常時の側面図、(b)は後突時の側面図である。
【図5】 従来の自動車用シートの側面図である。
【図6】 (a)〜(c)は、従来のラチェットレバーの作動状態を示す側面図である。
【図7】 従来のヘッドレストの斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車用シート
3 シートバック
5 ポール
15 ヘッドレスト
16 ケーシング
17A ブラケット
17a ラチェット
19,20 リンク
22 ラチェットレバー
23 反転バネ
27 ロックレバー
29 慣性ウェイト
30 スプリング
Claims (3)
- シートのシートバックのポールにリンク部材を介してヘッドレストが前後移動可能に支持され、上記ポールとヘッドレストとには、ヘッドレストの前動操作を許容し後動操作を阻止するとともに、前端位置から後端位置への後動操作を許容するラチェット機構が設けられたものであって、
後突を検出するセンサー部材がヘッドレストに設けられるとともに、このセンサー部材による後突の検出時に上記ヘッドレストを強制的に前動作動させる前動作動部材が設けられ、上記ヘッドレストは、後突時に、通常の操作前端位置からさらに最前端作動するように支持されて、上記ラチェット機構は、ヘッドレストの最前端作動時には、後動作動を阻止するようになっていることを特徴とするヘッドレストの頭部衝撃吸収装置。 - 上記ヘッドレストを強制的に前動作動させるスプリングが設けられ、後突時に後方移動可能な慣性ウェイトが設けられ、この慣性ウェイトが下腕部に取付けられて前後方向に揺動可能なロックレバーが設けられて、このロックレバーの前腕部で上記スプリングを蓄勢状態で係止して、慣性ウェイトの後方移動時に、ロックレバーの後回動でスプリングの係止を解除させるようになっている請求項1に記載のヘッドレストの頭部衝撃吸収装置。
- 上記リンク部材は、ヘッドレストを前動させながら上動させる構成である請求項1又は請求項2に記載のヘッドレストの頭部衝撃吸収装置。
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