JPH11333126A - メダル遊技機 - Google Patents

メダル遊技機

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JPH11333126A
JPH11333126A JP10150400A JP15040098A JPH11333126A JP H11333126 A JPH11333126 A JP H11333126A JP 10150400 A JP10150400 A JP 10150400A JP 15040098 A JP15040098 A JP 15040098A JP H11333126 A JPH11333126 A JP H11333126A
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JP
Japan
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medal
passage
hopper
medals
machine
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JP10150400A
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English (en)
Inventor
Takashi Fujii
隆 藤井
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メダル詰まりをなくし、ホッパーの全内容積
を有効に活用でき、ホッパーを種々のメダルに共通して
使用できるようにする。 【解決手段】 機械の前面に、遊技者によるメダルの投
入を受け付けるメダル投入口16が設けられる。機械の
内部には、多量のメダルを収容するホッパー21を有す
るメダル払出機6と、余剰のメダルを回収するメダル回
収箱9とが配備される。メダル投入口16は、その下方
位置のメダルセレクター30に連通する。メダルセレク
ター30には、メダル投入口16からメダル払出機6の
ホッパー21へ至るメダル取込通路31と、メダル投入
口16からメダル回収機構10へ至るメダル回収通路3
2と、メダル取込通路31とメダル回収通路32の一方
は開き、他方は閉じる通路切換機構40とが設けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メダルを遊技媒体と
して使用するスロットマシンのようなメダル遊技機に関
し、特に、この発明は、遊技者が投入したメダルを取り
込んだり、余剰のメダルを回収したりするためのメダル
処理機構に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なスロットマシンは、遊技者がメ
ダル投入口へメダルを投入し、次いで始動レバーを操作
することにより、3個のリールを回転させた後、停止釦
操作を行って各リールを順次停止させるものである。全
てのリールが停止したとき、有効な停止ラインに沿っ
て、所定のシンボルの組み合わせが成立すると、入賞と
なり、メダル放出口よりメダル受け皿に所定枚数のメダ
ルが放出される。
【0003】この種のスロットマシンでは、機械の内部
に、図16および図17に示すような構造のメダル払出
機100が設けられている。同図に示されるメダル投入
口102へメダルが投入されると、そのメダルは、メダ
ルセレクター103の内部のメダル取込通路104を通
ってメダル払出機100のホッパー101へ至る。この
ホッパー101は、多量のメダルが収容可能であり、上
面が大きく開口している。この開口部の上方位置に前記
メダル取込通路104の通路出口が位置する。
【0004】前記メダル放出機100の隣接位置には、
余剰のメダルを回収するためのメダル回収箱105が配
置される。一方、ホッパー101の上面の開口部には、
ホッパー101より溢れ出た余剰のメダルを前記メダル
回収箱105へ導いて落下させるメダル排出シュート1
06が設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した余剰のメダル
の回収方式は、ホッパー101内に溜まったメダルがホ
ッパー101より円滑に溢れ出ることを前提としている
が、実際のところは、ホッパー101内に堆積するメダ
ルは縦横様々な姿勢をとるため、メダル排出シュート1
06上でメダルが重なって詰まるなどの問題がある。こ
のメダル詰まりが発生すると、ホッパー101内でメダ
ルが山積み状態になり、メダルセレクター103のメダ
ル取込通路104の通路出口を塞ぐため、メダルセレク
ター103にもメダル詰まりが発生する。
【0006】また、上記した従来のメダル放出機100
は、ホッパー101の上面の開口部にメダル排出シュー
ト106が設けられるため、このメダル排出シュート1
06がメダルの収容空間を狭める結果となり、ホッパー
の全内容積を有効に活用できない、という問題もある。
【0007】さらに、メダル排出シュート106とし
て、メダルの大きさに応じた幅のものを用意する必要が
あり、本来、種々のメダルに共通して使用できるホッパ
ーを、使用するメダルに対応したものに加工する必要が
生じ、コストダウンの妨げとなる。
【0008】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、メダル払出機のホッパーからメダルを溢れさせ
て回収する、という従来の方式をやめ、投入されたメダ
ルをメダル払出機のホッパーとメダル回収機構とに振り
分ける、という方式を採用することにより、メダル詰ま
りをなくし、ホッパーの全内容積を有効に活用でき、ホ
ッパーを種々のメダルに共通して使用できるようにした
メダル遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のメダル遊技機
は、機械の前面に、遊技者によるメダルの投入を受け付
けるメダル投入口を備え、機械の内部には、多量のメダ
ルを収容するホッパーを有するメダル払出機と、余剰の
メダルを回収するためのメダル回収機構と、前記メダル
投入口からメダル払出機のホッパーへ至るメダル取込通
路と、メダル投入口からメダル回収機構へ至るメダル回
収通路と、メダル取込通路とメダル回収通路の一方は開
き、他方は閉じる通路切換機構とが設けられる。
【0010】請求項2の発明では、前記通路切換機構
は、メダル払出機のホッパーが満杯状態でないときは、
メダル取込通路の方を開き、メダル払出機のホッパーが
満杯状態のときは、メダル回収通路の方を開くように、
制御装置により動作が制御される。
【0011】
【作用】通路切換機構はメダル取込通路とメダル回収通
路のいずれか一方を開き、他方を閉じるので、遊技者に
よりメダル投入口に投入されたメダルは、メダル取込通
路とメダル回収通路とに振り分けられる。メダル取込通
路を通るメダルはメダル払出機のホッパーに至り、メダ
ル回収通路を通るメダルは、メダル回収機構に至る。
【0012】請求項2の発明にかかるメダル遊技機で
は、メダル払出機のホッパーが満杯状態でないときは、
メダル取込通路の方を開き、メダル払出機のホッパーが
満杯状態のときは、メダル回収通路の方を開くので、ホ
ッパーからメダルが溢れ出て散乱することはない。
【0013】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるスロット
マシンの外観を示す。なお、この発明は、スロットマシ
ンに限らずメダルを遊技媒体として使用するものであれ
ば、その他のメダル遊技機にも実施できる。図示例のス
ロットマシンは、ボックス形状の本体部2の前面開口に
扉部3を開閉可能に取り付けて機体1が構成される。本
体部2の内部には、図2に示すように、上段位置にリー
ルブロック4や後述する制御装置が組み込まれた回路基
板5が組み込まれ、下段位置には、多量のメダルを収容
するホッパーを有するメダル払出機6が組み込まれる。
メダル放出機6の一側には、余剰のメダルを回収するメ
ダル回収箱9が、他側には、回路基板5などへ電源を供
給するための電源装置19が、それぞれ隣接して配備さ
れる。
【0014】前記リールブロック4は、金属フレーム7
に3個のリール8a,8b,8cが一体に組み付けられ
て成る。各リール8a,8b,8cの外周面には、図
柄、文字、数字などの複数種のシンボルが表されてい
る。なお、各リール8a,8b,8cはステッピングモ
ータ(図示せず。)により個別に回転駆動される。
【0015】前記扉部3の前面は、正面パネル11、上
部パネル12、および下部パネル13で構成される。正
面パネル11には、各リール8a,8b,8cのシンボ
ル列を移動させた状態や停止させた状態で表示するシン
ボル表示窓20a,20b,20cが設けられる。この
正面パネル11の下方には、始動レバー14、3個の押
釦スイッチ15a,15b、15c、メダル投入口16
が、また下部パネル13の下方には、メダル放出口17
やメダル受け皿18が、それぞれ配備される。なお、こ
のスロットマシンは、いわゆるクレジット方式でゲーム
が実施できるタイプのものであり、複数個のメダルをあ
らかじめメダル投入口16より投入して機械に貯留して
おけば、以後、この貯留メダルを使ってゲームが行え
る。なお、クレジット方式のスロットマシンは公知であ
り、ここでは、詳細な説明は省略する。
【0016】前記メダル投入口16は、その下方に位置
するメダルセレクター30に連通する。このメダルセレ
クター30には、メダル投入口16から投入されたメダ
ルをメダル払出機6のホッパー21へ導くためのメダル
取込通路31と、投入されたメダルをメダル回収箱9へ
導くためのメダル回収通路32とが分岐して形成され
る。通路沿いの適所には、メダルの真偽やメダルの通過
枚数を検出するためのセンサー(図示せず。)が配備さ
れる。なお、図示していないが、メダルセレクター30
には、不良メダルをメダル受け皿18へ返却するための
返却通路も分岐して形成される。
【0017】前記メダル取込通路31は、メダル放出機
6のホッパー21の方向へ湾曲して延びており、その通
路出口はホッパー21の上方に位置する。前記メダル回
収通路32は、メダル回収箱9に向けて真っ直ぐ下方へ
延びており、その通路出口はメダル回収箱9の上方に位
置する。
【0018】メダル取込通路31とメダル回収通路32
とは分岐して形成され、分岐位置には、通路切換機構4
0が設けられる。この実施例の通路切換機構40は、メ
ダル取込通路31に出没して通路を開閉する第1のシャ
ッター41と、メダル回収通路32に出没して通路を開
閉する第2のシャッター42と、第1、第2の各シャッ
ター41,42を駆動するラッチングソレノイドのよう
な駆動機構(図示せず。)とで構成される。メダル取込
通路31とメダル回収通路32とは、一方が開き、他方
が閉じるように、各駆動機構の動作が制御される。
【0019】前記メダル払出機6は、ホッパー21内に
収容されたメダルを1枚ずつ取り込んで送り出すメダル
送出機構22を具備する。このメダル送出機構22が送
り出したメダルは、前記メダル放出口17へ導かれる。
なお、メダル送出機構22は、種々のタイプのものがあ
って公知であり、ここでは説明を省略する。
【0020】前記ホッパー21は上面が開口し、この開
口部の位置には、図3および図4に示すように、一対の
導体ピン24A,24Bより成る満杯検知センサー23
が設けられる。各導体ピン24A,24Bは、ホッパー
21の内部へ突出し、互いに直交する向きに取り付けら
れている。ホッパー21内にメダルが堆積し、メダルの
レベルが上昇して導体ピン24A,24B間がメダルの
介在により導通したとき、満杯検知センサー23がオン
となり、ホッパー21が満杯状態であることが検知され
る。
【0021】前記メダル回収箱9は、上面が開口した箱
状体であり、図5および図6に示すように、上面の開口
部の位置に斜めに取り付けられたガイド板50と、側壁
の上下位置に設けられた一対の導体ピン52A,52B
とでメダル回収機構10が構成される。前記ガイド板5
0は、メダルセレクター30より落下してきたメダルを
受け止めて、メダル回収箱9の内部へ導く。
【0022】上下の各導体ピン52A,52Bは、満杯
検知センサー51を構成するもので、メダル回収箱9の
内部へ突出し、同じ向きに取り付けられる。このメダル
回収箱9内にメダルが溜まり、メダルのレベルが上昇し
て導体ピン52A,52B間がメダルの介在により導通
したとき、満杯検知センサー51がオンとなり、メダル
回収箱9が満杯状態になったことが検知される。
【0023】図7は、メダルセレクター30およびメダ
ル払出機6の他の実施例を示す。この実施例のメダル払
出機6では、ホッパー21の上面の開口部に、メダル回
収箱9に向けて傾斜させたガイド板25が設けてある。
【0024】メダルセレクター30には、図8に示すよ
うに、メダル投入口16からメダル払出機6のホッパー
21へ至るメダル取込通路31と、メダル投入口16か
らメダル回収箱9へ至るメダル回収通路32と、メダル
投入口16からメダル返却用のメダル案内通路26へ至
るメダル返却通路33とが分岐して形成される。各分岐
位置には、通路切換機構40を構成する第1〜第3のシ
ャッター41〜43が配備される。なお、前記メダル案
内通路26はメダル放出口17に連通する。
【0025】第1のシャッター41は、メダル取込通路
31に出没して通路を開閉する。第2のシャッター42
は、メダル回収通路32に出没して通路を開閉する。第
3のシャッター43は、メダル返却通路33に出没して
通路を開閉する。各シャッター41〜43はラッチソレ
ノイドのような駆動機構(図示せず。)により駆動され
る。
【0026】なお、上記の各実施例では、ホッパー21
の上面の開口部に設けられた一対の導体ピン24A,2
4Bが導通したときは満杯状態であり、導体ピン24
A,24Bの導通が遮断されたときは満杯状態でない、
と判断して、通路の切換を行っているが、図9に示すよ
うに、ホッパー21の底部に近い位置にも一対の導体ピ
ン27A,27Bを付加して下限位置センサー28を構
成し、底部側の導体ピン27A,27Bの導通が遮断さ
れたときは、空に近い状態である、と判断して、通路の
切換を行うこともできる。
【0027】また、上記の実施例では、機械単位で個別
に余剰のメダルをメダル回収箱9で回収しているが、島
を構成する機械列の背後にメダル回収コンベヤを敷設し
て島単位でメダルの回収を行うこともできる。この場合
には、図10に示すように、メダルセレクター30のメ
ダル回収通路32より落下するメダルを受けるメダル回
収用の受け皿53と、この受け皿53と前記メダル回収
コンベヤとの間を繋ぐメダル輸送管54とでメダル回収
機構10を構成する。
【0028】図11は、メダル処理に関わる構成と制御
装置60との電気的な接続状態をブロック図で示したも
のである。同図の、制御装置60は、制御・演算の主体
であるCPU、プログラムが格納されるROM、データ
の読み書きに用いられるRAMなどを含むマイクロコン
ピュータで構成され、バスを介して、ホッパー21の満
杯検知センサー23、メダル回収箱9の満杯検知センサ
ー51、メダル払出機6のメダル送出機構22、通路切
換機構40、および警報器61が接続される。
【0029】図12は、制御装置60による制御の流れ
を示す。なお、図中、STは制御の流れにおけるステッ
プを示す。ST1では、通路切換機構40の第1のシャ
ッター41を開動作させてメダル取込通路31を開路状
態に、また第2のシャッター42を閉動作させてメダル
回収通路32を閉路状態に、それぞれ初期設定する。こ
れにより、メダル投入口16へ投入されたメダルは、メ
ダル取込通路31を通ってメダル放出機6のホッパー2
1へ導かれる。
【0030】つぎのST2では、メダル払出機6のホッ
パー21が満杯状態になったかどうかを満杯検知センサ
ー23の出力により監視している。ホッパー21内に多
量のメダルが堆積して導体ピン24A,24B間が導通
したとき、ST2の判定は「YES」となり、通路切換
機構40の第1のシャッター41が閉動作してメダル取
込通路31が閉路し、第2のシャッター42が開動作し
てメダル回収通路32が開路する(ST3)。これによ
り、以後は、メダル投入口16へ投入されたメダルは、
メダル回収通路32を通ってメダル回収箱9へ導かれ
る。
【0031】つぎのST4では、メダル払出機6のホッ
パー21が満杯状態を脱したかどうかを満杯検知センサ
ー23の出力により監視している。ホッパー21内のメ
ダルが消費されてホッパー21内のメダルのレベルが下
がり、導体ピン24A,24B間の導通が遮断されたと
き、ST4の判定は「YES」となり、通路切換機構4
0の第1のシャッター41が開動作してメダル取込通路
31が開路し、第2のシャッター42が閉動作してメダ
ル回収通路32が閉路する(ST5)。これにより、以
後は、メダル投入口16へ投入されたメダルは、メダル
取込通路31を通ってメダル放出機6のホッパー21へ
導かれる。そしてST2へ戻り、ホッパー21内が満杯
状態になるかどうかが監視される。
【0032】投入されたメダルがメダル回収箱9に回収
される状態において、メダル回収箱9内に多量のメダル
が溜まって、満杯検知センサー51の導体ピン52A,
52Bが導通したときは、ST6の判定が「YES」と
なり、警報器61が作動して、係員に報知される(ST
7)。係員がメダル回収箱9内のメダルを回収するなど
して、満杯検知センサー51をオフ状態に復帰させる
と、ST8の判定が「YES」となり、ST4へ戻って
ホッパー21の監視が継続される。
【0033】図13は、他の制御方法を示す。この例で
は、ホッパー21が満杯状態にになって、メダル取込通
路31からメダル回収通路32への通路の切換が行われ
たとき(ST3)、タイマーをスタートさせ、少なくと
も所定の設定時間の間は、メダルの回収動作を継続させ
ている。この制御方法によれば、メダル回収通路32へ
の切換直後にメダルの放出が行われて満杯状態を脱して
も、すぐにはメダル取込通路31への通路の切換が行わ
れないので、通路の切換頻度が減少する。
【0034】設定時間が経過して前記タイマーがタイム
アップすると、ST5の判定が「YES」となる。この
段階でホッパー21の満杯検知センサー23がオフにな
っていれば、メダル回収通路32からメダル取込通路3
1への通路の切換を行うが、もし満杯検知センサー23
がオフになっていなければ、メダル取込通路31への通
路の切換は行わず、再度タイマーをスタートさせ、前記
設定時間の間、メダルの回収を継続させる。なお、その
他の手順は、図12と同様であり、ここでは説明を省略
する。
【0035】図14は、図9に示した実施例についての
制御の流れを示す。ST1では、通路切換機構40の第
1のシャッター41を開動作させてメダル取込通路31
を開路状態に、また第2のシャッター42を閉動作させ
てメダル回収通路32を閉路状態に、それぞれ初期設定
する。これにより、メダル投入口16へ投入されたメダ
ルは、メダル取込通路31を通ってメダル放出機6のホ
ッパー21へ導かれる。
【0036】つぎのST2では、メダル払出機6のホッ
パー21が満杯状態になったかどうかを、満杯検知セン
サー23の出力により監視している。ホッパー21内に
多量のメダルが堆積して導体ピン24A,24B間が導
通したとき、ST2の判定は「YES」となり、通路切
換機構40の第1のシャッター41が閉動作してメダル
取込通路31が閉路し、第2のシャッター42が開動作
してメダル回収通路32が開路する(ST3)。これに
より、以後は、メダル投入口16へ投入されたメダル
は、メダル回収通路32を通ってメダル回収箱9へ導か
れる。
【0037】つぎのST4では、メダル払出機6のホッ
パー21が空に近い状態になったかどうかを下限検知セ
ンサー28の出力により監視している。ホッパー21内
のメダルが多量に消費されてホッパー21内のメダルの
レベルが下限位置まで下がり、底部に近い導体ピン27
A,27B間の導通が遮断されたとき、ST4の判定は
「YES」となり、通路切換機構40の第1のシャッタ
ー41が開動作してメダル取込通路31が開路し、第2
のシャッター42が閉動作してメダル回収通路32が閉
路する(ST5)。これにより、以後は、メダル投入口
16へ投入されたメダルは、メダル取込通路31を通っ
てメダル放出機6のホッパー21へ導かれる。そしてS
T2に戻り、ホッパー21内が満杯状態になるかどうか
が監視される。
【0038】投入されたメダルがメダル回収箱9に回収
される状態において、メダル回収箱9内に多量のメダル
が溜まって、満杯検知センサー51の導体ピン52A,
52Bが導通したときは、ST6の判定が「YES」と
なり、警報器61が作動して、係員に報知される(ST
7)。係員がメダル回収箱9内のメダルを回収するなど
して、満杯検知センサー51をオフ状態に復帰させる
と、ST8の判定が「YES」となり、ST4へ戻って
ホッパー21の監視が継続される。
【0039】図15は、図10に示した実施例について
の制御の流れを示す。この実施例では、メダル回収箱9
を用いずにメダルの回収を行うから、メダル回収箱9が
満杯状態になったかどうかを監視する手順(図12のS
T6からST8の手順)が不要であり、その他の制御の
流れは、基本的に図12と同じである。
【0040】
【発明の効果】この発明は上記のとおり、メダル投入口
からメダル払出機のホッパーへ至るメダル取込通路と、
メダル投入口からメダル回収機構へ至るメダル回収通路
とを設け、通路切換機構によりメダル取込通路とメダル
回収通路との切換を行い、投入されたメダルをメダル払
出機のホッパーとメダル回収機構とに振り分けるように
したから、従来例のように、ホッパーから溢れ出たメダ
ルをメダル回収箱へ排出させるためのメダル排出シュー
トを設ける必要がない。したがって、メダル詰まりが発
生せず、またホッパーの全内容積を有効に活用でき、使
用するメダルに対応してホッパーを加工する必要もな
い。
【0041】請求項2の発明では、メダル払出機のホッ
パーが満杯状態でないときは、メダル取込通路の方を開
き、メダル払出機のホッパーが満杯状態のときは、メダ
ル回収通路の方を開くようにしたから、ホッパーからメ
ダルが溢れ出て、散乱することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるスロットマシンの外
観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの内部構造を示す正面図であ
る。
【図3】メダル払出機の正面図である。
【図4】メダル払出機の平面図である。
【図5】メダル回収箱を示す一部を破断した側面図であ
る。
【図6】メダル回収箱にメダルが溜まった状態を示す一
部を破断した側面図である。
【図7】他の実施例にかかるスロットマシンの一部を破
断した正面図である。
【図8】図7の実施例におけるメダルセレクターの構成
を示す正面図である。
【図9】メダル放出機の他の実施例を示す正面図であ
る。
【図10】他の実施例にかかるスロットマシンの一部を
破断した正面図である。
【図11】投入されたメダルを処理する構成と制御装置
との電気的な接続状態を示すブロック図である。
【図12】制御装置による制御の流れを示すフローチャ
ートである。
【図13】他の制御方法を示すフローチャートである。
【図14】図9の実施例についての制御の流れを示すフ
ローチャートである。
【図15】図10の実施例についての制御の流れを示す
フローチャートである。
【図16】従来のメダル払出機の構成を示す正面図であ
る。
【図17】従来のメダル払出機の構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
6 メダル払出機 9 メダル回収箱 10 メダル回収機構 16 メダル投入口 21 ホッパー 31 メダル取込通路 32 メダル回収通路 40 通路切換機構 60 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械の前面に、遊技者によるメダルの投
    入を受け付けるメダル投入口とを備え、機械の内部に
    は、多量のメダルを収容するホッパーを有するメダル払
    出機と、余剰のメダルを回収するためのメダル回収機構
    と、前記メダル投入口からメダル払出機のホッパーへ至
    るメダル取込通路と、メダル投入口からメダル回収機構
    へ至るメダル回収通路と、メダル取込通路とメダル回収
    通路の一方は開き、他方は閉じる通路切換機構とが設け
    られて成るメダル遊技機。
  2. 【請求項2】 前記通路切換機構は、メダル払出機のホ
    ッパーが満杯状態でないときは、メダル取込通路の方を
    開き、メダル払出機のホッパーが満杯状態のときは、メ
    ダル回収通路の方を開くように、制御装置により動作が
    制御される請求項1に記載されたメダル遊技機。
JP10150400A 1998-05-29 1998-05-29 メダル遊技機 Pending JPH11333126A (ja)

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JP (1) JPH11333126A (ja)

Cited By (8)

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