JPH11322689A - アセトアセトアリ―ルアミドおよびその製造方法 - Google Patents
アセトアセトアリ―ルアミドおよびその製造方法Info
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- JPH11322689A JPH11322689A JP11074570A JP7457099A JPH11322689A JP H11322689 A JPH11322689 A JP H11322689A JP 11074570 A JP11074570 A JP 11074570A JP 7457099 A JP7457099 A JP 7457099A JP H11322689 A JPH11322689 A JP H11322689A
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- C07C235/80—Carboxylic acid amides, the carbon skeleton of the acid part being further substituted by oxygen atoms having carbon atoms of carboxamide groups and doubly-bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton with the carbon atoms of the carboxamide groups bound to acyclic carbon atoms having carbon atoms of carboxamide groups and keto groups bound to the same carbon atom, e.g. acetoacetamides
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Abstract
新規な形態のアセトアセトアリールアミドを提供する。
アセトアセトアリールアミドは着色剤または農薬として
活性な成分の製造に使用される。 【解決手段】 一般式1のアセトアセトアリールアミド
を、溶融物を固化させた水分含有量が5〜15重量%の
形態で取得する。これにはジケテンと対応芳香族アミン
とを、水または水溶液と適宜の溶解促進剤たとえば酢酸
の存在下において、生成するアセトアセトアリーリドが
溶融物として得られるように反応させ、反応完結後に溶
融物を反応温度において反応媒体から除去し冷却する。 (Rは水素、アルキル、アルコキシまたはハロゲンの1
種以上の置換基である。)
Description
されるアセトアセトアリールアミドを製造する新規な方
法に関する。
ゲンのシリーズから選んだ1種または2種以上の置換基
である。)
料を製造するための重要な出発物質であるが、この用途
のほか、農薬として活性な成分を製造するためにも使用
されている。(Ullmann の Encyclopedia of Industria
l Chemistry, 5th edition, vol.15, p.71 を参照) アセトアセトアリールアミドを製造する方法は、しばら
く前から知られているが、それらは、種々の有機または
水性の溶媒の中、または溶媒混合物の中での、ジケテン
と対応する芳香族アミンとの反応に基づいている。(Ul
lmann の Encyclopedia of Industrial Chemistry, 5th
edition, vol.15, p.71 を参照) 反応は、通常、水
の中または水溶液中で、バッチ式に実施される。DE−
A2519036は、ジケテンと対応する芳香族アミン
との、水または水溶液の存在下における同時導入添加に
よって種々のアセトアセトアリールアミドを製造する方
法を開示している。反応の結果生成するアセトアセトア
リールアミドは、反応混合物中で冷却され、放置されて
結晶化する。遠心分離および乾燥により、アセトアセト
アリールアミドが、良好な収率と高い純度をもって得ら
れる。
トアセトアリールアミドの連続的な製造方法を開示して
いる。その方法は、ジケテンを芳香族アミンと水/アル
コール混合物中で連続的に反応させ、かつ反応混合物を
反応器中にできるだけ長い滞留時間存在させることを包
含する。反応の結果生成するアセトアセトアリールアミ
ドは、反応器から放出される生成物の流れを結晶化させ
ることによって単離される。古典的な方法で製造される
アセトアセトアリールアミドは、品質および純度に関す
るすべての要求を満たしている。しかしながら、製品を
さらに加工するために、たとえば顔料の製造に使用する
ときは、通常、水性アルカリ中でのアセトアセトアリー
ルアミドの解離を行なうのであって、その場合、微細な
結晶の形をしていることは、大いに不利益である。望ま
しくないダストの発生に加えて、水性アルカリへの溶解
の遅いことが若干不満足である。
的は、上述のような不利益のない形態でのアセトアセト
アリールアミドを製造することにある。これに加えて、
本発明の目的は、アセトアセトアリールアミドを比較的
低コストで製造することを可能にする、経済的な方法を
提供することにもある。
に記載の形態および特性を有するアセトアセトアリール
アミドによって達成される。
般式で定義される化合物であって、
キシまたはハロゲンのシリーズから選んだ1種または2
種以上の置換基である。)本発明が提供するアセトアセ
トアリールアミドは、溶融物を固化させた形態にあり、
工業的に使用でき、かつ取り扱いが容易なものであっ
て、水分含有量が5重量%ないし15重量%の範囲にあ
るものである。
C4アルキル基、すなわちメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチ
ルを意味するものと理解すべきである。好ましいアルキ
ル基は、メチルである。
たところに対応する意味を有する。ここでも、メトキシ
基が好ましい。ハロゲンの語は、フッ素、塩素、臭素ま
たはヨウ素をあらわし、好ましくは塩素である。Rとし
てとりわけ好ましいのは、アニリン、o―アニシジン、
o−トルイジン、m−キシリジン、o−クロロアニリ
ン、2,4−ジメトキシアニリン、4―イソプロピル―
アニリン、4−エトキシアニリン、2,5−ジメトキシ
アニリンまたは4―クロロ―2,5−ジメトキシアニリ
ンなどのアリールアミド基である。
な」という表現は、当業技術において常用されている方
法を使用して得られる、固化した溶融物の種々の適用形
態を包含する。限定的でない例を挙げれば、パスティル
(菱型錠剤)、フレーク(リン片)、タブレット(錠
剤)またはピル(丸薬)である。これらの適用形態の形
状および寸法は、パスティル化、フレーク化、タブレッ
ト化またはピル化の方法によって異なり、広い範囲で変
化させることができる。本発明の新規なアセトアセトア
リーリドはまた、従来技術によるアセトアセトアリーリ
ドに比べて、改善された流動性を有する。
カサ密度は0.3kg/lないし0.8kg/l、好ましくは
0.5kg/lないし0.7kg/lの範囲にあるのが好都合で
ある。
れに対して付加的な、溶解を促進する物質があるとき
は、それとの混合物の合計の含有量を意味する。溶解を
促進する物質とは、反応に由来するものであって、たと
えば、酢酸のような脂肪族カルボン酸、アセトンやメチ
ルエチルケトンのようなケトン、C1−C4アルコールま
たはエチレングリコールのようなグリコールである。
は、乾燥した製品に比べて、特徴的な低い融点を有す
る。
来技術によって製造したアセトアセトアリーリドに比べ
て、20℃において約半分から3分の1の所要時間で、
0.5Nの水酸化ナトリウム溶液中に溶解する。
性は、次のとおりである:水分含有量が5重量%ないし
15重量%、好ましくは9重量%ないし11重量%の範
囲にあり、融点が50℃ないし70℃、好ましくは57
℃ないし62℃の範囲にあり、直径が0.6cmのパステ
ィルの形状を有し、500mlの0.5N−NaOHへの
10ないし20分間における溶解度が60gであるアセ
トアセトアニリド。
好ましくは6重量%ないし9重量%の範囲にあり、融点
が60℃ないし80℃、好ましくは72℃ないし75℃
の範囲にあり、直径が0.6cmのパスティルの形状を有
し、500mlの0.5N−NaOHへの10ないし20
分間における溶解度が60gであるo−アセトアセトア
ニシジド。
好ましくは8重量%ないし12重量%の範囲にあり、融
点が80℃ないし100℃、好ましくは82℃ないし9
4℃の範囲にあり、直径が0.6cmのパスティルの形状
を有し、700mlの0.5N−NaOHへの10ないし
20分間における溶解度が60gであるo−アセトアセ
トトルイジド。
好ましくは4重量%ないし8重量%の範囲にあり、融点
が65℃ないし85℃、好ましくは68℃ないし73℃
の範囲にあり、直径が0.6cmのパスティルの形状を有
し、700mlの0.5N−NaOHへの10ないし20
分間における溶解度が60gであるm−アセトアセトキ
シリジド。
好ましくは5重量%ないし8重量%の範囲にあり、融点
が75℃ないし95℃、好ましくは89℃ないし93℃
の範囲にあり、直径が0.6cmのパスティルの形状を有
し、500mlの0.5N−NaOHへの10ないし20
分間における溶解度が60gであるo−アセトアセトク
ロロアニリド。
製造は、まず、既知の方法に従って、ジケテンと対応す
る芳香族アミンとの、水または水溶液と、適宜の溶解促
進剤たとえば酢酸の存在下における反応から始まる。本
発明に従えば、反応を、その結果生成するアセトアセト
アリーリドが溶融物として得られるように行ない、反応
が完結した後に、溶融物を反応温度において反応媒体か
ら除去し、冷却後、工業において使用可能であり、かつ
取り扱い容易な形態に転化させる。
拌機つきの反応器内で行なってもよいし、連続的に、た
とえばチューブ状の反応器内で行なってもよい。反応
は、好ましくはチューブ状の反応器内で、連続的に実施
する。
香族アミンとを、循環する母液とともにチューブ状反応
器に計り入れ、反応温度を50℃ないし100℃に維持
することからなる。母液は少なくとも80重量%が水で
あることが好ましく、全部が水であることが、より好ま
しい。反応後、好ましい態様に従えば、50℃ないし1
00℃において、水性の母液を分離してチューブ状反応
器に戻す。アセトアセトアリーリド溶融物は、50℃な
いし100℃の温度にあって、冷却によって固化し、工
業において使用可能であり、かつ取り扱い容易な形態に
転化される。この操作は、たとえば当業者が常用する、
フレーキング装置を備えたドラムクーラーや、フレーキ
ング装置を備えたベルトクーラーまたはベルトパスティ
ル化装置を使用して実施することができる。
に従う比較例) 1.5リットルの実験室規模の攪拌機つき反応器に水を
入れ、温度を20℃に調節した。ついで、反応器内部を
窒素ガスで不活性にした。2個のポンプを使って、13
3gのアニリンと124gのジケテンとを、10分間に
わたって装入した。アニリンの添加は、約30秒遅らせ
た。装入の終わりには、反応温度は65〜70℃に上昇
した。混合物をさらに30分間反応するにまかせたとこ
ろ、反応温度は60℃に低下した。真空冷却(450〜
120mbar)を行なって、混合物を40℃に冷却したと
ころ、液状のアセトアセトアニリドが結晶化をはじめ
た。その結果、温度は直ちに約58℃に上昇した。つい
で混合物を、15℃に冷却した。15℃において、固体
生成物を遠心分離にかけ、50mlの水で洗って、減圧下
に50℃で12時間乾燥した。この方法で、99.5%
を超える純度(残存水分含有量<0.1%)のアセトア
セトアニリドが得られた。アニリン基準の収率は97.
1%であり、ジケテン基準の収率は92.0%であっ
た。平均粒子径450〜500μmの結晶した生成物を
得た。
(乾燥状態、99.5%、水分含有量<0.1%)は、
20℃において、0.5M水酸化ナトリウム水溶液50
0mlに25分間で完全に溶解した。
ーブ状反応器) チューブ状反応器(長さ80cm、直径10cm)中に、1
300mlの水を62℃で循環させ、0.200g/sの
アニリンおよび0.190g/sのジケテン(5重量%
過剰)を同時に計り入れた。チューブ状反応器を通過し
た反応混合物を、62℃の一定温度に保たれた分離容器
内に放置した。その後、溶融物を水層から分離した。水
層を、ポンプを用いて、循環速度2250ml/min.でチ
ューブ状反応器に戻した。分離した溶融物は直ちに固化
したので、さらに実施例4ないし6で加工した。この方
法で、水分含有量11%で、融点が62℃の溶融物が得
られた。
間、50℃に放置することによって乾燥し、純度99.
5重量%以上(残留水分含有量<0.1%)の、結晶性
のアセトアセトアニリドを得た。収率は、アニリン基準
で99.1%、ジケテン基準では、その過剰の度合いに
よって、94.0ないし98.7%であった。
室規模の攪拌反応器) 1.5リットルの実験室規模の攪拌機つき反応器に水を
入れ、温度を20℃に調節した。ついで、反応器内部を
窒素ガスで不活性にした。2個のポンプを使って、13
3gのアニリンと124gのジケテンとを、10分間に
わたって装入した。アニリンの添加は、約30秒遅らせ
た。装入の終わりには、反応温度は65〜70℃に上昇
した。混合物をさらに30分間反応するにまかせたとこ
ろ、反応温度は60℃に低下した。溶融物を流出させ
て、十分に冷却した。この方法で、水分含有量10重量
%で融点が61.5℃の溶融物が得られた。
間50℃に放置することによって乾燥し、純度99.5
重量%以上(残留水分含有量<0.1%)の、結晶性の
アセトアセトアニリドを得た。収率は、アニリン基準で
80.5%、ジケテン基準で76%であった。
固化された溶融物のフレーク化 実施例3において製造した溶融物を、60℃において、
外部冷却剤循環回路を使用して0℃に冷却され、回転し
ている、滑らかな表面をもった金属製のロールの上に連
続的に滴下した。ロールは、直径30cm、回転速度10
rpmである。滴下の結果、溶融物は直ちに固化したの
で、冷却長さ30cmを通過した後、ナイフでロールから
削り落とした。平均厚さが0.08mmで平均直径が0.
5ないし500mmの白色フレークが得られた。このよう
にして製造したアセトアセトアニリド(湿潤状態、純度
89.5%、水分含有量10%)の55.6gは、20
℃において、0.5M−水酸化ナトリウム水溶液500
mlに約15分間で完全に溶解した。
固化された溶融物のフレーク化 実施例3において製造した溶融物を、60℃において、
外部冷却剤循環回路を使用して0℃に冷却され、移動し
ている、幅が30cmの滑らかな表面をもった金属製のベ
ルトの上に連続的に滴下した。ベルトの移動速度は、1
0m/min.である。滴下の結果、溶融物は直ちに固化した
ので、冷却長さ4mに達したところで、ナイフでベルト
から削り落とした。平均厚さが0.08cmで平均直径が
0.5ないし500mmの白色フレークが得られた。この
ようにして製造したアセトアセトアニリド(湿潤状態、
純度89.5%、水分含有量10%)の55.6gは、
20℃において、0.5M−水酸化ナトリウム水溶液5
00mlに約17分間で完全に溶解した。
トアニリドの固化された溶融物のパスティル化 実施例3において製造した溶融物を、温度60℃におい
て、パスティルの製造に適した装置として、外部冷却剤
循環回路を使用して0℃に冷却され、移動している、幅
が30cmの滑らかな表面をもった金属製のベルトを使用
し、その上に連続的に滴下した。ベルトの移動速度は1
0m/min.である。滴下の結果、溶融物は直ちに固化した
ので、冷却長さ4mに達したところで、ベルトから取り
除いた。平均厚さが0.05cmで、平均直径が0.6cm
の白色のパスティルが得られた。このようにして製造し
たアセトアセトアニリド(湿潤状態、純度89.5%、
水分含有量10%)の55.6gは、20℃において、
0.5M−水酸化ナトリウム水溶液500mlに約17分
間で完全に溶解した。
の対応する反応を行ない、水分含有量7重量%、融点7
4℃の溶融物を得た。これを、実施例6に従ってパステ
ィルに加工した。
アニシジド(湿潤状態、o−アセトアセトアニシジド含
有量91.8%、水分含有量8%)の60gは、20℃
において、0.5M−水酸化ナトリウム水溶液500ml
に約20分間で完全に溶解した。
の対応する反応を行ない、水分含有量10重量%、融点
85℃の溶融物を得た。これを、実施例6に従ってパス
ティルに加工した。
トルイジド(湿潤状態、o−アセトアセトトルイジド含
有量89.6%、水分含有量10%)の60gは、20
℃において、0.5M−水酸化ナトリウム水溶液700
mlに約19分間で完全に溶解した。
対応する反応により、水分含有量7重量%、融点74℃
の溶融物を得た。これを、実施例6に従ってパスティル
に加工した。
キシリジド(湿潤状態、m−アセトアセトキシリジド含
有量92.5%、水分含有量7%)の60gは、20℃
において、0.5M−水酸化ナトリウム水溶液700ml
に約18分間で完全に溶解した。
製造 実施例2と同様にして、ジケテンとo−クロロアニリン
との対応する反応により、水分含有量7重量%、融点9
0℃の溶融物を得た。これを、実施例6に従ってパステ
ィルに加工した。
クロロアニリド(湿潤状態、o−アセトアセトクロロア
ニリド含有量92.7%、水分含有量7%)の60g
は、20℃において、0.5M−水酸化ナトリウム水溶
液500mlに約18分間で完全に溶解した。
Claims (12)
- 【請求項1】 下記の一般式で定義される化合物であっ
て、 【化1】 (式中、Rは、水素、アルキル、アルコキシまたはハロ
ゲンのシリーズから選んだ1種または2種以上の置換基
である。)溶融物を固化させた形態にあり、工業的に使
用でき、かつ取り扱いが容易なものであって、水分含有
量が5重量%ないし15重量%の範囲にあるアセトアセ
トアリールアミド。 - 【請求項2】 フレーク、ピル、パスティルまたはタブ
レットの形態である請求項1のアセトアセトアリーリ
ド。 - 【請求項3】 0.3kg/lないし0.8kg/lのカサ密度
を有する請求項1または2のアセトアセトアリーリド。 - 【請求項4】 水分含有量が5重量%ないし15重量%
の範囲にあり、融点が50℃ないし70℃の範囲にあ
る、請求項1ないし3のいずれかのアセトアセトアリー
リドとしてのアセトアセトアニリド。 - 【請求項5】 水分含有量が3重量%ないし12重量%
の範囲にあり、融点が50℃ないし80℃の範囲にあ
る、請求項1ないし3のいずれかのアセトアセトアリー
リドとしてのo−アセトアセトアニシジド。 - 【請求項6】 水分含有量が5重量%ないし15重量%
の範囲にあり、融点が80℃ないし100℃の範囲にあ
る、請求項1ないし3のいずれかのアセトアセトアリー
リドとしてのo−アセトアセトトルイジド。 - 【請求項7】 水分含有量が3重量%ないし12重量%
の範囲にあり、融点が65℃ないし85℃の範囲にあ
る、請求項1ないし3のいずれかのアセトアセトアリー
リドとしてのm−アセトアセトキシリジド。 - 【請求項8】 水分含有量が3重量%ないし12重量%
の範囲にあり、融点が75℃ないし95℃の範囲にあ
る、請求項1ないし3のいずれかのアセトアセトアリー
リドとしてのo−アセトアセトクロロアニリド。 - 【請求項9】 ジケテンと対応する芳香族アミンとの、
水の存在下での、または水性系における反応によって得
られ、その反応が、反応の結果生じるアセトアセトアリ
ーリドが溶融物として得られ、溶融物が反応完結時に反
応媒体から反応温度において除去され、冷却後、工業に
おいて使用可能であり、かつ取り扱い容易な形態で取得
されたものである請求項1ないし8のいずれかのアセト
アセトアリーリド。 - 【請求項10】 ジケテンと対応する芳香族アミンと
の、少なくとも80重量%が水である水性系の母液の存
在下における反応によって得られ、ジケテンと芳香族ア
ミンとが、循環する母液とともにチューブ状反応器に計
り入れられ、反応温度が50℃ないし100℃に維持さ
れ、母液が反応後、50℃ないし100℃の与えられた
温度において分離されてチューブ状反応器に戻され、反
応の結果生じた50℃ないし100℃の温度にあるアセ
トアセトアリーリド溶融物が冷却され、工業において使
用可能であり、かつ取り扱い容易な形態に転化されたも
のである請求項9のアセトアセトアリーリド。 - 【請求項11】 請求項1ないし8のアセトアセトアリ
ーリドを製造する方法であって、ジケテンと対応する芳
香族アミンとの水または水溶液の存在下における反応に
よる製造方法において、反応を、その結果生成するアセ
トアセトアリーリドが溶融物として得られ、反応が完結
した後に溶融物を反応温度において反応媒体から除去
し、冷却後、工業において使用可能であり、かつ取り扱
い容易な形態に転化されることを特徴とする製造方法。 - 【請求項12】 アセトアセトアリーリドを製造する方
法であって、ジケテンと対応する芳香族アミンとの、少
なくとも80重量%が水である水性系の母液の存在下に
おける反応による製造方法において、ジケテンと芳香族
アミンとが、循環する母液とともにチューブ状反応器に
計り入れられ、反応温度が50℃ないし100℃に維持
され、反応後、50℃ないし100℃の与えられた温度
において母液が分離されてチューブ状反応器に戻され、
反応の結果生じた50℃ないし100℃の温度にあるア
セトアセトアリーリド溶融物が冷却され、工業において
使用可能であり、かつ取り扱い容易な形態に転化される
ことを特徴とする製造方法。
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---|---|---|---|
CH0708/98 | 1998-03-25 | ||
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