JPH11322023A - 電動式移動棚 - Google Patents

電動式移動棚

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JPH11322023A
JPH11322023A JP13364998A JP13364998A JPH11322023A JP H11322023 A JPH11322023 A JP H11322023A JP 13364998 A JP13364998 A JP 13364998A JP 13364998 A JP13364998 A JP 13364998A JP H11322023 A JPH11322023 A JP H11322023A
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JP
Japan
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shelf
motor
moving
switch
shelves
Prior art date
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Application number
JP13364998A
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English (en)
Inventor
Kunio Miyazaki
邦雄 宮崎
Eiji Ishibashi
英二 石橋
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Kongo Co Ltd
Original Assignee
Kongo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動棚の起動、停止スイッチが使用できない
ような緊急時に、容易かつ安全に移動棚を移動させるこ
とができる電動式移動棚を得る。 【解決手段】 複数の棚からなり、正逆回転可能なモー
タ30を有し、モータ30の駆動力によって移動する電
動式移動棚であって、各棚は、操作ユニット33と接続
可能なコネクタ38を有し、コネクタ38は、モータ3
0の正逆転回路につながっており、操作ユニット33
は、コネクタ38を介してモータ30の正逆回転を行わ
せるための正回転回路又は逆回転回路を閉成する手動操
作スイッチ35を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種物品を収納す
ることができる複数の棚を電動力で移動可能に設置した
電動式移動棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動式移動棚は、これを複数台ガイドレ
ール上に走行可能に配置し、物品の出し入れ作業を行う
のに必要な棚とこれに隣接する棚との間にのみ作業用通
路を形成し、他の棚は収束させておくことにより、限ら
れた空間を物品収納空間として有効に利用することがで
きるものである。近年、このような電動式移動棚とスタ
ッカークレーンあるいは有人・無人フォークリフトなど
の荷役機械とを組み合わせて、スペース効率の良い物流
倉庫などを構築する例が増えている。
【0003】従来知られている電動式移動棚では、個々
の移動棚を左右に移動させるためのオープンスイッチや
移動中の棚を緊急停止させるためのスイッチは、個々の
移動棚の物品出し入れ面を正面としたとき、一方の側面
に装備され、この一方の側面側にある通路から上記各ス
イッチを操作することができるようになっている。そし
て、上記各スイッチの操作、各種センサ、リミットスイ
ッチ等の動作状態に基づき個々の移動棚の駆動モータの
正逆転及び停止を制御することによって移動棚の移動を
制御するための制御基板は、通常は移動棚の内部、例え
ば、上記各スイッチの配置側とは反対側の側面パネルの
内方あるいは移動棚の台枠内などに装備されている。
【0004】電動式移動棚は、各種センサその他各種電
機部品のトラブル、安全装置の動作などによって移動棚
が停止してしまい、通常のオープンスイッチの操作では
移動させることができなくなる場合がある。このような
緊急時には、個々の移動棚において緊急スイッチを使用
し、各種の安全装置等をカットして個々の駆動モータに
直接給電し、移動棚を動かすようにしている。このとき
使用する緊急スイッチは、制御基板に配置されている。
そのため、緊急スイッチを操作するには側面パネルその
他のパネルを外して緊急スイッチに接近する必要があ
り、操作が面倒であるとともに、緊急スイッチの操作姿
勢によっては移動棚を移動させるべき方向と緊急スイッ
チの操作方向とが一致せず、操作イメージ的にも安全的
にも問題があった。
【0005】また、上記のような緊急スイッチを、移動
棚の一方の側面側であって通路が存在する側面側に取り
付けることも考えられるが、配線を制御基板と一方の側
面との間で引き回す必要があり、コストアップとなって
いた。従って、この緊急スイッチは、従来から移動棚の
制御基板に取り付けられており、緊急時に移動棚を移動
させる作業は、暗く狭い場所での、危険を伴う作業とな
っていた。さらに、この緊急スイッチは各移動棚ごとに
1組づつ取付ける必要があり、コストアップの原因とな
っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な背景のもとに考えられたもので、移動棚のオープンス
イッチが使用できないような緊急時に、容易かつ安全に
移動棚を移動させることができる電動式移動棚を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、複数の棚からなり、正逆
回転可能なモータを有し、モータの駆動力によって移動
する電動式移動棚であって、各棚は、操作ユニットと接
続可能なコネクタを有し、前記コネクタは、モータの正
逆転回路につながっており、前記操作ユニットは、コネ
クタを介してモータの正逆回転を行わせるための正回転
回路又は逆回転回路を閉成する手動操作スイッチを有し
ていることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
動式移動棚において、操作ユニットは、この操作ユニッ
トを棚に吸着させるためのマグネットを有していること
を特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の電
動式移動棚において、コネクタは、オープンスイッチが
設けられた操作パネルに設けられていることを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる電動式移動棚の実施の形態について説明する。
本発明に用いることができる電動式移動棚の底部の台枠
部分の構成の一例を図1に示す。図1において、移動棚
1は、底部に鉄板等を折り曲げることによって形成され
た台枠を有し、この台枠内にはその幅方向に適宜数の梁
部材5が渡されることによって補強され、高い剛性が保
たれている。適宜の梁部材5は対をなしていて、対をな
す梁部材5、5間には、軸受6を介して走行車輪3また
は走行車輪4が回転自在に支持されている。フランジ付
きの走行車輪3は、移動棚1の走行方向(図1において
上下方向)から見て左右方向両側に、かつ、走行方向の
前後に配置されている。フランジなしの走行車輪4は、
移動棚1の走行方向から見て中央部に、かつ、走行方向
の前後に配置されている。
【0011】台枠内には移動棚1を走行させるための正
逆転可能な駆動モータ30が取り付けられている。モー
タ30の出力軸に固着された小径歯車8が、上記走行車
輪3、4、3と一体の軸である連結軸32に固着された
大径歯車9と噛み合っているため、モータ30の回転力
は減速歯車列を構成する歯車8、歯車9を介して連結軸
32に伝達され、走行車輪3、4、3が回転駆動され
る。すなわち、モータ30の回転力は連結軸32に伝達
され、連結軸32の回転力は車輪3、4、3に伝達さ
れ、この車輪3、4、3の回転駆動によって電動式移動
棚1がレールに沿って移動する。
【0012】上記モータ30は、減速歯車列を内蔵した
ギヤードモータであってもよい。その場合、モータ30
の出力軸を連結軸32に直結してもよい。モータ30は
また、モータ自体の回転軸に対して直交する方向の出力
軸を有している形式のモータであっても差し支えない。
そのほか、モータ30の形式は特に限定されるものでは
なく、要求される仕様に適合したものを適宜選択して用
いればよい。例えば、インダクションモータ、リバーシ
ブルモータ、インバータ制御あるいはチョッパー制御モ
ータ、サーボモータなどの中から選択してもよい。さら
に、走行車輪3、4、3とモータ30とを融合した形式
のもの、すなわち、走行車輪3、4、3がモータのロー
タを構成している形式のものなどであってもよい。
【0013】図1のように構成された移動棚1を複数設
置した電動式移動棚の一例を図2に示す。本実施の形態
においては、棚11、12、13、14、15は全てが
移動棚である例を示している。図2において、ビル、倉
庫その他の構造物の床にはガイドレール10が互いに平
行にかつ直線状に3本敷設されている。ガイドレールの
本数やサイズは、移動棚の形式や車輪の数により適宜変
更されるものである。各レール10の上には、図1で説
明したものと同様の移動棚11、12、13、14、1
5のそれぞれの走行車輪3、4、3が載せられている。
移動棚11、12、13、14、15はレール10に沿
って直線的に、かつ、収納物品の出し入れ面に対し直交
する方向に移動することができるようになっている。本
実施の形態においては、全ての棚が移動棚である例を示
しているが、全ての棚を移動棚にとする必要はなく、最
も外側の棚は固定棚であってもよい。また、レール10
の端部には、エンドストッパー22が設けられていが、
レール10の端部はエンドストッパーではなく、パーテ
ィションなどが設けられていてもよい。
【0014】個々の移動棚の物品出し入れ面を正面とし
たとき、各移動棚の一方の側面に沿い、レール10と平
行に壁7が設けられ、他方の側面に沿い通路8が設けら
れている。移動棚から物品を出し入れしようとするとき
は、適宜の移動棚を図2において左右方向に移動させ、
所望の移動棚の前面に作業用の枝通路を形成するように
なっている。
【0015】図3は、図2に示した電動式移動棚を通路
8の側から見たものである。レール10の両端部には、
エンドストッパー22、22が設けられている。右端の
移動棚11には主制御装置が、各移動棚11、12、1
3、14、15には制御装置がそれぞれ設けられてい
る。移動棚11、12、13、14、15の通路8の側
の面には、それぞれ操作パネル17、18、19、2
0、21が設けられている。各移動棚の台枠の長手方向
の下部の両側には、枝通路内の安全を確保するための安
全バー23が設けられている。移動棚が移動中に、障害
物がこの安全バー23に触れると、移動棚は自動的に停
止するようになっている。これにより、作業者や異物が
棚と棚との間に挟まれる危険性がなくなり、枝通路内の
安全が保障される。ここでは、閉じつつある枝通路に面
する安全バーに作業者や異物が接触した場合にのみ移動
棚を停止させ、開きつつある枝通路に面する安全バーに
作業者や異物が接触しても棚は停止しないようになって
いる。後者の場合は、移動棚は作業者や障害物から離れ
る方向に移動しており、棚と棚との間に挟まれる心配は
ないからである。また、安全バーに障害物等が接触する
と、非常停止用スイッチにランプが点灯するようになっ
ている。
【0016】図3において、走行表示灯25は、移動棚
の一方側の側面(図2において通路8側)に設けられた
表示灯で、移動棚が移動中に点灯して作業者などに注意
を喚起するものである。走行表示灯25として、例えば
パトライトと称する赤色回転灯を使用するとよい。
【0017】各移動棚に設けられた操作パネルの一例を
図6に示す。図6(a)は移動棚11に設けられた主操
作パネルの一例を示し、図6(b)は移動棚11、1
2、13、14、15に設けられた分散操作パネルの一
例を示す。分散操作パネルは、移動棚の操作を行うため
のスイッチパネルであり、通路を形成している途中で
は、安全のため他の通路選択スイッチを押すと移動棚は
全て停止するようになっている。主操作パネル39に設
けられた電源表示ランプ41は、システム電源がオンさ
れた場合に、システム電源の投入を表示するためのラン
プである。実際に使用される場合は、システム電源がオ
ンされたときに、例えば白色に点灯するようにする。異
常表示ランプ42は、制御系の異常を表示するためのラ
ンプである。制御系の異常を感知した場合は、例えば黄
色のランプが点滅するようにする。異常表示ランプ42
は、スイッチに内蔵されたランプとし、このスイッチを
異常ベルの解除スイッチとしてもよい。電源キースイッ
チ43は、システムの電源を投入するためのスイッチで
ある。オン、オフ、スタートの3ポジションから構成さ
れている。
【0018】上記各分散操作パネル40には、オープン
スイッチ44、ストップスイッチ45、コネクタ38が
設けられている。オープンスイッチ44は、所望の通路
を形成するためのスイッチであり、表示灯を内蔵してい
る。通路を形成したい位置にある移動棚のオープンスイ
ッチが押されると、例えば緑色に点滅するようになって
いる。上記表示灯は通路インターロック表示灯と兼用さ
せてもよい。ストップスイッチ45は、走行中の移動棚
を非常停止させるためのスイッチである。ストップスイ
ッチ45は表示灯を内蔵し、停止させたい移動棚のスト
ップスイッチが押されると、例えば赤色に点滅するよう
になっている。安全バーに作業者や障害物が接触し、移
動棚が停止した場合の表示ランプと兼用させてもよい。
コネクタ38は、後述する操作ユニットのプラグを接続
するためのコネクタであり、移動棚の駆動モータの正逆
回転回路につながっている。
【0019】図3に示す移動棚の配置状態において、移
動棚13と移動棚14の間に通路を形成したい場合は、
移動棚13の操作パネル19のオープンボタンを押す。
すると、各移動棚に設けられた制御基板に信号が送ら
れ、移動棚11〜15の位置関係に従って、移動させる
べき移動棚に信号が送られ、その移動棚を移動させるこ
とにより、所望の通路を形成することができる。図3に
示す実施の形態においては、移動棚14、15が左方向
に移動することにより、図4に示すような所望の通路を
形成することができる。
【0020】図5に本発明にかかる電動式移動棚の緊急
時に使用する操作ユニットの一例を示す。操作ユニット
33は、操作ユニット本体34と、その一面に取り付け
られた手動操作スイッチ35と、プラグ37と、上記ス
イッチ35とプラグ37をつなぐケーブル36から構成
されている。プラグ37は、各移動棚11、12、1
3、14、15に設けられた操作パネル17、18、1
9、20、21のコネクタ38に接続可能となってい
る。操作ユニット33は、プラグ37がコネクタ38に
接続されることにより、スイッチ35を介して移動棚の
正逆回転を行わせるための正回転回路又は逆回転回路に
接続される。操作ユニット33は、操作性向上のため、
この操作ユニット33を移動棚に吸着させるためのマグ
ネットを取り付けておくとよい。図5におけるスイッチ
35はシーソースイッチになっていて、通常は中立位置
を保ち、右側を押すことによって右側移動用のスイッチ
がオンし、左側を押すことによって左側移動用のスイッ
チがオンするようになっている。このシーソースイッチ
に代えて、左移動用と右移動用の独立した2つのスイッ
チを用いてもよい。
【0021】図7に本発明にかかる電動式移動棚の回路
構成の概略を示す。図7において、スイッチ35は、上
記の操作ユニット33のスイッチ35を示している。ス
イッチ35は可動接点と切り換え接点51、52を有し
てなり、上述のように、通常は可動接点が切り換え接点
51、52の何れにも接触しない中立位置を保ち、スイ
ッチ35の右側が押されることによって可動接点が切り
換え接点51に接触し、スイッチ35の左側が押される
ことによって可動接点が切り換え接点52に接触するよ
うになっている。前記コネクタ38にプラグ37を差し
込むことによって上記切り換え接点51はドライバ53
に接続され、上記切り換え接点52はドライバ54に接
続される。ドライバ53はモータ30の正転回路である
右方向回転回路に接続され、ドライバ54はモータ30
の逆転回路である左方向回転回路に接続されている。上
記各ドライバ53、54は、リレーで構成してもよい
し、電力制御用の半導体回路で構成してもよい。
【0022】通常、モータ30は、リレーや半導体論理
回路などからなる制御回路により、前述のように各オー
プンスイッチの操作、各種センサ、リミットスイッチ等
の動作状態に基づき正逆転、停止が制御される。しか
し、上記切り換え接点51がオンすると、通常の制御回
路がカットされてドライバ53を介しモータ30の正転
回路が閉成され、その移動棚が右の向きに移動するよう
になっている。一方、上記切り換え接点52がオンする
と、通常の制御回路がカットされてドライバ54を介し
モータ30の逆転回路が閉成され、その移動棚が左の向
きに移動するようになっている。
【0023】移動棚の故障により、通常の操作ができな
い場合、以下に示すような緊急時の操作を行うことによ
り、移動棚を移動させることができる。移動させたい移
動棚の操作パネルのコネクタ38に操作ユニット33の
プラグ37を接続する。これにより、直接駆動により移
動棚を移動させることができ、各種安全装置、リミット
スイッチ等の動作に基づく通常の制御をカットして移動
棚を直接的に移動させることができる。操作ユニット3
3の操作スイッチ35の右側を押すと移動棚は右方向に
移動し、操作ユニット33の操作スイッチ35の左側を
押すと移動棚は左方向に移動する。操作スイッチ35が
押されている間は移動棚が左方向又は右方向に移動す
る。移動棚が必要な距離だけ移動したときはスイッチ3
5の操作を止め、駆動モータ30への給電を停止して移
動棚の移動を停止させる。以上のような緊急操作は、移
動棚1台ごとに行う。
【0024】なお、操作スイッチ35を右から左に、又
は左から右に瞬時に切り替えたり、移動棚をエンドスト
ッパーにぶつたりすることは避けるのが望ましい。移動
方向の瞬間的な切り換えやエンドストッパーへの衝突の
衝撃によって収納物品が落下すおそれがあるからであ
る。また、操作ユニット33を使用して移動棚を移動さ
せる場合は、移行することができるスペースのあるもの
から1台づつ順番に動かすようにする。1台の移動棚で
2台以上同時に押し動かそうとすると、駆動側の移動棚
のモータに過負荷がかかるからである。
【0025】本発明においては、移動棚の形式は上記の
実施の形態に限られるものではなく、モータの数及び配
置は任意に変更可能である。また、移動棚装置はその底
部の走行車輪によって走行する形式のものに限られるも
のではなく、移動棚の上部に設けられた走行車輪によ
り、構造物の天井部等に設置されたレールに沿って移動
するようにした天井走行式のものであってもよい。ま
た、移動棚装置自体の駆動方式は任意である。例えば、
複数の移動棚装置が集団となって同時に移動する同時駆
動方式であってもよいし、始動時の電流を少なくするた
めに1台の移動棚装置が始動したあと次の移動棚装置が
始動し、引き続き順に始動する順次駆動方式であっても
よく、また、まず1台目が始動したあと後続の移動棚が
集団で同時に始動する同時駆動方式と順次駆動方式の併
用型であってもよい。
【0026】また、以下に示すような安全装置も必要に
応じて適宜設置可能である。例えば、漏電ブレーカーを
設置することにより、万一の漏電による感電事故を防ぐ
とともに、火災も防止することができ、また、渦電流防
止装置を内蔵することにより、2重に安全性を高めるこ
とができる。サーマルリレーを設置すれば、万一電気回
路か駆動回路に故障が生じるか破損があった場合に、モ
ータの加熱を防ぎ、自動的に電源を切ることができる。
節電装置を設置すれば、電源を切り忘れても自動的に電
源を切るタイマー機能を有しているため、安全性の向
上、電気代の節約、耐久性の向上に貢献する。停電対策
として、移動棚が移動中に停電となれば棚は停止し、再
送電のとき、棚は動かないような対策をとる。こうすれ
ば、再送電の際に突然棚が動き出すことを避けることが
できる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の棚
からなり、正逆回転可能なモータを有し、モータの駆動
力によって移動する電動式移動棚であって、各棚は、操
作ユニットと接続可能なコネクタを有し、このコネクタ
は、モータの正逆転回路につながっており、上記操作ユ
ニットは、コネクタを介してモータの正逆回転を行わせ
るための正回転回路又は逆回転回路を閉成する手動操作
スイッチを有しているため、トラブルの発生によって通
常の操作では棚を移動させることができない場合、操作
ユニットを移動棚に設けられたコネクタに接続し、操作
ユニットの手動操作スイッチを操作することにより、そ
の移動棚を任意の向きに移動させることができ、その後
トラブルに対するしかるべき対策をとることができると
ともに、操作ユニットは任意の姿勢で操作することがで
きるため、スイッチの動作方向と移動棚の移動方向を一
致させることができ、誤動作を防ぐことができ、安全な
場所で操作することができるようになる。さらに、緊急
時に使用する操作ユニットを1個用意しておけば、それ
ぞれの移動棚に順次接続してその移動棚を移動させるこ
とができるため、従来のように各移動棚の制御基板ごと
に緊急スイッチを設ける必要がなく、コストダウンを図
ることができる。また、操作ユニットは、脱着式のユニ
ットにしたので、特定の管理者が保管することができ、
安全管理上からも好ましい。
【0028】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の電動式移動棚において、操作ユニットは、この操作
ユニットを棚に吸着させるためのマグネットを有してい
るため、操作ユニットを操作する必要があるときは、こ
れを移動棚の鉄板パネル部分に吸着させて使用すること
ができ、操作性を向上させることができる。
【0029】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の電動式移動棚において、コネクタは、オープンスイ
ッチが設けられた操作パネルに設けられているため、緊
急時に安全な位置で操作ユニットを接続することが可能
であり、容易に移動棚の移動作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電動式移動棚の実施の形態を示
す底面図である。
【図2】本発明にかかる電動式移動棚の実施の形態を示
す上面図である。
【図3】本発明にかかる電動式移動棚の実施の形態を示
す側面図である。
【図4】同上実施の形態の別の動作状態を示す側面図で
ある。
【図5】本発明にかかる電動式移動棚に用いることがで
きる操作ユニットの一例を示す正面図である。
【図6】本発明にかかる電動式移動棚に用いることがで
きる操作パネルの一例を示す正面図である。
【図7】本発明にかかる電動式移動棚に適用可能な電気
系統の例を示す回路図である。
【符号の説明】
11〜15 移動棚 30 モータ 33 操作ユニット 38 コネクタ 35 スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の棚からなり、正逆回転可能なモー
    タを有し、モータの駆動力によって移動する電動式移動
    棚であって、 各棚は、操作ユニットと接続可能なコネクタを有し、 前記コネクタは、モータの正逆転回路につながってお
    り、 前記操作ユニットは、コネクタを介してモータの正逆回
    転を行わせるための正回転回路又は逆回転回路を閉成す
    る手動操作スイッチを有していることを特徴とする電動
    式移動棚。
  2. 【請求項2】 前記操作ユニットは、この操作ユニット
    を棚に吸着させるためのマグネットを有していることを
    特徴とする請求項1記載の電動式移動棚。
  3. 【請求項3】 前記コネクタは、オープンスイッチが設
    けられた操作パネルに設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の電動式移動棚。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210127161A (ko) * 2019-02-15 2021-10-21 할터 아게 모듈식 가구 시스템을 제어하기 위한 제어 방법

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210127161A (ko) * 2019-02-15 2021-10-21 할터 아게 모듈식 가구 시스템을 제어하기 위한 제어 방법
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