JPH0246744Y2 - - Google Patents

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JPH0246744Y2
JPH0246744Y2 JP17804185U JP17804185U JPH0246744Y2 JP H0246744 Y2 JPH0246744 Y2 JP H0246744Y2 JP 17804185 U JP17804185 U JP 17804185U JP 17804185 U JP17804185 U JP 17804185U JP H0246744 Y2 JPH0246744 Y2 JP H0246744Y2
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movable
circuit
shelf
shelves
signal
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電動式の移動棚装置に関するもので
あり、特に、移動棚列を複数列並設してなる移動
棚装置に関するものである。
(従来の技術) 電動力によつて間口面に対し直角方向に走行可
能な複数の移動棚を走行方向に並べてなる電動式
の移動棚装置がある。従来の電動式の移動棚装置
は、配置された個々の移動棚ごとに開指令スイツ
チを設け、各移動棚の開指令スイツチの一つを選
択して操作することにより移動棚を走行させて、
選択操作された上記開指令スイツチに対応する所
望の棚間に作業通路を形成するようになつてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 移動棚装置を設置すべき空間を有効に利用しよ
うとする場合、移動棚設置空間内に建物の支柱等
があると、支柱等によつて分断された空間ごとに
複数列の移動棚装置を並設しなければならない。
しかるに、従来の電動式移動棚装置によれば、複
数列の移動棚装置を並設した場合、各移動棚列を
一単位の移動棚装置として各列の移動棚装置ごと
に通路形成制御回路を設ける必要があると共に、
各列の移動棚装置ごとに通路形成操作をしなけれ
ばならず、面倒であつた。
本考案は、かかる従来の電動式移動棚装置の間
題点を解消すべくなされたものであつて、移動棚
列を複数列並設してなる移動棚装置において、あ
る位置に作業通路を形成すべく開指令を発する
と、間口面方向に並んだ移動棚が平行して走行
し、各移動棚列ごとに同じ位置に通路が形成され
るようにし、もつて、操作の簡単化と回路構成の
簡単化を図ると共に、収納物品の重量の差等によ
つて間口面方向に並ぶ移動棚が相互に前後にある
程度以上にずれた場合、あるいは異常な動作によ
つて間口面方向に並ぶ移動棚が所定の整列位置か
ら一定以上にずれようとした場合は、移動を停止
させることによつて各移動棚の位置が乱れること
を防止し、かつ、間口面方向に並ぶ移動棚間に渡
したケーブルの破損を防止するようにした移動棚
装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、間口面に対し直角方向に走行可能な
移動棚を走行方向に複数個列設してなる移動棚列
を複数列並設し、全ての移動棚に自走用可逆転モ
ータを設け、各移動棚列を構成する各移動棚のう
ち間口面方向に隣り合う移動棚に共通の制御回路
を設け、この制御回路は、少なくとも開指令信号
と左右両側の移行余裕信号を入力としてこれらの
信号に応じ右行信号と左行信号の出力を制御する
ように構成し、上記右行信号と左行信号は間口面
に直角方向に並ぶ移動棚の制御回路相互間で授受
されるように間口面に直角方向の移動棚の制御回
路を相互に接続し、各移動棚列を構成する各移動
棚のうち間口面方向に隣り合う移動棚の自走用可
逆転モータを、上記共通の制御回路からの右行信
号と左行信号の出力に応じ共通に正逆転制御する
ようにモータ駆動回路を設け、個々の移動棚のモ
ータ駆動回路には、個々の移動棚の移行余裕の有
無に応じてその移動棚の自走用可逆転モータの駆
動と停止を制御するためのリミツト回路を設けて
なる移動棚装置において、間口面方向に並置され
ている移動棚相互が所定の整列位置にあるか否か
を検出し、上記移動棚相互が所定の整列位置から
一定以上にずれたとき停止信号を出力する整列位
置検出部を設けたことを特徴とする。
(作用) 所望の位置に通路を形成すべく選択的に開指令
信号を発すると、間口面方向に隣り合う移動棚に
共通の制御回路が右行信号と左行信号を出力し、
この右行信号と左行信号は間口面に直角方向に並
ぶ移動棚の制御回路相互間で授受される。間口面
方向に隣り合う移動棚のモータは、モータ駆動回
路により、上記共通の制御回路からの右行信号又
は左行信号と左右の移行余裕信号に応じ共通に正
逆転制御され、移動棚が走行して棚間に通路が形
成される。間口面方向に並ぶ移動棚が、収納物品
の重量差等によつて互いに前後にある程度以上に
ずれ、又は、異常な動作により所定の整列位置か
ら一定以上ずれた位置まで移動しようとすると、
整列位置検出部がこれらのずれを検出して停止信
号を出力し、移動棚の移動をその場で停止させ
る。
(実施例) 以下、図示の本考案に係る移動棚装置の実施例
について説明するが、本明細書中、「右」、「左」
とは、移動棚の間口面側からではなく、移動棚列
の側面側から見た場合の向きを示すものであり、
見る面によつては左右が逆になる。
第1図において、移動棚装置の設置空間は建物
の支柱24によつて分断され、分断された各空間
ごとに符号21a,21b,…21fで示される
移動棚列と、符号22a,22b,…22fで示
される移動棚列と、符号23a,23b,…23
fで示される移動棚列が並設されている。各列の
移動棚はレール25上に同レールに沿つて移動可
能に載せられている。
各移動棚は自走用の駆動モータを有し、間口面
方向に並ぶ3個一対の移動棚は一つの制御回路基
板によつて移動及び停止が制御される。上記回路
基板は基準となる移動棚、例えば符号21a,2
1b…21fで示される移動棚に設けられ、間口
面方向に並ぶ移動棚間の制御信号の授受及び動力
用電源の供給は、間口面方向に並ぶ移動棚の天板
と天板との間に渡されたケーブル27を介して行
われる。但し、前記支柱24を挟んで間口面方向
に隣接する棚間には支柱24が邪魔になつてケー
ブル27を直接渡すことはできないから、走行方
向に隣接する棚とこの棚の間口面方向に隣接する
棚とを迂回して渡されたケーブル27aを介して
信号の授受及び電源の供給が行われる。
基準となる上記移動棚21a,21b…21f
相互間における右行信号、左行信号、停止信号等
の授受は、棚相互間に渡されたスイングアーム2
8に沿うケーブルを介して行われる。
間口面方向に並置されている棚間には、第2図
に示されているように、一方の棚に設けられた発
光部12と他方の棚に設けられた受光部13でな
る整列位置検出部が設けられている。この整列位
置検出部は、上記移動棚相互の移動方向への位置
ずれが一定以上になつたとき、又は、所定の整列
位置から一定以上にずれて光が支柱24等によつ
て遮断されたとき、受光部13が発光部12から
の光を受光することができなくなつて信号を出力
するものであり、この信号を停止信号として移動
棚の走行を停止させるようになつている。発光部
12と受光部13でなる整列位置検出部は第2図
の例のように移動棚の底部に設けてもよいし、第
3図の例のように移動棚の天板部に設けてもよ
い。間口面方向に並ぶ移動棚相互間に支柱24が
存在する場合、整列位置検出部を構成する発光部
12と受光部13は、双方の移動棚からその移動
方向に延び出たアームに取付ければよい。
第4図において、一つの列の移動棚11の右側
面と左側面にはそれぞれ右側の移行余裕の有無と
左側の移行余裕の有無を検出するリミツトスイツ
チLSR1とLSL1が、他の一つの列の移動棚1
2の右側面と左側面にはそれぞれ右側の移行余裕
の有無と左側の移行余裕の有無を検出するリミツ
トスイツチLSR2とLSL2が設けられている。
各移動棚11,12にはそれぞれ自走用可逆転モ
ータM1,M1が設けられている。移動棚11の
側板には移動棚12と共通の操作パネル10が設
けられている。双方の移動棚11,12間には双
方で制御信号の授受と動力用電源を供給するため
のケーブル27が渡されている。なお、第1図の
例のように間口面方向に3列の移動棚装置が並設
される場合は、第4図における移動棚22に並ん
で、移動棚22と同様のリミツトスイツチを有す
る移動棚が配置され、移動棚22との間に信号授
受等を行うためのケーブルが渡される。
第5図はリミツトスイツチの接続関係の例を示
す。第5図において、交流又は直流の電源には、
リミツトスイツチLSR1のb接点とリレーL1
の直列回路と、リミツトスイツチLSR2のb接
点とリレーL2の直列回路と、リミツトスイツチ
LSL1のb接点とリレーL3の直列回路と、リミ
ツトスイツチLSL2のb接点とリレーL4の直列
回路と、リレーL1,L2のb接点とリレーL5
でなる直列回路と、リレーL3,L4のb接点と
リレーL6でなる直列回路が並列的に接続されて
いる。このようなリレー回路は、開口面方向に隣
り合う一組の移動棚ごとに共通に設けられる。間
口面方向に並ぶ移動棚の数が増える場合は、リミ
ツトスイツチ及びリレーを第5図と同様のパター
ンで増やせばよい。
第6図は間口方向に隣り合う一組の移動棚に共
通の制御回路と上記一組の個々の移動棚のモータ
駆動回路の例を示す。第6図において、符号20
は制御回路基板、OPa,OPbはそれぞれ開指令ス
イツチのa接点とb接点、STは停止スイツチの
b接点である。開指令スイツチを操作すると接点
OPaと入力回路A2を介してフリツプフロツプ回
路FF1に信号が入力されてプリセツトされ、そ
のときフリツプフロツプ回路FF1の端子Qから
開信号が出力され、また、開指令スイツチを解除
すると、接点OPbと入力回路A1を介してフリツ
プフロツプ回路FF1にクリア信号が入力され、
端子Qからの開信号の出力が停止するようになつ
ている。上記開信号はインバータIN1を介して
ノア回路07と共にフリツプフロツプ回路を構成
するノア回路06に入力されて同ノア回路06の
出力によりドライバ15Rを介して右方向駆動用
リレーRLを励磁するようになつている。上記開
信号は、間口面に直角方向に並ぶ移動棚との関係
において右隣りの移動棚の回路基板に対し右行信
号として伝達される。また、左隣りの移動棚の回
路基板からは右行信号がオア回路01を介して導
入されるようになつている。上記フリツプフロツ
プ回路FF1の端子Qの出力はオア回路01とノ
ア回路02を介し左行信号として左隣りの移動棚
の回路基板に伝達されるようになつている。同様
にして右隣りの棚の回路基板から左行信号が導入
され、この左行信号により、ノア回路06と共に
フリツプフロツプ回路を構成するノア回路07に
入力されてノア回路07の出力によりドライバ1
5Lを介し左方向駆動用リレーLLを励磁するよ
うになつており、また、上記左行信号はノア回路
02を通じて左隣りの棚の回路基板に伝達される
ようになつている。
第5図で説明したリレーL5,L6のa接点
は、第6図に示されているように接続されてい
て、リレーL5のa接点がオンになると、入力回
路A3とオア回路05を介してノア回路06に信
号が入力され、ドライバ15RによるリレーRL
の励磁が絶たれ、また、リレーL6のa接点がオ
ンになると、入力回路A4とオア回路05を介し
てノア回路07に信号が入力され、ドライバ15
LによるリレーLLの励磁が絶たれるようになつ
ている。また、停止スイツチSTが操作されてそ
のb接点がオフになると、入力回路A5とインバ
ータIN2とオア回路03を介して停止信号が出
力され、この停止信号はオア回路04を介してノ
ア回路06に入力されると共にオア回路05を介
してノア回路07に入力され、リレーRL又はリ
レーLLの励磁を絶つようになつている。また、
右隣りの棚の回路基板からも停止信号が入力され
てオア回路03を通じて同様に伝達され、さら
に、左隣りの棚の回路基板にも伝達されるように
なつている。
第6図において、符号11は整列位置検出部で
あり、間口方向に並ぶ移動棚相互が移動方向に一
定以上ずれたとき、又は、所定の整列位置から一
定以上にずれたときこれを検出し、入力回路A6
を通じて検出信号を出力するようになつている。
この検出信号は、上記停止スイツチSTが操作さ
れた場合と同様に、オア回路03を介し停止信号
として出力され、この停止信号により間口方向に
並ぶ各移動棚をその場で停止させるようになつて
いる。第1図の例のように、間口面方向の移動棚
の数が多い場合は、整列位置検出部11もそれに
応じて増え、それぞれの検出部の検出信号がオア
回路03に入力されるようにすればよい。整列位
置検出部11の具体的構成については後で詳細に
説明する。
回路基板20には、隣り合う回路基板を通じて
動力用の交流電源が導入されている。この交流電
源に対しては、第4図で説明した一組の移動棚に
それぞれ設けられた自走用モータM1,M2の駆
動回路が並列的に接続されている。モータM1,
M2は前記リレーRLとリレーLLのa接点とb接
点の組合せによる正逆転駆動回路を通じて右又は
右に同時に回転駆動されるようになつている。ま
た、上記モータ駆動回路には、個々の移動棚の移
行余裕の有無に応じてその移動棚のモータの駆動
と停止を制御するためのリミツト回路がリレーL
1,L2,L3,L4のa接点の組合せによつて
設けられている。即ち、モータM1の左回転駆動
回路にはリレーL3のa接点が、モータM2の右
回転駆動回路にはリレーL2のa接点が、モータ
M2の左回転駆動回路にはリレーL4のa接点が
接続されている。
第7図は前記整列位置検出部11の具体例を示
す。整列位置検出部11は、受光部13と、この
受光部13の出力を判定するオペアンプ14を有
しており、第2図及び第3図について説明した発
光部12からの光を受光部13が受光していると
きはオペアンプ14の出力は「L」となり、間口
面方向に並ぶ移動棚が移動方向にずれ、又は、所
定の整列位置から一定以上にずれて受光部13が
発光部12からの光を受光できなくなるオペアン
プ14の出力が「H」となる。受光部13とオペ
アンプ14の間にはオペアンプ14の判定レベル
を調整する可変抵抗R1がある。発光部12から
はある程度の出射角度をもつて発光される。間口
面方向に並ぶ移動棚相互がどの程度ずれた場合に
位置ずれ検出部11から停止信号が出力されるか
は、可変抵抗R1によるオペアンプ14の判定レ
ベルの設定と、発光部12の出射角度によつて決
まる。
次に、以上述べた第5図乃至第7図の回路部分
の動作を説明する。
いま、所望の棚の開指令スイツチを操作すると
フリツプフロツプ回路FF1がプリセツトされて
その端子Qから信号が出力される。この信号はオ
ア回路01を介して右行信号として右隣りの棚の
回路基板に伝達されると共に、オア回路01とノ
ア回路02を介し左行信号として左隣りの棚の回
路基板に伝達される。そして、上記フリツプフロ
ツプ回路FF1の端子Qの出力はオア回路01と
インバータIN1を介してノア回路07と共にフ
リツプフロツプ回路を構成するノア回路06に入
力され、ノア回路06の出力によりドライバ15
Rを介してリレーRLが励磁される。ここで、開
指令スイツチを操作した棚及びこの棚と間口面方
向に隣り合う棚に右方向への移行余裕があれば、
リミツトスイツチLSR1とリミツトスイツチ
LSR2はリミツト検出動作をしていないから、
リレーL1,L2が励磁され、モータM1,M2
が回転駆動されて上記棚が右方向に移動する。移
行余裕がなくなつてリミツトスイツチLSR1,
LSR2が動作すると、リレーL1,L2が消磁
されて上記モータ駆動回路が開かれ、モータM
1,M2が停止する。
間口面方向に隣り合う一組の移動棚の大きさや
積載物品の量等によつて各移動棚の走行速度に差
を生ずるが、各移動棚のモータM1,M2の駆動
回路には、個々の棚の移行余裕の有無に応じてそ
の棚のモータの駆動と停止を制御するリミツト回
路が設けられているため、一方の棚の移行余裕が
なくなつてその棚の走行が停止しても、その棚と
組をなす隣りの棚は移行余裕がある限り走行を続
行し、最終的には一組の棚は同じ位置で停止す
る。以上のようにして通路形成動作が行われる。
ここで、間口面方向に並ぶ各移動棚の走行速度
に極端な差を生じると、間口面方向に隣り合う棚
相互間に渡したケーブル27の長さの余裕がなく
なつたり、あるいは、ケーブル27が支柱24に
引つ掛かつたりしてケーブル27を破損すること
になる。しかし、上記本考案の実施例では第6図
及び第7図に示されているような整列位置検出部
11を設けることによつて上記の不都合を解消で
きるようになつている。即ち、間口面方向に並ぶ
移動棚相互が移動方向に一定以上ずれたときは、
受光部13が発光部12からの光を受光できなく
なつて停止信号を発し、又は、異常な動作等によ
つて移動棚が所定の整列位置から一定以上に移動
して発光部12からの光が支柱24等によつて遮
断されたときも受光部13の検出出力により停止
信号を発して各移動棚をその場で停止させ、ケー
ブル27の破損を未然に防止する。一旦停止した
のちは逆方向への移動操作を行うことにより原状
に復帰する。
前述のようにして、間口面方向に隣り合う移動
棚が右方へ走行し、かつ、共に右方への移行余裕
がなくなつてリミツトスイツチLSR1とLSR2
が共に作動すると、第5図におけるリレーL1,
L2が共に消磁され、それまで励磁されていなか
つたリレーL5が励磁されてそのa接点がオンに
なり、入力回路A3、オア回路04を介しノア回
路06に「H」信号を加え、リレーRLの励磁を
絶つて右方向駆動信号の出力を絶つ。
同様にして間口面方向に隣り合う一組の移動棚
が共に左方へ走行し、かつ、共に左方への移行余
裕がなくなるとリレーL6が励磁されてそのa接
点がオンし、リレーLLの励磁を絶つて左方向駆
動信号の出力を絶つ。
リレーL5又はL6が励磁されると、図示され
ない主制御回路を通じて各組の棚の移動を制御す
る各制御回路に信号が伝達され、各制御回路にお
ける右方向駆動信号又は左方向駆動信号の出力を
停止させる。
上記通路形成動作は、左隣りの棚から右行信号
が入力された場合も同様に行われる。また、右隣
りの棚から左行信号が入力された場合は、その左
行信号がノア回路07に入力されてその出力によ
りリレーLLが励磁され、棚の左側に移行余裕が
ある限りモータM1,M2が回転駆動されて棚が
左方向に駆動され、前述の場合と同様に通路形成
動作が行われる。この場合も、整列位置検出部1
1の検出動作により停止信号が出力されると、各
移動棚はその場で停止する。
通路形成動作中に緊急に移動棚の走行を停止さ
せる必要があるときは、停止スイツチSTを操作
する。スイツチSTの操作によりそのb接点がオ
フになり、入力回路A5、インバータIN2、オ
ア回路03を通じてオア回路04とオア回路05
に信号が入力され、このオア回路04と05の出
力によりノア回路06とノア回路07でなるフリ
ツプフロツプ回路の出力が停止するため、リレー
RL又はリレーLLの励磁が絶たれ、走行中の移動
棚はその場で停止する。上記停止信号は全ての回
路基板に伝達され、全ての移動棚の走行がその場
で停止する。
第6図に示されている回路基板20は間口面方
向に並ぶ移動棚に共通の回路基板として間口面方
向に並ぶ移動棚を代表する移動棚、例えば第1図
の例では移動棚21a,21b…21fに設けら
れ、間口面方向に並ぶ移動棚間における制御信号
の授受及び駆動モータへの動力用電源の供給は、
間口面方向に並ぶ移動棚間に渡されたケーブル2
7,27aを介して行われる。
間口面方向に並ぶ移動棚数が増える場合は、モ
ータ駆動回路を第6図に示されているようなモー
タ駆動回路に並列的に付加すればよい。
整列位置検出部は、第8図のように、一方の棚
に発光部12と受光部13を、他方の棚にミラー
15を設け、双方の棚がある程度以上にずれてミ
ラー15の範囲に発光部12からの光が当たらな
くなつたとき停止信号を出力するようにしてもよ
い。
整列位置検出部は、磁気的な検出装置を用いて
もよい。第9図はその例を示しており、一方の移
動棚から延びたアーム16の先端にホール素子等
の磁気センサ17を設け、この磁気センサ17を
他方の移動棚に設けたマグネツト18と対向させ
てなるものである。マグネツト18は、一定の長
さをもつたラバーマグネツト等を用いることがで
きる。この例によれば、双方の移動棚の位置が一
定以上にずれて磁気センサ17がマグネツト18
との対向位置からずれたとき停止信号が出力され
る。双方の棚間に前記支柱24等があるときは、
磁気センサ27又はマグネツト18を、移動棚か
ら側方に延ばしたアームに取付ければよい。
第10図乃至第12図は、間口面方向に並ぶ移
動棚間に渡すケーブル27の保持構造の例を示
す。第10図乃至第12図において、間口面方向
に並ぶ棚21,22の天板相互間には、板状の渡
し部材26が渡されており、この渡し部材26に
沿つてケーブル27が渡されている。ケーブル2
7は、渡し部材26に対し一定の範囲で相対移動
しうるように、渡し部材26に対しある程度の余
裕をもつて沿わせてある。渡し部材26はその両
端部に固植されたピン30が双方の棚の天板に形
成された長孔29,29に嵌まることにより棚の
走行方向に移動しうるように設けられている。上
記ピン30の側方にはリミツトスイツチ31が設
けられている。リミツトスイツチ31は前記リミ
ツトスイツチLSL1,LSR1等と直列又は並列
に設けられ、渡し部材26が支柱24等に当たつ
てピン30がリミツトスイツチ31を動作させる
と、移動棚の走行が停止させられるようになつて
いる。
渡し部材は、第13図に符号32で示されてい
るように、一端部に形成した軸孔33を間口方向
に並ぶ一方の棚に水平面内において回動可能に枢
支し、自由端部に形成した長孔34を他方の棚の
ピン等に嵌めるようにしてもよい。渡し部材32
は支柱24等に当たると回動し、この回動をリミ
ツトスイツチ35,35によつて検出して棚の走
行を停止させる。
渡し部材は、第14図に符号36で示されてい
るように、両端部に形成した長孔37,37を間
口方向に並ぶ棚のピン等に嵌め、間口方向に並ぶ
棚の移動に伴い渡し部材36が移動するようにし
てもよい。渡し部材36の両端部の両側方に設け
たリミツトスイツチ38により渡し部材36の左
右への動きを検出し、棚の走行を停止させるよう
にする。
前述の整列位置検出部は何れも光や磁気を用い
ていたが、機構的な構成にすることもできる。第
15図はその一例で、間口方向に並ぶ移動棚の一
方にワイヤ41の一端を固定し、プーリ42を介
して他方の棚に引き込んだワイヤ41の他端をば
ね43を介してリミツトスイツチ44に連結した
ものである。双方の棚の位置がずれ、又は、ワイ
ヤ41に支柱等の障害物が引つ掛かるなどしてワ
イヤ41に張力が掛かるとリミツトスイツチ44
が動作して移動棚を停止させる。
第16図は機構的な整列位置検出部のさらに別
の例を示すもので、間口方向に並ぶ移動棚相互に
渡すケーブル27の一部46,46を双方の棚の
中間部でコネクタ47で連結したものである。コ
ネクタ47はケーブル46,46に張力が生ずる
と脱落して停止信号が出力されるようにする。従
つて、双方の棚の位置がずれ、又は、ケーブル4
6,46が支柱等に当たるとコネクタ47が脱落
して移動棚が停止する。
移動棚の全てを、建物の支柱等で区分される空
間内に分割して配置する必要はなく、第17図に
示されているように、建物の支柱24等の配置に
よつては、間口面方向に分割された移動棚列の中
に、間口面方向に分割されない一連の移動棚50
を混在させてもよい。
また、間口方向に並ぶ移動棚は、全て同じ形態
のものにする必要はなく、設置すべき空間の条件
や収納しようとする物品の種類等に応じて、高さ
や長さ等を適宜設定して差支えない。第18図は
高さを異ならせた例を示す。
(考案の効果) 本考案によれば、分断された設置空間ごとに移
動棚を並設したとしても、間口方向の棚に共通の
指令スイツチの操作により複数列の移動棚を並列
的に移動させうるようにしたから、操作が簡単で
あり、全ての移動棚に制御回路を設ける必要がな
いから制御回路が簡単になるという効果を奏す
る。また、整列位置検出部を設けて、間口方向の
棚の位置が相互にある程度以上にずれたときなど
に停止信号を出力するようにしたから、間口方向
に並ぶ移動棚間に渡されたケーブルの破損を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る移動棚装置の実施例を示
す平面図、第2図は本考案に用いられる整列位置
検出部の一例を示す正面図、第3図は同じく整列
位置検出部の別の例を示す平面図、第4図は本考
案にかかる移動棚装置の適用可能なリミツトスイ
ツチの配置例を示す平面図、第5図は同上リミツ
トスイツチの接続例を示す回路図、第6図は本考
案に適用可能な制御回路例を示す回路図、第7図
は同上制御回路に用いられる整列位置検出部の例
を示す回路図、第8図は本考案に適用可能な整列
位置検出部の別の例を示す平面図、第9図は本考
案に適用可能な整列位置検出部のさらに別の例を
示す平面図、第10図は本考案に適用可能なケー
ブル保持機構の例を示す平面図、第11図は同上
ケーブル保持機構の異なる作動態様を示す平面
図、第12図は同上ケーブル保持機構の一部分を
示す斜視図、第13図はケーブル保持機構の別の
例を示す斜視図、第14図はケーブル保持機構の
さらに別の例を示す斜視図、第15図は本考案に
適用可能な整列位置検出部の別の例を示す正面
図、第16図は本考案に適用可能な整列位置検出
部のさらに別の例を示す平面図、第17図は本考
案を適用可能な移動棚装置の別の例を示す平面
図、第18図は本考案を適用可能な移動棚装置の
さらに別の例を示す正面図である。 M1,M2……自走用可逆転モータ、20……
制御回路基板、L1,L2,L3,L4……リミ
ツト回路を構成するリレー、27,27a……ケ
ーブル、11……整列位置検出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間口面に対し直角方向に走行可能な移動棚を走
    行方向に複数個列設してなる移動棚列を複数列並
    設し、全ての移動棚に自走用可逆転モータを設
    け、各移動棚列を構成する各移動棚のうち間口面
    方向に隣り合う移動棚に共通の制御回路を設け、
    この制御回路は、少なくとも開指令信号と左右両
    側の移行余裕信号を入力としてこれらの信号に応
    じ右行信号と左行信号の出力を制御するように構
    成し、上記右行信号と左行信号は間口面に直角方
    向に並ぶ移動棚の制御回路相互間で授受されるよ
    うに間口面に直角方向の移動棚の制御回路を相互
    に接続し、各移動棚列を構成する各移動棚のうち
    間口面方向に隣り合う移動棚の自走用可逆転モー
    タを、上記共通の制御回路からの右行信号と左行
    信号の出力に応じ共通に正逆転制御するようにモ
    ータ駆動回路を設け、個々の移動棚のモータ駆動
    回路には、個々の移動棚の移行余裕の有無に応じ
    てその移動棚の自走用可逆転モータの駆動と停止
    を制御するためのリミツト回路を設けてなる移動
    棚装置において、間口面方向に並置されている移
    動棚相互が所定の整列位置にあるか否かを検出
    し、上記移動棚相互が所定の整列位置から一定以
    上にずれたとき停止信号を出力する整列位置検出
    部を設けたことを特徴とする移動棚装置。
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JPH07407Y2 (ja) * 1988-12-13 1995-01-11 株式会社ダイフク 複列式移動棚設備の連動制御装置

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