JP3238866B2 - パネルの駆動制御装置 - Google Patents

パネルの駆動制御装置

Info

Publication number
JP3238866B2
JP3238866B2 JP19609096A JP19609096A JP3238866B2 JP 3238866 B2 JP3238866 B2 JP 3238866B2 JP 19609096 A JP19609096 A JP 19609096A JP 19609096 A JP19609096 A JP 19609096A JP 3238866 B2 JP3238866 B2 JP 3238866B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
partition panel
moving
subsequent
detection signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19609096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1037590A (ja
Inventor
利明 広瀬
延雄 小酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachikawa Corp
Fuj Hensokuki Co Ltd
Original Assignee
Tachikawa Corp
Fuj Hensokuki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tachikawa Corp, Fuj Hensokuki Co Ltd filed Critical Tachikawa Corp
Priority to JP19609096A priority Critical patent/JP3238866B2/ja
Publication of JPH1037590A publication Critical patent/JPH1037590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3238866B2 publication Critical patent/JP3238866B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間仕切パネル等の
パネルの駆動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、結婚式場等の広いスペースは、例
えば特公平7−13425号公報に示す間仕切パネルに
よって使用人数等に合わせた小さいスペースに仕切られ
るようになっている。即ち、結婚式場等の天井には、結
婚式場内部の壁面と直交する方向へ延びる所定長さのレ
ールが設けられ、そのレールには電動モータを備えた駆
動ランナーが前記間仕切パネルの上端部を吊下支持した
状態で複数設けられている。そして、駆動ランナーの電
動モータを駆動すると、駆動ランナーがレールに沿って
走行し、間仕切パネルが前記駆動ランナーと同期して移
動するようになっている。
【0003】間仕切パネルの移動方向側部には、その間
仕切パネルと先行した間仕切パネルとの間の距離を検出
するためのセンサが設けられている。このセンサは、先
行した間仕切パネルへ向かって音波等を発信するととも
に、前記間仕切パネルにて反射した音波を受信可能とな
っている。そして、センサは、音波を発信してから受信
するまでの時間に基づいて前記両パネル間の距離を検出
し、その検出した距離に対応する検出信号を出力するよ
うになっている。
【0004】上記間仕切パネルで結婚式場を小さいスペ
ースに仕切る際には、各間仕切パネルが結婚式場の壁面
へ向かって順次移動される。先頭の間仕切パネルが壁面
に接触して停止すると、その間仕切パネルに対して後続
の間仕切パネルが接近し、後続の間仕切パネルのセンサ
が両パネル間の距離に対応した検出信号を出力する。そ
して、後続の間仕切パネルを吊下支持するランナー用電
動モータは、センサからの検出信号に基づいて駆動制御
される。即ち、両パネル間の距離が小さくなるほど、ラ
ンナー用電動モータの回転数が小さくされて、後続の間
仕切パネルの移動速度が小さくされる。この後続の間仕
切パネルは、先頭の間仕切パネルに接触すると同時に移
動速度が零となるように徐々に減速される。
【0005】後続の間仕切パネルが先頭の間仕切パネル
に接触して停止された後、前記後続の間仕切パネルより
も更に後続の間仕切パネルは、前記と同様にして先行し
た間仕切パネルに対し順次接触して停止される。そし
て、その停止した各間仕切パネルにより、結婚式場等の
広いスペースが小さいスペースに仕切られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記間仕切
パネルでは、間仕切パネル同士の距離が小さくなるに従
い、その距離に対応して後続の間仕切パネルを減速しな
ければならない。そのため、間仕切パネルを減速させる
のに複雑な制御を行うことが必要になり、その複雑な制
御をうまく実行できないことがあった。そして、前記制
御をうまく実行することができなかった場合には、先行
した間仕切パネルに近づいた後続の間仕切パネルが、減
速されずに先行した間仕切パネルに衝突してしまうとい
う問題があった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、先行したパネルに近
づく後続のパネルの移動速度を確実に小さくすることに
ある。
【0008】又、第2の目的は、再び移動開始した後続
のパネルの移動速度を、第1の速度値と第2の速度値と
の二種類の速度値の内のいずれかにすることができる。
更に、第3の目的は、先行したパネルに接近して停止し
た後続のパネルが再び移動するとき、先行したパネルと
後続のパネルとの距離が大きくなりすぎるのを防止する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明では、同一の所定軌道に沿って
移動可能な複数のパネルを、それぞれ別々に同方向へ移
動させる移動手段と、隣合うパネル間の距離が所定値以
下になったことを検出して検出信号を出力し、前記距離
が所定値以上になったことを検出して非検出信号を出力
する接近検出手段と、前記接近検出手段からの検出信号
に基づいて、先行したパネルに近づく後続のパネルを停
止させ、その後に前記接近検出手段が検出信号を出力し
続けているときには、前記後続のパネルが停止前の移動
速度より小さい第1の速度で再び移動開始前記接
近検出手段が非検出信号を出力しているときには、後続
のパネルが前記第1の速度値よりも大きい第2の速度値
で再び移動開始するように移動手段を制御する制御手段
とを備えた。
【0010】
【0011】
【0012】即ち、請求項1記載の発明では、各パネル
は移動手段により同一の所定軌道にそって順次同方向へ
移動される。そして、例えば先頭のパネルが停止する
と、後続のパネルが先頭のパネルに接近し、前記両パネ
ル間の距離が所定値以下になると、接近検出手段が検出
信号を出力する。制御手段は、接近検出手段からの検出
信号に基づいて、後続のパネルが停止するように移動手
段を制御する。その後、先行したパネルが停止したまま
の状態であれば接近検出手段は検出信号を出力し続け、
制御手段は、接近検出手段からの検出信号に基づいて停
止した後続パネルが停止前の移動速度よりも小さい第1
速度値で再び移動開始するように移動手段を制御す
る。一方、後続パネルが停止する前に、先行して停止し
ていた前記パネルが再び移動して両パネル間の距離が前
記所定値以上になっている状態であれば、接近検出手段
は検出信号を出力するのを止めて非検出信号を出力する
ようになる。制御手段は接近検出手段からの非検出信号
に基づいて、後続パネルが第2の速度値で再び移動開始
するように移動手段を制御する。この場合、後続パネル
は先行パネルを追いかけて遅れることなく移動する。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を間仕切パネルの駆
動制御装置に具体化した一実施形態を図1〜図7に従っ
て説明する。
【0016】結婚式場等の広いスペースの天井には、図
2に示すように筒状に形成されたレール11が水平方向
へ延びるように設けられている。このレール11の下部
にはレール11と同方向へ延びるスリット12が設けら
れ、レール11内には駆動ランナー13,14が設けら
れている。前記駆動ランナー13,14にはそれぞれ一
対の車輪15が設けられ、その車輪15は駆動ランナー
13,14に設けられた移動手段としてのランナー用電
動モータ15aに対して駆動連結されている。このよう
に構成された駆動ランナー13,14には、鉛直方向へ
延びる一対の吊下シャフト26,27を介して、長方形
板状に形成されたパネルとしての間仕切パネル16の上
端部が吊下支持されている。又、上記駆動ランナー1
3,14及び間仕切パネル16は、レール11に沿って
複数設けられている。
【0017】そして、両駆動ランナー13,14のラン
ナー用電動モータ15aを駆動して一対の車輪15を同
方向へ回転させると、駆動ランナー13,14がレール
11に沿って移動し、間仕切パネル16が駆動ランナー
13,14と同期して移動するようになっている。又、
両駆動ランナー13,14のランナー用電動モータ15
aを駆動して一対の車輪15を逆方向へ回転させると、
駆動ランナー13,14が吊下シャフト26,27の軸
線を中心に回転するようになっている。
【0018】図1に示すように、間仕切パネル16は四
角枠状に形成された本体フレーム17を備えている。本
体フレーム17は鉛直方向へ延びる一対の縦パイプ1
8,19と、両縦パイプ18,19の上下両端部間で水
平方向へ延びて両縦パイプ18,19を連結する横パイ
プ20,21とから構成されている。両横パイプ20,
21の間には上下一対の補強パイプ22,23が横パイ
プ20,21と同方向へ延びるように設けられ、補強パ
イプ22,23はそれぞれ縦パイプ18,19に連結さ
れている。又、補強パイプ22の右端部上側にはパネル
コントローラC2が制御手段として設けられている。
【0019】両縦パイプ18,19の上端部間に位置す
る横パイプ20の左右両端部には、それぞれ第1及び第
2の上部ギヤボックス24,25が設けられている。第
1及び第2の上部ギヤボックス24,25には、前記吊
下シャフト26,27の下端部が回転可能に支持されて
いる。この吊下シャフト26,27の上端部は前記駆動
ランナー13,14に連結され、吊下シャフト26,2
7の下端部にはギヤ28,29が固着されている。
【0020】補強パイプ22,23の左右両端部には、
鉛直方向へ延びる第1及び第2の縦伝達軸30,31が
それぞれ回転可能に支持されている。第1及び第2の縦
伝達軸30,31の上端部は前記第1及び第2の上部ギ
ヤボックス24,25内に挿入され、両縦伝達軸30,
31の上端部には吊下シャフト26,27のギヤ28,
29と噛み合うギヤ32,33が固着されている。又、
第1及び第2の縦伝達軸30,31の下端部は縦パイプ
18,19の下部に設けられた第1及び第2の下部ギヤ
ボックス34,35内に挿入され、その下端部にはギヤ
36,37が固着されている。
【0021】第2の下部ギヤボックス35内には左右方
向へ延びる第2の横伝達軸38が回転可能に支持され、
第2の横伝達軸38の左端部には前記第2の縦伝達軸3
1のギヤ37に噛み合うギヤ39が固着されている。
又、第2の横伝達軸38の右端部は縦パイプ19に設け
られたハンドル装着口40内に挿入され、その右端部に
は図示しない操作ハンドルを装着可能となっている。
【0022】本体フレーム17の下部には、左右方向へ
延びる第1の横伝達軸41が設けられている。第1の横
伝達軸41の左右両端部は前記第1の下部ギヤボックス
34と、第2の下部ギヤボックス35の下側に設けられ
た左方へ向かって突出するコ字状の支持ブラケット42
とにそれぞれ回転可能に支持されている。第1の横伝達
軸41の左端部は第1の下部ギヤボックス34内に挿入
され、第1の横伝達軸41の左端部には第1の縦伝達軸
30のギヤ36と噛み合うギヤ43が固着されている。
又、第1の横伝達軸41の右端部は支持ブラケット42
を貫通し、縦パイプ19に設けられたハンドル装着口4
4内に挿入されている。この第1の横伝達軸41の右端
部には前記操作ハンドルを装着可能となっている。
【0023】前記第1の下部ギヤボックス34の下面に
は略L字状に屈曲されたモータブラケット45が設けら
れ、そのモータブラケット45にはクッション用電動モ
ータ46が取り付けられている。又、第1の横伝達軸4
1の下側には、左右方向へ延びるネジ軸47が回転可能
に支持され、ネジ軸47の左端部は前記クッション用電
動モータ46に駆動連結されている。そして、クッショ
ン用電動モータ46を駆動すると、ネジ軸47がその軸
線を中心に回転するようになっている。ネジ軸47の右
端部は前記支持ブラケット42を貫通し、縦パイプ19
に設けられたハンドル装着口48内に挿入されている。
このネジ軸47の右端部には前記操作ハンドルを装着可
能となっている。
【0024】前記ネジ軸47の左右両端部にはネジ溝4
9,50が形成され、ネジ溝50はネジ溝49に対して
逆ネジとなっている。そして、ネジ軸47の左右両端部
にはそれぞれ従動体51,52が螺着され、ネジ軸47
が正逆方向へ回転すると、両従動体51,52が接近又
は離間する方向へ移動するようになっている。又、従動
体51には上下一対の連結リンク51a,51bの基端
部が回動可能に支持され、従動体52には上下一対の連
結リンク52a,52bの基端部が回動可能に支持され
ている。
【0025】ネジ軸47の上側に位置する連結リンク5
1a,52aよりも上側には、鉛直方向へ延びる上押出
ロッド53が設けられ、上押出ロッド53は補強パイプ
22,23を貫通して鉛直方向へ移動可能に支持されて
いる。上押出ロッド53の下端部には、前記連結リンク
51a,52aの先端部がピン54によって回動可能に
支持されている。又、上押出ロッド53の上端部は横パ
イプ20を貫通し、その横パイプ20の上側に設けられ
た接天クッション55に連結されている。
【0026】ネジ軸47の下側に位置する連結リンク5
1b,52bよりも下側には、鉛直方向へ延びる下押出
ロッド56が設けられ、下押出ロッド56は横パイプ2
1を貫通して鉛直方向へ移動可能に支持されている。下
押出ロッド56の上端部には、前記連結リンク51b,
52bの先端部が、ピン57によって回動可能に支持さ
れている。又、下押出ロッド56の下端部は、横パイプ
21の下側に設けられた接床クッション58に連結され
ている。
【0027】そして、ネジ軸47を回転させて両従動体
51,52を接近させると、上押出ロッド53及び下押
出ロッド56がそれぞれ上方及び下方へ向かって移動す
る。この上押出ロッド53及び下押出ロッド56の移動
により、接天クッション55及び接床クッション58が
それぞれ天井及び床に圧接され、間仕切パネル16が固
定されるようになっている。
【0028】縦パイプ18の左側面及び縦パイプ19の
右側面には、それぞれ鉛直方向へ延びる凸型フレーム6
2及び凹型フレーム63が設けられている。凹型フレー
ム63において、縦パイプ19の各ハンドル装着口4
0,44,48に対応する位置には左右方向へ延びる挿
入孔64〜66が設けられている。
【0029】図3に示すように、凸型フレーム62は筒
状に形成され、凸型フレーム62の左側壁62aは、前
後両側壁62bの左端部から対向するように突出する一
対の平板71を備えている。この両平板71の先端部に
は、左側方へ向かって膨らむように突出する突部75が
設けられている。この突部75は、凸型フレーム62の
長手方向に沿って鉛直方向(図3の紙面と直交する方
向)へ延びている。突部75の左側面には、圧力センサ
76が設けられている。圧力センサ76は、鉛直方向へ
延びる筒状に形成された弾性を有する本体77と、本体
77内に設けられて鉛直方向へ平行に延びる一対の導電
ゴム78a,78bとから構成されている。
【0030】図1に示すように、凸型フレーム62の上
部には、発光素子72aと受光素子72bとを備えた光
センサ72が接近検出手段として設けられている。図3
に示すように、光センサ72は、凸型フレーム62にお
いて前側に位置する平板71に対して埋め込まれてい
る。光センサ72の発光素子72aは左方へ向かって光
を発するようになっており、光センサ72の受光素子7
2bは発光素子72aからの光を受光可能となってい
る。
【0031】図4に示すように、凹型フレーム63は筒
状に形成され、凹型フレーム63の右側壁63aは、前
後両側壁63bの右端部から対向するように突出する一
対の平板85を備え、その両平板85の先端部には左方
へ向かって突出する一対の斜板86が設けられている。
この両斜板86の対向する面には、それぞれパッキン8
6aが設けられている。又、斜板86の先端部には平板
85に対して平行となる底板87が設けられている。そ
して、前記両斜板86及び底板87により、右側方へ向
かってへこむ収容部89が設けられている。この収容部
89は、鉛直方向(図4の紙面と直交する方向)へ延び
ている。図1に示すように、凹型フレーム63の上端部
のおいて、前記光センサ72に対応する位置には反射板
90が設けられ、図4に示すように反射板90は凹型フ
レーム63の前側に位置する平板85に埋め込まれてい
る。
【0032】そして、間仕切パネル16がレール11に
沿って移動し、その間仕切パネル16の凸型フレーム6
2が他の間仕切パネル16の凹型フレーム63に当接す
ると、図5に示すように突部75が収容部89に挿入さ
れる。このとき、突部75は凹型フレーム63のパッキ
ン86aに当接し、圧力センサ76は凹型フレーム63
の底板87に接触することなく収容部89に挿入される
ようになっている。又、凹型フレーム63の平板85
は、凸型フレーム62の平板71に当接するようになっ
ている。
【0033】本体フレーム17の幅方向両側面には、図
3,図4に示す断熱材95及び化粧板96がそれぞれ設
けられ、その化粧板96によって間仕切パネル16全体
は図2に示すように板状となっている。
【0034】次に、上記のように構成された駆動ランナ
ー13,14及び間仕切パネル16の電気的構成を説明
する。図6に示すように、間仕切パネル16に設けられ
たパネルコントローラC2の入力側には光センサ72及
び圧力センサ76が接続され、パネルコントローラC2
の出力側にはランナー用電動モータ15aが接続されて
いる。前記パネルコントローラC2には記憶部Mが内蔵
され、この記憶部Mには第1及び第2の速度値V1,V
2が記憶されている。尚、本実施形態では、第1及び第
2の速度値V1,V2は、それぞれ1m/毎分及び7m
/毎分に設定されている。
【0035】各パネルコントローラC2は、ランナー用
電動モータ15aを所定の回転数となるように駆動し、
各間仕切パネル16をレール11に沿って同方向へ例え
ば7m/毎分で順次移動させる。又、パネルコントロー
ラC2は、間仕切パネル16における光センサ72に対
して給電を行う。すると、光センサ72の発光素子72
aは、先行した間仕切パネル16の反射板90へ向かっ
て光を発するようになっている。
【0036】光センサ72の受光素子72bは、前記隣
合う両パネル16間の距離が例えば200mm以上のと
き、反射板90で反射した発光素子72aからの光を受
光しないようになっている。光センサ72は受光素子7
2bが発光素子72aからの光を受光しないとき、非検
出信号(オフ信号)をパネルコントローラC2へ出力す
る。又、光センサ72の受光素子72bは、前記両パネ
ル16間の距離が200mm以下のとき、反射板90で
反射した発光素子72aからの光を受光するようになっ
ている。光センサ72は受光素子72bが発光素子72
aからの光を受光を受光しているとき、検出信号(オン
信号)をパネルコントローラC2へ出力する。
【0037】図7(a)に示すように、移動する間仕切
パネル16の左端部が障害物Wにぶつかると、図3に示
す圧力センサ76が前記障害物Wに接触する。この接触
により圧力センサ76の本体77が弾性変形し、圧力セ
ンサ76の導電ゴム78aが導電ゴム78bに接触す
る。両導電ゴム78a,78bが接触すると、圧力セン
サ76は検出信号をパネルコントローラC2へ出力す
る。パネルコントローラC2は、圧力センサ76からの
検出信号に基づいてランナー用電動モータ15aを駆動
停止させ、間仕切パネル16の移動を停止させるように
なっている。
【0038】各間仕切パネル16の移動中において、例
えば先行した間仕切パネル16が一時的に停止すると、
後続の間仕切パネル16が一時停止した間仕切パネル1
6に対して接近する。そして、前記両パネル16間の距
離が200mm以下になると、後続の間仕切パネルに設
けられた光センサ72はオン信号をパネルコントローラ
C2へ出力する。パネルコントローラC2は、光センサ
72からのオン信号に基づいてランナー用電動モータ1
5aを駆動停止させ、後続の間仕切パネル16の移動を
停止させる。
【0039】このとき、先行する間仕切パネル16が停
止したままの状態であれば、前記光センサ72はオン信
号をパネルコントローラC2へ出力し続ける。パネルコ
ントローラC2は、光センサ72からのオン信号に基づ
いてランナー用電動モータ15aを駆動し、後続の間仕
切パネル16を停止前の移動速度(7m/毎分)よりも
小さい値である第1の速度値V1(1m/毎分)で再び
移動させる。
【0040】又、前記後続の間仕切パネル16が停止す
る前に、一時停止していた先行の間仕切パネル16が再
び移動開始し、前記両パネル16間の距離が200mm
以上となった場合、後続の間仕切パネル16の光センサ
72はパネルコントローラC2へオフ信号を出力する。
パネルコントローラC2は、光センサ72からのオフ信
号に基づいてランナー用電動モータ15aを駆動し、後
続の間仕切パネル16を前記第1の速度値V1よりも大
きい値である第2の速度値V2(7m/毎分)で移動さ
せる。
【0041】移動開始した先行する間仕切パネル16
は、その移動速度が大きくなるように徐々に加速してい
く。そして、7m/毎分で移動する後続の間仕切パネル
16は、先行する間仕切パネル16を追いかけて遅れる
ことなく移動するようになっている。
【0042】次に、上記のように構成された間仕切パネ
ルの駆動制御装置の作用について説明する。各間仕切パ
ネル16で結婚式場等の広いスペースを小さいスペース
に仕切るには、各駆動ランナー13,14のランナー用
電動モータ15aを駆動し、各間仕切パネル16を結婚
式場の壁面へ向かって順次移動させる。そして、間仕切
パネル16の移動軌道上に位置する図7(a)の二点鎖
線で示す障害物Wに対し、間仕切パネル16の左端部が
ぶつかると、その間仕切パネル16が移動停止されて障
害物Wの破損が防止される。間仕切パネル16が停止し
た後、前記障害物Wは間仕切パネル16の移動軌道上か
ら取り去られ、前記間仕切パネル16は再び移動され
る。
【0043】間仕切パネル16が障害物Wに接触して停
止すると、その間仕切パネル16に対して後続の間仕切
パネル16が接近する。そして、両パネル16間の距離
が200mm以下になると、後続の間仕切パネル16が
移動停止される。後続の間仕切パネル16が停止する前
に、前記障害物Wが間仕切パネル16の移動軌道上から
取り去さられ、停止していた先行する間仕切パネル16
が再び移動開始すると、前記両パネル間の距離は200
mm以上になる。すると、停止した後続の間仕切パネル
16は、7m/毎分の移動速度で再び移動され、先行す
る間仕切パネル16を遅れずに追いかける。
【0044】又、先行した間仕切パネル16が故障等に
より速度低下し、前記間仕切パネル16と後続の間仕切
パネル16との距離が200mm以下になると、後続の
間仕切パネル16が移動停止される。速度低下した先行
する間仕切パネル16は移動を続けているため、後続の
間仕切パネル16が停止すると、前記両パネル間の距離
は200mm以上になる。すると、停止した後続の間仕
切パネル16は、7m/毎分の移動速度で再び移動され
る。先行する間仕切パネル16は速度低下しているた
め、7m/毎分で移動する後続の間仕切パネル16は、
先行する間仕切パネル16を遅れずに追いかける。
【0045】図7(b)に示すように、先頭の間仕切パ
ネル16が結婚式場の壁面に接触して停止されると、そ
の間仕切パネル16は接天及び接床クッション55,5
8によって固定される。すると、後続の間仕切パネル1
6が固定された間仕切パネル16に接近し、両パネル1
6間の距離が200mm以下になると、後続の間仕切パ
ネル16は一旦停止する。その後、後続の間仕切パネル
16は1m/毎分で再び移動される。この状態で、図5
に示すように、後続パネル16の凸型フレーム62が固
定パネル16における凹型フレーム63へ嵌め込まれる
と、その凸型フレーム62が凹型フレーム63に対して
確実に押し付けられる。
【0046】その結果、凸型フレーム62の突部75に
おける前後両側面が、凹型フレーム63のパッキン86
aに対して確実に当接し、凸型フレーム62と凹型フレ
ーム63とが確実に密着される。前記凸型フレーム62
と凹型フレーム63とが密着した後、後続の間仕切パネ
ル16は接天及び接床クッション55,58により固定
される。その後、前記後続パネル16よりも更に後続の
間仕切パネル16は、先行して固定された間仕切パネル
16に対して順次確実に密着した状態で固定される。そ
して、全ての間仕切パネル16が固定されることによ
り、結婚式場を小さいスペースに仕切るための作業が完
了する。
【0047】以上詳述した本実施形態では、下記
(a),(b)に示す効果がある。 (a)先行した間仕切パネル16に接近する後続の間仕
切パネル16は、両パネル16間距離が200mm以下
になると、一旦停止した後に停止前よりも小さい移動速
度で再び移動される。後続の間仕切パネル16が前記の
動作を行うように、前記後続の間仕切パネル16を制御
することは従来よりも容易であるため、その間仕切パネ
ル16の制御を確実に行わせることができる。従って、
従来と異なり、先行する間仕切パネル16に接近した後
続の間仕切パネル16における移動速度を、確実に停止
前よりも小さくすることができる。
【0048】(b)先行パネル16に近づいて停止した
後続パネル16は、コントローラCの制御により、第1
の速度値V1と第2の速度値V2との二種類の速度値の
内のいずれかで再び移動させことができる。
【0049】(c)先行した間仕切パネル16に後続の
間仕切パネルが接近して停止したとき、その間仕切パネ
ル16の停止前に、両パネル16間の距離が200mm
以上になっている場合には、停止した後続パネル16が
先行パネル16を追いかけるように移動される。従っ
て、隣合う間仕切パネル16同士の距離が大きくなり過
ぎるのを防止することができる。
【0050】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる。 (1)本実施形態では、駆動ランナー13,14によっ
て吊下支持される間仕切パネル16を例示したが、床上
を自走して移動する間仕切パネルに本発明を具体化して
もよい。
【0051】(2)本実施形態では、結婚式場で使用さ
れる間仕切パネル16に本発明を具体化したが、工場等
その他の場所で使用される間仕切パネルに本発明を具体
化してもよい。
【0052】(3)本実施形態において、ランナー用電
動モータ15aを間仕切パネル16に設け、そのランナ
ー用電動モータ15aの出力軸を連結軸やギヤ等の動力
伝達手段を介して駆動ランナー13,14の車輪15に
駆動連結するようにしてもよい。
【0053】(4)本実施形態において、光センサ72
に代えて、超音波センサ、赤外線センサ又はレーザセン
サ等を接近検出手段として使用してもよい。 (5)本実施形態では、先行する間仕切パネル16と後
続の間仕切パネル16との距離が200mm以下になっ
たとき、後続の間仕切パネル16を一旦停止させたが、
前記距離の値を適宜変更してもよい。
【0054】(6)本実施形態において、通常時におけ
る間仕切パネル16の移動速度を7m/毎分としたが、
この値を変更してもよい。又、第1の速度値V1を1m
/毎分としたが、通常時における間仕切パネル16の移
動速度よりも低い値であるならば、前記第1の速度値V
1を変更してもよい。更に、第2の速度値V2を7m/
毎分としたが、第1の速度値V1よりも大きい値である
ならば前記第2の速度値V2を変更してもよい。
【0055】(7)本実施形態において、光センサ72
からのオン信号に基づいて停止した間仕切パネル16
を、必ず第1の速度値V1で再び移動させるようにして
もよい。このように構成すれば、ランナー用電動モータ
15aの制御を実施形態の場合よりも容易に行うことが
できる。
【0056】(8)本実施形態では、光センサ72から
のオン信号に基づいて停止した間仕切パネル16を、そ
の後に光センサ72が出力する信号に基づいて第1又は
第2の速度値V1,V2で再び移動させたが、本発明は
これに限定されない。即ち、例えば駆動ランナー13,
14に、車輪15が回転しているときには非検出信号
(オフ信号)を出力し、車輪15が回転していないとき
には検出信号(オン信号)を出力する回転検出センサを
設ける。そして、光センサ72からのオン信号に基づい
て停止した間仕切パネル16を、前記回転検出センサが
出力する信号に基づいて第1又は第2の速度値V1,V
2で再び移動させてもよい。この場合においても、隣合
う間仕切パネル16同士の距離が大きくなり過ぎるのを
防止することができる。
【0057】次に、以上の実施形態から把握することが
できる技術的思想を、その効果とともに以下に記載す
る。請求項記載のパネルの駆動制御装置において、パ
ネルが移動又は停止しているときに検出信号又は非検出
信号を出力する移動状態検出手段(回転検出センサ)を
各間仕切パネルにそれぞれ設け、制御手段は接近検出手
段からの検出信号に基づいて後続のパネルを停止させた
後、先行したパネルの移動状態検出手段が非検出信号を
出力しているときには、後続のパネルを停止前の移動速
度よりも小さい値である第1の速度値で再び移動させ、
前記移動状態検出手段が検出信号を出力しているときに
は、後続のパネルを前記第1の速度値よりも大きい値で
ある第2の速度値で移動させるものである請求項記載
のパネルの駆動制御装置。隣合うパネル同士の距離が広
くなりすぎるのを防止することができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明では接近検出手段
からの検出信号に基づいて、後続のパネルが停止た後
に同パネルが停止前よりも小さい第1の速度値又は第2
の速度値で再び移動するように移動手段を制御するだけ
なので、その制御を容易に行うことができ、そのパネル
の停止前に、先行して停止していたパネルが再び移動し
て両パネル間の距離が所定値以上となっている場合に
は、後続パネルが先行パネルを追いかけて遅れることな
く移動する。従って、複雑な制御を行っていた従来と異
なり、前記移動手段の制御をうまく実行できなくなるの
を防止して、後続のパネルの移動速度を第1の速度値と
第2の速度値との二種類の速度値の内のいずれかにする
ことが可能になる。また、先行したパネルに接近して停
止した後続のパネルが再び移動するとき、先行したパネ
ルと後続のパネルとの距離が大きくなりすぎるのを防止
することができる。
【0059】
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における間仕切パネルの内部を示す
正面図。
【図2】間仕切パネル、駆動ランナー及びレールを示す
斜視図。
【図3】間仕切パネルの左端部を示す断面図。
【図4】間仕切パネルの右端部を示す断面図。
【図5】凸型フレームが凹型フレームに挿入された状態
を示す断面図。
【図6】間仕切パネルの電気的構成を示すブロック回路
図。
【図7】(a)及び(b)は間仕切パネルの動きを示す
概略断面図。
【符号の説明】
15a…移動手段としてのランナー用電動モータ、16
…間仕切パネル、72…接近検出手段としての光セン
サ、C2…制御手段としてのパネルコントローラ、V1
…第1の速度値、V2…第2の速度値。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−353186(JP,A) 特公 平7−13425(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 15/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の所定軌道に沿って移動可能な複数
    のパネル(16)を、それぞれ別々に同方向へ移動させ
    る移動手段(15a)と、 隣合うパネル(16)間の距離が所定値以下になったこ
    とを検出して検出信号を出力し、前記距離が所定値以上
    になったことを検出して非検出信号を出力する接近検出
    手段(72)と、 前記接近検出手段(72)からの検出信号に基づいて、
    先行したパネル(16)に近づく後続のパネル(16)
    を停止させ、その後に前記接近検出手段(72)が検出
    信号を出力し続けているときには、前記後続のパネル
    (16)が停止前の移動速度よりも小さい第1の速度
    (V1)で再び移動開始し、前記接近検出手段(72)
    が非検出信号を出力しているときには、後続のパネル
    (16)が前記第1の速度値(V1)よりも大きい第2
    の速度値(V2)で再び移動開始するように移動手段
    (15a)を制御する制御手段(C2)とを備えたパネ
    ルの駆動制御装置。
JP19609096A 1996-07-25 1996-07-25 パネルの駆動制御装置 Expired - Fee Related JP3238866B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19609096A JP3238866B2 (ja) 1996-07-25 1996-07-25 パネルの駆動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19609096A JP3238866B2 (ja) 1996-07-25 1996-07-25 パネルの駆動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1037590A JPH1037590A (ja) 1998-02-10
JP3238866B2 true JP3238866B2 (ja) 2001-12-17

Family

ID=16352053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19609096A Expired - Fee Related JP3238866B2 (ja) 1996-07-25 1996-07-25 パネルの駆動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3238866B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1037590A (ja) 1998-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20050109723A (ko) 반도체 제조설비의 카세트 포지션 조절장치 및 그 방법
JP3238866B2 (ja) パネルの駆動制御装置
JP3238865B2 (ja) パネルの駆動制御装置
JP3300231B2 (ja) パネルの駆動制御装置
EP0349924A3 (en) A control means for a universal electric motor
JP3108020B2 (ja) パネルの嵌合装置
JPH09221958A (ja) パネルの駆動制御装置
JP3288559B2 (ja) 移動体の駆動制御装置
JPS61183005A (ja) 棚設備
JP2973020B2 (ja) 電動式間仕切におけるパネルの自動停止装置
KR102286525B1 (ko) 접지 작업용 로봇
JPH0738621Y2 (ja) 電動スライディングウォール
JPH0738967Y2 (ja) 無人誘導車
JPH0988423A (ja) パネルの密着装置
JP3022382B2 (ja) 車載機器のパネル移動装置
JP3135830B2 (ja) 移動体の揺れ止め装置
JPH10102908A (ja) 電動間仕切装置の回動レール向き検出装置
JPH1025959A (ja) パネルの駆動制御装置
JPH0243230Y2 (ja)
JP2846225B2 (ja) 間仕切りパネル
JPH11256924A (ja) 電動間仕切の走行制御方法及びその装置
JP3204018B2 (ja) 移動棚設備
JPH0631951Y2 (ja) 移動棚装置
JPH07232813A (ja) コンベア側枠の連結構造
JPH07105616B2 (ja) 部品供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071005

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees