JP3022382B2 - 車載機器のパネル移動装置 - Google Patents

車載機器のパネル移動装置

Info

Publication number
JP3022382B2
JP3022382B2 JP9063350A JP6335097A JP3022382B2 JP 3022382 B2 JP3022382 B2 JP 3022382B2 JP 9063350 A JP9063350 A JP 9063350A JP 6335097 A JP6335097 A JP 6335097A JP 3022382 B2 JP3022382 B2 JP 3022382B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
transmission mechanism
drive transmission
side wall
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9063350A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10255452A (ja
Inventor
史郎 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP9063350A priority Critical patent/JP3022382B2/ja
Publication of JPH10255452A publication Critical patent/JPH10255452A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3022382B2 publication Critical patent/JP3022382B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両本体に搭載さ
れる車載機器のパネルを所要のとおりに移動させるため
のパネル移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両本体に搭載される車載機器として、
たとえばCD再生装置、カセットテープ再生装置、MD
再生装置等が知られている。これらの車載機器は一対の
側壁を有する筐体を有し、この筐体内にローディング機
構および再生手段等が収容され、これらが収容された筐
体が、一対の側壁に装着される取付ブラケットを介して
車両本体に交換可能に装着される。
【0003】この種の車載機器においては、最近、操作
パネルの操作性を向上させるために、操作面が実質上垂
直に位置する第1の位置と操作面が操作者に向けて斜め
に傾斜する第2の位置との間を操作パネル部材が移動自
在に装着されたものが実用に供されてきている。このよ
うな車載機器では、機器の不使用時には操作パネル部材
は第1の位置に保持され、したがって操作パネル部材は
筐体の前面側に実質上垂直な状態にコンパクトに収納さ
れる。一方、機器の使用時には操作パネル部材は第2の
位置に保持され、操作パネル部材の操作面は操作者側に
向くように傾斜して保持され、したがって操作者は、パ
ネル面の各種スイッチを容易に操作することができる。
【0004】このような車載機器においては、筐体の片
方の側壁に所定の間隔をおいて補助壁が装着され、この
補助壁に操作パネル部材を移動させるための移動機構の
大部分の構成要素が装着されている。すなわち、移動機
構は、駆動源としての電動モータと、この電動モータか
らの駆動力を伝達する歯車機構と、歯車機構に駆動連結
されたレバー部材とを有し、電動モータおよび歯車機構
が補助壁に装着され、前記レバー部材が片方の側壁に移
動自在に装着され、このレバー部材の先端部が操作パネ
ルに連結されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た車載機器においては、次のとおりの解決すべき課題が
存在する。すなわち、一対の側壁には、取付ブラケット
を取付けるためのねじ孔が形成され、かかるねじ孔に取
付ねじを螺着することによって取付ブラケットが一対の
側壁に装着される。一対の側壁にはこのようにして取付
ねじが螺着されるため、取付ねじにおける、側壁から内
側に突出する部分に対応して、その近傍および下方に部
品が位置することがないように、側壁からある程度間隔
を置いて補助壁が配置されるとともに、この補助壁に移
動機構の電動モータおよび歯車機構が装着される。それ
故に、側壁と補助壁との間に比較的大きい無駄なスペー
ス(部品が配置されないスペース)が存在し、この無駄
な空間の有効利用が望まれていた。特に、車載機器にお
いては、各種車両本体に交換可能に取付けられるように
筺体の大きさが所定サイズ、すなわち1DINサイズに
限定されており、このように大きさが限定されているも
のにおいては、多くの機能を搭載しようとすれば無駄な
スペースをできる限り少なくする必要がある。
【0006】また、レバー部材が側壁に装着され、歯車
機構が補助壁に装着されるので、レバー部材に補助壁近
傍まで延びる突出壁部を設け、この突出壁部に歯車機構
と噛合するラック部を設ける必要があり、レバー部材自
体が大きくなる問題がある。
【0007】本発明の目的は、筐体内のスペースを有効
に利用し、このスペースにコンパクトに収容することが
できる車載機器のパネル移動装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両本体に取
付られる筐体と、前記筐体に第1の位置と第2の位置と
の間を移動自在に装着されたパネル部材と、前記パネル
部材を移動させるための移動機構とを備えた車載機器の
パネル移動装置において、前記筐体は所定の間隔を置い
て配設された一対の側壁を有し、前記一対の側壁の少な
くとも片方の側壁には所定の間隔を置いて補助壁が装着
されており、前記移動機構は、回転駆動される駆動源
と、前記駆動源からの駆動力を伝達する第1の駆動伝達
機構と、前記パネル部材に駆動力を伝達する第2の駆動
伝達機構と、前記第1および第2の駆動伝達機構を駆動
連結する中間駆動伝達機構とを有しており、前記駆動源
は前記片方の側壁と前記補助壁との間の空間に配置さ
れ、前記第1の駆動伝達機構は前記補助壁における、前
記駆動源に対向する面に装着され、前記第2の駆動伝達
機構は前記片方の側壁における、前記駆動源に対向する
面に装着され、前記中間駆動伝達機構は前記片方の側壁
と前記補助壁との間に装着されており、前記駆動源から
の駆動力は、前記第1の駆動伝達機構、前記中間駆動伝
達機構および前記第2の駆動伝達機構を介して前記パネ
ル部材に伝達されることを特徴とする車載機器のパネル
移動装置である。本発明に従えば、片方の側壁と補助壁
との間に駆動源が配置され、駆動源と対向する補助壁の
面に第1の駆動伝達機構が装着され、この駆動源と対向
する片方の側壁の面に第2の駆動伝達機構が装着され、
これら駆動伝動機構を駆動連結する中間駆動伝達機構が
上記側壁と補助壁との間に装着される。それ故に、駆動
源を基準としてその片側に第1の駆動伝達機構が配置さ
れるとともに、その他側に第2の駆動伝動機構が配置さ
れるので、パネル部材を移動させるための移動機構をコ
ンパクトに配置することができる。また第1および第2
の駆動伝達機構ならびに中間駆動伝達機構を備えている
ので、比較的容易に大きな減速比を得ることができる。
【0009】また本発明は、前記補助壁は、前記片方の
側壁に間隔を置いて装着された第1の壁部材と、前記第
1の壁部材に装着された第2の壁部材とを有し、前記駆
動源および前記第1の駆動伝達機構は前記第2の壁部材
に装着され、前記中間駆動伝達機構は前記片方の側壁と
前記第1の壁部材との間に装着されていることを特徴と
する。本発明に従えば、補助壁は第1および第2の壁部
材を有し、移動機構の駆動源および第1の駆動伝達機構
が上記第2の壁部材に装着されるので、第2の壁部材、
駆動源および第1の駆動伝達機構をユニットとして構成
することができ、装置の組立作業が容易となる。
【0010】さらに本発明は、前記第2の駆動伝達機構
は、前記パネル部材に駆動連結されたレバー部材と、前
記レバー部材に駆動連結された最終歯車とを含み、前記
レバー部材が前記片方の側壁の下端部に所定方向に移動
自在に装着され、前記最終歯車が前記片方の側壁の前端
下角部またはその近傍に配置されていることを特徴とす
る。本発明に従えば、レバー部材は片方の側壁の下端部
に装着され、第2の駆動伝達機構の最終歯車は上記片方
の側壁の前端下角部またはその近傍に配置されるので、
上記側壁の内側の下端部および前端角部またはその近傍
に存在する空間を有効に利用することができる。片方の
側壁の内側の上記空間は、取付ブラケットを側壁に取付
ける取付ねじのための関連するスペースとして従来無駄
なスペースとなっており、したがって従来利用していな
かった空間に、第2の駆動伝達機構の一部の構成要素を
配置することができ、筐体内の無駄な空間を一層少なく
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う車載機器のパネル移動装置の一実施形態につい
て説明する。図1は、本発明に従うパネル移動装置の一
実施形態を備えた車載機器の要部を示す部分側面図であ
る。
【0012】図1において、図示の車載機器は筐体2を
備えている。筐体2は、図3に示すように、底壁4およ
び横方向(図1、図2および図4において紙面に垂直な
方向、図3において左右方向)に所定の間隔を置いて配
設された一対の側壁6(図1〜図4において片方のみ示
す)を有し、一対の側壁6が底壁4の両側端部から上方
に延びている。筐体2には、その前面側(図1、図2お
よび図4において右側)に支持部材8が装着され、この
支持部材8に車載機器の操作パネル部材10が装着され
ている。また、一対の側壁6には取付ねじ5によって取
付ブラケット7が取付けられ、かかる取付ブラケット7
を利用して筐体2が車両本体(図示せず)に交換可能に
取付けられる。
【0013】この実施形態では、操作パネル部材10
は、図1に示す第1の位置と図2に示す第2の位置との
間を移動自在に装着されている。筐体2には、後述する
如く、一対のレバー部材12(図1〜図4において片方
のみ示す)が装着され、一対のレバー部材12の先端部
が操作パネル部材10の両端部下角部にピン14を介し
て旋回自在に連結されている。また、操作パネル部材1
0の両端部上角部には支持ピン(図示せず)が設けら
れ、これら支持ピンが支持部材8に上下方向に移動自在
に支持されている。この操作パネル部材10の前面には
複数個の操作スイッチ14が設けられており、これら操
作スイッチ14を操作することによって、車載機器を所
望のとおりに作動操作することができる。このように操
作パネル部材10が支持されているので、一対のレバー
部材12が収納された状態では、図1に示すとおり、操
作パネル部材10は第1の位置に保持される。第1の位
置においては、操作パネル部材10の前面、すなわち操
作面は実質上垂直に保持され、支持部材8の前面側に所
要のとおりに収納される。一方、後述する如くして一対
のレバー部材12が突出すると、操作パネル部材10の
下部が前面側に押出され、これに伴って一対の支持ピン
(図示せず)が支持部材8に対して下方に移動される。
そして一対のレバー部材12が突出した状態では、図2
に示すとおり、操作パネル部材10は第2の位置に保持
される。第2の位置においては、操作パネル部材10の
前面(操作面)は斜め上方に操作者(換言すると車両の
運転者)の方向に向き、操作者は操作パネル部材10の
操作スイッチ14を容易に見ることができ、またこの状
態においては操作スイッチ14を容易に押圧操作するこ
とができる。
【0014】次いで、主として図3〜図5を参照して、
操作パネル部材10を上述したとおりに移動させるため
の構成について説明する。なお、各レバー部材12に関
連する構成については実質上同一であり、それ故に、以
下の記載において片方のレバー部材12に関連する構成
について説明し、他方のレバー部材12に関連する構成
についてはその説明を省略する。
【0015】図3〜図5において、図示のパネル移動装
置16は、筐体2および操作パネル部材10に加えて、
この操作パネル部材10を移動させるための移動機構1
8を備えている。筐体2の片方の側壁6(図1〜図4に
示すもの)の内側には、その前部に対応して補助壁20
が配設されている。主として図5を参照して、補助壁2
0は、第1の壁部材22と第2の壁部材24から構成さ
れている。側壁6には3つの軸部材26,28,30が
固定されており、これら3つの軸部材26,28,30
の先端部に第1の壁部材22が固定されている。また、
第2の壁部材24は、第1の壁部材22の片側(側壁6
に対向する側)にて2つの軸部材26,28の先端部に
装着され、第1の壁部材22を通して固定ねじ32を第
2の壁部材24に螺着することによって、第1の壁部材
22に固定されている。このように第1および第2の壁
部材22,24が支持されているので、補助壁20は側
壁6から所定の間隔を置いてその内側に配設される。
【0016】主として図3および図4を参照して、移動
機構18は、駆動源を構成する電動モータ34と、電動
モータ34からの駆動力を伝達する第1の駆動伝達機構
36と、駆動力を操作パネル部材10に伝達する第2の
駆動伝達機構38と、第1および第2の駆動伝達機構3
6,38を駆動連結する中間駆動伝達機構40を備えて
いる。図7をも参照して、電動モータ34の出力軸には
ウォーム41が装着されている。第1の駆動伝達機構3
6は、大歯車部42aと小歯車部42bを有する歯車4
2から構成され、大歯車部42aが上記ウォーム41に
噛合されている。この実施形態では、図7に明確に示す
とおり、第2の壁部材24に電動モータ34および歯車
42が装着されている。第2の壁部材24には側壁6に
向けて折曲された折曲部24aが形成されており、この
折曲部24aに取付ねじ44によって電動モータ34が
固定され、電動モータ34の出力軸が折曲部24aに形
成された切欠きを通して上方に突出し、この突出部にウ
ォーム41が設けられている。また、第2の壁部材24
には軸部材46が固定されており、この軸部材46に歯
車42が回転自在に装着されている。このように電動モ
ータ34および歯車42(第1の駆動伝達機構36)を
第2の壁部材24に装着することによって、これら構成
要素をユニットとして構成することができ、それらの組
付けが容易となる。
【0017】第2の駆動伝達機構38は、側壁6の内面
に装着されている。主として図6を参照して、図示の第
2の駆動伝達機構38は、上述したレバー部材12に加
えて歯車48,50を含んでいる。レバー部材12は、
前後方向(図1、図2および図4において左右方向、図
3において紙面に垂直な方向、図6において左下から右
上の方向)に延びている。このレバー部材12には、一
対の細長い孔52(図4および図6において片方のみ示
す)が形成されている。一方、側壁6の下端部には、所
定の間隔を置いて一対のピン54(図4および図6にお
いて片方のみ示す)が設けられており、一対のピン54
がレバー部材12の孔52に移動自在に受入れられてい
る。かく構成されているので、レバー部材12は、ピン
54が孔52の一端部(図4において右端部)に当接す
る後退位置(図4に実線で示す位置)とピン54が孔5
2の他端部に当接する突出位置(図4に二点鎖線で示す
位置)との間を前後方向に移動自在である。レバー部材
12の上面には、その長手方向にラック56が一体的に
設けられている。歯車50(移動機構18の駆動力を伝
達する複数個の歯車のうち、駆動力の伝達方向に見て最
も出力側に位置する歯車であって、最終歯車として作用
する)は、側壁6に固定された短軸58に回転自在に装
着され、この歯車50がレバー部材12のラック56に
噛合されている。また、側壁6には短軸60が固定さ
れ、短軸60に歯車48が回転自在に装着され、この歯
車48は上記歯車50に噛合されている。
【0018】この実施形態では、最終歯車50が側壁6
の前端下角部近傍(前端下角部にスペースが存在する場
合には、この前端下角部に設けることもできる)に配置
されている。従来の車載機器においては、筐体2内のこ
のスペースに構成部品を配置することはなかったが、こ
のように最終歯車50を配置することによって、筐体2
内のスペースを一層効果的に利用することができる。ま
た、このスペースに最終歯車50を配置したので、レバ
ー部材12を細長いプレート状の部材から構成すること
ができ、レバー部材12の構成を簡単にかつ小さくする
ことができる。
【0019】中間駆動伝達機構40は歯車62から構成
され、側壁6と第1の壁部材22との間に装着された上
記軸部材30に回転自在に装着されている。歯車62は
電動モータ34の上方に配置され、その一端部に大歯車
部62aが設けられ、この大歯車部62aが歯車42の
小歯車部42bに噛合されている。また、歯車62の他
端部には小歯車部62bが設けられ、この小歯車部62
bが歯車48に噛合されている。このように構成されて
いるので、電動モータ34の回転駆動力は、ウォーム4
1を介して第1の駆動伝達機構36に伝達され、さらに
中間駆動伝達機構40を介して第2の駆動伝達機構38
に伝達され、この第2の駆動伝達機構38から操作パネ
ル部材10に伝達される。
【0020】次いで、主として図3および図4を参照し
て、上述した移動装置16の作用効果について説明す
る。
【0021】操作パネル部材10を第1の位置から第2
の位置に位置付けるには、電動モータ34は所定方向に
回転駆動される。かくすると、電動モータ34からの駆
動力がウォーム41を介して歯車42の大歯車部42a
に伝達され、この歯車42が矢印72で示す方向に回転
駆動される。歯車42からの回転駆動力は、小歯車部4
2bを介して歯車62の大歯車部62aに伝達され、こ
の歯車62が矢印74で示す方向に回転駆動される。そ
して、歯車62の駆動力は小歯車部62bを介して歯車
48に伝達され、さらに歯車50を介してレバー部材1
2のラック56に伝達され、これによって歯車48が矢
印76で示す方向に、また歯車50が矢印78で示す方
向に回転駆動され、レバー部材12は矢印80で示す前
面側に上記突出位置に向けて移動される。そして、レバ
ー部材12がこのように移動されることによって、上述
したとおり、操作パネル部材10は上記第2の位置に保
持される。この実施形態では、図4から理解されるとお
り、電動モータ34の回転の減速は、ウォーム41から
歯車42への伝達、歯車42から歯車62へのの伝達お
よび歯車62から歯車48への伝達の際に行われれるの
で、その回転は充分に減速されてレバー部材12に伝達
される。
【0022】一方、電動モータ34が所定方向と反対方
向に回転駆動されると、ウォーム41を介して歯車4
2,62,48,50は上述したと反対方向に回転駆動
され、レバー部材12が後退位置に向けて移動され、こ
れによって操作パネル部材10は上述したとおりに上記
第1の位置に保持される。
【0023】なお、電動モータ34を付勢するための作
動操作スイッチは、たとえば、操作パネル部材10の操
作面に配置される。この作動操作スイッチを押圧する
と、操作パネル部材10は第1の位置から第2の位置に
位置付けられ(電動モータ34が所定方向に回転され
る)、そして作動操作スイッチを再度押圧すると、操作
パネル部材10は第2の位置から第1の位置に位置付け
られる(電動モータ34が所定方向と反対方向に回転さ
れる)。
【0024】この移動装置16においては、さらに、そ
の配置構造に関連して、次のとおりの特徴を有してい
る。すなわち、図3および図4から理解されるとおり、
電動モータ34は側壁6と補助壁20との間に配置さ
れ、そして第1の駆動伝達機構24は補助壁20の外面
(側壁6と対向する面)に装着され、第2の駆動伝達機
構38は側壁6の内面(補助壁20と対向する面)に装
着され、中間駆動伝達機構40は側壁6と補助壁20と
の間に配設されている。それ故に、電動モータ34を基
準にしてその片側に第1の駆動伝達機構26が配置され
るとともに、その他側に第2の駆動伝動機構38が配置
されるので、移動機構16を電動モータ34の周囲にコ
ンパクトに配置することができ、また、第1および第2
の駆動伝達機構ならびに中間駆動伝達機構を備えている
ので、比較的容易に大きな減速比を得ることができる。
【0025】以上、本発明に従う車載機器のパネル移動
装置の一実施形態について説明したが、本発明はかかる
実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸
脱することなく種々の変形、修正が可能である。
【0026】たとえば、図示の実施形態では、操作パネ
ル部材10を移動させるための移動機構18を、筐体2
の一対の側壁6の内側にそれぞれ設けているが、単一の
移動機構18によって操作パネル部材10を所要のとお
りに移動させることができるときには、それらの片方を
省略することができる。
【0027】また、図示の実施形態では、移動させるパ
ネル部材として、操作スイッチ14が設けられている操
作パネル部材10に適用して説明したが、これに限定さ
れることなく、たとえば表示画面等としての液晶パネル
部材にも同様に適用することができる。また、車載機器
として、CD再生装置、カセットテープ再生装置、MD
再生装置等の各種機器に適用することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1のパネル移動装置によ
れば、片方の側壁と補助壁との間に駆動源が配置され、
駆動源と対向する補助壁の面に第1の駆動伝達機構が装
着され、この駆動源と対向する片方の側壁の面に第2の
駆動伝達機構が装着され、これら駆動伝動機構を駆動連
結する中間駆動伝達機構が上記側壁と補助壁との間に装
着される。それ故に、駆動源を基準としてその片側に第
1の駆動伝達機構が配置されるとともに、その他側に第
2の駆動伝動機構が配置されるので、パネル部材を移動
させるための移動機構をコンパクトに配置することがで
きる。また第1および第2の駆動伝達機構ならびに中間
駆動伝達機構を備えているので、比較的容易に大きな減
速比を得ることができる。
【0029】また本発明の請求項2のパネル移動装置に
よれば、補助壁は第1および第2の壁部材を有し、移動
機構の駆動源および第1の駆動伝達機構が上記第2の壁
部材に装着されるので、第2の壁部材、駆動源および第
1の駆動伝達機構をユニットとして構成することがで
き、装置の組立作業が容易となる。
【0030】さらに本発明の請求項3のパネル移動装置
によれば、レバー部材は片方の側壁の下端部に装着さ
れ、第2の駆動伝達機構の最終歯車は上記片方の側壁の
前端下角部またはその近傍に配置されるので、上記側壁
の内側の下端部および前端角部またはその近傍に存在す
る空間を有効に利用することができる。片方の側壁の内
側の上記空間は、取付ブラケットを側壁に取付ける取付
ねじのための関連するスペースとして従来無駄なスペー
スとなっており、したがって従来利用していなかった空
間に、第2の駆動伝達機構の一部の構成要素を配置する
ことができ、筐体内の無駄な空間を一層少なくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うパネル移動装置の一実施形態を備
えた車載機器の一例の要部を示す部分側面図である。
【図2】図1の車載機器の要部を、操作パネル部材を第
2の位置に保持した状態で示す部分側面図である。
【図3】図1の車載機器に適用されたパネル移動装置の
要部を示す部分正面図である。
【図4】図3のパネル移動装置の移動機構を説明するた
めの部分側面図である。
【図5】図3のパネル移動装置のフレーム構造を示す部
分正面図である。
【図6】図3のパネル移動装置における第2の駆動伝達
機構およびこれに関連する構成を示す部分斜視図であ
る。
【図7】図3のパネル移動装置における第1の駆動伝達
機構およびこれに関連する構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 筐体 6 側壁 10 操作パネル部材 12 レバー部材 16 パネル移動装置 18 移動機構 20 補助壁 22 第1の壁部材 24 第2の壁部材 34 電動モータ 36 第1の駆動伝達機構 38 第2の駆動伝達機構 40 中間駆動伝達機構

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体に取付られる筐体と、前記筐体
    に第1の位置と第2の位置との間を移動自在に装着され
    たパネル部材と、前記パネル部材を移動させるための移
    動機構とを備えた車載機器のパネル移動装置において、 前記筐体は所定の間隔を置いて配設された一対の側壁を
    有し、前記一対の側壁の少なくとも片方の側壁には所定
    の間隔を置いて補助壁が装着されており、 前記移動機構は、回転駆動される駆動源と、前記駆動源
    からの駆動力を伝達する第1の駆動伝達機構と、前記パ
    ネル部材に駆動力を伝達する第2の駆動伝達機構と、前
    記第1および第2の駆動伝達機構を駆動連結する中間駆
    動伝達機構とを有しており、 前記駆動源は前記片方の側壁と前記補助壁との間の空間
    に配置され、前記第1の駆動伝達機構は前記補助壁にお
    ける、前記駆動源に対向する面に装着され、前記第2の
    駆動伝達機構は前記片方の側壁における、前記駆動源に
    対向する面に装着され、前記中間駆動伝達機構は前記片
    方の側壁と前記補助壁との間に装着されており、 前記駆動源からの駆動力は、前記第1の駆動伝達機構、
    前記中間駆動伝達機構および前記第2の駆動伝達機構を
    介して前記パネル部材に伝達されることを特徴とする車
    載機器のパネル移動装置。
  2. 【請求項2】 前記補助壁は、前記片方の側壁に間隔を
    置いて装着された第1の壁部材と、前記第1の壁部材に
    装着された第2の壁部材とを有し、前記駆動源および前
    記第1の駆動伝達機構は前記第2の壁部材に装着され、
    前記中間駆動伝達機構は前記片方の側壁と前記第1の壁
    部材との間に装着されていることを特徴とする請求項1
    記載の車載機器のパネル移動装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の駆動伝達機構は、前記パネル
    部材に駆動連結されたレバー部材と、前記レバー部材に
    駆動連結された最終歯車とを含み、前記レバー部材が前
    記片方の側壁の下端部に所定方向に移動自在に装着さ
    れ、前記最終歯車が前記片方の側壁の前端下角部または
    その近傍に配置されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の車載機器のパネル移動装置。
JP9063350A 1997-03-17 1997-03-17 車載機器のパネル移動装置 Expired - Fee Related JP3022382B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9063350A JP3022382B2 (ja) 1997-03-17 1997-03-17 車載機器のパネル移動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9063350A JP3022382B2 (ja) 1997-03-17 1997-03-17 車載機器のパネル移動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10255452A JPH10255452A (ja) 1998-09-25
JP3022382B2 true JP3022382B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=13226721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9063350A Expired - Fee Related JP3022382B2 (ja) 1997-03-17 1997-03-17 車載機器のパネル移動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3022382B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100753466B1 (ko) * 2005-03-30 2007-08-31 후지쓰 텐 가부시키가이샤 틸트 장치 및 전자기기
WO2006129808A1 (ja) 2005-06-02 2006-12-07 Fujitsu Ten Limited 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10255452A (ja) 1998-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3887133B2 (ja) 表示装置
JP2002023652A (ja) モニタ装置
JP2007245929A (ja) 車載機器
JP3227329B2 (ja) 車載用電子機器の盗難防止装置
JP3022382B2 (ja) 車載機器のパネル移動装置
JP3172683B2 (ja) 車載用電子機器
JP2008126732A (ja) 駆動装置
JP4146150B2 (ja) 電子機器
JP3322781B2 (ja) 車載用電子機器
US5475787A (en) Electronic display unit
KR100500292B1 (ko) 차량용 오디오/비디오 시스템의 디스플레이부 구동장치
JP4169829B2 (ja) 車載用ディスプレイ装置
KR19980047623U (ko) 카 오디오 앤 비디오 시스템의 로딩장치
JP4013004B2 (ja) 収納式表示装置
JP3660172B2 (ja) 車載用電子装置
JP3221156B2 (ja) 回路遮断器の電動操作装置
JP2996824B2 (ja) 車載用av機器のパネル収納機構
JPH0640023Y2 (ja) 車載用ディスプレイ装置
JP2561586Y2 (ja) 車両用シートの電動移動装置
JPH0811639A (ja) 車載用ディスプレイ装置
JP2816372B2 (ja) 自動車用アウトサイドミラー取付け構造
KR0114442Y1 (ko) 자동차의 카세트 도난방지장치
KR0146473B1 (ko) 자동차용 주행정보장치의 디스플레이 유닛 장착구조
KR19980052458U (ko) 차량용 스피커 팝업장치
JP2002362243A (ja) 車載用電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991221

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150114

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees