JP2561586Y2 - 車両用シートの電動移動装置 - Google Patents
車両用シートの電動移動装置Info
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- clutch mechanism
- screw
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/04—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
- B60N2/14—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable rotatable, e.g. to permit easy access
-
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60N2/06—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
- B60N2/067—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable by linear actuators, e.g. linear screw mechanisms
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自家用車やトラツク等
の車両に取付けられる車両用シートの電動移動装置に関
するものである。
の車両に取付けられる車両用シートの電動移動装置に関
するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
自家用車やトラツク等に取付けられるシートは、搭乗者
の体格等にあわせて前後に移動調整できるようになつて
いるが、この様なシートの前後移動を、電動モータの駆
動により自動的に行うようにしたものがある。一方、車
両への乗り降りを容易にする等の目的のため、シートを
左右方向に揺動できるようにしたものが例えば実公昭6
3−24019号公報において知られており、そして、
この様なシートの左右揺動を電動モータを用いて行うこ
とが提唱される。しかるに、シートの前後移動と左右揺
動とは、作動方向が異なるため、それぞれ専用の電動モ
ータを設けて各別の電動作動を行う必要があり、そうす
ると、部品点数が増加して構造が複雑化する許りでな
く、シートの移動装置全体がどうしても大型化し、シー
トにこれ以外の種々の機能を設けるためのスペースを確
保できなくなる惧れもあり、さらに組立作業が煩雑にな
るうえコスト高となる等の問題がある。
自家用車やトラツク等に取付けられるシートは、搭乗者
の体格等にあわせて前後に移動調整できるようになつて
いるが、この様なシートの前後移動を、電動モータの駆
動により自動的に行うようにしたものがある。一方、車
両への乗り降りを容易にする等の目的のため、シートを
左右方向に揺動できるようにしたものが例えば実公昭6
3−24019号公報において知られており、そして、
この様なシートの左右揺動を電動モータを用いて行うこ
とが提唱される。しかるに、シートの前後移動と左右揺
動とは、作動方向が異なるため、それぞれ専用の電動モ
ータを設けて各別の電動作動を行う必要があり、そうす
ると、部品点数が増加して構造が複雑化する許りでな
く、シートの移動装置全体がどうしても大型化し、シー
トにこれ以外の種々の機能を設けるためのスペースを確
保できなくなる惧れもあり、さらに組立作業が煩雑にな
るうえコスト高となる等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる車両用シ
ートの電動移動装置を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、電動モータの正逆駆動に基づいてシ
ートを移動させるにあたり、シートに一体的に設けられ
る可動ブラケツトに、正逆駆動制御ができる電動モータ
と、軸心線が前後方向を向き、前記電動モータの駆動に
連繋して軸心回りに回動する第一、第二の螺子軸とを設
け、該各螺子軸には、螺子軸の回動に基づき螺子軸に対
して前後に相対移動するよう螺合せしめた第一、第二の
駒体を設け、前記電動モータから各螺子軸への動力伝動
経路のうち第一螺子軸への経路側には、動力伝動の断続
切換えをするクラツチ機構を設ける一方、車両躯体側の
固定ブラケツトには、前記第一駒体を縦軸回りに回動自
在にのみ支持する第一軸支部と、第二駒体を縦軸回りに
回動自在でかつ左右方向に移動自在に支持する第二軸支
部とを設けて、前記電動モータの駆動に基づくシート移
動を、クラツチ機構が続状態では両駒体の一体的な前後
移動に伴う可動ブラケツトの前後平行移動とし、クラツ
チ機構が断状態では第二駒体のみの前後移動に伴う可動
ブラケツトの第一軸支部を支軸とする縦軸回りの揺動と
するように構成したことを特徴とするものである。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる車両用シ
ートの電動移動装置を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、電動モータの正逆駆動に基づいてシ
ートを移動させるにあたり、シートに一体的に設けられ
る可動ブラケツトに、正逆駆動制御ができる電動モータ
と、軸心線が前後方向を向き、前記電動モータの駆動に
連繋して軸心回りに回動する第一、第二の螺子軸とを設
け、該各螺子軸には、螺子軸の回動に基づき螺子軸に対
して前後に相対移動するよう螺合せしめた第一、第二の
駒体を設け、前記電動モータから各螺子軸への動力伝動
経路のうち第一螺子軸への経路側には、動力伝動の断続
切換えをするクラツチ機構を設ける一方、車両躯体側の
固定ブラケツトには、前記第一駒体を縦軸回りに回動自
在にのみ支持する第一軸支部と、第二駒体を縦軸回りに
回動自在でかつ左右方向に移動自在に支持する第二軸支
部とを設けて、前記電動モータの駆動に基づくシート移
動を、クラツチ機構が続状態では両駒体の一体的な前後
移動に伴う可動ブラケツトの前後平行移動とし、クラツ
チ機構が断状態では第二駒体のみの前後移動に伴う可動
ブラケツトの第一軸支部を支軸とする縦軸回りの揺動と
するように構成したことを特徴とするものである。
【0004】そして本考案は、この構成によつて、シー
トの前後移動と左右揺動とを電動モータを用いて行うこ
とができるものでありながら、電動モータは一つで良い
ようにして軽量コンパクト化と構造の簡略化を計れるよ
うにしたものである。
トの前後移動と左右揺動とを電動モータを用いて行うこ
とができるものでありながら、電動モータは一つで良い
ようにして軽量コンパクト化と構造の簡略化を計れるよ
うにしたものである。
【0005】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は自家用車、トラツク等の車
両に配設される運転席用のシートであつて、該シート1
に本考案が実施されている。つまり、シート1の下部に
本考案が実施されたシート1の電動移動装置2が配設さ
れていて、シート1の前後平行移動と左右揺動とを自動
的に行うことができるようになつている。
明する。図面において、1は自家用車、トラツク等の車
両に配設される運転席用のシートであつて、該シート1
に本考案が実施されている。つまり、シート1の下部に
本考案が実施されたシート1の電動移動装置2が配設さ
れていて、シート1の前後平行移動と左右揺動とを自動
的に行うことができるようになつている。
【0006】即ち、前記シート1の底面に一体的に設け
られる可動ブラケツト3の前部には、電動移動装置2を
構成する電動モータ4が設けられているが、該電動モー
タ4からは出力軸4aが左右両方向に向けて突出してい
る。この出力軸4aの両端部は、第一、第二の減速ギア
機構(減速比は同じ)5、6に入力するが、出力軸4a
から図示しない開閉ドア側の第一減速ギア機構5への動
力伝動経路には動力伝動の断続制御ができるクラツチ機
構7が介装されている。8、9は軸心線が前後方向を向
き、前記電動モータ4の駆動に連繋して軸心回りに回動
する第一、第二の螺子軸であつて、該螺子軸8、9の後
端は可動ブラケツト3の後端縁部に設けた支持部3aに
回動自在に設けられており、また螺子軸8、9の前端
は、前記減速ギア機構5、6に連結されていて、電動モ
ータ4の駆動力が減速された状態で伝達される構成にな
つている。さらに、前記第一、第二螺子軸8、9には、
後述するよう螺子軸8、9の回動に基づき螺子軸8、9
に対して前後に相対移動するよう第一、第二の駒体1
0、11が螺合されている。尚、減速ギア機構5、6の
ケーシングに突設したピン5a、6aが可動ブラケツト
3の前端部に設けた支持部3bに取付け支持されてい
る。
られる可動ブラケツト3の前部には、電動移動装置2を
構成する電動モータ4が設けられているが、該電動モー
タ4からは出力軸4aが左右両方向に向けて突出してい
る。この出力軸4aの両端部は、第一、第二の減速ギア
機構(減速比は同じ)5、6に入力するが、出力軸4a
から図示しない開閉ドア側の第一減速ギア機構5への動
力伝動経路には動力伝動の断続制御ができるクラツチ機
構7が介装されている。8、9は軸心線が前後方向を向
き、前記電動モータ4の駆動に連繋して軸心回りに回動
する第一、第二の螺子軸であつて、該螺子軸8、9の後
端は可動ブラケツト3の後端縁部に設けた支持部3aに
回動自在に設けられており、また螺子軸8、9の前端
は、前記減速ギア機構5、6に連結されていて、電動モ
ータ4の駆動力が減速された状態で伝達される構成にな
つている。さらに、前記第一、第二螺子軸8、9には、
後述するよう螺子軸8、9の回動に基づき螺子軸8、9
に対して前後に相対移動するよう第一、第二の駒体1
0、11が螺合されている。尚、減速ギア機構5、6の
ケーシングに突設したピン5a、6aが可動ブラケツト
3の前端部に設けた支持部3bに取付け支持されてい
る。
【0007】一方、12は車両躯体側に一体的に設けら
れる固定ブラケツトであつて、該固定ブラケツト12の
第一駒体10に対向する部位には、該第一駒体10の下
端部から突出した支持ピン10aを縦軸回りに回動自在
にのみ支持する孔、つまり第一軸支部12aと、第二駒
体11の下端部から突出した支持ピン11aを縦軸回り
に回動自在でかつ左右方向に移動自在に支持する長孔、
つまり第二軸支部12bとが設けられている。そして、
前記クラツチ機構7が動力続状態で電動モータ4を駆動
させると、両螺子軸8、9が回動して駒体10、11は
同時一体的に前後相対移動することになり、これに伴い
可動ブラケツト3がシート1と共に前後平行移動する構
成になつている。一方、クラツチ機構7が動力断状態で
電動モータ4を駆動させると、第一螺子軸8は回動せ
ず、第二螺子軸9のみが回動する。この結果、第二駒体
11は、第二軸支部12bに左右ガイドされる状態で第
二螺子軸9に対して前後相対移動をし、これに基づい
て、可動ブラケツト3がシート1と共に第一軸支部12
aを支軸とする縦軸回りの左右揺動をする構成になつて
いる。尚、電動モータ4の正逆駆動制御、並びにクラツ
チ機構の断続制御は適宜スイツチを用いて行うことがで
きるようになつている。
れる固定ブラケツトであつて、該固定ブラケツト12の
第一駒体10に対向する部位には、該第一駒体10の下
端部から突出した支持ピン10aを縦軸回りに回動自在
にのみ支持する孔、つまり第一軸支部12aと、第二駒
体11の下端部から突出した支持ピン11aを縦軸回り
に回動自在でかつ左右方向に移動自在に支持する長孔、
つまり第二軸支部12bとが設けられている。そして、
前記クラツチ機構7が動力続状態で電動モータ4を駆動
させると、両螺子軸8、9が回動して駒体10、11は
同時一体的に前後相対移動することになり、これに伴い
可動ブラケツト3がシート1と共に前後平行移動する構
成になつている。一方、クラツチ機構7が動力断状態で
電動モータ4を駆動させると、第一螺子軸8は回動せ
ず、第二螺子軸9のみが回動する。この結果、第二駒体
11は、第二軸支部12bに左右ガイドされる状態で第
二螺子軸9に対して前後相対移動をし、これに基づい
て、可動ブラケツト3がシート1と共に第一軸支部12
aを支軸とする縦軸回りの左右揺動をする構成になつて
いる。尚、電動モータ4の正逆駆動制御、並びにクラツ
チ機構の断続制御は適宜スイツチを用いて行うことがで
きるようになつている。
【0008】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、前述したように、シート1を前後方向に平行移動
させたい場合には、クラツチ機構7を動力続状態にした
ままで電動モータ4を正逆駆動させれば良く、また、シ
ート1を左右揺動させたい場合には、クラツチ機構7を
動力断状態にしたままで電動モータ4を正逆駆動させれ
ばよい。
いて、前述したように、シート1を前後方向に平行移動
させたい場合には、クラツチ機構7を動力続状態にした
ままで電動モータ4を正逆駆動させれば良く、また、シ
ート1を左右揺動させたい場合には、クラツチ機構7を
動力断状態にしたままで電動モータ4を正逆駆動させれ
ばよい。
【0009】つまり、クラツチ機構7を動力続状態にし
た場合には、電動モータ4の駆動に伴い両螺子軸8、9
が回動することになつて、両駒体10、11の同時の前
後相対移動が行われ、クラツチ機構7を動力断状態にし
た場合には、電動モータ4が駆動したとき、第一螺子軸
8は回動することなく第二螺子軸9のみが回動すること
になつて、第一駒体10の前後相対移動は停止し、第二
駒体11の前後相対移動のみが行われる。この結果、可
動ブラケツト3は、第二駒体11が第二軸支部12bに
よつて左右方向にガイドされ、第一駒体10の第一軸支
部12aを軸心とする左右揺動を行うことになる。
た場合には、電動モータ4の駆動に伴い両螺子軸8、9
が回動することになつて、両駒体10、11の同時の前
後相対移動が行われ、クラツチ機構7を動力断状態にし
た場合には、電動モータ4が駆動したとき、第一螺子軸
8は回動することなく第二螺子軸9のみが回動すること
になつて、第一駒体10の前後相対移動は停止し、第二
駒体11の前後相対移動のみが行われる。この結果、可
動ブラケツト3は、第二駒体11が第二軸支部12bに
よつて左右方向にガイドされ、第一駒体10の第一軸支
部12aを軸心とする左右揺動を行うことになる。
【0010】このように本考案にあつては、シート1の
前後平行移動と左右揺動とを電動駆動力によつて行うも
のであるが、この前後平行移動と左右揺動とを、一つの
電動モータ4を用い、クラツチ機構7の断続切換えによ
つて使い分けることができ、それぞれ専用の電動モータ
およびその移動機構を用いる必要がない。この結果、シ
ート1の前後移動と左右揺動とを行うための部品が大幅
に兼用化されて部品点数の削減と共に装置自体の軽量コ
ンパクト化と簡略化が計れ、組立作業が煩雑になる様な
こともなく、コスト的にも低く押さえることができる。
前後平行移動と左右揺動とを電動駆動力によつて行うも
のであるが、この前後平行移動と左右揺動とを、一つの
電動モータ4を用い、クラツチ機構7の断続切換えによ
つて使い分けることができ、それぞれ専用の電動モータ
およびその移動機構を用いる必要がない。この結果、シ
ート1の前後移動と左右揺動とを行うための部品が大幅
に兼用化されて部品点数の削減と共に装置自体の軽量コ
ンパクト化と簡略化が計れ、組立作業が煩雑になる様な
こともなく、コスト的にも低く押さえることができる。
【0011】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、クラツチ機構を動力続状態として
電動モータを正逆駆動させれば、シートは前後方向に平
行移動がなされ、また、クラツチ機構を動力断状態とし
て電動モータを正逆駆動させれば、シートは左右揺動が
なされることになる。
れたものであるから、クラツチ機構を動力続状態として
電動モータを正逆駆動させれば、シートは前後方向に平
行移動がなされ、また、クラツチ機構を動力断状態とし
て電動モータを正逆駆動させれば、シートは左右揺動が
なされることになる。
【0012】つまり、クラツチ機構を動力続状態にする
と、電動モータの駆動に伴い両螺子軸が回動し、両駒体
の同時の前後相対移動が行われ、そして、クラツチ機構
を動力断状態にすると、電動モータの駆動により第二螺
子軸のみが回動することになつて、第二駒体の第二螺子
軸に対する前後相対移動のみが行われ、可動ブラケツト
は、第二駒体が第二軸支部にガイドされて第一駒体の第
一軸支部を軸心とする左右揺動を行うことになる。
と、電動モータの駆動に伴い両螺子軸が回動し、両駒体
の同時の前後相対移動が行われ、そして、クラツチ機構
を動力断状態にすると、電動モータの駆動により第二螺
子軸のみが回動することになつて、第二駒体の第二螺子
軸に対する前後相対移動のみが行われ、可動ブラケツト
は、第二駒体が第二軸支部にガイドされて第一駒体の第
一軸支部を軸心とする左右揺動を行うことになる。
【0013】このように、シートの前後平行移動と左右
揺動とを電動駆動力によつて行うものでありながら、一
つの電動モータで、クラツチ機構を使い分けることによ
りシートの前後平行移動と左右揺動とを行うことができ
て、それぞれ専用の電動モータおよびその移動機構を用
いる必要がなくなる。この結果、シートの前後移動と左
右揺動とを行うための部品の大幅な兼用化がなされて部
品点数の削減、装置自体の軽量コンパクト化、簡略化が
計れ、組立作業が煩雑になる様なこともなく、コスト的
にも低く押さえることができる。
揺動とを電動駆動力によつて行うものでありながら、一
つの電動モータで、クラツチ機構を使い分けることによ
りシートの前後平行移動と左右揺動とを行うことができ
て、それぞれ専用の電動モータおよびその移動機構を用
いる必要がなくなる。この結果、シートの前後移動と左
右揺動とを行うための部品の大幅な兼用化がなされて部
品点数の削減、装置自体の軽量コンパクト化、簡略化が
計れ、組立作業が煩雑になる様なこともなく、コスト的
にも低く押さえることができる。
【図1】シートの概略斜視図である。
【図2】シートの電動移動装置を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図3】シートの電動移動装置の作用説明図である。
2 電動移動装置 3 可動ブラケツト 4 電動モータ 7 クラツチ機構 8 第一螺子軸 10 第一駒体 12 固定ブラケツト 12b 第二軸支部
Claims (1)
- 【請求項1】 電動モータの正逆駆動に基づいてシート
を移動させるにあたり、シートに一体的に設けられる可
動ブラケツトに、正逆駆動制御ができる電動モータと、
軸心線が前後方向を向き、前記電動モータの駆動に連繋
して軸心回りに回動する第一、第二の螺子軸とを設け、
該各螺子軸には、螺子軸の回動に基づき螺子軸に対して
前後に相対移動するよう螺合せしめた第一、第二の駒体
を設け、前記電動モータから各螺子軸への動力伝動経路
のうち第一螺子軸への経路側には、動力伝動の断続切換
えをするクラツチ機構を設ける一方、車両躯体側の固定
ブラケツトには、前記第一駒体を縦軸回りに回動自在に
のみ支持する第一軸支部と、第二駒体を縦軸回りに回動
自在でかつ左右方向に移動自在に支持する第二軸支部と
を設けて、前記電動モータの駆動に基づくシート移動
を、クラツチ機構が続状態では両駒体の一体的な前後移
動に伴う可動ブラケツトの前後平行移動とし、クラツチ
機構が断状態では第二駒体のみの前後移動に伴う可動ブ
ラケツトの第一軸支部を支軸とする縦軸回りの揺動とす
るように構成したことを特徴とする車両用シートの電動
移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992013741U JP2561586Y2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 車両用シートの電動移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992013741U JP2561586Y2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 車両用シートの電動移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563963U JPH0563963U (ja) | 1993-08-24 |
JP2561586Y2 true JP2561586Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=11841693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992013741U Expired - Lifetime JP2561586Y2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 車両用シートの電動移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561586Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7380203B2 (ja) * | 2019-12-26 | 2023-11-15 | トヨタ紡織株式会社 | シート装置 |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP1992013741U patent/JP2561586Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563963U (ja) | 1993-08-24 |
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