JP2003191860A - 車両の四輪操舵装置及び車両 - Google Patents

車両の四輪操舵装置及び車両

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の通常の走行すなわち前進、後退、旋回
は勿論のこと、車両を横方向等に平行移動させることを
可能にし、又旋回半径を小さくできるようにする。 【解決手段】 操舵ハンドル17と、操舵ハンドル17
の主軸17aの回転を車体の左右方向に延びる回転軸2
2に伝達する第一伝動ギヤ機構20,23と、車体に対
して水平面上において回転可能に設けた前後の車輪ユニ
ット4A,4Bと、上記回転軸22の回転を前車輪ユニ
ット4Aの回転軸に伝達する第二伝動ギヤ機構14,3
1と、前車輪ユニット4Aの回転を後車輪ユニット4B
の回転軸に伝達する第三伝動ギヤ機構15,36とを備
える。操舵ハンドル17に代えて操舵用モータで回転操
作を行うこともできる。上記第三伝動ギヤ機構に代えて
リンク機構を使用してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の四輪操舵装
置に関し、更に詳しくはフォークリフトやショベルカー
等の作業車両などに好適なよう形成した車両の四輪操舵
装置及びこれを備えてなる車両に関する。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトやショベルカー等の作業
車両を使用して作業を行うとき、道路の道幅等が狭く作
業スペースを広く確保できない場所では、車両の前進、
後退、旋回のみを行える従来の作業車両によるとスムー
ズに移動できず、その結果作業に支障を来たし、作業を
満足に行えない場合があった。
【0003】そこで従来この種の問題を解決するため、
車両の四輪操舵を可能にしたものが提案されている(例
えば特開平6−278636号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの種の
従来品の場合、後輪の操舵角度は、従来、40度程度が
限度であった。したがって従来品を使用すると、車輪を
真横に操舵できないため、横方向に平行移動することが
できず、狭い場所での作業に支障を来たし易い、という
問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、提案されたものである。したがって本発明の技術的
課題は、車両の通常の走行すなわち前進、後退、旋回は
勿論のこと、車両を横方向等に平行移動させたり、旋回
半径も小さくできるよう形成した車両の四輪操舵装置及
びこれを搭載した、使い勝手の良い車両を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような技術手段を採る。すなわち、
本発明の車両の四輪操舵装置は、図1〜図6に示されて
いるように、操舵ハンドル17と、この操舵ハンドル1
7の主軸17aの回転を車体の左右方向に延びる回転軸
22に伝達する第一伝動ギヤ機構20,23と、車体に
対して水平面上において回転可能に設けられている前後
の車輪ユニット4A,4Bと、上記車体の左右方向に延
びる回転軸22の回転を前車輪ユニット4Aの回転軸に
伝達する第二伝動ギヤ機構14,27,28,30,3
1と、上記前車輪ユニット4Aの回転を後車輪ユニット
4Bの回転軸に伝達する第三伝動ギヤ機構15,36と
を備えていることを特徴とする(請求項1)。
【0007】請求項1によれば、操舵ハンドル17を回
転操作すると、第一伝動ギヤ機構20,23によって車
体の左右方向に延びる回転軸22が回転される。回転軸
22の回転は第二伝動ギヤ機構14,27,28,3
0,31によって前車輪ユニット4Aの回転軸に伝達さ
れ、前車輪ユニット4Aが回転され、前車輪ユニット4
Aの回転は第三伝動ギヤ機構15,36によって後車輪
ユニット4Bの回転軸に伝達されて後車輪ユニット4B
も回転される。以上のようにして、操舵ハンドル17に
より、四輪を回転操作できる。
【0008】上記車両の四輪操舵装置において、図11
に示されているように、操舵ハンドル17に代えて操舵
用モータ41を設け、この操舵用モータ41の回転軸の
回転を車体の左右方向に延びる回転軸44に第一伝動ギ
ヤ機構42,45によって伝達するように構成されるの
でもよい(請求項2)。このように構成すれば、四輪の
回転操作を、力を要せずに行うことができる。
【0009】又上記車両の四輪操舵装置において、図1
1〜図13に示されているように、上記第三伝動ギヤ機
構15,36に代えて、前車輪ユニット40Aの回転を
リンク機構48,49によって後車輪ユニット40Bの
回転軸に伝達するように構成してもよい(請求項3)。
このようにすれば、前輪と後輪を同方向に簡単な構成で
且つ低コストで向けることができる。
【0010】又本発明の車両は、図1等に示されている
ように、上記四輪操舵装置を備えており、かつ、前後の
各車輪ユニット4A,4Bがそれぞれ走行用モータ6を
有しており、各車輪ユニット4A,4Bの車輪13がそ
れぞれの走行用モータ6によって回転されるように構成
されていることを特徴とする(請求項4)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の四輪操舵装置の好
適な一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0012】図1〜図4において、1はメイン支持フレ
ームで、車両の前後にそれぞれ配置されている。メイン
支持フレーム1は左右方向に延びており、水平支持部1
a(図2参照)と、その両端から上方に起立している垂
直部1b(図3参照)と、その上端から左右に延びてい
る水平端部1cとからなっている。車体フレーム2が前
後のメイン支持フレーム1の水平支持部1aに板ばね3
を介装して懸架されている。又車輪ユニット4A,4B
が、前後のメイン支持フレーム1の水平端部1cに、そ
れぞれ水平面上において回転可能に装着されている。
【0013】又前側の車輪ユニット4Aは、次のように
構成されている。すなわち、図7に示されているよう
に、伝動ギヤケース5の外面に走行用モータ6が固定さ
れており、走行用モータ6の回転軸が伝動ギヤケース5
内のウォーム7の回転軸に連結されている。伝動ギヤケ
ース5内にはウォーム7と噛み合うウォームホイール8
が回転自在に支持されており、その回転軸9が伝動ギヤ
ケース5から外部へ突出している。伝動ギヤケース5
は、図8に示されている車輪駆動部支持部材10の取付
面11に形成されている軸孔12に、ウォームホイール
8の回転軸9(図7参照)が挿通するようにして、車輪
駆動部支持部材10の取付面11に固定されており、取
付面11から突出するウォームホイール8の回転軸9
に、車輪13が装着されている(図9参照)。したがっ
て、走行用モータ6の回転により、ウォーム7が回転さ
れると、ウォーム7に噛み合うウォームホイール8が減
速回転され、車輪13が回転駆動される。
【0014】車輪ユニット4A,4Bはメイン支持フレ
ーム1に回転可能に装着されている。すなわち、図9に
示されているように、車輪駆動部支持部材10は車輪1
3の上方に延びており、上端部にウォームホイール14
が固定されている。図5、図6等に示されているよう
に、ウォームホイール14の上方にはベベルギヤ15が
配置され、両者は軸部で連結されている。車輪ユニット
4A,4Bは車輪駆動部支持部材10の上記軸部がメイ
ン支持フレーム1の水平端部1cの先端筒部16に形成
されている軸孔内に配置されてメイン支持フレーム1に
水平面上において回転可能に支持されている。
【0015】次に、操舵ハンドル17によって車輪ユニ
ット4A,4Bを操舵する機構を説明する。
【0016】本発明の車両の四輪操舵装置は、操舵ハン
ドル17によって前後左右の4個の車輪ユニット4A,
4Bを操舵できるように構成されており、先ず、操舵ハ
ンドル17によって前側の左右の車輪ユニット4Aを操
舵する機構を説明する。
【0017】図1〜図6に示されているように、操舵ハ
ンドル17の主軸17aは車体フレーム2とメイン支持
フレーム1のそれぞれ中央部に固定されているブラケッ
ト18,19に上下動可能に支持されており、下端部に
ウォーム20がスプライン結合されている。一方、メイ
ン支持フレーム1の複数箇所に固定されているブラケッ
ト21に、回転軸22が回転可能に支持されており、回
転軸22がメイン支持フレーム1の水平支持部1aに沿
って車体の左右方向に水平に延びている。回転軸22の
中央部にはウォームホイール23が固定されており、操
舵ハンドル17の主軸下端のウォーム20に噛合されて
いる。したがって、操舵ハンドル17が回転されると、
ウォーム20の回転によってウォームホイール23が回
転され、回転軸22が回転される。
【0018】回転軸22の回転は、メイン支持フレーム
1の垂直部1bに配置されている中間軸24(図3参
照)、更には、水平端部1cに配置されているウォーム
軸25に歯車機構によって伝達されるように構成されて
いる。
【0019】すなわち、メイン支持フレーム1の垂直部
1bに固定されているブラケット26に中間軸24が回
転可能に垂直に支持されており、中間軸24の上下端
に、ベベルギヤ27が固定されている。そして、中間軸
24の下端のベベルギヤ27が回転軸22の端部に固定
されているベベルギヤ28に噛合されている。従って、
回転軸22が回転されると、ベベルギヤ27,28の噛
合によって中間軸24が回転される。
【0020】又メイン支持フレーム1の水平端部1cに
固定されているブラケット29に、ウォーム軸25が回
転可能に水平に支持されており、ウォーム軸25の一方
の端部に、ベベルギヤ30が固定され、他端にウォーム
31(図1等参照)が固定されている。そして、ウォー
ム軸25(図3参照)のベベルギヤ30が、中間軸24
の上端のベベルギヤ27に噛合されている。従って、中
間軸24の回転は、ベベルギヤ27,30の噛合によっ
てウォーム軸25に伝達される。
【0021】上記ウォーム軸25のウォーム31は、図
1等に示されるように、前車輪ユニット4Aの車輪駆動
部支持部材10に固定されているウォームホイール14
に噛合されている。
【0022】したがって、操舵ハンドル17が回転され
ると、操舵ハンドル17の下方のウォーム20の回転に
よってこれに噛み合うウォームホイール23が回転さ
れ、回転軸22が回転される。回転軸22の回転は、図
3に示されるように、歯車機構によって中間軸24、ウ
ォーム軸25へと伝達されてウォーム軸25のウォーム
31(図2参照)が回転される。ウォーム31の回転
は、これに噛み合うウォームホイール14を回転させ、
これによって前側の車輪ユニット4Aが回転される。
【0023】次に、操舵ハンドル17の回転によって後
側の車輪ユニット4Bを回転させる機構を説明する。
【0024】後側の車輪ユニット4Bは、上述した前側
の車輪ユニット4Aと比較すると、ウォームホイール1
4を有しておらず、他は同じ構成を備えている。
【0025】図1等に示されるように、前後の車輪ユニ
ット4A,4Bの車輪駆動部支持部材10には、ブラケ
ット32(図4参照)がそれぞれ固定されており、伝達
軸33がこれらのブラケット32に回転可能に水平に支
持されている。伝達軸33は、中間部にジョイント34
によって接合されたストロークユニット35を有してい
る。そして、伝達軸33の両端部にはベベルギヤ36が
固定されており、これらのベベルギヤ36が前後の車輪
ユニット4A,4Bの上部位置にあるベベルギヤ15に
それぞれ噛合されている。
【0026】したがって、操舵ハンドル17の回転操作
によって前側の車輪ユニット4Aが回転されると、それ
に伴って、前側の車輪ユニット4Aの上部位置にあるベ
ベルギヤ15も回転される。このベベルギヤ15の回転
は、伝達軸33に固定されている前側のベベルギヤ36
を介して伝達軸33に伝達される。そして、伝達軸33
の回転は、伝達軸33に固定されている後側のベベルギ
ヤ36を介して後側の車輪ユニット4Bの上部位置にあ
るベベルギヤ15に伝達され、後側の車輪ユニット4B
が前側の車輪ユニット4Aと反対方向に同じ角度だけ回
転される。
【0027】以上のように、本実施形態の車両の四輪操
舵装置によれば、前後の車輪ユニット4A,4Bの車輪
13の角度を360°の範囲で自由に変更できる。した
がって、通常の走行すなわち前進、後退、旋回は勿論の
こと、車輪13の角度を車体の前後方向に対して90°
を向くように操舵することによって、車両を横方向に平
行移動させることができる。また、車輪13の操舵角度
が90°より小さい場合、より小さな旋回を可能にし、
また内輪差もなくなる。したがって、車両の縦列駐車が
可能であり、また、狭い場所でも作業車両はスムーズに
身動きが取れるので作業を支障なく行うことができる。
【0028】上記構成において、操舵ハンドル17の主
軸17aがウォーム20とスプライン結合されているの
で、車輪ユニット4A,4Bの上下の動きは操舵ハンド
ル17で吸収される。また、伝達軸33の中間部にスト
ロークユニット35が設けられているので、前後の車輪
ユニット4A,4Bが上下に動いてもその動きはストロ
ークユニット35で吸収され、前側の車輪ユニット4A
から後側の車輪ユニット4Bへの伝達は円滑に行われ
る。
【0029】なお、操舵ハンドルの主軸にカム機構を取
り付け、左右に曲がるときに内側の駆動がカム機構によ
ってスピードコントローラが働き、減速されて、運転操
作が円滑にできるように構成することもできる。
【0030】図10は、上記実施形態で説明した四輪操
舵装置をフォークリフト37に適用した例を示してい
る。同図は、道幅の狭い箇所に停車しているトラック3
8の荷台に、フォークリフト37で荷物を積載している
状態を示している。トラック38に隣接しているスペー
スが狭い場合、従来のフォークリフトでは、トラック3
8に隣接する位置に移動した後、その向きをトラック3
8に対して直角方向に変えることができないため、フォ
ークリフトでの積載作業が不可能であった。これに対し
て、本発明の四輪操舵装置を適用したフォークリフト3
7によれば、フォークリフト37をトラック38に対し
て直角方向に向けた状態で、前後の車輪13を車体の前
後方向に対して90°を向くように操舵し、トラック3
8に隣接する狭いスペースをトラック38に沿って平行
移動させることにより、フォークリフト37の荷台をト
ラック38の荷台上に配置させることができるので、フ
ォークリフト37での積載作業が容易になる。
【0031】図11〜図13は本発明の車両の四輪操舵
装置の別の実施形態を示している。
【0032】以下、上記で説明した実施形態と相違して
いる点を説明する。他の構成は上記実施形態において説
明したものと同じであるので、説明は省略する。
【0033】本実施形態は例えばショベルカーに適用さ
れるもので、車輪ユニット40A,40Bが車台39の
四隅に、水平面上において回転可能に装着されている。
前後の車輪ユニット40A,40Bを上記実施形態にお
ける車輪ユニット4A,4Bと比較すると、上部位置に
ベベルギヤ15が設けられていない点を除いて同様な構
成を備えている。
【0034】次に、車輪ユニット40A,40Bを操舵
する機構を説明する。
【0035】本実施形態においても、前後左右の4個の
車輪ユニット40A,40Bを操舵できるように構成さ
れており、先ず、前側の左右の車輪ユニット40Aを操
舵する機構を説明する。
【0036】図11に示されているように、車台39の
前面の中央部に操舵用モータ41が固定され、このモー
タ41の回転軸にウォーム42が連結されている。操舵
用モータ41は、油圧モータ又は電気モータからなって
おり、図示外のレバーによって制御機構により駆動制御
できるように構成されている。一方、車台39の前面の
左右端部に固定されているブラケット43に、回転軸4
4が回転可能に支持されており、回転軸44が車台39
の前側に左右方向に水平に延びて配置されている。回転
軸44の中央部には、スパイラルギヤ45が固定されて
おり、操舵用モータ41に連結されているウォーム42
に噛合されている。したがって、操舵用モータ41の回
転によってウォーム42が回転し、それと噛み合うスパ
イラルギヤ45が回転され、回転軸44が回転される。
【0037】回転軸44の両端部には、ウォーム46が
固定されており、前車輪ユニット40Aの車輪駆動部支
持部材10に固定されているウォームホイール14に噛
合されている。したがって、回転軸44が回転される
と、ウォーム46が回転され、これに噛み合うウォーム
ホイール14が回転することによって、前側の車輪ユニ
ット40Aは回転される。
【0038】次に、操舵用モータ41によって後側の車
輪ユニット40Bを回転させる機構を説明する。
【0039】図13に示されているように、後側の車輪
ユニット40Bは、上述した前側の車輪ユニット40A
と比較すると、ウォームホイール14を有しておらず、
他は同じ構成を備えている。
【0040】図11〜図13に示されているように、車
台39の四隅に水平面上において回転可能に装着されて
いる車輪ユニット40A,40Bは、それらの回転軸4
7が、車台39の四隅からそれぞれ上方に突出してい
る。そして、各回転軸47の突出端部には、それぞれア
ーム48が固定されて水平に延びており、前後の回転軸
47の各アーム48の先端部がリンク49で連結され、
リンク機構を形成している。
【0041】したがって、操舵用モータ41によって前
側の車輪ユニット40Aが回転されると、リンク機構に
よって、後側の車輪ユニット40Bが前側の車輪ユニッ
ト40Aと同方向に同じ角度だけ回転される。
【0042】以上のように、本実施形態の車両の四輪操
舵装置によっても、前後の車輪ユニット40A,40B
の車輪13の角度を360°の範囲で自由に変更でき、
通常の走行すなわち前進、後退、旋回は勿論のこと、車
両を横方向に平行移動させたりすることができる。
【0043】図14は、上記実施形態で説明した四輪操
舵装置を適用したショベルカー50を示している。
【0044】図15は、本発明の四輪操舵装置の更に別
の実施形態を示しており、各車輪ユニットに車輪がそれ
ぞれ一対設けられている例を示している。
【0045】すなわち、本実施形態では、前後の車輪ユ
ニットはそれぞれ車輪13を一対備えている。そして、
車輪ユニットは、上記第一の実施形態で説明した車輪ユ
ニット4A,4Bと比較すると、上部にウォームホイー
ル14を有しておらず、ベベルギヤ15のみが設けられ
ている。一方、上記実施形態のウォーム軸25(図3参
照)に代えてベベルギヤ軸61が設けられ、ウォーム3
1(図2参照)に代えてベベルギヤ62が固定されてお
り、前側の車輪ユニット60Aのベベルギヤ15に噛合
されるように構成されている。
【0046】したがって、上記第一の実施形態と同じよ
うに、操舵ハンドル17の回転操作によって回転軸22
が回転されると、回転軸22の回転は歯車機構によって
中間軸24、ベベルギヤ軸61へと伝達されてベベルギ
ヤ軸61のベベルギヤ62が回転される。ベベルギヤ6
2の回転は、これに噛み合うベベルギヤ15を回転さ
せ、これによって前側の車輪ユニット60Aは回転され
る。前側の車輪ユニット60Aの回転は、伝達軸33を
介して後側の車輪ユニットに伝わり、後側の車輪ユニッ
トが前側の車輪ユニット60Aと反対方向に同じ角度だ
け回転される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
両の通常の走行すなわち前進、後退、旋回は勿論のこ
と、車両を横方向等に平行移動させることが可能にな
り、又旋回半径も小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両の四輪操舵装置の一実施形態を示
す斜視図である。
【図2】同上装置の平面図である。
【図3】同上装置の正面図である。
【図4】同上装置の側面図である。
【図5】図1の前側部分の要部拡大図である。
【図6】同上装置の要部拡大図であり、図5の状態から
車輪を直角に操舵した状態を示す。
【図7】車輪ユニットの駆動部を示す一部を切欠した斜
視図である。
【図8】車輪ユニットの車輪駆動部支持部材を示す斜視
図である。
【図9】車輪ユニットを示す斜視図である。
【図10】本実施形態の四輪操舵装置を備えたフォーク
リフトでトラックに荷物を積載している状態を示す斜視
図である。
【図11】本発明の車両の四輪操舵装置の別の実施形態
を示す斜視図である。
【図12】前側の車輪ユニット付近を示す斜視図であ
る。
【図13】後側の車輪ユニット付近を示す斜視図であ
る。
【図14】本実施形態の四輪操舵装置を備えたショベル
カーを示す斜視図である。
【図15】本発明の車両の四輪操舵装置の更に別の実施
形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
4A,40A,60A 前車輪ユニット 4B,40B 後車輪ユニット 5 伝動ギヤケース 6 走行用モータ 10 車輪駆動部支持部材 13 車輪 14 ウォームホイール 15,27,28,30,36,62 ベベルギヤ 17 操舵ハンドル 17a ハンドル主軸 20,31,42,46 ウォーム 22,44 回転軸 23,45 ウォームホイール 33 伝達軸 37 フォークリフト 41 操舵用モータ 47 回転軸 48 アーム 49 リンク 50 ショベルカー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵ハンドルと、この操舵ハンドルの主
    軸の回転を車体の左右方向に延びる回転軸に伝達する第
    一伝動ギヤ機構と、上記の車体に対して水平面上におい
    て回転可能に設けられている前後の車輪ユニットと、上
    記車体の左右方向に延びる回転軸の回転を前車輪ユニッ
    トの回転軸に伝達する第二伝動ギヤ機構と、上記前車輪
    ユニットの回転を後車輪ユニットの回転軸に伝達する第
    三伝動ギヤ機構とを備えていることを特徴とする車両の
    四輪操舵装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の四輪操舵装置にお
    いて、操舵ハンドルに代えて操舵用モータが設けられて
    おり、この操舵用モータの回転軸の回転を車体の左右方
    向に延びる回転軸に第一伝動ギヤ機構によって伝達する
    ことを特徴とする車両の四輪操舵装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両の四輪操舵装置にお
    いて、上記第三伝動ギヤ機構に代えて、前車輪ユニット
    の回転をリンク機構によって後車輪ユニットの回転軸に
    伝達することを特徴とする車両の四輪操舵装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の四輪操
    舵装置を備えており、かつ、前後の各車輪ユニットがそ
    れぞれ走行用モータを有しており、各車輪ユニットの車
    輪がそれぞれの走行用モータによって回転されるように
    構成されていることを特徴とする車両。
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