JP3227329B2 - 車載用電子機器の盗難防止装置 - Google Patents

車載用電子機器の盗難防止装置

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JP3227329B2
JP3227329B2 JP33987594A JP33987594A JP3227329B2 JP 3227329 B2 JP3227329 B2 JP 3227329B2 JP 33987594 A JP33987594 A JP 33987594A JP 33987594 A JP33987594 A JP 33987594A JP 3227329 B2 JP3227329 B2 JP 3227329B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R11/00Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for
    • B60R11/02Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for for radio sets, television sets, telephones, or the like; Arrangement of controls thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車載用電子機器に
係わり、特に、使用者が車から離れるときに車載用電子
機器が見えないようにすることにより盗難を防止する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用電子機器の前面をカバーで覆うこ
とにより車載用電子機器の存在が分からないようにして
盗難を防止する装置が知られている。そのような従来の
盗難防止装置の例を図12に示す。図に示すように、車
載用音響機器本体2を蓋3の付いた収納ケース1に入
れ、モータにより車載用音響機器本体2を前後動させ、
その前後動と連動させて蓋3を開閉させる。なお、図1
2(a)は蓋3が開かれた状態(車載用音響機器の使用
状態)を示し、図12(c)は蓋3が閉じられた状態を
示す。また図12(b)は蓋3が開閉される途中の状態
を示す。
【0003】上記の車載用音響機器の盗難防止装置で
は、重い車載用音響機器本体2を動かすため動力の大き
いモータを必要とし、駆動機構が大きくなると共に動作
音も大きくまた消費電流も大きくなる。そして駆動機構
を収容するために収納ケース1が大きくなり車の取付け
部を加工しないと取付けられなくなる場合があった。さ
らに、車載用音響機器の使用時に蓋3が突出して外観を
損ね、また操作等の障害になるという問題があった。
【0004】特開平6−247214号公報に提案され
た車載用音響機器の盗難防止装置では、蓋が使用時に車
載用音響機器本体の上部に収納される構成となっている
が、車載用音響機器本体を動かすため上記の問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記した点
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、車載用電子機器を覆うカバーが内部に収納され、し
かも車載用電子機器本体を動かすことがなく、小規模の
駆動機構で駆動される車載用電子機器の盗難防止装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の車載用電子機
器の盗難防止装置は、車載用電子機器の前方に水平方向
位置と垂直方向位置との間で回動する枠と、前記枠に設
けた溝に嵌まるカバーと、前記カバーを操作パネル上方
で前記枠の溝内と前記枠から後退した位置との間で水平
方向に駆動する駆動機構と、前記操作パネルを水平方向
に駆動する駆動機構とを設け、前記枠を水平位置に回動
させ、次ぎに前記カバーを前記枠の溝内に移動させると
共に前記操作パネルを後退させ、さらに、前記枠をカバ
ーと共に垂直位置に回動させ、前記カバーにより操作パ
ネルを覆うように構成したものである。
【0007】また、前記車載用電子機器の盗難防止装置
において、前記カバーの水平方向駆動と操作パネルの駆
動とを連動させたものである。
【0008】また、前記各車載用電子機器の盗難防止装
置において、前記操作パネルに設けたLCDホルダに板
状の導電部材を嵌着し、前記導電部材がその弾力により
電子機器の筐体であるシャーシに摺接するように構成し
たものである。
【0009】また、前記各車載用電子機器の盗難防止装
置において、前記枠またはカバーの回動中心を車載用電
子機器の上側に配置したものである。
【0010】また、前記各車載用電子機器の盗難防止装
置において、前記カバーを前記操作パネルを覆う位置か
ら前記枠より後退した位置まで移動させる動作を開始さ
せるスイッチを前記枠の後方に配置し、前記枠を押して
後方に回動させて前記枠を介して前記スイッチを作動さ
せるように構成したものである。
【0011】また、前記各車載用電子機器の盗難防止装
置において、前記カバーを開状態から閉状態まで移動さ
せる動作を開始させるスイッチを作動させると所定期間
経過後にその動作が開始するように構成したものであ
る。
【0012】
【作用】この発明の車載用電子機器の盗難防止装置によ
れば、カバーおよびカバーを溝内に保持する枠あるいは
操作パネル等の軽量の部材のみを駆動するので、駆動機
構を小さくすることができ、盗難防止装置を含む車載用
電子機器全体の大きさが大きくならないので車の取付け
部を加工することなく盗難防止装置の付いた車載用電子
機器を収容することが可能となる。また、駆動する荷重
が小さいので、駆動時に騒音が発生しない。
【0013】そして操作パネルを前後に移動させるの
で、使用時には操作部が車の電子機器取り付け面と一致
する位置にあって操作しやすく、不使用時には操作パネ
ルを覆うカバーが車の電子機器取り付け面と一致する位
置に来るようにすることができ、車載用電子機器が取付
けられていることを分からなくすることができる。
【0014】また、操作パネルに設けたLCDホルダに
導電部材を嵌着したものは、摩擦によって発生した静電
気の電荷を導電部材によってシャーシにアースすること
によりLCDの破壊を防止することができる。
【0015】また、枠の回動中心を上側に配置したもの
は枠が十分に閉じられない状態となった場合にも、下方
のみに隙間ができるので、枠の隙間が見えにくく車載用
電子機器の存在が目立つことがない。
【0016】また、盗難防止装置を開方向に起動させる
スイッチを枠を介して作動させるように構成したもの
は、そのスイッチを車載用電子機器から離れた場所に設
置する必要がなく車載用電子機器の取付けが簡単とな
る。さらに、スイッチを作動させた後、所定期間経過後
に盗難防止装置が起動するようにしたものは、操作する
ために出した手に枠が動いて当たる虞れがなくなる。
【0017】
【実施例】この発明の実施例である車載用音響機器の盗
難防止装置を図面に基づいて説明する。先ず、図1およ
び図2により盗難防止装置の概略の動作を説明する。図
における4は車載用音響機器を収納するシャーシであり
車の取付け部に取付けられる。エスカッション6はシャ
ーシ4に固定されており、枠7を回動自在に支持してい
る。
【0018】図1(a)は車載用音響機器の使用状態を
示しており、操作パネル8は前方に位置している。な
お、8aは操作パネル8に設けられたカセット挿入口で
ある。
【0019】図1(a)に示す状態で盗難防止装置の起
動スイッチが押されると、図1(b)および図1(c)
に示すように枠7が水平位置まで回動される。その状態
で、カバー5がシャーシ4内部の上方の位置から枠7の
内側に設けた溝内に移動される。同時に、操作パネル8
が後方に移動される。図2(a)にカバー5および操作
パネル8が移動した状態を示す。
【0020】次に、図2(b)および図2(c)に示す
ように枠7が垂直位置の元の状態まで回動される。この
状態でカバー5は操作パネル8を覆い、車載用音響機器
が見えず盗難が防止される。車載用音響機器を使用状態
とするには上記と逆の動作が行われる。
【0021】図3に枠7,カバーおよび操作パネルの駆
動機構の主要部を示す。枠7はエスカッションに立設し
た軸6aに回動自在に支持されている。また、カバーを
保持する溝7aが設けられている。アーム10はシャー
シ4に立設された軸4aに回動自在に支持されて、軸1
0b,アーム9および軸7bを介して枠7と連結されて
いる。
【0022】レバー11,12,13はシャーシに立設
された軸4bに回動自在に支持されている。レバー11
には表面側に突出する軸11aと裏面側に突出する軸1
1bが立設されている。レバー12とレバー13はねじ
りコイルバネ14によりレバー10に立設された軸10
aとレバー11に立設された軸11aを挟むように付勢
されている。軸11bはギヤー15に設けられたカム溝
15aと係合している。従って、ギヤー15の回転によ
って枠7が回動される。
【0023】カバーおよび操作パネルを軸19bを介し
て駆動するスライダ19はシャーシに立設された軸4
d.4dに移動自在に支持されている。アーム18はシ
ャーシに立設された軸4cに回動自在に支持されてい
る。スライダ19に立設された軸19aはアーム18の
長穴18aと係合しており、また、ギヤー17に立設さ
れた軸17aはアーム18の長穴18bと係合してお
り、スライダ19はギヤー17の回転により左右方向に
駆動される。
【0024】ギヤー15およびギヤー17は遊星歯車1
6により回転駆動される。図5にギヤー15およびギヤ
ー17の駆動機構を示す。遊星歯車16はアーム21に
立設された軸に回転自在に支持されており、アーム21
はシャーシに立設された軸4eに回動自在に支持されて
いる。ギヤー28は軸4eに回転自在に支持されてお
り、遊星歯車16と噛合っている。
【0025】ギヤー28はシャーシに固定されたモータ
20によりギヤー列を介して回転駆動される。アーム2
1に立設された軸21aおよび21bは夫々ギヤー15
のカム15bおよびギヤー17のカム17bと当接す
る。なお、カム15bおよび17bは夫々のギヤーの裏
面に設けられているが図では実線で示している。遊星歯
車16とアーム21は図示していないバネで圧接されて
おり摩擦力が作用する。
【0026】従って、ギヤー28は遊星歯車16に回転
力を加えると共に遊星歯車16の回転方向と逆方向のト
ルクをアーム21に加える。
【0027】図7にカバー5と操作パネルの駆動機構を
示す。操作パネルはスライダ23の垂直面23bに固着
されている。スライダ23は4つの長穴を介してシャー
シに水平方向移動自在に支持されており、パンダグラフ
機構27により姿勢が一定に保たれる。アーム25はシ
ャーシに立設された軸4gに回動自在に支持され、それ
に立設された軸25bはスライダ23の長穴23aと係
合している。また、アーム25の長穴25aは図3に示
すスライダ19に立設された軸19bと係合している。
【0028】カバー5を係止するスライダ22はシャー
シに図7上で左右方向移動自在に支持されている。アー
ム24はシャーシに立設された軸4fに回動自在に支持
されている。アーム24の長穴24aはスライダ22に
立設された軸22aと係合し、アーム24に嵌着された
バネ26は軸19bと係合している。従って、軸19b
はスライダ22とスライダ23を互いに逆方向に駆動す
る。
【0029】なお、枠7およびカバー5は夫々ねじりコ
イルバネ14およびバネ26を介して駆動されるので、
手等の障害物があると停止する。図4に枠7が強制的に
停止された状態を示す。このときねじりコイルバネ14
が撓んでいる。枠7およびカバー5が強制的に停止され
ると、その状態が図示していないマイクロスイッチで検
出され、枠7およびカバー5が逆方向に駆動された後、
再びカバー閉動作等が繰返される。
【0030】図8および図9に示す31は操作パネルの
表示装置を保持するLCDホルダであり、プリント基盤
30を介して操作パネルに取付けられている。導電部材
で作られたリードプレート32はLCDホルダ31に嵌
着される。すなわち、リードプレート32はLCDホル
ダ31の切欠き31aに差込まれ、LCDホルダ31の
穴31bにリードプレート32の突起32aが嵌まり、
LCDホルダ31の舌片31cを上側に曲げることによ
りリードプレート32はLCDホルダ31に固定され
る。図9に示すようにリードプレート32の先端はシャ
ーシ4に摺接し、摩擦によりLCDホルダ31に集積さ
れる電荷を放電する。
【0031】図10に示すマイクロスイッチ34は枠7
の背後に配置されており、枠7によりスライダ33を介
して作動される。スライダ33はシャーシに摺動自在に
支持され、バネにより左方向に付勢されている。マイク
ロスイッチ34はカバー開方向に駆動装置を起動するス
イッチとして用いられる。
【0032】次に、上記車載用音響機器の盗難防止装置
の動作を説明する。音響機器使用状態(図1aに示す状
態)で操作パネル8に設けられている図示していない起
動スイッチが押されると、制御回路のマイクロコンピュ
ータは図11に示すルーチィンにより盗難防止装置を駆
動する。
【0033】このルーチィンは一定時間ごとに繰返され
ており。ステップS1により起動スイッチが押されたか
否かを判断し、押されていない場合はこのルーチィンを
終了し、押された場合はステップS2により、警報音と
発すると共にタイマーをスタートさせてステップS3に
移行する。
【0034】ステップS3ではタイマースタートから一
定時間(実施例では5秒)が経過したか否かが判断さ
れ、一定時間が経過すると、ステップS4に移行して警
報音を停止し、カバーの収納処理が行われモータ20が
起動される。
【0035】カバーの収納処理では、先ずモータ20が
正方向に回転され、図5に示すギヤー28が時計方向に
回転される。アーム21は時計方向のトルクが加えられ
るが、軸21aとカム15bとの係合により反時計方向
に傾いたままであり、ギヤー28は遊星歯車16を介し
てギヤー15を時計方向に回転させる。従って、レバー
11はカム溝15aによって図3における反時計方向に
回転される。レバー11はレバー12を介してアーム1
0を反時計方向に回動させる。アーム10はアーム9を
介して枠7を軸6aを中心に時計方向に回動させる。枠
7が水平位置まで回動すると、図5に示すカム15bの
凹み15cが軸21aと対応する位置にきて、アーム2
1は時計方向に回動可能となり、遊星歯車16はギヤー
17と噛合うようになる。
【0036】さらに、モータ20が正方向に回転する
と、ギヤー17は時計方向に回転され、操作パネルは後
退し、カバー5は前進する。カバー5を枠7の溝7aに
押込むために必要なギヤー17の回転角度は約180°
であり、その回転角が図示していないマイクロスイッチ
で検出され、モータ20が停止する。このとき、カム1
7bの凹み17cは軸21bと対応する位置にきてい
る。
【0037】次に、モータ20が逆方向に回転され、ギ
ヤー28が反時計方向に回転される。アーム21は反時
計方向に回動し、遊星歯車16はギヤー15と噛合うよ
うになり、ギヤー15を反時計方向に回転させる。この
とき軸21bはカム17bの凹み17cに入込みギヤー
17は回転しない。レバー11はカム溝15aによって
時計方向に回転される。レバー11はレバー13、ねじ
りコイルバネ14およびレバー12を介してアーム10
を時計方向に回動させる。
【0038】アーム10はアーム9を介してカバー5を
保持した枠7を軸6aを中心に反時計方向に回動させ
る。枠7が垂直位置まで回動すると図示していないマイ
クロスイッチが作動してモータは停止し、カバー5は図
2(c)に示すように操作パネル8を覆う状態となる。
なお、スライダ22は図6(a)および(b)に示すよ
うにカバー5を回動自在に係止している。
【0039】音響機器収納状態(図2cに示す状態)で
枠7により図10に示すマイクロスイッチ34が押され
ると、カバー5の開放処理が行われる。このとき枠7は
垂直位置にあるがバネ14を撓ませて図3における反時
計方向に回動される。
【0040】カバーの開放処理では、先ずモータ20が
正方向に回転され、図5に示すギヤー28が時計方向に
回転される。アーム21は時計方向のトルクが加えられ
るが、軸21aとカム15bとの係合により反時計方向
に傾いたままであり、ギヤー28は遊星歯車16を介し
てギヤー15を時計方向に回転させる。従って、レバー
11はカム溝15aによって反時計方向に回転される。
レバー11はレバー12を介してアーム10を反時計方
向に回動させる。
【0041】アーム10はアーム9を介して枠7を軸6
aを中心に時計方向に回動させる。枠7が水平位置まで
回動すると、図5に示すカム15bの凹み15cが軸2
1aと対応する位置にきて、アーム21は時計方向に回
動可能となり、遊星歯車16はギヤー17と噛合うよう
になる。
【0042】さらに、モータ20が正方向に回転する
と、ギヤー17は時計方向に回転され、操作パネルは前
進し、カバー5は後退してシャーシ1内に収納される。
カバー5を収納するために必要なギヤー17の回転角度
は約180°であり、その回転角が図示していないマイ
クロスイッチで検出され、モータ20が停止する。この
とき、カム17bの凹み17cは軸21bと対応する位
置にきている。
【0043】次に、モータ20が逆方向に回転され、ギ
ヤー28が反時計方向に回転される。アーム21は反時
計方向に回動し、遊星歯車16はギヤー15と噛合うよ
うになり、ギヤー15を反時計方向に回転させる。レバ
ー11はカム溝15aによって時計方向に回転される。
レバー11はレバー13、ねじりコイルバネ14および
レバー12を介してアーム10を時計方向に回動させ
る。
【0044】アーム10はアーム9を介して枠7を軸6
aを中心に反時計方向に回動させる。枠7が垂直位置ま
で回動すると図示していないマイクロスイッチが作動し
てモータは停止し、音響機器は図1(a)に示す使用状
態となる。
【0045】実施例は以上のように構成されているが、
一連のカバー開閉動作を車のACC(アクセサリー)電
源と連動させて、ACCをオンとしたときに自動的にカ
バー開動作をし、ACCをオフとしたときに自動的にカ
バー閉動作をするようにしてもよい。このようにする
と、例えば、搭乗中に閉動作を行い、手などの障害物が
あって確実にしまっていない状態で車から離れること
や、閉動作を忘れて車から離れることがなくなり盗難防
止効果を高めることができる。
【0046】また、実施例では枠7を車載用音響機器の
前面を囲む四角形状としたが、これに限らず、例えば、
底辺部分をなくした門型としてもよい。さらに、実施例
では車載用電子機器としてオーディオ機器を例として説
明したが、この発明を車載用の無線機器などに適用でき
ることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】この発明の車載用電子機器の盗難防止装
置によれば、重量の大きい音響機器本体を動かすことが
ないので、駆動機構を小さくすることができ、盗難防止
装置を含む車載用電子機器全体の大きさが大きくならな
いので車の取付け部を加工することなく盗難防止装置の
付いた車載用電子機器を収容することが可能となる。ま
た、駆動する荷重が小さいので駆動時に騒音が発生しな
い。
【0048】そして操作パネルを前後に移動させるの
で、使用時には操作部が車の電子機器取り付け面と一致
する位置にあって操作しやすく、不使用時には操作パネ
ルを覆うカバーが車の電子機器取り付け面と一致する位
置に来るようにして車載用電子機器が取付けられている
ことを分からなくすることができる。
【0049】また、操作パネルに設けたLCDホルダに
導電部材を嵌着したものは、摩擦によって発生した静電
気の電荷を導電部材によってシャーシにアースすること
によりLCDの破壊を防止することができる。
【0050】また、枠の回動中心を上側に配置したもの
は枠が十分に閉じられない状態となった場合にも、下方
のみに隙間ができるので、枠の隙間が見えにくく車載用
電子機器の存在が目立つことがない。
【0051】また、盗難防止装置を起動させるスイッチ
を枠を介して作動させるように構成したものは、そのス
イッチが枠の背後にあるので外から見えることがなく、
スイッチを車載用電子機器に取付けられるので、このス
イッチを含む車載用電子機器の取付けが簡単となる。さ
らに、スイッチを作動させた後、所定期間経過後に盗難
防止装置が起動するようにしたものは、操作するために
出した手に枠が動いて当たる虞れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である車載用音響機器の盗難
防止装置の動作を説明するための斜視図である。
【図2】同車載用音響機器の盗難防止装置の動作を説明
するための斜視図である。
【図3】同車載用音響機器の盗難防止装置の部分側面図
である。
【図4】同車載用音響機器の盗難防止装置の部分側面図
である。
【図5】同車載用音響機器の盗難防止装置の部分側面図
である。
【図6】同車載用音響機器の盗難防止装置の部分側面図
である。
【図7】同車載用音響機器の盗難防止装置の部分平面図
である。
【図8】同車載用音響機器の盗難防止装置の部分斜視図
である。
【図9】同車載用音響機器の盗難防止装置の部分断面図
である。
【図10】同車載用音響機器の盗難防止装置の部分側面
図である。
【図11】同車載用音響機器の盗難防止装置の動作を示
すフローチャートである。
【図12】従来の車載用音響機器の盗難防止装置の例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 収納ケース 2 車載用音響機器本体 3 蓋 4 シャーシ、4a,4b,4c,4d,4e,4f,
4g 軸 5 カバー 6 エスカッション、6a 軸 7 枠 8 操作パネル 9 アーム 10 アーム、10a,10b 軸 11 レバー、11a,11b 軸 12 レバー 13 レバー 14 ねじりコイルバネ 15 ギヤー、15a カム溝、15b カム 16 遊星歯車 17 ギヤー、17a 軸、17b カム 18 アーム、18a,18b 長穴 19 スライダ、19a,19b 軸 20 モータ 21 アーム、21a,21b 軸 22 スライダ、22a軸 23 スライダ、23a 長穴 24 アーム、24a 長穴 25 アーム、25a 長穴、25b 軸 26 バネ 27 パンダグラフ機構 28 ギヤー 30 プリント基盤 31 LCDホルダ、31a 切欠き、31b 穴 32 リードプレート、32a 突起 33 スライダ 34 マイクロスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 枡本 徹 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 松本 正己 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 細井 清 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号株式 会社ケンウッド内 (56)参考文献 特開 平6−247214(JP,A) 特開 昭62−102598(JP,A) 実開 昭63−187377(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 11/02 H05K 5/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載用電子機器の前方に水平方向位置と
    垂直方向位置との間で回動する枠と、前記枠に設けた溝
    に嵌まるカバーと、前記カバーを操作パネル上方で前記
    枠の溝内と前記枠から後退した位置との間で水平方向に
    駆動する駆動機構と、前記操作パネルを水平方向に駆動
    する駆動機構とを設け、前記枠を水平位置に回動させ、
    次ぎに前記カバーを前記枠の溝内に移動させると共に前
    記操作パネルを後退させ、さらに、前記枠をカバーと共
    に垂直位置に回動させ、前記カバーにより操作パネルを
    覆うように構成した車載用電子機器の盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーの水平方向駆動と操作パネル
    の駆動とを連動させた請求項1の車載用電子機器の盗難
    防止装置。
  3. 【請求項3】 前記操作パネルに設けたLCDホルダに
    板状の導電部材を嵌着し、前記導電部材がその弾力によ
    り電子機器の筐体であるシャーシに摺接するように構成
    した請求項1または2の車載用電子機器の盗難防止装
    置。
  4. 【請求項4】 前記枠またはカバーの回動中心を車載用
    電子機器の上側に配置した請求項1から3のいずれかに
    記載した車載用電子機器の盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 前記カバーを前記操作パネルを覆う位置
    から前記枠より後退した位置まで移動させる動作を開始
    させるスイッチを前記枠の後方に配置し、前記枠を押し
    て後方に回動させて前記枠を介して前記スイッチを作動
    させるように構成した請求項1から4のいずれかに記載
    した車載用電子機器の盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 前記カバーを開状態から閉状態まで移動
    させる動作を開始させるスイッチを作動させると所定期
    間経過後にその動作が開始するように構成した請求項1
    から5のいずれかに記載した車載用電子機器の盗難防止
    装置。
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