JP3647298B2 - 盗難防止機能付きの車載用電子機器 - Google Patents

盗難防止機能付きの車載用電子機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケースの前面に設けられたノーズを目視できない位置に収納して、機器の盗難を防止できるようにした盗難防止機能付きの車載用電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ用またはカーナビゲーション用などの車載用電子機器は、1DINサイズなどのケースが車室内のダッシュボードやインストルメントパネル内などに埋設され、ケースの前方に設けられたノーズが前記ダッシュボードやインストルメントパネルなどとほぼ同一面に現れる。そしてこのノーズの表面に設けられた操作部材によりケース内の電子回路や各種の記録媒体駆動装置が制御される。
【0003】
この種の車載用電子機器が、駐車中などにおいて車室内から外されるという盗難を防止するための構造として、前記ノーズのみを外して車外へ持ち出すことができるようにしたノーズの着脱タイプがある。ユーザがノーズを持ち出すことにより、車室内に残された車載用電子機器が操作不能になるため、盗難を未然に防ぐことができる。
【0004】
あるいは、駐車中などに、ケースの前面に設けられたノーズを、操作面がケース側に向くように裏返す構造のものもある。ノーズを裏返すことにより、車室内に車載用電子機器が設置されていないように偽装するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記のようにノーズをケースから離脱させて車室外へ持ち出す構造のものでは、持ち出したノーズを紛失したり、あるいは自動車に乗るときに、前記ノーズを自宅などに置き忘れることがあり、このような場合には車載用電子機器を操作できなくなる。
【0006】
またノーズを頻繁に着脱すると、ノーズとケースとの間に設けられた接点の摩耗が生じて、ノーズに設けられた表示部材の表示不良や操作部材による操作不能な状態が生じるおそれがある。または、ノーズとケースとの間に設けられた係止機構が損傷すると、ノーズをケース前面に確実に装着できない場合がある。
また、ノーズを裏返しにするものでは、ノーズをケース前方で反転させるためのきわめて複雑な機構が必要になる。
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ノーズをケースから離脱したり、あるいは裏返すことなく、使用していないときにノーズがケース前面に現れないようにして、盗難防止を図った盗難防止機能付きの車載用電子機器を提供することを目的としている。
【0008】
また本発明は、ノーズがケース前面に現れない位置に自動的に収納できるようにして、ノーズを隠す操作を簡単にした盗難防止機能付きの車載用電子機器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電子回路が内蔵されたケースの前面に設けられ主に平坦面で形成されたノーズ離脱面と、表面に表示部材および/または操作部材を有する制御面が設けられたノーズとを有する盗難防止機能付きの車載用電子機器において、
前記ノーズには下端側に位置する第1の支持点とこれよりも上端側に位置する第2の支持点とが設けられ、前記ノーズを第1の支持点で回動自在に支持する往復移動部材と、前記往復移動部材をケースの前方と後方とへ往復移動させるモータ駆動部が設けられ、前記往復移動部材が前進するときに、往復移動部材と共に第1の支持点が前進することにより前記ノーズはその下端が前方に向けられた水平姿勢となり、
前記ノーズが水平姿勢となった後に前記往復移動部材が後退する際に、第2の支持点を2つの状態のいずれかに切換える振り分け手段が設けられており、前記第2の支持点が第1の状態に切換えられているときに、前記往復移動部材の後退動作に伴って、第2の支持点が往復移動部材と共に後退して、前記ノーズが水平姿勢のままケース内に収納され、
前記第2の支持点が第2の状態に切換えられているときに、第2の支持点の後退動作が規制されて、前記往復移動部材の後退動作に伴って、前記ノーズはその上端が上向きとなるようにほぼ90度回動して前記ノーズ離脱面の前方を覆う定常姿勢となり、
前記収納姿勢でノーズの端面が前記ノーズ離脱面とほぼ同一面となることを特徴とするものである。
【0010】
あるいは、電子回路が内蔵されたケースの前面に設けられ主に平坦面で形成されたノーズ離脱面と、表面に表示部材および/または操作部材を有する制御面が設けられたノーズとを有する盗難防止機能付きの車載用電子機器において、
前記ノーズには下端側に位置する第1の支持点とこれよりも上端側に位置する第2の支持点とが設けられ、前記ノーズを第1の支持点で回動自在に支持する往復移動部材と、前記往復移動部材をケースの前方と後方とへ往復移動させるモータ駆動部が設けられ、前記往復移動部材が前進するときに、往復移動部材と共に第1の支持点が前進することにより前記ノーズはその下端が前方に向けられた水平姿勢となり、
前記ノーズが水平姿勢となった後に前記往復移動部材が後退する際に、第2の支持点を2つの状態のいずれかに切換える振り分け手段が設けられており、前記第2の支持点が第1の状態に切換えられているときに、前記往復移動部材の後退動作に伴って、第2の支持点が往復移動部材と共に後退して、前記ノーズが水平姿勢のままケース内に収納され、
前記第2の支持点が第2の状態に切換えられているときに、第2の支持点の後退動作が規制されて、前記往復移動部材の後退動作に伴って、前記ノーズはその上端が上向きとなるようにほぼ90度回動して前記ノーズ離脱面の前方を覆う定常姿勢となり、
前記収納姿勢で前記開口部を覆うカバーが設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
上記本発明では、車載用電子機器を使用しないとき、または駐車中に、定常姿勢にあったノーズをケース内に収納して隠す。このときケースの前面に現れているのは、主に平坦面であり、ノーズが入り込んだ開口部がノーズの端面あるいはカバーにより覆われるため、ケース前面からノーズ部が取り外されているかのような偽装ができる。これにより車載用電子機器の盗難を未然に防げるようにする。
【0012】
なお、前記カバーを用いると、ノーズの厚さ寸法よりも開口部の開口幅を広くして、ノーズおよびノーズに設けられた操作部材や表示部材が開口部の縁に当たることなく余裕をもって収納できるものであっても、開口部をカバーを用いて完全に塞ぐことができる。またカバーは、ノーズ離脱面の裏側に設けられて前記開口部を開閉するシャッタ方式のものであってもよいし、あるいは実施の形態に示すように、ノーズの下端などに設けられて、定常姿勢ではカバーがノーズの前方に突出しないようにし、ノーズがケース内に収納されたときに、前記カバーが回動して開口部が塞がれるものであってもよい。
【0013】
また、収納姿勢のときにノーズの端面で開口部が塞がれるものでは、前記開口部の形状と、前記ノーズの端面の形状が同じまたは相似であり、前記収納姿勢で、開口部とノーズの端面との間が最小の隙間となることが好ましい。
【0014】
また、前記ノーズの端部に、制御面となる表面側あるいは裏面側へ張り出す突出部が設けられて、ノーズの端面の厚さ寸法が、ノーズの前記突出部が設けられていない部分の厚さと前記表示部材および/または操作部材の前記制御面からの突出量とを加算した寸法と同じあるいはこれよりも大きく形成されており、収納姿勢に至る際に、前記表示部材および/または操作部材が前記開口部を通過した後に、前記ノーズの端面により前記開口部が塞がれることが好ましい。
【0016】
本発明では、ノーズ部に設けられた操作部材のスイッチ操作などにより、直ちにノーズの収納姿勢に至ることができる。またノーズを収納姿勢から定常姿勢に移行させるときには、例えば収納状態で開口部に現れているノーズの端部またはカバーを手で押すことによりスイッチがONになり、モータ駆動部が始動して、ノーズが収納姿勢から定常姿勢に移行するようにしてもよい。
【0018】
また、前記ノーズが前記定常姿勢と前記収納姿勢との間を移動する途中の、前記制御面が斜めに傾斜した状態で、前記ノーズが停止するように、前記モータ駆動部が制御されるものであってもよい。
ノーズを傾斜姿勢で停止させることにより、ノーズの制御面が車室内で斜めに向けられ、操作しやすい姿勢となる。
【0022】
また、前記ノーズは、前記定常姿勢から、前方へ傾斜することなく平行移動し、その後にノーズの下端部が前方へ進んで上端部が下方へ向けて回動することが好ましい。
【0023】
このように構成すると、ノーズが前方で確実に回動できるようになり、ノーズ離脱面につまみなどの突出部があっても、ノーズが回動する際にこれら突出部に当たることがない。
【0024】
また、前記ノーズが前記定常姿勢と前記収納姿勢との間を移動する途中の、前記制御面が斜めに傾斜した状態で、前記ノーズが停止するように、前記モータ駆動部が制御され、前記停止状態で、前記ノーズ離脱面に設けられた記録媒体の挿入口が、前記ノーズの前記上端部と隣接する位置に、記録媒体の装脱が可能となるように露出するようにしてもよい。
【0026】
また、前記ノーズ離脱面には、収納姿勢のノーズを開口部から突出させる隠し操作部材が設けられていることが好ましい。すなわちノーズの姿勢可変がモータの動力で行われるものでは、開口部から現れるノーズの端面を手で押してスイッチを動作させてもよいが、ノーズ離脱面に少なくとも1つのモータ始動スイッチを設けて、このスイッチを操作することによりノーズを収納姿勢から突出させる動作を始動させるようにしてもよい。この場合、スイッチが目立つと、それを他人が押すことによりノーズが突出してしまう。したがって、前記スイッチは、ノーズ離脱面で容易に識別できないような隠しスイッチとすることが好ましい。
【0027】
また、前記ノーズが収納姿勢から操作可能な位置へ突出したときに、ノーズ部の制御面に設けられた操作部材により、ノーズの表示動作および/または操作を可能とする暗証信号の入力が可能とされることが好ましい。
【0028】
この暗証信号を用いると、他人がノーズを収納姿勢から定常姿勢に移行させたとしても、暗証信号を入力しない限り、電子機器を動作状態に設定できなくなり、盗難防止効果を高めることができる。
【0029】
例えば、前記操作部材はロータリーエンコーダであり、このロータリーエンコーダの回転方向および回転量の組み合わせにより、前記暗証信号が入力されるものである。またはキースイッチで暗証番号を入力するようにしてもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は、ノーズが定常姿勢のときの車載用電子機器を示す斜視図、図2は、ノーズが収納姿勢のときの車載用電子機器を示す斜視図、図3は、ノーズを移動させる姿勢可変手段の構造を示す分解斜視図、図4、図5、図6はノーズが定常姿勢から収納姿勢に移動するときの姿勢可変手段のうちの往復駆動手段の動作を示す平面図、図7(A)から図10(B)までは、ノーズが定常姿勢−収納姿勢−定常姿勢に移行する際の一連の動作を示す部分側面図である。
【0031】
この車載用電子機器のケース1は、筐体2とその前面に固定された前面パネル3とから構成されている。筐体2は1DINサイズであり、この筐体2は例えば自動車の車室内のダッシュボードやインストルメントパネル内に埋設される。このとき前面パネル3は、ダッシュボードやインストルメントパネルの表面とほぼ一致する。
この実施の形態では、Y1方向が下側(第1の側)で、Y2方向が上側(第2の側)である。またX方向が左右方向、Z1方向が前方、Z2方向が後方である。
【0032】
図7(A)に示すように、ケース1および筐体2の内部では、下側(Y1側)が後述するノーズの収納領域4となっており、この収納領域4は空間である。また上側(Y2側)が内部機器の設置領域5である。この設置領域5には、オーディオ用、画面表示用、ラジオ用などの各種電子回路が設置される。またこの設置領域5にはCDやDVD、MDなどの記録媒体の駆動装置が設置される。図に示す実施の形態では、前記設置領域5の前方(Z1側)に前記記録媒体の駆動装置が設置されている。
【0033】
図2に示すように、ケース1の一部を構成する前面パネル3の前面は、ノーズ離脱面6となっている。このノーズ離脱面6の下側(第1の側:Y1側)に片寄った位置に開口部7が形成されている。この開口部7は高さ方向の開口幅寸法がHであり、左右方向(X方向)に細長いほぼ長方形状に開口している。図7(A)に示すように、前記開口部7は、筐体2内の前記収納領域4に通じている。
【0034】
また、前記ノーズ離脱面6の上側(第2の側:Y2側)に寄った位置には、記録媒体の挿入・排出口8が開口している。この挿入・排出口8は、前記設置領域5内に設置された記録媒体の駆動装置に対して記録媒体(ディスク)を挿入・排出できる位置に開口している。
【0035】
ノーズ離脱面6は、前記開口部7および挿入・排出口8を除いた領域のほぼ全面が平坦面を主体としており、前面が黒色や濃緑色などである。この色は、後述するノーズ10と同じ色彩である。
【0036】
また前記ノーズ離脱面6には、クッション材9,9が貼り付けられている。このクッション材9,9は、ノーズ離脱面6の前方にノーズ10が設置されたときに、この定常姿勢であるノーズとノーズ離脱面6との間に収縮して介在し、車体振動などの影響でノーズ10ががたつきを生じるのを防止するためのものである。クッション材9,9はゴム板、発泡樹脂板などの弾性収縮性の板材で形成されている。
【0037】
ノーズ離脱面6には表示部材が設けられておらず、実質的に表示面や操作面として機能しない。ただし、ノーズ離脱面6に、ノーズを定常姿勢と収納姿勢との間で移動させるモータ駆動部を動作させる隠しスイッチを設けることが可能である。
【0038】
図11と図12は隠しスイッチの一例を示している。図11に示すものでは、前記クッション材9に覆われている部分において、前面パネル3内に基板9aで支持されたタクトスイッチ9bが設けられている。前記クッション材9の表面を軽く押してもタクトスイッチ9bは操作されない分、強く押すと、クッション材9が撓んで、その裏側にあるタクトスイッチ9bを動作させるようにすることによってクッション材9にノーズ10のガタ付を抑える機能を持たせつつ、スイッチの操作部としても機能させることができる。または、クッション材9と同じ色で同じ質感となるように表面が偽装された薄型のタクトスイッチまたはメンブレンスイッチが、ノーズ離脱面6に取付けられて隠しスイッチとされてもよい。
【0039】
あるいは図12に示すように、タクトスイッチの押釦9cのみをノーズ離脱面6に露出させ、押釦9cの表面をノーズ離脱面6と同色にして、隠しスイッチとしてもよい。または前面パネル3の側方に、軸9eを支点として回動するシーソー板9dを設け、このシーソー板9dの一部9fをノーズ離脱面6の側方のリブ側壁に露出させ、このシーソー板9dにより前面パネル3内のタクトスイッチ9gを動作させるようにして隠しスイッチを構成してもよい。
【0040】
図1に示すように、前面パネル3の前方には、ノーズ10が設置可能となっている。このノーズ10は、前記前面パネル3の前面(ノーズ離脱面6)とほぼ同じ面積を占める大きさである。
【0041】
ノーズ10の表面(前面)は制御面10aであり、この制御面10aのほぼ全面が、表示および/または操作面となっている。前記制御面10aには、表示部材11aおよび、操作部材11b,11cが配列されている。前記表示部材11aは例えばイコライザー表示を行うもの、ラジオの受信周波数を表示するもの、あるいは液晶TVであって、TV受信画像やナビゲーションシステムの地図表示画像などを表示するものである。すなわち、この制御面10aには記録媒体の挿入・排出口などが設けられていないため、大きな画面の表示部材11aを配置できる。
【0042】
また制御面10aに設けられた操作部材11bおよび11cは、筐体2内に収納されている記録媒体の駆動装置やTVチューナの制御操作、筐体2以外の箇所に設けられた記録媒体駆動装置やディスクチェンジャなどを操作するものや、カーナビゲーション操作などを行うものである。
【0043】
前記操作部材11bは回転操作式であり、これによりロータリーエンコーダ(例えばロータリー式の可変抵抗器や、接点式または光学式のロータリースイッチ)が操作される。操作部材11cはキースイッチである。
【0044】
この車載用電子機器では、図2に示すように、ノーズ10がケース1内に収納されて隠される。この収納状態からノーズ10が図1に示すように、前面パネル3の前方に設置された定常姿勢のときに、所定の暗証信号を入力したときにのみ、表示部材11aが表示可能になり、また操作部材11b,11cにより機器を操作可能になる。
【0045】
この暗証番号の入力は、キースイッチの操作部材11cを押す組み合わせによって行われてもよいし、または回転式の操作部材11bの回転方向および/または回転量の組み合わせにより行ってもよい。
【0046】
筐体2内には機器全体を制御するCPUが設けられており、ノーズ10が収納姿勢から定常姿勢となったときに、前記操作部材により入力された暗証信号と、予めメモリに記憶されている暗証信号とが前記CPUにより対比され、信号が一致したときに、電子機器の動作可能状態に設定される。
【0047】
なお、図2に示す収納姿勢のノーズ10が図9(A)の水平突出姿勢や、図9(B)の傾斜姿勢に至ったときに、ノーズの突出動作を停止できるようにし、これらの姿勢のときに、前記暗証信号を入力できるようにしてもよい。
【0048】
前記ノーズ10は、下側(第1の側:Y1側)の端部10bに、前方(Z1方向)へ突出する突出部10eが設けられて、前記端部10bがノーズ10の他の部分よりも厚さ寸法Wが大きくなっている。この厚さWは、前記ノーズ離脱面6に開口する開口部7の縦方向の開口幅寸法Hとほぼ一致するか、あるいは前記開口幅寸法Hよりもわずかに小さくなっている。また、ノーズ部10の下端10bの端面と、前記開口部7は同じ形状または相似形状であり、本実施の形態では共に長方形である。
【0049】
よって、図2および図8(B)に示すように、ノーズ10が開口部7から筐体2内の収納領域4内に収納された状態で、前記ノーズ10の端部10bにより開口部7が塞がれ、端部10bと開口部7との間にはほとんど隙間が形成されない。またこのときノーズ10の端部10bの面(端面)と、ノーズ離脱面6はほぼ同一面となる。よって、図2の収納姿勢では、ノーズ離脱面6からノーズ10が外されているように偽装できる。
【0050】
さらに、図7(C)に示すように、前記ノーズ10の前記下端10bにおいて前方へ突出する突出部10eと、前記制御面10aとの高さの差Tは、前記制御面10aに設けられた前記表示部材11aおよび操作部材11b,11cの前記制御面10aからの突出高さよりも大きく形成されている。すなわち前記端部10bの厚さ寸法Wは、突出部10eが設けられていない部分のノーズ10の厚さと、操作部材11b,11cや表示部材11aの制御面10aからの突出高さとの和と、同じか、あるいはそれ以上となっている。
【0051】
したがって、図8(A)(B)に示すように、水平姿勢となったノーズ10が上端10c(第2の側の端部)から開口部7内を後方(Z2方向)へ向って収納されるときに、前記表示部材11aおよび操作部材11b,11cが開口部7の縁に当たることがなく、しかも収納を完了したときに、ノーズ10の下端10bと開口部7の縁との間に余分な隙間が生じなくなる。
【0052】
ノーズ離脱面6を覆う定常姿勢(図7(A))にあるノーズ10が収納されるときには、図7(B)に示すように、ノーズ10が傾斜することなく前方へ所定距離移動した後、さらに下端10bが前方へ移動し、その間に上端10cが下側(第1の側)に回動する。そしてノーズ10の制御面10aがノーズ離脱面6とほぼ垂直となった水平状態(図8(A))で、ノーズ10が筐体2内の収納領域4へ収納させられる。また収納姿勢のノーズ10が定常姿勢に至る過程は、図9から図10に示すように前記と逆である。
【0053】
以下、上記のようにノーズ10を定常姿勢と収納姿勢の間で移動させる姿勢可変手段20の構造および動作を説明する。
上記姿勢可変手段は、主に往復駆動手段(往復駆動機構)21と、ノーズを定常姿勢と収納姿勢とに振り分ける振り分け手段(振り分け機構)22とから構成されている。図4ないし図6は主に前記往復駆動手段21の構造および動作を示し、図3は主に振り分け手段22の構造を示し、図7以下は振り分け手段22の動作を示す。
【0054】
図3および図4に示すように、前記ノーズ10の左右方向の両側面10d,10dでは、下端(第1の側の端部)10b側に支持ピン12,12が固定されている。前記往復駆動手段21では、ケース1の底部側において前後方向(Z1−Z2方向)へ往復移動自在に設けられた往復移動部材23が設けられている。この往復移動部材23は、底板部23aとその左右両側に立ち上がるように折り曲げ形成された折曲片23b,23bとが1枚の金属板から一体に折り曲げ形成されたものである。
【0055】
前記折曲片23b,23bの先端には支持穴23c,23cが形成されており、前記ノーズ10の両側面10d,10dの下端10b側に設けられた前記支持ピン12,12がこの支持穴23c,23cに回動自在に支持されている。すなわち、ノーズ10の下端(第1の側の端部)は、前記往復移動部材23に回動自在に支持されている。
【0056】
また、前記往復移動部材23の底板23aには、前後方向(Z1−Z2方向)へ長く形成された長穴23dが4箇所設けられ、各長穴23dは、筐体2の底板上に固定して設けられたガイドピン14に挿通されている。その結果、往復移動部材23が前後方向へ直線的に往復移動可能となっている。
【0057】
図4に示すように、筐体2の底板上には、回転体24が前記底板に固定された中心軸25によって回動自在に支持されている。回転体24の周囲には、前記中心軸25を中心とする円弧状の所定モジュールの歯24aが形成され、回転体24は部分歯車を構成している。
【0058】
前記歯24aには、減速歯車列28の出力段のピニオン歯車28aが噛み合っており、減速歯車列28の入力段の歯車28bには、モータ29の出力軸に固定されたウオーム歯車29aが噛み合っている。すなわち、前記減速歯車列28とモータ29とによって、前記回転体24を往復回動させるモータ駆動部が構成されている。
【0059】
前記回転体24の歯24aが設けられていない部分には、回動アーム24bが一体に形成され、その先部に摺動ピン26が固定されている。前記往復移動部材23の底板23aには、左右方向へ直線的に延びる長穴23eが形成されており、前記摺動ピン26が前記長穴23e内に摺動自在に挿入されている。回動アーム24bと摺動ピン26および前記長穴23eによって、回転体24の回転運動を往復移動部材23の往復運動に変換する運動変換手段27が構成されている。
【0060】
図4に示すように、回転体24が時計方向へ最も回動したときには、往復移動部材23が後方(Z2方向)へ引き込まれている。このとき、ノーズ10はノーズ離脱面6の前面を覆う定常姿勢(図7(A))である。図5は回転体24が図4の状態から反時計方向へほぼ90度(回転体24の回動範囲のほぼ中間点)まで回動した状態であり、このとき往復移動部材23は前方(Z1方向)へ最も突出している。これはノーズ10の引き込み途中であり、図8(A)の状態である。図6は回転体24がさらに反時計方向の最終点まで回動した状態である。このときノーズ10はケース1内に完全に引き込まれる(図8(B))。
【0061】
また、回転体24が図6の状態から時計方向へ回動して図4に至る間に、収納姿勢のノーズ10がケース1の前方へ突出し、さらに立ち上がり姿勢になって定常姿勢に移行する。
【0062】
図3に示すように、前記ノーズ10の両側面10d,10dでは、前記支持ピン12よりも上端10c側に固定された支持ピン13が設けられている。図3には姿勢切換え部材として機能する姿勢切換えアーム31が示されている。この姿勢切換えアーム31の一端には穴31aが形成され、前記支持ピン13はこの穴31a内に回動自在に連結されている。前記姿勢切換えアーム31の他端には制御ピン32が固定されている。
【0063】
前記往復移動部材23の両折曲片23b,23bには、長穴による案内部33が形成されている。この案内部33は、前後(Z1−Z2)方向へ水平に延びる直線案内部33aと、その前方(Z1方向)で上方へ斜めに延びる上方傾斜案内部33bと、前記直線案内部33aの後方(Z2方向)で下方へ斜めに延びる下方傾斜案内部33cとから構成されている。
【0064】
前記姿勢切換えアーム31と制御ピン32は、前記ノーズ10の左右両側に一対設けられており、前記それぞれの制御ピン32が前記各案内部33内に摺動自在に挿入されている。
【0065】
図4では、振り分け手段22の詳しい構造が省略されているが、この振り分け手段22は左右方向(方向)の両側において、前記一対の姿勢切換えアーム31に対応して、それぞれ設けられているが、以下では図3に示す一方の側に設けられた振り分け手段22についてのみ説明する。他方の側に設けられた振り分け手段の構造は図3に示すものと方向で対称である。
【0066】
前記振り分け手段22には振り分け部材34が設けられている。この振り分け部材34は、金属板によりL字状に折り曲げられたものであり、縦方向へ垂直に延びる制御板部34aと、水平に延びる固定板部34bとからなる。図4に示すように、前記固定板部34bが筐体2の底板上に固定されている。
【0067】
前記制御板部34aには、長穴により形成された振り分け路35が設けられており、前記折曲片23bの案内部33内に挿通された前記制御ピン32は、前記振り分け路35内に摺動自在に挿通されている。
【0068】
前記振り分け路35は、前後方向(Z方向)へ短く延びる定常姿勢経路35aと、それよりも下方で同じく後方へ、定常姿勢経路35aと平行に延び、且つ定常姿勢経路35aよりも十分に長い収納姿勢経路35bとが設けられている。また定常姿勢経路35aと収納姿勢経路35bの前端部は縦方向に垂直に延びる切換え路35cによって連結されている。
【0069】
前記振り分け部材34の制御板部34aの外側には、選択部材37が設けられている。この選択部材37に形成された穴37aは、制御板部34aに固定された支持軸36に回動自在に支持されている。さらに前記選択部材37の穴37aに挿通された前記支持軸36の先部には、トーションばね38の巻き部が外挿されており、前記支持軸36の先端に設けられた図示しない抜け止め部材により、トーションばね38の巻き部は前記支持軸36から抜け止めされている。
【0070】
トーションばね38の一方の付勢腕38aは、選択部材37に形成されたばね掛け片37bに掛けられ、トーションばね38の他方の付勢腕38bは、前記制御板部34aの上端に折り曲げ形成されたばね掛け片34cに掛けられている。このトーションばね38の前記付勢腕38aにより、選択部材37は前記支持軸36を支点として反時計方向(F1方向)へ付勢されている。なお、選択部材37の上辺37cが、前記ばね掛け片34cに当たることにより、選択部材37の反時計方向への回動限界が決められている。
【0071】
また、前記トーションばね38の巻き部は圧縮ばねとしての機能を有している。この巻き部が選択部材37と、支持軸36の先端の抜け止め部材との間で圧縮されて介装されていることにより、前記選択部材37は、前記制御板部34aに対して常にG方向へ弾性的に押し付けられている。
【0072】
前記選択部材37の後端には、前記制御板部34aの方向へ突出する小突起39が設けられている。この小突起39は選択部材37からエンボス加工などにより隆起形成されている。
【0073】
一方、前記制御板部34aには、前記支持軸36を中心とする円弧軌跡上に沿って長穴状に形成された円弧案内部41と、その下方の前記円弧軌跡の延長線上に形成された丸穴のロック部42とが形成されている。前記小突起39が前記円弧案内部41内に入っているときには、前記選択部材37は前記円弧案内部41の長さ範囲内で回動可能である。また前記小突起39が前記円弧案内部41を乗り出して前記ロック部42に嵌合されると、前記トーションばね38の巻き部のG方向への付勢力により、小突起39がロック部42に押し付けられ、小突起39がロック部42内で動かないように保持され、選択部材37は軽ロック状態になる。
【0074】
前記選択部材37の前端は、溝44を介して分岐され、下方の分岐片が前方(Z1方向)に延びている。この分岐片の先端が選択規制部43aである。この選択規制部43aよりも上側に形成された前記溝44の上辺が第1の摺動部43bである。また前記選択規制部43aよりも下側の前記選択部材37の下辺が第2の摺動部43cである。
【0075】
次にノーズ10の姿勢制御動作について説明する。
図1に示す定常姿勢では、ケース1の前面に、ノーズ10の制御面10aが現れている。この状態で、制御面10aの表示部材11aに、例えばイコライザー表示や、ラジオの受信周波数表示や、TV受像画面や、カーナビゲーションシステムの地図表示などが映し出される。また操作部材11bや11cにより、ラジオチューナ選択、TVチャンネル選択、カーナビゲーションシステムの操作、あるいはディスクチェンジャの操作、さらには音量や音質の調整などが行われる。
【0076】
図4および図7(A)は、ノーズ10が定常姿勢のときの、姿勢可変手段20の動作状態を示している。
図4に示すように、往復駆動手段21では、モータ29により回転体24が時計方向へ回動させられた位置で停止しており、往復移動部材23は後方(Z2方向)に引き込まれて停止している。
【0077】
このとき、図7(A)に示すように、ノーズ10の側面10dに回動自在に連結されている姿勢切換えアーム31の基端部に設けられた制御ピン32は、前記往復移動部材23の折曲片23bに形成された案内部33のうちの前方の上方傾斜案内部33bの先端に位置している。また制御ピン32は、制御板部34aに形成された振り分け路35のうちの上方の定常姿勢経路35aのZ2側端部に位置している。さらに、前記制御ピン32は、選択部材37の第1の摺動部43bを摺動して溝44内に入り込んでいる。よって選択部材37は時計方向(F2方向)へ回動させられており、選択部材37の後端に設けられた小突起39は、前記制御板部34aに形成されたロック部42に嵌合し、選択部材37は時計方向(F2方向)へ回動した姿勢で軽ロック状態となっている。
【0078】
ノーズ10を定常姿勢から収納姿勢へ移動させる際には、ノーズ10の制御面10aに設けられた収納操作釦などを押す。この操作で、図4に示すモータ29により回転体24が反時計方向へ駆動される。定常姿勢から収納姿勢までを連続的に行わせるときには、回転体24は図4の状態から図5の状態を経て、図6に示すように反時計方向へ最も回動する状態に至り、このときモータ29が停止する。
【0079】
図4、図5、図6の過程で、回転体24の回動アーム24b、これに固定された摺動ピン26ならびに往復移動部材23に形成された長穴23eとから構成される運動変換手段27により、往復移動部材23が往復移動させられる。図5は往復移動部材23が前方(Z1方向)へ最も突出した位置であり、往復移動部材23が図4から図5に至る突出動作の間、ノーズ10は図7(A)から図8(A)の姿勢となる。さらに回転体24が図5から図6の姿勢まで回動し、往復移動部材23が後方へ引き込まれるときに、ノーズ10は図8(A)に示す状態から図8(B)に示す収納姿勢に至る。
【0080】
まず図4と図7(A)に示す定常姿勢から、往復移動部材23がZ1方向へ突出する最初の過程では、往復移動部材23がZ1方向へ直線的に前進し、また姿勢切換えアーム31に設けられた制御ピン32は、振り分け手段22を構成する制御板部34aの定常姿勢経路35a内をZ1方向へ直線的に前進する。よって、ノーズ10は、図7(B)に至る間、傾斜することなく平行にZ1方向へ前進する。
【0081】
図7(B)では、制御ピン32が、定常姿勢経路35aの前端に至り、制御ピン32はそれ以上Z1方向へ前進できなくなる。よってさらに往復移動部材23がZ1方向へ前進すると、ノーズ10を支持している支持ピン12が前進し、支持ピン13はそれ以上前進できなくなるため、往復移動部材23の前進にともなって、ノーズ10の上端(第2の側の端部)が下側(第1の側)に向けて回動する。
【0082】
図7(C)はノーズ10が回動している途中を示すが、この状態では、制御ピン32は、往復移動部材23に形成された直線案内部33a内を摺動しており、また制御ピン32は、制御板部34aの振り分け路35のうちの切換え路35c内に位置している。図7(C)から図8(A)に至るときに、往復移動部材23の前進により制御ピン32は下方傾斜案内部33cに沿って下降するため、図8(A)では制御ピン32は制御板部34aの収納姿勢経路35bの前端に位置する。よって、図8(A)に示す往復移動部材23が最も前進した状態で、ノーズ10は制御面10aがノーズ離脱面6と垂直に向けられた水平姿勢となる。
【0083】
図8(A)から往復移動部材23がZ2方向へ後退するとき、制御ピン32は、制御板部34aの収納姿勢経路35bに沿って後方(Z2方向)へ移動するため、ノーズ10は水平姿勢のまま、ケース1および筐体2内の収納領域4内に収納される。図8(B)に示す収納姿勢で、ノーズ10の下端10bの端面がノーズ離脱面6とほぼ一致する。
【0084】
図8(A)から図8(B)に至る間、制御ピン32は、制御板部34aの振り分け路35のうちの収納姿勢経路35b内を後方へ移動するが、このとき、制御ピン32が選択部材37の下辺の第2の摺動部43cに当たって摺動する。よって、選択部材37は反時計方向(F1方向)へ回動させられ、選択部材37の後端に設けられた小突起39が制御板部34aのロック部42から外れて円弧案内部41に入る。よって、選択部材37の軽ロックは解除され、前記円弧案内部41の移動範囲内において、選択部材37は支持軸36を支点として回動可能になる。ただし、トーションばね38により常に反時計方向(F1方向)へ弾性付勢されている。
【0085】
上記において、回転体24が所定の回転位置になったことを検知し、あるいは往復移動部材23が所定の移動位置となったことを検知してモータ29を停止させることにより、ノーズ10を図7(C)の傾斜姿勢になった状態で停止させることができ、あるいはノーズ10を図8(A)に示す水平姿勢となったときに停止させることができる。図7(C)に示す状態では、ノーズ10の制御面10aが斜め上向きであり、この制御面10aに設けられた表示部材11aを見ることができ、また操作部材11b,11cを操作することができる。
【0086】
また図7(C)では、傾斜姿勢で停止するノーズ10の上端10cに隣接する位置にノーズ離脱面6が現れており、上端10cに隣接する位置に記録媒体の挿入・排出口8が現れている。よって、ノーズ10の上方から前記挿入・排出口8を介して記録媒体(ディスク)の挿入と排出が可能である。
また、図8(A)に示すように、ノーズ10が水平姿勢で突出している状態で停止させると、ノーズ10の上向きの制御面10aを見て操作することができる。
【0087】
また、図2に示すように、ノーズ10がケース1内に収納された状態では、ノーズ10の下端面10bがノーズ離脱面6とほぼ同一面であるため、ノーズ離脱面6全体がひとつの面のように見ることができ、ノーズ10がノーズ離脱面6から外されたように見える。
【0088】
次に、収納姿勢のノーズを突出させて定常姿勢とするには、図6と図8(B)の収納姿勢で、ノーズ10の後端10bを押してノーズを介してスイッチを動作させ、または図11や図12に示された隠しスイッチを操作する。
【0089】
これらの操作によりモータ29が始動し、回転体24が時計方向へ回動しはじめる。回転体24が図5に示す位置まで回動すると、往復移動部材23が前方(Z1方向)へ最も前進する。この間、図8(B)から図9(A)に示すように、制御ピン32が、制御板部34aの収納姿勢経路35b内をZ1方向へ前進する。また制御ピン32が前方まで移動するときに、選択部材37の第2の摺動部43cに当たるため、選択部材37は一旦時計方向(F2方向)へ回動する。ただしこの回動範囲は、選択部材37の小突起39が制御板部34a内の円弧案内部41内を移動する範囲内である。よって、図9(A)に示すように、制御ピン32が収納姿勢経路35bの前端まで移動し、制御ピン32が選択部材37から外れると、選択部材37はトーションばね38により反時計方向(F1方向)へ回動させられ、選択部材37の前端の選択規制部43aにより収納姿勢部35bの前端が塞がれる。
【0090】
図5の状態からさらに回転体24が時計方向へ回転すると、往復移動部材23が後方(Z2方向)移動するが、図9(A)に示すように、このとき制御ピン32は、前記選択部材37の選択規制部43aにより収納姿勢経路35b内に戻るのを阻止される。したがって、制御ピン32は、後方へ移動する往復移動部材23に形成された下方傾斜案内部33cにより持ち上げられ、制御板部34aに設けられた振り分け路35の切換え路35cに移動する(図9(B)参照)。よって往復移動部材23が後退していくと、往復移動部材23の直線案内部33aが制御ピン32を摺動する。
【0091】
往復移動部材23が後退するとき、制御ピン32が前記切換え路35c内に保持され、往復移動部材23とノーズ10との連結点である支持ピン12が後方へ移動するため、ノーズ10の上端(第2の側の端部)10cが上方へ持ち上げられる。よって図9(B)に示すように、ノーズ10が傾斜姿勢となって反時計方向へ回動していくが、図10(A)に至ると、往復移動部材23に設けられた上方傾斜案内部33bにより制御ピン32が持ち上げられ、ノーズ10は制御面10aがノーズ離脱面6と平行な向きの垂直姿勢となる。
【0092】
さらに往復移動部材23が後退すると、図10(A)から図10(B)に示すように、制御ピン32は制御板部34aの定常姿勢経路35a内を後方へ移動し、ノーズ10はノーズ離脱面6を覆う定常姿勢となる。図10(B)に至る間に、制御ピン32が選択部材37の溝44内に入るとともに第1の摺動部43bに当たる。制御ピン32が溝44の後端に移動すると、選択部材37が時計方向(F2方向)へ回動させられ、小突起39が円弧案内部41から抜け出て、ロック部42に嵌合し、選択部材37が軽ロック状態となる。
【0093】
このように選択部材37は円弧案内部41の範囲内で回動自在であるとともに、トーションばね38により反時計方向(F1方向)へ付勢されており、しかも時計方向へ回動したときには前記ロック部42により軽ロックされる。前記軽ロック状態があるために、図7(A)から図8(A)に至る間は、制御ピン32が、制御板部34aの振り分け路35の収納姿勢経路35bに入り込むことができる。また図8(B)から図9(B)に至る間は、反時計方向へ回動している選択部材37の選択規制部43aにより制御ピン32が規制されて、制御ピン32が収納姿勢経路35b内に戻るのを防止でき、往復移動部材23の後退により、ノーズ10を立ち上げることができる。
図2に示す収納姿勢から図1に示す定常姿勢に至った後、前記のように操作部材11bまたは11cにより暗証信号を入力する。
【0094】
図13(A)(B)は本発明の第2の実施の形態を示している。
この第2の実施の形態では、図1や図7(A)に示すような、ノーズ10の下端10bの突出部10eが設けられておらず、ノーズ部10は下端10bから上端10cにかけてほぼ同じ厚さ寸法である。
【0095】
ノーズ10の下端10bには、カバー50が設けられている。このカバー50は、前記ノーズ離脱面6に形成された開口部7を覆うことができるよう、開口部7よりもわずかに小さく且つ開口部7と相似形状である。カバー50の左右両端にはカバーアーム50aが一体に折り曲げ形成されている。このカバーアーム50aは、ノーズ10の両側面10d,10dにおいて、ピン51により回動自在に支持されている。
【0096】
またピン51にはカバー付勢部材としてトーションばね52が取付けられており、このトーションばね52によりカバーアーム50aはピン51を支点として時計方向へ付勢されている。また図13(B)に示すように、カバーアーム50aに形成された凹部50bが、支持ピン12に当たったときが、カバーアーム50aの時計方向への回動限界である。
【0097】
図13(A)は、ノーズ10がノーズ離脱面6の前方に設置された定常姿勢である。このとき、姿勢切換えアーム31により、カバーアーム50aの先端が前方へ押され、ノーズ10の下端10bの下に位置しているカバー50が反時計方向へ回動させられている。よってカバー50は、ノーズ10の下端10bにて前方へ突出しない。すなわちカバー50の先端は、ノーズ10の制御面10aよりも筐体2側へ後退しており、ノーズ10の下方に突出物が形成されない。
【0098】
図7以下に示した姿勢可変手段20の動作により、ノーズ10がケース1内に収納されると、図13(B)に示す収納姿勢となる。
このとき、姿勢切換えアーム31は、カバーアーム50aから外れるため、カバーアーム50aは、トーションばね52により時計方向へ回動させられ、支持ピン12に当たる状態で安定する。
【0099】
この収納姿勢では、カバー50により開口部7が塞がれる。カバー50が開口部7を塞いだ状態で、カバー50の表面とノーズ離脱面6とがほぼ同一面となる。またカバー50の表面とノーズ離脱面6は同じ色彩である。よって、ノーズ離脱面6からノーズ10が外されたように偽装できる。
【0100】
図14(A)(B)は本発明の第3の実施の形態を示している。
この実施の形態では、ノーズ10の下端10bには、図7に示すような突出部10eが形成されておらず、ノーズ10の上端10cに、ケース1方向へ突出する(ノーズ10の裏面から突出する)突出部10fが形成されている。また前面パネル3のノーズ離脱面6には、ノーズ10が定常姿勢のときに前記突出部10fが入り込む凹部3aが形成されている。
【0101】
図14(B)に示すように、前記突出部10fが形成された結果、ノーズ10の上端10cの厚さ寸法は、図7(C)に示したノーズ10の下端の幅寸法と同じWとなっている。図14の実施の形態でのノーズ10の上端10cの幅寸法wは、突出部10fが形成されていない部分のノーズ10の厚さ寸法と、ノーズ10の制御面10aからの表示部材や操作部材11cの突出量との和と、同じであるかあるいはそれ以上である。また前記厚さ寸法Wは、ノーズ離脱面6に開口する開口部7の開口幅寸法Hとほぼ同じであるかまたはわずかに小さく形成されている。
【0102】
ノーズ10の側面10dに設けられた支持ピン12は、往復移動部材60に回動自在に連結されている。この往復移動部材60は、図4に示したモータ駆動部を有する往復駆動手段21により往復駆動されてもよいし、あるいは手動で往復移動させられるものであってもよい。
【0103】
往復移動部材60にはガイドローラ61,61が回動自在に取付けられている。またケース1内では、前記ガイドローラ61,61をガイドするガイド面62が設けられているが、このガイド面62には2箇所に下降ガイド部63,63が設けられている。
【0104】
図14(A)に示す定常姿勢であるノーズ10をケース1内に収納するときには、手動でまたはモータの動力および傾斜駆動機構を用いて、垂直姿勢にあるノーズ10を支持ピン12を支点として前方へ回動させて水平姿勢とする。
【0105】
その後に往復移動部材60がモータ駆動部の動力により、または手の押し力によりケース1内を後退させられる。ガイドローラ61,61の少なくとも一方がガイド面62に沿って移動するが、このとき図14(B)で破線で示すように、ノーズ10は、最初に、やや持ち上げられた姿勢でケース1内を後方へ移動する。この収納過程では、ノーズ10の制御面10aが下向きであるが、やや持ち上げられた姿勢で後退するため、前記制御面10aから下方へ突出する操作部材11cや表示部材は、開口部7の下縁に当たることがない。
【0106】
ノーズ10が収納完了の直前まで(表示部材や操作部材が開口部7を通過し終わるまで)後退すると、ガイドローラ61,61が下降ガイド部63,63内に落ち込む。よって、図14(B)で実線で示すように、水平姿勢のノーズ10が下降し、ノーズ10の下端10cが開口部7と一致し、ノーズ10の下端10cにより開口部7が覆われる。このときも、ノーズ10の下端10cとノーズ離脱面6とは同一面であり、また下端10cとノーズ離脱面6は同色である。
【0107】
収納姿勢のノーズ10が定常姿勢に至る過程では、ノーズ10が少し前進し、突出部10fが開口部7から抜け出た直後に、図14(B)に破線で示すように、ノーズ部10が持ち上げられる。その後は、下向きの表示部材11cなどが開口部10の下縁に当たらないように前進する。そして図14(A)に示すような定常姿勢となる。
【0108】
【発明の効果】
以上のように本発明では、ノーズ離脱面の前方に位置するノーズが、ケース内に収納され、このときノーズ離脱面に形成された開口部がノーズの端部またはカバーにより覆われるため、あたかもノーズ離脱面からノーズが外されたように偽装できる。よって車載用電子機器の盗難を未然に防ぐことができる。
【0109】
ノーズがケース内に収納されるため、従来のノーズ離脱型のように車室外に持ち出されたノーズを紛失するようなことがない。またノーズは定常姿勢から水平姿勢となってケース内に収納される構造であるため、ノーズを定常姿勢と収納姿勢との間で移動させる機構の構造も簡単である。
【0110】
また収納姿勢から定常姿勢となったときに、暗証信号を入力しない限りノーズが機能しないようにすることにより、他人がノーズを定常姿勢に切替えたとしても機器の動作が不能になり、これにより盗難を防止できる。また回転操作部材の回転方向および/または回転量により暗証信号を入力できるようにすると、暗証信号を解読しにくくなり、また暗証信号の入力も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノーズが定常姿勢となった状態を示す車載用電子機器の斜視図、
【図2】ノーズが収納姿勢となった状態を示す車載用電子機器の斜視図、
【図3】ノーズを支持している振り分け手段の構造を示す分解斜視図、
【図4】往復駆動手段の動作を示すものであり、ノーズの定常状態を示す平面図、
【図5】往復駆動手段の動作を示すものであり、ノーズが突出した状態を示す平面図、
【図6】往復駆動手段の動作を示すものであり、ノーズの収納状態を示す平面図、
【図7】(A)(B)(C)は、ノーズが定常姿勢から傾斜姿勢に至るまでの動作を示す側面図、
【図8】(A)(B)は、ノーズが突出状態から収納姿勢に至るまでの動作を示す側面図、
【図9】(A)(B)は、ノーズが収納姿勢から突出する際の回動動作を示す側面図、
【図10】(A)(B)は、ノーズが垂直姿勢となった状態から定常姿勢に至るまでを示す側面図、
【図11】ノーズ離脱面に設けられた隠しスイッチの一例を示す部分断面図、
【図12】ノーズ離脱面に設けられた隠しスイッチを二例示す部分斜視図、
【図13】(A)(B)は本発明の第2の実施の形態として、開口部をカバーで塞ぐものを示す動作別の部分断面図、
【図14】(A)(B)は本発明の第3の実施の形態を動作別に示す部分断面図、
【符号の説明】
1 ケース
2 筐体
3 前面パネル
4 収納領域
5 設置領域
6 ノーズ離脱面
7 開口部
8 挿入・排出口
9 クッション材
9b,9g 隠しスイッチとなるタクトスイッチ
10 ノーズ
10a 制御面
10b 下端(第1の側の端部)
10c 上端(第2の側の端部)
11a 表示部材
10e,10f 突出部
11b,11c 操作部材
20 姿勢可変手段
21 往復駆動手段
22 振り分け手段
23 往復移動部材
24 回転体
24a 歯
24b 回動アーム
27 運動変換手段
29 モータ
31 姿勢切換えアーム
32 制御ピン
33 案内部
33a 直線案内部
33b 上方傾斜案内部
33c 下方傾斜案内部
34 振り分け部材
35 振り分け路
35a 定常姿勢経路
35b 収納姿勢経路
35c 切換え路
37 選択部材
38 トーションばね
43a 選択規制部
50 カバー
60 往復移動部材
62 ガイド面
63 下降ガイド部

Claims (12)

  1. 電子回路が内蔵されたケースの前面に設けられ主に平坦面で形成されたノーズ離脱面と、表面に表示部材および/または操作部材を有する制御面が設けられたノーズとを有する盗難防止機能付きの車載用電子機器において、
    前記ノーズには下端側に位置する第1の支持点とこれよりも上端側に位置する第2の支持点とが設けられ、前記ノーズを第1の支持点で回動自在に支持する往復移動部材と、前記往復移動部材をケースの前方と後方とへ往復移動させるモータ駆動部が設けられ、前記往復移動部材が前進するときに、往復移動部材と共に第1の支持点が前進することにより前記ノーズはその下端が前方に向けられた水平姿勢となり、
    前記ノーズが水平姿勢となった後に前記往復移動部材が後退する際に、第2の支持点を2つの状態のいずれかに切換える振り分け手段が設けられており、前記第2の支持点が第1の状態に切換えられているときに、前記往復移動部材の後退動作に伴って、第2の支持点が往復移動部材と共に後退して、前記ノーズが水平姿勢のままケース内に収納され、
    前記第2の支持点が第2の状態に切換えられているときに、第2の支持点の後退動作が規制されて、前記往復移動部材の後退動作に伴って、前記ノーズはその上端が上向きとなるようにほぼ90度回動して前記ノーズ離脱面の前方を覆う定常姿勢となり、
    前記収納姿勢でノーズの端面が前記ノーズ離脱面とほぼ同一面となることを特徴とする盗難防止機能付きの車載用電子機器。
  2. 電子回路が内蔵されたケースの前面に設けられ主に平坦面で形成されたノーズ離脱面と、表面に表示部材および/または操作部材を有する制御面が設けられたノーズとを有する盗難防止機能付きの車載用電子機器において、
    前記ノーズには下端側に位置する第1の支持点とこれよりも上端側に位置する第2の支持点とが設けられ、前記ノーズを第1の支持点で回動自在に支持する往復移動部材と、前記往復移動部材をケースの前方と後方とへ往復移動させるモータ駆動部が設けられ、前記往復移動部材が前進するときに、往復移動部材と共に第1の支持点が前進することにより前記ノーズはその下端が前方に向けられた水平姿勢となり、
    前記ノーズが水平姿勢となった後に前記往復移動部材が後退する際に、第2の支持点を2つの状態のいずれかに切換える振り分け手段が設けられており、前記第2の支持点が第1の状態に切換えられているときに、前記往復移動部材の後退動作に伴って、第2の支持点が往復移動部材と共に後退して、前記ノーズが水平姿勢のままケース内に収納され、
    前記第2の支持点が第2の状態に切換えられているときに、第2の支持点の後退動作が規制されて、前記往復移動部材の後退動作に伴って、前記ノーズはその上端が上向きとなるようにほぼ90度回動して前記ノーズ離脱面の前方を覆う定常姿勢となり、
    前記収納姿勢で前記開口部を覆うカバーが設けられていることを特徴とする盗難防止機能付きの車載用電子機器。
  3. 前記開口部の形状と、前記ノーズの端面の形状が同じまたは相似であり、前記収納姿勢で、開口部とノーズの端面との間が最小の隙間となる請求項1記載の盗難防止機能付きの車載用電子機器。
  4. 前記ノーズの端部に、制御面となる表面側あるいは裏面側へ張り出す突出部が設けられて、ノーズの端面の厚さ寸法が、ノーズの前記突出部が設けられていない部分の厚さと前記表示部材および/または操作部材の前記制御面からの突出量とを加算した寸法と同じあるいはこれよりも大きく形成されており、収納姿勢に至る際に、前記表示部材および/または操作部材が前記開口部を通過した後に、前記ノーズの端面により前記開口部が塞がれる請求項1または3記載の盗難防止機能付きの車載用電子機器。
  5. 前記ノーズが前記定常姿勢と前記収納姿勢との間を移動する途中の、前記制御面が斜めに傾斜した状態で、前記ノーズが停止するように、前記モータ駆動部が制御される請求項1ないし4のいずれかに記載の盗難防止機能付きの車載用電子機器。
  6. 前記ノーズは、前記定常姿勢から、前方へ傾斜することなく平行移動し、その後にノーズの下端部が前方へ進んで上端部が下方へ向けて回動する請求項1ないし5のいずれかに記載の盗難防止機能付きの車載用電子機器。
  7. 前記停止状態で、前記ノーズ離脱面に設けられた記録媒体の挿入口が、前記ノーズの上端部と隣接する位置に、記録媒体の装脱が可能となるように露出する請求項記載の盗難防止機能付きの車載用電子機器。
  8. 往復移動部材が一往復移動する間に、前記ノーズが前記収納姿勢から前記定常姿勢に設置され、往復移動部材が次に一往復する間に、前記ノーズが前記定常姿勢から前記収納姿勢に設定される請求項1ないし7のいずれかに記載の盗難防止機能付きの車載用電子機器。
  9. 前記モータ駆動部には、モータで正逆両方向へ回転駆動される回転体と、この回転体の回転動作を往復移動部材の往復移動動作に変換する変換手段が設けられており、前記回転体が一方向へ回動するときに、往復移動部材が一往復移動し、その後に前記回転体が逆方向へ回動するときに、前記往復移動部材がさらに一往復移動する請求項8記載の盗難防止機能付きの車載用電子機器。
  10. 前記ノーズ離脱面には、収納姿勢のノーズを開口部から突出させる隠し操作部材が設けられている請求項1ないし9のいずれかに記載の盗難防止機能付きの車載用電子機器。
  11. 前記ノーズが収納姿勢から操作可能な位置へ突出したときに、ノーズの制御面に設けられた操作部材により、ノーズの表示動作および/または操作を可能とする暗証信号の入力が可能とされた請求項1ないし10のいずれかに記載の盗難防止機能付きの車載用電子機器。
  12. 前記操作部材はロータリーエンコーダであり、このロータリーエンコーダの回転方向および回転量の組み合わせにより、前記暗証信号が入力される請求項11記載の盗難防止機能付きの車載用電子機器。
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