JP4007753B2 - 車載用電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケースの前面に設けられたノーズが、水平姿勢となってケース内に収納される車載用電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ用またはカーナビゲーション用などの車載用電子機器は、1DINサイズなどのケースが車室内のダッシュボードやインストルメントパネル内などに埋設され、ケースの前方に設けられたノーズが前記ダッシュボードやインストルメントパネルなどとほぼ同一面に現れる。そしてこのノーズの表面に設けられた操作部材によりケース内の電子回路や各種の記録媒体駆動装置が制御される。
【0003】
この種の車載用電子機器では、ノーズがケースの前面において固定されたもの、あるいはケースの前方で傾斜姿勢に回動するものなどが主である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、車載用電子機器において、ケース前面にノーズが固定されたもの、または傾斜姿勢となるように設けられたものでは、常にノーズが機器前面に位置しているため、車載用電子機器であることが外観から認識でき、よって車室内から盗まれやすいという問題がある。またノーズがケース前方で斜めに回動するものでは、ノーズが傾斜姿勢となることで、ケース前面の記録媒体挿入口などを露出させることができる。しかし、ノーズの裏側に位置するケース前面を広い範囲で有効利用することが難しい。
【0005】
そこで、ノーズをケース内に収納できる構造にすると、外観から車載用電子機器であることが認識できなくなって盗難を未然に防ぐことができる。またノーズがケース内に収納された状態で、ケースの前面が広く現れるため、このケース前面に多くの操作部材を配置するなどして多様な機器構成とすることも可能になる。
【0006】
しかし、ノーズがケース本体内に収納される構造にすると、ケース前面にノーズが出入りする開口部を形成する必要が生じるため、ノーズが収納された状態において、前記開口部からケース内に埃が介入したり、また開口部からケース内の機構が目視でき、外観を損ねるという問題が生じる。また、ノーズがケース内に挿入された時点で開口部を閉鎖するカバーを設けることも考えられるが、このカバーの開閉機構が複雑になり、またノーズがケース外に位置するときに前記カバーがノーズの操作の邪魔になるおそれがある。
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ノーズをケース内に完全に収納できるようにするとともに、ノーズがケース内に収納された状態で、ノーズが出入りする開口部をカバーで確実に閉鎖でき、さらにノーズがケースの前方に位置するときにカバーが操作の邪魔にならないようにした車載用電子機器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の車載用電子機器は、電子回路が内蔵され前面に開口部を有するケースと、前記ケースの前面に設置される定常姿勢と前記開口部を経て前記ケース内に収納される収納姿勢との間で移動するノーズと、前記ノーズの前面に設けられた表示部材および/または操作部材と、前記ノーズを前記定常姿勢から水平姿勢に回動させて前記開口部からケース内に引き込む姿勢可変手段とが設けられ、
前記ノーズには、ケースに収納されたときに前方へ向く端部に設けられたカバーと、前記カバーをノーズの前記前面から突出させる付勢手段とが設けられて、前記ノーズがケース内に収納されるときに、前記突出姿勢となったカバーで前記開口部が塞がれ、
前記姿勢可変手段には、前記ノーズがケース内から出て前記定常姿勢に移行するときに、前記カバーの前記突出を規制する規制手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明では、ノーズがケース内に完全に収納されるが、このときカバーにより開口部が塞がれ、開口部にケース内に通じる大きな隙間等が形成されなくなる。また、ノーズがケースの外に出ているときには、カバーがノーズの前面方向へ大きく突出しないため、ノーズへの操作をカバーが邪魔することがない。
【0010】
なお、本発明では、水平姿勢のノーズがケース内から突出した後に、ノーズが上向きに回動して定常姿勢になるものであってもよいし、またはノーズが下向きに回動して定常姿勢となるものであってもよい。
【0011】
例えば、前記カバーの両側部にはカバーアームが設けられて、このカバーアームが前記ノーズの両側面に回動自在に支持され、前記付勢部材により前記カバーが前記突出方向へ回動するように付勢されており、前記規制手段により前記カバーアームの前記突出方向への回動が規制されるものである。
【0012】
この場合に、前記姿勢可変手段は、前記ノーズを回動自在に支持して進退動作する往復移動部材と、前記往復移動部材と異なる位置でノーズを回動自在に支持する切換えアームとを有し、前記往復移動部材が、前記切換えアームの基端側支点よりも前方へ移動することでノーズが定常姿勢から水平姿勢となり、前記往復移動部材および前記切換えアームがケース内に後退することで、水平姿勢のノーズがケース内に収納されるものであり、
ノーズが定常姿勢のときに、前記切換えアームにより前記カバーアームが規制されて、カバーのノーズ前方への突出が規制されるものとして構成できる。
【0013】
なお、前記カバーは、ノーズの端部において直線的に移動できるようにスライド自在に支持されたものであってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1はノーズが定常姿勢のときの車載用電子機器を示す斜視図、図2はノーズが収納姿勢のときの車載用電子機器を示す斜視図、図3は姿勢可変手段と回動規制手段の構造を示す分解斜視図、図4乃至図6はノーズが定常姿勢から収納姿勢に移動するときの姿勢可変手段のうちの往復駆動手段の動作を示す平面図、図7(A)から図8(C)まではノーズが定常姿勢から収納姿勢に移行する際の一連の動作を示す部分側面図、図9は回動規制手段の動作を説明するための部分拡大図である。
【0015】
この車載用電子機器のケース1は、筐体2とその前面に固定された前面パネル3とから構成されている。筐体2は1DINサイズであり、この筐体2は例えば自動車の車室内のダッシュボードやインストルメントパネル内に埋設される。このとき前面パネル3は、ダッシュボードやインストルメントパネルの表面とほぼ一致する。
【0016】
この実施の形態では、Y1方向が下側で、Y2方向が上側である。またX方向が左右方向、Z1方向が前方、Z2方向が後方である。
【0017】
図7(A)に示すように、筐体2の内部では、下側(Y1側)が後述するノーズの収納領域4となっており、この収納領域4は空間である。また上側(Y2側)が内部機器の設置領域5である。この設置領域5には、オーディオ用、画面表示用、ラジオ用などの各種電子回路が設置される。またこの設置領域5にはCDやDVD、MDなどの記録媒体の駆動装置が設置される。図に示す実施の形態では、前記設置領域5の前方(Z1側)に前記記録媒体の駆動装置が設置されている。
【0018】
図2に示すように、ケース1の一部を構成する前面パネル3の前面は、ノーズ離脱面6となっている。このノーズ離脱面6の下側(Y1側)に片寄った位置に開口部7が形成されている。この開口部7は高さ方向の開口幅寸法がHであり、左右方向(X方向)に細長いほぼ長方形状に開口している。図7(A)に示すように、前記開口部7は、筐体2内の前記収納領域4に通じている。
【0019】
前記ノーズ離脱面6の上側(Y2側)に寄った位置には、記録媒体の挿入および排出が可能な出入口8が開口している。この出入口8は、前記設置領域5内に設置された記録媒体の駆動装置に対して記録媒体(ディスク)を挿入・排出できる位置に開口している。
【0020】
ノーズ離脱面6は、前記開口部7および出入口8を除いた領域のほぼ全面が平坦面を主体としており、前面が黒色や濃緑色などである。この色は、後述するノーズ10およびカバー15と同じ色彩である。あるいはノーズ10は異なる色彩でカバー15のみがノーズ離脱面6と同じ色彩であってもよい。
【0021】
また前記ノーズ離脱面6には、クッション材9,9が貼り付けられている。このクッション材9,9は、ノーズ離脱面6の前方にノーズ10が設置されたときに、ノーズ10とノーズ離脱面6との間に収縮して介在し、車体振動などの影響でノーズ10ががたつきを生じるのを防止するためのものである。クッション材9,9はゴム板、発泡樹脂板などの弾性収縮性の板材で形成されている。
【0022】
ノーズ離脱面6には表示部材が設けられておらず、実質的に表示面や操作面として機能しない。
【0023】
図1に示すように、前面パネル3の前方には、ノーズ10が設置可能となっている。このノーズ10は、前記前面パネル3の前面(ノーズ離脱面6)とほぼ同じ面積を占める大きさである。
【0024】
ノーズ10の表面(前面)は制御面10aであり、この制御面10aのほぼ全面が、表示および/または操作面となっている。前記制御面10aには、表示部材11aおよび、操作部材11b,11c,11dが配列されている。前記表示部材11aは例えばイコライザー表示を行うもの、ラジオの受信周波数を表示するもの、あるいは液晶TVであって、TV受信画像やナビゲーションシステムの地図表示画像などを表示するものである。すなわち、この制御面10aには記録媒体の出入口などが設けられていないため、大きな画面の表示部材11aを配置できる。
【0025】
前記制御面10aに設けられた操作部材11b,11c,11dは、筐体2内に収納されている記録媒体の駆動装置やTVチューナの制御操作、筐体2以外の箇所に設けられた記録媒体駆動装置やディスクチェンジャなどを操作するものや、カーナビゲーション操作などを行うものである。
【0026】
前記操作部材11bは回転操作式であり、これによりロータリーエンコーダ(例えばロータリー式の可変抵抗器や、接点式または光学式のロータリースイッチ)が操作される。操作部材11c,11dはキースイッチである。
【0027】
この車載用電子機器では、図2に示すように、ノーズ10がケース1内に収納されて隠される。この収納状態からノーズ10が図1に示すように、前面パネル3の前方に設置された定常姿勢のときに、表示部材11aが表示可能になり、また操作部材11b,11c,11dにより機器を操作可能になる。
【0028】
前記ノーズ10の下端には、カバー15が設けられている。このカバー15の幅寸法Wは、前記ノーズ離脱面6に形成された開口部7を最小の隙間で塞ぐことができるよう、開口部7の縦方向の開口幅寸法Hとほぼ一致するか、あるいは前記開口幅寸法Hよりもわずかに小さくなっている。カバー15の左右両端にはカバーアーム16が一体に折り曲げ形成されている。このカバーアーム16は、ノーズ10の両側面10d,10dにおいて、ピン17により回動自在に支持されている。なお、カバー15とカバーアーム16とは別部材で形成されて互いに連結されたものであってもよい。
【0029】
図2および図8(C)に示すように、ノーズ10が開口部7から筐体2内の収納領域4内に収納された状態で、前記カバー15により開口部7が塞がれ、カバー15の周囲と開口部7との間にはほとんど隙間が形成されない。またこのときカバー15の表面と、ノーズ離脱面6はほぼ同一面となる。よって、図2及び図8(C)の収納姿勢では、ノーズ離脱面6からノーズ10が外されているように偽装でき、車載用機器の盗難を未然に防止できる。
【0030】
図8(B)に示すように、前記カバー15が前記ノーズ10の制御面(前面)10aから突出する突出寸法Tは、前記制御面10aに設けられた前記表示部材11aおよび操作部材11b,11c,11dの前記制御面10aからの突出高さよりも大きく形成されている。すなわち前記カバー15の幅寸法Wは、ノーズ10の厚さと、操作部材11b,11c,11dや表示部材11aの制御面10aからの突出高さとの和と同じかあるいはそれ以上となっている。
【0031】
したがって、図8(B)から図8(C)に示すように、水平姿勢となったノーズ10が上端10cが開口部7内へ向けた水平姿勢でケース1内へ収納されるときに、前記表示部材11aおよび操作部材11b,11c,11dが開口部7の縁に当たることがなく、しかも収納を完了したときに、カバー15と開口部7の縁との間に余分な隙間が生じなくなる。
【0032】
ノーズ離脱面6を覆う定常姿勢(図7(A))にあるノーズ10が収納されるときには、図7(B)に示すように、ノーズ10が傾斜することなく前方へ所定距離移動した後、さらにノーズ10の下端10bが前方へ移動し、その間に上端10cが下側に回動する。そしてノーズ10の制御面10aがノーズ離脱面6とほぼ垂直となった水平状態(図8(B))で、ノーズ10が筐体2内の収納領域4へ収納させられる。また収納姿勢のノーズ10が定常姿勢に至る過程は、前記とは逆である。
【0033】
以下、ノーズ10を定常姿勢と収納姿勢の間で移動させる姿勢可変手段20の構造および動作を説明する。
【0034】
上記姿勢可変手段は、主に往復駆動手段(往復駆動機構)21と、切換えアーム31と、ノーズを定常姿勢と収納姿勢とに振り分ける振り分け手段(振り分け機構)22とから構成されている。
【0035】
図3および図4に示すように、前記ノーズ10の左右方向の両側面10d,10dでは、下端10b側に支持ピン12,12が固定されている。前記往復駆動手段21では、ケース1の底部側において前後方向(Z1−Z2方向)へ往復移動自在に設けられた往復移動部材23が設けられている。この往復移動部材23は、底板23aとその左右両側に立ち上がるように折り曲げ形成された折曲片23b,23bとが1枚の金属板から一体に折り曲げ形成されたものである。
【0036】
前記折曲片23b,23bの先端には支持穴23c,23cが形成されており、前記ノーズ10の両側面10d,10dの下端10b側に設けられた前記支持ピン12,12がこの支持穴23c,23cに回動自在に支持されている。
【0037】
前記往復移動部材23の底板23aには、前後方向(Z1−Z2方向)へ長く形成された長穴23dが4箇所設けられ、各長穴23dは、筐体2の底板上に固定して設けられたガイドピン14に挿通されている。その結果、往復移動部材23が前後方向へ直線的に往復移動可能となっている。
【0038】
図4に示すように、筐体2の底板上には、回転体24が前記底板に固定された中心軸25によって回動自在に支持されている。回転体24の周囲には、前記中心軸25を中心とする円弧状の所定モジュールの歯24aが形成され、回転体24は部分歯車を構成している。
【0039】
前記歯24aには、減速歯車列28の出力段のピニオン歯車28aが噛み合っており、減速歯車列28の入力段の歯車28bには、モータ29の出力軸に固定されたウオーム歯車29aが噛み合っている。すなわち、前記減速歯車列28とモータ29とによって、前記回転体24を往復回動させるモータ駆動部が構成されている。
【0040】
前記回転体24の歯24aが設けられていない部分には、回動アーム24bが一体に形成され、その先部に摺動ピン26が固定されている。前記往復移動部材23の底板23aには、左右方向へ直線的に延びる長穴23eが形成されており、前記摺動ピン26が前記長穴23e内に摺動自在に挿入されている。回動アーム24bと摺動ピン26および前記長穴23eによって、回転体24の回転運動を往復移動部材23の往復運動に変換する運動変換手段27が構成されている。
【0041】
図4に示すように、回転体24が時計方向へ最も回動したときには、往復移動部材23が後方(Z2方向)へ引き込まれている。このとき、ノーズ10はノーズ離脱面6の前面を覆う定常姿勢(図7(A))である。図5は回転体24が図4の状態から反時計方向へほぼ90度(回転体24の回動範囲のほぼ中間点)まで回動した状態であり、このとき往復移動部材23は前方(Z1方向)へ最も突出している。このとき図8(B)に示すようにノーズ10が水平姿勢となる。図6は回転体24がさらに反時計方向の最終点まで回動した状態である。このときノーズ10はケース1内に完全に引き込まれる(図8(C))。
【0042】
また、回転体24が図6の状態から時計方向へ回動して図4に至る間に、収納姿勢のノーズ10がケース1の前方へ突出し、さらに立ち上がり姿勢になって図7(A)に示す定常姿勢に移行する。
【0043】
図3に示すように、前記ノーズ10の両側面10d,10dでは、前記支持ピン12よりも上端10c側に固定された支持ピン13が設けられている。図3には姿勢切換えアーム31が示されている。この姿勢切換えアーム31の一端には穴31aが形成され、前記支持ピン13はこの穴31a内に回動自在に連結されている。前記姿勢切換えアーム31の基端には制御ピン32が固定されている。
【0044】
前記往復移動部材23の両折曲片23b,23bには、長穴による案内部33が形成されている。この案内部33は、前後(Z1−Z2)方向へ水平に延びる直線案内部33aと、その前方(Z1方向)で上方へ斜めに延びる上方傾斜案内部33bと、前記直線案内部33aの後方(Z2方向)で下方へ斜めに延びる下方傾斜案内部33cとから構成されている。
【0045】
前記姿勢切換えアーム31と制御ピン32は、前記ノーズ10の左右両側に一対設けられており、前記それぞれの制御ピン32が前記各案内部33内に摺動自在に挿入されている。
【0046】
図4ないし図6では、振り分け手段22の詳しい構造が省略されているが、この振り分け手段22は左右方向(X方向)の両側において、前記一対の姿勢切換えアーム31に対応して、それぞれ設けられているが、以下では図3に示す一方の側に設けられた振り分け手段22についてのみ説明する。他方の側に設けられた振り分け手段の構造は図3に示すものとY方向で対称である。
【0047】
前記振り分け手段22には振り分け部材34が設けられている。この振り分け部材34は、金属板によりL字状に折り曲げられたものであり、縦方向へ垂直に延びる制御板部34aと、水平に延びる固定板部34bとからなる。図4に示すように、前記固定板部34bが筐体2の底板上に固定されている。
【0048】
前記制御板部34aには、長穴により形成された振り分け路35が設けられており、前記折曲片23bの案内部33内に挿通された前記制御ピン32は、前記振り分け路35内に摺動自在に挿通されている。
【0049】
前記振り分け路35は、前後方向(Z方向)へ短く延びる定常姿勢経路35aと、それよりも下方で同じく後方へ、定常姿勢経路35aと平行に延び、且つ定常姿勢経路35aよりも十分に長い収納姿勢経路35bとが設けられている。また定常姿勢経路35aと収納姿勢経路35bの前端部は縦方向に垂直に延びる切換え路35cによって連結されている。
【0050】
前記振り分け部材34の制御板部34aの外側には、選択部材37が設けられている。この選択部材37に形成された穴37aは、制御板部34aに固定された支持軸36に回動自在に支持されている。さらに前記選択部材37の穴37aに挿通された前記支持軸36の先部には、トーションばね38の巻き部が外挿されており、前記支持軸36の先端に設けられた図示しない抜け止め部材により、トーションばね38の巻き部は前記支持軸36から抜け止めされている。
【0051】
トーションばね38の一方の付勢腕38aは、選択部材37に形成されたばね掛け片37bに掛けられ、トーションばね38の他方の付勢腕38bは、前記制御板部34aの上端に折り曲げ形成されたばね掛け片34cに掛けられている。このトーションばね38の前記付勢腕38aにより、選択部材37は前記支持軸36を支点として反時計方向(F1方向)へ付勢されている。なお、選択部材37の上辺37cが、前記ばね掛け片34cに当たることにより、選択部材37の反時計方向への回動限界が決められている。
【0052】
また、前記トーションばね38の巻き部は圧縮ばねとしての機能を有している。この巻き部が選択部材37と、支持軸36の先端の抜け止め部材との間で圧縮されて介装されていることにより、前記選択部材37は、前記制御板部34aに対して常にG方向へ弾性的に押し付けられている。
【0053】
前記選択部材37の後端には、前記制御板部34aの方向へ突出する小突起39が設けられている。この小突起39は選択部材37からエンボス加工などにより隆起形成されている。
【0054】
一方、前記制御板部34aには、前記支持軸36を中心とする円弧軌跡上に沿って長穴状に形成された円弧案内部41と、その下方の前記円弧軌跡の延長線上に形成された丸穴のロック部42とが形成されている。前記小突起39が前記円弧案内部41内に入っているときには、前記選択部材37は前記円弧案内部41の長さ範囲内で回動可能である。また前記小突起39が前記円弧案内部41を乗り出して前記ロック部42に嵌合されると、前記トーションばね38の巻き部のG方向への付勢力により、小突起39がロック部42に押し付けられ、小突起39がロック部42内で動かないように保持され、選択部材37は軽ロック状態になる。
【0055】
前記選択部材37の前端は、溝44を介して分岐され、下方の分岐片が前方(Z1方向)に延びている。この分岐片の先端が選択規制部43aである。この選択規制部43aよりも上側に形成された前記溝44の上辺が第1の摺動部43bである。また前記選択規制部43aよりも下側の前記選択部材37の下辺が第2の摺動部43cである。
【0056】
次に、カバー15を動作させるためのカバー回動規制手段40の構造及び動作を説明する。
【0057】
上記カバー回動規制手段40は、付勢手段46と回動規制手段47とから構成されている。図3に示すように、前記ノーズ10の両側面10d,10dには、前記カバーアーム16を支持するピン17が設けられているが、このピン17には、カバー15を付勢する付勢手段46を構成するトーションばね18が装着されている。
【0058】
前記トーションばね18の一方の付勢腕18aは、ノーズ10の裏側の段差部10eに掛止され、トーションばね18の他方の付勢腕18bは、前記カバーアーム16の掛止突起19に掛止されている。このトーションばね18の付勢力により、カバーアーム16は前記回動ピン17を支点として時計方向(F3方向)へ付勢され、カバー15がノーズ10の制御面10aから前方へ突出する方向へ付勢されている。またカバーアーム16の前端16bが前記段差部10eに当ったときが、カバーアーム16の時計方向への回動限界となっている。
【0059】
また前記カバーアーム16の前端16bには、Z1側からZ2側へ切り欠かれた第1の凹部16dが形成されている。この第1の凹部16dは、前記支持ピン12が当たらない逃げ溝となっている。
【0060】
図9に拡大して示すように、前記姿勢切換えアーム31の前記穴31aの近傍には、回動規制手段47を構成する規制ピン45が内側に向けて固定されている。この規制ピン45は、前記支持ピン13に対して後方(Z2方向)寄りに設けられ、カバーアーム16の前縁16cに当接可能とされている。
【0061】
次にノーズ10の姿勢制御動作とカバー15の回動制御動作について説明する。
【0062】
図1に示す定常姿勢では、ケース1の前面に、ノーズ10の制御面10aが現れている。この状態で、制御面10aの表示部材11aに、例えばイコライザー表示や、ラジオの受信周波数表示や、TV受像画面や、カーナビゲーションシステムの地図表示などが映し出される。また操作部材11b,11c,11dにより、ラジオチューナ選択、TVチャンネル選択、カーナビゲーションシステムの操作、あるいはディスクチェンジャの操作、さらには音量や音質の調整などが行われる。
【0063】
このとき、図4に示すように、往復駆動手段21では、モータ29により回転体24が時計方向へ回動させられた位置で停止しており、往復移動部材23は後方(Z2方向)に引き込まれて停止している。
【0064】
また、図7(A)に示すように、ノーズ10の側面10dに回動自在に連結されている姿勢切換えアーム31の基端部に設けられた制御ピン32は、前記往復移動部材23の折曲片23bに形成された案内部33のうちの前方の上方傾斜案内部33bの先端に位置している。また制御ピン32は、制御板部34aに形成された振り分け路35のうちの上方の定常姿勢経路35aのZ2側端部に位置している。さらに、前記制御ピン32は、選択部材37の第1の摺動部43bを摺動して溝44内に入り込んでいる。よって選択部材37は時計方向(F2方向)へ回動させられており、選択部材37の後端に設けられた小突起39は、前記制御板部34aに形成されたロック部42に嵌合し、選択部材37は時計方向(F2方向)へ回動した姿勢で軽ロック状態となっている。
【0065】
また図7(A)の定常姿勢では、ノーズ10の側面10dに回動自在に支持されているカバーアーム16の前縁16cが、前記側面10dに設けられた規制ピン45に当接している。前記カバー15には、トーションばね18による付勢力が作用しているが、前記規制ピン45によってカバーアーム16が前記付勢方向と逆方向に回動させられて規制されている。よって、カバー15は、ノーズ10の制御面10aから前方へ大きく突出することなく後退している。したがって、ノーズ10の制御面10aに設けられた操作部材11b,11c,11d、特にノーズ10の下端側に設けられた操作部材11dを操作する際に、カバー15が操作の邪魔にならない。
【0066】
ノーズ10を図7(A)の定常姿勢から収納姿勢へ移動させる際には、ノーズ10の制御面10aに設けられた収納操作釦などを押す。この操作で、図4に示すモータ29により回転体24が反時計方向へ駆動される。また定常姿勢から収納姿勢までを連続的に行わせるときには、回転体24は図4の状態から図5の状態を経て、図6に示すように反時計方向へ最も回動する状態に至り、このときモータ29が停止する。
【0067】
図4、図5、図6の過程で、回転体24の回動アーム24b、これに固定された摺動ピン26ならびに往復移動部材23に形成された長穴23eとから構成される運動変換手段27により、往復移動部材23が往復移動させられる。図5は往復移動部材23が前方(Z1方向)へ最も突出した位置であり、往復移動部材23が図4から図5に至る突出動作の間、ノーズ10は図7(A)から図8(B)の姿勢となる。さらに回転体24が図5から図6の姿勢まで回動し、往復移動部材23が後方へ引き込まれるときに、ノーズ10は図8(C)に示す収納姿勢に至る。
【0068】
まず図4と図7(A)に示す定常姿勢から、往復移動部材23がZ1方向へ突出する最初の過程では、往復移動部材23がZ1方向へ直線的に前進し、また姿勢切換えアーム31に設けられた制御ピン32は、振り分け手段22を構成する制御板部34aの定常姿勢経路35a内をZ1方向へ直線的に前進する。よって、ノーズ10は、図7(B)に至る間、傾斜することなく平行にZ1方向へ前進する。
【0069】
図7(B)では、制御ピン32が、定常姿勢経路35aの前端に至り、制御ピン32はそれ以上Z1方向へ前進できなくなる。よってさらに往復移動部材23がZ1方向へ前進すると、ノーズ10を支持している支持ピン12は前進するが、制御ピン32および姿勢切換えアーム31はそれ以上前進できなくなるため、往復移動部材23の前進にともなって、ノーズ10の上端が下側に向けて回動する。
【0070】
図7(C)はノーズ10が回動している途中を示すが、この状態では、制御ピン32は、往復移動部材23に形成された直線案内部33a内を摺動しており、また制御ピン32は、制御板部34aの振り分け路35のうちの切換え路35c内に位置している。図8(A)以後は、往復移動部材23の前進により制御ピン32は下方傾斜案内部33cに沿って下降するため、図8(B)では制御ピン32は制御板部34aの収納姿勢経路35bの前端に位置する。図8(B)に示す往復移動部材23が最も前進した状態で、ノーズ10は制御面10aが上に向く水平姿勢となる。
【0071】
図8(B)から往復移動部材23がZ2方向へ後退するとき、制御ピン32は、制御板部34aの収納姿勢経路35bに沿って後方(Z2方向)へ移動するため、ノーズ10は水平姿勢のまま開口部7を通って、ケース1および筐体2内の収納領域4内に収納される。
【0072】
図8(B)から図8(C)に至る間、制御ピン32は、制御板部34aの振り分け路35のうちの収納姿勢経路35b内を後方へ移動するが、このとき、制御ピン32が選択部材37の下辺の第2の摺動部43cに当たって摺動する。よって、選択部材37は反時計方向(F1方向)へ回動させられ、選択部材37の後端に設けられた小突起39が制御板部34aのロック部42から外れて円弧案内部41に入る。よって、選択部材37の軽ロックは解除され、前記円弧案内部41の移動範囲内において、選択部材37は支持軸36を支点として回動可能になり、トーションばね38により常に反時計方向(F1方向)へ回動させられる。
【0073】
ここで、図7(C)から図8(B)に至る間、ノーズ10の上端が下側に向けて回動するため、ノーズ10とともにカバーアーム16が傾斜していく。このとき、規制ピン45はカバーアーム16の前縁16cを摺動し、図8(B)に至る直前に規制ピン45が前記前縁16cから離れる。よって、カバーアーム16がトーションばね18により時計方向へ回動させられ、カバー15がノーズ10の制御面10aから前方へ寸法Tだけ突出する。よって、図8(C)に示すようにノーズ10がケース1内に収納されたときに、カバー15で開口部7を塞ぐことができる。
【0074】
すなわち、ノーズ10が水平姿勢になってケース1内に収納されるときに、操作部材11b,11c,11dが開口部7の上縁に対し余裕を有して通過することができ、しかもノーズ10がケース1内に収納された時点で、ノーズ10の制御部10aの前方へ突出したカバー15により、前記操作部材11b,11c,11dと開口部7の上縁との通過余裕の隙間を覆うことができる。
【0075】
図2に示すように、ノーズ10がケース1内に収納された状態では、ノーズ10のカバー15の表面がノーズ離脱面6とほぼ同一面となる。よって、ノーズ離脱面6全体がひとつの面のように見ることができ、ノーズ10がノーズ離脱面6から外されたように見え、車載用機器の盗難を防ぐことができる。
【0076】
なお、図7(A)から図8(B)に至る過程において、回転体24が所定の回転位置になったことを検知し、あるいは往復移動部材23が所定の移動位置となったことを検知してモータ29を停止させると、ノーズ10を例えば図7(C)や図8(A)の傾斜姿勢、あるいはさらに異なる角度の傾斜姿勢で停止させることができる。このように傾斜姿勢で停止させると、ノーズ10の制御面10aが斜め上向きとなり、この制御面10aに設けられた表示部材11aを見ることができ、また操作部材11b,11c,11dを操作することができる。
【0077】
またノーズ10が図7(C)に示す角度まで傾斜すると、ノーズ10の上端10cに隣接する位置に記録媒体の出入口8が現れる。よって、前記以降の姿勢において、図8(A)に示すように、ノーズ10の上方から前記出入口8を介して記録媒体(ディスク)Dの挿入と排出が可能となる。
【0078】
なお、図7(C)に示す傾斜姿勢および図8(A)に至る前までの傾斜姿勢では、カバー15がノーズ10の制御面10aから突出していないので、この傾斜姿勢で動作を止めて、前記操作部材11b,11c,11dの操作を行うときに、カバー15が前記操作部材の操作の邪魔になることがない。すなわち本発明では、ノーズ10が垂直姿勢のときと傾斜姿勢のときの双方において、カバー15がノーズ10の制御面10aの前方から大きく突出しないように回動規制手段47を形成することが好ましい。
【0079】
次に、収納姿勢のノーズを突出させて定常姿勢とするには、上記とは逆の図6から図4に至る動作となる。
【0080】
図6と図8(C)の収納姿勢でスイッチを操作すると、モータ29が始動し、回転体24が時計方向へ回動しはじめる。回転体24が図5の姿勢まで回動すると、往復移動部材23が前方(Z1方向)へ最も前進する。この間、制御ピン32が、制御板部34aの収納姿勢経路35b内をZ1方向へ前進する。また制御ピン32が前方まで移動するときに、選択部材37の第2の摺動部43cに当たるため、選択部材37は一旦時計方向へ回動する。ただしこの回動範囲は、選択部材37の小突起39が制御板部34a内の円弧案内部41内を移動する範囲内である。よって、制御ピン32が収納姿勢経路35bの前端まで移動し、制御ピン32が選択部材37から外れると、選択部材37はトーションばね38により反時計方向(F1方向)へ回動させられ、選択部材37の前端の選択規制部43aにより収納姿勢部35bの前端が塞がれる。
【0081】
さらに回転体24が時計方向へ回転すると、往復移動部材23が後方(Z2方向)へ移動するが、このとき制御ピン32は、前記選択部材37の選択規制部43aにより収納姿勢経路35b内に戻るのを阻止される。したがって、制御ピン32は、後方へ移動する往復移動部材23に形成された下方傾斜案内部33cにより持ち上げられ、制御板部34aに設けられた振り分け路35の切換え路35cに移動する。よって往復移動部材23が後退していくと、往復移動部材23の直線案内部33aが制御ピン32を摺動する。
【0082】
往復移動部材23が後退するとき、制御ピン32が前記切換え路35c内に保持され、往復移動部材23とノーズ10との連結点である支持ピン12が後方へ移動するため、ノーズ10の上端10cが上方へ持ち上げられる。ノーズ10が傾斜姿勢となって反時計方向へ回動すると、往復移動部材23に設けられた上方傾斜案内部33bにより制御ピン32が持ち上げられ、ノーズ10は制御面10aがノーズ離脱面6と平行な向きの垂直姿勢となる。
【0083】
さらに往復移動部材23が後退すると、制御ピン32は制御板部34aの定常姿勢経路35a内を後方へ移動し、ノーズ10はノーズ離脱面6を覆う定常姿勢となる。前記定常姿勢に至る間に、制御ピン32が選択部材37の溝44内に入る。この時点で、選択部材37は、トーションばね38の付勢力により反時計方向に回動した状態(図8(C)と同じ状態)を維持しているが、前記制御ピン32が溝44内の第1の摺動部43b(図3参照)を摺動するため、選択部材37が時計方向へ回動させられ、図7(A)に示すように、小突起39が円弧案内部41から抜け出て、ロック部42に嵌合し、選択部材37が軽ロック状態となる。
【0084】
一方、ノーズ10が図8(B)の水平姿勢から所定角度の傾斜姿勢まで回動する間に、規制ピン45がカバーアーム16の前縁16cに当たり、カバー15の突出位置が制御面10aから徐々に後退し、少なくとも図7(C)の時点で、カバー15が制御面10aから後退する。
【0085】
また本発明では、ノーズ10が図7(A)に示すように垂直姿勢とならず、図7(C)に示すような傾斜姿勢と図8(C)に示す収納姿勢との間で移動するものであってもよい。
【0086】
【発明の効果】
以上のように本発明では、ノーズがケース内に収納されたときに、ケースの開口部がカバーで完全に覆われるため、ケース内部に埃等が入り込むことがない。よって車載用電子機器の盗難の防止も可能になる。また、ケース内にノーズが収納されるときに、カバーがノーズの前方から突出するので、収納動作途中で、ノーズとケースの開口部との隙間余裕を形成してノーズの操作部材などが開口部の縁に当たるのを防止でき、しかもノーズがケース内に収納された状態で、前記カバーにより前記隙間余裕を塞げるようになる。
【0087】
また、ノーズがケース外にあるときに、カバーがノーズの前方へ突出しないため、ノーズ前面を操作するときにカバーが邪魔になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノーズが定常姿勢となった状態を示す車載用電子機器の斜視図、
【図2】ノーズが収納姿勢となった状態を示す車載用電子機器の斜視図、
【図3】振り分け手段と回動規制手段の構造を示す分解斜視図、
【図4】往復駆動手段の動作を示すものであり、ノーズの定常状態を示す平面図、
【図5】往復駆動手段の動作を示すものであり、ノーズが突出した状態を示す平面図、
【図6】往復駆動手段の動作を示すものであり、ノーズの収納状態を示す平面図、
【図7】(A)(B)(C)は、ノーズが定常姿勢から傾斜姿勢に至るまでの動作を示す側面図、
【図8】(A)(B)(C)は、ノーズが傾斜状態から収納姿勢に至るまでの動作を示す側面図、
【図9】回動規制手段を示す拡大側面図、
【符号の説明】
1 ケース
2 筐体
3 前面パネル
4 収納領域
5 設置領域
6 ノーズ離脱面
7 開口部
8 出入口
9 クッション材
10 ノーズ
10a 制御面
10b 下端
10c 上端
10d 側面
11a 表示部材
11b,11c,11d 操作部材
15 カバー
16 カバーアーム
16c 前縁
17 ピン
18 トーションばね
19 掛止突起
20 姿勢可変手段
21 往復駆動手段
22 振り分け手段
23 往復移動部材
24 回転体
24a 歯
24b 回動アーム
27 運動変換手段
29 モータ
31 姿勢切換えアーム
32 制御ピン
33 案内部
33a 直線案内部
33b 上方傾斜案内部
33c 下方傾斜案内部
34 振り分け部材
35 振り分け路
35a 定常姿勢経路
35b 収納姿勢経路
35c 切換え路
37 選択部材
38 トーションばね
43a 選択規制部
45 規制ピン
46 付勢手段
47 回動規制手段

Claims (3)

  1. 電子回路が内蔵され前面に開口部を有するケースと、前記ケースの前面に設置される定常姿勢と前記開口部を経て前記ケース内に収納される収納姿勢との間で移動するノーズと、前記ノーズの前面に設けられた表示部材および/または操作部材と、前記ノーズを前記定常姿勢から水平姿勢に回動させて前記開口部からケース内に引き込む姿勢可変手段とが設けられ、
    前記ノーズには、ケースに収納されたときに前方へ向く端部に設けられたカバーと、前記カバーをノーズの前記前面から突出させる付勢手段とが設けられて、前記ノーズがケース内に収納されるときに、前記突出姿勢となったカバーで前記開口部が塞がれ、
    前記姿勢可変手段には、前記ノーズがケース内から出て前記定常姿勢に移行するときに、前記カバーの前記突出を規制する規制手段が設けられていることを特徴とする車載用電子機器。
  2. 前記カバーの両側部にはカバーアームが設けられて、このカバーアームが前記ノーズの両側面に回動自在に支持され、前記付勢部材により前記カバーが前記突出方向へ回動するように付勢されており、前記規制手段により前記カバーアームの前記突出方向への回動が規制される請求項1記載の車載用電子機器。
  3. 前記姿勢可変手段は、前記ノーズを回動自在に支持して進退動作する往復移動部材と、前記往復移動部材と異なる位置でノーズを回動自在に支持する切換えアームとを有し、前記往復移動部材が、前記切換えアームの基端側支点よりも前方へ移動することでノーズが定常姿勢から水平姿勢となり、前記往復移動部材および前記切換えアームがケース内に後退することで、水平姿勢のノーズがケース内に収納されるものであり、
    ノーズが定常姿勢のときに、前記切換えアームにより前記カバーアームが規制されて、カバーのノーズ前方への突出が規制される請求項2記載の車載用電子機器。
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