JPH1035823A - 移動体の停止装置 - Google Patents

移動体の停止装置

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JPH1035823A
JPH1035823A JP19069696A JP19069696A JPH1035823A JP H1035823 A JPH1035823 A JP H1035823A JP 19069696 A JP19069696 A JP 19069696A JP 19069696 A JP19069696 A JP 19069696A JP H1035823 A JPH1035823 A JP H1035823A
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traveling
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crane
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Kenichi Onishi
賢一 大西
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】確実に移動体の速度異常を判断し、移動体を停
止させる。 【解決手段】自動倉庫には複数の収納部が各連毎に設け
られ、自動倉庫に配設された走行用レール4に沿ってス
タッカクレーン5が走行し、荷の搬送を行う。スタッカ
クレーン5にはクレーンコントローラが設けられ、クレ
ーンコントローラは地上コントローラ21との通信に基
づいてスタッカクレーン5を制御する。又、地上コント
ローラ21側には電源装置25が設けられ、電源装置2
5側から給電トロリー線Tを介してスタッカクレーン5
に電源が供給される。地上コントローラ21には各連毎
に配置された速度センサ24が接続されている。地上コ
ントローラ21は、速度センサ24からの検出信号に基
づいてスタッカクレーン5の走行速度を判断し、走行速
度が所定の許容速度よりも高速である場合には、電源装
置25からの電源の供給を中止してスタッカクレーン5
を非常停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の停止装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動倉庫は左右一対の枠組棚を備
え、各枠組棚には荷を収納するための複数の収納部が設
けられている。各枠組棚の間には直線状に延びる走行用
レールが配置され、その走行用レールに沿ってスタッカ
クレーンが走行するようになっている。このスタッカク
レーンによって、各収納部との間で荷の受渡し及び搬送
が行われる。
【0003】このスタッカクレーンは、当該スタッカク
レーン側に設けられたクレーンコントローラと地上側に
設けられた地上コントローラとによって制御される。即
ち、地上コントローラはクレーンコントローラに作業デ
ータを出力し、クレーンコントローラは作業データに基
づいてスタッカクレーンを制御するようになっている。
【0004】スタッカクレーンの走行時において、クレ
ーンコントローラは例えばスタッカクレーンに設けられ
た速度センサからの検出信号に基づいてスタッカクレー
ンの走行速度を判断するようになっている。又、クレー
ンコントローラのメモリには、スタッカクレーンの各走
行位置での最大速度を示す許容速度が記憶されている。
クレーンコントローラは速度センサの示す走行速度とメ
モリに記憶された許容速度とを比較し、走行速度の方が
高速である場合などの速度異常時には、スタッカクレー
ンを非常停止させるようになっている。例えばクレーン
コントローラは、スタッカクレーンを走行させる走行モ
ータへの電源の供給を中止することによって、スタッカ
クレーンを非常停止させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スタッ
カクレーンの前記速度異常は、スタッカクレーンに設け
られたクレーンコントローラが判断する。従って、クレ
ーンコントローラが異常な場合には、速度異常を判断で
きない場合が生じるという問題がある。又、前記クレー
ンコントローラの異常によってスタッカクレーンの速度
異常が発生するという問題がある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、確実に移動体の速度異
常を判断し、移動体を停止させることができる移動体の
停止装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、予め定められた軌道に沿っ
て走行し、荷の搬送を行う移動体と、前記移動体側に設
けられ、移動体の走行を制御する移動体側制御手段と、
地上側に設けられるとともに、前記移動体側制御手段と
通信可能に設けられ、当該移動体側制御手段との通信に
基づいて移動体の走行を制御する地上側制御手段とを備
えた移動体の停止装置において、前記地上側には移動体
の走行速度を判別する速度判別手段が設けられるととも
に、前記地上側制御手段は、前記クレーン装置の各走行
位置での許容速度を記憶した記憶手段を備え、前記速度
検出手段が検出した走行速度と許容速度とを比較し、そ
の走行速度が許容速度よりも速い場合には、移動体を緊
急停止させるための指令を行うことをその要旨とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記速度判別手段は、移動体の走行速度を
検出する速度検出手段であることをその要旨とする。請
求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明におい
て、前記地上側制御手段は移動体を走行させるための電
源を当該移動体側に供給する地上側電源装置を備え、当
該地上側制御手段は、その電源装置に対して電源の供給
を中止する指令を行うことにより移動体を緊急停止させ
るための指令を行うことをその要旨とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、 前記地上側制御手段は移動体を緊
急停止させるための指令として移動体側制御手段との通
信を遮断し、移動体側はその通信の遮断に基づいて移動
体を停止させることをその要旨とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1〜3記載
の発明において、移動体が通常の走行を行う通常走行区
間、軌道の走行端側に設けられた移動体の走行速度を高
速から中速へと減速させる高速カット区間、中速から低
速へと減速させる中速カット区間が形成されるととも
に、前記通常走行区間、高速カット区間及び中速カット
区間にそれぞれ速度検出手段が設けられ、前記記憶手段
には、通常走行区間、高速カット区間及び中速カット区
間に対応した許容速度が記憶されたことをその要旨とす
る。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1〜5記載
の発明において、前記移動体は自動倉庫に設けられた収
納部との間で、荷の受渡しを行うとともに、自動倉庫の
予め定められた軌道に沿って走行することにより荷の搬
送を行うクレーン装置であることをその要旨とする。
【0012】従って、請求項1記載の発明によれば、移
動体は、移動体側制御手段の制御に基づいて、予め定め
られた軌道に沿って走行することにより荷の搬送を行
う。移動体側制御手段は地上側制御手段からの指令信号
に基づいて移動体を制御する。この移動体の走行時にお
いて速度判別手段は移動体の走行速度を判別する。地上
側制御手段は、前記速度判別手段による走行速度と記憶
手段に記憶された許容速度とを比較し、走行速度が許容
速度よりも速い場合には、移動体を緊急停止させる指令
を出す。
【0013】請求項2記載の発明によれば、前記速度判
別手段は、移動体の走行速度を検出する速度検出手段で
あり、地上側制御手段は前記速度検出手段による走行速
度と記憶手段に記憶された許容速度とを比較し、走行速
度が許容速度よりも速い場合には、移動体を緊急停止さ
せる指令を出す。
【0014】請求項3記載の発明によれば、前記地上側
制御手段は、移動体を走行させるための電源を当該移動
体側に供給する地上側電源装置を備えている。地上側制
御手段は、その電源装置に当該電源装置による電源の供
給を中止する指令を出すことにより移動体を停止させ
る。
【0015】請求項4記載の発明によれば、前記地上側
制御手段は移動体を緊急停止させるための指令として移
動体側制御手段との通信を遮断し、その通信の遮断に基
づいて移動体を停止させる。
【0016】請求項5記載の発明によれば、前記軌道に
は通常走行区間、高速カット区間及び中速カット区間が
形成され、各区間には速度判別手段が設けられている。
前記記憶手段には、通常走行区間、高速カット区間及び
中速カット区間に対応した許容速度が記憶されている。
従って、地上側制御手段は移動体の走行速度と当該移動
体が走行する区間に対応した許容速度とを比較し、移動
体を緊急停止させる指令を行う。
【0017】請求項6記載の発明によれば、移動体であ
るクレーン装置は、自動倉庫に設けられた収納部との間
で、荷の受渡しを行うとともに、自動倉庫の予め定めら
れた軌道に沿って走行することにより荷の搬送を行う。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図4に従って説明する。図1は、工場等
に設置される自動倉庫1を示している。自動倉庫1の左
右両側には一対の枠組棚2a,2bが形成され、各枠組
棚2a,2bには荷を収納するための複数の収納部3が
形成されている。収納部3は、上下方向に延びる段方向
及び前後方向に延びる連方向にそれぞれ複数形成されて
いる。各枠組棚2a,2b間には走行用レール4が直線
状に敷設されている。この走行用レール4には移動体及
びクレーン装置としてのスタッカクレーン5が走行可能
に設けられている。スタッカクレーン5は走行台6と、
走行台6の前後両側に立設されたマスト7と、当該マス
ト7間を昇降する昇降キャリッジ8等とから構成されて
いる。
【0019】走行台6の後側には、走行モータ9及び昇
降モータ10が設けられるとともに、前側には移動体側
制御手段としてのクレーンコントローラ11が設けられ
ている。走行台6の前後両側には走行輪12,13が設
けられ、走行用レール4の上面、即ち、走行面4aを転
動するようになっている。この場合、スタッカクレーン
5は、走行モータ9によって後側の走行輪13が駆動さ
れることにより走行用レール4に沿って走行するように
なっている。スタッカクレーン5は、走行用レール4の
各端側にそれぞれ設定された図2に示すホームポジショ
ンHPとオポジットポジションOPとの間を走行するよ
うになっている。即ち、ホームポジションHPとオポジ
ットポジションOPとの間がスタッカクレーン5の走行
区間となっている。又、昇降キャリッジ8は昇降モータ
10の駆動に基づいて昇降するようになっている。
【0020】前記走行用レール4は断面I字型に形成さ
れ、その上面が前記走行面4aを形成している。図2に
示すように、走行用レール4の側面には、上下に5段の
第1〜第5溝が上方から順に形成され、各第1〜第5溝
にはスタッカクレーン5の走行を制御するための第1〜
第5光反射板R1〜R5が取着されている。
【0021】第1光反射板R1は第1溝のホームポジシ
ョンHP側に配設され、ホームポジションHP側の高速
カット区間を示している。高速カット区間とは、スタッ
カクレーン5の走行速度を高速(160m/min)か
ら中速(30m/min)へと減速させる区間をいう。
【0022】第2光反射板R2は第2溝のオポジットポ
ジションOP側に配設され、オポジットポジションOP
側の高速カット区間を示している。第3光反射板R3は
第3溝のホームポジションHP側及びオポジットポジシ
ョンOP側にそれぞれ配設され、ホームポジションHP
側及びオポジットポジションOP側の中速カット区間を
示している。中速カット区間とは、スタッカクレーン5
の走行速度を中速から微速(5m/min)へと減速さ
せる区間である。
【0023】第4光反射板R4は第4溝において各収納
部3の各連の位置に配設され、各連の位置を特定する。
第5光反射板R5は第5溝においてホームポジションH
P及びオポジットポジションOPと対応する位置に配設
され、ホームポジションHP及びオポジットポジション
OPの位置を特定する。
【0024】又、走行用レール4の前端(ホームポジシ
ョンHP側の端部)にはストッパ14が、後端(オポジ
ットポジション側の端部)にはストッパ15が設けられ
ている。これらストッパ14,15にて、スタッカクレ
ーン5が走行用レール4から外れることを防止してい
る。
【0025】スタッカクレーン5の走行台6には、取付
プレート16が取り付けられている。この取付プレート
16は走行台6の側方に、走行用レール4と対向するよ
うに取り付けられている。この取付プレート16の内側
(走行用レール4側)には、前記第1〜第5光反射板R
1〜R5を検出するための第1〜第5光センサS1〜S
5(図4参照)が上から順番に取り付けられている。各
第1〜第5光センサS1〜S5はスタッカクレーン5の
長手方向における中央位置(以下、「クレーン中央位
置」という。)に設けられている。即ち、各第1〜第5
光センサS1〜S5はクレーン中央位置に上下一列に配
設されている。
【0026】第1〜第5光センサS1〜S5は、その発
光部から光を発光し、対応する光反射板R1〜R5から
の反射光を受光部が受光することにより、光反射板R1
〜R5を検出するようになっている。即ち、第1光セン
サS1は光反射板R1を検出し、第2光センサS2は光
反射板R2を検出し、第3光センサS3は光反射板R3
を検出し、第4光センサS4は光反射板R4を検出し、
第5光センサS5は光反射板R5を検出する。
【0027】前記走行台6には、走行用レール4の走行
面4aを転動する転動輪17aを備えたエンコーダ17
が設けられている。即ち、エンコーダ17は転動輪17
aの回転に基づいてスタッカクレーン5の走行位置を計
測するようになっている。更に、走行台6の前部には、
光通信器Haが取り付けられている。
【0028】又、図1に示すように、走行用レール4の
前方位置には、スタッカクレーン5を手動又は自動で操
作・制御するための地上制御盤20が設置されている。
地上制御盤20には、地上側制御手段を構成する地上コ
ントローラ21、キーボード22、ディスプレイ23及
び光通信器Hb等が設けられ、これら光通信器Ha,H
bを介して地上制御盤20はクレーンコントローラ11
と通信可能になっている。
【0029】図2,図3に示すように、走行用レール4
が敷設された各連と対応する床面には、スタッカクレー
ン5の走行速度を検出する速度判別手段及び速度検出手
段としての速度センサ24が設置されている。これら速
度センサ24は、地上制御盤20(地上コントローラ2
1)に接続されている。本実施の形態において、通常走
行区間に配置された速度センサ24を速度センサ24
a、高速カット区間に配設された速度センサ24を速度
センサ24b、中速カット区間に配設された速度センサ
24を速度センサ24cとして区別する。
【0030】次に、クレーン装置の停止装置の電気的構
成について図4に従って説明する。地上コントローラ2
1はCPU(中央処理演算装置)等からなり、メモリ2
1aを備えている。地上コントローラ21にはキーボー
ド22及びディスプレイ23が接続されている。更に、
地上コントローラ21には各速度センサ24が接続され
ている。又、地上コントローラ21には光通信器Hbが
接続され、地上コントローラ21とクレーンコントロー
ラ11とは光通信器Ha,Hbを介して通信可能に設け
られている。この場合、例えば地上コントローラ21は
スタッカクレーン5に入庫又は出庫作業等を行わせるた
めの作業データをクレーンコントローラ11に出力する
ようになっている。
【0031】メモリ21aにはスタッカクレーン5の走
行位置での許容速度を示す許容速度データが記憶されて
いる。この場合、メモリ21aには、許容速度データと
して、通常走行区間及び高速カット区間での許容速度を
示す第1許容速度データ及び中速カット区間での許容速
度を示す第2許容速度データが記憶されている。第1許
容速度データは高速よりも僅かに速い速度(例えば17
0m/min)を示すデータであって、第2許容速度デ
ータは中速よりも僅かに速い速度(例えば40m/mi
n)を示すデータである。
【0032】各速度センサ24は、その設置された連で
のスタッカクレーン5の速度を検出し、地上コントロー
ラ21に速度検出信号を出力するようになっている。地
上コントローラ21は、どの速度センサ24から速度検
出信号が入力されたかを判断して、その速度検出信号が
どの連における速度を示すかを判断するとともに、通常
走行区間、高速カット区間及び中速カット区間のいずれ
の区間における走行速度であるかを判断するようになっ
ている。例えば地上コントローラ21は各速度センサ2
4aからの速度検出信号に基づいて通常走行区間での速
度検出信号であると判断する。速度センサ24bからの
速度検出信号に基づいて高速カット区間での速度検出信
号であると判断する。速度センサ24cからの検出信号
に基づいて中速カット区間での速度検出信号であると判
断する。
【0033】地上コントローラ21は、通常走行区間及
び高速カット区間における速度検出信号が入力されたと
判断した場合には、その速度検出信号の示す走行速度
と、第1許容速度データの示す許容速度とを比較する。
そして、その走行速度が第1許容速度よりも高速である
場合には、地上コントローラ21は、速度異常であると
判断し、クレーンコントローラ11への給電を中止する
ようになっている。
【0034】地上コントローラ21は、中速カット区間
における速度検出信号が入力されたと判断した場合に
は、その速度検出信号の示す走行速度と、第2許容速度
データの示す許容速度とを比較する。そして、その走行
速度が第2許容速度よりも高速である場合には、地上コ
ントローラ21は、速度異常であると判断し、クレーン
コントローラ11への給電を中止するようになってい
る。
【0035】地上制御盤20には、電源を供給するため
の電源装置25が設けられている。電源装置25は地上
コントローラ21からの指令に基づいてオン・オフさ
れ、電源装置25がオンされると、電源をクレーンコン
トローラ11側へ供給する。電源装置25がオフされる
と、クレーンコントローラ11側への電源の供給を中止
する。
【0036】クレーンコントローラ11はCPU等から
なり、メモリ11aを備えている。クレーンコントロー
ラ11は地上コントローラ21からの作業データに基づ
いてスタッカクレーン5の走行及び昇降キャリッジ8の
昇降等を制御して荷の入庫又は出庫作業を行わせる。
【0037】クレーンコントローラ11は、前記走行モ
ータ9及び昇降モータ10等に電源を供給するための三
相交流電源からなる電源装置31と接続され、クレーン
コントローラ11は電源装置31を制御するようになっ
ている。この電源装置31は、走行用レール4に沿って
床面に配設された給電トロリー線Tを介して地上側の電
源装置25に接続されている。即ち、電源装置31に
は、地上制御盤5の電源側から電源が供給される。
【0038】電源装置31には、インバータ32及びス
イッチ33を介して前記走行モータ9が接続されてい
る。又、これらインバータ32及びスイッチ33はクレ
ーンコントローラ11に接続されている。クレーンコン
トローラ11は、インバータ32を制御することによ
り、走行モータ9に供給される電源を制御するようにな
っている。即ち、スタッカクレーン5の走行速度及び走
行方向を制御するようになっている。この場合、クレー
ンコントローラ11は、スイッチ33をオンすることに
より、インバータ32からの電源を走行モータ9に供給
し、スイッチ33をオフすることによりインバータ32
からの電源の供給を中止する。
【0039】電源装置31にはスイッチ34を介して電
磁ブレーキ35が接続されている。電磁ブレーキ35は
走行モータ9に機械的に制動をかけるブレーキである。
又、スイッチ34はクレーンコントローラ11に接続さ
れている。クレーンコントローラ11がスイッチ34を
オンし、電源が電磁ブレーキ35に供給されている時に
は、電磁ブレーキ35は作動せず、走行モータ9に制動
をかけない。クレーンコントローラ11がスイッチ34
をオフし、電源が電磁ブレーキ35に供給されていない
時には、電磁ブレーキ35が作動して走行モータ9に制
動をかける。
【0040】通常、クレーンコントローラ11は、スイ
ッチ33,34を共にオフして、インバータ32からの
電源の供給を中止するとともに、電磁ブレーキ35にて
制動をかけることにより、スタッカクレーン5を例えば
目的の収納部3に対応する連方向の位置、ホームポジシ
ョンHP及びオポジットポジションOP等に正常に停止
させる。
【0041】電源装置31にはインバータ36及びスイ
ッチ37を介して前記昇降モータ10が接続されてい
る。又、これらインバータ36及びスイッチ37はクレ
ーンコントローラ11に接続されている。クレーンコン
トローラ11は、インバータ36を制御して、昇降モー
タ10に供給される電源を制御するようになっている。
即ち、スタッカクレーン5の昇降速度及び昇降方向を制
御するようになっている。この場合、クレーンコントロ
ーラ11が、スイッチ37をオンすることにより、イン
バータ36からの電源が昇降モータ10に供給され、ス
イッチ33をオフすることにより電源の供給が中止され
る。
【0042】電源装置31には、スイッチ38を介して
電磁ブレーキ39が接続されている。電磁ブレーキ39
は昇降モータ10に機械的に制動をかけるブレーキであ
る。又、スイッチ38はクレーンコントローラ11に接
続されている。クレーンコントローラ11がスイッチ3
8をオンし、電源が電磁ブレーキ39に供給されている
時には、電磁ブレーキ39は作動せず、昇降モータ10
に制動をかけない。クレーンコントローラ11がスイッ
チ38をオフし、電源が電磁ブレーキ39に供給されて
いない時には、電磁ブレーキ39が作動して昇降モータ
10に制動をかける。
【0043】通常、クレーンコントローラ11は、スイ
ッチ37,38を共にオフして、インバータ32からの
電源の供給を中止するとともに、電磁ブレーキ39にて
制動をかけることにより、昇降キャリッジ8を例えば目
的の収納部3と対応する段方向の位置等に正常に停止さ
せる。
【0044】尚、前記インバータ32,36から走行及
び昇降モータ9,10への電源の給排を制御するスイッ
チ33,37と、前記電磁ブレーキ35,39への電源
の給排を制御するスイッチ34,38のオン・オフは、
クレーンコントローラ11内のCPUとは別に設けられ
たリレー等からなるハード回路によって行われる。この
ハード回路は移動体停止制御手段を構成している。
【0045】クレーンコントローラ11は、地上コント
ローラ21からの作業データに基づいてスタッカクレー
ン5の走行速度を指令する走行指令速度を演算するとと
もに、昇降速度を指令する昇降指令速度を演算する。そ
して、その走行指令速度に基づいてインバータ32を介
して走行モータ9を駆動制御し、昇降指令速度に基づい
てインバータ36を介して昇降モータ10を駆動制御す
る。このとき、スタッカクレーン5は走行指令速度にて
指令される速度で走行する。昇降キャリッジ8は昇降指
令速度にて指令される速度で昇降する。
【0046】更に、クレーンコントローラ11は、電源
装置31のオン・オフを行うようになっている。電源装
置31がオンしているとは、地上側からの電源を電源装
置31は走行及び昇降モータ9,10並びに電磁ブレー
キ35,39側に供給可能な状態である。電源装置31
がオフしているとは、電源装置31が地上側からの電源
を走行及び昇降モータ9,10並びに電磁ブレーキ3
5,39に供給できない状態である。
【0047】例えば、クレーンコントローラ11は、電
源装置31をオフすることにより、スタッカクレーン5
を緊急停止として非常停止させる。このスタッカクレー
ン5の非常停止時には、電源装置31からの電源の供給
が中止されるので、走行及び昇降モータ9,10が停止
するとともに、電磁ブレーキ35,39が作動する。従
って、走行及び昇降モータ9,10の回転が停止され、
スタッカクレーン5が停止する。
【0048】又、クレーンコントローラ11は、光通信
器Ha,Hbを介して行われる地上コントローラ21側
との通信が遮断されると、前記内蔵のリレー等からなる
ハード回路により、スイッチ33,37,34,38を
開いて、走行及び昇降モータ9,10への電源の供給を
停止し、電磁ブレーキ35,39を作動させてスタッカ
クレーン5を停止させる。
【0049】クレーンコントローラ11にはエンコーダ
17及び第1〜第5光センサS1〜S5が接続されてい
る。クレーンコントローラ11は、エンコーダ17から
の信号に基づいてスタッカクレーン5の走行原点からの
走行位置を演算するとともに、スタッカクレーン5の走
行速度を演算するようになっている。走行原点とは、例
えばホームポジションHPよりも前側に位置し、スタッ
カクレーン5の走行の基準となる点であって、クレーン
コントローラ11による各種演算の基準となる点であ
る。
【0050】第1〜第5光センサS1〜S5は対応する
光反射板R1〜R5を検出すると、その旨を示す検出信
号をクレーンコトローラ11に出力するようになってい
る。クレーンコントローラ11は第1光センサS1から
の検出信号に基づいてホームポジションHP側の高速カ
ット区間にスタッカクレーン5があるか否かを判断す
る。即ち、クレーンコントローラ11は、第1光センサ
S1が検出信号を出力している時、スタッカクレーン5
は高速カット区間にあると判断する。
【0051】クレーンコントローラ11は第2光センサ
S2からの検出信号に基づいてオポジットポジションO
P側の高速カット区間にスタッカクレーン5があるか否
かを判断する。即ち、クレーンコントローラ11は第2
光センサS2が検出信号を出力することによって、スタ
ッカクレーン5がオポジットポジションOP側の高速カ
ット区間にあると判断する。
【0052】クレーンコントローラ11は、第1光セン
サS1及び第3光センサS3からの検出信号に基づいて
ホームポジションHP側の中速カット区間にスタッカク
レーン5があるか否かを判断する。即ち、クレーンコン
トローラ11は、第1光センサS1及び第3光センサS
3から共に検出信号が出力されることにより、ホームポ
ジションHP側の中速カット区間にスタッカクレーン5
があると判断する。
【0053】クレーンコントローラ11は、第2光セン
サS2及び第3光センサS3からの検出信号に基づいて
オポジットポジションOP側の中速カット区間にスタッ
カクレーン5があるか否かを判断する。即ち、クレーン
コントローラ11は、第2光センサS2及び第3光セン
サS3から共に検出信号が出力されることにより、オポ
ジットポジションOP側の中速カット区間にスタッカク
レーン5があると判断する。
【0054】クレーンコントローラ11は、第4光セン
サS4からの検出信号に基づいて、自動倉庫の収納部3
の各連の位置を判別するようになっている。例えばクレ
ーンコントローラ11は、第4光センサS4からの検出
信号に基づいて、ホームポジションHPからの第4反射
板R4の数をカウントすることにより、各連の位置を判
別する。
【0055】クレーンコントローラ11は、第1光セン
サS1及び第5光センサS5から共に検出信号が出力さ
れることにより、スタッカクレーン5はホームポジショ
ンHPにあると判断する。クレーンコントローラ11
は、第2光センサS2及び第5光センサS5から共に検
出信号が出力されることにより、スタッカクレーン5は
オポジットポジションOPにあると判断する。
【0056】即ち、クレーンコントローラ11は、ホー
ムポジションHP、オポジットポジションOP、ホーム
ポジションHP側の高速カット区間及び中速カット区間
並びにオポジットポジションOP側の高速カット区間及
び中速カット区間を、対応する各光反射板R1〜R5の
検出、即ち、対応する光センサS1〜S5からの検出信
号に基づいて判断する。つまり、これら各ポジションH
P,OP、高速カット区間及び中速カット区間は、エン
コーダ17からの検出信号に基づいて演算される走行位
置に従っては判断しない。
【0057】次に、上記のように構成した移動体の停止
装置の作用及び効果について説明する。地上コントロー
ラ21は、スタッカクレーン5に入庫又は出庫作業等を
行わせるための作業データを光通信器Ha,Hbを介し
てクレーンコントローラ11に出力する。クレーンコン
トローラ11は、作業データに基づいて走行モータ9を
制御してスタッカクレーン5を走行させる。この場合、
クレーンコントローラ11は、スタッカクレーン5の走
行速度を演算し、その走行速度に基づいてスタッカクレ
ーン5を走行させる。
【0058】このスタッカクレーン5の走行時におい
て、地上コントローラ21は、速度センサ24からの速
度検出信号に基づいてスタッカクレーン5の走行速度を
判断する。この時、地上コントローラ21は、どの速度
センサ24から速度検出信号が出力されているかを判断
する 地上コントローラ21は、通常走行区間及び高速カット
区間に配置された速度センサ24a,24bから速度検
出信号が入力されると、その速度検出信号の示す走行速
度を判断し、その判断した走行速度と第1許容速度デー
タの示す許容速度とを比較する。そして、走行速度が第
1許容速度よりも高速である場合には、地上コントロー
ラ21は、地上側の電源装置25をオフし、クレーンコ
ントローラ11への給電を中止し、スタッカクレーン5
を非常停止させる。即ち、スタッカクレーン5を地上側
からの給電を中止することににより緊急停止として非常
停止させる。
【0059】又、スタッカクレーン5の走行時におい
て、中速カット区間に配置された速度センサ24cから
速度検出信号が入力されると、その速度検出信号の示す
走行速度を判断し、その判断した走行速度と第2許容速
度データの示す許容速度とを比較する。そして、その走
行速度が第2許容速度よりも高速である場合には、地上
コントローラ21は、地上側の電源装置25をオフし、
クレーンコントローラ11への給電を中止し、スタッカ
クレーン5を非常停止させる。即ち、スタッカクレーン
5を地上側からの給電を中止することににより非常停止
させる。
【0060】上記実施の形態によれば、以下(イ)〜
(ヘ)に示す効果を有する。 (イ)地上側、即ち、床面に設置された速度センサ24
に基づいてスタッカクレーン5の走行速度を検出し、そ
の走行速度がメモリ21aに記憶された対応する許容速
度よりも速い速度である場合には地上コントローラ21
は地上側の電源装置25をオフして、スタッカクレーン
5を非常停止させる。従って、たとえスタッカクレーン
5のクレーンコントローラ11が異常を起こしても、地
上コントローラ21及び各速度センサ24の地上側の各
機器に基づいて、スタッカクレーン5の速度異常を確実
に判断できる。そして、地上コントローラ21はその速
度異常の判断に基づいてスタッカクレーン5を非常停止
させる指令を確実に行うことができる。
【0061】(ロ)地上コントローラ21は地上側の電
源装置25をオフし、地上制御盤20側からクレーンコ
ントローラ11側への給電を中止することによって、確
実にスタッカクレーン5の走行を停止できる。
【0062】(ハ)速度センサ24はスタッカクレーン
5の走行速度を検出し、その走行速度を示す検出信号を
地上コントローラ21に出力する。従って、地上コント
ローラ21は速度検出センサ24からの速度検出信号に
基づいてスタッカクレーン5の走行速度を容易に判断で
きる。
【0063】(ニ)地上コントローラ21は、通常走行
区間及び高速カット区間でのスタッカクレーン5の走行
時には第1許容速度とスタッカクレーン5の走行速度と
の比較を行い、中速カット区間でのスタッカクレーン5
の走行時には第2許容速度との比較を行う。即ち、地上
コントローラ21はスタッカクレーン5の走行速度とス
タッカクレーン5が走行する走行区間に応じた許容速度
とを比較し、速度異常を判別する。従って、地上コント
ローラ21はスタッカクレーン5の走行位置に応じてよ
り正確且つ確実にスタッカクレーン5の速度異常を判断
でき、スタッカクレーン5をより確実に停止させること
ができる。
【0064】(ホ)地上コントローラ21は、どの速度
センサ24から速度検出信号が入力されたかを判断する
ことによって、容易に高速カット区間、中速カット区間
及び通常走行区間のどの区間での走行速度であるかを容
易に判断できる。
【0065】(へ)自動倉庫1に配置されたスタッカク
レーン5の速度異常を確実に判断できるので、スタッカ
クレーン5による荷の入庫及び出庫作業等の搬送作業を
確実に行うことができる。
【0066】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に
変更して次のように実施することもできる。 (1)上記実施の形態では、地上コントローラ21は地
上側の電源装置25をオフすることによりクレーンコン
トローラ11への給電を中止し、スタッカクレーンを非
常停止させた。これを、地上コントローラ21とクレー
ンコントローラ11との通信を遮断することによって、
スタッカクレーン5を緊急停止として停止させるように
してもよい。
【0067】この場合、地上コントローラ21は、スタ
ッカクレーン5の走行速度が速度異常であると判断する
と、光通信器Ha,Hbによるクレーンコントローラ1
1との通信を中止する。地上コントローラ21との通信
が中止されると、クレーンコントローラ11に内蔵のリ
レー等のハード回路が駆動されスイッチ33,37,3
4,38が開いて、走行及び昇降モータ9,10の電源
の供給を中止し、電磁ブレーキ35,39を作動させ、
スタッカクレーン5が停止される。従って、地上コント
ローラ21は、光通信器Ha,Hbによる通信を中止す
ることによって容易且つ確実に、クレーンコントローラ
11にスタッカクレーン5を停止させる旨の指令を出す
ことができる。そして、クレーンコントローラ11に内
蔵のハード回路の駆動に基づいて走行及び昇降モータ
9,10への電源の供給を停止し、電磁ブレーキ35,
39を作動させることによりスタッカクレーン5を停止
させることができる。この場合、走行及び昇降モータ
9,10への電源の供給の停止、電磁ブレーキ35,3
9はクレーンコントローラ11のハード回路にて作動さ
れるので、たとえクレーンコントローラ11のCPUに
よる制御に異常が発生しても、スタッカクレーン5を確
実に停止させることができる。
【0068】(2)上記実施の形態において、速度セン
サ24を使用してスタッカクレーン5の速度を判別し
た。これを、速度判別手段としてスタッカクレーン5を
検出する位置センサを使用してスタッカクレーン5の走
行速度を判別するように構成してもよい。
【0069】この場合、例えば各連毎に位置センサを設
け、地上コントローラ21は隣接する位置センサ間を通
過した時間を測定し、その時間に基づいてスタッカクレ
ーン5の走行速度を判断する。従って、地上コントロー
ラ21は測定した時間に基づいて容易にスタッカクレー
ン5の走行速度を判断できる。
【0070】(3)上記実施の形態では、速度センサ2
4を床面に設置したが、走行用レール4に設けてもよ
い。 (4)上記実施の形態では、地上コントローラ21はど
の速度センサ24からの速度検出信号かに基づいて入力
された速度検出信号は、通常走行区間、高速カット区間
及び中速カット区間での速度検出信号かを判断した。こ
れを、クレーンコントローラ11が当該コントローラ1
1での高速カット区間、中速カット区間及び通常走行区
間の判別結果を地上コントローラ21に出力し、地上コ
ントローラ21は、そのクレーンコントローラ11側で
の判別結果に基づいて各速度センサ24からの速度検出
信号がどの区間での検出信号かを判断してもよい。
【0071】(5)上記実施の形態において、地上コン
トローラ21はスタッカクレーン5の走行速度が速度異
常であると判断した場合には、クレーンコントローラ1
1に速度異常信号を出力し、クレーンコントローラ11
は速度異常信号に基づいてスタッカクレーン5を緊急停
止として非常停止させてもよい。同様に、クレーンコン
トローラ11は速度異常信号に基づいて、スイッチ3
3,34,37,38をオフすることにより正常にスタ
ッカクレーン5を緊急停止として停止させてもよい。
【0072】(6)上記実施の形態において、移動体と
してスタッカクレーン5に限定されることなく、予め定
められた軌道に沿って走行し、荷の搬送を行う無人搬送
車及び有軌道台車等に応用してもよい。
【0073】上記実施の形態から把握される技術思想の
内、請求項以外の技術思想を以下に効果とともに記載す
る。 (1)請求項1〜6記載の発明において、地上コントロ
ーラ21とクレーンコントローラ11とは、光通信にて
通信される移動体の停止装置。この移動体の停止装置に
よれば、光により地上コントローラ21とクレーンコン
トローラ11とが通信されるので、通信のための配線等
を行う必要がなく、通信のための各機器の配置をより簡
単に行える。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、地上側にて移動体の速度異常を判断できるの
で、たとえ移動体側制御手段が異常でも、確実に移動体
の速度異常を判断し、移動体を停止させることができ
る。
【0075】請求項2記載の発明によれば、前記速度判
別手段は移動体の走行速度を検出する速度検出手段であ
るので、地上側制御手段は速度検出手段からの速度検出
信号に基づいて容易に移動体の走行速度を判断できる。
【0076】請求項3記載の発明によれば、前記地上側
制御手段は、その電源装置に当該電源装置による電源の
供給を中止する指令を出すことにより移動体を確実に停
止できる。
【0077】請求項4記載の発明によれば、前記地上側
制御手段は移動体を緊急停止させるための指令として移
動体側制御手段との通信を遮断することにより、移動体
を確実に停止できる。
【0078】請求項5記載の発明によれば、地上側制御
手段は移動体の走行速度と当該移動体が走行する区間に
対応した許容速度とを比較し、移動体を緊急停止させる
指令を行うので、より確実に移動体を停止させることが
できる。
【0079】請求項6記載の発明によれば、地上側にて
クレーン装置の速度異常を判断できるので、たとえ移動
体側制御手段が異常でも、確実にクレーン装置の速度異
常を判断し、クレーン装置を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動倉庫を示す斜視図。
【図2】 自動倉庫を示す側面図。
【図3】 スタッカクレーンの走行経路を示す模式図。
【図4】 自動倉庫における電気ブロック図
【符号の説明】 1…自動倉庫、3…収納部、4…軌道を形成する走行用
レール、5…移動体及びクレーン装置としてのスタッカ
クレーン、11…移動体側制御手段としてのクレーンコ
ントローラ、21…地上側制御手段を構成する地上コン
トローラ、21a…記憶手段としてのメモリ、24…速
度判別手段及び速度検出手段としての速度センサ、25
…地上側制御手段を構成するとともに地上側電源装置と
しての電源装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた軌道に沿って走行し、荷
    の搬送を行う移動体と、 前記移動体側に設けられ、移動体の走行を制御する移動
    体側制御手段と、 地上側に設けられるとともに、前記移動体側制御手段と
    通信可能に設けられ、当該移動体側制御手段との通信に
    基づいて移動体の走行を制御する地上側制御手段とを備
    えた移動体の停止装置において、 前記地上側には移動体の走行速度を判別する速度判別手
    段が設けられるとともに、 前記地上側制御手段は、前記クレーン装置の各走行位置
    での許容速度を記憶した記憶手段を備え、前記速度検出
    手段が検出した走行速度と許容速度とを比較し、その走
    行速度が許容速度よりも速い場合には、移動体を緊急停
    止させるための指令を行う移動体の停止装置。
  2. 【請求項2】 前記速度判別手段は、移動体の走行速度
    を検出する速度検出手段である請求項1記載の移動体の
    停止装置。
  3. 【請求項3】 前記地上側制御手段は移動体を走行させ
    るための電源を当該移動体側に供給する地上側電源装置
    を備え、当該地上側制御手段は、その電源装置に対して
    電源の供給を中止する指令を行うことにより移動体を緊
    急停止させるための指令を行う請求項1又は2記載の移
    動体の停止装置。
  4. 【請求項4】 前記地上側制御手段は移動体を緊急停止
    させるための指令として移動体側制御手段との通信を遮
    断し、その通信の遮断に基づいて移動体を停止させる請
    求項1又は2記載の移動体の停止装置。
  5. 【請求項5】 前記軌道には、移動体が通常の走行を行
    う通常走行区間、軌道の走行端側に設けられた移動体の
    走行速度を高速から中速へと減速させる高速カット区
    間、中速から低速へと減速させる中速カット区間が形成
    されるとともに、前記通常走行区間、高速カット区間及
    び中速カット区間にそれぞれ速度検出手段が設けられ、 前記記憶手段には、通常走行区間、高速カット区間及び
    中速カット区間に対応した許容速度が記憶された請求項
    1〜3のいずれかに記載の移動体の停止装置。
  6. 【請求項6】 前記移動体は自動倉庫に設けられた収納
    部との間で、荷の受渡しを行うとともに、自動倉庫の予
    め定められた軌道に沿って走行することにより荷の搬送
    を行うクレーン装置である請求項1〜5のいずれかに記
    載の移動体の停止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020068643A (ko) * 2001-02-21 2002-08-28 주식회사 효진콘텍 원격 제어에 의한 자동 창고 설비의 동작 방법 및 그 자동창고 설비 시스템
JP2006143452A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Toyota Industries Corp スタッカクレーン

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