JP4775650B2 - 移動体の走行設備 - Google Patents

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Description

本発明は、走行駆動手段を備えて有端形態の走行経路に沿って走行移動する一対の移動体と、前記走行経路の一方の端部側に設定された一方側の基準位置とその一方側の基準位置に近い側の前記移動体との間の距離を検出する一方側距離検出手段と、前記走行経路の他方の端部側に設定された他方側の基準位置とその他方側の基準位置に近い側の前記移動体との間の距離を検出する他方側距離検出手段と、一対の前記距離検出手段の検出情報に基づいて、前記一対の移動体の夫々の走行作動を制御する制御手段とが設けられた移動体の走行設備に関する。
上記のような移動体の走行設備は、例えば、自動倉庫などに適用されるものであり、制御手段が、一対の移動体としてのスタッカークレーン又は自動搬送台車の走行作動を制御して、一対の移動体にて物品の搬送を行うものである。
制御手段は、一方側距離検出手段及び他方側距離検出手段の検出情報に基づいて、各移動体を目標走行位置まで走行させるように構成されており、走行対象の移動体を目標走行位置まで走行させる際に他方の移動体と干渉する場合には、他方の移動体を退避させる等して、移動体同士の間隔が許容間隔より短くなる事態が生じないように、各移動体を走行させるように構成されている。
上記移動体の走行設備の従来例として、前記制御手段や前記距離検出手段に異常が発生した場合等、移動体の走行作動が適切に制御されない状態が発生しても、移動体同士が衝突しないように、一対の移動体の夫々に、相手側の移動体との距離を光学的に検出する相対距離検出手段と、相対距離検出手段の検出情報に基づいて移動体同士の車間を監視する車間監視用の制御手段とが各別に設けられ、各移動体に設けられた車間監視用の制御手段が、移動体同士の間隔が予め設定された許容間隔以上離れていないと判別した場合には、走行駆動手段への電力供給を停止して移動体の走行を停止させる緊急用の停止処理を実行するように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
なお、特許文献1のものでは、各移動体に設けられた車間監視用の制御手段同士が相互に通信可能に構成されており、移動体同士の間隔が許容間隔より短くなると、両移動体の車間監視用の制御手段の夫々が、その相手側の移動体に設けられた車間監視用の制御手段に対して停止指令情報を送信して、異常接近する移動体の双方を走行停止させるようになっている。このような構成により、異常接近する移動体の何れかの相対距離検出手段に異常が発生している場合でも、一対の移動体の双方を確実に停止させて移動体同士の衝突を防止できるようになっている。
ちなみに、特許文献1のものでは、一方側距離検出手段及び他方側距離検出手段に相当するものとして、一対の位置検出センサが走行経路の両端部に設けられている。特許文献1には明記されていないが、このような位置検出センサは一般にレーザ測距センサ等の光学式の距離センサにて構成され、地上側の基準位置と移動体との距離を測定することにより、移動体の走行経路における走行位置を検出する。そして、前記制御手段としての地上側コントローラが地上側に設けられ、この地上側コントローラは、前記位置検出センサとケーブル接続されており、地上側コントローラは、位置検出センサの検出情報である移動体についての走行位置情報に基づいて、前記一対の移動体の夫々の走行作動を制御するように構成されている。
特開2006−044935号公報
上記従来の移動体の走行設備は、制御手段や一対の距離検出手段に異常が発生した場合等における移動体同士の衝突を回避するために、一対の移動体の夫々に、相手側の移動体との距離を検出する相対距離検出手段と、相対距離検出手段の検出情報に基づいて移動体同士の車間を監視する車間監視用の制御手段とを各別に設ける必要がある。このため、各移動体の構成が複雑で高価なものとなり、そのような移動体を一対備える設備全体の構成も複雑で高価なものとなっていた。
また、上記従来の移動体の走行設備であると、異常接近する一対の移動体の双方を、いずれかの相対距離検出手段が故障した状態においても確実に停止されるためには、各移動体に設けられた車間監視用の制御手段を、相互に通信可能な構成としなければならず、この点においても、各移動体の構成が複雑で高価なものとなり、設備全体の構成が複雑で高価なものとなっていた。
本発明は上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、移動体同士の衝突を簡素な構成により回避することができる移動体の走行設備を提供する点にある。
本発明にかかる移動体の走行設備は、走行駆動手段を備えて有端形態の走行経路に沿って走行移動する一対の移動体と、前記走行経路の一方の端部側に設定された一方側の基準位置とその一方側の基準位置に近い側の前記移動体との間の距離を検出する一方側距離検出手段と、前記走行経路の他方の端部側に設定された他方側の基準位置とその他方側の基準位置に近い側の前記移動体との間の距離を検出する他方側距離検出手段と、一対の前記距離検出手段の検出情報に基づいて、前記一対の移動体の夫々の走行作動を制御する制御手段とが設けられたものであって、
その第1特徴構成は、前記一対の移動体の一方の移動体に、他方の移動体との間の距離を検出する相対距離検出手段が設けられ、前記制御手段が、前記一方側の基準位置と前記他方側の基準位置との間の距離情報に基づいて、一対の前記距離検出手段の夫々の検出情報及び前記相対距離検出手段の検出情報が適正判別用条件を満たすか否かを判別し、前記適正判別用条件を満たさないと判別した場合は、前記一対の移動体の走行を停止させるように構成されている点にある。
本発明の第1特徴構成によると、制御手段は、前記一方側の基準位置と前記他方側の基準位置との間の距離情報に基づいて、一対の前記距離検出手段の夫々の検出情報及び前記相対距離検出手段の検出情報が適正判別用条件を満たすか否かを判別するので、一対の前記基準位置の間の距離と、一対の前記距離検出手段の夫々の検出情報及び前記相対距離検出手段の検出情報との関係が、一対の前記距離検出手段及び前記相対距離検出手段の全ての検出情報が正常である場合に成立する関係を適正判別用条件として設定しておくことで、一対の前記距離検出手段及び前記相対距離検出手段の全ての検出情報が正常であるか否かを判別することができる。
前記適正判別用条件としては、例えば、一対の前記距離検出手段の夫々の検出情報及び前記相対距離検出手段の検出情報から求められる一方側の基準位置とその一方側の基準位置に近い側の前記移動体との間の距離、他方側の基準位置とその他方側の基準位置に近い側の前記移動体との間の距離、及び、一方の移動体と他方の移動体との間の距離の合計距離が、一対の前記基準位置の間の距離情報に基づいて設定された基準値と一致すること、とすることができる。
そして、制御手段は、前記適正判別用条件を満たさないと判別した場合は、前記一対の移動体の走行を停止させるので、一対の前記距離検出手段のいずれかの検出情報が異常である場合に、前記一対の移動体の走行を停止させることができ、異常が生じている距離検出手段の検出情報に基づいて前記一対の移動体の夫々の走行作動が制御されて移動体同士が衝突することを回避することができる。
つまり、適正判別用条件が満たされているということは、一対の前記距離検出手段のいずれもの検出情報が正常であるということになるので、制御手段は、正しい検出情報に基づいて前記一対の移動体の夫々の走行作動を制御することができ、一対の移動体同士が衝突することを回避することができる。
しかも、一対の移動体の一方の移動体にだけ相対距離検出手段が設けられているので、他方の移動体を、相対距離検出手段を設けない簡素な構成とすることができ、設備全体の構成も簡素となる。
このように、本発明の第1特徴構成によると、移動体同士の衝突を簡素な構成により回避することができる移動体の走行設備を得るに至った。
本発明の第2特徴構成は、本発明の第1特徴構成において、前記制御手段が、一対の前記距離検出手段の夫々の検出情報に基づいて前記一対の移動体の夫々についての走行速度及び走行方向を求め、求めた前記走行速度及び前記走行方向、並びに、前記相対距離検出手段の検出情報に基づいて、前記一対の移動体が異常接近状態であるか否かを判別し、前記一対の移動体が前記異常接近状態であると判別した場合は、前記一対の移動体の走行を停止させるように構成されている点にある。
本発明の第2特徴構成によると、相対距離検出手段の検出情報、すなわち、一対の移動体同士の間の距離に加えて、一対の移動体の夫々の走行速度や走行方向を加味して、一対の移動体が異常接近状態であるか否かを判別し、異常接近状態であると判別した場合には、一対の移動体の走行が停止されるので、一対の前記距離検出手段のいずれかに異常が発生した場合や、一対の移動体の夫々の走行駆動手段に異常が発生した場合等、制御手段が、前記一対の移動体の夫々の走行作動を正常に制御できない状態となって、一対の移動体が異常接近状態となったときには、前記一対の移動体の走行を停止させて、一対の移動体同士が衝突することを回避することができる。
しかも、このように衝突を回避することを、一対の移動体の一方にだけ相対距離検出手段を設けるだけの簡単な構成で実現できるので、設備構成を簡素なものとすることができるとなる。
このように、本発明の第2特徴構成によると、移動体同士の衝突を簡素な構成により回避することができる移動体の走行設備を得るに至った。
本発明の第3特徴構成は、本発明の第1又は第2特徴構成において、前記制御手段が、前記一対の移動体の夫々について、前記走行経路における走行開始位置から走行終了位置までの目標走行速度パターンを求めて、その目標走行速度パターンで走行作動するように前記走行駆動手段を制御するように構成され、かつ、一対の前記距離検出手段の夫々の検出情報に基づいて、前記一対の移動体の夫々についての走行速度を求め、求めた前記走行速度が異常である場合は、前記一対の移動体の走行を停止させるように構成されている点にある。
本発明の第3特徴構成によると、一対の前記距離検出手段の夫々の検出情報に基づいて、前記一対の移動体の夫々についての走行速度を求め、求めた前記走行速度が異常である場合は、前記一対の移動体の走行を停止させるので、一対の移動体の夫々を、目標走行速度パターンに即した速度で走行させているときに、走行駆動手段に対する制御指令が正常に指令できなった場合や、走行駆動手段が制御指令通りに作動しなくなった場合等、一対の移動体の夫々を目標走行速度パターンで走行作動させることができない状態となっても、移動体が目標走行速度パターンから大きく外れて異常な走行速度になった場合には、一対の移動体の走行を停止させて、移動体同士の衝突を回避することができる。
しかも、制御手段は、一対の前記距離検出手段の夫々の検出情報に基づいて、前記一対の移動体の夫々についての走行速度を求めるので、既設の距離検出手段を利用することができ、設備の簡素化を図ることができる。
このように、本発明の第3特徴構成によると、移動体同士の衝突を簡素な構成により回避することができる移動体の走行設備を得るに至った。
本発明の第4特徴構成は、本発明の第1〜第3特徴構成のいずれかにおいて、前記制御手段が、設定周期毎に制御動作監視手段に対して正常動作確認信号を出力するように構成され、前記制御動作監視手段が、前記正常動作確認信号を受信した後、前記設定周期が経過しても、次の前記正常動作確認信号を受信しない場合は、前記一対の移動体の走行を停止させるように構成されている点にある。
本発明の第4特徴構成によると、制御動作監視手段が、前記正常動作確認信号を受信した後、前記設定周期が経過しても、次の前記正常動作確認信号を受信しない場合は、前記一対の移動体の走行を停止させるように構成されているので、制御手段に異常が発生して、設定周期毎に制御動作監視手段に対して正常動作確認信号を出力しなくなると、一対の移動体の走行が停止することになる。したがって、制御手段に異常が発生して一対の移動体の走行作動を正常に制御できなくなっても、一対の移動体を停止させて、移動体同士が衝突することを回避することができる。
つまり、制御手段が正常に動作しなければ、正常に動作している一対の距離検出手段の検出情報が正常に制御手段に入力されていても、一対の移動体を適正に走行させることはできないのであるから、制御手段が異常な制御動作をする事態が発生すると、一対の移動体同士が衝突する虞がある。本発明の第4特徴構成によると、制御手段が正常動作確認信号を設定周期毎に発生しなくなるような異常な制御動作をする事態に陥っても、制御動作監視手段が一対の移動体の走行を停止させるので、移動体同士の衝突を回避することができる。
しかも、制御動作監視手段は、計時機能を主とする簡易な演算機能を備えたもので構成できるので、設備構成を簡素なものとすることができる。
このように、本発明の第4特徴構成によると、移動体同士の衝突を簡素な構成により回避することができる移動体の走行設備を得るに至った。
本発明の第5特徴構成は、本発明の第1〜第4特徴構成のいずれかにおいて、前記制御手段が、地上側に設置され、前記制御手段と、前記一対の移動体の夫々との間で通信をする通信手段が設けられ、前記制御手段が、前記通信手段にて、前記走行駆動手段の夫々に対して、目標駆動速度を示す目標駆動速度情報を送信するように構成され、前記走行駆動手段の夫々が、前記目標駆動速度情報に基づいて、前記目標駆動速度で作動するように構成されている点にある。
本発明の第5特徴構成によると、前記制御手段は、通信手段にて一対の移動体の夫々と通信を行って、一対の移動体の走行駆動手段の夫々に対して、目標駆動速度を示す目標駆動速度情報を送信することができるので、前記制御手段は、一対の距離検出手段の検出情報に基づいて、迅速に判断して得られる各移動体の走行駆動手段についての適確な目標駆動速度を示す目標駆動速度情報を時間遅れが少ない状態で各移動体に送信することができ、もって、移動体同士が衝突しない状態を維持しながら、各移動体を適切に走行作動させることができる。
また、前記制御手段が、各移動体を停止させる場合は、各移動体に対して、目標駆動速度がゼロであることを示す目標駆動速度情報を時間遅れが少ない状態で各移動体に送信して、一対の移動体を停止させることができるので、一対の距離検出手段及び相対距離検出手段のいずれかに異常が発生した場合でも、移動体同士で通信せずとも迅速に双方の移動体を停止させることができる。したがって、移動体同士の衝突を回避するために、通信手段は、地上側に設置される前記制御手段と、各移動体の夫々とが通信可能なものであればよく、移動体同士を通信可能とするものである必要がないので、通信設備の構成が簡素となり、もって、設備の構成も簡素となる。
このように、本発明の第5特徴構成によると、移動体同士の衝突を一層簡素な構成により回避することができる移動体の走行設備を得るに至った。
本発明の第6特徴構成は、本発明の第1〜第5特徴構成のいずれかにおいて、一対の前記距離検出手段の夫々が、前記基準位置と前記移動体との間の距離を光学的に検出するように構成されている点にある。
本発明の第6特徴構成によると、前記距離検出手段の夫々が、光学的に前記基準位置と前記移動体との間の距離を検出するので、移動体の走行移動量に応じた検出情報を出力するロータリエンコーダ等を設けて前記基準位置に対応した走行経路における走行位置からの走行移動距離を検出するように構成されたものよりも、前記基準位置と前記移動体との間の距離を精度良く検出することができる。したがって、一対の距離検出手段の検出情報に基づいて一対の移動体の走行作動を制御することで、各移動体の走行作動を精度良く制御することができる。
このように、本発明の第6特徴構成によると、移動体同士の衝突を簡素な構成により回避することができ、しかも、各移動体の走行作動を精度よく制御することができる移動体の走行設備を得るに至った。
本発明の移動体の走行設備の実施形態について、立体倉庫設備に適用されたものを例に図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、立体倉庫設備は、保管対象の物品9の出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置した二つの収納棚1が設けられ、移動体としてのスタカークレーン3が2台備えられている。各収納棚1には多数の物品収納部4が上下多段かつ左右に並設されており、各収納棚1の両端側には、直線状の走行レール5を挟んで複数の物品搬出入部としての荷載置台8が設けられている。
2台のスタッカークレーン3を構成する1号機3a及び2号機3bの夫々は、収納棚1どうしの間に直線状に形成した走行経路Lに沿って床面に敷設された走行レール5上を走行自在な走行台車10と、この走行台車10に立設された昇降マスト13に沿って昇降自在な昇降台12とを備えており、昇降台12には、物品9が載ったパレットPごと物品9を移載するフォーク装置11が設けられている。
そして、1号機3a及び2号機3bの夫々が、走行台車10の走行作動、昇降台12の昇降作動、及びフォーク装置11の出退作動の組合せにより、荷載置台8に載置された物品9をパレットPごと物品収納部4まで搬送して収納する入庫処理、及び、物品収納部4に収納された物品9をパレットPごと荷載置台8まで搬送して載置する出庫処理を行うことができるようになっている。
本移動体設備の制御構成について図3に基づいて説明する。なお、図3においては、走行制御に関する制御構成を中心に図示しており、本発明と直接関連のない昇降台12の昇降制御並びにフォーク機構11の出退制御に関する構成は図示を省略している。
地上側に設置された制御手段としての地上側コントローラHが、1号機光通信装置TR1を介して1号機3aと通信可能に、かつ、2号機光通信装置TR2を介して2号機3bと通信可能に接続されている。
1号機光通信装置TR1は、走行経路Lの1号機側の端部L1(以下、1号機側端部L1という。1号機側端部L1と反対側の端部を2号機側端部L2という。)に備えられた地上側のヘッド部6aと1号機3aの台車10に備えられた台車側のヘッド部7aとの間で赤外線通信を行って、地上側コントローラHと1号機3aとを通信可能に接続している。地上側コントローラHと1号機サーボアンプAMP1とは、所定の通信間隔(例えば、0.5[ms])毎に通信を行い、後述する1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1及び目標駆動速度情報としての1号機駆動指令PLS1の送受信を周期的に行うようになっている。
また、2号機光通信装置TR2は、走行経路Lの2号機側端部L2に備えられた地上側のヘッド部6bと2号機3bの台車10に備えられた台車側のヘッド部7bとの間で赤外線通信を行って、地上側コントローラHと2号機3bとを通信可能に接続している。地上側コントローラHと2号機サーボアンプAMP2とは、所定の通信間隔(例えば、0.5[ms])毎に通信を行い、後述する2号機レーザ測距計DET2の検出情報D2及び目標駆動速度情報としての2号機駆動指令PLS2の送受信を周期的に行うようになっている。
このように、1号機光通信装置TR1及び2号機光通信装置TR2は、地上側コントローラHと1号機3a及び2号機3bとの間で通信をするので、1号機光通信装置TR1及び2号機光通信装置TR2が本発明の通信手段を構成している。なお、1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1及び2号機レーザ測距計DET2の検出情報D2については、システム稼動中は常時、周期的に、1号機3a及び2号機3bから、地上側コントローラHに送信されている。
次に、1号機3aについて説明すると、1号機3aには、走行台車10に備えられた走行駆動輪を回転駆動させる1号機サーボモータSM1、及び、地上側コントローラHから1号機駆動指令PLS1を受信して、受信した1号機駆動指令PLS1に基づいて1号機サーボモータSM1に対して駆動電力PW1を出力する1号機サーボアンプAMP1、1号機3aと1号機用反射板30aとの間の距離d1を光学的に検出する1号機レーザ測距計DET1、2号機3bとの間の距離d3を検出する相対距離検出手段としての車間測距計DET3が搭載されている。
1号機レーザ測距計DET1は、走行経路Lの一方側端部としての1号機側端部L1から走行経路方向で外側に設置距離daを隔てた基準位置P1に設置された1号機用反射板30aと、その一方側の基準位置P1に近い側のスタッカークレーン3である1号機3aとの間の距離d1を検出するので、本発明の一方側距離検出手段として機能する。
1号機レーザ測距計DET1は、1号機用反射板30aに向けて測距光を投射して、1号機用反射板30aにて反射された反射光を受光することにより1号機用反射板30aまでの距離d1を検出し、検出情報D1を出力するように構成されている。つまり、1号機レーザ測距計DET1は、一方側の基準位置P1と1号機3aとの間の距離d1を光学的に検出するように構成されている。
車間測距計DET3は、2号機3bに設けられた車間測距用反射板30cに向けて測距光を投射して、車間測距用反射板30cにて反射された反射光を受光することにより車間測距用反射板30cまでの距離d3を光学的に検出し、検出情報D3を出力するように構成されている。
1号機サーボアンプAMP1は、地上側コントローラHからの1号機駆動指令PLS1に基づいて、1号機サーボモータSM1を駆動させ、1号機3aを走行作動させる。したがって、1号機サーボアンプAMP1及び1号機サーボモータSM1が本発明の走行駆動手段を構成している。
また、1号機サーボアンプAMP1には、1号機レーザ測距計DET1及び車間測距計DET3がケーブル接続されており、1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1及び車間測距計DET3の検出情報D3が、前述の1号機光通信装置TR1により、所定の通信間隔(前述の例では、0.5[ms])毎に地上側コントローラHに送信されるようになっている。
1号機3aの走行台車10の長手方向で中央付近の側面下部には、1号機ドグセンサ31aが取り付けられている。1号機ドグセンサ31aは、光センサにて構成され、1号機3aが、1号機側端部L1に設定された一方側の原点位置としての1号機ホームポジションHP1に位置する状態であると、走行経路Lの側脇で地上側に設けられた1号機用ドグDG1を検出してオン出力する。
本実施形態では、各スタッカークレーン3の台車10長手方向での中心位置を基準として、走行経路Lにおける1号機3a及び2号機3bの走行位置を特定しているため、1号機3aの台車長手方向での中止位置が1号機ホームポジションHP1に位置するときに、1号機ドグセンサ31aがオンするように、1号機用ドグDG1の取付け位置が調整されている(図1参照)。
次に、2号機3bについて説明する。2号機3bには、1号機3aと同様に、走行駆動手段としての2号機サーボモータSM2及び2号機サーボアンプAMP2、他方側距離検出手段としての2号機レーザ測距計DET2、並びに、2号機ドグセンサ31b等が設けられている。
2号機3bには、1号機3aにおける車間測距計DET3に対応するものは設けられておらず、車間測距用反射板30cが設けられている。つまり、一対のスタッカークレーン3の一方のスタッカークレーン3である1号機3aだけに、他方のスタッカークレーン3である2号機3bとの間の距離d3を検出する車間測距計DET3が設けられている。
2号機レーザ測距計DET2は、走行経路Lの他方側端部としての2号機側端部L2から走行経路方向で外側に設置距離dbを隔てた基準位置P2に設置された2号機用反射板30bと、その基準位置P2に近い側のスタッカークレーン3である2号機3bとの間の距離d2を検出するので、本発明の他方側距離検出手段として機能する。
2号機レーザ測距計DET2は、2号機用反射板30bに向けて測距光を投射して、2号機用反射板30bにて反射された反射光を受光することにより2号機用反射板30bまでの距離d2を検出し、検出情報D2を出力するように構成されている。つまり、2号機レーザ測距計DET2は、他方側の基準位置P2と2号機3bとの間の距離d2を光学的に検出するように構成されている。
2号機サーボモータSM2、2号機サーボアンプAMP2、2号機ドグセンサ31bの構成は1号機3aのものと同様の構成であるので、詳しい説明は省略する。
なお、2号機サーボアンプAMP2には、2号機レーザ測距計DET2がケーブル接続されており、2号機レーザ測距計DET2の検出情報D2が、前述の2号機光通信装置TR2により、所定の通信間隔(前述の例では、0.5[ms])毎に地上側コントローラHに送信されるようになっている。
次に地上側コントローラHによる一対のスタッカークレーン3に関する走行制御における制御動作について説明する。
地上側コントローラHは、1号機3a及び2号機3bについての目標走行位置情報を含む運転指令が指令されると、運転指令にて指定されたスタッカークレーン3を制御対象とする走行制御処理を実行して、目標走行位置情報にて示される走行終了位置Pe及び制御対象のスタッカークレーン3の走行開始位置Psに基づいて、走行経路における走行開始位置Psから目標走行位置である走行終了位置Peに至るまでの走行区間の各位置と目標走行速度Vmとの関係を表す速度カーブVc(図4参照)を、テーブル参照方式により決定する。なお、上記運転指令は、スタッカークレーン3による入庫処理及び出庫処理を管理する上位の制御装置としての運転管理制御装置又は運転指令入力手段にて人為的な入力操作により指令される。
そして、地上側コントローラHは、制御対象が1号機3aである場合は、決定した速度カーブVcにて与えられる目標走行速度Vmで1号機3aが走行開始位置Psから走行終了位置Peまで走行作動するように、1号機サーボアンプAMP1に対して、1号機駆動指令PLS1を通信間隔(前述の例では0.5[ms])毎に送信する。
なお、地上側コントローラHは、1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1の時間変化率から1号機3aの走行速度V1を求め、1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1と速度カーブVcとから目標走行速度Vmを求め、目標走行速度Vmと走行速度V1との差である速度偏差ΔV1(=Vm−V1)に基づいて、1号機駆動指令PLS1を生成する。
そして、1号機駆動指令PLS1を受信した1号機サーボアンプAMP1は、1号機サーボモータSM1の回転速度が1号機駆動指令PLS1に対応した回転速度になるように、1号機駆動指令PLS1に基づいて、1号機サーボモータSM1に対する1号機駆動電力PW1を制御する。
また、地上側コントローラHは、制御対象が2号機3bである場合は、決定した速度カーブVcにて与えられる目標走行速度Vmで2号機3bが走行開始位置Psから走行終了位置Peまで走行作動するように、2号機サーボアンプAMP2に対して、2号機駆動指令PLS2を通信間隔(前述の例では0.5[ms])毎に送信する。
なお、地上側コントローラHは、2号機レーザ測距計DET2の検出情報D2の時間変化率から2号機3bの走行速度V2を求め、2号機レーザ測距計DET2の検出情報D2と速度カーブVcとから目標走行速度Vmを求め、目標走行速度Vmと走行速度V2との差である速度偏差ΔV2(=Vm−V2)に基づいて、2号機駆動指令PLS2を生成する。
そして、2号機駆動指令PLS2を受信した2号機サーボアンプAMP2は、2号機サーボモータSM2の回転速度が2号機駆動指令PLS2に対応した回転速度になるように、2号機駆動指令PLS2に基づいて、2号機サーボモータSM2に対する2号機駆動電力PW2を制御する。
なお、地上側コントローラHは、1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1及び2号機レーザ測距計DET2の検出情報D2に基づいて、1号機3a及び2号機3bの走行経路Lにおける走行位置を判別する走行位置判別手段をプログラム形式で備えている。
走行位置判別手段は、1号機3aが1号機ホームポジションHP1に位置するとき、即ち、1号機ドグセンサ31aが1号機用ドグDG1を検出しているときの1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1を基準情報として、1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1に基づいて、1号機3aの走行経路Lにおける走行位置x1を判別し、同様に、2号機3bが2号機ホームポジションHP2に位置するとき、即ち、2号機ドグセンサ31bが2号機用ドグDG2を検出しているときの2号機レーザ測距計DET2の検出情報D2を基準情報として、2号機レーザ測距計DET2の検出情報D2に基づいて、2号機3bの走行経路Lにおける走行位置x2を判別するようになっている。
1号機3aが制御対象として指定された場合に実行される走行制御処理による制御動作は、図5に示すフローチャートのようになる。図5に示すように、ステップ#1で、走行開始位置Ps及び走行終了位置Peに基づいて速度カーブVcを決定する。
そして、通信タイミングが到来して1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1を取得するまで待機し(ステップ#2)、検出情報D1を取得すると、ステップ#3で、前回の通信タイミングで取得した1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1との変化により1号機3aの走行速度V1を算出する。ステップ#4では、後述する速度監視処理を実行して、ステップ#3にて算出した走行速度V1が正常範囲内であるか否かをチェックする。ステップ#4の速度監視処理が正常終了すれば、ステップ#5で、前述の通り1号機駆動指令PLS1を算出し、ステップ#6で1号機3aに送信する。
ステップ#2〜ステップ#6までの処理は、ステップ#7で1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1に基づいて走行位置判別手段が判別する1号機3aの走行位置x1が走行終了位置Peに到達したと判別されるまで、通信間隔毎に繰り返し実行される。これにより、1号機3aは速度カーブVcに示された目標走行速度Vmに従った速度で走行開始位置Psから走行終了位置Peまで走行移動することになる。
ステップ#7で1号機3aが走行終了位置Peに到達したと判別されると、ステップ#8が実行され、1号機サーボモータSM1の駆動が停止される。なお、ステップ#8が実行される際の1号機3aの走行速度V1が十分小さな速度となるように、速度カーブVcにて与えられる走行終了位置Pe付近における目標走行速度Vmは適切な値となっている(図4参照)。
このように、地上側コントローラHは、運転指令が指令されると、走行制御処理を実行して、一対のスタッカークレーン3の夫々について、走行経路Lにおける走行開始位置Psから走行終了位置Peまでの目標走行速度パターンとしての速度カーブVcを求めて、各スタッカークレーン3がその速度カーブVcで走行作動するように、1号機駆動指令PLS1及び2号機駆動指令PLS2を通信間隔毎に送信して、1号機サーボアンプAMP1及び1号機サーボモータSM1並びに2号機サーボアンプAMP2及び2号機サーボモータSM2を制御するように構成されている。
地上側コントローラHは、制御対象のスタッカークレーン3を走行作動させるに当たって、一対のスタッカークレーン3の双方の位置情報等に基づいて、制御対象でない他方のスタッカークレーン3が、制御対象である一方のスタッカークレーン3の走行作動の妨げになるか否かを判別し、走行作動の妨げとなると判別した場合には、制御対象のスタッカークレーン3についての1号機駆動指令PLS1や2号機駆動指令PLS2の送信を開始せずに、他方のスタッカークレーン3が衝突の虞のない走行位置に走行するまで待機するか、又は、他方のスタッカークレーン3についての1号機駆動指令PLS1や2号機駆動指令PLS2の送信を開始して、他方のスタッカークレーン3を衝突の虞のない走行位置まで退避走行させる等の処理を行って、1号機3a及び2号機3bが衝突しないように各スタッカークレーン3の走行制御を行うようになっているので、システムが正常に動作している限りは、1号機3a及び2号機3bが衝突することがないようになっている。
さらに、地上側コントローラHは、走行制御処理とは異なる処理として、測距データ検証処理及び車間監視処理を実行し、さらに、走行制御処理内においても、速度監視処理を実行するように構成されており、システムのいずれかの箇所に故障が発生しても、1号機3a及び2号機3bが衝突することを極力回避できるようになっている。
説明を加えると、地上側コントローラHは、測距データ検証処理において、基準位置間距離情報としての一方側の基準位置P1と他方側の基準位置P2との間の距離d4に基づいて、1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1、2号機レーザ測距計DET2の検出情報D2、車間測距計DET3の検出情報D3が適正判別用条件を満たすか否かを判別し、適正判別用条件を満たさないと判別した場合は、1号機3a及び2号機3bの走行を停止させるように構成されている。
また、地上側コントローラHは、車間監視処理において、1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1及び2号機レーザ測距計DET2の検出情報D2に基づいて1号機3a及び2号機3bの夫々についての走行速度V1,V2及び走行方向DR1,DR2を求め、求めた走行速度V1,V2及び走行方向DR1,DR2、並びに、車間測距計DET3の検出情報D3に基づいて、1号機3a及び2号機3bが異常接近状態であるか否かを判別し、1号機3a及び2号機3bが異常接近状態であると判別した場合は、1号機3a及び2号機3bの走行を停止させるように構成されている。
さらに、地上側コントローラHは、走行制御処理内で実行される速度監視処理において、1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1及び2号機レーザ測距計DET2の検出情報D2に基づいて、1号機3a及び2号機3bの夫々についての走行速度V1,V2を求め、求めた1号機3aの走行速度V1及び2号機3bの走行速度V2が異常である場合は、1号機3a及び2号機3bの走行を停止させるように構成されている。
以下、測距データ検証処理、車間監視処理、及び、速度監視処理の夫々の処理内容について、図6〜図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、測距データ検証処理について図6のフローチャートに基づいて説明する。測距データ検証処理は、1号機3a及び2号機3bから、検出情報D1、D2、D3を受信する毎に、つまり、通信間隔(前述の例では0.5[ms])毎に実行される。
測距データ検証処理では、ステップ#A1で1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1、2号機レーザ測距計DET2の検出情報D2、車間測距計DET3の検出情報D3が加算され、加算値Daddが算出される。ステップ#A2で加算値Daddと検証用設定値Dsとの差の絶対値ΔDが算出され、ステップ#A3で、ステップ#A2にて算出された値ΔDが許容誤差ΔDlimより小さいか否かが判別される。そして、加算値Daddと検証用設定値Dsとの差の絶対値ΔDが許容誤差より小さければ、各検出情報はいずれも適正であるとして、測距データ検証処理は正常終了し、逆に、許容誤差ΔDlim以上であれば、測距系又は通信系の故障が考えられるとして、ステップ#4の異常停止処理が実行され、1号機3a及び2号機3bの走行が停止する。
検証用設定値Dsは、1号機レーザ測距計DET1、2号機レーザ測距計DET2、車間測距計DET3の全てが正常である場合の各測距計の検出情報D1〜D3の加算値に対応する値であり、本実施形態では、基準位置間距d4から、設計上決定している1号機レーザ測距計DET1と車間測距計DET3との設置間隔及び車間測距用反射板30cと2号機レーザ測距計DET2との設置間隔を差し引いた値が検証用設定値Dsとして設定されている。
このように、地上側コントローラHは、測距データ検証処理において、基準位置間距離d4に基づいて、各測距計の検出情報D1、D2、D3が適正判別用条件を満たすか否かを判別するように構成されており、本実施形態では、検出情報D1、D2、D3の加算値Daddが|Dadd−Ds|<Dlimを満たすことが適正判別用条件となっている。
次に、車間監視処理について図8のフローチャートに基づいて説明する。車間監視処理は、上述の測距データ検証処理が実行され正常終了した後に実行される。つまり、車間監視処理も測距データ検証処理と同様に、通信間隔(前述の例では0.5[ms])毎に実行される。
車間監視処理では、まず、ステップ#B1で、今回の通信タイミングで1号機3aから取得した1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1と、前回の通信タイミングで1号機3aから取得した1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1とに基づいて、1号機3aの走行速度V1及び走行方向DR1を算出する。ステップ#B2で、2号機3bについて、ステップ#1と同様の処理を行って、2号機3bの走行速度V2及び走行方向DR2を算出する。
ステップ#B3で、ステップ#B1及びステップ#B2にて算出した1号機3aの走行速度V1及び2号機3bの走行速度V2から、1号機3aの制動距離α及び2号機3aの制動距離βを算出する。なお、この制動距離は、走行制御処理における速度カーブVcで与えられる減速度に基づいて算出される。
ステップ#B4で、今回の通信タイミングで1号機3aから取得した車間測距計DET3の検出情報D3と、前回の通信タイミングで1号機3aから取得した車間測距計DET3の検出情報D3とに基づいて、車間測距計DET3の検出情報D3が減少変化しているか否かを判別する。
そして、車間測距計DET3の検出情報D3が減少変化していなければ、つまり、1号機3a及び2号機3bの間の距離が一定又は増加している場合は、その状況では衝突のおそれがないことから、ステップ#B4でNoと判別され、車間監視処理は正常終了する。一方、車間測距計DET3の検出情報D3が減少変化していれば、ステップ#B4でYesと判別され、ステップ#B5で、1号機3aの走行方向DR1と2号機3bの走行方向DR2が同じか又は異なるが判別される。
1号機3a及び2号機3bの走行方向が異なっていれば、車間測距計DET3の検出情報D3が減少変化していることから、1号機3aと2号機3bとは互いに対向する方向に走行移動していることになる。そこで、ステップ#B9では、1号機3aの制動距離αと2号機3bの制動距離βとの和より離れているか否かが判別され、車間距離が制動距離の和よりも短い場合は、異常接近状態であるとして、ステップ#B10の異常停止処理が実行され、1号機3a及び2号機3bの走行が停止する。
ちなみに、異常停止処理が実行されると、1号機3a及び2号機3bは、走行制御処理における減速度、つまり、夫々の速度カーブVcで与えられる減速度よりも大きな減速度にて減速停止するので、異常接近状態であると判別されてから異常停止処理が実行されても、1号機3a及び2号機3bの夫々が衝突することはない。
1号機3aと2号機3bの走行方向が同じでなければ、ステップ#B5でYesと判別され、ステップ#B6の処理が実行される。つまり、2台のスタッカークレーン3が進行方向を同じにしながら、かつ、進行方向で前方側のもの(追突される立場になり得る側)が低速で、後方側のもの(追突する立場になり得る側)が高速で走行移動している場合には、ステップ#B5でYesと判別される。
なお、本実施形態では、一方のスタッカークレーン3が停止している場合も、ステップ#B5における走行方向の判別においては、異なる走行方向であると判別されるようにしているので、一方のスタッカークレーン3が停止しており、他方のスタッカークレーン3が停止している一方のスタッカークレーン3に向って走行移動している場合も、ステップ#B6の処理が実行される。
ステップ#B6で、1号機3a及び2号機3bの走行速度のうちいずれが大きいかを判別する。これにより、進行方向で後方側のスタッカークレーン3を特定できる。すなわち、1号機3a及び2号機3bの走行方向が同一で、かつ、車間測距計DET3の検出情報D3が減少変化していることから、走行速度が大きい側のスタッカークレーン3が後方側であると特定できるのである。
そして、ステップ#B7及びステップ#B8では、車間測距計DET3の検出情報D3、つまり、1号機3a及び2号機3bの車間距離が、後方側(追突する立場になり得る側)のスタッカークレーン3の制動距離以下になっていれば、異常接近状態であるとして、ステップ#B10の異常停止処理を実行し、1号機3a及び2号機3bの車間距離が、後方側(追突する立場になり得る側)のスタッカークレーン3の制動距離より長ければ、車間監視処理を正常終了する。
次に、速度監視処理について図7のフローチャートに基づいて説明する。速度監視処理は、走行制御処理のステップ#4(図5参照)において実行される。以下の説明は、1号機3aについての走行制御処理における速度監視処理について説明するが、2号機3bについての走行制御処理が実行された場合も同様の速度監視処理が実行される。
図7に示すように、速度監視処理では、まず、ステップ#C1で、1号機3aから取得した1号機レーザ測距計DET1の検出情報D1に基づいて、速度カーブVcにて与えれる目標走行速度Vmを取得し、1号機3aの走行速度V1との速度偏差ΔVを算出する。
ステップ#C2で、速度偏差ΔVの絶対値|ΔV|が許容範囲内の値であるか否かが、許容限界速度偏差ΔVlimに基づいて判別される。そして、速度偏差ΔVの絶対値|ΔV|が許容範囲内に収まっていれば、速度監視処理は正常終了し、速度偏差ΔVの絶対値|ΔV|が許容範囲以上の大きな値であれば、現在の走行速度V1は目標走行速度Vmにから大きく乖離しており異常であるとして、ステップ#C3で異常停止処理が実行され、1号機3a及び2号機3bの走行が停止する。
以上に説明した測距データ検証処理、車間監視処理、及び、速度監視処理により、不測の事態が生じても1号機3a及び2号機3bの衝突は回避し得るが、このような衝突回避は、地上側コントローラHが正常に動作していることが前提になっている。そこで、1号機3aや2号機3bが走行作動している最中等に地上側コントローラH自身に異常が発生した場合にも1号機3a及び2号機3bの衝突を回避するべく、制御動作監視手段としてのウォッチドッグタイマユニットWDが設けられている(図3参照)。
説明を加えると、地上側コントローラHが、設定周期毎にウォッチドッグタイマユニットWDに対して正常動作確認信号Scを出力するように構成され、ウォッチドッグタイマユニットWDが、正常動作確認信号Scを受信した後、設定周期が経過しても、次の正常動作確認信号Scを受信しない場合は、1号機3a及び2号機3bの走行を停止させるように構成されている。
ウォッチドッグタイマユニットWDによる1号機3a及び2号機3bの非常停止動作について説明する。図3に示すように、1号機3a及び2号機3bの夫々に対する動作電力を供給する電力供給状態及び遮断する電力遮断状態とに切換え自在な電力断続手段としての電源制御部PCが設けられている。1号機3a及び2号機3bの夫々は、走行経路Lに沿って設置された給電レール2に常時接触する1号機接触ブラシBR1及び2号機接触ブラシBR2を走行台車10に備えており、電力供給状態の電源制御部PCが給電レール2に供給する動作電力を、1号機接触ブラシBR1及び2号機接触ブラシBR2を介して走行移動しながら受電できるようになっている。
ウォッチドッグタイマユニットWDは、電源制御部PCと制御可能に接続されており、地上側コントローラHから正常動作確認信号Scを受信した後、設定周期が経過しても、次の正常動作確認信号Scを受信しない場合は、地上側コントローラHに対してリセット信号Srstを出力するとともに、電源制御部PCに対して制御指令を出力して、電源制御部PCを電力供給状態から電力遮断状態に切り換えられるように構成されている。
なお、地上側コントローラHも電源制御部PCと制御可能に接続されており、電源制御部PCを供給状態から遮断状態に、及び、遮断状態から供給状態に切り換えられるように構成されている。
そして、地上側コントローラHに異常が発生すると、正常動作確認信号Scを設定周期毎に送信しなくなり、ウォッチドッグタイマユニットWDは、正常動作確認信号Scを設定周期毎に受信しなくなる。それにより、ウォッチドッグタイマユニットWDは、電源制御部PCに対して制御指令を出力して、電源制御部PCを電力供給状態から電力遮断状態に切り換えて、1号機3a及び2号機3bに対する動作電力の供給を遮断する。このようにして、地上側コントローラHに異常が発生した場合にも、1号機3a及び2号機3bの走行を停止させることができる。
なお、1号機3a及び2号機3bの夫々には、動作電力の供給を受けて非制動状態となるネガティブブレーキが設けられており、動作電力の供給が遮断されると、1号機サーボモータSM1及び2号機サーボモータSM2の回転駆動が停止するだけでなく、ネガティブブレーキによる機械的な制動が行われるので、地上側コントローラHに異常が発生した場合に、走行作動中の1号機3a及び2号機3bを迅速に停止させることができるようになっている。
このように、本立体倉庫設備に適用された移動体の走行設備は、地上側コントローラHが、測距データ検証処理、車間監視処理、速度監視処理を実行し、かつ、ウォッチドッグタイマユニットWDが設けられた構成であることから、地上側コントローラHの動作異常を含めた不測の事態が発生した場合に、一対のスタッカークレーン3の衝突を回避することができるものとなっている。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、移動体が走行経路に沿って走行移動するスタッカークレーンであるものを例示したが、これに限らず、移動体としては、走行経路に沿って走行移動する自動物品搬送車等であってもよい。
(2)上記実施形態では、相対距離検出手段が1号機3aに設けられたものを例示したが、これに代えて、相対距離検出手段が2号機3bに設けられたものであってもよい。
(3)上記実施形態では、走行駆動手段が、サーボモータ及びサーボアンプで構成されたものを例示したが、これに限らず、インバータ及び交流モータ等で構成してもよく、駆動手段の具体構成は適宜変更可能である。
(4)上記実施形態では、一対の移動体の夫々に一方側距離検出手段及び他方側距離検出手段が設けられたものを例示したが、これに限らず、一方側距離検出手段と他方側距離検出手段が地上側に設けられたものであってもよい。
(5)上記実施形態では、通信手段が赤外線による無線通信を行うものを例示したが、これに限らず、ラジオ帯域による無線通信や、有線通信を行うものであってもよい。
(6)上記実施形態では、一方側距離検出手段と他方側距離検出手段が、レーザ測距計であるものを例示したが、これに限らず、走行経路に沿って地上側に複数設けられた位置判別用の被検出体を、移動体に設けられた検出手段が検出することにより移動体の走行経路における走行位置を検出するものや、移動体の走行移動に連動して回転作動するロータリエンコーダなどの出力から移動体の走行経路における走行位置を検出するもの等、一方側距離検出手段と他方側距離検出手段の具体的構成は適宜変更可能である。
(7)上記実施形態では、測距データ検証処理及び車間監視処理が、走行制御処理を実行していないときにも通信間隔毎に実行されるように構成されたものを例示したが、例えば、車間監視処理が10回実行される毎に、測距データ検証処理を1回行う形態や、その逆の形態や、走行制御処理を実行しているときだけ、測距データ検証処理及び車間監視処理を実行する形態等、測距データ検証処理及び車間監視処理の夫々の実行態様は適宜変更可能である。
(8)上記実施形態では、制御手段が、地上側に設置され、一対の移動体の走行作動を一括して制御するように構成されたものを例示したが、これに限らず、一対の移動体の夫々に制御対象の移動体の走行作動を制御する制御手段を各別に設けたものであってもよく、制御手段の具体制御構成は適宜変更可能である。
移動体の走行設備の平面図 移動体の走行設備の一部の概略斜視図 制御ブロック図 速度カーブの一例 走行制御処理のフローチャート 測距データ検証処理のフローチャート 速度監視処理のフローチャート 車間監視処理のフローチャート
符号の説明
3,3a,3b 移動体
H 制御手段
WD 制御動作監視手段
Sc 正常動作確認信号
L 走行経路
P1 一方側の基準位置
P2 他方側の基準位置
Ps 走行開始位置
Pe 走行終了位置
Vc 目標走行速度パターン
V1,V2 走行速度
DR1,DR2 走行方向
D1 一方側距離検出手段の検出情報
D2 他方側距離検出手段の検出情報
D3 相対距離検出手段の検出情報
d4 一方側の基準位置と他方側の基準位置との間の距離情報
DET1 一方側距離検出手段
DET2 他方側距離検出手段
DET3 相対距離検出手段
PLS1,PLS2 目標駆動速度情報
TR1,TR2 通信手段
SM1,AMP1,SM2,AMP2 走行駆動手段

Claims (6)

  1. 走行駆動手段を備えて有端形態の走行経路に沿って走行移動する一対の移動体と、
    前記走行経路の一方の端部側に設定された一方側の基準位置とその一方側の基準位置に近い側の前記移動体との間の距離を検出する一方側距離検出手段と、
    前記走行経路の他方の端部側に設定された他方側の基準位置とその他方側の基準位置に近い側の前記移動体との間の距離を検出する他方側距離検出手段と、
    一対の前記距離検出手段の検出情報に基づいて、前記一対の移動体の夫々の走行作動を制御する制御手段とが設けられた移動体の走行設備であって、
    前記一対の移動体の一方の移動体に、他方の移動体との間の距離を検出する相対距離検出手段が設けられ、
    前記制御手段が、前記一方側の基準位置と前記他方側の基準位置との間の距離情報に基づいて、一対の前記距離検出手段の夫々の検出情報及び前記相対距離検出手段の検出情報が適正判別用条件を満たすか否かを判別し、前記適正判別用条件を満たさないと判別した場合は、前記一対の移動体の走行を停止させるように構成されている移動体の走行設備。
  2. 前記制御手段が、
    一対の前記距離検出手段の夫々の検出情報に基づいて前記一対の移動体の夫々についての走行速度及び走行方向を求め、求めた前記走行速度及び前記走行方向、並びに、前記相対距離検出手段の検出情報に基づいて、前記一対の移動体が異常接近状態であるか否かを判別し、前記一対の移動体が前記異常接近状態であると判別した場合は、前記一対の移動体の走行を停止させるように構成されている請求項1記載の移動体の走行設備。
  3. 前記制御手段が、
    前記一対の移動体の夫々について、前記走行経路における走行開始位置から走行終了位置までの目標走行速度パターンを求めて、その目標走行速度パターンで走行作動するように前記走行駆動手段を制御するように構成され、かつ、
    一対の前記距離検出手段の夫々の検出情報に基づいて、前記一対の移動体の夫々についての走行速度を求め、求めた前記走行速度が異常である場合は、前記一対の移動体の走行を停止させるように構成されている請求項1又は2記載の移動体の走行設備。
  4. 前記制御手段が、設定周期毎に制御動作監視手段に対して正常動作確認信号を出力するように構成され、
    前記制御動作監視手段が、前記正常動作確認信号を受信した後、前記設定周期が経過しても、次の前記正常動作確認信号を受信しない場合は、前記一対の移動体の走行を停止させるように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動体の走行設備。
  5. 前記制御手段が、地上側に設置され、
    前記制御手段と前記一対の移動体の夫々との間で通信をする通信手段が設けられ、
    前記制御手段が、前記通信手段にて、前記走行駆動手段の夫々に対して、目標駆動速度を示す目標駆動速度情報を送信するように構成され、
    前記走行駆動手段の夫々が、前記目標駆動速度情報に基づいて、前記目標駆動速度で作動するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の移動体の走行設備。
  6. 一対の前記距離検出手段の夫々が、前記基準位置と前記移動体との間の距離を光学的に検出するように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の移動体の走行設備。
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