JP4437540B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

物品搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4437540B2
JP4437540B2 JP2004305434A JP2004305434A JP4437540B2 JP 4437540 B2 JP4437540 B2 JP 4437540B2 JP 2004305434 A JP2004305434 A JP 2004305434A JP 2004305434 A JP2004305434 A JP 2004305434A JP 4437540 B2 JP4437540 B2 JP 4437540B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
speed
travel
traveling body
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004305434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006117350A (ja
Inventor
宏幸 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2004305434A priority Critical patent/JP4437540B2/ja
Publication of JP2006117350A publication Critical patent/JP2006117350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4437540B2 publication Critical patent/JP4437540B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

本発明は、物品を搬送する走行体が、有端形式の軌道上を走行するように設けられ、前記走行体の走行を制御する走行制御手段と、その走行制御手段からの走行速度指令情報に基づいて、その走行速度指令情報にて指令された走行速度で前記走行体を走行させる走行駆動手段とが設けられている物品搬送装置に関する。
上記のような物品搬送装置は、例えば、自動倉庫などに適応され、スタッカークレーンなどの走行体を、物品収納棚の横幅方向の全長にわたって配設された走行レールの軌道上を往復走行させて、物品収納棚に物品を入庫するあるいは物品収納棚から物品を出庫するようにしているものである。
そして、このような物品搬送装置では、軌道上での走行体の走行位置を検出する位置検出手段と、走行体の走行速度を検出する走行速度検出手段とが設けられ、走行制御手段が、位置検出手段の検出情報および走行速度検出手段の検出情報に基づいて、走行体の目標走行速度を求めて、その目標走行速度を指令する走行速度指令情報をインバータなどの走行駆動手段に走行速度指令情報を与えることにより、走行駆動手段が、走行速度指令情報にて指令された走行速度で走行体を走行させるべく、駆動モータなどの走行装置を作動させるようにしている。
しかしながら、走行体で何らかの異常が発生することにより、目標走行速度で走行体を走行させることができなくなり、軌道の端部に向って走行体が走行して、軌道の端部に配設されたストッパなどに走行体が衝突し、軌道の端部での衝突を生じる虞がある。
そこで、従来の物品搬送装置では、軌道の端部から設定距離の位置に被補正検出体を配置し、その被補正検出体を検出する補正検出手段を走行体に備え、走行体に備えられた走行制御手段が、走行速度検出手段の検出情報に基づいて、補正検出手段にて被補正検出体を検出したときに走行体の走行速度が被補正検出体の配置位置に対応して定められた許容速度よりも大きいときには、走行駆動手段の作動を停止させ、走行体を走行停止させるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−99194号公報
しかしながら、上記従来の物品搬送装置では、走行体に備えられた走行制御手段の制御により、走行体を走行停止させるようにしているので、走行体での異常として、例えば、走行制御手段が暴走するなどして走行制御手段自体に異常が発生すると、走行体を走行停止させることができない可能性があり、軌道の端部での衝突が起こる虞があった。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、軌道の端部での走行体の衝突を的確に回避できる物品搬送装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明にかかる物品搬送装置の第1特徴構成は、物品を搬送する走行体が、有端形式の軌道上を走行するように設けられ、前記走行体の走行を制御する走行制御手段と、その走行制御手段からの走行速度指令情報に基づいて、その走行速度指令情報にて指令された走行速度で前記走行体を走行させる走行駆動手段とが設けられている物品搬送装置において、
前記走行体への電力供給が停止されるに伴って前記走行体を制動させる制動手段と、
地上側に設置されて、前記軌道上での前記走行体の走行位置を検出する地上側位置検出手段と、
地上側に設置されて、前記走行体の走行速度を検出する地上側走行速度検出手段と、
前記走行体への電力供給を停止させる電力停止手段とが設けられ、
前記電力停止手段が、前記地上側位置検出手段の検出情報および前記地上側走行速度検出手段の検出情報に基づいて、前記軌道の端部に向って走行する前記走行体の走行位置が前記軌道の端部から設定距離の位置に定められた異常監視用位置であり、かつ、そのときの前記走行体の走行速度が前記異常監視用位置に対応して定められた許容走行速度よりも大きくなる走行速度異常状態であると、前記走行体への電力供給を停止させるように構成され
前記地上側位置検出手段及び前記地上側走行速度検出手段として、単一のレーザ測距計が設けられ、
前記走行制御手段が、地上側に設置された地上側走行制御手段であり、かつ、前記レーザ測距計の検出情報に基づいて前記軌道上における前記走行体の走行位置を管理し、前記レーザ測距計の検出情報に基づいて前記走行速度指令情報を生成して前記走行駆動手段に送信することで前記走行体の走行速度を管理するように構成され、
前記走行駆動手段が、前記走行体に備えられ、
前記地上側走行制御手段が、前記レーザ測距計の検出情報に基づいて、前記走行速度異常状態であるか否かを判別して、前記走行速度異常状態であると判別したときに、前記電力停止手段にて前記走行体への電力供給を停止させるべく、前記電力停止手段の作動を制御するように構成され、
前記軌道の両端部には、前記軌道の端部から高速カット用設定距離に位置する高速カット用位置に、高速カット用被検出体が設けられ、前記高速カット用位置よりも前記軌道の端部側に位置する非常停止用位置に、非常停止用被検出体が設けられ、
前記走行体に、前記高速カット用被検出体を検出して、前記走行体の走行位置が前記高速カット用位置に達したことを検出する高速カット用検出センサと、前記非常停止用被検出体を検出して、前記走行体の走行位置が前記非常停止用位置に達したことを検出する非常停止用検出センサが設けられ、
前記地上側走行制御手段は、前記高速カット用検出センサの検出情報に基づいて、前記走行体の走行位置が前記高速カット用位置に到達したと判別すると、前記走行体の走行速度を高速カット用走行速度に減速するべく、前記走行駆動手段に前記走行速度指令情報を送信するように構成され、かつ、前記非常停止用検出センサの検出情報に基づいて、前記走行体の走行位置が前記非常停止用位置に到達したと判別すると、前記走行体を走行停止させるべく、前記走行駆動手段に前記走行速度指令情報を送信するように構成されている点にある。
すなわち、異常監視用位置での走行体の走行速度が許容走行速度よりも大きくなる走行速度異常状態であるときには、電力停止手段が走行体への電力供給を停止させるので、その走行体への電力供給が停止されるに伴って、制動手段が走行体を制動させ、異常監視用位置にて走行体を制動させることができる。
そして、制動手段が走行中の走行体を制動させたときに走行体を走行停止させるまでに要する停止距離よりも大きな距離を設定距離として、軌道の端部からその設定距離離れた位置に異常監視用位置を定めることができるので、走行速度異常状態であるときには、異常監視用位置にて制動させることによって、走行体が軌道の端部に至るまでに走行停止させ、軌道の端部での走行体の衝突を回避できることになる。
そして、走行体で何らかの異常が発生していても、地上側位置検出手段の検出情報および地上側走行速度検出手段の検出情報に基づいて、走行速度異常状態であるとの判別を地上側に設置されたコントローラなどにより行い、走行速度異常状態であるときには、電力停止手段が走行体への電力供給を停止させることができるので、走行体で何らかの異常が発生していても、走行体が軌道の端部に至るまでに走行停止させることができることになる。
以上のことから、走行体に何らかの異常が発生しても、軌道の端部での走行体の衝突を的確に回避できる物品搬送装置を提供できるに至った。
また、地上側走行制御手段が、地上側位置検出手段の検出情報および地上側走行速度検出手段の検出情報に基づいて、走行速度異常状態であるか否かの判別を行うとともに、電力停止手段の作動を制御するので、地上側に設置されているものだけで、走行速度異常状態であることを判別して、走行体を走行停止させることができることになる。
そして、地上側走行制御手段は、走行速度異常状態であるか否かの判別および電力停止手段の作動の制御だけでなく、走行体に備えられた走行駆動手段に対して走行速度指令情報を与えて、走行体の走行を制御することもできることになる。
したがって、地上側に地上側制御手段を設置することにより、走行体の走行を制御しながらも、走行速度異常状態であることを判別して、走行体を走行停止させることができることとなって、構成の簡素化を図りながら、走行体が軌道の端部に衝突するのを回避できることになる。
本発明にかかる物品搬送装置の第2特徴構成は、前記異常監視用位置が、互いに異なる位置になる状態で複数定められ、前記許容走行速度が、前記軌道の端部から前記異常監視用位置までの距離が小さいほど小さな走行速度となる状態で、複数の前記異常監視用位置の夫々に対応して複数定められている点にある。
すなわち、複数の異常監視用位置の夫々において、走行速度異常状態であるか否かの判別を行うことができることになり、例えば、一つの異常監視用位置だけで走行速度異常状態であるか否かの判別を行うよりも、走行速度異常状態であることを的確に判別できることになる。
そして、制動手段が走行中の走行体を制動させたときに走行体を走行停止させるまでに要する停止距離は、走行体を制動させるときの走行速度が大きいほど大きくなるので、複数の異常監視用位置の夫々に対応する複数の許容走行速度を、軌道の端部から異常監視用位置までの距離が小さいほど小さな走行速度となるように定めることにより、軌道の端部での走行体の衝突を回避できるように、複数の許容走行速度の夫々を的確に定めることができることになる。
本発明にかかる物品搬送装置を自動倉庫に適応した実施形態を図面に基づいて説明する。
この自動倉庫は、図1に示すように、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置した二つの収納棚1と、それらの収納棚1どうしの間に形成した作業通路2を自動走行するスタッカークレーン3とが設けられ、各収納棚1には多数の物品収納部4が上下多段かつ左右に並設されている。
前記作業通路2には、収納棚1の長手方向に沿って軌道としての走行レール5が設置され、その走行レール5の一端側には、スタッカークレーン3の運転を管理する地上側コントローラ7と、走行レール5を挟んで一対の荷載置台8とが設けられている。
図示はしないが、走行レール5の両端部にはストッパが設けられ、走行レール5は、収納棚1の長手方向の全長よりも長い有端形式に構成されており、地上側コントローラ7は、地上側に設置されて、地上側走行制御手段として構成されている。
前記スタッカークレーン3は、図2に示すように、走行レール5に沿って走行して水平移動自在な走行体としての走行台車10と、物品9を載せたパレットPごと移載可能な電動式のフォーク装置11を備えた昇降台12とを備えて構成されている。
そして、スタッカークレーン3は、走行台車10の走行、昇降台12の昇降、および、フォーク装置11の作動により、荷載置台8に載置されているパレットPを物品収納部4に移載させたり、物品収納部4に収納されているパレットPを荷載置台8に移載させるように構成されている。
前記昇降台12を昇降操作自在に案内支持する前後一対の昇降マスト13が設けられ、昇降台12が走行台車10に対して昇降移動自在に設けられている。
そして、昇降台12は、その左右両側に連結した昇降用チェーン14にて吊下げ支持され、この昇降用チェーン14は、ガイドレール6に沿って案内される上部フレーム15に設けた案内スプロケット16と一方の昇降マスト13に設けた案内スプロケット17とに巻き掛けられて、走行台車10の一端に装備した巻き取りドラム18に連結されている。
また、巻き取りドラム18をインバータ式のモータである昇降用電動モータ19にて正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン14の繰り出しや巻き取り操作で昇降台12を昇降移動させるように構成されている。
前記走行台車10には、その水平方向に測距用のビーム光を投射する昇降用レーザ測距計20と、その水平用レーザ測距計20にて投射されたビーム光の進路を鉛直上方に屈曲させて昇降台12の下面に設置された反射板21に照射するためのミラー22とが設けられている。
そして、昇降用レーザ測距計20は、昇降移動方向において、走行台車10に設けられたミラー22の配設位置を基準位置として、その基準位置と昇降台12との距離を検出することにより、昇降移動経路上における昇降台12の昇降位置を検出するように構成されている。
また、走行台車10には、走行レール5上を走行自在な前後二つの車輪23が設けられ、それら二つの車輪23うちの車体前後方向の一端側の車輪が、インバータ式のモータである走行用電動モータ24にて駆動される推進用の駆動輪23aとして構成され、車体前後方向の他端側の車輪が、遊転自在な従動輪23bとして構成されている。
そして、走行台車10は、走行用電動モータ24の作動で走行レール5に沿って水平移動するように構成されている。
また、地上側コントローラ7側の走行レール5の端部には、水平方向に測距用のビーム光を投射する走行用レーザ測距計25が設けられ、走行台車10には、走行用レーザ測距計25からのビーム光を反射する反射板26が設けられている。
そして、走行用レーザ測距計25は、地上側に設置され、走行台車10に設置されている反射板26に向けて投射して、走行レール5の端部からの走行台車10の距離を検出することにより、走行経路上における走行台車10の走行位置を検出するように構成されている。
このように、走行用レーザ測距計25は、走行台車10の走行位置を検出する地上側走行位置検出手段として構成されており、その走行位置の単位時間当りの変化量を走行速度として検出することにより、走行台車10の走行速度を検出する地上側走行速度検出手段を兼用するように構成されている。
前記地上側コントローラ7は、図3に示すように、スタッカークレーン3を運転させるための各種情報を通信するための通信コントローラ7aを備えて、走行台車10の走行を制御、昇降台12の昇降、および、フォーク装置11の作動を制御するように構成されている。
前記スタッカークレーン3には、走行用電動モータ24またはフォーク装置11を作動させる走行用インバータ27、昇降用電動モータ19を作動させる昇降用インバータ28、昇降用レーザ測距計20の検出情報を出力可能な入出力装置29などが設けられている。
そして、走行用電動モータ24および走行用インバータ27にて、走行台車10を走行駆動させるように構成され、走行駆動手段が、走行用電動モータ24および走行用インバータ27にて構成されている。
前記走行用インバータ27は、走行用電動モータ24に対して電流を出力して走行用電動モータ24を作動させる走行状態と、電動式のフォーク装置11に対して電流を出力してフォーク装置11を作動させる移載状態とに切換自在に構成されている。
また、昇降用インバータ28は、昇降用電動モータ19に対して電流を出力して昇降用電動モータ19を作動させるように構成されている。
前記走行用インバータ27には、通信コントローラ27aが備えられ、昇降用インバータ28にも、通信コントローラ28aが備えられ、入出力装置29にも、通信コントローラ29aが備えられている。
そして、これらスタッカークレーン側の通信コントローラ27a,28a,29a、地上側コントローラ7の通信コントローラ7a、光伝送装置30により、通信ネットワークいわゆるデバイスネットが構成されており、地上側コントローラ7がマスタに構成され、走行用インバータ27、昇降用インバータ28、入出力装置29がスレーブに構成されている。
このようにして、地上側コントローラ7が、通信ネットワークを介して、走行用インバータ27、昇降用インバータ28、および、入出力装置29との間で情報を通信しながら、スタッカークレーン3の運転を管理するように構成されている。
そして、地上側コントローラ7は、走行速度指令情報などの指令を走行用インバータ27に与えることにより、走行台車10を走行用目標停止位置に停止させるべく、走行台車10を走行させるとともに、昇降速度指令情報などの指令を昇降用インバータ28に与えることにより、昇降台12を昇降用目標停止位置に停止させるべく、昇降台12を昇降させるように構成されている。
また、地上側コントローラ7は、移載指令情報などの指令を走行用インバータ27に与えることにより、物品9の移載を行うべく、フォーク装置11を作動させるように構成されている。
前記地上側コントローラ7は、電源から電力供給を受けるように構成されており、スタッカークレーン3には、図3に示すように、集電装置32を備え、走行レール5に沿って配設された給電レール31に集電装置32を接触させて電力供給を受けるように構成されている。
そして、電源から給電レール31への電力供給を停止させて、スタッカークレーン3への電力供給を停止する切換スイッチなどから構成された電力停止手段33が設けられており、地上側コントローラ7が、この電力停止手段33の作動を制御するように構成されている。
また、走行台車10には、電力供給が停止させるに伴って走行台車10を制動させる制動手段としてのネガティブ型のブレーキ38が設けられている。
そして、図1や図4では、走行レール5の一端側のみを示しているが、走行レール5の両端部には、走行レール5の端部から高速カット用設定距離に位置する高速カット用位置に、高速カット用被検出体34が設けられ、その高速カット用位置よりも走行レール5の端部側に位置する非常停止用位置に、非常停止用被検出体35が設けられている。
そして、スタッカークレーン3には、図3および図4に示すように、高速カット用被検出体34を検出して、走行台車10の走行位置が高速カット用位置に達したことを検出する高速カット用検出センサ36、非常停止用被検出体35を検出して、走行台車10の走行位置が非常停止用位置に達したことを検出する非常停止用検出センサ37が設けられている。
以下、走行台車10の走行について説明する。
前記地上側コントローラ7は、走行用レーザ測距計25の検出情報に基づいて、走行経路上における走行台車10の走行位置および走行台車10の走行速度を管理するように構成されている。
そして、地上側コントローラ7は、走行台車10の現在位置と走行用目標停止位置との走行距離に基づいて、図5に示すように、走行パターンを求めるように構成されている。
前記走行パターンについて説明を加えると、走行台車10を走行させるときには、まず、走行台車10を最高走行速度まで加速させる加速状態としたのち、最高走行速度の一定の走行速度にて走行させる定速状態とし、その後、最高走行速度から停止用低速度に減速させる減速状態としたのち、停止用低速度の一定の走行速度にて走行させるクリープ状態として、走行台車10を走行停止させるように構成されている。
前記最高走行速度、停止用低速度、加減速度Δαについては、予め設定されているので、走行距離によって最高走行速度に到達するタイミングや停止用低速度に減速させるべきタイミングを求めて、図5に示すような走行パターンを求めるように構成されている。
そして、地上側コントローラ7は、通信コントローラ7aや光伝送装置30などの通信ネットワークを介して、走行用インバータ27に走行開始情報を送信し、その走行開始情報を受信した走行用インバータ27が、走行台車10の走行を開始させるべく、走行用電動モータ24を作動させるように構成されている。
その後、地上側コントローラ7は、設定時間が経過するごとに、通信ネットワークを介して、走行パターンにしたがって走行速度指令情報を走行用インバータ27に送信するように構成されている。
一方、走行用インバータ27は、地上側コントローラ7からの走行速度指令情報に基づいて、その走行速度指令情報にて指令された走行速度で走行台車10を走行させるべく、走行用電動モータ24に対する電流値を調整するように構成されている。
そして、走行台車10の走行中には、走行台車10側に設けられた高速カット用検出センサ36や非常停止用検出センサ37の検出情報が、入出力装置29にて通信ネットワークを介して、地上側コントローラ7に入力されている。
前記地上側コントローラ7は、高速カット用検出センサ36の検出情報に基づいて、走行台車10の走行位置が高速カット用位置に到達したと判別すると、走行台車10の走行速度を高速カット用走行速度(例えば、最高走行速度と停止用低速度との中間に相当する走行速度)に減速させるべく、走行用インバータ27に走行速度指令情報を送信するように構成されている。
また、地上側コントローラ7は、非常停止用検出センサ37の検出情報に基づいて、走行台車10の走行位置が非常停止用位置に到達したと判別すると、走行台車10を走行停止させるべく、走行用インバータ27に走行速度指令情報を送信するように構成されている。
このようにして、走行台車10が走行レール5の端部に向って走行しているときには、図4に示すように、高速カット用被検出体34が設置された高速カット用位置にて、走行台車10の走行速度が高速カット用走行速度に減速され、その後、非常停止用被検出体35が設置された非常停止用位置にて、走行台車10を走行停止させて、走行レール5の端部での走行台車10の衝突を防止するように構成されている。
また、地上側コントローラ7は、走行用レーザ測距計25の検出情報に基づいて、走行レール5の端部に向って走行する走行台車10の走行位置が走行レール5の端部から設定距離の位置に定められた異常監視用位置であり、かつ、そのときの走行台車10の走行速度が異常監視用位置に対応して定められた許容走行速度よりも大きくなる走行速度異常状態であると判別すると、電力停止手段33にてスタッカークレーン3への電力供給を停止するように構成されている。
前記異常監視用位置については、図4に示すように、ブレーキ38をかけることにより走行台車10を走行停止させるまでに要する停止距離よりも大きな距離を設定距離として、走行レール5の端部からその設定距離離れた位置で、かつ、高速カット用位置よりも走行レール5の端部から離れた位置に定められている。
そして、許容走行速度については、ブレーキ38をかけるときの走行台車10の走行速度が大きいほど停止距離が大きくなるので、走行レール5の端部から異常監視用位置までの距離が停止距離よりも大きくなる走行速度を、許容走行速度と定めている。
前記異常監視用位置および許容走行速度については、予め定められ、地上側コントローラ7のメモリーに予め記憶させており、地上側コントローラ7は、その記憶している異常監視用位置および許容走行速度と、走行用レーザ測距計25の検出情報に基づいて、走行異常状態であるか否かを判別するように構成されている。
前記地上側コントローラ7は、走行速度異常状態であると判別すると、電力停止手段33にてスタッカークレーン3への電力供給を停止するので、その電力供給の停止に伴ってブレーキ38がかけられて、走行台車10を強制的に走行停止させるように構成されている。
このようにして、地上側コントローラ7が、走行用レーザ測距計25の検出情報に基づいて、走行速度異常状態であるか否かの判別を行うとともに、電力停止手段33の作動を制御するので、地上側に設置されているものだけで、走行速度異常状態であることを判別して、走行台車10を走行停止させることができることになる。
したがって、走行用インバータ27の故障など、走行台車10に何らかの異常が発生しても、走行レール5の端部に向って走行する走行台車10を、走行レール5の端部に至るまでに強制的に走行停止させることができ、走行レール5の端部での走行台車10の衝突を的確に回避できることになる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、図4の(イ)に示すように、異常監視用位置を一つ定めるようにしているが、図4の(ロ)に示すように、互いに異なる位置になる状態で複数の異常監視用位置T1〜T3を定めて、許容走行速度を、走行レール5の端部から異常監視用位置までの距離が小さいほど小さな走行速度となる状態で、複数の異常監視用位置T1〜T3の夫々に対応して複数定めることができる。
すなわち、複数の異常監視用位置T1〜T3の夫々に対応する夫々の許容走行速度については、走行レール5の端部に一番近い異常監視用位置T1における許容走行速度をV1とし、次に近い異常監視用位置T2における許容走行速度をV2とし、一番遠い異常監視用位置T3における許容走行速度をV3とすると、V1<V2<V3の関係となるように定める。
そして、異常監視用位置の数については、3つに限られるものではなく、適宜変更が可能である。
)上記実施形態では、駆動輪を駆動するモータとして、インバータ式のモータを例示したが、サーボモータなどその他各種のモータを適応することができる。
)上記実施形態では、走行台車10を走行体として、本発明にかかる物品搬送装置をスタッカークレーン3に適応した例を示したが、例えば、走行レールに配設された直線状の走行レールを往復走行可能な荷捌き装置などに適応することも可能であり、各種の物品搬送装置に適応することができる。
本発明は、自動倉庫におけるスタッカークレーンや荷捌き装置など、有端形式の軌道上を走行する走行体を設けた物品搬送装置に適応することができる。
スタッカークレーンの斜視図 スタッカークレーンの側面図 自動倉庫の制御ブロック図 自動倉庫の一部を抜き出した模式図 走行パターンを示す図
符号の説明
5 軌道
7 走行制御手段としての地上側走行制御手段
10 走行体
24,27 走行駆動手段
25 地上側位置検出手段、地上側走行速度検出手段
33 電力停止手段
38 制動手段

Claims (2)

  1. 物品を搬送する走行体が、有端形式の軌道上を走行するように設けられ、
    前記走行体の走行を制御する走行制御手段と、
    その走行制御手段からの走行速度指令情報に基づいて、その走行速度指令情報にて指令された走行速度で前記走行体を走行させる走行駆動手段とが設けられている物品搬送装置であって、
    前記走行体への電力供給が停止されるに伴って前記走行体を制動させる制動手段と、
    地上側に設置されて、前記軌道上での前記走行体の走行位置を検出する地上側位置検出手段と、
    地上側に設置されて、前記走行体の走行速度を検出する地上側走行速度検出手段と、
    前記走行体への電力供給を停止させる電力停止手段とが設けられ、
    前記電力停止手段が、前記地上側位置検出手段の検出情報および前記地上側走行速度検出手段の検出情報に基づいて、前記軌道の端部に向って走行する前記走行体の走行位置が前記軌道の端部から設定距離の位置に定められた異常監視用位置であり、かつ、そのときの前記走行体の走行速度が前記異常監視用位置に対応して定められた許容走行速度よりも大きくなる走行速度異常状態であると、前記走行体への電力供給を停止させるように構成され
    前記地上側位置検出手段及び前記地上側走行速度検出手段として、単一のレーザ測距計が設けられ、
    前記走行制御手段が、地上側に設置された地上側走行制御手段であり、かつ、前記レーザ測距計の検出情報に基づいて前記軌道上における前記走行体の走行位置を管理し、前記レーザ測距計の検出情報に基づいて前記走行速度指令情報を生成して前記走行駆動手段に送信することで前記走行体の走行速度を管理するように構成され、
    前記走行駆動手段が、前記走行体に備えられ、
    前記地上側走行制御手段が、前記レーザ測距計の検出情報に基づいて、前記走行速度異常状態であるか否かを判別して、前記走行速度異常状態であると判別したときに、前記電力停止手段にて前記走行体への電力供給を停止させるべく、前記電力停止手段の作動を制御するように構成され、
    前記軌道の両端部には、前記軌道の端部から高速カット用設定距離に位置する高速カット用位置に、高速カット用被検出体が設けられ、前記高速カット用位置よりも前記軌道の端部側に位置する非常停止用位置に、非常停止用被検出体が設けられ、
    前記走行体に、前記高速カット用被検出体を検出して、前記走行体の走行位置が前記高速カット用位置に達したことを検出する高速カット用検出センサと、前記非常停止用被検出体を検出して、前記走行体の走行位置が前記非常停止用位置に達したことを検出する非常停止用検出センサが設けられ、
    前記地上側走行制御手段は、前記高速カット用検出センサの検出情報に基づいて、前記走行体の走行位置が前記高速カット用位置に到達したと判別すると、前記走行体の走行速度を高速カット用走行速度に減速するべく、前記走行駆動手段に前記走行速度指令情報を送信するように構成され、かつ、前記非常停止用検出センサの検出情報に基づいて、前記走行体の走行位置が前記非常停止用位置に到達したと判別すると、前記走行体を走行停止させるべく、前記走行駆動手段に前記走行速度指令情報を送信するように構成されている物品搬送装置。
  2. 前記異常監視用位置が、互いに異なる位置になる状態で複数定められ、
    前記許容走行速度が、前記軌道の端部から前記異常監視用位置までの距離が小さいほど小さな走行速度となる状態で、複数の前記異常監視用位置の夫々に対応して複数定められている請求項1に記載の物品搬送装置。
JP2004305434A 2004-10-20 2004-10-20 物品搬送装置 Expired - Lifetime JP4437540B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004305434A JP4437540B2 (ja) 2004-10-20 2004-10-20 物品搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004305434A JP4437540B2 (ja) 2004-10-20 2004-10-20 物品搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006117350A JP2006117350A (ja) 2006-05-11
JP4437540B2 true JP4437540B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=36535608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004305434A Expired - Lifetime JP4437540B2 (ja) 2004-10-20 2004-10-20 物品搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4437540B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006117350A (ja) 2006-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4756371B2 (ja) 物品収納設備
JP4140015B2 (ja) 移動体の走行装置
KR20080022039A (ko) 이동체의 주행 설비와 그 제어 방법
JP2006335484A (ja) 搬送装置
JP4534155B2 (ja) 物品搬送装置
JP4706488B2 (ja) スタッカクレーンの制御方法及びスタッカクレーンの制御装置
JP4437540B2 (ja) 物品搬送装置
JP4775652B2 (ja) 物品収納設備
JP4217973B2 (ja) 物品移載装置
JP3707139B2 (ja) 移動体の停止装置
JP4329026B2 (ja) 物品移載装置
JP4666224B2 (ja) 物品搬送設備
JP4023266B2 (ja) 走行体の走行装置
JP4196288B2 (ja) 物品搬送装置
JP4534139B2 (ja) 物品搬送装置
JP4844826B2 (ja) 物品収納設備
JP4419083B2 (ja) 物品搬送装置
JP4023292B2 (ja) 移動体の制御装置
JPH09216704A (ja) 無人搬送車の停止装置
JP4329027B2 (ja) 昇降式の物品移載装置
JP4399737B2 (ja) 物品移載装置
JP4666222B2 (ja) 物品搬送設備
JP4314520B2 (ja) 物品移載装置
JP4858757B2 (ja) 物品搬送設備
JP5003927B2 (ja) 物品移載装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091223

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4437540

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250