JP4329026B2 - 物品移載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を移載可能な移載部を備えたスタッカークレーンにおける走行台車の走行輪とギア式減速手段を介して連係されて、前記走行輪を駆動しかつ制動する駆動手段と、前記走行台車に対する走行指令情報に基づいて、前記駆動手段の作動を制御する制御手段とが設けられている物品移載装置に関する。
上記のような物品移載装置は、駆動手段が走行輪を駆動させて走行台車を走行させたのち、駆動手段を制動作用させて走行台車を停止させることにより、走行台車を物品移載箇所まで走行させたのち、移載部にて物品の移載を行うようにしているものである。
このような物品移載装置において、従来、走行台車が、複数の物品収納部を備えた物品棚の間口を走行するように設けられ、駆動手段が、ギア式減速手段を介して走行台車の走行車輪に連係されており、制御手段が、複数の物品収納部のうち、移載対象の物品収納部に対応する目標停止位置に走行台車が停止するように、駆動手段の作動を制御するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
そして、この物品移載装置では、経年変化によりギア式減速手段におけるギアの噛み込み量などが変化して、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いが大きくなると、走行台車を目標停止位置に停止させるように駆動手段の作動を制御しても、走行台車が目標停止位置よりも手前位置に停止したり、逆に走行台車が目標停止位置を過ぎた位置に停止して、走行台車を目標停止位置に停止させることができない事態に陥る虞がある。
したがって、このような事態に陥る前に、駆動手段などについてのメンテナンスを行うために、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いを検出することが求められており、従来では、走行台車を停止させた状態で、走行台車を走行方向に揺らすことにより、そのときの揺れ度合いが大きいか小さいかによって、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いを判断する人為作業を行うようにしている。
特公平6−20925号公報
しかしながら、上記従来の物品移載装置では、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いを検出するために、走行台車を揺らして、その揺れ度合いによってギア式減速手段におけるガタツキ度合いを判断するという人為作業を行わなければならず、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いを検出する作業が煩わしいものとなっていた。
また、走行台車の揺れ度合いが大きいか小さいかによって、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いを判断することは、専門的な知識が必要であるなど、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いを検出すること自体が難しいものとなっていた。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いを検出する作業の簡素化を図ることができる物品移載装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明にかかる物品移載装置の第1特徴構成は、物品を移載可能な移載部を備えたスタッカークレーンにおける走行台車の走行輪とギア式減速手段を介して連係されて、前記走行輪を駆動しかつ制動する駆動手段と、前記走行台車に対する走行指令情報に基づいて、前記駆動手段の作動を制御する制御手段とが設けられている物品移載装置において、
前記走行台車の走行経路に設定された基準位置と前記走行台車との間の距離を検出するレーザ測距計が設けられ、前記制御手段は、検査指令情報が指令されると、前記走行台車を停止させるべく前記駆動手段を制動作用させたときからの前記レーザ測距計の検出情報に基づいて、前記基準位置と前記走行台車との間の距離の最小距離と最大距離との偏差である振幅値を求める振幅検査処理を行うように構成され、前記振幅検査処理において、今回行われた前記振幅検査処理にて求められた振幅値と以前に行われた前記振幅検査処理にて求められた振幅値との偏差が異常用設定偏差以上である場合には、突発的な短期異常状態であると判別し、かつ、今回行われた前記振幅検査処理にて求められた振幅値と以前に行われた前記振幅検査処理にて求められた振幅値との偏差が異常用設定偏差未満でありかつ今回行われた前記振幅検査処理にて求められた振幅値が異常用設定値以上である場合には、経年変化による長期異常状態であると判別するように構成されている点にある。
すなわち、ギア式減速手段にガタツキがあると、走行台車を停止させるべく駆動手段を制動作用させたときから、走行台車が前後に移動することになり、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いが大きくなるに伴って、走行台車が前後に移動した移動量も大きくなる。
したがって、走行台車を停止させるべく駆動手段を制動作用させたときから、走行台車が前後に移動した移動量については、振幅検査処理にて求められる振幅値に反映させることになるので、制御手段が、検査指令情報が指令されることにより、振幅検査処理を行うことにより、振幅検査処理にて求められた振幅値に基づいて、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いを検出することができることになる。
そして、制御手段が、振幅検査処理にて求めた振幅値を表示手段などに表示させることにより、作業者は、検査指令情報を与えて、表示手段などに表示される振幅値を確認するだけで、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いを検出することができることとなって、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いを検出する作業の簡素化を図ることができる物品移載装置を提供できるに至った。
さらに、走行輪のスリップなどの一時的な異常が発生すると、振幅検査処理にて求められる振幅値が急激に大きくなり、経年変化によりギア式減速手段におけるガタツキ度合いが大きくなると、振幅検査処理にて求められる振幅値が、振幅検査処理を行うごとに徐々に大きくなり、最終的には、異常用設置値以上となる。
したがって、制御手段は、振幅検査処理において、今回行われた振幅検査処理にて求められた振幅値と以前に行われた振幅検査処理にて求められた振幅値との偏差が異常用設定偏差以上である場合には、突発的な短期異常状態であると判別することにより、走行輪のスリップなどの一時的な異常が発生していることを判別でき、走行台車を停止させるなどの処置を行うことができることになる。
また、制御手段は、今回行われた振幅検査処理にて求められた振幅値と以前に行われた前記振幅検査処理にて求められた振幅値との偏差が異常用設定偏差未満でありかつ今回行われた前記振幅検査処理にて求められた振幅値が異常用設定値以上である場合には、経年変化による長期異常状態であると判別することにより、経年変化によりギア式減速手段におけるガタツキ度合いが大きくなっていることを判別でき、駆動手段についてのメンテナンスを行うことができることになる。
したがって、走行輪のスリップなどの一時的な異常が発生している場合と、経年変化によりギア式減速手段におけるガタツキ度合いが大きくなっている場合とを区別しながら判別することができることとなって、異常の種類に応じた適切な処置を行うことができることになる。
本発明にかかる物品移載装置の第2特徴構成は、前記制御手段は、前記走行指令情報に基づいて前記走行台車を停止させる場合には、停止用低速度にて前記走行台車を走行させたのち、前記走行台車を停止させるように、前記駆動手段の作動を制御するように構成され、かつ、前記検査指令情報が指令されている場合には、前記停止用低速度よりも大きい検査用速度にて前記走行台車を走行させたのち、前記走行台車を停止させるように、前記駆動手段の作動を制御して、前記振幅検査処理を行うように構成されている点にある。
すなわち、制御手段は、走行指令情報に基づいて走行台車を停止させる場合には、走行台車の速度を停止用低速度まで落とした状態で、駆動手段を制動作用させて走行台車を停止させることができるので、走行台車を目標停止位置に停止させやすいものとなる。
そして、停止用低速度では、その速度が低速度であるために、ギア式減速手段におけるガタツキによって、走行台車が前後に移動することが生じ難くなる。
そこで、制御手段は、検査指令情報が指令されている場合には、検査用速度にしたのち、走行台車を停止させて、振幅検査処理を行うことにより、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いが走行台車の前後の移動量に反映されやすい状態で、振幅検査処理を行うことができることとなり、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いを精度よく検出することができることになる。
本発明にかかる物品移載装置の第3特徴構成は、前記制御手段は、前記振幅検査処理において、求めた振幅値が異常用設定値以上であると、前記ギア式減速手段の異常状態であると判別するように構成されている点にある。
すなわち、ギア式減速手段におけるガタツキ度合いが大きくなると、それに応じて振幅値も大きくなるので、制御手段は、振幅検査処理において、求められた振幅値が異常用設定値以上となると、ギア式減速手段の異常状態であると判別できることになる。
したがって、制御手段は、振幅検査処理において、ギア式減速手段の異常状態であると判別することにより、ギア式減速手段についてメンテナンスを行うように作業者に促すことができることになり、適正な時期にメンテナンスを行い易いものとなる。
本発明にかかる物品移載装置を物品保管設備に適応した例を図面に基づいて説明する。
この物品保管設備は、図1に示すように、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置した二つの収納棚1と、それらの収納棚1どうしの間に形成した作業通路2を自動走行する移動体としてのスタッカークレーン3とが設けられ、各収納棚1には多数の物品収納部4が上下多段かつ左右に並設されている。
前記作業通路2には、収納棚1の長手方向に沿って走行レール5が設置され、作業通路2の一端側には、スタッカークレーン3の運転を管理する制御手段としての地上側コントローラ7と、走行レール5を挟んで一対の荷載置台8とが設けられている。
前記スタッカークレーン3は、図2に示すように、走行レール5に沿って走行して水平移動自在な走行台車10と、物品9を載せたパレットPごと移載可能な移載部としての電動式のフォーク装置11を備えた昇降台12とを備えて構成されている。
そして、スタッカークレーン3は、走行台車10の水平移動、昇降台12の昇降移動、および、フォーク装置11の作動により、荷載置台8に載置されているパレットPを物品収納部4に移載させたり、物品収納部4に収納されているパレットPを荷載置台8に移載させるように構成されている。
前記昇降台12を昇降操作自在に案内支持する前後一対の昇降マスト13が設けられ、昇降台12が走行台車10に対して昇降移動自在に設けられている。
そして、前後一対の昇降マスト13の上端部が、ガイドレール6に沿って案内される上部フレーム15にて連結されている。
前記昇降台12は、上方側従動プーリ16、走行台車側従動プーリ17、昇降台側従動プーリ18、および、駆動プーリ19に巻きかけられて、昇降台12の上面側と下面側とに連結された2本の昇降用チェーン14にて吊下げ支持されている。
そして、上方側従動プーリ16は、上部フレーム15の前端部および後端部に設けられ、走行台車側従動プーリ17は、走行台車10の一端部および中央部に設けられ、昇降台側従動プーリ18は、昇降台12の中央下面部に設けられ、駆動プーリ19は、走行台車10の一端部に設けられている。
また、駆動プーリ19をインバータ式のモータである昇降用電動モータ24にて正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン14の繰り出しや巻き取り操作で昇降台12を昇降移動させるように構成されている。
前記走行台車10には、その水平移動方向に測距用のビーム光を投射する昇降用レーザ測距計20と、その水平用レーザ測距計20にて投射されたビーム光の進路を鉛直上方に屈曲させて昇降台12の下面に設置された反射板21に照射するためのミラー22とが設けられている。
そして、昇降用レーザ測距計20は、昇降移動方向において、走行台車10に設けられたミラー22の配設位置を基準位置として、その基準位置と昇降台12との距離を検出することにより、昇降移動中における基準位置に対する昇降台12の昇降位置を検出するように構成されている。
また、走行台車10には、走行レール5上を走行自在な前後二つの走行輪23が設けられ、それら二つの走行輪23のうちの車体前後方向の一端側の車輪が、インバータ式のモータである駆動手段としての走行用電動モータ25にて駆動される推進用の駆動走行輪23aとして構成され、車体前後方向の他端側の車輪が、遊転自在な従動走行輪23bとして構成されている。
前記走行用電動モータ25は、図4に示すように、ギア式減速手段26を介して駆動走行輪23aに連係されており、駆動走行輪23aを駆動しかつ制動するように構成され、ギア式減速手段26は、駆動走行輪23aの車輪軸27および走行用電動モータ25の出力軸28に設けられた2つのギア26a,26bから構成されている。
そして、走行台車10は、走行用電動モータ25の作動で走行レール5に沿って水平移動するように構成されている。
また、走行台車10には、図2に示すように、その水平移動方向に測距用のビーム光を投射する測距手段としての水平用レーザ測距計29が設けられている。
そして、水平用レーザ測距計29は、作業通路2において、スタッカークレーン3の移動経路の端部を基準位置として、その基準位置に設置されている反射板30に向けて投射して、基準位置と走行台車10との距離を検出することにより、水平移動中における基準位置に対する走行台車10の走行位置を検出するように構成されている。
前記地上側コントローラ7は、図3に示すように、スタッカークレーン3を運転させるための各種情報を通信するための通信コントローラ7aを備えて、走行台車10の水平移動を制御し、かつ、昇降台12の昇降移動を制御し、かつ、フォーク装置11の作動を制御するように構成されている。
前記スタッカークレーン3には、走行用電動モータ25またはフォーク装置11を作動させる走行用インバータ31、昇降用電動モータ24を作動させる昇降用インバータ32、昇降用レーザ測距計20および水平用レーザ測距計29の検出情報を入出力可能な入出力装置33などが設けられている。
前記走行用インバータ31は、走行用電動モータ25に対して電流を出力して走行用電動モータ25を作動させる走行状態と、電動式のフォーク装置11に対して電流を出力してフォーク装置11を作動させる移載状態とに切換自在に構成されている。
また、昇降用インバータ32は、昇降用電動モータ24に対して電流を出力して昇降用電動モータ24を作動させるように構成されている。
前記走行用インバータ31には、通信コントローラ31aが備えられ、昇降用インバータ32にも、通信コントローラ32aが備えられ、入出力装置33にも、通信コントローラ33aが備えられている。
これらスタッカークレーン側の通信コントローラ31a,32a,33a、地上側コントローラ7の通信コントローラ7a、光伝送装置34により、通信ネットワークいわゆるデバイスネットが構成されており、地上側コントローラ7がマスタに構成され、走行用インバータ31、昇降用インバータ32、入出力装置33がスレーブに構成され、この通信ネットワークにより各種情報を通信自在に構成されている。
そして、この通信ネットワークにて各種情報を通信することにより、地上側コントローラ7は、スタッカークレーン3についての各種情報を管理しながら、スタッカークレーン3の運転を管理するように構成されている。
前記スタッカークレーン3の運転について説明を加えると、基本的には、荷載置台8に載置されているパレットPを物品収納部4に移載させる場合と、物品収納部4に収納されているパレットPを荷載置台8に移載させる場合とがある。
荷載置台8に載置されているパレットPを物品収納部4に移載させる場合について説明を加えると、まず、地上側コントローラ7は、人為的な入力などによりスタッカークレーン3に対する駆動指令情報により、走行台車10に対する走行指令情報や昇降台12に対する昇降指令情報が指令されると、荷載置台8に対応する目標停止位置を移載用停止位置と設定して、通信ネットワークにより各種情報を通信しながら、走行台車10を水平移動および昇降台12を昇降移動させて、昇降台12を移載用停止位置に停止させたのち、フォーク装置11を作動させて、荷載置台8に載置されているパレットPを掬うように構成されている。
そして、荷載置台8に載置されているパレットPを掬うと、次に、地上側コントローラ7は、複数の物品収納部4のうちから、一つの物品収納部4を移載先とし、その移載先の物品収納部4に対応する目標停止位置を移載用停止位置と設定して、通信ネットワークにより各種情報を通信しながら、走行台車10を水平移動および昇降台12を昇降移動させて、昇降台12を移載用停止位置に停止させたのち、フォーク装置11を作動させて、移載先の物品収納部4にパレットPを卸すように構成されている。
ちなみに、目標停止位置については、フォーク装置11にてパレットPを移載するために昇降台12を停止させるべき位置であり、荷載置台8や複数の物品収納部4の夫々に対して設定されている。
また、物品収納部4に収納されているパレットPを荷載置台8に移載させる場合には、荷載置台8に載置されているパレットPを物品収納部4に移載させる場合とは逆に、まず、物品収納部4に対応する移載用停止位置まで移動したのち、物品収納部4に収納されているパレットPを掬い、次に、荷載置台8に対応する移載用停止位置まで移動したのち、荷載置台8にパレットPを卸すように構成されている。
以下、スタッカークレーン3の具体的な動作について説明を加える。
まず、走行台車10を水平移動させる際の動作について説明すると、地上側コントローラ7が、走行台車10に対する走行指令情報に基づいて、走行台車10を水平移動方向における移載用停止位置に停止させるべく、走行用インバータ31に速度指令情報を送信するように構成され、走行用インバータ31が、地上側コントローラ7からの速度指令情報に基づいて、走行状態に切り換えて、走行用電動モータ25に対する電流値を調整することにより、走行台車10を移載用停止位置に停止させるように構成されている。
説明を加えると、地上側コントローラ7が、前進または後進などの速度指令情報を走行用インバータ31に送信することにより、走行用インバータ31が、走行用電動モータ25を作動させて、走行台車10を前進または後進させるように構成されている。
そして、走行台車10の走行中には、入出力装置33が、水平用レーザ測距計29の検出情報を地上側コントローラ7に送信することにより、地上側コントローラ7が、走行台車10の走行位置を管理するように構成されている。
このようにして、走行台車10の走行位置を管理しながら、走行台車10を水平移動させている状態において、地上側コントローラ7が、走行台車10の走行位置が移載用停止位置よりも手前の減速用位置に達したと判別すると、走行台車10の移動速度を停止用低速度に減速させるための速度指令情報を走行用インバータ31に送信することにより、走行用インバータ31が、走行台車10の移動速度を停止用低速度になるように、走行用電動モータ25を調整するように構成されている。
そして、走行台車10を停止用低速度にて水平移動させている状態において、地上側コントローラ7が、走行台車10の走行位置が移載用停止位置に達したと判別すると、走行台車10を停止させるための速度指令情報を走行用インバータ31に送信することにより、走行用インバータ31が、ブレーキをかけて走行台車10を制動させるように走行用電動モータ25を作動させて、走行台車10を移載用停止位置に停止させるように構成されている。
次に、昇降台12を昇降移動させる際の動作について説明する。
前記地上側コントローラ7は、昇降台12に対する昇降指令情報に基づいて、昇降台12を昇降移動方向における移載用停止位置に停止させるべく、昇降用インバータ32に速度指令情報を送信するように構成され、昇降用インバータ32が、地上側コントローラ7からの速度指令情報に基づいて、昇降用電動モータ24に対する電流値を調整することにより、昇降台12を移載用停止位置に停止させるように構成されている。
この昇降台12を昇降移動させる際の動作については、速度指令情報を通信する対象が異なるだけで、走行台車10を水平移動させる際の動作と同様であるので、簡略しながら説明を加える。
前記地上側コントローラ7が、入出力装置33からの昇降用レーザ測距計20の検出情報に基づいて、昇降台12の昇降位置を管理しながら、昇降台12を昇降移動させるように構成されており、その状態において、昇降台12の昇降位置が減速用位置に達すると、昇降台12の移動速度を停止用低速度に減速させるための速度指令情報を地上側コントローラ7から昇降用インバータ32に送信することにより、昇降台12の移動速度を停止用低速度に減速させるように構成されている。
また、昇降台12を停止用低速度にて昇降移動させている状態において、昇降台12の昇降位置が移載用停止位置に達すると、昇降台12を停止させるための速度指令情報を地上側コントローラ7から昇降用インバータ32に送信することにより、昇降台12を移載用停止位置に停止させるように構成されている。
次に、フォーク装置11を作動させる際の動作について説明する。
前記地上側コントローラ7は、昇降台12を移載用停止位置に停止させた状態において、パレットPの移載を行うべく、走行用インバータ31に移載指令情報を送信するように構成され、走行用インバータ31は、地上側コントローラ7からの移載指令情報に基づいて、フォーク装置11にて物品収納部4との間または荷載置台8との間でパレットPを移載させるように構成されている。
このようにして、地上側コントローラ7は、スカッタークレーン3に対する駆動指令情報に基づいて、スタッカークレーン3を作動させて、物品9の移載を行うようにしているが、例えば、メンテナンス作業時などに、検査指令情報が指令されると、地上側コントローラ7が、振幅検査処理を行うように構成されている。
ちなみに、検査指令情報については、例えば、地上側コントローラ7に接続自在なハンディなどを用いて指令することが可能であり、地上側コントローラ7は、振幅検査処理の結果をハンディなどの表示装置に表示するように構成されている。
前記振幅検査処理は、検査指令情報が指令されると行われ、走行台車10を停止させるべく走行用電動モータ25を制動作用させたときからの水平用レーザ測距計29の検出情報に基づいて、基準位置と走行台車10との間の距離の最小距離と最大距離との偏差である振幅値を求めるように構成されている。
そして、地上側コントローラ7は、検査指令情報が指令されている場合には、停止用低速度よりも大きい検査用速度にて走行台車10を走行させたのち、走行台車10を停止させるように、走行用電動モータ25の作動を制御して、振幅検査処理を行うように構成されている。
説明を加えると、地上側コントローラ7は、検査指令情報が指令されると、検査用速度にて走行させるための速度指令情報を走行用インバータ31に送信することにより、走行用インバータ31が、走行用電動モータ25を作動させて、走行台車10を検査用速度(例えば、6m/min)で走行させるように構成されている。
また、地上側コントローラ7が、走行台車10を検査用速度(例えば、6m/min)で走行させている状態において、例えば、走行を開始してから設定時間が経過すると、停止させるための速度指令情報を走行用インバータ31に送信することにより、走行用インバータ31が、ブレーキをかけて走行台車10を制動させるように走行用電動モータ25を制動作用させて、走行台車10を停止させるように構成されている。
そして、地上側コントローラ7は、図5に示すように、停止させるための速度指令情報を走行用インバータ31に送信する停止指令を行ってからの水平用レーザ測距計29の検出情報を入出力装置33から受信することにより、最小距離R1と最大距離R2とから振幅値Wを求めるように構成されている。
そして、地上側コントローラ7は、振幅検査処理において、今回行われた振幅検査処理にて求められた振幅値と以前に行われた振幅検査処理にて求められた振幅値との偏差が異常用設定偏差以上である場合には、突発的な短期異常状態であると判別するように構成されている。
また、地上側コントローラ7は、振幅検査処理において、今回行われた振幅検査処理にて求められた振幅値と以前に行われた振幅検査処理にて求められた振幅値との偏差が異常用設定偏差未満でありかつ今回行われた振幅検査処理にて求められた振幅値が異常用設定値以上である場合には、経年変化による長期異常状態であると判別するように構成されている。
説明を加えると、地上側コントローラ7は、振幅検査処理を行うごとに、その求めた振幅値Wを記憶するようにしており、以前に行われた振幅検査処理にて求められた振幅値のうち、過去設定回数(例えば、10回)分について平均振幅値W1を求めて、その平均振幅値W1と今回行われた振幅検査処理にて求められた振幅値W2とを比較するようにしている。
そして、地上側コントローラ7は、平均振幅値W1と振幅値W2との偏差ΔWが異常用設定偏差Wa以上であると、突発的な短期異常状態であると判別するようにしている。
また、地上側コントローラ7は、平均振幅値W1と振幅値W2との偏差ΔWが異常用設定偏差Wa未満でありかつ振幅値W2が異常用設定値Wb以上である場合には、経年変化による長期異常状態であると判別するようにしている。
前記振幅検査処理における動作について、図6のフローチャートに基づいて説明する。
前記地上側コントローラ7は、検査指令情報が指令されると、走行台車10を検査用速度(例えば、6m/min)で走行させたのち、停止させるための速度指令情報を送信して停止指令を行う(ステップ1〜3)。
そして、地上側コントローラ7は、停止指令を指令してからの水平用レーザ測距計29の検出情報から振幅値を求める振幅値演算を行う(ステップ4)。
前記地上側コントローラ7は、以前に求めた振幅値の平均振幅値W1と今回求めた振幅値W2との偏差ΔWを求めて、その偏差ΔWと異常用設定偏差Waとを比較し、偏差ΔWが異常用設定偏差Wa以上であると、短期異常状態であると判別するようにしている(ステップ5,6)。
また、偏差ΔWが異常用設定偏差Wa未満であると、今回求めた振幅値W2と異常用設定値Wbとを比較し、振幅値W2が異常用設定値Wb以上であると、長期異常状態であると判別するようにしている(ステップ7,8)。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、地上側コントローラ7が、走行用インバータ31や昇降用インバータ32などと各種情報を直接通信することにより、スタッカークレーン3の運転を管理するようにしているが、スタッカークレーン側に、制御手段として、走行用インバータ31や昇降用インバータ32の作動を制御するクレーン側コントローラを設けて、地上側コントローラ7が、クレーン側コントローラに対して、駆動指令情報や検査指令情報を指令するように構成して実施することも可能である。
)上記実施形態では、走行用インバータ31を走行状態と移載状態とに切換自在に構成することにより、走行用電動モータ25を作動させるインバータとフォーク装置11を作動させるインバータとを走行用インバータ31にて兼用するようにしているが、走行用電動モータ25を作動させる走行用インバータと、フォーク装置11を作動させる移載用インバータとを各別に設けて実施することも可能である。
)上記実施形態では、水平用レーザ測距計29を走行台車10に設けて、反射板30を地上側に固定するようにしているが、逆に、水平用レーザ測距計29を地上側に固定し、反射板30を走行台車10に設けて実施することも可能であり、この場合には、水平用レーザ測距計29の検出情報を地上側コントローラ7に直接入力するように構成する。
)上記実施形態では、昇降用レーザ測距計20および水平用レーザ測距計29の検出情報を入出力装置33にて地上側コントローラ7に送信するようにしているが、例えば、スッカークレーン側に、スレーブとして、通信コントローラなどを備えたプログラマブルコントローラを設け、そのプログラマブルコントローラに昇降用レーザ測距計20および水平用レーザ測距計29を接続することにより、昇降用レーザ測距計20および水平用レーザ測距計29の検出情報をプログラマブルコントローラにて地上側コントローラ7に送信するように構成してもよい。
物品保管設備の概略図 スタッカークレーンの側面図 制御ブロック図 ギア式減速手段を示す図 測距手段の検出値の時間変化を示すグラフ 制御動作を示すフローチャート
符号の説明
7 制御手段
10 スタッカークレーンにおける走行台車
11 移載部
23 走行輪
25 駆動手段
26 ギア式減速手段
29 レーザ測距計

Claims (3)

  1. 物品を移載可能な移載部を備えたスタッカークレーンにおける走行台車の走行輪とギア式減速手段を介して連係されて、前記走行輪を駆動しかつ制動する駆動手段と、
    前記走行台車に対する走行指令情報に基づいて、前記駆動手段の作動を制御する制御手段とが設けられている物品移載装置であって、
    前記走行台車の走行経路に設定された基準位置と前記走行台車との間の距離を検出するレーザ測距計が設けられ、
    前記制御手段は、検査指令情報が指令されると、前記走行台車を停止させるべく前記駆動手段を制動作用させたときからの前記レーザ測距計の検出情報に基づいて、前記基準位置と前記走行台車との間の距離の最小距離と最大距離との偏差である振幅値を求める振幅検査処理を行うように構成され
    前記振幅検査処理において、今回行われた前記振幅検査処理にて求められた振幅値と以前に行われた前記振幅検査処理にて求められた振幅値との偏差が異常用設定偏差以上である場合には、突発的な短期異常状態であると判別し、かつ、
    今回行われた前記振幅検査処理にて求められた振幅値と以前に行われた前記振幅検査処理にて求められた振幅値との偏差が異常用設定偏差未満でありかつ今回行われた前記振幅検査処理にて求められた振幅値が異常用設定値以上である場合には、経年変化による長期異常状態であると判別するように構成されている物品移載装置。
  2. 前記制御手段は、前記走行指令情報に基づいて前記走行台車を停止させる場合には、停止用低速度にて前記走行台車を走行させたのち、前記走行台車を停止させるように、前記駆動手段の作動を制御するように構成され、かつ、
    前記検査指令情報が指令されている場合には、前記停止用低速度よりも大きい検査用速度にて前記走行台車を走行させたのち、前記走行台車を停止させるように、前記駆動手段の作動を制御して、前記振幅検査処理を行うように構成されている請求項1に記載の物品移載装置。
  3. 前記制御手段は、前記振幅検査処理において、求めた振幅値が異常用設定値以上であると、前記ギア式減速手段の異常状態であると判別するように構成されている請求項1または2に記載の物品移載装置。
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