JP4936073B2 - 物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置 - Google Patents

物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4936073B2
JP4936073B2 JP2008062604A JP2008062604A JP4936073B2 JP 4936073 B2 JP4936073 B2 JP 4936073B2 JP 2008062604 A JP2008062604 A JP 2008062604A JP 2008062604 A JP2008062604 A JP 2008062604A JP 4936073 B2 JP4936073 B2 JP 4936073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay
article storage
shelf
carriage
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008062604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009215031A (ja
Inventor
孝 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2008062604A priority Critical patent/JP4936073B2/ja
Publication of JP2009215031A publication Critical patent/JP2009215031A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4936073B2 publication Critical patent/JP4936073B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

本発明は、中継台車が、物品保管棚に備えさせた棚搬送装置との間で物品を移載する棚側移載位置と外部との間で物品を移載する外部側移載位置とに往復移動自在に設けられた物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置に関する。
上記物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置は、例えば、自動倉庫における物品入出庫装置(例えば、特許文献1参照。)の設置箇所に対応して設けられ、作業者が物品入出庫装置の中継台車に干渉するような場所に立ち入った場合や、そのような場所に物品を仮置きしたまま放置した場合にこれを検出するものである。
特許文献1には記載されていないが、上記障害物検出装置の従来例として、物品入出庫装置の周辺の床面にマットスイッチを敷設して構成されたものがある。マットスイッチは、それが敷設されている床面に作業者や仮置物品等の障害物が位置していなければオフであり、作業者や仮置物品等の障害物が位置していると、その障害物の荷重によりオンとなるので、マットスイッチの検出信号により障害物の存在を検出することができる。
特開2000−142911号公報
しかしながら、マットスイッチは、平板状に形成されているため、床面に敷設した場合の占有面積が大きく、マットスイッチを敷設するとなると、マットスイッチ敷設用の十分な床面スペースを確保しなければならず、物品入出庫装置や周辺装置を配置する場合に、省スペース化を図った効率的な配置構成を採用することができない場合があり、装置レイアウト上の不利があった。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、障害物を適切に検出でき、しかも、装置レイアウト上有利な物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明にかかる物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置は、中継台車が、物品保管棚に備えさせた棚搬送装置との間で物品を移載する棚側移載位置と外部との間で物品を移載する外部側移載位置とに往復移動自在に設けられたものであって、その第1特徴構成は、前記棚側移載位置と前記外部側移載位置との間に設定された監視用設定位置において前記中継台車の走行経路に存在する物体を検出する物体検出手段と、前記中継台車が前記監視用設定位置を通過していることを検出する通過検出手段とが設けられ、前記棚搬送装置及び前記中継台車の作動を制御する制御手段が、前記物体検出手段及び前記通過検出手段の検出情報に基づいて、前記中継台車が前記監視用設定位置を通過していないにも拘らず前記監視用設定位置に物体が存在する場合は、前記棚搬送装置及び前記中継台車の作動を停止させるように構成されている点にある。
すなわち、物体検出手段は、棚側移載位置と前記外部側移載位置との間に設定された監視用設定位置において前記中継台車の走行経路に存在する物体を検出するので、中継台車を配設すると必然的に存在することになる走行経路における監視用設定位置で走行経路に存在する物体を検出することができる。したがって、中継台車の走行経路に存在する物体を検出する物体検出手段を設けるに当たって、別途のスペースを確保する必要がないので、物品入出庫装置が配設される床面の省スペース化を図ることができる。
そして、通過検出手段により中継台車が監視用設定位置を通過していることを検出することができるので、中継台車が監視用設定位置を通過するときに物体検出手段が走行経路に存在する物体を検出しても、そのときの通過検出手段の検出情報に基づいて、物体検出手段にて検出された物体が中継台車であると判別することができる。
したがって、物体検出手段により検出された物品が中継台車であるか否かを、通過検出手段の検出情報に基づいて、峻別することができる。つまり、物体検出手段の検出情報だけでは、中継台車が通過する際に障害物でないものを障害物として誤検出する不都合が発生するのであるが、通過検出手段の検出情報を合わせて用いることで、中継台車を障害物として誤って検出することを回避して、障害物を適切に検出することができる。
このように、本発明の第1特徴構成によると、障害物を適切に検出でき、しかも、装置レイアウト上有利な物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置を得るに至った。
本発明にかかる物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置の第2特徴構成は、第1特徴構成において、前記制御手段が、前記棚搬送装置の作動を制御する棚搬送装置用制御手段と、前記中継台車の作動を制御する中継台車用制御手段と、前記物体検出手段及び前記通過検出手段の検出情報に基づいて、前記棚搬送装置及び前記中継台車の作動を停止させる停止指令を、前記棚搬送装置用制御手段及び前記中継台車用制御手段に対して指令する指令手段とから構成されている点にある。
すなわち、棚搬送装置用制御手段が棚搬送装置の作動を制御し、中継台車用制御手段が中継台車の作動を制御するので、物品の入出庫機能に必要な装置類の制御に関しては、棚搬送装置用制御手段及び中継台車用制御手段とで行うことができる。したがって、棚搬送装置用制御手段及び中継台車用制御手段は、棚搬送装置及び前記中継台車の作動を停止させる制御動作を行うことができる。
指令手段が、物体検出手段及び通過検出手段の検出情報に基づいて、棚搬送装置用制御手段及び中継台車用制御手段に対して停止指令を指令するので、指令手段が指令する停止指令についての制御動作を、棚搬送装置や中継台車を停止させるといった棚搬送装置用制御手段及び中継台車用制御手段が元々備えている制御動作に対応させるだけで、指令手段が指令する停止指令により棚搬送装置及び中継台車の作動を停止させることができる。
このように、本発明の第2特徴構成によると、棚搬送装置用制御手段及び中継台車用制御手段の制御構成を変更せずに済むので、導入が容易な物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置を得るに至った。
本発明にかかる物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置の第3特徴構成は、第2特徴構成において、前記中継台車が、移動方向の台車全長に対応した長さの被検出体を、その長手方向が移動方向に沿うように備えて構成され、前記通過検出手段が、前記監視用設定位置において前記被検出体を検出する移動体検出手段の検出情報に基づいて、前記中継台車が前記監視用設定位置を通過していることを検出するように構成されている点にある。
すなわち、被検出体は、その長手方向が移動方向に沿うように中継台車に備えられているので、中継台車の走行移動に伴って、被検出体が中継台車の走行方向に沿って水平移動する。被検出体は台車全長に対応した長さであるから、中継台車が監視用設定位置を通過している間は、移動体検出手段は監視用設定位置において被検出体を継続して検出することになり、中継台車が監視用設定位置を通過し終われば、被検出体を検出しないことになる。したがって、中継台車が監視用設定位置を通過し終わるまでの間、確実に中継台車を検出することができる。
しかも、被検出体の長さを中継台車の移動方向の台車全長に合わせておくことで、中継台車が監視用設定位置を通過する際に移動体検出手段が被検出体を検出する時間を、実際に中継台車が監視用設定位置を通過している時間に極力近づけることが可能であるから、物体検出手段が検出する物体を中継台車であると判別する期間が過度に長くならないようにして、物体検出手段による障害物の検出精度が低下することを防止できる。
このように、本発明の第3特徴構成によると、監視用設定位置を通過している中継台車を確実に検出することができるようになり、また、物体検出手段による障害物の検出精度が低下することを防止できる物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置を得るに至った。
本発明にかかる物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置の第4特徴構成は、第3特徴構成において、前記中継台車が、その走行経路が平行に並んで隣接する状態で対をなして設けられ、前記対をなす中継台車の夫々が、相手側に対向する横側部に前記被検出体を備えて構成され、前記走行経路の間に設けられた経路間支持部材に、前記対をなす中継台車の前記被検出体の夫々を検出する前記移動体検出手段が対をなして設けられている点にある。
すなわち、対をなす中継台車の夫々が相手側に対向する横側部に被検出体を備えて、これらの中継台車の走行経路が平行に並んで隣接して対をなしているので、被検出体は走行経路の間に向かう横側部に位置することになる。したがって、走行経路の間に設けた経路間支持部材に対をなして設けられた移動体検出手段にて、各中継台車の被検出体を検出することができる。
このように、各中継台車の被検出体を検出する移動体検出手段を経路間支持部材に設けることで、対をなす移動体検出手段を設けるための支持部材を兼用でき、移動体検出手段の夫々について各別に支持部材を設けずに済むので、構成の簡素化を図ることができる。
しかも、移動体検出手段を支持する支持部材を走行経路の幅方向に格別に並べて設置する場合に比べて、隣接する走行経路の間隔を狭くすることが可能となるので、入出庫装置を構成する各装置類を配置する場合に、省スペース化を図った効率的な配置構成を採用することができる。
このように、本発明の第4特徴構成によれば、構成の簡素化を図りながら省スペース化を図った効率的な配置構成を採用することができる物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置を得るに至った。
本発明にかかる物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置の第5特徴構成は、第1特徴構成において、前記通過検出手段が、前記中継台車の前記走行経路における位置を計測する位置計測手段の計測情報に基づいて、前記中継台車が前記監視用設定位置を通過していることを判別するように構成されている点にある。
すなわち、通過検出手段は、中継台車の走行方向での一方側端部が監視用設定位置に位置するときの位置計測手段の計測情報と、中継台車の走行方向での他方側端部が監視用設定位置に位置するときの位置計測手段の計測情報とを予め記憶しておくことで、位置計測手段の計測情報とこれらの予め記憶されている計測情報とを比較することで、中継台車が監視用設定位置を通過していることを判別することができる。
中継台車の走行経路における位置を計測する位置計測手段は、例えば、中継台車に備えたロータリエンコーダや走行経路の端部箇所に設けられた光学式測距計を用いればよく、走行経路における監視用設定位置において中継台車に検出作用するような検出手段を設けなくても、中継台車が監視用設定位置を通過していることを判別することができる。なお、位置計測手段としては、中継台車の走行移動制御に用いられるものを流用することも可能である。
したがって、監視用設定位置には物体検出手段を設ければ済むので、監視用設定位置における装置構成の簡素化を図ることができる。また、位置計測手段として、走行移動制御に用いられるものを流用することで、一層の簡素化を図ることができる。
このように、本発明の第5特徴構成によると、監視用設定位置における装置構成の簡素化を図ることができる物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置を得るに至った。
本発明にかかる物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置の第6特徴構成は、第1〜第5特徴構成の何れかにおいて、前記物体検出手段が、前記走行経路の横幅方向に沿った検出光を投射する光学式検出手段にて構成されている点にある。
すなわち、物体検出手段が検出光を投射する光学式検出手段であるので、中継台車が監視用設定位置を通過する際に、中継台車に接触することがなく、中継台車の走行の妨げにならない。したがって、中継台車による物品搬送を円滑に行うことができる。また、物体検出手段は中継台車に接触せずに走行経路に存在する物体を検出することから、物体検出手段の装置寿命が長くなることが期待できる。
このように、本発明の第6特徴構成によると、中継台車による物品搬送を円滑に行うことができ、しかも、物体検出手段の装置寿命が長くなることが期待できる物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置を得るに至った。
以下、本発明による物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
このような障害物検出装置は、自動倉庫などに使用されるもので、図1及び図2に示すように、上下方向及び左右方向に複数の物品保管部1を備えた物品保管棚2が、互いに間口を相対向させた状態で、床面F上に3つの対を成して設置され、その各対をなす物品保管棚2の間の床面F上にはスタッカークレーン用のレール3が直線状に敷設されて、そのレール3に案内移動する棚搬送装置としてのスタッカークレーン4が、物品保管棚2の前面側に形成されるクレーン走行経路Lcに沿って自動走行可能に設けられている。
スタッカークレーン4には、上下方向に昇降可能な昇降台5が設けられ、かつ、昇降台5には、両側に位置する物品保管部1側に伸縮して、物品Aを載置したパレットPをパレットPごと移載するためのフォーク式の移載装置6が設けられている。
物品収納棚2の搬出入側の一方側には、スタッカークレーン用のレール3と平行する状態で、左右一対の中継台車用のレール7が床面F上に直線状に敷設され、その左右一対のレール7上を自動走行する中継台車8が設けられて、その中継台車8が、物品保管棚2の搬出入側の端部外側に位置する棚側移載位置Xに設定された前進限と、棚側移載位置Xよりも外部側に位置する外部側移載位置Yに設定された後退限と間に形成される直線状の台車走行経路Ldに沿って往復移動するように構成されている。
本実施形態では、第1クレーン4a〜第3クレーン4cの3台のスタッカークレーン4が設置されており、各スタッカークレーン4に対応させて左右一対の中継台車8が設けられている。すなわち、第1クレーン4aについての左中継台車8aL及び右中継台車8aR、第2クレーン4bについての左中継台車8bL及び右中継台車8bR、第3クレーン4cについての左中継台車8cL及び右中継台車8cRの合計6台の中継台車8が設けられている。
中継台車8は、図3及び図4にも示すように、左右一対のレール7を転動する駆動輪9と遊転輪10とを備え、前記駆動輪9を正逆転駆動するための走行用電動モータ11も設けられ、かつ、その上面の四隅には、上方ほど外側に広がって、パレットPを案内しながら載置支持する固定受け台形式の物品支持台12が設けられている。中継台車8の作動を制御する台車コントローラH3が後述する制御ボックス17に内装されており、駆動輪9の回転駆動量を検出するアブソリュート型のロータリエンコーダRE(図7参照)の検出情報に基づいて、台車走行経路Ldにおける中継台車8の走行位置を把握しながら、走行用電動モータ11の作動を制御することにより、外部側移載位置Yから棚側移載位置Xへの前進走行及び棚側移載位置Xから外部側移載位置Yへの後退走行が制御される。
そして、外部からフォークリフト13により搬入された物品Aが、前記外部側移載位置Yにおいて、中継台車8の物品支持台12に載置されると、中継台車8が前記棚側移載位置Xまで前進走行し、前記棚側移載位置Xにおいて、スタッカークレーン4に設けられたフォーク式の移載装置6が伸縮して、中継台車8の物品支持台12上に載置された物品AをパレットPごと掬い取ってスタッカークレーン4の昇降台5に移載し、その後、スタッカークレーン4の自走と昇降台5の上下昇降、ならびに、フォーク式の移載装置6の伸縮とにより、その物品AをパレットPごと物品収納棚2の各物品収納部1に載置搬入する。
また、逆に、スタッカークレーン4が、各物品保管部1から物品Aを取り出して搬送し、棚側移載位置Xにおいて、中継台車8の物品支持台12上にパレットPごと移載した後、中継台車8が前記外部側移載位置Yまで後退走行して、外部側移載位置Yにおいて、フォークリフト13が、中継台車8の物品支持台12上に載置された物品Aをフォーク13aにてパレットPごと掬い取るように構成されている。
台車走行経路Ldの外部側移載位置Yの周囲には、台車走行経路Ld及びクレーン走行経路Lcへの作業員の侵入を防止する侵入防止フェンスとして固定フェンス14及び開閉フェンス15が設けられている。
固定フェンス14は、台車走行経路Ldの走行方向に沿って設けられた側面フェンス14sと台車走行経路Ldの幅方向に沿って設けられた間口フェンス14tとが連結部材14uにより連結されて構成されている。台車走行経路Ldの間口フェンス14tより外部側の床面には、固定フェンス14にフォークリフト13が衝突しないように、フォークリフト13の前輪の左右ピッチに対応させて一対のストッパー16が設けられている。
なお、外部側移載位置Yにおいてフォークリフト13が中継台車8との間で物品Aの移載作業ができるように、固定フェンス14の床上高さは、中継台車8の物品支持台12の床上高さよりも低くなっている。
また、開閉フェンス15は、開き位置と閉じ位置とに揺動操作自在に構成されており、揺動中心側が固定フェンス14の側面フェンス14sの端部に近接されている。開閉フェンス15よりもクレーン走行経路Lc側には、当該クレーン走行経路Lcを走行するスタッカークレーン4の作動を制御するクレーンコントローラH2等の制御装置が内装された制御ボックス17が設置されている。開閉フェンス15は、通常の物品入出庫作業中は閉状態となっており、メンテナンス作業で制御ボックス17に設けられた各種のスイッチ類を操作する場合などに開操作される。
台車走行経路Ldにおける棚側移載位置X及び外部側移載位置Yの間に設定された監視用設定位置Gには、棚側移載位置Xよりも外部側移載位置Y側に侵入する作業者を検出する侵入センサDが設けられている。
図5、図6及び図7に示すように、侵入センサDは、台車走行経路Ldにおける監視用設定位置Gの両脇に立設された一対の支柱18と、支柱18の長手方向に沿って上下に分散配置された複数対の光センサ19と、中継台車8に備えられたサイドプレート8Pの床上高さに合わせて支柱18に設けられた通過センサ24と、光センサ19及び通過センサ24が接続された侵入センサコントローラH1とで構成されている。
一対の支柱18は、当該台車走行経路Ldを走行する中継台車8と物品Aを移載するスタッカークレーン4のクレーン走行経路Lc寄りにある手前側支柱18Nと、台車走行経路Ldを挟んで手前側支柱18Nの反対側にある奥側支柱18Fとからなる。手前側支柱18N及び奥側支柱18Fのいずれも、金属製の角パイプ材18aの下端にベースプレート18bを設けて構成され、ベースプレート18bには。ボルト取り付け用の長穴20が設けられている。そして、このベースプレート18bを介してアンカーボルト21により床面Fにほぼ鉛直に立設されて固定されている。
手前側支柱19N及び奥側支柱19Fの棚側移載位置Xに向いた側面には、センサ取付ブラケット22に折り曲げ形成された廻り止め部22rを系合させるための横スリット23がセンサ取り付け高さに対応して多数設けられている。なお、本実施形態では、センサ取り付け高さは、床面Fから300[mm]、600[mm]、900[mm]、1200[mm]の高さに設定してある。
光センサ19は、検出光である赤外線を投射する投光部19Sと投光部19Sが投射した検出光を受光する受光部19Rとからなる透過形光電センサにて構成されている。投光部19Sは奥側支柱18Fに、受光部19Rは手前側支柱18Nに設けられている。投光部19S及び受光部19Rはいずれも、廻り止め部22rを系合させた状態で支柱18にボルト固定されたセンサ取付ブラケット22にて、検出光の光軸が上記設定高さとなるように取り付けられている。このように、各光センサ19の検出光は台車走行経路Ldの横幅方向に沿って投射されるようになっている。
台車走行経路Ldの監視用設定位置Gにおいて物体が存在すると、侵入センサDの4つの光センサ19の検出光のいずれかが遮断されることにより、監視用設定位置Gにおいて台車走行経路Ldに存在する物体を検出することができる。したがって、光センサ19は本発明の物体検出手段として機能し、本実施形態では、物体検出手段が、台車走行経路Ldの横幅方向に沿った検出光を投射する光学式検出手段にて構成されている。
奥側支柱18Fには、監視用設定位置Gにおいて中継台車8に設けられた被検出体としてのサイドプレート8Pを検出する通過センサ24が通過センサ取付ブラケット25を介して設けられている。通過センサ取付ブラケット25は、支柱18と同幅の細長の金属板材をコの字状に折り曲げ加工し、両端部箇所に長穴25aを有する支柱接続面25sを形成してある。そしてコの字の開口部にて最下段の光センサ19及びその取付ブラケット22を跨ぐようにして、奥側支柱18Fの棚側移載位置Xに向いた側面に固定されている。
通過センサ24は、馬蹄形のセンサヘッドモジュールの両先端部に投光部24s及び受光部24rを備えた光軸調整不要の光電スイッチにて構成されている。そして、投光部24s及び受光部24rに形成される光軸が縦向きになるように、馬蹄形のセンサヘッドモジュールの基底部が通過センサ取付ブラケット25のコの字の内面側において取り付けられている。これにより、通過センサ24の投光部24s及び受光部24rは、奥川支柱18Fよりも台車走行経路Ldの内側の位置にて、走行移動する中継台車8と干渉することなく、中継台車8に設けられたサイドプレート8Pを検出することができるようになっている。
このように、通過センサ24は、サイドプレート8Pを検出することで中継台車8が監視用設定位置Gを通過していることを検出するように構成されており、本発明の移動体検出手段として機能している。
また、6台の中継台車8の台車走行経路Ldのうち、経路幅方向に隣接して設けられた台車走行経路Ldにおいて設けられる奥側支柱18Fは、その隣接する台車走行経路Ldについての奥側支柱18Fと兼用するようにしており、これらの隣接する台車走行経路Ldを走行移動する対をなす中継台車8についての通過センサ24を、兼用の奥側支柱18Fに設けた兼用の通過センサ取付ブラケット25に取り付けている。また、隣接する台車走行経路Ldについての光センサ19の投光部19Sも、兼用の奥側支柱18Fに設けた兼用のセンサ取付ブラケット22に取り付けている。
そして、兼用の奥側支柱18Fに設けられた対をなす通過センサ24は、夫々、対応する台車走行経路Ldを走行移動する中継台車8のサイドプレート8Pを検出するようになっている。つまり、本実施形態では、台車走行経路Ldの間に設けられた兼用の奥側支柱18Fに、対をなす中継台車8のサイドプレート8Pの夫々を検出する通過センサ24が対をなして設けられている。
具体的には、図2及び図4に示すように、第1クレーン4aについての右中継台車8aRと第2クレーン4bについての左中継台車8bL、及び、第2クレーン4bについての右中継台車8bRと第3クレーン4cについての左中継台車8cLの夫々が、走行経路が平行に並んで隣接する状態で対をなして設けられており、これらの台車走行経路Ldの間に設けられた奥側支柱18Fが本発明の経路間支持部材に相当する。
サイドプレート8Pについて説明を加えると、サイドプレート8Pは、中継台車8の前後長Tdと略同じ長さの長尺状の板金部材で構成されてりおり、中継台車8の左右の側部のうち、当該中継台車8が移載対象とするスタッカークレーン4についてのクレーン走行経路Lc側と反対側の側部、つまり、奥側支柱18Fが設置された側の側部に設けられている。サイドプレート8Pは、台車の前後方向に沿った略水平面をなしており、その床上高さは、馬蹄形の通過センサ24の両先端部にある投光部及び受光部の中間高さに一致させてある。
そして、中継台車8に設けられたサイドプレート8Pは、奥側支柱18Fが設置された側の側部に設けられているので、上記対をなす中継台車8、すなわち、第1クレーン4aについての右中継台車8aRと第2クレーン4bについての左中継台車8bL、及び、第2クレーン4bについての右中継台車8bRと第3クレーン4cについての左中継台車8cLの2対4台の中継台車8の夫々については、相手側に対向する横側部にサイドプレート8Pを備えていることになる。
なお、サイドプレート8Pは、図3に示すように、中継台車8の前側に、オフセット量Loffだけずらした位置に設けられている。したがって、サイドプレート8Pの前端部は、中継台車8の先端部よりも前側にオフセット量Loffだけ突出した位置に位置しており、サイドプレート8Pの後端部は、中継台車8の後端部よりも後ろ側にオフセット量Loffだけ引退した位置となっている。オフセット量Loffは、光センサ19と通過センサ24の台車走行経路Ld方向の設置間隔Tssを考慮して設定されている。このようなオフセット量Loffにてサイドプレート8Pを中継台車8に配設することで、光センサ19と通過センサ24とが台車走行経路Ld方向で異なる位置に設置されていても、中継台車8が監視用設定位置Gを通過する際に、光センサ19の物体検出情報を通過センサ24の台車検出情報にてキャンセルする時間を適正なものとすることができるようにしている。
侵入センサコントローラH1には、複数の光センサ19及び通過センサ24の検出情報が入力されるようになっている。そして、光センサ19が監視用設定位置Gにおいて台車走行経路Ldに存在する物体を検出した場合は、物体検出情報を、後述するように制御ボックス17に内装された侵入センサコントローラH1に出力し、通過センサ24が監視用設定位置においてサイドプレート8Pを検出した場合は、台車検出情報を侵入センサコントローラH1に出力する。
そして、侵入センサコントローラH1は、制御基盤に実装されたマイクロコンピュータが実行する制御プログラムにおいて、通過センサ24がサイドプレート8Pを検出している間は、中継台車8が監視用設定位置Gを通過していると判別するように構成されている。つまり、侵入センサコントローラH1は、台車検出情報に基づいて、中継台車8が監視用設定位置Gを通過していることを検出するように構成されており、本発明の通過検出手段として機能している。さらに、本実施形態では、通過検出手段が移動体検出手段の検出情報に基づいて、中継台車が監視用設定位置を通過していることを検出するように構成されている。
また、侵入センサコントローラH1は、同制御プログラムにおいて、物体検出情報及び台車検出情報に基づいて、中継台車8が監視用設定位置Gを通過していないにも拘らず監視用設定位置Gに物体が存在する場合は、スタッカークレーン4及び中継台車8の作動を停止させる停止指令を出力するように構成されている。つまり、侵入センサコントローラH1は、本発明の指令手段として機能している。
侵入センサDは6つの台車走行経路Ld毎に設けられているので、侵入センサコントローラH1もこれに対応して6個設けられている。そして、クレーン走行経路Lc毎に設けられた制御ボックス17に、当該クレーン走行経路Lcに対応する左右の台車走行経路Ldについての侵入センサDの侵入センサコントローラH1の2個が内装されている。以下、第1クレーン4aについてのクレーン走行経路Lcの端部側に設けられた制御ボックス17について説明するが、その他の制御ボックス17も同様の構成である。
第1クレーン4aのクレーン走行経路Lcの端部側に設けられた制御ボックス17には、図7に示すように、第1クレーン4aの作動を制御する棚搬送装置用制御手段としてのクレーンコントローラH2以外に、当該スタッカークレーン4についての左中継台車8aLの作動を制御する中継台車用制御手段としての左台車コントローラH3L及び同右中継台車8aRの作動を制御する中継台車用制御手段としての右台車コントローラH3Rと、これらの左右の中継台車の台車走行経路Ldの夫々に設けられた侵入センサDについてのコントローラH1である左侵入センサコントローラH1L及び右侵入センサコントローラH1Rが内装されている。
第1クレーン4aのクレーンコントローラH2は、図外の管理コンピュータから入手庫指令が指令されると、棚側移載位置Xと当該入出庫指令にて指定された物品保管部1との間で物品を搬送するべく、第1クレーン4aの走行作動及び昇降作動を制御する棚搬送制御を実行する。
左台車コントローラH3Lや右台車コントローラH3Rは、クレーンコントローラH2から搬送指令が指令されると、ロータリエンコーダREの検出情報に基づいて走行用電動モータ11の作動を制御して対応する中継台車8を外部側移載位置Yから棚側移載位置Xへ前進走行させ、また、棚側移載位置Xから外部側移載位置Yへ後退走行させる前進後退制御を実行する。
左侵入センサコントローラH1Lが出力する停止指令は、クレーンコントローラH2と左台車コントローラH3Lの双方に入力されるようになっている。そして、左侵入センサコントローラH1Lから停止指令が指令されると、クレーンコントローラH2は、第1クレーン4の作動を停止し、かつ、左台車コントローラH3Lは左中継台車8aLの作動を停止する。
つまり、左侵入センサコントローラH1Lが、光センサ19及び通過センサ24の検出情報に基づいて、左中継台車8aLが監視用設定位置Gを通過していないにも拘らず監視用設定位置Gに物体が存在する場合は停止指令を指令し、この停止指令が指令されると、クレーンコントローラH2及び左台車コントローラH3Lは第1クレーン4及び左中継台車8aLの作動を停止させるように構成されている。
このように、左侵入センサコントローラH1L、第1クレーン4aのクレーンコントローラH2、及び、左中継台車8aLの左台車コントローラH3Lとで本発明の制御手段Hが構成されている。
次に、左侵入センサコントローラH1L、第1クレーン4aのクレーンコントローラH2、及び左中継台車8aLの左台車コントローラH3Lによる侵入監視制御の制御動作を図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップ#1で、左侵入センサコントローラH1Lが、光センサ19の物体検出情報をチェックし、光センサ19がオンしたか否かを判別する。この判別処理は、左侵入センサコントローラH1Lの処理周期(例えば、0.1[μs])ごとに繰り返し行われる。光センサ19がオンでなければ、監視用設定位置Gに物体は存在しないとして、当該処理周期での侵入監視制御は終了する。
光センサ19がオンしていれば、ステップ#2で、左侵入センサコントローラH1Lが通過センサ24の台車検出情報をチェックし、通過センサ24がオンしていれば、中継台車8が監視用設定位置Gを通過しているために光センサ19がオンしているとして、光センサ19がオンであっても、停止指令を出力せずに当該処理周期での侵入監視制御は終了する。
通過センサ24がオフであれば、中継台車8が監視用設定位置Gを通過していないにも拘らず監視用設定位置Gに物体が存在するとして、ステップ#3で、左侵入センサコントローラH1Lが停止指令をクレーンコントローラH2及び左台車コントローラH3Lに出力する。この停止指令に基づいて、ステップ#4で、左台車コントローラH3Lが、前進後退制御を実行中であっても左中継台車8aLを停止させ、ステップ#5でクレーンコントローラH2が棚搬送制御を実行中であっても第1クレーン4aを停止させる。
以上のように、本実施形態では、中継台車8が監視用設定位置Gを通過していないにも拘らず監視用設定位置Gに物体が存在する場合は、スタッカークレーン4及び中継台車8の作動を停止させるようになっており、中継台車8が監視用設定位置Gを通過するときには作業者であると誤検出しないようにしながら、中継台車8の台車走行経路Ldの監視用設定位置Gに作業者が侵入した場合には、スタッカークレーン4及び中継台車8を停止させることができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態は、通過検出手段の構成が異なる点以外は、上記第1実施形態と略同様の構成であるので、以下、第1実施形態と異なる点について通過検出手段の構成を中心に説明する。なお、第2実施形態の説明でも第1実施形態同様に、第1クレーン4a並びにこれに対応する左中継台車8aL及び右中継台車8aRの制御構成を例に説明する。
第1実施形態では、通過検出手段が、監視用設定位置において、長手方向が移動方向に沿うように中継台車に備えられた被検出体を検出する移動体検出手段の検出情報に基づいて、中継台車が監視用設定位置を通過していることを検出するように構成されたものについての実施形態を説明したが、第2実施形態では、通過検出手段が、中継台車の走行経路における位置を計測する位置計測手段の計測情報に基づいて、中継台車が監視用設定位置を通過していることを判別するように構成されているものについての実施形態を説明する。
すなわち、第2実施形態では、左中継台車8aL及び右中継台車8aRのいずれにも、サイドプレート8Pは設けられておらず、また、各台車の台車走行経路Ldの横脇の奥側支柱18Fには通過センサ24は設けられていない。そして、光センサ19は、左台車コントローラH3Lや右台車コントローラH3Rに接続されている。なお、ロータリエンコーダREは、中継台車8が外部側移載位置Yに位置するときの検出値Nxを基準値として、外部側移載位置Yから棚側移載位置X側へ前進走行するに従って基準値から走行量に応じた量だけ検出値Ndが増加する形態で出力するように構成されている。
左台車コントローラH3Lは、第1実施形態同様に、実装されたマイクロコンピュータが制御プログラムを実行することにより、前進後退制御を行うほか、光センサ19及びロータリエンコーダREの検出情報に基づいて、左中継台車8aLが監視用設定位置Gを通過していないにも拘らず監視用設定位置Gに物体が存在する場合は、第1クレーン4a及び左中継台車8aLの作動を停止させる侵入監視制御を行うように構成されている。侵入監視制御用のプログラムは、左台車コントローラH3Lの制御周期(例えば、0.1[μs])ごとに周期的に実行される。
侵入監視制御について説明すると、図10のフローチャートに示すように、ステップ#1で、光センサ19がオンしているかチェックし、光センサ19がオンしていなければ、監視用設定位置Gに物体は存在していないとして、当該処理周期での侵入監視制御を終了する。
ステップ#1で、光センサ19がオンしていれば、そのときに、中継台車8aが監視用設定位置Gを通過しているか否を判別する。すなわち、ステップ#2で、このときのロータリエンコーダREの検出値Ndを取得し、その値Ndが、先端通過時検出値N1以上後端通過時検出値N2以下に設定された通過時検出値範囲に属するか否かを判別する。先端通過時検出値N1は、左中継台車8aLの先端部が監視用設定位置Gに位置するときのロータリエンコーダREの検出値であり、後端通過時検出値N2は、左中継台車8aLの後端部が監視用設定位置Gに位置するときのロータリエンコーダREの検出値である。
そして、ステップ#2で、ロータリエンコーダREの検出値Ndが通過時検出値範囲に属する場合は、左中継台車8aLが監視用設定位置Gを通過したことにより光センサ19がオンしたとして、停止処理を実行せずに、当該処理周期での侵入監視制御を終了する。ステップ#2で、ロータリエンコーダREの検出値Ndが通過時検出値範囲に属さない場合は、ステップ#4で、停止処理を実行する。
このように、侵入監視制御のステップ#2及びステップ#3(以下、通過検出処理という。)では、ロータリエンコーダREの検出情報に基づいて左中継台車8aLが監視用設定位置Gを通過していることを検出するので、左台車コントローラH3Lが実行する侵入監視制御における通過検出処理が、本発明の通過検出手段に相当する。
ステップ#4の停止処理では、左台車コントローラH3Lは、前進後退制御を行っているときには、左中継台車8aLの作動を停止させ、前進後退制御を行っていないとき、つまり、搬送指令の待機状態であれば、その後の前進後退制御の実行を禁止する禁止フラグをセットして、侵入監視制御で停止処理が実行された後は前進後退制御が実行されないようにしている。なお、この禁止フラグは、作業者が禁止解除操作をおこなうことで、リセットされるようにすればよい。
また、停止処理では、左台車コントローラH3Lは、第1クレーン4aの作動を停止させる停止指令を第1クレーン4aについてのクレーンコントローラH2に指令する。これにより、クレーンコントローラH2が棚搬送制御を行っているときには、第1クレーン4aの作動を停止させ、棚搬送制御を行っていないとき、つまり、入手庫指令の待機状態であれば、その後の棚搬送制御の実行を禁止する禁止フラグをセットして、侵入監視制御で停止処理が実行された後は棚搬送制御が実行されないようにしている。なお、この禁止フラグは、作業者が禁止解除操作をおこなうことで、リセットされるようにすればよい。
このように、左台車コントローラH3L及びクレーンコントローラH2は、左中継台車8aL及び第1クレーン4aの作動を制御し、光センサ19及び通過検出処理による検出情報に基づいて、左中継台車8aLが監視用設定位置Gを通過していないにも拘らず監視用設定位置Gに物体が存在する場合は、第クレーン4a及び左中継台車8aLの作動を停止させるように構成されている。つまり、本発明の制御手段Hが左台車コントローラH3L及びクレーンコントローラH2にて構成されている。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、位置計測手段がロータリエンコーダREにて構成されたものを例示したが、これに代えて、位置計測手段が、レーザ距離計のように、床面に設定された基準位置に設けられた反射部材との距離を計測する光学式の測距手段を用いて構成してもよい。
(2)上記実施形態では、中継台車、経路間支持部材、移動体検出手段の具体構成の一例を示したが、これらの具体構成は適宜変更可能である。例えば、移動体検出手段を、光電センサに代えて近接センサにて構成してもよい。
(3)上記実施形態では、光学式検出手段として、光センサを4個設けて、4本の水平光軸を形成するようにしたものを例示したが、これに代えて、例えば、5個以上の光センサを設けて構成したものや、単一の光センサを設けて構成したものであってもよい。
(4)上記実施形態では、物体検出手段が、走行経路の横幅方向に沿った検出光を投射する光学式検出手段にて構成されているものを例示したが、これに限らず、例えば、物体検出手段として、走行経路の上下高さ方向に沿った検出光を投射する光学式検出手段にて構成されているものであってもよい。また、物体検出手段としては、検出光を投射する光学式検出手段でなくても、検出音波を投射する音波式検出手段であってもよい。
自動倉庫全体の概略平面図 第1実施形態における対をなす中継台車及びそれらの台車走行経路の斜視図 第1実施形態における中継台車及び台車走行経路の側面図 第1実施形態における中継台車及び台車走行経路の棚側移載位置から見た背面図 第1実施形態における奥側支柱の(a)側面図及び(b)斜視図 第1実施形態における手前側支柱の(a)側面図及び(b)斜視図 第1実施形態における制御ブロック図 第1実施形態における侵入監視制御のフローチャート 第2実施形態における制御ブロック図 第2実施形態における侵入監視制御のフローチャート
符号の説明
X 棚側移載位置
Y 外部側移載位置
Ld 走行経路
G 監視用設定位置
Td 台車全長
H 制御手段
H1 指令手段
H2 棚搬送装置用制御手段
H3 中継台車用制御手段
RE 位置計測手段
2 物品保管棚
4 棚搬送装置
8 中継台車
8P 被検出体
18F 経路間支持部材
19 光学式検出手段(物体検出手段)
24 通過検出手段(移動体検出手段)

Claims (6)

  1. 中継台車が、物品保管棚に備えさせた棚搬送装置との間で物品を移載する棚側移載位置と外部との間で物品を移載する外部側移載位置とに往復移動自在に設けられた物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置であって、
    前記棚側移載位置と前記外部側移載位置との間に設定された監視用設定位置において前記中継台車の走行経路に存在する物体を検出する物体検出手段と、
    前記中継台車が前記監視用設定位置を通過していることを検出する通過検出手段とが設けられ、
    前記棚搬送装置及び前記中継台車の作動を制御する制御手段が、前記物体検出手段及び前記通過検出手段の検出情報に基づいて、前記中継台車が前記監視用設定位置を通過していないにも拘らず前記監視用設定位置に物体が存在する場合は、前記棚搬送装置及び前記中継台車の作動を停止させるように構成されている物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置。
  2. 前記制御手段が、前記棚搬送装置の作動を制御する棚搬送装置用制御手段と、前記中継台車の作動を制御する中継台車用制御手段と、前記物体検出手段及び前記通過検出手段の検出情報に基づいて、前記棚搬送装置及び前記中継台車の作動を停止させる停止指令を、前記棚搬送装置用制御手段及び前記中継台車用制御手段に対して指令する指令手段とから構成されている請求項1記載の物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置。
  3. 前記中継台車が、移動方向の台車全長に対応した長さの被検出体を、その長手方向が移動方向に沿うように備えて構成され、
    前記通過検出手段が、前記監視用設定位置において前記被検出体を検出する移動体検出手段の検出情報に基づいて、前記中継台車が前記監視用設定位置を通過していることを検出するように構成されている請求項2記載の物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置。
  4. 前記中継台車が、その走行経路が平行に並んで隣接する状態で対をなして設けられ、
    前記対をなす中継台車の夫々が、相手側に対向する横側部に前記被検出体を備えて構成され、
    前記走行経路の間に設けられた経路間支持部材に、前記対をなす中継台車の前記被検出体の夫々を検出する前記移動体検出手段が対をなして設けられている請求項3記載の物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置。
  5. 前記通過検出手段が、前記中継台車の前記走行経路における位置を計測する位置計測手段の計測情報に基づいて、前記中継台車が前記監視用設定位置を通過していることを判別するように構成されている請求項1記載の物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置。
  6. 前記物体検出手段が、前記走行経路の横幅方向に沿った検出光を投射する光学式検出手段にて構成されている請求項1〜5の何れか1項記載の物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置。
JP2008062604A 2008-03-12 2008-03-12 物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置 Active JP4936073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008062604A JP4936073B2 (ja) 2008-03-12 2008-03-12 物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008062604A JP4936073B2 (ja) 2008-03-12 2008-03-12 物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009215031A JP2009215031A (ja) 2009-09-24
JP4936073B2 true JP4936073B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=41187321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008062604A Active JP4936073B2 (ja) 2008-03-12 2008-03-12 物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4936073B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111348358A (zh) * 2018-12-24 2020-06-30 菜鸟智能物流控股有限公司 物流对象转运装置、物流对象管理设备及控制方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08169505A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Hitachi Ltd 安全装置を有する自動化倉庫
JP3534231B2 (ja) * 1998-11-06 2004-06-07 株式会社ダイフク 物品保管設備における物品入出庫装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009215031A (ja) 2009-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7575407B2 (en) Article storage facility
KR101520352B1 (ko) 자동 창고
DK2100831T3 (en) Pallet truck and pallet truck
TWI397493B (zh) Item handling device
TWI400187B (zh) 物品收納設備及其控制方法
KR101733544B1 (ko) 화물 비상 반출이 가능한 물류 자동창고 시스템
JP2007070106A (ja) 物品収納設備における物品搬送装置
TW201619027A (zh) 暫時保管系統、使用其之搬送系統及暫時保管方法
JP2008063032A (ja) 移動体の走行設備
US20160293468A1 (en) Article Transport Facility
CN113353518A (zh) 用于检查仓库的系统
JP6690300B2 (ja) スタッカクレーン
JP2005053642A (ja) 自動倉庫およびクレーン制御システム
JP4936073B2 (ja) 物品保管設備の物品入出庫装置における障害物検出装置
JP5765577B2 (ja) スタッカークレーン
US20060051190A1 (en) Article storage system
JP5549868B2 (ja) 物品収納設備
KR102124818B1 (ko) 물품 이송 대차용 포크 어셈블리
JP2006160402A (ja) コンテナクレーンにおけるシャシ位置検出装置
JP4893966B2 (ja) 自動倉庫
JP4399737B2 (ja) 物品移載装置
JP3562437B2 (ja) 荷積みシステム
JP7456266B2 (ja) 自動倉庫
JP5229549B2 (ja) 物品収納設備及びレールの支持構造
JP2003054888A (ja) 三方向スタッキングトラック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120126

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4936073

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250