JPH11319233A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JPH11319233A
JPH11319233A JP10152221A JP15222198A JPH11319233A JP H11319233 A JPH11319233 A JP H11319233A JP 10152221 A JP10152221 A JP 10152221A JP 15222198 A JP15222198 A JP 15222198A JP H11319233 A JPH11319233 A JP H11319233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
winning opening
round
winning
rounds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10152221A
Other languages
English (en)
Inventor
Keita Ishizuka
径太 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP10152221A priority Critical patent/JPH11319233A/ja
Publication of JPH11319233A publication Critical patent/JPH11319233A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラウンド制で大入賞口が開放される場合に獲
得した利益に応じてラウンド数を変動させ、その結果
「おまけ」としての入賞を制御するようにして遊技性を
高めた遊技機を提供すること。 【解決手段】 可変表示装置15の表示画面15aの図
柄が所定の配列で停止すると常時は閉鎖している大入賞
口22が開放される。大入賞口22は遊技球が入賞する
毎に規定賞球数を放出し、規定入賞数に達するか所定時
間経過すると一旦同入賞口を閉鎖する。この一連の入賞
口開閉動作を繰り返し行う。大入賞口22の開放から閉
鎖までを一ラウンドとし、大入賞口22の開放閉鎖動作
を複数のラウンドで構成する。ラウンド数が増えると逆
に規定入賞数が減少するような制御が行われる。ラウン
ド数及び規定入賞数は停止図柄によって決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の遊技モード
に移行することで常時は閉鎖されている大入賞口を開放
状態として大量の賞球を遊技者に与えるようにした遊技
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から所定の条件の成立、例えばパチ
ンコ機では遊技領域に配置された遊技球の始動口への入
賞或いは始動ゲートの通過に基づいて可変表示装置に可
変表示動作を行わせる遊技機があった。例えば第1種始
動口付きパチンコ機ではこのような可変表示装置の可変
表示動作の結果可変表示される複数の図柄が所定の配列
で停止すると常時は閉鎖されている大入賞口が開放され
る。そして、遊技球の多くがこの大入賞口に導かれるた
め遊技者は遊技の主目的である大量の賞球を獲得するこ
とが可能となる。大入賞口が開放されるのは遊技者の遊
技の主目的であるとしても、一旦図柄が揃えば無条件に
一度に大量の賞球を放出できるのでは賭博性が強すぎか
えって遊技の興趣もそがれることとなる。そのため、大
入賞口の開閉閉鎖動作においては一定の賞球放出の歯止
めが設けられている。具体的には例えばラウンド制を採
用していることが挙げられる。ラウンド制とは大入賞口
の開放から閉鎖までの間を1ラウンドとして複数のラウ
ンドを連続的に繰り返し大入賞口の開閉動作をさせるも
のである。各ラウンドにおいて所定の開放時間が経過す
るか或いは所定の入賞数がカウントされると大入賞口が
一旦閉鎖されるようになっている。
【0003】例えば、遊技者に16ラウンドの利益を与
えるとする。1ラウンドの遊技条件として30秒経過す
るかあるいは10個の入賞があると大入賞口が閉鎖され
1ラウンドは終了するように設定する。この条件で各ラ
ウンドで30秒のタイムリミット内に10個の入賞があ
ればその回のラウンドは終了し、次のラウンドに移行す
る。そして、入賞に対する賞球を15個とするとすべて
のラウンドにおいて10個の入賞があると遊技者に最高
2400個の賞球が与えられる計算となる(これを目標
出球数或いは出球という)。ところが10個の入賞がな
くとも30秒のタイムリミットとなれば大入賞口は閉鎖
されてしまうため場合によっては必ずしも目標出球数に
達しないこともある。このようにラウンド制として各ラ
ウンド毎に所定条件をクリアすることを遊技者に求める
ようになっているため、一旦大入賞口が開放されると長
時間開放されたままであったり、あるいは一気に所定の
入賞数となるまで開放されたりする場合に比べ遊技者の
関与が多くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ラウンド制において上記のような賞球15個/入賞10
個/16ラウンドの設定で実際に各ラウンドで10個の
入賞があったしても目標出球数の2400個よりも獲得
した賞球のほうが多いという現象が生じる場合がある。
これは、10個目の入賞がありその回のラウンドが終了
して大入賞口が閉鎖される際に最後の10個目の入賞と
ほぼ同時にいくつかの遊技球が大入賞口に入賞すること
があるからである。これは一種の「おまけ」的な入賞で
あるが、例えば上記16ラウンドの利益が与えられると
してその半分の8ラウンドで1個ずつの「おまけ」があ
ったと仮定すれば、全ラウンドを通じて計120個もの
賞球の追加となる。このように、ラウンド制を採用して
いるため必然的に「おまけ」が生じるのであるから従来
は単に遊技上のサービスの一種と捉えており、この「お
まけ」としての入賞を積極的に遊技の利益として活用す
る思想はなかった。本発明は、このような従来の技術に
存在する問題点に着目してなされたものである。その目
的とするところは、ラウンド制で大入賞口が開放される
場合に獲得した利益に応じてラウンド数を変動させ、そ
の結果「おまけ」としての入賞を制御するようにして遊
技性を高めた遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、所定の遊技条件の成
立に基づき可変表示装置の表示画面に所定の配置で図柄
を可変表示させ、その可変表示の結果が所定の停止表示
態様となる場合に遊技者に有利な遊技モードに移行さ
せ、同遊技モード中に常時は閉鎖している入賞口を開放
して遊技球を同入賞口内に導き、同入賞口に遊技球が入
賞する毎に規定賞球数を放出させる一方、規定入賞数に
達すると一旦同入賞口を閉鎖する一連の入賞口開閉動作
の複数回の繰り返しを可能とした遊技機において、前記
入賞口開閉動作回数と入賞口が閉鎖するための規定入賞
数を互いに負の相関関係が生じるようなパラメータとし
遊技者の獲得した遊技モードの内容に応じてこれらのパ
ラメータを変更させるようにしたことを要旨とする。
【0006】このような構成では、遊技が進行し所定の
遊技条件が成立すると可変表示装置の表示画面に所定の
配置で図柄が可変表示され、その表示の結果所定の停止
表示態様となると遊技者に有利な遊技モードに移行す
る。この遊技モードとは例えば第1種始動口付きパチン
コ機では大当たりを獲得した状態であり、第3種始動口
付きパチンコ機では獲得した大当たりを実行した状態を
いう。このとき、常時は閉鎖している入賞口は開放され
て遊技球の多くが同入賞口内に導かれる、同入賞口に遊
技球が入賞する毎に規定賞球数が放出させられる。そし
て規定入賞数に達すると一旦同入賞口を閉鎖する。この
開放から閉鎖までを「1ラウンド」と呼称する。有利な
遊技モードにおいてはこの入賞口の開閉動作であるラウ
ンドを複数回繰り返し行う。ここに、前記入賞口開閉動
作回数(ラウンド数)と入賞口が閉鎖するための規定入
賞数を互いに負の相関関係が生じるようなパラメータと
し変更可能とする。例えば、遊技者に利益として16ラ
ウンドが与えられ各ラウンドの規定入賞数10とする。
これをラウンド数を倍にして32ラウンドとする代わり
に各ラウンドの規定入賞数5としたりすることが考えら
れる。また、1ラウンド減らして15ラウンド数とする
代わりに各ラウンドの規定入賞数11とすることも可能
である。このようにラウンド数を増やす場合には規定入
賞数を減らし、逆にラウンド数を減らす場合には規定入
賞数を増やすように設定する。ラウンド数が増えるほど
規定入賞数目の入賞とほぼ同時にいくつかの遊技球が入
賞口に入賞する可能性が増し、賞球の点で有利となる。
【0007】また、請求項2の発明では請求項1に記載
の発明の構成に加え前記入賞口開閉動作回数と同入賞口
が閉鎖するための遊技球の規定入賞数と同遊技球の入賞
毎に与えられる規定賞球数とを乗算して得られる目標賞
球数を遊技モードの内容に応じて設定するとともに、目
標賞球数を一定に設定した状態で前記入賞口開閉動作回
数と規定入賞数をパラメータとして変更させるようにし
たことを要旨とする。このような構成では請求項1の作
用に加え、各ラウンドにおける入賞口が閉鎖するための
遊技球の規定入賞数と同遊技球の入賞による規定賞球数
は決まっており、ラウンド数を乗して目標賞球数が算出
されるところ目標賞球数はそのままで入賞口開閉動作回
数と規定入賞数とを反比例の関係とする。例えば、遊技
者に利益として16ラウンドが与えられ各ラウンドの規
定入賞数10とする。また、入賞による賞球は15個と
する。この時、目標賞球数は2400個と計算できる。
この目標賞球数を一定にするならばラウンド数を倍にし
て32ラウンドとすれば代わりに各ラウンドの規定入賞
数は5となり、逆にラウンド数を8ラウンドとすれば代
わりに各ラウンドの規定入賞数は20となる。
【0008】
【発明の効果】 上記発明では、ラウンド数が増えるほ
ど規定入賞数目の遊技球の入賞とほぼ同時にいくつかの
遊技球が入賞口に入賞する確率が増し、賞球の点で有利
となる。したがって、有利な遊技モードにおいて遊技者
はラウンド数が多い場合を望むこととなり従来にない新
たな遊技体験が可能となるため遊技機における遊技の興
趣が高まる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施の形態であ
る第1種始動口付きパチンコ機(以下単にパチンコ機と
いう)を説明する。図1〜図13に基づいてパチンコ機
の実施の形態を説明する。図1はパチンコ機の遊技盤3
の遊技面上の構成である。遊技盤3の中央には可変表示
装置たる特別図柄表示装置(以下単に表示装置という)
15が組み込まれている。表示装置15については後述
する。表示装置15の上部には普通図柄表示装置16が
併設されている。普通図柄表示装置16は発光ダイオー
ド(LED)よりなる保留表示部たる4つの保留ランプ
16a〜16dと普通図柄表示部たるLEDよりなる7
セグ表示部17を有している。
【0010】表示装置15の下方には第1種始動口18
が配置されている。第1種始動口18には球検出手段た
る近接スイッチ18aが併設されている(遊技盤3の裏
面側)。第1種始動口18の入り口には一対の開閉羽根
19が併設されており、遊技球を案内する開放位置と、
第1種始動口18内に遊技球が入りにくくなる閉塞位置
を採りうる。第1種始動口18への入賞に基づいて前記
表示装置15が駆動される。本実施の形態では第1種始
動口18への入賞による賞球は7個/入賞球である。開
閉羽根19は遊技盤3の裏面側に配設されたソレノイド
19aによって駆動される。
【0011】表示装置15の両側方には一対の通過ゲー
ト20が配置されている。同ゲート20には遊技球の通
過を検出する球検出手段たる近接スイッチ20aが埋設
されている(遊技盤3の裏面側)。通過ゲート20を遊
技球が通過すると前記普通図柄表示装置16が作動す
る。普通図柄表示装置16は本実施の形態では「0」か
ら「9」までの数字を可変表示して7セグ表示部17に
セグメント表示させ、所定の数字(本実施の形態では
「7」)で停止した場合第1種始動口18の開閉羽根1
9を一定時間継続的に開放させる。普通図柄表示装置1
6は遊技球の通過ゲート20への通過回数を4回まで記
憶することができ、保留ランプ16a〜16dでその保
留数を表示する。したがって、4つの保留ランプ16a
〜16dが点灯している状態で遊技球が通過ゲート20
を通過してもカウントされず、保留ランプ16a〜16
dが点灯している限り遊技球が通過ゲート20を通過し
なくとも保留数に応じた回数だけ普通図柄表示装置16
は作動する。各通過ゲート20の下方には普通入賞口2
1が配置されている。普通入賞口21には球検出手段た
る近接スイッチ21aが併設されている(遊技盤3の裏
面側)。本実施の形態では普通入賞口21への入賞によ
る賞球は10個/入賞球である。
【0012】前記第1種始動口18の下方には大入賞口
22が配置されている。大入賞口22は常時はシャッタ
23が閉塞されており、前記表示装置15が作動されて
特別遊技状態となると開放される。シャッタ23は遊技
盤3の裏面側に配設されたソレノイド23aによって駆
動される。大入賞口22の通路内にはVゾーン24が設
けられている。同Vゾーン24には同ゾーン24を通過
する遊技球を検出する球検出手段たる近接スイッチ24
aが併設されている(遊技盤3の裏面側)。また、大入
賞口22へ入賞する遊技球全体を検出する球検出手段た
る近接スイッチ22aが併設されている。本実施の形態
では大入賞口22への入賞による賞球は15個/入賞球
である。
【0013】遊技盤3上には遊技面及び表示装置15を
包囲するように電光装飾部25が配置されている。電光
装飾部25は透明又は半透明のプラスチック製のパネル
であって、パネルの裏面にLEDよりなる装飾ランプ2
5a〜25oが所定間隔で配置されている。各装飾ラン
プ25a〜25oは遊技状態に応じて点滅する。次に、
前記表示装置15について更に詳しく説明する。表示装
置15は液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示画面
15aを備えている。第1種始動口18への遊技球の入
賞に基づいて表示画面15aにおいて可変表示が行われ
る。表示画面15aの上部にはLEDよりなる4つの蓄
積数報知手段たる保留ランプ34a〜34dが配設され
ている。保留ランプ34a〜34dは表示装置15の取
付基板の裏面に組み込まれている。保留ランプ34a〜
34dは可変表示中に新たな遊技球が第1種始動口18
へ入賞した場合にカウントされた入賞回数を遊技者に表
示するものである。
【0014】図2及び図3に示すように、表示画面15
aには左図柄列表示領域30、右図柄列表示領域31及
び中図柄列表示領域32の3つの表示領域が形成されて
いる。各図柄列表示領域30〜32には数字図柄が直列
に配置された図柄列が表示される。各図柄列の図柄は図
2に示すようにあたかもスロットルマシンのドラムが回
転して図柄が上方から下方に向かって次々と変わってい
くように、表示画面15a上方から下方に向かってスク
ロールされる。図3に示すように、表示画面15aには
各図柄列表示領域30〜32において図柄の変動が終了
して確定した段階で図柄が停止して横3列、斜め2列の
5列つの停止ラインLが形成される。図柄列の変動は遊
技球が第1種始動口18に入賞することで開始し、本実
施の形態では所定の時間変動すると左図柄列、右図柄列
及び中図柄列の順に停止させられる。
【0015】ここに、変動が終了して各図柄列表示領域
30〜32の図柄列が停止した状態で、いずれかの停止
ラインL上の3つの停止図柄が揃った場合を「大当たり
状態」という。本実施の形態では「1」から「9」まで
のいずれかの数字図柄が停止ラインLに停止した場合に
(例えば「7」「7」「7」のように)大当たり状態と
なる。大当たり状態とは本実施の形態では大入賞口22
が開放されて入賞が格段に増える状態であって、利益と
して多くの賞球を獲得できる状態である。また、ある停
止ラインLに上記左図柄列及び右図柄列の2つの図柄が
揃って停止した状態を「リーチ」という。このリーチ状
態から同じ図柄で3つ目の中図柄列の図柄が停止ライン
L上に停止すると上記大当たり状態となる。一方、3つ
目の中図柄列の停止図柄が上記左図柄列及び右図柄列の
2つの停止図柄と異なった場合にはリーチではあったが
大当たり状態とならなかったということでそのときのリ
ーチを「外れリーチ」という。また、いずれの停止ライ
ンLにおいても左図柄列の停止図柄と右図柄列の停止図
柄が異なる場合には中図柄列の停止図柄を確認するまで
もなくこの段階で大当たり状態とならないことが確実で
ある。このときを「外れ」の状態という。尚、本実施の
形態では変動開始から図柄が止まるまでの1回の可変表
示は8秒に設定されている。
【0016】更に、本実施の形態では大当たりの種類と
してノーマル当たりの外に特別当たりが用意されてい
る。特別当たりはノーマル当たりに比べて遊技者に与え
られる利益の大きい大当たりであり、特別当たりではノ
ーマル当たりの目標賞球数(出球)よりも倍となるよう
に設定されている。すなわち、ノーマル当たりとなった
場合には大当たり中の総入賞数を80個と設定する。上
記のように大入賞口22への入賞による賞球は15個/
入賞球であるため目標賞球数は1200個と計算され
る。これが、特別当たりとなった場合には大当たり中の
総入賞数を160個と設定するため目標賞球数は240
0個と計算される。特別当たりの可変表示動作における
表示画面15aではノーマル当たりと異なる背景画面、
キャラクターが画像として出現し、また音声報知も異な
るため遊技者において区別が可能である。
【0017】表示部15aにおける変動表示動作中にお
いて更に次の遊技球が第1種始動口18へ入賞した場
合、その遊技球の変動表示は現在行われている変動表示
動作の終了後に行われる。つまり、変動表示動作は待機
(保留)させられる。変動表示動作の保留回数は前記4
つの保留ランプ34a〜34dの点灯によって遊技者に
報知される。この保留される変動表示動作は本実施の形
態では保留最大回数は4回に設定されているが、変更可
能である。更に大当たり状態となるとこれを遊技者に改
めて報知するため上記の変動表示動作の画面に代わって
表示画面15aに「大当たり報知画面」が表示される。
「大当たり報知画面」では遊技者の注目を集めるため表
示部15aには「大当たり」の文字が大きく表示され
る。そして大入賞口22が開放される。また、効果音が
変化する。
【0018】大入賞口22の開閉動作はラウンド制を採
っている。ラウンド制とは大入賞口22の開放から閉鎖
までの間を1ラウンドとして複数のラウンドを連続的に
繰り返し大入賞口22の開閉動作をさせるものである。
各ラウンドにおいて所定の開放時間が経過するか或いは
所定の入賞数がカウントされると大入賞口22が一旦閉
鎖されるようになっている。開放時間と入賞数は大当た
りとなった図柄及びノーマル当たりか特別当たりかによ
ってそれぞれ異なる。本実施の形態ではノーマル当たり
時において停止図柄に応じて次のA〜Dのような開放時
間と入賞数を採りうる。 A.「1」「1」「1」、「3」「3」「3」、「7」
「7」「7」又は「9」「9」「9」のいずれかの図柄
が停止図柄となった場合には大入賞口22は一旦開放さ
れた後、15秒経過か、あるいは15秒以内に大入賞口
22に遊技球が5個入賞した場合のいずれかに閉鎖され
る。これを1ラウンドとして最高16ラウンドまで大当
たり状態が続く。 B.「2」「2」「2」又は「8」「8」「8」のいず
れかの図柄が停止図柄となった場合には大入賞口22は
一旦開放された後、30秒経過か、あるいは30秒以内
に大入賞口22に遊技球が10個入賞した場合のいずれ
かに閉鎖される。これを1ラウンドとして最高8ラウン
ドまで大当たり状態が続く。 C.「6」「6」「6」の図柄が停止図柄となった場合
には大入賞口22は一旦開放された後、45秒経過か、
あるいは45秒以内に大入賞口22に遊技球が20個入
賞した場合のいずれかに閉鎖される。これを1ラウンド
として最高4ラウンドまで大当たり状態が続く。 D.「4」「4」「4」の図柄が停止図柄となった場合
には大入賞口22は一旦開放された後、55秒経過か、
あるいは55秒以内に大入賞口22に遊技球が40個入
賞した場合のいずれかに閉鎖される。これを1ラウンド
として最高2ラウンドまで大当たり状態が続く。
【0019】また、特別当たり時においては停止図柄に
応じて次のE〜Hのような開放時間と入賞数を採りう
る。 E.「1」「1」「1」、「3」「3」「3」、「7」
「7」「7」又は「9」「9」「9」のいずれかの図柄
が停止図柄となった場合には大入賞口22は一旦開放さ
れた後、15秒経過か、あるいは15秒以内に大入賞口
22に遊技球が5個入賞した場合のいずれかに閉鎖され
る。これを1ラウンドとして最高32ラウンドまで大当
たり状態が続く。 F.「2」「2」「2」、「5」「5」「5」又は
「8」「8」「8」のいずれかの図柄が停止図柄となっ
た場合には大入賞口22は一旦開放された後、30秒経
過か、あるいは30秒以内に大入賞口22に遊技球が1
0個入賞した場合のいずれかに閉鎖される。これを1ラ
ウンドとして最高16ラウンドまで大当たり状態が続
く。 G.「6」「6」「6」の図柄が停止図柄となった場合
には大入賞口22は一旦開放された後、45秒経過か、
あるいは45秒以内に大入賞口22に遊技球が20個入
賞した場合のいずれかに閉鎖される。これを1ラウンド
として最高8ラウンドまで大当たり状態が続く。 H.「4」「4」「4」の図柄が停止図柄となった場合
には大入賞口22は一旦開放された後、55秒経過か、
あるいは55秒以内に大入賞口22に遊技球が40個入
賞した場合のいずれかに閉鎖される。これを1ラウンド
として最高4ラウンドまで大当たり状態が続く。 上記各開放時間内に規定入賞数に達しない場合は「パン
ク」と称して大入賞口22は一旦閉鎖されその回のラウ
ンドは終了してしまう。また、Vゾーン24を遊技球が
通過する限りは次のラウンドに移行できるが、遊技球が
通過しなかった場合には大当たり状態はそのラウンドで
終了する。したがって、遊技状況によっては目標賞球数
に達することなく大当たり状態が終了してしまうことも
ある。このようにVゾーン24を遊技球が通過しないで
全ラウンドを使い切らずに終了することも「パンク」と
称する。また、獲得したラウンド数と規定入賞数は前記
表示画面15aの「大当たり報知画面」に前記「大当た
り」の文字と交互に表示される。
【0020】次に、図4に基づいて本実施の形態のパチ
ンコ機の電気的構成について説明する。図示しない制御
装置ユニット内にはリードオンリーメモリ(ROM)4
1、ランダムアクセスメモリ(RAM)42、中央処理
装置(CPU)43が配設されている。第1の主記憶装
置としてのROM41はパチンコ機の制御プログラムや
制御プログラムを実行するための初期データをあらかじ
め記憶する。第2の主記憶装置としてのRAM42は新
たな入力データやCPU43による演算結果を一旦記憶
する。CPU43はこれらメモリのプログラムやデー
タ、更に検出手段たる近接スイッチ18a,20a,21
a,22a,24aの検出値等に基づいて各種演算処理を
実行する。また、CPU43はスピーカ8、表示部15
a、7セグ表示部17、ソレノイド19a,23a、保
留ランプ16a〜16d、34a〜34d、装飾ランプ
25a〜25oを制御する。
【0021】CPU43は各種カウンタ及び入賞判定フ
ラグFEを有する。カウンタとしては例えば入賞カウン
タCVや、ラウンドカウンタCRや、内部乱数カウンタ
CI等がある。入賞カウンタCVは大入賞口22への入
賞球数をカウントするためのものである。ラウンドカウ
ンタCRは大当たり時においてラウンド数をカウントす
るためのものである。内部乱数カウンタCIは大当たり
を決定するものである。内部乱数カウンタCIは所定時
間(本実施の形態では2ms)毎に「1」加算される
(更新される)。CPU43は同カウンタCIが加算さ
れる毎にROM41内の乱数テーブルから各カウンタに
応じた乱数を取り出す。同カウンタCIはループを形成
しておりそれぞれ1巡すると初期値に戻される。入賞判
定フラグFEは大入賞口22の開放又は閉鎖の制御に使
用するものである。
【0022】また図5に示すように、ROM41内部に
はノーマル当たりとするか特別当たりとするかを決定す
るための乱数テーブルT1が格納されている。CPU4
3は大当たり時に「00」〜「99」までの数字を乱数
値として任意に取り出し、「00」〜「74」の乱数を
値として得た場合には特別当たりとし「75」〜「9
9」の乱数を値として得た場合にはノーマル当たりとす
る。また、図6に示すように、ROM41内部には大当
たり停止図柄を決定するための乱数テーブルT2が格納
されている。CPU43は大当たり時に「100」〜
「199」までの数字を乱数値として任意に取り出し大
当たり図柄を決定する。「100」〜「109」を値と
して得た場合には「1」「1」「1」、「110」〜
「119」を値として得た場合には「3」「3」
「3」、「120」〜「129」を値として得た場合に
は「7」「7」「7」、「130」〜「139」を値と
して得た場合には「9」「9」「9」、「140」〜
「149」を値として得た場合には「2」「2」
「2」、「150」〜「159」を値として得た場合に
は「5」「5」「5」、「160」〜「169」を値と
して得た場合には「8」「8」「8」、「170」〜
「184」を値として得た場合には「6」「6」
「6」、「185」〜「199」を値として得た場合に
は「4」「4」「4」が選択される。
【0023】次に、このように構成されたパチンコ機の
作用について説明する。まず、図7に基づいてCPU4
3により実行される「当たり処理ルーチン」について説
明する。CPU43はステップS1において、第1種始
動口18への入賞があったか否かを判断する。この判断
条件が成立しない場合には一旦処理を終了する。この判
断条件が成立されている場合にはステップS2において
図柄表示処理を行う。ここで図8に基づいてCPU43
により実行される「表示図柄振り分けサブルーチン」に
ついて説明する。
【0024】ステップS11において、CPU43は内
部乱数カウンタCIの値の基づいて大当たりか否かを判
断する。大当たりであるとステップS12において大当
たり図柄表示処理を行う。一方、大当たりではないと判
断するとステップS13で外れリーチ表示を行うか否か
を判断する。ステップS13の判断条件が成立するとC
PU43はステップS14で外れリーチ図柄表示処理を
行う。一方、ステップS13の判断条件が成立しないと
CPU43はステップS15で外れ図柄表示処理を行
う。本実施の形態ではステップS12の大当たり図柄表
示処理のサブルーチンついてのみ説明し、外れリーチ図
柄表示処理と外れ図柄表示処理の詳細は省略する。大当
たり図柄表示処理のサブルーチンについて図9及び図1
0に基づいて説明する。CPU43はステップS101
で「00」〜「99」の乱数から乱数取り出し回路によ
って乱数を取り出し、ステップS102でその乱数が乱
数テーブルT1(図5)に基づいてノーマル当たりを選
択するものか否かを判断する。ノーマル当たりを選択す
るのは「75」〜「99」のいずれかの乱数値を取り出
した場合であって、大当たりにおいてノーマル当たりを
選択する確率は25パーセントである。
【0025】この判断が成立する場合にはCPU43は
ステップS103で乱数取り出し回路によって「10
0」〜「199」の乱数から1つの乱数を取り出す。ス
テップS104でその乱数が乱数テーブルT2(図6)
に基づいて「1」「1」「1」、「3」「3」「3」、
「7」「7」「7」又は「9」「9」「9」のいずれか
の停止図柄に対応する「100」〜「139」の乱数値
であるか否かを判断する。そして、この条件が成立する
とCPU43はステップS105で乱数値に応じた図柄
を選択するとともに、ラウンド数を16ラウンドとし各
ラウンドでの規定入賞数を5個に設定する。
【0026】ステップS104の条件が成立しない場合
にはステップS106でその乱数が乱数テーブルT2に
基づいて「2」「2」「2」、「5」「5」「5」又は
「8」「8」「8」のいずれかの停止図柄に対応する
「140」〜「169」の乱数値であるか否かを判断す
る。そして、この条件が成立するとCPU43はステッ
プS107で乱数値に応じた図柄を選択するとともに、
ラウンド数を8ラウンドとし各ラウンドでの規定入賞数
を10個に設定する。ステップS106の条件が成立し
ない場合にはステップS108でその乱数が乱数テーブ
ルT2に基づいて「6」「6」「6」の停止図柄に対応
する「170」〜「184」の乱数値であるか否かを判
断する。そして、この条件が成立するとCPU43はス
テップS109で乱数値に応じた図柄を選択するととも
に、ラウンド数を4ラウンドとし各ラウンドでの規定入
賞数を20個に設定する。ステップS108の条件が成
立しない場合にはステップS110でその乱数が乱数テ
ーブルT2に基づいて「4」「4」「4」の停止図柄に
対応する「185」〜「199」の乱数値であるか否か
を判断する。そして、この条件が成立するとCPU43
はステップS109で乱数値に応じた図柄を選択すると
ともに、ラウンド数を2ラウンドとし各ラウンドでの規
定入賞数を40個に設定する。ステップS110の判断
が成立しない場合には一旦処理を終了する。
【0027】一方、前記ステップS102の処理で乱数
テーブルT1に照らしてノーマル当たりではない場合、
すなわちステップS101で「00」〜「74」のいず
れかの乱数値を選択した場合にはステップS102の条
件は成立せず特別当たりであると判断する。大当たりに
おいて特別当たりを選択する確率は75パーセントであ
る。CPU43はステップS112で乱数取り出し回路
によって「100」〜「199」の乱数から1つの乱数
を取り出す。ステップS113でその乱数が乱数テーブ
ルT2に基づいて「1」「1」「1」、「3」「3」
「3」、「7」「7」「7」又は「9」「9」「9」の
いずれかの停止図柄に対応する「100」〜「139」
の乱数値であるか否かを判断する。そして、この条件が
成立するとCPU43はステップS114で乱数値に応
じた図柄を選択するとともに、ラウンド数を32ラウン
ドとし各ラウンドでの規定入賞数を5個に設定する。
【0028】ステップS113の条件が成立しない場合
にはステップS115でその乱数が乱数テーブルT2に
基づいて「2」「2」「2」、「5」「5」「5」又は
「8」「8」「8」のいずれかの停止図柄に対応する
「140」〜「169」の乱数値であるか否かを判断す
る。そして、この条件が成立するとCPU43はステッ
プS107で乱数値に応じた図柄を選択するとともに、
ラウンド数を16ラウンドとし各ラウンドでの規定入賞
数を10個に設定する。ステップS115の条件が成立
しない場合にはステップS117でその乱数が乱数テー
ブルT2に基づいて「6」「6」「6」の停止図柄に対
応する「170」〜「184」の乱数値であるか否かを
判断する。そして、この条件が成立するとCPU43は
ステップS109で乱数値に応じた図柄を選択するとと
もに、ラウンド数を8ラウンドとし各ラウンドでの規定
入賞数を20個に設定する。ステップS117の条件が
成立しない場合にはステップS119でその乱数が乱数
テーブルT2に基づいて「4」「4」「4」の停止図柄
に対応する「185」〜「199」の乱数値であるか否
かを判断する。そして、この条件が成立するとCPU4
3はステップS120で乱数値に応じた図柄を選択する
とともに、ラウンド数を4ラウンドとし各ラウンドでの
規定入賞数を40個に設定する。ステップS119の判
断条件が成立しない場合には一旦処理を終了する。
【0029】ここに、大入賞口22のラウンド数はラウ
ンドカウンタCRのカウント数に基づいてカウントさ
れ、各ラウンドでの規定入賞数は入賞カウンタCVのカ
ウント数に基づいてカウントされる。したがって、大当
たり状況によって異なるラウンド数と規定入賞数を設定
する必要がある。また、各ラウンドでの規定入賞数が変
動すると一回のラウンドにおける開放時間も変動する。
次に、上記大当たり図柄表示処理のサブルーチンにおい
てステップS121で処理されるラウンドカウンタ数、
入賞カウンタ数及び大入賞口22開放時間を設定するた
めの大入賞口制御サブルーチンについて図11に基づい
て説明する。
【0030】CPU43はステップS201でノーマル
当たりか否かを判断し、ノーマル当たりである場合には
ステップS202に処理は移行し大当たり図柄が
「1」,「3」,「7」又は「9」のいずれかであるか
否かを判断する。この条件が成立するとステップS20
3でラウンドカウンタCRのカウント数を16とすると
ともに入賞カウンタCVのカウント数を5とし、開放時
間を15秒とする。尚、ラウンドカウンタCRのカウン
ト数はラウンド数に一致し、入賞カウンタCVのカウン
ト数は規定入賞数に一致する。
【0031】一方、ステップS202の判断条件が成立
しない場合にはステップS204で大当たり図柄が
「2」,「5」,又は「8」のいずれかであるか否かを
判断する。この条件が成立するとステップS205でラ
ウンドカウンタCRのカウント数を8とするとともに入
賞カウンタCVのカウント数を10とし、開放時間を3
0秒とする。ステップS204の判断条件が成立しない
場合にはステップS206で大当たり図柄が「6」であ
るか否かを判断する。この条件が成立するとステップS
207でラウンドカウンタCRのカウント数を4とする
とともに入賞カウンタCVのカウント数を20とし、開
放時間を45秒とする。更にステップS206の判断条
件が成立しない場合にはステップS208で大当たり図
柄が「4」であるか否かを判断する。この条件が成立す
るとステップS209でラウンドカウンタCRのカウン
ト数を2とするとともに入賞カウンタCVのカウント数
を40とし、開放時間を55秒とする。
【0032】これに対して、前記ステップS201でノ
ーマル当たりではない場合には特別当たりであると判断
してステップS210で大当たり図柄が「1」,
「3」,「7」又は「9」のいずれかであるか否かを判
断する。この条件が成立するとステップS211でラウ
ンドカウンタCRのカウント数を32とするとともに入
賞カウンタCVのカウント数を5とし、開放時間を15
秒とする。一方、ステップS210の判断条件が成立し
ない場合にはステップS212で大当たり図柄が
「2」,「5」,又は「8」のいずれかであるか否かを
判断する。この条件が成立するとステップS213でラ
ウンドカウンタCRのカウント数を16とするとともに
入賞カウンタCVのカウント数を10とし、開放時間を
30秒とする。ステップS212の判断条件が成立しな
い場合にはステップS214で大当たり図柄が「6」で
あるか否かを判断する。この条件が成立するとステップ
S215でラウンドカウンタCRのカウント数を8とす
るとともに入賞カウンタCVのカウント数を20とし、
開放時間を45秒とする。更にステップS214の判断
条件が成立しない場合にはステップS216で大当たり
図柄が「4」であるか否かを判断する。この条件が成立
するとステップS217でラウンドカウンタCRのカウ
ント数を4とするとともに入賞カウンタCVのカウント
数を40とし、開放時間を55秒とする。
【0033】次に、ステップS3の大入賞口開放処理の
サブルーチンについて図13に基づいて説明する。本ル
ーチンは表示画面15aにおける変動停止後に行われ
る。まず、CPU43は、ステップS301でラウンド
カウンタCRを「0」に設定するとともに、表示画面1
5aに大当たり表示をさせる。続いて、ステップS30
2で入賞カウンタCV、入賞判定フラグFEをそれぞれ
「0」に設定する。次いで、ステップS303でCPU
43はソレノイド23aを励磁させ大入賞口22(シャ
ッタ23)を開放させ、ステップS304でラウンドカ
ウンタCRに「1」を加算する。
【0034】次に、ステップS305で入賞カウンタC
Vのカウント値が上記大入賞口制御サブルーチンで設定
したカウント値(Max値)よりも小さいか否かを判定
する。この条件が成立する場合には、ステップS306
で上記大入賞口制御サブルーチンで設定した大入賞口2
2の開放時間が経過したか、つまり閉鎖時期がきたかど
うかが判定される。このように、大入賞口22が開放さ
れた後所定の入賞球数がカウントされるか、さもなけれ
ば閉鎖時期がこない限り大入賞口22の開放は継続す
る。一方、ステップS305の判定条件が成立しない場
合又はステップS306の判定条件が成立した場合に
は、ステップS307でCPU43はソレノイド23a
を消磁させ大入賞口22(シャッタ23)を閉塞させ
る。
【0035】次いで、ステップS308でラウンドカウ
ンタCRのカウント値が上記大入賞口制御サブルーチン
で設定したカウント値(Max値)よりも小さいか否か
を判定する。この条件が成立する場合には、ステップS
309で入賞判定フラグFEが「1」であるか否かが判
定される。この判定条件が成立する場合には処理はステ
ップS301に戻る。一方、ステップS308の判定条
件が成立しない場合には最後のラウンドまで遊技が続け
られたこととなり、本ルーチンは一旦終了する。また、
ステップS309の判定条件が成立しない場合にはその
ラウンドにおいてVゾーン24への入賞がなかったとい
うこととなりラウンド継続条件を充足しないため、やは
り本ルーチンは一旦終了する。
【0036】このように構成することにより本実施の形
態は次のような効果を奏する。 ・規定入賞数に達する場合にほぼ同時に最後の入賞(規
定入賞数が10個ならその10個目)とともにいくつか
の遊技球が大入賞口に入賞することがあるため、同じ目
標賞球数であるならばなるべくラウンド数の多いほうが
多くの賞球を獲得することができる。このように、同じ
目標賞球数であるのに最高で32ラウンドあるため獲得
したラウンドによってかなり賞球数に差がつく。したが
って、より多くの賞球を獲得したいという遊技者のニー
ズに答えることとなり、遊技の興趣が増す。 ・ノーマル当たりの場合で2ラウンドから倍刻みで16
ラウンド、特別当たりの場合では4ラウンドから倍刻み
で32ラウンドの大入賞口22の開閉パターンが用意さ
れ遊技者は従来にない遊技が享受できるとともに同じ目
標賞球数であるならばなるべく多くのラウンドに区切ら
れた場合を望むこととなり遊技の興趣が増す。 ・ラウンド数が多くなるにつれ規定入賞数が少なくなり
それに連れて大入賞口22の開放時間が短くなる。その
ため、ラウンド数が多い状態で少しでも目を離すとパン
クしやすくなってしまうため、ゲームへの集中度が増す
こととなり遊技の興趣が更に増す。 ・ラウンド数が少なくなると1つのラウンドでの規定入
賞数が増えることとなるが、規定入賞数の増加に併せて
開放時間も長くするように設定しているため開放時間経
過によるパンクが極力防止されている。 ・ノーマル当たりと特別当たりとによって前提となる目
標賞球数が異なるりそれぞれの大当たりモードで大当た
り図柄に応じたラウンド数が異なるため、遊技者の獲得
する利益がバラエティーにとんだものとなる。 ・獲得したラウンド数と規定入賞数は前記表示画面15
aの「大当たり報知画面」に表示されるため、遊技者は
何ラウンドの大当たりかすぐに分かる。
【0037】尚、この発明は、次のように変更して具体
化することも可能である。 ・上記実施の形態ではノーマル当たりと特別当たりとの
2つの目標賞球数が異なるモードを設けていたが、これ
を3つ以上としたり1つだけとしてもよい。また、目標
賞球数は上記実施の形態に限定はされない。 ・上記実施の形態では常に目標賞球数を基準としてラウ
ンド数と規定賞球数を関連付けていたが、ラウンド数が
増す場合に規定賞球数が減っていく関係にあるならば必
ずしも目標賞球数を基準とする必要はない。例えば上記
実施の形態では特別当たりの場合に4ラウンドならば規
定賞球数は40個であったが、例えば30個とするよう
にしてもよい。逆に32ラウンドならば規定賞球数は5
個であったが、例えば7個とするようにしてもよい。 ・上記実施の形態では大入賞口22への入賞による賞球
数は15個であったが、15個に限定はされない。ま
た、一定の賞球数でなくともよい。例えば、ラウンド数
が増した場合には賞球数を減らしラウンド数が減った場
合には賞球数を増す(或いは逆)ようにラウンド数や規
定賞球数との間での相関関係を設けるようにしてもよ
い。 ・上記ノーマル当たりと特別当たりとの出現率は変更可
能である。また、必ずしもノーマル当たりと特別当たり
を設けなくともよく、逆にノーマル当たりと特別当たり
のような目標賞球数の異なるモードを設けるようにして
もよい。その場合も出現率は変更可能である。また、大
当たり図柄の出現率も上記以外の確率に変更することが
可能である。 ・上記実施の形態ではVゾーン24が設けられていた。
しかし、Vゾーン24は必ずしもなくともよい。 ・本発明はパチンコ機以外にもアレパチ、アレンジボー
ル等の遊技機にも応用可能である。また、パチンコ機と
しては1種以外の機種にも使用することが可能である。 ・表示装置15の可変表示動作は上記実施の形態以外で
あってもよい。 ・表示装置15の表示部15aは上記実施の形態ではL
CDであったが、これ以外にもCRT、ドットマトリク
ス、LEDエレクトロルミネッセンス(EL)、蛍光表
示管等を用いることも可能である。また、表示手法も3
Dやポリゴンで表わすようにしてもかまわない。その
他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自
由である。
【0038】上記実施の形態から把握できる本発明のそ
の他の技術的思想について、下記に説明する。 (1)請求項1又は請求項2において前記規定入賞数の
増加に伴い1回の前記入賞口の開放時間を長くするよう
にしたことを特徴とする遊技機。 (2)遊技モードの内容として目標賞球数の異なる複数
の利益が設定され、各利益毎に前記入賞口開閉動作回数
と規定入賞数をパラメータとして変更させるようにした
請求項2に記載の遊技機。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のパチンコ機の遊技盤の
正面図。
【図2】 同じパチンコ機の表示画面であって図柄が下
方にスクロールされてくる動作を説明する説明図。
【図3】 同じパチンコ機の表示画面であって停止ライ
ンを説明する説明図。
【図4】 同じパチンコ機の電気的構成を説明するブロ
ック図。
【図5】 乱数値に応じて大当たりモードを振り分ける
乱数テーブル。
【図6】 乱数値に応じて大当たり図柄を振り分ける乱
数テーブル。
【図7】 大当たり処理ルーチンを説明するフローチャ
ート。
【図8】 表示図柄振り分けサブルーチンを説明するフ
ローチャート。
【図9】 大当たり図柄表示サブルーチンを説明するフ
ローチャート。
【図10】 大当たり図柄表示サブルーチンを説明する
フローチャート。
【図11】 大入賞口制御サブルーチンを説明するフロ
ーチャート。
【図12】 大入賞口制御サブルーチンを説明するフロ
ーチャート。
【図13】 大入賞口開閉サブルーチンを説明するフロ
ーチャート。
【符号の説明】
15…可変表示装置、15a…表示画面、22…大入賞
口、43…CPU。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の遊技条件の成立に基づき可変表示
    装置の表示画面に所定の配置で図柄を可変表示させ、そ
    の可変表示の結果が所定の停止表示態様となる場合に遊
    技者に有利な遊技モードに移行させ、同遊技モード中に
    常時は閉鎖している入賞口を開放して遊技球を同入賞口
    内に導き、同入賞口に遊技球が入賞する毎に規定賞球数
    を放出させる一方、規定入賞数に達すると一旦同入賞口
    を閉鎖する一連の入賞口開閉動作の複数回の繰り返しを
    可能とした遊技機において、 前記入賞口開閉動作回数と入賞口が閉鎖するための規定
    入賞数を互いに負の相関関係が生じるようなパラメータ
    とし遊技者の獲得した遊技モードの内容に応じてこれら
    のパラメータを変更させるようにしたことを特徴とする
    遊技機。
  2. 【請求項2】 前記入賞口開閉動作回数と同入賞口が閉
    鎖するための遊技球の規定入賞数と同遊技球の入賞毎に
    与えられる規定賞球数とを乗算して得られる目標賞球数
    を遊技モードの内容に応じて設定するとともに、目標賞
    球数を一定に設定した状態で前記入賞口開閉動作回数と
    規定入賞数をパラメータとして変更させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
JP10152221A 1998-05-14 1998-05-14 遊技機 Withdrawn JPH11319233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10152221A JPH11319233A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10152221A JPH11319233A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11319233A true JPH11319233A (ja) 1999-11-24

Family

ID=15535740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10152221A Withdrawn JPH11319233A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11319233A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004166891A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2006006368A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Samii Kk 弾球遊技機
JP2008245811A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Newgin Corp 遊技機
JP2008245809A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Newgin Corp 遊技機
JP2008245810A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Newgin Corp 遊技機
JP2009201737A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機
JP2013052305A (ja) * 2012-12-21 2013-03-21 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機
JP2014158907A (ja) * 2014-03-13 2014-09-04 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004166891A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2006006368A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Samii Kk 弾球遊技機
JP2008245811A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Newgin Corp 遊技機
JP2008245809A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Newgin Corp 遊技機
JP2008245810A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Newgin Corp 遊技機
JP2009201737A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機
JP2013052305A (ja) * 2012-12-21 2013-03-21 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機
JP2014158907A (ja) * 2014-03-13 2014-09-04 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004357917A (ja) 遊技機およびその制御方法
JPH11299993A (ja) 遊技機
JP2000005391A (ja) 遊技機
JP2005287895A (ja) 弾球遊技機
JPH11319233A (ja) 遊技機
JPH11319234A (ja) 遊技機
JPH11179008A (ja) 遊技機
JP2001149573A (ja) 遊技機
JP4501172B2 (ja) 遊技機
JP2000107372A (ja) 遊技機
JP2005118454A (ja) 遊技機
JPH10174750A (ja) 遊技機
JP2001149593A (ja) 遊技機
JPH11333122A (ja) 遊技機
JP2000225244A (ja) 遊技機
JPH11299998A (ja) 遊技機
JP4446499B2 (ja) 遊技機
JPH09182845A (ja) 弾球遊技機
JP2000107396A (ja) 遊技機
JPH11267296A (ja) 遊技機
JPH11244475A (ja) 遊技機
JP2003024589A (ja) 遊技機
JPH11262562A (ja) 遊技機
JP3767171B2 (ja) 遊技機
JP2004344556A (ja) 遊技機およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20081212