JP4446499B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可変表示の結果に基づいて利益獲得遊技を行い、その利益獲得遊技で利益獲得の権利を得ると遊技者に遊技上の利益を与えるようにした遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えばパチンコ機の機種として第3種と呼称されるものがあった。この種のパチンコ機の一例を挙げれば、まず遊技者は遊技領域に配置された始動ゲート(あるいは始動口)へ入賞するように遊技を行う。
そして、始動ゲートへの入賞に基づいて可変表示装置(これを第1の可変表示装置という)は可変表示を行う。第1の可変表示装置は複数の図柄列を有し、この図柄列に図柄がスクロールされながら可変表示される。そして、図柄列が所定の配列で停止されると、特定入賞口が開放される。所定の配列とは例えば各図柄列の図柄が揃った場合(例えば、「7」「7」「7」)が挙げられる。
このように図柄列が所定の配列となって特定入賞口が開放されることを「当たり」と称する。
【0003】
所定時間内に特定入賞口内に遊技球が入賞し、その入賞球が特別装置作動領域を通過したことが確認されると、遊技者は大入賞口を開放する権利を獲得することができる。大入賞口を開放する権利は第3種始動口に入賞するとその入賞毎に大入賞口を所定時間(例えば、9.5秒)開放させることができることを内容とするものである。大入賞口の所定時間の開放を1ラウンドと称し、大入賞口を開放する権利を獲得すると1回又は複数回のラウンドが可能となる。遊技者は大入賞口を開放する権利を獲得すると意識的に第3種始動口に入賞するように遊技内容を変更する。この大入賞口の開放によって大量の賞球を獲得することができる。大入賞口を開放する権利を獲得していなければ第3種始動口に入賞しても大入賞口は開放されない(賞球としてはカウントされる)。
【0004】
ここで、大入賞口を開放する権利を獲得すると第1の可変表示装置とは別の7セグ表示装置からなる可変表示装置(これを第2の可変表示装置という)が作動される。第2の可変表示装置は大入賞口を開放する権利の内容を決定する機能を有する。複数あるラウンド数のパターン(16ラウンド、8ラウンド、2ラウンド等)を第2の可変表示装置の7セグ表示部上に表示された停止数字と関係づけており、例えば「3」や「7」の図柄の場合には16ラウンドを獲得でき、「2」や「6」では2ラウンドを獲得できるといったように割り付けたものである。この更に有利な利益は第1の可変表示装置における「当たり」の結果とは無関係な遊技によって獲得できる利益である。
遊技者は獲得できたラウンド数に対応した数の遊技球を第3種始動口に入賞させ、ラウンド数を使い切るまでこの権利によって大量の賞球を得る遊技を行うことができる。このような第3種のパチンコ機を第1の機種とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方ここに、従来の第3種として第2の可変表示装置を備えずに大入賞口を開放する権利や以後の可変表示遊技において「当たり」となる確率が高くなる特別遊技状態を与えるよう制御する機種があった。これは第1の可変表示装置の停止図柄列の所定の図柄(これを特別図柄という)で図柄列の図柄が揃った場合、例えば「7」の図柄の場合にそのような利益を与えるものである。このような第3種のパチンコ機を第2の機種とする。
上記のように第1の機種では第2の可変表示装置においては予め定められた例えば「3」や「7」の図柄で停止した場合にのみ16ラウンドの開放という利益が得られる。ところが、この利益を獲得するか否かは第1の可変表示装置の可変表示とは無関係である。そのため、第2の機種おいてはパチンコ機の設定で最も有利な条件となるはずの「7」が第1の可変表示装置に特別図柄として停止したとしても第2の可変表示装置で「7」以外の図柄が出ることもあり、その場合には例え「7」で当たってもこの16ラウンドの開放という利益が得られるわけではなかった。すなわち、第1の可変表示装置の停止図柄のパターンに所定の停止図柄を期待する意味がなくなってしまい、遊技の興趣がそがれていた。
【0006】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、第2の可変表示での停止表示態様が第1の可変表示での停止表示態様を考慮して決定されるようにした遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、所定の遊技条件の成立に基づき第1の可変表示を行う第1表示手段と、遊技者に利益を獲得させるための利益獲得遊技を行うか否かを判断する判断手段と、該判断手段の判断結果に応じた第1の可変表示の結果として表示する表示態様を複数種類の表示態様より選択する第1表示選択手段とを備え、前記第1表示手段による第1の可変表示が予め設定された2種以上の表示態様のいずれかとなる場合に前記利益獲得遊技を行い、該利益獲得遊技における遊技の結果として遊技者が所定の利益を獲得する場合に前記第1の可変表示とは別の態様にて第2の可変表示を行う第2表示手段と、前記利益獲得遊技の終了後に付与される利益を3種類以上の利益内容より選択する利益選択手段と、該利益選択手段の選択結果に対応して第2の可変表示の結果として表示する表示態様を3種類以上の表示態様より選択する第2表示選択手段とを備え、前記利益選択手段によって選択された利益内容であって前記第2表示選択手段により選択された表示態様に対応した利益を付与するようにした遊技機であって、前記第1表示選択手段は、前記利益獲得遊技を行う場合に表示される表示態様として設定された第1の表示態様及び第2の表示態様を含む複数種類の表示態様より前記第1の可変表示の結果を選択するものであり、前記第2表示選択手段によって選択される表示態様は、前記第1表示選択手段による表示態様の選択結果に対応して全表示態様の一部に限定され、該限定された表示態様の中で前記第2表示選択手段により選択された表示態様が前記第2表示手段に表示され、該第2表示手段に表示された表示態様に対応する利益が付与されるように構成した。
また、請求項2に記載の発明では請求項1に記載の発明の構成に加え、前記遊技機は、パチンコ遊技機であるように構成した。
【0008】
このように構成すると、請求項1及び2の発明では第1の可変表示における結果が予め設定された2種以上の表示態様のいずれかとなる場合に利益獲得遊技を行利益獲得遊技の終了後に付与される利益は、利益選択手段によって3種類以上の利益内容から選択されることとなる。そして、第1の可変表示とは別の態様にて第2の可変表示が行われる場合、獲得する利益は第2の可変表示の結果として表示される3種類以上の表示態様から選択される表示態様に対応する。第2表示選択手段によって選択される表示態様は、第1の可変表示の結果として既に表示された表示態様に対応して全表示態様の一部に限定されることとなる。
【0009】
【発明の効果】
請求項1及び2の発明では、第1の可変表示における結果が所定の表示態様となって利益獲得遊技状態となった場合に、その利益獲得遊技における遊技の結果として獲得する利益は、3種類以上の利益内容から選択されるとともに第2の可変表示の結果として表示される3種類以上の表示態様から選択される表示態様に対応し、その表示態様が第1の可変表示の結果として既に表示された表示態様に対応して全表示態様の一部に限定される。このため、遊技者は、利益獲得遊技において、第1の可変表示の結果に対応した期待感を持って遊技の結果に臨むことができ、抑揚のある期待感により遊技の興趣が増す。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の1実施の形態である第3種始動口付きパチンコ機(以下単にパチンコ機という)を説明する。
(実施の形態1)
図1〜図10に基づいて実施の形態1を説明する。
図1に示すように、外枠1には前枠2が回動軸を中心に回動可能に装着されている。同図1では前枠2は閉じた状態にある。前枠2には遊技盤3、ガラス枠4、上皿5、下皿6、ハンドル部7等が装着されている。上皿5の側方であって前枠2内部にはスピーカ8が埋設されている。スピーカ8は遊技の進行に伴い種々の効果音を鳴らしたり、遊技者に遊技状態を音声にて報知する。外枠1内部には各種機構部が配設されている。
【0011】
次に遊技盤3の遊技面上の構成について説明する。
図2に示すように、遊技盤3の中央には第1の可変表示装置たる普通図柄表示装置(以下単に表示装置という)11が組み込まれている。
【0012】
表示装置11は液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示画面11aを備えている。表示画面11aには左図柄列12、中図柄列13及び右図柄列14の3つの表示列が表示される。各図柄列12,13,14は「0」〜「9」までの数字図柄によって構成されており、これら図柄が各図柄列12,13,14毎にスクロールされて表示画面11a上に表示される。表示装置11の上部には第2の可変表示装置たる発光ダイオード(LED)よりなる7セグ表示部15が配置されている。7セグ表示部15には「1」〜「9」のいずれかの数字がセグメント表示される。7セグ表示部15の左右には発光ダイオード(LED)よりなる保留表示部たる保留ランプ16a〜16dがそれぞれ2つずつ配置されている。
【0013】
表示装置11の下方には通過ゲート18が配置されており、同ゲート18の図2における斜め左下方にはゲート出口19が配置されている。同ゲート18内には球検出手段たる近接スイッチ18aが併設されている(遊技盤3の裏面側)。同ゲート18を遊技球が通過したことを近接スイッチ18aが検出することによって前記表示装置11が駆動される。同ゲート18を遊技球が通過する回数は4回まで記憶され、保留ランプ16a〜16dでその保留数を表示する。したがって、4つの保留ランプ16a〜16dが点灯している状態で遊技球が通過ゲート18を通過してもカウントされず、保留ランプ16a〜16dが点灯している限り通過ゲート18を通過していなくとも保留数に応じた回数だけ表示装置11は作動する。同通過ゲート18を通過した遊技球はゲート出口19から再び遊技面に現れる。
【0014】
通過ゲート18の下方には特定入賞口21が配置されている。特定入賞口21は常時はシャッタ22が閉塞されており、前記表示装置11の図柄列12,13,14が所定の表示状態で停止されることで開放される。このように図柄列12,13,14が所定の配列となって特定入賞口が開放されることを「当たり」と称する。本実施の形態ではシャッタ22の開放時間は5.8秒に設定されている。シャッタ22は遊技盤3の裏面側に配設されたソレノイド22aによって駆動される。また、特定入賞口21には入賞する遊技球全体を検出する球検出手段たる近接スイッチ21aが併設されている。
【0015】
特定入賞口21は内部に停留装置23を備えている。そして、停留装置23に停留された入賞球が特別装置作動領域を通過することで大入賞口を開放する権利を獲得する。
より詳しく停留装置23の説明をする。図3〜図5に示すように、停留装置23は左右一対の球受けテーブル24,25を有しており、図4に示すようにそれぞれのテーブル24,25上に1番目及び2番目の入賞球A,Bが停留し、更に3番目の入賞球Cがこれら1番目及び2番目の入賞球A,B上に停留する。このように3つの入賞球A,B,Cが停留装置23に停留された状態では4番目以降の入賞球は通常通路26から通常の入賞球として検出される。
【0016】
開放時間が経過してシャッタ22が閉鎖されると同時に、図5に示すように停留装置23は両球受けテーブル24,25を回動させる。すると、入賞球A,Bは両球受けテーブル24,25後方の通常通路27,28に落ち込み入賞球として検出される。また、入賞球A,B上に載置された入賞球Cは通常通路27,28間の特別通路29に落ち込み、特別装置作動領域を通過して入賞球として検出される。特別装置作動領域には近接スイッチ23aが配設されており、入賞球Cの通過を検出するようになっている。ここで、停留装置23に3つの入賞球A,B,Cがピラミッド状に停留され、上段に配置された入賞球Cが特別通路29から入賞しないと、大入賞口を開放する権利を獲得することはできない。
本実施の形態では特定入賞口21への入賞による賞球は10個/入賞球である。尚、球受けテーブル24,25上に入賞球A,B,Cが停留されているかどうかは透明板30を通して視認できるようになっている。
【0017】
図2において遊技盤3の右端には第3種始動口32が配置されている。第3種始動口32にはハウジング33内でモータ33aによって常時回転される回転体34と、同ハウジング33に遊技球を導く通路35が併設されている。通路35に導かれた遊技球は回転体34の外周に当接しながら一旦停留される。回転体34には遊技球を受ける凹部34aが形成されており、凹部34aが通路35と対応すると遊技球は凹部34a内に取り込まれ回転体34の回転とともに周回移動し第3種始動口32内に入賞することとなる。第3種始動口32には球検出手段たる近接スイッチ32aが併設されており(遊技盤3の裏面側)、入賞球を検出する。本実施の形態では第3種始動口32への入賞による賞球は5個/入賞球である。大入賞口を開放する権利を獲得している場合には、第3種始動口32への入賞は大入賞口41のシャッタ42を開放するトリガーとなる。同権利を獲得していない場合には、第3種始動口32への入賞は通常の入賞とされる。
【0018】
前記通過ゲート18の図2における右方には大入賞口41が配置されている。大入賞口41は常時はシャッタ42が閉塞されており、同シャッタ42は大入賞口を開放する権利を獲得することを条件として第3種始動口32への入賞によって開放される。本実施の形態ではシャッタ42の開放時間は9.5秒に設定されている。シャッタ42は遊技盤3の裏面側に配設されたソレノイド42aによって駆動される。また、大入賞口41へ入賞する遊技球全体を検出する球検出手段たる近接スイッチ41aが併設されている。本実施の形態では大入賞口41への入賞による賞球は15個/入賞球である。
【0019】
表示装置11の両側には第1の普通入賞口45が配置されている。前記通過ゲート出口19に隣接して第2の普通入賞口46が配置されている。特定入賞口21の両側には第3の普通入賞口47が配置されている。これら普通入賞口45,46,47には球検出手段たる近接スイッチ45a,46a,47aが併設されている(遊技盤3の裏面側)。本実施の形態では各普通入賞口45,46,47への入賞による賞球は7個/入賞球である。
【0020】
表示装置11、通過ゲート18、特定入賞口21、第3種始動口32、大入賞口41及び停留装置23にはLEDよりなる装飾ランプ50a〜50qが所定間隔で配置されている。各装飾ランプ50a〜50oは遊技状態に応じて点滅する。また、図2において遊技盤3の左端には電光装飾部51が配置されており、その内部にはLEDよりなる装飾ランプ50p,50qが配置され、遊技状態に応じて点滅する。表示装置11の周囲には4つの風車53,54が配置されている。上方側の左右の風車53の裏側(遊技盤3の裏面側)には装飾ランプ50a,50mが配置されている。
【0021】
次に、このようなパチンコ機において大入賞口41のシャッタ42を開放させるまでの遊技の流れについて説明する。
遊技球が通過ゲート18を通過することで表示装置11の図柄列12,13,14の図柄変動が開始する。この図柄変動が第1の可変表示に相当する。図柄列12,13,14の図柄変動に伴って7セグ表示部15には「1」〜「9」の数字がアトランダムに次々とデモ表示される。図柄変動が開始された後当たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のうちから1つが選択され、停止図柄として設定される。
ここに、当たり図柄とは各図柄列12,13,14の停止図柄が同一種類(例えば「7」,「7」,「7」のように)である場合であり、外れリーチ図柄とは左図柄列12、右図柄列14の停止図柄が同一で中図柄列13の停止図柄が異なる場合であり、外れ図柄とは当たり図柄でも外れリーチ図柄でもない場合である。本実施の形態では左図柄列12、右図柄列14及び中図柄列13の順に停止させられる。
表示画面11aにおける変動表示動作中において更に次の遊技球が通過ゲート18を通過した場合、その遊技球の変動表示は現在行われている変動表示動作の終了後に行われる。つまり、変動表示動作は待機(保留)される。変動表示動作の保留回数は前記4つの保留ランプ16a〜16dの点灯によって遊技者に報知される。この保留される変動表示動作は本実施の形態では保留最大回数は4回に設定されているが、変更可能である。
【0022】
各図柄列12,13,14の停止図柄が当たり図柄であると、特定入賞口21のシャッタ22が開放され「当たり」状態となる。そして、遊技者は入賞球が特定入賞口21の停留装置23に停留するように遊技を行う。特定入賞口21のシャッタ22が閉鎖されて遊技球(入賞球)が特別装置作動領域を通過すると、大入賞口を開放する権利を獲得する。一方、特定入賞口21のシャッタ22が開放されても結果的に特別装置作動領域を入賞球が通過しなかった場合には大入賞口を開放する権利を獲得できない。そしてこの権利の獲得とともにいままで次々とアトランダムに表示されていた7セグ表示部15に「1」、「3」、「5」、「7」又は「9」のいずれかの数字が停止数字として表示される。7セグ表示部15におけるこの権利獲得とともに行われるセグメント表示が第2の可変表示に相当する。
【0023】
7セグ表示部15において所定の数字で停止した場合には第2の有利な利益に相当する遊技者に更に有利な遊技状態が与えられる。この更に有利な遊技状態は次のように表示される数字によってその内容が異なる。
「7」が表示された場合には▲1▼次回表示装置11が作動した際に「当たり」になる確率が高くなり、更に▲2▼この高確率となる回数が3回の「当たり」に渡って継続する。そして▲3▼次回に大入賞口を開放する権利を獲得すると大入賞口41のシャッタ42の開閉回数として16回(16ラウンド,ラウンドの定義については後述する)を獲得する、という三つの利益が与えられる。このような利益を利益Aという。
【0024】
また、「3」が表示された場合には▲1▼次回表示装置11が作動した際に「当たり」になる確率が高くなり、更に▲2▼この高確率となる回数が3回の「当たり」に渡って継続する。そして▲3▼次回に大入賞口を開放する権利を獲得すると大入賞口41のシャッタ42の開閉回数として8回(8ラウンド)を獲得する、という三つの利益が与えられる。このような利益を利益Bという。
また、「5」が表示された場合には次回に大入賞口を開放する権利を取得すると、大入賞口41のシャッタ42の開閉回数として16回(16ラウンド)を獲得する。但し、この場合は確率変動はない。このような利益を利益Cという。
また、「9」が表示された場合には次回に大入賞口を開放する権利を取得すると、大入賞口41のシャッタ42の開閉回数として8回(8ラウンド)を獲得する。但し、この場合は確率変動はない。このような利益を利益Dという。
また、「1」が表示された場合には次回に大入賞口を開放する権利を取得すると、大入賞口41のシャッタ42の開閉回数として1回(1ラウンド)を獲得する。但し、この場合は確率変動はない。このような利益を利益Eという。
また、「2」,「4」,「6」又は「8」の数字は単にデモ表示されるだけで停止することはない。
【0025】
遊技者が大入賞口を開放する権利を獲得して、その権利を行使する場合には遊技球の打球方向を第3種始動口32の方向に変更させ、遊技球が第3種始動口32の通路35に入賞するよう遊技内容を変更する。但し、大入賞口を開放する権利を行使するための時間的制限はないため、一旦この権利を獲得すれば第3種始動口32に遊技球を入賞させて大入賞口41を開放させるか否かは遊技者の自由である。
【0026】
第3種始動口32の通路35に入賞した遊技球(入賞球)は更に回転体34の凹部34aに取り込まれ第3種始動口32内に入賞する。この入賞によって第1ラウンドの大入賞口41のシャッタ42が開放される。大入賞口41のシャッタ42は9.5秒開放され、再び閉鎖される。シャッタ42がこの間開放されることをもって1つの「ラウンド」と称する。回転体34が一周する時間はこのシャッタ42の開放時間よりも長く設定されており、シャッタ42開放中において第3種始動口32内に次の遊技球が入賞していわゆる「パンク」状態とならないようにされている。
あるラウンド(最後のラウンドではない)中に第3種始動口32の通路35に次の遊技球が入賞すると球は回転体34の外周に当接して一旦停留される。回転体34が一周して凹部34aが再び通路35に至ると停留された球がその凹部34aから第3種始動口32内に入賞する。そして、連続して次のラウンドが開始し大入賞口41のシャッタ42が開放される。第3種始動口32への次の遊技球の入賞があると、このように次々とラウンドは進む。一方、第3種始動口32への遊技球の入賞が途切れるとシャッタ42の開放も途切れるが、獲得したラウンド数と同じ入賞数まではいつ第3種始動口32に遊技球を入賞させても大入賞口41のシャッタ42が開放される。尚、大入賞口を開放する権利を獲得したにもかかわらず、すべてのラウンドを使い切らない前に再度「当たり」状態となると、いわゆる「パンク」状態となってすでに獲得した大入賞口を開放する権利は消滅する。
【0027】
次に、図6に基づいて本実施の形態のパチンコ機の電気的構成について説明する。
図示しない制御装置ユニット内にはリードオンリーメモリ(ROM)61、ランダムアクセスメモリ(RAM)62、中央処理装置(CPU)63が配設されている。第1の主記憶装置としてのROM61はパチンコ機の制御プログラムや制御プログラムを実行するための初期データをあらかじめ記憶する。第2の主記憶装置としてのRAM62は新たな入力データやCPU63による演算結果を一旦記憶する。CPU63はこれらメモリのプログラムやデータ、更に検出手段たる近接スイッチの検出値等に基づいて各種演算処理を実行する。また、7セグ表示制御手段及び時短モード制御手段としてのCPU63はスピーカ8、表示画面11a、7セグ表示部15、ソレノイド22a,42a、保留ランプ16a〜16d、装飾ランプ50a〜50qを制御する。
【0028】
また、ROM61内部には図7に示すような遊技状態を特別遊技モードとするか否かを決定するためのテーブルT1が記憶されている。本実施の形態ではこのテーブルT1の内容はアドレスnn〜nn+4に格納されている。一方、CPU63は乱数取り出し回路を備えており、「当たり」時にROM61内部に記憶された0〜99までの数字を乱数値として任意に取り出す。
アドレスnnは当たり図柄として「7」で揃う場合に呼び出され、この目がでると0〜99のいずれの乱数値が選択されても100パーセントの確率で利益Aを獲得できる。
アドレスnn+1は当たり図柄として「3」,「5」のいずれかの図柄が揃う場合に呼び出され、これらの目がでると0〜49の乱数値が選択された場合に利益Aを獲得でき、50〜99の乱数値が選択された場合に利益Bを獲得できる。すなわち、利益A又は利益Bのいずれかを獲得できその利益を獲得する確率はともに50パーセントである。
【0029】
アドレスnn+2は当たり図柄として「1」,「6」,「9」のいずれかの図柄が揃う場合に呼び出され、これらの目がでると0〜24の乱数値が選択された場合に合に利益Cを獲得でき、25〜74の乱数値が選択された場合に利益Dを獲得でき、75〜99の乱数値が選択された場合に利益Eを獲得できる。すなわち、利益C、利益D又は利益Eのいずれかを獲得でき、その利益を獲得する確率は各々25パーセント、50パーセント、25パーセントである。
アドレスnn+3は当たり図柄として「2」,「8」のいずれかの図柄が揃う場合に呼び出され、これらの目がでると0〜49の乱数値が選択された場合に利益Dを獲得でき、50〜99の乱数値が選択された場合に利益Eを獲得できる。すなわち、利益D又は利益Eのいずれかを獲得でき、その利益を獲得する確率はともに50パーセントである。
アドレスnn+4は当たり図柄として「4」で揃う場合に呼び出され、この目がでると0〜99のいずれの乱数値が選択されても100パーセントの確率で利益Eを獲得できる。
【0030】
次に、このように構成されたパチンコ機の作用について説明する。
まず、CPU63により実行される当たり処理ルーチンについて図8に基づいて説明する
CPU63は、ステップS101で図示しない別ルーチンにおいて選択された乱数値が当たり値か否かを判定し、当たり値であると判定するとステップS102で表示画面11aに当たり画面を表示させる。ステップS101の判定条件が成立しない場合、すなわち当たり値でない場合には一旦処理を終了する。そして、当たり図柄を停止図柄として表示させた後、ステップS103でCPU63はソレノイド22aを励磁させて特定入賞口21(シャッタ22)を開放させ遊技球の入賞を促す。次いで、ステップS104で大入賞口を開放する権利を獲得したか否か、すなわち入賞球が特定入賞口21の特別通路29に落ち込み特別装置作動領域を通過し、その通過を近接スイッチ23aが検出したかどうかを判定する。この条件が成立するとステップS105で7セグ表示処理を行って本ルーチンを一旦終了する。また、ステップS104の判定条件が成立しない場合には大入賞口を開放する権利を獲得できなかった(いわゆるパンク)として本ルーチンを一旦終了する。
【0031】
次に、7セグ表示処理についてCPU63により実行される図9及び図10に示す7セグ表示制御ルーチンにより説明する。
【0032】
まず、CPU63はステップS201で当たり図柄が「7」か否かを判定する。この判定条件が成立するとステップS202でテーブルT1に基づきアドレスnnの内容を実行する。当たり図柄が「7」であれば利益A、すなわち16ラウンドの大入賞口41を開放する利益と確率変動の利益を100パーセントの確率で得られる。次いで、CPU63はステップS203で0〜99の数字から乱数取り出し回路に基づいて1つの乱数値を取り出す。ここで得られる値はいずれも利益Aを獲得できる値であるためCPU63はステップS207で利益Aを与えるとともにステップS208で7セグ表示部15に「7」の数字をセグメント表示させ一旦処理を終了する。
【0033】
一方、ステップS201の判定条件が成立しない場合、CPU63はステップS204で当たり図柄が「3」又は「5」のいずれかであるか否かを判定する。この判定条件が成立するとステップS205でテーブルT1に基づきアドレスnn+1の内容を実行する。CPU63は0〜99の数字から乱数取り出し回路に基づいて1つの乱数値を取り出す。次いで、ステップS206で選択された乱数値が0〜49のいずれかであるか否か判定される。この判定条件が成立すると選択された乱数値は利益Aを獲得できる値であるためCPU63はステップS207で利益Aを与えるとともにステップS208で7セグ表示部15に「7」の数字をセグメント表示させ一旦処理を終了する。
これに対し、ステップS206の判定条件が成立しないと選択された乱数値が50〜99のいずれかであるとしてステップS209で利益B、すなわち8ラウンドの大入賞口41を開放する利益と確率変動の利益を与えるとともにステップS210で7セグ表示部15に「3」の数字をセグメント表示させ一旦処理を終了する。
【0034】
前記ステップS204の条件が成立しない場合、CPU63はステップS211で当たり図柄が「1」,「6」又は「9」のいずれかであるか否かを判定する。この判定条件が成立するとステップS212でテーブルT1に基づきアドレスnn+2の内容を実行する。CPU63は0〜99の数字から乱数取り出し回路に基づいて1つの乱数値を取り出す。次いで、ステップS213で選択された乱数値が0〜24のいずれかであるか否か判定される。この判定条件が成立すると選択された乱数値は利益C、すなわち16ラウンドの大入賞口41を開放する利益を獲得できる値であるためCPU63はステップS214で利益Cを与えるとともにステップS215で7セグ表示部15に「5」の数字をセグメント表示させ一旦処理を終了する。
【0035】
これに対し、ステップS213の判定条件が成立しないとステップS216で選択された乱数値が25〜74のいずれかであるか否か判定される。この判定条件が成立すると選択された乱数値は利益D、すなわち8ラウンドの大入賞口41を開放する利益を獲得できる値であるためCPU63はステップS217で利益Dを与えるとともにステップS218で7セグ表示部15に「9」の数字をセグメント表示させ一旦処理を終了する。
また、ステップS216の判定条件が成立しないと選択された乱数値が75〜99のいずれかであると判定してステップS222で利益E、すなわち1ラウンドの大入賞口41を開放する利益を与えるとともにステップS223で7セグ表示部15に「1」の数字をセグメント表示させ一旦処理を終了する。
【0036】
前記ステップS211の条件が成立しない場合、CPU63はステップS219で当たり図柄が「2」又は「8」のいずれかであるか否かを判定する。この判定条件が成立するとステップS220でテーブルT1に基づきアドレスnn+3の内容を実行する。CPU63は0〜99の数字から乱数取り出し回路に基づいて1つの乱数値を取り出す。次いで、ステップS221で選択された乱数値が0〜49のいずれかであるか否か判定される。
この判定条件が成立すると選択された乱数値は利益Dを獲得できる値であるため処理はステップS217に移行する。これに対し、ステップS221の判定条件が成立しないと選択された乱数値が50〜99のいずれかであると判定して処理をステップS222に移行する。
【0037】
前記ステップS219の条件が成立しない場合、CPU63は当たり図柄が「4」であると判定してステップS224でテーブルT1に基づきアドレスnn+4の内容を実行する。当たり図柄が「4」であれば利益Eを100パーセントの確率で得られる。次いで、CPU63はステップS225で0〜99の数字から乱数取り出し回路に基づいて1つの乱数値を取り出す。ここで得られる値はいずれも利益Eを獲得できる値であるためCPU63はステップS222で利益Eを与え、処理をステップS223に移行する。
このように構成することにより本実施の形態は次のような効果を奏する。
・遊技者は遊技において「当たり」となることを期待し、更に大入賞口を開放する権利を獲得する際になるべく有利な利益を得られるよう「7」、少なくとも「3」や「5」で「当たり」となることを期待する。すなわち、「当たり」に際して2つの期待もって臨むこととなり、今まで以上にゲーム性があるおもしろいパチンコ機を提供することができる。
【0038】
・従来のパチンコ機では当たり図柄として「7」がでたとしても、更なる遊技の結果次第では必ずしも大入賞口を開放させる権利の内容として望ましい利益(例えば、上記実施の形態1での利益Aのような最も遊技者が期待する利益)を得られるとは限らなかった。
しかし、上記実施の形態1のように構成すれば、遊技者が「特別の図柄」と認識している「7」で当たった場合は必ず利益Aを獲得できるように設定してあるため、7セグ表示部15でに遊技の結果に遊技者ががっかりすることはない。
・「3」又は「5」で当たりとなる場合には利益A又はB、「1」、「6」又は「9」で当たりとなる場合には利益C、D又はE、「2」又は「8」で当たりとなる場合には利益D又はEというように、「7」と「4」以外で当たりとなる場合には獲得できる権利の内容にバリエーションがあり、遊技の幅が広がることとなる。
【0039】
・例えば、当たり図柄が「1」である場合に遊技者はその当たり図柄を確認した後、特定入賞口21に入賞するような遊技を行う。そして、遊技球(入賞球)が特別装置作動領域を通過することで大入賞口を開放させる権利を獲得する。そして、その段階で7セグ表示部15にどの数字がセグメント表示されているか確認する。この「当たり」から権利を獲得して7セグ表示部15が作動するまでの間、遊技者は当たり図柄が「1」における最もよい利益である利益Cを獲得することを期待する。
このように、権利の内容にバリエーションがある場合には当たり目に応じた利益のうち最もよい利益を期待するというゲーム性が生じ、遊技の幅が広がることとなる。
・当たり図柄と大入賞口を開放させる権利の内容との関係は変更可能であるため業界の状況変化に応じて、あるいは機種に応じて確率を変更させることが可能であり汎用性が大きい。例えば、当たり図柄が「4」の場合にはまったく何の利益を与えないようにしたり、当たり図柄が「7」の場合に100パーセント利益Aを与えるのではなく利益Bと選択させたりするように設定することも可能である。また、例えば、当たり図柄が「3」又は「5」の場合には利益A又はBが50パーセントずつの確率で選択されるが、この確率を変更することも可能である。
【0040】
尚、この発明は、次のように変更して具体化することも可能である。
・上記実施の形態では第2の特別な利益として大入賞口開放の権利を獲得した場合に当たり図柄に応じた利益A〜Eを与えるようにしていたがこれに限られるものではない。例えば、1つの利益(例えば、確率が変動するいわゆる確変モードを得られるとか、図柄列12,13,14の回転速度が早くなる時間短縮モード等)を当たり図柄に応じて得られる確率を変更するようにしてもよい。
・実施の形態1では3つの図柄列12,13,14が同じ図柄で揃った場合に限り「当たり」としていたが、これをオールマイティ図柄を含む場合にも「当たり」とするようにしてもよい。その場合には更に大入賞口開放の権利を獲得した場合に当たり図柄に応じた利益A〜Eの得られる確率を変えるような設定をしてもよい。
【0041】
・上記実施の形態では大入賞口開放の権利を獲得したと同時に7セグ表示部15にその獲得した権利はどのようなものかを表示させるようになっていた。しかし、これを「当たり」後に大入賞口開放の権利を獲得する前に表示させるようにしてもよい。すなわち、大入賞口開放の権利を獲得する前に得られる権利の内容を報知するようにしてもよい。
上記実施の形態では当たりと同時に7セグ表示部15に「0」〜「9」の数字をアトランダムに次々とデモ表示させ、大入賞口開放の権利を獲得すると同時にその表示を停止するようにしていた。しかし、デモ表示をするしないは自由であり、当たり前にデモ表示させてもよい。
【0042】
・第2の可変表示を第1の可変表示を行う表示画面11a上で行うようにしてもよい。この場合に「当たり」終了後大入賞口開放の権利を獲得する前に表示しても権利獲得後に表示してもいずれでも構わない。また、表示画面11aに1ラウンド毎に疑似ゲーム(例えば、キャラクターがジャンケンをしたり、三目並べをしたりする)をさせて、全ラウンド終了後にゲーム結果として大入賞口開放の権利の内容としてより有利な利益を得られるようにしてもよい。
・セグメント表示以外のCRT、ドットマトリクス、LEDエレクトロルミネッセンス(EL)、蛍光表示管等を用いることも可能である。また、時短モードを獲得するしないで音声を変えて報知するようにしてもよい。また、音声と7セグ表示部15の表示とを組み合わせてもよい。また,時短モードを獲得した場合にパチンコ機を振動させたり、パチンコ機からの匂いを放出させたり等種々の手段が考えられる。また、これら具体的報知手段を組み合せても構わない。
【0043】
・リーチ(2つの図柄が揃った状態)において特に必ず「当たり」状態になるリーチ、及び「当たり」状態になる期待値の高いリーチはスーパーリーチという。スーパーリーチを経て「当たり」になった場合に大入賞口開放の権利を獲得するとその内容としてより有利な利益を得られるようにしてもよい。
・上記実施の形態では大入賞口開放の権利の獲得時のその権利の内容は図柄列12,13,14における停止図柄の組み合せで決まっていた。これに加え、当たり終了後の種々の条件を加味するようにしてもよい。例えば、「当たり」終了後所定回数(例えば四回)の表示装置11の作動のうちにリーチ状態となると必ず16ラウンド開放の利益を獲得できるという遊技性を与えるようにしてもよい。この場合にリーチとなる確率を高くすることでその利益を獲得しやすくしてもよい。
・上記実施の形態では7セグ表示部15に「7」あるいは「3」が表示されることで遊技者に有利な利益A及びBとして▲1▼〜▲3▼の三つの利益が一度に与えられた。しかし、これら利益を2つに分けて例えば7セグ表示部15に「7」が出ると16ラウンドを獲得し、その16ラウンドが終了すると再び7セグ表示部15に数字が可変表示されてその結果に基づいて▲1▼次回表示装置11が作動した際に「当たり」になる確率が高くなり、更に▲2▼この高確率となる回数が3回の「当たり」に渡って継続するという利益を獲得するように2段階で利益を獲得できる可変遊技が可能なようにしてもよい。
このように構成すれば更に遊技の興趣が増す。利益の内容を適宜変更することは自由である。また、常に所定のラウンドが終了すると2回目の7セグ表示部15での可変表示をしてもよく、「7」や「3」を特別図柄としてこれら特別図柄の場合にだけ2回目の7セグ表示部15での可変表示をしてもよい。更に、3回以上の7セグ表示部15での可変表示であってもよい。要は遊技者に分割して与えることのできる複数の有利な利益を用意し、7セグ表示部15のような第2の可変表示装置によって複数回の可変表示の結果としてそれら利益を獲得できるようにするものである。
【0044】
・本発明はパチンコ機以外にもアレパチ、アレンジボール等の遊技機にも応用可能である。
・表示装置11の表示画面11aは上記実施の形態ではLCDであったが、これ以外にもCRT、ドットマトリクス、LEDエレクトロルミネッセンス(EL)、蛍光表示管等を用いることも可能である。また、表示手法も3Dやポリゴンで表わすようにしてもかまわない。
・遊技状況検出手段として上記実施の形態では近接スイッチを用いていたが、遊技球の通過が検出できればリミットスイッチ、光電スイッチ等の他の検出手段であってもかまわない。
・上記実施の形態の7セグ表示制御ルーチンにおいては1つの乱数を取り出して時短モードを獲得できる値かどうかを判断していたが、これは1つの乱数である必要はない。また、上記実施の形態ではCPU63は「当たり」時にROM61内部に記憶された0〜99までの数字を乱数値として任意に取り出すようにしていたが、これは「当たり」時以前あるいは以後であってもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
【0045】
上記実施の形態から把握できる本発明のその他の技術的思想について、下記に説明する。
(1)所定の遊技条件の成立に基づき第1の可変表示を行い、同第1の可変表示の結果が所定の停止表示態様となったことに基づいて遊技者に有利な利益を獲得させるための利益獲得遊技モードとし、同利益獲得遊技モードでの遊技の結果として遊技者が利益を獲得すると第2の可変表示を行い、前記第1の可変表示の結果が所定の停止表示態様となってから利益を獲得するまでの間に前記獲得できる利益の内容を確定させ、確定した利益内容を遊技者に実行させるようにした遊技機において、確定される利益の内容を第1の可変表示における停止表示態様に応じて差別化し、利益の内容に応じた前記第2の可変表示の結果を第1の可変表示における停止表示態様によって表示するようにした遊技機。
(2)所定の遊技条件の成立に基づき第1の可変表示を行い、同第1の可変表示の結果が所定の停止表示態様となったことに基づいて遊技者に有利な利益を獲得させるための利益獲得遊技モードとし、同利益獲得遊技モードでの遊技の結果として遊技者が利益を獲得すると第2の可変表示を行い、間に前記獲得できる利益の内容を確定させ、確定した利益内容を遊技者に実行させるようにした遊技機において、確定される利益の内容を第1の可変表示における停止表示態様に応じて差別化し、第1の可変表示における停止表示態様によって利益の内容に応じた前記第2の可変表示の結果を表示するようにした遊技機。
(3)付記(1)又は(2)において前記第2の可変表示の結果は第1の可変表示における停止表示態様によって差別化された利益から選抜された複数の利益から更に選択されて表示されるものである遊技機。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のパチンコ機の外観を説明する正面図。
【図2】 同じパチンコ機の遊技盤の正面図。
【図3】 特定入賞口周辺を拡大した斜視図。
【図4】 停留装置の斜視図。
【図5】 停留装置の斜視図。
【図6】 同じパチンコ機の電気的構成を説明するブロック図。
【図7】 当たり図柄と獲得する利益、及びその確率との対応関係を説明するテーブル。
【図8】 当たり処理ルーチンを説明するフローチャート。
【図9】 7セグ表示制御ルーチンを説明するフローチャート。
【図10】 7セグ表示制御ルーチンを説明するフローチャート。
【符号の説明】
11…表示装置、11a…第1の可変表示遊技を行う第1の可変表示装置でもある表示画面、15…第2の可変表示を行う第2の可変表示装置であり報知手段でもある7セグ表示部、21…特定入賞口。

Claims (2)

  1. 所定の遊技条件の成立に基づき第1の可変表示を行う第1表示手と、遊技者に利益を獲得させるための利益獲得遊技を行うか否かを判断する判断手段と、該判断手段の判断結果に応じた第1の可変表示の結果として表示する表示態様を複数種類の表示態様より選択する第1表示選択手段とを備え、前記第1表示手段による第1の可変表示が予め設定された2種以上の表示態様のいずれかとなる場合に前記利益獲得遊技を行い、
    該利益獲得遊技における遊技の結果として遊技者が所定の利益を獲得する場合に前記第1の可変表示とは別の態様にて第2の可変表示を行う第2表示手段と、前記利益獲得遊技の終了後に付与される利益を3種類以上の利益内容より選択する利益選択手段と、該利益選択手段の選択結果に対応して第2の可変表示の結果として表示する表示態様を3種類以上の表示態様より選択する第2表示選択手段とを備え、前記利益選択手段によって選択された利益内容であって前記第2表示選択手段により選択された表示態様に対応した利益を付与するようにした遊技機であって、
    前記第1表示選択手段は、前記利益獲得遊技を行う場合に表示される表示態様として設定された第1の表示態様及び第2の表示態様を含む複数種類の表示態様より前記第1の可変表示の結果を選択するものであり、
    前記第2表示選択手段によって選択される表示態様は、前記第1表示選択手段による表示態様の選択結果に対応して全表示態様の一部に限定され、
    該限定された表示態様の中で前記第2表示選択手段により選択された表示態様が前記第2表示手段に表示され、該第2表示手段に表示された表示態様に対応する利益が付与されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技機は、パチンコ遊技機であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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