JP2001017656A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001017656A
JP2001017656A JP11197558A JP19755899A JP2001017656A JP 2001017656 A JP2001017656 A JP 2001017656A JP 11197558 A JP11197558 A JP 11197558A JP 19755899 A JP19755899 A JP 19755899A JP 2001017656 A JP2001017656 A JP 2001017656A
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JP11197558A
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
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Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新たな図柄の追加出現によって遊技者の当たり
への期待感を十分に喚起しかつ長く維持することのでき
る遊技機を提供する。 【解決手段】第1表示制御部111は、始動条件の成立
に基づき、完成図柄または未完成図柄を可変表示手段3
0上の図柄表示領域41〜49に表示する。第2表示制
御部112は、未完成図柄と組み合わせると完成図柄に
なる補助図柄を補助図柄表示領域31〜33に表示する
ものであって、少なくとも第1表示制御部による表示結
果が、少なくとも1つの未完成図柄を含みかつこれが完
成図柄であったならば当たりの表示状態が形成される特
別リーチ状態であるとき、補助図柄表示領域内に補助図
柄を移動表示する。合体表示制御部113は、所定の当
選条件が成立している場合には、移動途中で補助図柄と
未完成図柄とを合体させて完成図柄に変化させて、当た
りの状態を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の図柄が特定
の組み合わせで揃うと当たりになる図柄合わせゲームを
所定の始動条件の成立に基づいて実行し、その実行結果
が当たりのとき遊技者に有利な特別価値を付与する遊技
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機としては、図柄合わせゲー
ムなどの画面遊技を表示する可変表示手段としての液晶
ディスプレイを備え、始動入賞口に球が入賞したとき液
晶ディスプレイ上で図柄合わせゲームを実行し、その実
行結果として特定図柄が揃ったとき、遊技者に有利な特
別価値を付与する、いわゆるフィーバ機がある。
【0003】たとえば、液晶ディスプレイの表示画面
を、3×3のマトリクス状に区切り、各表示領域にそれ
ぞれ数字等を表示することでスロットマシンに見立てた
図柄合わせゲームを実行するものでは、始動入賞口に球
が入賞したときマトリクスの縦列方向に連なる3つの表
示領域を単位として各図柄を所定期間にわたってスクロ
ール表示した後、図柄を順次、停止表示する。そして、
あと1つ所定の図柄が揃うと当たりになるリーチ状態を
経由して、横または斜めライン上に「777」など同一
の図柄が揃うと、当たりが発生し、遊技者に特別価値を
付与するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の遊技
機では、始動入賞口への球の入賞に基づいて展開される
図柄合わせゲームが、ほとんどの場合、特定の図柄を揃
えるという単調なものなので、しかも、ゲームの開始当
初から変動を始めた図柄が停止表示された時点で終了す
るという、一回勝負的なゲーム内容であった。このた
め、一旦、外れの状態が停止表示されると、もはや、当
たりの出る可能性はなく、遊技者の当たりに対する期待
感や興奮を長くかつ十分に喚起することができないとい
う問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、新たな図柄の追加出
現によって遊技者の当たりへの期待感を十分に喚起しか
つ長く維持することのできる遊技機を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]複数の図柄が特定の組み合わせで揃うと当たりに
なる図柄合わせゲームを所定の始動条件の成立に基づい
て実行し、その実行結果が当たりのとき遊技者に有利な
特別価値を付与する遊技機において、複数の図柄表示領
域(41〜49)と少なくとも1つの補助図柄表示領域
(31〜33)とを有しかつこれらの表示内容が変更可
能な可変表示手段(30)と、前記可変表示手段(3
0)上で前記図柄合わせゲームを実行する図柄合わせゲ
ーム実行手段(110)と、前記特別価値を遊技者に付
与する特別価値付与手段(130、80)とを備え、前
記図柄合わせゲーム実行手段(110)は、第1表示制
御部(111)と、第2表示制御部(112)とを備
え、前記第1表示制御部(111)は、前記始動条件の
成立に基づいて、予め定めた複数種類の完成図柄および
予め定めた1または2種以上の未完成図柄の中の任意の
ものを前記図柄表示領域(41〜49)に表示するもの
であり、前記第2表示制御部(112)は、前記未完成
図柄と組み合わせることで前記完成図柄が構成される補
助図柄を前記補助図柄表示領域(31〜33)に表示す
るものであって、少なくとも前記第1表示制御部(11
1)が前記始動条件の成立に基づいて前記図柄表示領域
(41〜49)に表示した図柄の表示内容が、これら表
示された図柄の中の少なくとも1つが前記未完成図柄で
ありかつこれが当該未完成図柄に対応する完成図柄であ
ったならば前記図柄表示領域(41〜49)に前記当た
りの表示状態が形成される特別リーチ状態であるとき、
前記補助図柄表示領域(31〜33)に予め定めた複数
種類の補助図柄の中の任意のものを表示するものであ
り、前記特別価値付与手段(130、80)は、少なく
とも前記図柄表示領域(41〜49)に前記特別リーチ
状態が形成されかつこれに含まれる全ての未完成図柄が
前記補助図柄表示領域(31〜33)に表示された補助
図柄との組み合わせで完成図柄になるとき、前記特別価
値を遊技者に付与するものであることを特徴とする遊技
機。
【0007】[2]複数の図柄が特定の組み合わせで揃
うと当たりになる図柄合わせゲームを所定の始動条件の
成立に基づいて実行し、その実行結果が当たりのとき遊
技者に有利な特別価値を付与する遊技機において、複数
の図柄表示領域(41〜49)と少なくとも1つの補助
図柄表示領域(31〜33)とを有しかつこれらの表示
内容が変更可能な可変表示手段(30)と、前記可変表
示手段(30)上で前記図柄合わせゲームを実行する図
柄合わせゲーム実行手段(110)と、前記特別価値を
遊技者に付与する特別価値付与手段(130、80)と
を備え、前記図柄合わせゲーム実行手段(110)は、
第1表示制御部(111)と、第2表示制御部(11
2)と、合体表示制御部(113)とを備え、前記第1
表示制御部(111)は、前記始動条件の成立に基づい
て、予め定めた複数種類の完成図柄および予め定めた1
または2種以上の未完成図柄の中の任意のものを前記図
柄表示領域(41〜49)に表示するものであり、前記
第2表示制御部(112)は、前記未完成図柄と組み合
わせることで前記完成図柄が構成される補助図柄を前記
補助図柄表示領域(31〜33)に表示するものであっ
て、少なくとも前記第1表示制御部(111)が前記始
動条件の成立に基づいて前記図柄表示領域(41〜4
9)に表示した図柄の表示内容が、これら表示された図
柄の中の少なくとも1つが前記未完成図柄でありかつこ
れが当該未完成図柄に対応する完成図柄であったならば
前記図柄表示領域(41〜49)に前記当たりの表示状
態が形成される特別リーチ状態であるとき、前記補助図
柄表示領域(31〜33)に予め定めた複数種類の補助
図柄の中の任意のものを表示するものであり、前記合体
表示制御部(113)は、前記特別リーチ状態を構成す
る未完成図柄と組み合わせることで完成図柄が構成され
る補助図柄が前記補助図柄表示領域(31〜33)に表
示されたとき、前記図柄表示領域(41〜49)に表示
された未完成図柄と前記補助図柄表示領域(31〜3
3)に表示された補助図柄とを合体させ、前記未完成図
柄を完成図柄に変化させるものであり、前記特別価値付
与手段(130、80)は、少なくとも前記補助図柄表
示領域(31〜33)に表示された補助図柄との合体に
よって未完成図柄が完成図柄に変化して前記図柄表示領
域(41〜49)上に前記当たりの表示状態が形成され
たとき、前記特別価値を遊技者に付与するものであるこ
とを特徴とする遊技機。
【0008】[3]複数の図柄が特定の組み合わせで揃
うと当たりになる図柄合わせゲームを所定の始動条件の
成立に基づいて実行し、その実行結果が当たりのとき遊
技者に有利な特別価値を付与する遊技機において、複数
の図柄表示領域(41〜49)と少なくとも1つの補助
図柄表示領域(31〜33)とを有しかつこれらの表示
内容が変更可能な可変表示手段(30)と、前記可変表
示手段(30)上で前記図柄合わせゲームを実行する図
柄合わせゲーム実行手段(110)と、前記特別価値を
遊技者に付与する特別価値付与手段(130、80)と
を備え、前記図柄合わせゲーム実行手段(110)は、
第1表示制御部(111)と、第2表示制御部(11
2)と、合体表示制御部(113)とを備え、前記第1
表示制御部(111)は、前記始動条件の成立に基づい
て、予め定めた複数種類の完成図柄および予め定めた1
または2種以上の未完成図柄の中の任意のものを前記図
柄表示領域(41〜49)に表示するものであり、前記
第2表示制御部(112)は、前記未完成図柄と組み合
わせることで前記完成図柄が構成される補助図柄を前記
補助図柄表示領域(31〜33)に表示するものであっ
て、少なくとも前記第1表示制御部(111)が前記始
動条件の成立に基づいて前記図柄表示領域(41〜4
9)に表示した図柄の表示内容が、これら表示された図
柄の中の少なくとも1つが前記未完成図柄でありかつこ
れが当該未完成図柄に対応する完成図柄であったならば
前記図柄表示領域(41〜49)に前記当たりの表示状
態が形成される特別リーチ状態であるとき、前記補助図
柄表示領域(31〜33)に予め定めた複数種類の補助
図柄の中の任意のものを表示するものであり、前記合体
表示制御部(113)は、前記特別リーチ状態を構成す
る未完成図柄と組み合わせることで完成図柄が構成され
る補助図柄が前記補助図柄表示領域(31〜33)に表
示されたときであって所定の当選条件が成立していると
き、前記図柄表示領域(41〜49)に表示された未完
成図柄と前記補助図柄表示領域(31〜33)に表示さ
れた補助図柄とを合体させ、前記未完成図柄を完成図柄
に変化させるものであり、前記特別価値付与手段(13
0、80)は、少なくとも前記補助図柄表示領域(31
〜33)に表示された補助図柄との合体によって未完成
図柄が完成図柄に変化して前記図柄表示領域(41〜4
9)上に前記当たりの表示状態が形成されたとき、前記
特別価値を遊技者に付与するものであることを特徴とす
る遊技機。
【0009】[4]前記第2表示制御部(112)は、
前記補助図柄表示領域(31〜33)上の表示内容を所
定期間にわたって変動表示した後、前記補助図柄を停止
表示する場合といずれの補助図柄も表示しない場合とが
あることを特徴とする[1]、[2]または[3]に記
載の遊技機。
【0010】[5]前記特別価値付与手段(130、8
0)は、前記第1表示制御部(111)によって前記図
柄表示領域(41〜49)上に表示された完成図柄によ
って前記当たりの表示状態が形成されたときにも前記特
別価値を遊技者に付与するものであることを特徴とする
[1]、[2]、[3]または[4]に記載の遊技機。
【0011】[6]前記特別リーチ状態には、それに含
まれる未完成図柄の数が異なる複数種類のものが設定さ
れていることを特徴とする[1]、[2]、[3]、
[4]または[5]に記載の遊技機。
【0012】[7]前記特別リーチ状態から当たりの状
態が形成されたとき、前記特別リーチ状態に含まれてい
た未完成図柄の数に応じて前記特別価値の大きさを変更
することを特徴とする[6]に記載の遊技機。
【0013】[8]所定数の図柄表示領域(41〜4
9)ごとに前記補助図柄表示領域(31〜33)を設
け、かつ対応する図柄表示領域(41〜49)と補助図
柄表示領域(31〜33)とを並置し、前記補助図柄
は、それが表示された補助図柄表示領域(31〜33)
と対応付けられている図柄表示領域(41〜49)に表
示された未完成図柄のみが組み合せの対象になることを
特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、
[6]または[7]に記載の遊技機。
【0014】[9]前記図柄表示領域(41〜49)を
所定の複数個ずつ一列に並べた変動列(40a、40
b、40c)を複数形成し、前記補助図柄表示領域(3
1〜33)を前記変動列(40a、40b、40c)の
略一列分に相当する大きさとし、かつ前記変動列(40
a、40b、40c)ごとに前記補助図柄表示領域(3
1〜33)を設けるとともに、対応付けられたもの同士
が隣り合うように前記変動列(40a、40b、40
c)と前記補助図柄表示領域(31〜33)とを交互に
並べて配置し、前記第2表示制御部(112)は、少な
くとも前記第1表示制御部(111)によって形成され
た前記特別リーチ状態を構成する未完成図柄が表示され
ている変動列(40a、40b、40c)に対応付けら
れている補助図柄表示領域(31〜33)において、そ
の一端部側から他端部側に向けて補助図柄が流れるよう
に移動する様子を表示したのち、対応する変動列(40
a、40b、40c)に含まれるいずれかの図柄表示領
域(41〜49)と並ぶ箇所で補助図柄を停止表示する
ものであり、前記補助図柄は、それが停止表示された補
助図柄表示領域(31〜33)と対応付けられている変
動列(40a、40b、40c)の中で前記補助図柄と
並ぶ位置の図柄表示領域(41〜49)に表示された未
完成図柄のみが組み合せの対象になることを特徴とする
[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、
[7]または[8]に記載の遊技機。
【0015】[10]前記当たりの状態が同時にいくつ
形成されるかに応じて前記特別価値の大きさを変更する
ことを特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]、
[5]、[6]、[7]、[8]または[9]に記載の
遊技機。
【0016】[11]前記始動条件は、遊技盤面上に打
ち出された球が所定の始動入賞口(60)へ入賞したこ
とに基づいて成立することを特徴とする[1]、
[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、
[8]、[9]または[10]に記載の遊技機。
【0017】[12]前記特別価値は、遊技盤面上に設
けた大口の可変入賞口(80)を所定の回数を上限とし
て繰り返し開閉することで遊技者に付与するものである
ことを特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]、
[5]、[6]、[7]、[8]、[9]、[10]ま
たは[11]記載の遊技機。
【0018】前記本発明は次のように作用する。第1表
示制御部(111)は、球が始動入賞口(60)へ入賞
するなどの始動条件の成立に基づいて、予め定めた複数
種類の完成図柄および予め定めた1または2種以上の未
完成図柄の中の任意のものを複数の図柄表示領域(41
〜49)のそれぞれに表示する。
【0019】第2表示制御部(112)は、未完成図柄
と組み合わせることで完成図柄が構成される補助図柄を
補助図柄表示領域(31〜33)に表示するものであっ
て、少なくとも第1表示制御部(111)が始動条件の
成立に基づいて図柄表示領域(41〜49)に表示した
図柄の表示内容が、これら表示された図柄の中の少なく
とも1つが未完成図柄でありかつこれが当該未完成図柄
に対応する完成図柄であったならば図柄表示領域(41
〜49)に当たりの表示状態が形成される特別リーチ状
態であるとき、補助図柄表示領域(31〜33)に予め
定めた複数種類の補助図柄の中の任意のものを表示す
る。
【0020】たとえば、図柄表示領域(41〜49)
に、いちごの絵柄など同じ完成図柄が3つ揃って出現し
たとき当たりになるとすると、いちごの絵柄の完成図柄
が2つとこの完成図柄の一部が欠けた未完成図柄(たと
えば、半分のいちごの絵柄)とが図柄表示領域(41〜
49)に表示されれば、特別リーチ状態が形成されたこ
とになる。補助図柄表示領域(31〜33)には、残り
半分のいちごの絵柄や、半分のすいかの絵柄など予め定
めた複数種類の補助図柄の中の任意のものが表示され
る。
【0021】特別価値付与手段(130、80)は、少
なくとも図柄表示領域(41〜49)に特別リーチ状態
が形成され、かつこれに含まれる全ての未完成図柄が補
助図柄表示領域(31〜33)に表示された補助図柄と
の組み合わせで完成図柄になるとき、特別価値を遊技者
に付与する。先の例では、残り半分のいちごの補助図柄
が補助図柄表示領域(31〜33)に表示されると、特
別リーチ状態に含まれる未完成図柄(半分のいちごの絵
柄)と補助図柄(残り半分のいちごの絵柄)との組み合
わせで完成図柄(一つのいちご)が形成されるので、い
ちごの絵柄が3つ揃って当たりの表示状態が形成され、
特別価値が遊技者に付与される。
【0022】このように、図柄表示領域(41〜49)
に複数の図柄が停止表示された第1の段階で当たりでな
かった場合でも、その表示状態が未完成図柄を含む特別
リーチ状態であれば、補助図柄表示領域(31〜33)
に新たな補助図柄が出現し、これとの組み合わせで図柄
表示領域(41〜49)の未完成図柄が完成図柄になれ
ば当たりが出現するので、第1の段階で当たりが出なく
ても、後に当たりに転じる可能性があり、遊技者の当た
りへの期待感を長くかつ十分に喚起でき、遊技の面白み
を増すことができる。
【0023】また、合体表示制御部(113)は、特別
リーチ状態を構成する未完成図柄と組み合わせることで
完成図柄が構成される補助図柄が補助図柄表示領域(3
1〜33)に表示されたとき、図柄表示領域(41〜4
9)に表示された未完成図柄と補助図柄表示領域(31
〜33)に表示された補助図柄とを合体させて未完成図
柄を完成図柄に変化させる。このように未完成図柄と補
助図柄とが実際に合体して完成図柄に変化するので、視
覚的な面白味を増すことができる。
【0024】さらに、特別リーチ状態を構成する未完成
図柄と組み合わせることで完成図柄が構成される補助図
柄が補助図柄表示領域(31〜33)に表示されたとき
であっても、所定の当選条件が成立しているときだけ、
未完成図柄と補助図柄とが合体するものでは、適当な補
助図柄が出現するか否かの段階と、これが実際に合体す
るか否かの段階の2段階にわけて遊技が展開されるの
で、遊技者の当たりに対するスリルと期待感を最後の最
後まで喚起することができる。
【0025】第2表示制御部(112)は、補助図柄表
示領域(31〜33)上の表示内容を所定期間にわたっ
て変動表示した後、補助図柄を停止表示する場合といず
れの補助図柄も表示しない場合とがある。このように所
定期間の変動表示を行うとともに、補助図柄が停止表示
されない場合を設けたので、変動表示を見守る遊技者に
緊張感を与え、かつ当たりに対する期待感を助長するこ
とができる。
【0026】なお特別価値付与手段(130、80)
は、第1表示制御部(111)が図柄表示領域(41〜
49)上に表示した完成図柄によって当たりの表示状態
が形成された場合にも、特別価値を遊技者に付与する。
したがって、当初から完成図柄が揃って当たりになる場
合と、未完成図柄を含む特別リーチ状態が出た後補助図
柄が追加出現して当たりに転じる場合とが存在すること
になる。
【0027】特別リーチ状態には、それを構成する未完
成図柄の数が異なる複数種類のものが設定される。たと
えば、同一の完成図柄が3つ揃って当たりになるときに
は、1つだけ未完成図柄を含む特別リーチ状態と、2つ
の未完成図柄を含む特別リーチ状態と、3つ全てが未完
成図柄で構成される特別リーチ状態の3種類が設定され
る。
【0028】さらに特別リーチ状態から当たりの状態に
転じたとき、当該特別リーチ状態に含まれていた未完成
図柄の数に応じて特別価値の大きさを変更する。先の例
では、3つのうちの1つだけが未完成図柄になっている
特別リーチ状態から当たりが出た場合と、2つの未完成
図柄を含む特別リーチ状態から当たりに成った場合と、
3つ全てが未完成図柄の特別リーチ状態から当たりに成
った場合で、付与する特別価値の大きさを変えることに
なる。この場合、未完成図柄の数が多いほど当たりにな
り難い印象を与えるので、未完成図柄の数が多いほど特
別価値を大きくすることが好ましい。
【0029】また所定数の図柄表示領域(41〜43、
44〜46、47〜49)ごとに補助図柄表示領域(3
1、32、33)を設け、かつ対応する図柄表示領域と
補助図柄表示領域とを並置し、対応関係にある補助図柄
表示領域と図柄表示領域とに表示された補助図柄と図柄
表示領域とだけが組み合せの対象となる。このようにす
れば、未完成図柄や補助図柄が複数表示された場合で
も、それらの対応関係を一目瞭然で把握でき、初心者で
も容易に本ゲームを楽しむことができる。
【0030】より具体的には、図柄表示領域(41〜4
9)を所定の複数個ずつ一列に並べた変動列(40a、
40b、40c)、たとえば3つの図柄表示領域(41
〜43、44〜46、47〜49)を縦一列に並べた変
動列(40a、40b、40c)を複数(3列)形成
し、補助図柄表示領域(31〜33)を変動列(40
a、40b、40c)の略一列分に相当する大きさにす
るとともに、変動列(40a、40b、40c)ごとに
対応付けて設ける。また変動列(40a、40b、40
c)とこれに対応付けられた補助図柄表示領域(31〜
33)とが隣り合うようにこれらを交互に並べて配置す
る。
【0031】第2表示制御部(112)は、少なくとも
第1表示制御部(111)によって形成された特別リー
チ状態を構成する未完成図柄が表示されている変動列
(40a、40b、40c)に対応付けられている補助
図柄表示領域(31〜33)において、その一端部側か
ら他端部側(たとえば、上端側から下端側)に向けて補
助図柄が流れるように移動する様子を表示し、その後、
対応する変動列(40a、40b、40c)に含まれる
いずれかの図柄表示領域(41〜49)と並ぶ位置で補
助図柄を停止表示する。そして、補助図柄表示領域(3
1〜33)に停止表示された補助図柄は、これが表示さ
れた補助図柄表示領域(31〜33)に対応付けられて
いる変動列(40a、40b、40c)の中で当該補助
図柄と並ぶ位置の図柄表示領域(41〜49)に表示さ
れた未完成図柄のみがその組み合せの対象になる。
【0032】なお、当たりの状態が同時にいくつ形成さ
れるかに応じて遊技者に付与する特別価値の大きさを変
更するものでは、特別リーチ状態が2つ同時に出現した
ような場合に、遊技者の利益獲得に対する期待感をより
一層喚起することができる。このほか始動条件は、遊技
盤面上に打ち出された球が所定の始動入賞口(60)へ
入賞したことに基づいて成立するように構成することが
できる。また、当たりが出現した際に遊技者に付与する
特別価値を、遊技盤面上に設けた大口の可変入賞口(8
0)を所定の回数を上限に繰り返し開閉させることとし
てもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は、本発明の一実施の形態を
示している。図2に示すように、本発明の実施の形態に
かかる遊技機10は、遊技者がハンドル12を回転操作
することにより遊技盤面11上に球を打ち出し、かかる
打球の入賞を競い楽しむパチンコ機である。
【0034】遊技盤面11の略中央部には、表示内容が
変更可能な可変表示手段30が配置されている。ここで
は、可変表示手段30としてカラー液晶ディスプレイを
用いている。なおカラー液晶ディスプレイに代えて、モ
ノクロ液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどを用
いてもよい。
【0035】可変表示手段30の表示領域は、第1から
第6の縦列に区分けされている。このうち、左端の1列
目は第1補助図柄表示領域31であり、左端から3列目
は第2補助図柄表示領域32、左端から5列目は第3補
助図柄表示領域33になっている。左端から2列目は第
1変動列40aであり、左端から4列目は第2変動列4
0b、右端の縦列は第3変動列40cになっている。第
1変動列40aは、図1等に示すように、図柄表示領域
41〜43を縦一列に並べた構成になっており、第2変
動列40bは図柄表示領域44〜46を縦一列に、第3
変動列40cは図柄表示領域47〜49を縦一列にそれ
ぞれ並べた構成になっている。
【0036】各図柄表示領域41〜49は、完成図柄ま
たは未完成図柄の表示される領域である。完成図柄は、
それ単体で1つの完成された絵柄を成すものであり、た
とえば、1個のいちご、1個まるごとのすいか、2つの
さくらんぼがつながった、さくらんぼ対、などがある。
未完成図柄は、完成図柄の一部分が欠けたものであり、
たとえば、半分のいちご(未完成いちご)、半分のすい
か(未完成すいか)、さくらんぼ対のうち1つが欠けた
もの(未完成さくらんぼ)等がある。
【0037】第1〜第3の補助図柄表示領域31〜33
は、上述の未完成図柄と組み合わされて完成図柄を構成
する補助図柄の表示される領域である。補助図柄として
は、残り半分のいちご(補助いちご)、残り半分のすい
か(補助すいか)、残り1個のさくらんぼ(補助さんく
らんぼ)等がある。
【0038】可変表示手段30上では、同一の完成図柄
を横または斜めのライン上に3つ揃えると当たりになる
スロットマシンに類似した図柄合わせゲームが実行され
る。なお、各図柄表示領域41〜49に表示された未完
成図柄と第1〜第3の補助図柄表示領域31〜33の対
応箇所に表示された補助図柄とを組み合わせて完成図柄
が構成される場合には、当該未完成図柄の表示箇所に完
成図柄が出現したものとして扱い、未完成図柄と補助図
柄の組み合わせによって当たりが出現し得るようになっ
ている。
【0039】可変表示手段30のすぐ下方には保留玉表
示部50が設けてある。保留玉表示部50のさらに下方
には、始動入賞口60が配設されている。始動入賞口6
0は、可変表示手段30上で展開される図柄合わせゲー
ムの実行権を確保するための入賞口である。また始動入
賞口60は、その入賞口を球の入賞確率の高い状態と低
い状態とに切り替えるために開閉する可動片61を具備
している。
【0040】保留玉表示部50は、始動入賞口60への
入賞によって確保された図柄合わせゲームの実行権のう
ち、可変表示手段30上で図柄合わせゲームが未実行に
なっているものの数(保留数)を表示するものである。
保留数は4回が限度であり、それ以上については、実行
権が破棄される。保留玉表示部50は、4つのランプを
有しており、その点灯個数によって現在の保留数を表示
するようになっている。
【0041】始動入賞口60の下方には、大口の可変入
賞口80が配置されている。可変入賞口80は、その入
賞口を球の入賞し難い閉状態と球の入賞容易な開状態と
に切り替えるための開閉板81を有している。また図2
では現れていないが可変入賞口80の内部にはさらにV
入賞口85が設けてある。
【0042】このほか、遊技盤面11上には、各種の入
賞口13や風車14のほか、球を弾くための障害釘15
やアウト口16のほか、打ち出された球を遊技盤面11
の上部に導くためのレール17などが配置されている。
また遊技機10の上部には、電飾等を行うためのランプ
18が取り付けてある。
【0043】さらに遊技機10の正面であって遊技盤面
11の下方には、遊技に供する球を貯留するための前皿
19や、この前皿19から溢れる球を受け止めて貯留す
るための下皿20が設けられている。下皿20の右横に
は、球を遊技盤面11上に打出す発射機構の操作部であ
るハンドル12が設けられている。なお、遊技機10の
各種の動作を制御する制御部100は、遊技盤面11の
裏面等の機体内に取り付けられている。
【0044】図1は、遊技機10の回路構成の概要を示
している。遊技機10は、CPU(中央処理装置)とR
OM(リード・オンリ・メモリ)とRAM(ランダム・
アクセス・メモリ)とを主要部とした回路から成る制御
部100を備えている。
【0045】制御部100には、各種の周辺装置が接続
されている。このうち始動入賞口60は、球の入賞を検
知する入賞検知スイッチ62と、可動片61を開閉駆動
するためのソレノイド63を有している。入賞検知スイ
ッチ62は、機械的なスイッチのほか、球により光の遮
られたことで入賞を検知する光センサや、球の通過によ
る磁界の変化を検出する磁気センサなど各種のセンサを
用いることができる。
【0046】可変入賞口80(アタッカ)は、可動板8
1を開閉駆動するソレノイド82と、可変入賞口80へ
の球の入賞を検知する入賞検知スイッチ84と、入賞し
た球の個数を計数する入賞計数機83とを備えている。
可変入賞口80の可動板81は、可変表示手段30上で
展開される図柄合わせゲームの実行結果として当たりが
出現したとき、一定期間(たとえば29秒)開いた後、
短時間(2秒ほど)閉じるという開閉動作を所定回数を
上限として繰り返すようになっている。
【0047】なお、可動板81は、各ラウンドにおいて
前述の一定時間(29秒)が経過する前に、所定の許容
上限個数(ここでは10個)の球が可変入賞口80に入
賞すると、その時点で可動板81を閉じるようになって
いる。さらに可変入賞口80の内部には、V入賞口85
が設けて有るとともに、V入賞口85への球の入賞を検
知するV入賞検知スイッチ86を有している。各ラウン
ド中に少なくとも1つの球がV入賞口85へ入賞するこ
とが次のラウンドへの継続条件になっている。賞球払出
手段90は、賞球の払出を行う機構部分とその制御回路
部分である。
【0048】制御部100は、ROMに格納されたプロ
グラムを実行することにより、遊技機10の各種動作を
統括制御するものであり、図柄合わせゲーム実行手段1
10と、保留管理手段120と、特別価値付与制御手段
130の各機能を実現するものである。
【0049】このうち、保留管理手段120は、始動入
賞口60へ球が入賞したことに基づいて図柄合わせゲー
ムの実行権を所定の回数を上限に確保し保留する機能を
果たす部分である。
【0050】図柄合わせゲーム実行手段110は、第1
表示制御部111と、第2表示制御部112と、合体表
示制御部113とを有している。このうち第1表示制御
部111は、保留されている図柄合わせゲームの実行権
に基づいて、可変表示手段30のうちの第1変動列40
a、第2変動列40bおよび第3変動列40cにおい
て、第1段階の図柄合わせゲームを実行するものであ
る。具体的には、各変動列40a〜40c上で所定期間
に渡って図柄を変動表示(上から下に向かってのスクロ
ール表示)を行った後、完成図柄あるいは未完成図柄の
中の任意のものを順次、各図柄表示領域41〜49に停
止表示する機能を果たすものである。
【0051】第2表示制御部112および合体表示制御
部113は、各図柄表示領域41〜49に停止表示され
た図柄によって特別リーチ状態が形成されたとき、第1
〜第3の補助図柄表示領域31〜33上で第2段階の図
柄合わせゲームを実行するものである。特別リーチ状態
とは、各図柄表示領域41〜49のうち、横または斜め
のリーチライン上に出現した3つの図柄のうちの少なく
とも1つが未完成図柄であり、かつこれが当該未完成図
柄に対応する完成図柄であったならばこのライン上に当
たりの表示状態が形成される表示状態である。
【0052】第2表示制御部112は、未完成図柄の出
現している図柄表示領域が含まれる変動列に対応付けら
れた補助図柄表示領域、すなわち、未完成図柄の出現し
ている変動列の左横に隣接する補助図柄表示領域におい
て、その上端から下端に向けて、補助図柄がゆっくりと
流れる様子を表示する機能を果たすものである。合体表
示制御部113は、図示しない乱数抽選部によって行わ
れた内部抽選が当たりの場合に、流れてくる補助図柄と
未完成図柄とを合体させ、未完成図柄が完成図柄に変化
する様子の表示するものである。
【0053】特別価値付与制御手段130は、第1段階
の図柄合わせゲームで各図柄表示領域41〜49の横ま
たは斜めのライン上に同一の完成図柄が3つ揃う当たり
の表示状態が出現したとき、遊技者に特別価値を付与す
る。また特別価値付与制御手段130は、第1段階の図
柄合わせゲームで特別リーチ状態が出現して、第2段階
の図柄合わせゲームが実行され、未完成図柄が補助図柄
と合体して完成図柄に変化し、これにより、各図柄表示
領域41〜49の横または斜めのライン上に同一の完成
図柄が3つ揃った場合にも遊技者に特別価値を付与する
ようになっている。
【0054】ここでは、特別価値付与制御手段130
は、可変入賞口80の開閉を制御する開閉制御部131
を有しており、可変入賞口80を複数回に渡って繰り返
し開閉して球の入賞し易い状態を形成することで特別価
値を付与するようになっている。実際には、可変入賞口
80へ1つの球が入賞するごとに賞球払出手段90によ
って10個の球が前皿19に払い出されるので、特別価
値は、賞球として遊技者に付与されることになる。
【0055】また特別価値付与制御手段130は、当た
りの状態がいくつ同時に形成されているかや、未完成図
柄と補助図柄とが合体して完成図柄に転じたものが当た
り状態を構成する完成図柄の中にいくつ含まれるかによ
っても、特別価値の大きさ、具体的には可変入賞口80
の開閉回数を変化させるようになっている。
【0056】次に作用を説明する。図3は、遊技機10
の行う処理の流れを示している。始動入賞口60に球が
入賞することによって始動条件が成立すると(ステップ
S301;Y)、図柄合わせゲーム実行手段110は、
各図柄表示領域41〜49で構成される各変動列40a
〜40c上でスロットマシンに見立てた図柄合わせゲー
ムを実行する(ステップS302)。
【0057】より詳細には、始動入賞口60へ球が入賞
したとき、保留数が上限の4回に達していなければ、図
柄合わせゲームの実行結果を定めるための乱数抽選を実
行し、その結果を保存する。一方、保留数が上限に達し
ているときは、今回の入賞に基づく図柄合わせゲームの
実行権を破棄する。
【0058】そして、保留数が「0」でなければ、図柄
合わせゲーム実行手段110は、保存されている乱数抽
選の結果を先に記憶されたものから順に読み出し、その
結果に従う実行結果が停止表示されるように第1段階の
図柄合わせゲームを開始する。すなわち、図4aに示す
ように、各変動列40a〜40c上で図柄が所定期間に
渡って変動表示(スクロール)する様子を表示し、その
後、1つずつ図柄を順次停止表示する。
【0059】第1段階の図柄合わせゲームの実行結果と
して、図4bに示す通常のリーチ状態、すなわち、同一
の完成図柄401が一のライン上に2つ揃う状態、を経
由して最終的に図4cに示すような当たりの状態が停止
表示されると(ステップS303;Y)、特別価値付与
制御手段130は、特別価値の付与動作を開始する(ス
テップS307)。すなわち、可変入賞口80を所定回
数を上限に繰り返し開閉する。図4cの例では、図柄表
示領域42、図柄表示領域45、図柄表示領域48で構
成される中段の横ライン上にさくらんぼ対の完成図柄が
3つ揃って当たり状態が形成されている。
【0060】一方、第1段階の図柄合わせゲームの実行
結果として図4dに示すように、同一の完成図柄が3つ
揃わず、かつそれが特別リーチ状態でもない、通常の外
れ状態が表示されたときは(ステップS304;N)、
第1段階のみで今回の図柄合わせゲームを終了し、再び
始動条件の成立有無を調べる処理に戻る(ステップS3
01)。
【0061】図5は、特別リーチ状態が出現する場合の
表示内容の遷移の一例を示している。図5cに示すよう
に、中段横のライン501上などに未完成図柄502を
含む特別リーチ状態が出現すると(ステップS304;
Y)、第2表示制御部112および合体表示制御部11
3によって図柄合わせゲームの第2段階が実行される
(ステップS305)。第2段階では、特別リーチ状態
中の未完成図柄のある変動列の左隣の補助図柄表示領域
に、未完成図柄に対応した補助図柄が、上端から下端に
向かって流れるように移動する様子が表示される。
【0062】図5dの例では、第3変動列40cの図柄
表示領域48に未完成図柄502が出現しているので、
第3変動列40cに対応付けられている補助図柄表示領
域である第3補助図柄表示領域33に、補助図柄503
を表示する。より詳細には、図柄表示領域48の未完成
図柄が未完成さくらんぼなので、第3補助図柄表示領域
33の上端から下端に向かってゆっくりと流れるように
補助さくらんぼ503を表示する。
【0063】内部抽選の結果が当たりのときは、合体表
示制御部113は、図5eに示すように、補助図柄50
3が対応する未完成図柄502の脇に来たとき、これを
移動させてその未完成図柄502と合体させ、当該未完
成図柄を完成図柄504に変化させる。このようにし
て、特別リーチ状態に含まれる未完成図柄が補助図柄と
の合体によって完成図柄に遷移することによって、同一
の完成図柄が一のライン上に3つ揃う当たりの状態が形
成されると(ステップS306;Y)、特別価値付与制
御手段130は、可変入賞口80を開閉させて特別価値
を遊技者に付与する。
【0064】一方、内部抽選の結果が、外れの場合に
は、図5fに示すように、補助図柄と未完成図柄の合体
は行われずに、補助図柄503が流れ去ってしまう様子
が表示される。
【0065】図6は、未完成図柄が2つ含まれた特別リ
ーチ状態が形成される場合の表示内容の遷移の一例を示
している。図6bでは、第1段階の図柄合わせゲームの
実行結果として、第1変動列40aの図柄表示領域42
と、第3変動列40cの図柄表示領域48にそれぞれ未
完成すいかの図柄が表示され、かつ第2変動列40bの
図柄表示領域45に完成図柄としてのすいかの絵柄が表
示された特別リーチ状態が形成されている。
【0066】このようなときには、第2段階の図柄合わ
せゲームにおいて、まず、いずれか一方の未完成図柄を
含む変動列の左隣の補助図柄表示領域に対応する補助図
柄がゆっくりと流れる様子が表示される。図6cでは、
第1補助図柄表示領域31の上端から補助すいかの図柄
601が登場している。そして、この補助すいかの図柄
601が図柄表示領域42に表示された未完成すいか6
02と合体し、すいかの完成図柄が形成されると、続い
てもう一方の未完成図柄を含む変動列の左隣の補助図柄
表示領域に、対応する補助図柄の流れる様子が表示され
る。図6dでは、第1補助図柄表示領域31を流れてき
た補助すいかの図柄601が図柄表示領域42に表示さ
れた未完成図柄と合体して完成図柄605を構成してい
る。また第3補助図柄表示領域33の上端から別の補助
すいかの図柄602が登場している。
【0067】図6eに示すように、もう一つの補助すい
か602もうまく合体した場合には、すいかの完成図柄
が中段の横ライン上に3つ揃って当たりになる。一方、
補助すいかが通り過ぎた場合には、外れになる。なお、
補助図柄が未完成図柄を通り越しても、これが再び戻っ
てきて合体するような演出を行っても良い。また補助図
柄が未完成図柄の近傍で、一旦停止し、その付近で行っ
たり来たりをしばらく繰り返すようにしてもよい。
【0068】さらには、1つの補助図柄が通過してもす
ぐに外れにならずに、次の補助図柄が新たに上端から登
場するようにしてもよい。たとえば、1つ目の補助図柄
が通り過ぎても、これが完全に流れ去る前に次の補助図
柄を登場させる場合を設ける。そして、完全に流れ去る
までに次の補助図柄が登場しなければ、その時点で、外
れが確定する等である。
【0069】図7は、第1段階の図柄合わせゲームにお
いて、特別リーチ状態がダブルで出現した場合の一例を
示している。図7の例では、同図bに示すように第1段
階の図柄合わせゲームの実行結果として、中段横のライ
ン701上と、右下がり斜めライン702上のそれぞれ
に、いちごの未完成図柄を1つ含む特別リーチ状態が出
現している。この場合、図7cに示すように、まず、い
ずれか一方の未完成図柄を含む変動列の左隣の補助図柄
表示領域の上端から下端に向かってゆっくりと流れるよ
うにして対応する補助図柄703を流す。そして図7d
のように、これがうまく合体して完成図柄になれば、1
つ目の当たりが形成される。
【0070】図7dでは、中段横ライン701上にいち
ごの完成図柄が3つ揃って1つ目の当たり状態が形成さ
れている。続いて他方の特別リーチ状態に含まれる未完
成図柄に対応した補助図柄を表示し、これもうまく合体
すると、2つ目の当たり状態が形成される。図7dで
は、補助いちご705が第3補助図柄表示領域33に登
場し、図7eに示すように、うまく合体して、右下がり
斜めのライン702上に2つ目の当たり状態が形成され
ている。
【0071】このようにして、2つの当たり状態が同時
に形成された場合には、遊技者に付与する特別価値の大
きさを増大させている。具体的には、可変入賞口80を
32回を上限に開閉するようになっている。
【0072】図8は、未完成図柄のみの特別リーチ状態
が形成される場合の表示内容の遷移の一例を示してい
る。図8bでは、第1段階の図柄合わせゲームの実行結
果として、第1変動列40aの図柄表示領域42と、第
2変動列40bの図柄表示領域45と、第3変動列40
cの図柄表示領域48とにそれぞれ未完成さくらんぼの
図柄801〜803が表示された特別リーチ状態が形成
されている。
【0073】そして図8c、dに示すように、各補助図
柄表示領域31〜33にさくらんぼの補助図柄811〜
813が順次登場し、同図eのように、これらが全て対
応するさくらんぼの未完成図柄と合体すると当たり状態
が形成される。
【0074】なお、図5に示すように、1つの未完成図
柄を含む特別リーチ状態から当たりになった場合と、図
6のように2つの未完成図柄を含む特別リーチ状態から
当たりになった場合と、図8のように3つの未完成図柄
を含む特別リーチ状態から当たりになった場合とで、遊
技者に付与する特別価値の大きさを変化させるとよい。
たとえば、未完成図柄が多いほど、当たりになる可能性
が低い印象を遊技者に与えるので、この印象に合致する
ように、未完成図柄が多い特別リーチ状態が当たりにな
った場合ほど、特別価値を大きくする等である。特別価
値の大きさは、可変入賞口80の開閉回数を増加させる
ものであってもよいし、可変入賞口80への球の入賞1
つ当たりに対して払い出す賞球の個数を変化させる等で
あってもよい。
【0075】以上説明した実施の形態では、第1〜第3
の補助図柄表示領域31〜33に登場した補助図柄が図
柄表示領域内に移動して、未完成図柄のあった図柄表示
領域上に完成図柄を形成するようにしたが、たとえば、
図9のように、図柄表示領域42の左端に寄せて未完成
図柄901を表示し、これと左隣の補助図柄表示領域3
1を流れてきた補助図柄902とが、図柄表示領域42
と補助図柄表示領域31の境界線上で合体し、当該境界
線をまたぐ箇所に完成図柄903を形成するようにして
もよい。
【0076】このほか、実施の形態では、補助図柄と未
完成図柄とを実際に合体させるようにしたが、未完成図
柄のすぐ横に補助図柄が現れるだけで、完成図柄になっ
たものとして取り扱って当たりを出すようにしてもよ
い。また実施の形態では、未完成図柄と組み合わせると
完成図柄になる補助図柄を補助図柄表示領域に必ず登場
させるようにしたが、たとえば、組み合わせることがで
きない補助図柄が登場する場合を設けても良い。すなわ
ち、未完成図柄がいちごの場合に、いちごの補助図柄が
上端から流れてくる場合と、すいかなど関係のない補助
図柄が流れてくる場合を設ける等である。
【0077】この場合、組み合わせ可能な補助図柄が登
場すれば、必ず合体するようにしてもよいし、合体する
場合と合体せずに流れ去る場合とを設けてもよい。すな
わち、内部抽選で当たりが出ているなど所定の当選条件
が成立しているときだけ、図柄を合体させるのである。
【0078】また実施の形態では、特別リーチ状態が形
成されると、必ず補助図柄を登場させるようにしたが、
しばらくたっても補助図柄がいっこうに登場しないま
ま、外れに終わる場合を設けてもよい。また、未完成図
柄の表示されている変動列の左横の以外の補助図柄表示
領域に補助図柄が出現する場合を設け、この場合を一つ
の外れのケースに設定してもよい。
【0079】また、可変表示手段30上の表示領域の割
り当ては実施の形態で示したような6列に分けるものに
限定されない。たとえば、実施の形態では、縦一列に並
ぶ3つの図柄表示領域で構成される変動列ごとに1つの
補助図柄表示領域を対応させたが、各図柄表示領域ごと
に補助図柄表示領域を設けるようにしてもよい。
【0080】さらに、縦列を単位として変動列と補助図
柄表示領域とを区分けしなくてもよく、たとえば、横の
行を単位としても良いし、図柄表示領域と補助図柄表示
領域とを対にして、可変表示手段の表示領域上にこれら
を適宜あるいは不規則に配置してもよい。
【0081】このほか、図柄はフルーツに限定されず、
数字であってもその他どのようなものであってもよい。
【0082】
【発明の効果】本発明にかかる遊技機によれば、図柄表
示領域に複数の図柄が停止表示された当初の結果が当た
りでなかった場合でも、その表示状態が未完成図柄を含
む特別リーチ状態であれば、補助図柄表示領域に新たな
補助図柄が出現し、これとの組み合わせで図柄表示領域
の未完成図柄が完成図柄になれば当たりが出現するの
で、当初の段階で当たりが出なくてもこれが後に当たり
に転じる可能性があり、遊技者の当たりへの期待感を長
くかつ十分に喚起でき、遊技の面白みを増すことができ
る。
【0083】また、未完成図柄と補助図柄が実際に合体
して完成図柄に変化するので、視覚的な面白味を増すこ
とができる。
【0084】さらに、特別リーチ状態を構成する未完成
図柄と組み合わせることで完成図柄が構成される補助図
柄が補助図柄表示領域に表示されたときであっても、所
定の当選条件が成立しているときだけ、未完成図柄と補
助図柄とを合体させるものでは、適当な補助図柄が出現
するか否かの段階と、これが実際に合体するか否かの段
階の2段階にわけて遊技が展開されるので、遊技者の当
たりに対するスリルと期待感を最後の最後まで喚起する
ことができる。
【0085】また所定期間の変動表示の末に、補助図柄
が流れ去るなど停止表示されない場合を設けたので、変
動表示を見守る遊技者に緊張感を与えることができる。
【0086】さらに、含まれる未完成図柄の数が異なる
複数種類の特別リーチ状態を設定し、また特別リーチ状
態から当たりに転じたとき、今回の特別リーチ状態に含
まれていた未完成図柄の数に応じて特別価値の大きさを
変更したり、同時に出現した当たり状態の数に応じて特
別価値の大きさを変更するので、遊技内容がより一層変
化に富むとともに、遊技者により大きな利益獲得への期
待感を与えることができる。
【0087】また各図柄表示領域ごとに補助図柄表示領
域を設け、かつ対応する図柄表示領域と補助図柄表示領
域とを並置するなどにより、どの未完成図柄とどの補助
図柄とが組み合わせの対象になるかを一目瞭然に把握で
き、初心者でも容易に本ゲームを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の回路構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面
図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技機が行う図柄
合わせゲームの流れを示す流れ図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技機が第1段階
で図柄合わせゲームを終了する場合における表示内容の
遷移の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る遊技機が未完成図
柄を1つ含む特別リーチ状態の出現によって第2段階に
図柄合わせゲームを進める場合における表示内容の遷移
の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る遊技機が未完成図
柄を2つ含む特別リーチ状態の出現によって第2段階に
図柄合わせゲームを進める場合における表示内容の遷移
の一例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る遊技機が未完成図
柄を1つ含む特別リーチ状態が2つ同時に出現した場合
における表示内容の遷移の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る遊技機が未完成図
柄を3つ含む特別リーチ状態の出現によって第2段階に
図柄合わせゲームを進める場合における表示内容の遷移
の一例を示す説明図である。
【図9】図柄表示領域と補助図柄表示領域の境界線上に
またがって図柄が合体して完成図柄が形成される場合の
一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…遊技機 11…遊技盤面 30…可変表示手段 31…第1補助図柄表示領域 32…第2補助図柄表示領域 33…第3補助図柄表示領域 40a…第1変動列 40b…第2変動列 40c…第3変動列 41〜49…図柄表示領域 50…保留玉表示部 60…始動入賞口 80…可変入賞口 100…制御部 110…図柄合わせゲーム実行手段 111…第1表示制御部 112…第2表示制御部 113…合体表示制御部 120…保留管理手段 130…特別価値付与制御手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月14日(2000.2.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】[2]前記第2表示制御部(112)は、
前記補助図柄表示領域(31〜33)上の表示内容を所
定期間にわたって変動表示した後、前記補助図柄を停止
表示する場合といずれの補助図柄も表示しない場合とが
あることを特徴とする[1]に記載の遊技機。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】[3]前記特別価値付与手段(130、8
0)は、前記第1表示制御部(111)によって前記図
柄表示領域(41〜49)上に表示された完成図柄によ
って前記当たりの表示状態が形成されたときにも前記特
別価値を遊技者に付与するものであることを特徴とする
[1]または[2]に記載の遊技機。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】[4]前記特別リーチ状態には、それに含
まれる未完成図柄の数が異なる複数種類のものが設定さ
れていることを特徴とする[1]、[2]または[3]
に記載の遊技機。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】[5]前記特別リーチ状態から当たりの状
態が形成されたとき、前記特別リーチ状態に含まれてい
た未完成図柄の数に応じて前記特別価値の大きさを変更
することを特徴とする[4]に記載の遊技機。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】[6]所定数の図柄表示領域(41〜4
9)ごとに前記補助図柄表示領域(31〜33)を設
け、かつ対応する図柄表示領域(41〜49)と補助図
柄表示領域(31〜33)とを並置し、前記補助図柄
は、それが表示された補助図柄表示領域(31〜33)
と対応付けられている図柄表示領域(41〜49)に表
示された未完成図柄のみが組み合せの対象になることを
特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]または
[5]に記載の遊技機。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】[7]前記図柄表示領域(41〜49)を
所定の複数個ずつ一列に並べた変動列(40a、40
b、40c)を複数形成し、前記補助図柄表示領域(3
1〜33)を前記変動列(40a、40b、40c)の
略一列分に相当する大きさとし、かつ前記変動列(40
a、40b、40c)ごとに前記補助図柄表示領域(3
1〜33)を設けるとともに、対応付けられたもの同士
が隣り合うように前記変動列(40a、40b、40
c)と前記補助図柄表示領域(31〜33)とを交互に
並べて配置し、前記第2表示制御部(112)は、少な
くとも前記第1表示制御部(111)によって形成され
た前記特別リーチ状態を構成する未完成図柄が表示され
ている変動列(40a、40b、40c)に対応付けら
れている補助図柄表示領域(31〜33)において、そ
の一端部側から他端部側に向けて補助図柄が流れるよう
に移動する様子を表示したのち、対応する変動列(40
a、40b、40c)に含まれるいずれかの図柄表示領
域(41〜49)と並ぶ箇所で補助図柄を停止表示する
ものであり、前記補助図柄は、それが停止表示された補
助図柄表示領域(31〜33)と対応付けられている変
動列(40a、40b、40c)の中で前記補助図柄と
並ぶ位置の図柄表示領域(41〜49)に表示された未
完成図柄のみが組み合せの対象になることを特徴とする
[1]、[2]、[3]、[4]、[5]または[6]
に記載の遊技機。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】[8]前記当たりの状態が同時にいくつ形
成されるかに応じて前記特別価値の大きさを変更するこ
とを特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]、
[5]、[6]または[7]に記載の遊技機。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】[9]前記始動条件は、遊技盤面上に打ち
出された球が所定の始動入賞口(60)へ入賞したこと
に基づいて成立することを特徴とする[1]、[2]、
[3]、[4]、[5]、[6]、[7]または[8]
に記載の遊技機。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】[10]前記特別価値は、遊技盤面上に設
けた大口の可変入賞口(80)を所定の回数を上限とし
て繰り返し開閉することで遊技者に付与するものである
ことを特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]、
[5]、[6]、[7]、[8]または[9]記載の遊
技機。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の図柄が特定の組み合わせで揃うと当
    たりになる図柄合わせゲームを所定の始動条件の成立に
    基づいて実行し、その実行結果が当たりのとき遊技者に
    有利な特別価値を付与する遊技機において、 複数の図柄表示領域と少なくとも1つの補助図柄表示領
    域とを有しかつこれらの表示内容が変更可能な可変表示
    手段と、前記可変表示手段上で前記図柄合わせゲームを
    実行する図柄合わせゲーム実行手段と、前記特別価値を
    遊技者に付与する特別価値付与手段とを備え、 前記図柄合わせゲーム実行手段は、第1表示制御部と、
    第2表示制御部とを備え、 前記第1表示制御部は、前記始動条件の成立に基づい
    て、予め定めた複数種類の完成図柄および予め定めた1
    または2種以上の未完成図柄の中の任意のものを前記図
    柄表示領域に表示するものであり、 前記第2表示制御部は、前記未完成図柄と組み合わせる
    ことで前記完成図柄が構成される補助図柄を前記補助図
    柄表示領域に表示するものであって、少なくとも前記第
    1表示制御部が前記始動条件の成立に基づいて前記図柄
    表示領域に表示した図柄の表示内容が、これら表示され
    た図柄の中の少なくとも1つが前記未完成図柄でありか
    つこれが当該未完成図柄に対応する完成図柄であったな
    らば前記図柄表示領域に前記当たりの表示状態が形成さ
    れる特別リーチ状態であるとき、前記補助図柄表示領域
    に予め定めた複数種類の補助図柄の中の任意のものを表
    示するものであり、 前記特別価値付与手段は、少なくとも前記図柄表示領域
    に前記特別リーチ状態が形成されかつこれに含まれる全
    ての未完成図柄が前記補助図柄表示領域に表示された補
    助図柄との組み合わせで完成図柄になるとき、前記特別
    価値を遊技者に付与するものであることを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】複数の図柄が特定の組み合わせで揃うと当
    たりになる図柄合わせゲームを所定の始動条件の成立に
    基づいて実行し、その実行結果が当たりのとき遊技者に
    有利な特別価値を付与する遊技機において、 複数の図柄表示領域と少なくとも1つの補助図柄表示領
    域とを有しかつこれらの表示内容が変更可能な可変表示
    手段と、前記可変表示手段上で前記図柄合わせゲームを
    実行する図柄合わせゲーム実行手段と、前記特別価値を
    遊技者に付与する特別価値付与手段とを備え、 前記図柄合わせゲーム実行手段は、第1表示制御部と、
    第2表示制御部と、合体表示制御部とを備え、 前記第1表示制御部は、前記始動条件の成立に基づい
    て、予め定めた複数種類の完成図柄および予め定めた1
    または2種以上の未完成図柄の中の任意のものを前記図
    柄表示領域に表示するものであり、 前記第2表示制御部は、前記未完成図柄と組み合わせる
    ことで前記完成図柄が構成される補助図柄を前記補助図
    柄表示領域に表示するものであって、少なくとも前記第
    1表示制御部が前記始動条件の成立に基づいて前記図柄
    表示領域に表示した図柄の表示内容が、これら表示され
    た図柄の中の少なくとも1つが前記未完成図柄でありか
    つこれが当該未完成図柄に対応する完成図柄であったな
    らば前記図柄表示領域に前記当たりの表示状態が形成さ
    れる特別リーチ状態であるとき、前記補助図柄表示領域
    に予め定めた複数種類の補助図柄の中の任意のものを表
    示するものであり、 前記合体表示制御部は、前記特別リーチ状態を構成する
    未完成図柄と組み合わせることで完成図柄が構成される
    補助図柄が前記補助図柄表示領域に表示されたとき、前
    記図柄表示領域に表示された未完成図柄と前記補助図柄
    表示領域に表示された補助図柄とを合体させ、前記未完
    成図柄を完成図柄に変化させるものであり、 前記特別価値付与手段は、少なくとも前記補助図柄表示
    領域に表示された補助図柄との合体によって未完成図柄
    が完成図柄に変化して前記図柄表示領域上に前記当たり
    の表示状態が形成されたとき、前記特別価値を遊技者に
    付与するものであることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】複数の図柄が特定の組み合わせで揃うと当
    たりになる図柄合わせゲームを所定の始動条件の成立に
    基づいて実行し、その実行結果が当たりのとき遊技者に
    有利な特別価値を付与する遊技機において、 複数の図柄表示領域と少なくとも1つの補助図柄表示領
    域とを有しかつこれらの表示内容が変更可能な可変表示
    手段と、前記可変表示手段上で前記図柄合わせゲームを
    実行する図柄合わせゲーム実行手段と、前記特別価値を
    遊技者に付与する特別価値付与手段とを備え、 前記図柄合わせゲーム実行手段は、第1表示制御部と、
    第2表示制御部と、合体表示制御部とを備え、 前記第1表示制御部は、前記始動条件の成立に基づい
    て、予め定めた複数種類の完成図柄および予め定めた1
    または2種以上の未完成図柄の中の任意のものを前記図
    柄表示領域に表示するものであり、 前記第2表示制御部は、前記未完成図柄と組み合わせる
    ことで前記完成図柄が構成される補助図柄を前記補助図
    柄表示領域に表示するものであって、少なくとも前記第
    1表示制御部が前記始動条件の成立に基づいて前記図柄
    表示領域に表示した図柄の表示内容が、これら表示され
    た図柄の中の少なくとも1つが前記未完成図柄でありか
    つこれが当該未完成図柄に対応する完成図柄であったな
    らば前記図柄表示領域に前記当たりの表示状態が形成さ
    れる特別リーチ状態であるとき、前記補助図柄表示領域
    に予め定めた複数種類の補助図柄の中の任意のものを表
    示するものであり、 前記合体表示制御部は、前記特別リーチ状態を構成する
    未完成図柄と組み合わせることで完成図柄が構成される
    補助図柄が前記補助図柄表示領域に表示されたときであ
    って所定の当選条件が成立しているとき、前記図柄表示
    領域に表示された未完成図柄と前記補助図柄表示領域に
    表示された補助図柄とを合体させ、前記未完成図柄を完
    成図柄に変化させるものであり、 前記特別価値付与手段は、少なくとも前記補助図柄表示
    領域に表示された補助図柄との合体によって未完成図柄
    が完成図柄に変化して前記図柄表示領域上に前記当たり
    の表示状態が形成されたとき、前記特別価値を遊技者に
    付与するものであることを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】前記第2表示制御部は、前記補助図柄表示
    領域上の表示内容を所定期間にわたって変動表示した
    後、前記補助図柄を停止表示する場合といずれの補助図
    柄も表示しない場合とがあることを特徴とする請求項
    1、2または3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記特別価値付与手段は、前記第1表示制
    御部によって前記図柄表示領域上に表示された完成図柄
    によって前記当たりの表示状態が形成されたときにも前
    記特別価値を遊技者に付与するものであることを特徴と
    する請求項1、2、3または4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記特別リーチ状態には、それに含まれる
    未完成図柄の数が異なる複数種類のものが設定されてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記
    載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記特別リーチ状態から当たりの状態が形
    成されたとき、前記特別リーチ状態に含まれていた未完
    成図柄の数に応じて前記特別価値の大きさを変更するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】所定数の図柄表示領域ごとに前記補助図柄
    表示領域を設け、かつ対応する図柄表示領域と補助図柄
    表示領域とを並置し、 前記補助図柄は、それが表示された補助図柄表示領域と
    対応付けられている図柄表示領域に表示された未完成図
    柄のみが組み合せの対象になることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6または7に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】前記図柄表示領域を所定の複数個ずつ一列
    に並べた変動列を複数形成し、 前記補助図柄表示領域を前記変動列の略一列分に相当す
    る大きさとし、かつ前記変動列ごとに前記補助図柄表示
    領域を設けるとともに、対応付けられたもの同士が隣り
    合うように前記変動列と前記補助図柄表示領域とを交互
    に並べて配置し、 前記第2表示制御部は、少なくとも前記第1表示制御部
    によって形成された前記特別リーチ状態を構成する未完
    成図柄が表示されている変動列に対応付けられている補
    助図柄表示領域において、その一端部側から他端部側に
    向けて補助図柄が流れるように移動する様子を表示した
    のち、対応する変動列に含まれるいずれかの図柄表示領
    域と並ぶ箇所で補助図柄を停止表示するものであり、 前記補助図柄は、それが停止表示された補助図柄表示領
    域と対応付けられている変動列の中で前記補助図柄と並
    ぶ位置の図柄表示領域に表示された未完成図柄のみが組
    み合せの対象になることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7または8に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】前記当たりの状態が同時にいくつ形成さ
    れるかに応じて前記特別価値の大きさを変更することを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8また
    は9に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】前記始動条件は、遊技盤面上に打ち出さ
    れた球が所定の始動入賞口へ入賞したことに基づいて成
    立することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9または10に記載の遊技機。
  12. 【請求項12】前記特別価値は、遊技盤面上に設けた大
    口の可変入賞口を所定の回数を上限として繰り返し開閉
    することで遊技者に付与するものであることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10ま
    たは11記載の遊技機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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