JPH11137797A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH11137797A
JPH11137797A JP9320404A JP32040497A JPH11137797A JP H11137797 A JPH11137797 A JP H11137797A JP 9320404 A JP9320404 A JP 9320404A JP 32040497 A JP32040497 A JP 32040497A JP H11137797 A JPH11137797 A JP H11137797A
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Fumihiro Okado
文宏 岡戸
Hiroo Watanabe
浩朗 渡辺
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2の可変表示での停止表示態様が第1の可
変表示での停止表示態様を考慮して決定されるようにし
た遊技機を提供すること。 【解決手段】 通過ゲート18に遊技球が入賞すると表
示画面11aの図柄列の図柄が変動する。所定の図柄で
停止すると当たりとなって特定入賞口21が開放され
る。特定入賞口21に入賞して大入賞口を開放する権利
を得ると7セグ表示部15に「1」〜「9」の数字図柄
が表示され、その数字図柄によって獲得できる利益が決
定される。このとき、表示画面11aの当たり図柄を考
慮して7セグ表示部15に表示される数字図柄が制御さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変表示の結果に
基づいて利益獲得遊技を行い、その利益獲得遊技で利益
獲得の権利を得ると遊技者に遊技上の利益を与えるよう
にした遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばパチンコ機の機種とし
て第3種と呼称されるものがあった。この種のパチンコ
機の一例を挙げれば、まず遊技者は遊技領域に配置され
た始動ゲート(あるいは始動口)へ入賞するように遊技
を行う。そして、始動ゲートへの入賞に基づいて可変表
示装置(これを第1の可変表示装置という)は可変表示
を行う。第1の可変表示装置は複数の図柄列を有し、こ
の図柄列に図柄がスクロールされながら可変表示され
る。そして、図柄列が所定の配列で停止されると、特定
入賞口が開放される。所定の配列とは例えば各図柄列の
図柄が揃った場合(例えば、「7」「7」「7」)が挙
げられる。このように図柄列が所定の配列となって特定
入賞口が開放されることを「当たり」と称する。
【0003】所定時間内に特定入賞口内に遊技球が入賞
し、その入賞球が特別装置作動領域を通過したことが確
認されると、遊技者は大入賞口を開放する権利を獲得す
ることができる。大入賞口を開放する権利は第3種始動
口に入賞するとその入賞毎に大入賞口を所定時間(例え
ば、9.5秒)開放させることができることを内容とす
るものである。大入賞口の所定時間の開放を1ラウンド
と称し、大入賞口を開放する権利を獲得すると1回又は
複数回のラウンドが可能となる。遊技者は大入賞口を開
放する権利を獲得すると意識的に第3種始動口に入賞す
るように遊技内容を変更する。この大入賞口の開放によ
って大量の賞球を獲得することができる。大入賞口を開
放する権利を獲得していなければ第3種始動口に入賞し
ても大入賞口は開放されない(賞球としてはカウントさ
れる)。
【0004】ここで、大入賞口を開放する権利を獲得す
ると第1の可変表示装置とは別の7セグ表示装置からな
る可変表示装置(これを第2の可変表示装置という)が
作動される。第2の可変表示装置は大入賞口を開放する
権利の内容を決定する機能を有する。複数あるラウンド
数のパターン(16ラウンド、8ラウンド、2ラウンド
等)を第2の可変表示装置の7セグ表示部上に表示され
た停止数字と関係づけており、例えば「3」や「7」の
図柄の場合には16ラウンドを獲得でき、「2」や
「6」では2ラウンドを獲得できるといったように割り
付けたものである。この更に有利な利益は第1の可変表
示装置における「当たり」の結果とは無関係な遊技によ
って獲得できる利益である。遊技者は獲得できたラウン
ド数に対応した数の遊技球を第3種始動口に入賞させ、
ラウンド数を使い切るまでこの権利によって大量の賞球
を得る遊技を行うことができる。このような第3種のパ
チンコ機を第1の機種とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方ここに、従来の第
3種として第2の可変表示装置を備えずに大入賞口を開
放する権利や以後の可変表示遊技において「当たり」と
なる確率が高くなる特別遊技状態を与えるよう制御する
機種があった。これは第1の可変表示装置の停止図柄列
の所定の図柄(これを特別図柄という)で図柄列の図柄
が揃った場合、例えば「7」の図柄の場合にそのような
利益を与えるものである。このような第3種のパチンコ
機を第2の機種とする。上記のように第1の機種では第
2の可変表示装置においては予め定められた例えば
「3」や「7」の図柄で停止した場合にのみ16ラウン
ドの開放という利益が得られる。ところが、この利益を
獲得するか否かは第1の可変表示装置の可変表示とは無
関係である。そのため、第2の機種おいてはパチンコ機
の設定で最も有利な条件となるはずの「7」が第1の可
変表示装置に特別図柄として停止したとしても第2の可
変表示装置で「7」以外の図柄が出ることもあり、その
場合には例え「7」で当たってもこの16ラウンドの開
放という利益が得られるわけではなかった。すなわち、
第1の可変表示装置の停止図柄のパターンに所定の停止
図柄を期待する意味がなくなってしまい、遊技の興趣が
そがれていた。
【0006】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、第2の可変表示での停止表示態様が第1の
可変表示での停止表示態様を考慮して決定されるように
した遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、所定の遊技条件の成
立に基づき第1の可変表示を行い、同第1の可変表示の
結果が所定の停止表示態様となったことに基づいて遊技
者に有利な利益を獲得させるための利益獲得遊技モード
とし、同利益獲得遊技モードでの遊技の結果として遊技
者が利益を獲得すると第2の可変表示を行い、前記第1
の可変表示の結果が所定の停止表示態様となってから遊
技者が利益を獲得するまでの間に前記獲得できる利益の
内容を確定させ、確定した利益内容を遊技者に実行させ
るようにした遊技機において、前記第2の可変表示にお
ける停止表示態様を第1の可変表示における停止表示態
様と関連させるように構成した。また、請求項2に記載
の発明では、所定の遊技条件の成立に基づき第1の可変
表示を行い、同第1の可変表示の結果が所定の停止表示
態様となったことに基づいて遊技者に有利な利益を獲得
させるための利益獲得遊技モードとし、同利益獲得遊技
モードでの遊技の結果として遊技者が利益を獲得すると
第2の可変表示を行い、同第2の可変表示の結果が所定
の停止表示態様となると前記利益の内容を確定させ、確
定した利益内容を遊技者に実行させるようにした遊技機
において、前記第2の可変表示における停止表示態様を
第1の可変表示における停止表示態様と関連させるよう
に構成した。
【0008】このように構成すると、請求項1の発明で
は第1の可変表示における結果が所定の停止表示態様と
なったことに基づいて利益獲得遊技モードで遊技者に有
利な第1の利益を獲得するための利益獲得遊技を行う。
そして、利益獲得遊技を行い第1の利益を獲得する。第
1の利益を獲得すると第2の可変表示を行う。その場合
に、前記第1の可変表示の結果が所定の停止表示態様と
なってから遊技者が利益を獲得するまでの間に前記獲得
できる利益の内容を確定させる。そして、確定した利益
内容を遊技者に実行させる。その場合に、第2の可変表
示の結果が所定の停止表示態様となるかどうかは第1の
可変表示の停止表示態様を考慮して決定される。このよ
うに構成すると、請求項2の発明では第1の可変表示に
おける結果が所定の停止表示態様となったことに基づい
て利益獲得遊技モードで遊技者に有利な第1の利益を獲
得するための利益獲得遊技を行う。そして、利益獲得遊
技を行い第1の利益を獲得する。第1の利益を獲得する
と第2の可変表示を行い、同第2の可変表示の結果が所
定の停止表示態様となると利益の内容を確定させる。そ
して、確定した利益内容を遊技者に実行させる。その場
合に、第2の可変表示の結果が所定の停止表示態様とな
るかどうかは第1の可変表示の停止表示態様を考慮して
決定される。
【0009】
【発明の効果】 請求項1及び2の発明では、第1の可
変表示の停止表示態様を考慮して第2の可変表示の結果
が所定の停止表示態様となるかどうかを決定するため、
第1の可変表示での停止表示態様を期待感を持って臨む
ことができるとともに、第2の可変表示における所定の
停止表示態様も期待感を持って臨むことができ遊技の興
趣が増す。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施の形態であ
る第3種始動口付きパチンコ機(以下単にパチンコ機と
いう)を説明する。 (実施の形態1)図1〜図10に基づいて実施の形態1
を説明する。図1に示すように、外枠1には前枠2が回
動軸を中心に回動可能に装着されている。同図1では前
枠2は閉じた状態にある。前枠2には遊技盤3、ガラス
枠4、上皿5、下皿6、ハンドル部7等が装着されてい
る。上皿5の側方であって前枠2内部にはスピーカ8が
埋設されている。スピーカ8は遊技の進行に伴い種々の
効果音を鳴らしたり、遊技者に遊技状態を音声にて報知
する。外枠1内部には各種機構部が配設されている。
【0011】次に遊技盤3の遊技面上の構成について説
明する。図2に示すように、遊技盤3の中央には第1の
可変表示装置たる普通図柄表示装置(以下単に表示装置
という)11が組み込まれている。
【0012】表示装置11は液晶ディスプレイ(LC
D)よりなる表示画面11aを備えている。表示画面1
1aには左図柄列12、中図柄列13及び右図柄列14
の3つの表示列が表示される。各図柄列12,13,1
4は「0」〜「9」までの数字図柄によって構成されて
おり、これら図柄が各図柄列12,13,14毎にスク
ロールされて表示画面11a上に表示される。表示装置
11の上部には第2の可変表示装置たる発光ダイオード
(LED)よりなる7セグ表示部15が配置されてい
る。7セグ表示部15には「1」〜「9」のいずれかの
数字がセグメント表示される。7セグ表示部15の左右
には発光ダイオード(LED)よりなる保留表示部たる
保留ランプ16a〜16dがそれぞれ2つずつ配置され
ている。
【0013】表示装置11の下方には通過ゲート18が
配置されており、同ゲート18の図2における斜め左下
方にはゲート出口19が配置されている。同ゲート18
内には球検出手段たる近接スイッチ18aが併設されて
いる(遊技盤3の裏面側)。同ゲート18を遊技球が通
過したことを近接スイッチ18aが検出することによっ
て前記表示装置11が駆動される。同ゲート18を遊技
球が通過する回数は4回まで記憶され、保留ランプ16
a〜16dでその保留数を表示する。したがって、4つ
の保留ランプ16a〜16dが点灯している状態で遊技
球が通過ゲート18を通過してもカウントされず、保留
ランプ16a〜16dが点灯している限り通過ゲート1
8を通過していなくとも保留数に応じた回数だけ表示装
置11は作動する。同通過ゲート18を通過した遊技球
はゲート出口19から再び遊技面に現れる。
【0014】通過ゲート18の下方には特定入賞口21
が配置されている。特定入賞口21は常時はシャッタ2
2が閉塞されており、前記表示装置11の図柄列12,
13,14が所定の表示状態で停止されることで開放さ
れる。このように図柄列12,13,14が所定の配列
となって特定入賞口が開放されることを「当たり」と称
する。本実施の形態ではシャッタ22の開放時間は5.
8秒に設定されている。シャッタ22は遊技盤3の裏面
側に配設されたソレノイド22aによって駆動される。
また、特定入賞口21には入賞する遊技球全体を検出す
る球検出手段たる近接スイッチ21aが併設されてい
る。
【0015】特定入賞口21は内部に停留装置23を備
えている。そして、停留装置23に停留された入賞球が
特別装置作動領域を通過することで大入賞口を開放する
権利を獲得する。より詳しく停留装置23の説明をす
る。図3〜図5に示すように、停留装置23は左右一対
の球受けテーブル24,25を有しており、図4に示す
ようにそれぞれのテーブル24,25上に1番目及び2
番目の入賞球A,Bが停留し、更に3番目の入賞球Cが
これら1番目及び2番目の入賞球A,B上に停留する。
このように3つの入賞球A,B,Cが停留装置23に停
留された状態では4番目以降の入賞球は通常通路26か
ら通常の入賞球として検出される。
【0016】開放時間が経過してシャッタ22が閉鎖さ
れると同時に、図5に示すように停留装置23は両球受
けテーブル24,25を回動させる。すると、入賞球
A,Bは両球受けテーブル24,25後方の通常通路2
7,28に落ち込み入賞球として検出される。また、入
賞球A,B上に載置された入賞球Cは通常通路27,2
8間の特別通路29に落ち込み、特別装置作動領域を通
過して入賞球として検出される。特別装置作動領域には
近接スイッチ23aが配設されており、入賞球Cの通過
を検出するようになっている。ここで、停留装置23に
3つの入賞球A,B,Cがピラミッド状に停留され、上
段に配置された入賞球Cが特別通路29から入賞しない
と、大入賞口を開放する権利を獲得することはできな
い。本実施の形態では特定入賞口21への入賞による賞
球は10個/入賞球である。尚、球受けテーブル24,
25上に入賞球A,B,Cが停留されているかどうかは
透明板30を通して視認できるようになっている。
【0017】図2において遊技盤3の右端には第3種始
動口32が配置されている。第3種始動口32にはハウ
ジング33内でモータ33aによって常時回転される回
転体34と、同ハウジング33に遊技球を導く通路35
が併設されている。通路35に導かれた遊技球は回転体
34の外周に当接しながら一旦停留される。回転体34
には遊技球を受ける凹部34aが形成されており、凹部
34aが通路35と対応すると遊技球は凹部34a内に
取り込まれ回転体34の回転とともに周回移動し第3種
始動口32内に入賞することとなる。第3種始動口32
には球検出手段たる近接スイッチ32aが併設されてお
り(遊技盤3の裏面側)、入賞球を検出する。本実施の
形態では第3種始動口32への入賞による賞球は5個/
入賞球である。大入賞口を開放する権利を獲得している
場合には、第3種始動口32への入賞は大入賞口41の
シャッタ42を開放するトリガーとなる。同権利を獲得
していない場合には、第3種始動口32への入賞は通常
の入賞とされる。
【0018】前記通過ゲート18の図2における右方に
は大入賞口41が配置されている。大入賞口41は常時
はシャッタ42が閉塞されており、同シャッタ42は大
入賞口を開放する権利を獲得することを条件として第3
種始動口32への入賞によって開放される。本実施の形
態ではシャッタ42の開放時間は9.5秒に設定されて
いる。シャッタ42は遊技盤3の裏面側に配設されたソ
レノイド42aによって駆動される。また、大入賞口4
1へ入賞する遊技球全体を検出する球検出手段たる近接
スイッチ41aが併設されている。本実施の形態では大
入賞口41への入賞による賞球は15個/入賞球であ
る。
【0019】表示装置11の両側には第1の普通入賞口
45が配置されている。前記通過ゲート出口19に隣接
して第2の普通入賞口46が配置されている。特定入賞
口21の両側には第3の普通入賞口47が配置されてい
る。これら普通入賞口45,46,47には球検出手段
たる近接スイッチ45a,46a,47aが併設されて
いる(遊技盤3の裏面側)。本実施の形態では各普通入
賞口45,46,47への入賞による賞球は7個/入賞
球である。
【0020】表示装置11、通過ゲート18、特定入賞
口21、第3種始動口32、大入賞口41及び停留装置
23にはLEDよりなる装飾ランプ50a〜50qが所
定間隔で配置されている。各装飾ランプ50a〜50o
は遊技状態に応じて点滅する。また、図2において遊技
盤3の左端には電光装飾部51が配置されており、その
内部にはLEDよりなる装飾ランプ50p,50qが配
置され、遊技状態に応じて点滅する。表示装置11の周
囲には4つの風車53,54が配置されている。上方側
の左右の風車53の裏側(遊技盤3の裏面側)には装飾
ランプ50a,50mが配置されている。
【0021】次に、このようなパチンコ機において大入
賞口41のシャッタ42を開放させるまでの遊技の流れ
について説明する。遊技球が通過ゲート18を通過する
ことで表示装置11の図柄列12,13,14の図柄変
動が開始する。この図柄変動が第1の可変表示に相当す
る。図柄列12,13,14の図柄変動に伴って7セグ
表示部15には「1」〜「9」の数字がアトランダムに
次々とデモ表示される。図柄変動が開始された後当たり
図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のうちから1つが選
択され、停止図柄として設定される。ここに、当たり図
柄とは各図柄列12,13,14の停止図柄が同一種類
(例えば「7」,「7」,「7」のように)である場合
であり、外れリーチ図柄とは左図柄列12、右図柄列1
4の停止図柄が同一で中図柄列13の停止図柄が異なる
場合であり、外れ図柄とは当たり図柄でも外れリーチ図
柄でもない場合である。本実施の形態では左図柄列1
2、右図柄列14及び中図柄列13の順に停止させられ
る。表示画面11aにおける変動表示動作中において更
に次の遊技球が通過ゲート18を通過した場合、その遊
技球の変動表示は現在行われている変動表示動作の終了
後に行われる。つまり、変動表示動作は待機(保留)さ
れる。変動表示動作の保留回数は前記4つの保留ランプ
16a〜16dの点灯によって遊技者に報知される。こ
の保留される変動表示動作は本実施の形態では保留最大
回数は4回に設定されているが、変更可能である。
【0022】各図柄列12,13,14の停止図柄が当
たり図柄であると、特定入賞口21のシャッタ22が開
放され「当たり」状態となる。そして、遊技者は入賞球
が特定入賞口21の停留装置23に停留するように遊技
を行う。特定入賞口21のシャッタ22が閉鎖されて遊
技球(入賞球)が特別装置作動領域を通過すると、大入
賞口を開放する権利を獲得する。一方、特定入賞口21
のシャッタ22が開放されても結果的に特別装置作動領
域を入賞球が通過しなかった場合には大入賞口を開放す
る権利を獲得できない。そしてこの権利の獲得とともに
いままで次々とアトランダムに表示されていた7セグ表
示部15に「1」、「3」、「5」、「7」又は「9」
のいずれかの数字が停止数字として表示される。7セグ
表示部15におけるこの権利獲得とともに行われるセグ
メント表示が第2の可変表示に相当する。
【0023】7セグ表示部15において所定の数字で停
止した場合には第2の有利な利益に相当する遊技者に更
に有利な遊技状態が与えられる。この更に有利な遊技状
態は次のように表示される数字によってその内容が異な
る。「7」が表示された場合には次回表示装置11が
作動した際に「当たり」になる確率が高くなり、更に
この高確率となる回数が3回の「当たり」に渡って継続
する。そして次回に大入賞口を開放する権利を獲得す
ると大入賞口41のシャッタ42の開閉回数として16
回(16ラウンド,ラウンドの定義については後述す
る)を獲得する、という三つの利益が与えられる。この
ような利益を利益Aという。
【0024】また、「3」が表示された場合には次回
表示装置11が作動した際に「当たり」になる確率が高
くなり、更にこの高確率となる回数が3回の「当た
り」に渡って継続する。そして次回に大入賞口を開放
する権利を獲得すると大入賞口41のシャッタ42の開
閉回数として8回(8ラウンド)を獲得する、という三
つの利益が与えられる。このような利益を利益Bとい
う。また、「5」が表示された場合には次回に大入賞口
を開放する権利を取得すると、大入賞口41のシャッタ
42の開閉回数として16回(16ラウンド)を獲得す
る。但し、この場合は確率変動はない。このような利益
を利益Cという。また、「9」が表示された場合には次
回に大入賞口を開放する権利を取得すると、大入賞口4
1のシャッタ42の開閉回数として8回(8ラウンド)
を獲得する。但し、この場合は確率変動はない。このよ
うな利益を利益Dという。また、「1」が表示された場
合には次回に大入賞口を開放する権利を取得すると、大
入賞口41のシャッタ42の開閉回数として1回(1ラ
ウンド)を獲得する。但し、この場合は確率変動はな
い。このような利益を利益Eという。また、「2」,
「4」,「6」又は「8」の数字は単にデモ表示される
だけで停止することはない。
【0025】遊技者が大入賞口を開放する権利を獲得し
て、その権利を行使する場合には遊技球の打球方向を第
3種始動口32の方向に変更させ、遊技球が第3種始動
口32の通路35に入賞するよう遊技内容を変更する。
但し、大入賞口を開放する権利を行使するための時間的
制限はないため、一旦この権利を獲得すれば第3種始動
口32に遊技球を入賞させて大入賞口41を開放させる
か否かは遊技者の自由である。
【0026】第3種始動口32の通路35に入賞した遊
技球(入賞球)は更に回転体34の凹部34aに取り込
まれ第3種始動口32内に入賞する。この入賞によって
第1ラウンドの大入賞口41のシャッタ42が開放され
る。大入賞口41のシャッタ42は9.5秒開放され、
再び閉鎖される。シャッタ42がこの間開放されること
をもって1つの「ラウンド」と称する。回転体34が一
周する時間はこのシャッタ42の開放時間よりも長く設
定されており、シャッタ42開放中において第3種始動
口32内に次の遊技球が入賞していわゆる「パンク」状
態とならないようにされている。あるラウンド(最後の
ラウンドではない)中に第3種始動口32の通路35に
次の遊技球が入賞すると球は回転体34の外周に当接し
て一旦停留される。回転体34が一周して凹部34aが
再び通路35に至ると停留された球がその凹部34aか
ら第3種始動口32内に入賞する。そして、連続して次
のラウンドが開始し大入賞口41のシャッタ42が開放
される。第3種始動口32への次の遊技球の入賞がある
と、このように次々とラウンドは進む。一方、第3種始
動口32への遊技球の入賞が途切れるとシャッタ42の
開放も途切れるが、獲得したラウンド数と同じ入賞数ま
ではいつ第3種始動口32に遊技球を入賞させても大入
賞口41のシャッタ42が開放される。尚、大入賞口を
開放する権利を獲得したにもかかわらず、すべてのラウ
ンドを使い切らない前に再度「当たり」状態となると、
いわゆる「パンク」状態となってすでに獲得した大入賞
口を開放する権利は消滅する。
【0027】次に、図6に基づいて本実施の形態のパチ
ンコ機の電気的構成について説明する。図示しない制御
装置ユニット内にはリードオンリーメモリ(ROM)6
1、ランダムアクセスメモリ(RAM)62、中央処理
装置(CPU)63が配設されている。第1の主記憶装
置としてのROM61はパチンコ機の制御プログラムや
制御プログラムを実行するための初期データをあらかじ
め記憶する。第2の主記憶装置としてのRAM62は新
たな入力データやCPU63による演算結果を一旦記憶
する。CPU63はこれらメモリのプログラムやデー
タ、更に検出手段たる近接スイッチの検出値等に基づい
て各種演算処理を実行する。また、7セグ表示制御手段
及び時短モード制御手段としてのCPU63はスピーカ
8、表示画面11a、7セグ表示部15、ソレノイド2
2a,42a、保留ランプ16a〜16d、装飾ランプ
50a〜50qを制御する。
【0028】また、ROM61内部には図7に示すよう
な遊技状態を特別遊技モードとするか否かを決定するた
めのテーブルT1が記憶されている。本実施の形態では
このテーブルT1の内容はアドレスnn〜nn+4に格
納されている。一方、CPU63は乱数取り出し回路を
備えており、「当たり」時にROM61内部に記憶され
た0〜99までの数字を乱数値として任意に取り出す。
アドレスnnは当たり図柄として「7」で揃う場合に呼
び出され、この目がでると0〜99のいずれの乱数値が
選択されても100パーセントの確率で利益Aを獲得で
きる。アドレスnn+1は当たり図柄として「3」,
「5」のいずれかの図柄が揃う場合に呼び出され、これ
らの目がでると0〜49の乱数値が選択された場合に利
益Aを獲得でき、50〜99の乱数値が選択された場合
に利益Bを獲得できる。すなわち、利益A又は利益Bの
いずれかを獲得できその利益を獲得する確率はともに5
0パーセントである。
【0029】アドレスnn+2は当たり図柄として
「1」,「6」,「9」のいずれかの図柄が揃う場合に
呼び出され、これらの目がでると0〜24の乱数値が選
択された場合に合に利益Cを獲得でき、25〜74の乱
数値が選択された場合に利益Dを獲得でき、75〜99
の乱数値が選択された場合に利益Eを獲得できる。すな
わち、利益C、利益D又は利益Eのいずれかを獲得で
き、その利益を獲得する確率は各々25パーセント、5
0パーセント、25パーセントである。アドレスnn+
3は当たり図柄として「2」,「8」のいずれかの図柄
が揃う場合に呼び出され、これらの目がでると0〜49
の乱数値が選択された場合に利益Dを獲得でき、50〜
99の乱数値が選択された場合に利益Eを獲得できる。
すなわち、利益D又は利益Eのいずれかを獲得でき、そ
の利益を獲得する確率はともに50パーセントである。
アドレスnn+4は当たり図柄として「4」で揃う場合
に呼び出され、この目がでると0〜99のいずれの乱数
値が選択されても100パーセントの確率で利益Eを獲
得できる。
【0030】次に、このように構成されたパチンコ機の
作用について説明する。まず、CPU63により実行さ
れる当たり処理ルーチンについて図8に基づいて説明す
るCPU63は、ステップS101で図示しない別ルー
チンにおいて選択された乱数値が当たり値か否かを判定
し、当たり値であると判定するとステップS102で表
示画面11aに当たり画面を表示させる。ステップS1
01の判定条件が成立しない場合、すなわち当たり値で
ない場合には一旦処理を終了する。そして、当たり図柄
を停止図柄として表示させた後、ステップS103でC
PU63はソレノイド22aを励磁させて特定入賞口2
1(シャッタ22)を開放させ遊技球の入賞を促す。次
いで、ステップS104で大入賞口を開放する権利を獲
得したか否か、すなわち入賞球が特定入賞口21の特別
通路29に落ち込み特別装置作動領域を通過し、その通
過を近接スイッチ23aが検出したかどうかを判定す
る。この条件が成立するとステップS105で7セグ表
示処理を行って本ルーチンを一旦終了する。また、ステ
ップS104の判定条件が成立しない場合には大入賞口
を開放する権利を獲得できなかった(いわゆるパンク)
として本ルーチンを一旦終了する。
【0031】次に、7セグ表示処理についてCPU63
により実行される図9及び図10に示す7セグ表示制御
ルーチンにより説明する。
【0032】まず、CPU63はステップS201で当
たり図柄が「7」か否かを判定する。この判定条件が成
立するとステップS202でテーブルT1に基づきアド
レスnnの内容を実行する。当たり図柄が「7」であれ
ば利益A、すなわち16ラウンドの大入賞口41を開放
する利益と確率変動の利益を100パーセントの確率で
得られる。次いで、CPU63はステップS203で0
〜99の数字から乱数取り出し回路に基づいて1つの乱
数値を取り出す。ここで得られる値はいずれも利益Aを
獲得できる値であるためCPU63はステップS207
で利益Aを与えるとともにステップS208で7セグ表
示部15に「7」の数字をセグメント表示させ一旦処理
を終了する。
【0033】一方、ステップS201の判定条件が成立
しない場合、CPU63はステップS204で当たり図
柄が「3」又は「5」のいずれかであるか否かを判定す
る。この判定条件が成立するとステップS205でテー
ブルT1に基づきアドレスnn+1の内容を実行する。
CPU63は0〜99の数字から乱数取り出し回路に基
づいて1つの乱数値を取り出す。次いで、ステップS2
06で選択された乱数値が0〜49のいずれかであるか
否か判定される。この判定条件が成立すると選択された
乱数値は利益Aを獲得できる値であるためCPU63は
ステップS207で利益Aを与えるとともにステップS
208で7セグ表示部15に「7」の数字をセグメント
表示させ一旦処理を終了する。これに対し、ステップS
206の判定条件が成立しないと選択された乱数値が5
0〜99のいずれかであるとしてステップS209で利
益B、すなわち8ラウンドの大入賞口41を開放する利
益と確率変動の利益を与えるとともにステップS210
で7セグ表示部15に「3」の数字をセグメント表示さ
せ一旦処理を終了する。
【0034】前記ステップS204の条件が成立しない
場合、CPU63はステップS211で当たり図柄が
「1」,「6」又は「9」のいずれかであるか否かを判
定する。この判定条件が成立するとステップS212で
テーブルT1に基づきアドレスnn+2の内容を実行す
る。CPU63は0〜99の数字から乱数取り出し回路
に基づいて1つの乱数値を取り出す。次いで、ステップ
S213で選択された乱数値が0〜24のいずれかであ
るか否か判定される。この判定条件が成立すると選択さ
れた乱数値は利益C、すなわち16ラウンドの大入賞口
41を開放する利益を獲得できる値であるためCPU6
3はステップS214で利益Cを与えるとともにステッ
プS215で7セグ表示部15に「5」の数字をセグメ
ント表示させ一旦処理を終了する。
【0035】これに対し、ステップS213の判定条件
が成立しないとステップS216で選択された乱数値が
25〜74のいずれかであるか否か判定される。この判
定条件が成立すると選択された乱数値は利益D、すなわ
ち8ラウンドの大入賞口41を開放する利益を獲得でき
る値であるためCPU63はステップS217で利益D
を与えるとともにステップS218で7セグ表示部15
に「9」の数字をセグメント表示させ一旦処理を終了す
る。また、ステップS216の判定条件が成立しないと
選択された乱数値が75〜99のいずれかであると判定
してステップS222で利益E、すなわち1ラウンドの
大入賞口41を開放する利益を与えるとともにステップ
S223で7セグ表示部15に「1」の数字をセグメン
ト表示させ一旦処理を終了する。
【0036】前記ステップS211の条件が成立しない
場合、CPU63はステップS219で当たり図柄が
「2」又は「8」のいずれかであるか否かを判定する。
この判定条件が成立するとステップS220でテーブル
T1に基づきアドレスnn+3の内容を実行する。CP
U63は0〜99の数字から乱数取り出し回路に基づい
て1つの乱数値を取り出す。次いで、ステップS221
で選択された乱数値が0〜49のいずれかであるか否か
判定される。この判定条件が成立すると選択された乱数
値は利益Dを獲得できる値であるため処理はステップS
217に移行する。これに対し、ステップS221の判
定条件が成立しないと選択された乱数値が50〜99の
いずれかであると判定して処理をステップS222に移
行する。
【0037】前記ステップS219の条件が成立しない
場合、CPU63は当たり図柄が「4」であると判定し
てステップS224でテーブルT1に基づきアドレスn
n+4の内容を実行する。当たり図柄が「4」であれば
利益Eを100パーセントの確率で得られる。次いで、
CPU63はステップS225で0〜99の数字から乱
数取り出し回路に基づいて1つの乱数値を取り出す。こ
こで得られる値はいずれも利益Eを獲得できる値である
ためCPU63はステップS222で利益Eを与え、処
理をステップS223に移行する。このように構成する
ことにより本実施の形態は次のような効果を奏する。 ・遊技者は遊技において「当たり」となることを期待
し、更に大入賞口を開放する権利を獲得する際になるべ
く有利な利益を得られるよう「7」、少なくとも「3」
や「5」で「当たり」となることを期待する。すなわ
ち、「当たり」に際して2つの期待もって臨むこととな
り、今まで以上にゲーム性があるおもしろいパチンコ機
を提供することができる。
【0038】・従来のパチンコ機では当たり図柄として
「7」がでたとしても、更なる遊技の結果次第では必ず
しも大入賞口を開放させる権利の内容として望ましい利
益(例えば、上記実施の形態1での利益Aのような最も
遊技者が期待する利益)を得られるとは限らなかった。
しかし、上記実施の形態1のように構成すれば、遊技者
が「特別の図柄」と認識している「7」で当たった場合
は必ず利益Aを獲得できるように設定してあるため、7
セグ表示部15でに遊技の結果に遊技者ががっかりする
ことはない。 ・「3」又は「5」で当たりとなる場合には利益A又は
B、「1」、「6」又は「9」で当たりとなる場合には
利益C、D又はE、「2」又は「8」で当たりとなる場
合には利益D又はEというように、「7」と「4」以外
で当たりとなる場合には獲得できる権利の内容にバリエ
ーションがあり、遊技の幅が広がることとなる。
【0039】・例えば、当たり図柄が「1」である場合
に遊技者はその当たり図柄を確認した後、特定入賞口2
1に入賞するような遊技を行う。そして、遊技球(入賞
球)が特別装置作動領域を通過することで大入賞口を開
放させる権利を獲得する。そして、その段階で7セグ表
示部15にどの数字がセグメント表示されているか確認
する。この「当たり」から権利を獲得して7セグ表示部
15が作動するまでの間、遊技者は当たり図柄が「1」
における最もよい利益である利益Cを獲得することを期
待する。このように、権利の内容にバリエーションがあ
る場合には当たり目に応じた利益のうち最もよい利益を
期待するというゲーム性が生じ、遊技の幅が広がること
となる。 ・当たり図柄と大入賞口を開放させる権利の内容との関
係は変更可能であるため業界の状況変化に応じて、ある
いは機種に応じて確率を変更させることが可能であり汎
用性が大きい。例えば、当たり図柄が「4」の場合には
まったく何の利益を与えないようにしたり、当たり図柄
が「7」の場合に100パーセント利益Aを与えるので
はなく利益Bと選択させたりするように設定することも
可能である。また、例えば、当たり図柄が「3」又は
「5」の場合には利益A又はBが50パーセントずつの
確率で選択されるが、この確率を変更することも可能で
ある。
【0040】尚、この発明は、次のように変更して具体
化することも可能である。 ・上記実施の形態では第2の特別な利益として大入賞口
開放の権利を獲得した場合に当たり図柄に応じた利益A
〜Eを与えるようにしていたがこれに限られるものでは
ない。例えば、1つの利益(例えば、確率が変動するい
わゆる確変モードを得られるとか、図柄列12,13,
14の回転速度が早くなる時間短縮モード等)を当たり
図柄に応じて得られる確率を変更するようにしてもよ
い。 ・実施の形態1では3つの図柄列12,13,14が同
じ図柄で揃った場合に限り「当たり」としていたが、こ
れをオールマイティ図柄を含む場合にも「当たり」とす
るようにしてもよい。その場合には更に大入賞口開放の
権利を獲得した場合に当たり図柄に応じた利益A〜Eの
得られる確率を変えるような設定をしてもよい。
【0041】・上記実施の形態では大入賞口開放の権利
を獲得したと同時に7セグ表示部15にその獲得した権
利はどのようなものかを表示させるようになっていた。
しかし、これを「当たり」後に大入賞口開放の権利を獲
得する前に表示させるようにしてもよい。すなわち、大
入賞口開放の権利を獲得する前に得られる権利の内容を
報知するようにしてもよい。上記実施の形態では当たり
と同時に7セグ表示部15に「0」〜「9」の数字をア
トランダムに次々とデモ表示させ、大入賞口開放の権利
を獲得すると同時にその表示を停止するようにしてい
た。しかし、デモ表示をするしないは自由であり、当た
り前にデモ表示させてもよい。
【0042】・第2の可変表示を第1の可変表示を行う
表示画面11a上で行うようにしてもよい。この場合に
「当たり」終了後大入賞口開放の権利を獲得する前に表
示しても権利獲得後に表示してもいずれでも構わない。
また、表示画面11aに1ラウンド毎に疑似ゲーム(例
えば、キャラクターがジャンケンをしたり、三目並べを
したりする)をさせて、全ラウンド終了後にゲーム結果
として大入賞口開放の権利の内容としてより有利な利益
を得られるようにしてもよい。 ・セグメント表示以外のCRT、ドットマトリクス、L
EDエレクトロルミネッセンス(EL)、蛍光表示管等
を用いることも可能である。また、時短モードを獲得す
るしないで音声を変えて報知するようにしてもよい。ま
た、音声と7セグ表示部15の表示とを組み合わせても
よい。また,時短モードを獲得した場合にパチンコ機を
振動させたり、パチンコ機からの匂いを放出させたり等
種々の手段が考えられる。また、これら具体的報知手段
を組み合せても構わない。
【0043】・リーチ(2つの図柄が揃った状態)にお
いて特に必ず「当たり」状態になるリーチ、及び「当た
り」状態になる期待値の高いリーチはスーパーリーチと
いう。スーパーリーチを経て「当たり」になった場合に
大入賞口開放の権利を獲得するとその内容としてより有
利な利益を得られるようにしてもよい。 ・上記実施の形態では大入賞口開放の権利の獲得時のそ
の権利の内容は図柄列12,13,14における停止図
柄の組み合せで決まっていた。これに加え、当たり終了
後の種々の条件を加味するようにしてもよい。例えば、
「当たり」終了後所定回数(例えば四回)の表示装置1
1の作動のうちにリーチ状態となると必ず16ラウンド
開放の利益を獲得できるという遊技性を与えるようにし
てもよい。この場合にリーチとなる確率を高くすること
でその利益を獲得しやすくしてもよい。 ・上記実施の形態では7セグ表示部15に「7」あるい
は「3」が表示されることで遊技者に有利な利益A及び
Bとして〜の三つの利益が一度に与えられた。しか
し、これら利益を2つに分けて例えば7セグ表示部15
に「7」が出ると16ラウンドを獲得し、その16ラウ
ンドが終了すると再び7セグ表示部15に数字が可変表
示されてその結果に基づいて次回表示装置11が作動
した際に「当たり」になる確率が高くなり、更にこの
高確率となる回数が3回の「当たり」に渡って継続する
という利益を獲得するように2段階で利益を獲得できる
可変遊技が可能なようにしてもよい。このように構成す
れば更に遊技の興趣が増す。利益の内容を適宜変更する
ことは自由である。また、常に所定のラウンドが終了す
ると2回目の7セグ表示部15での可変表示をしてもよ
く、「7」や「3」を特別図柄としてこれら特別図柄の
場合にだけ2回目の7セグ表示部15での可変表示をし
てもよい。更に、3回以上の7セグ表示部15での可変
表示であってもよい。要は遊技者に分割して与えること
のできる複数の有利な利益を用意し、7セグ表示部15
のような第2の可変表示装置によって複数回の可変表示
の結果としてそれら利益を獲得できるようにするもので
ある。
【0044】・本発明はパチンコ機以外にもアレパチ、
アレンジボール等の遊技機にも応用可能である。 ・表示装置11の表示画面11aは上記実施の形態では
LCDであったが、これ以外にもCRT、ドットマトリ
クス、LEDエレクトロルミネッセンス(EL)、蛍光
表示管等を用いることも可能である。また、表示手法も
3Dやポリゴンで表わすようにしてもかまわない。 ・遊技状況検出手段として上記実施の形態では近接スイ
ッチを用いていたが、遊技球の通過が検出できればリミ
ットスイッチ、光電スイッチ等の他の検出手段であって
もかまわない。 ・上記実施の形態の7セグ表示制御ルーチンにおいては
1つの乱数を取り出して時短モードを獲得できる値かど
うかを判断していたが、これは1つの乱数である必要は
ない。また、上記実施の形態ではCPU63は「当た
り」時にROM61内部に記憶された0〜99までの数
字を乱数値として任意に取り出すようにしていたが、こ
れは「当たり」時以前あるいは以後であってもよい。そ
の他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは
自由である。
【0045】上記実施の形態から把握できる本発明のそ
の他の技術的思想について、下記に説明する。 (1)所定の遊技条件の成立に基づき第1の可変表示を
行い、同第1の可変表示の結果が所定の停止表示態様と
なったことに基づいて遊技者に有利な利益を獲得させる
ための利益獲得遊技モードとし、同利益獲得遊技モード
での遊技の結果として遊技者が利益を獲得すると第2の
可変表示を行い、前記第1の可変表示の結果が所定の停
止表示態様となってから利益を獲得するまでの間に前記
獲得できる利益の内容を確定させ、確定した利益内容を
遊技者に実行させるようにした遊技機において、確定さ
れる利益の内容を第1の可変表示における停止表示態様
に応じて差別化し、利益の内容に応じた前記第2の可変
表示の結果を第1の可変表示における停止表示態様によ
って表示するようにした遊技機。 (2)所定の遊技条件の成立に基づき第1の可変表示を
行い、同第1の可変表示の結果が所定の停止表示態様と
なったことに基づいて遊技者に有利な利益を獲得させる
ための利益獲得遊技モードとし、同利益獲得遊技モード
での遊技の結果として遊技者が利益を獲得すると第2の
可変表示を行い、間に前記獲得できる利益の内容を確定
させ、確定した利益内容を遊技者に実行させるようにし
た遊技機において、確定される利益の内容を第1の可変
表示における停止表示態様に応じて差別化し、第1の可
変表示における停止表示態様によって利益の内容に応じ
た前記第2の可変表示の結果を表示するようにした遊技
機。 (3)付記(1)又は(2)において前記第2の可変表
示の結果は第1の可変表示における停止表示態様によっ
て差別化された利益から選抜された複数の利益から更に
選択されて表示されるものである遊技機。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のパチンコ機の外観を説
明する正面図。
【図2】 同じパチンコ機の遊技盤の正面図。
【図3】 特定入賞口周辺を拡大した斜視図。
【図4】 停留装置の斜視図。
【図5】 停留装置の斜視図。
【図6】 同じパチンコ機の電気的構成を説明するブロ
ック図。
【図7】 当たり図柄と獲得する利益、及びその確率と
の対応関係を説明するテーブル。
【図8】 当たり処理ルーチンを説明するフローチャー
ト。
【図9】 7セグ表示制御ルーチンを説明するフローチ
ャート。
【図10】 7セグ表示制御ルーチンを説明するフロー
チャート。
【符号の説明】
11…表示装置、11a…第1の可変表示遊技を行う第
1の可変表示装置でもある表示画面、15…第2の可変
表示を行う第2の可変表示装置であり報知手段でもある
7セグ表示部、21…特定入賞口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の遊技条件の成立に基づき第1の可
    変表示を行い、同第1の可変表示の結果が所定の停止表
    示態様となったことに基づいて遊技者に有利な利益を獲
    得させるための利益獲得遊技モードとし、同利益獲得遊
    技モードでの遊技の結果として遊技者が利益を獲得する
    と第2の可変表示を行い、前記第1の可変表示の結果が
    所定の停止表示態様となってから遊技者が利益を獲得す
    るまでの間に前記獲得できる利益の内容を確定させ、確
    定した利益内容を遊技者に実行させるようにした遊技機
    において、 前記第2の可変表示における停止表示態様を第1の可変
    表示における停止表示態様と関連させたことを特徴とす
    る遊技機。
  2. 【請求項2】 所定の遊技条件の成立に基づき第1の可
    変表示を行い、同第1の可変表示の結果が所定の停止表
    示態様となったことに基づいて遊技者に有利な利益を獲
    得させるための利益獲得遊技モードとし、同利益獲得遊
    技モードでの遊技の結果として遊技者が利益を獲得する
    と第2の可変表示を行い、同第2の可変表示の結果が所
    定の停止表示態様となると前記獲得できる利益の内容を
    確定させ、確定した利益内容を遊技者に実行させるよう
    にした遊技機において、 前記第2の可変表示における停止表示態様を第1の可変
    表示における停止表示態様と関連させたことを特徴とす
    る遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009285505A (ja) * 2009-09-11 2009-12-10 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011173022A (ja) * 2011-06-17 2011-09-08 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP5998372B1 (ja) * 2015-06-12 2016-09-28 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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