JP3907716B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、遊技盤面上に打ち出された球の特定入賞口への入賞に基づき、所定条件下にて遊技者に有利な特別価値を発生させる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機としては、例えば、液晶画面等からなる可変表示手段を備え、その表示図柄がある一定の組合せになった場合に、遊技者に有利な特別価値を発生させるパチンコ機が知られており、これは第1種遊技機(フィーバー機)と称されている。具体的には、例えば特開平5−31231号公報では、可変入賞口としてのアタッカーの左右に特定入賞口が配設され、その入賞口の傍らに飾りLEDが設けられ、可変表示手段における表示状態が単調になることを防止し、装飾効果を高めるものが開示されている。
【0003】
かかる第1種遊技機は、一般的には遊技盤面にある特定入賞口への球の入賞に基づき、可変表示手段に各種図柄がスクロール表示され、スクロール停止後に表示された図柄が一定の組合わせになると大当りとなり、アタッカーが開閉動作を一定時間繰り返すことで、通常の遊技状態より相対的に入賞容易な特別価値を一時時間に発生させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の遊技機では、遊技者が最も期待する可変表示手段での表示結果が当たりの場合に発生する特別価値が、実質的には、単に定形的なアタッカーが、一定の開閉パターンを規則的に繰り返すだけであり、スリルと興奮の持続性に欠け、新鮮味にも乏しく、興趣があまり感じられない傾向にあるという問題点があった。
【0005】
本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、価値発生手段による特別価値の発生に関してゲーム性を高めるための演出を施し、遊技者のスリルと興奮を持続させ、遊技者の射幸心を更に刺激し発奮させることができる極めて興趣に富んだ遊技機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項に存する。
【0007】
[1] 遊技盤面(12)上に打ち出された球の特定入賞口(13)への入賞に基づき、所定条件下にて遊技者に有利な特別価値を発生させる遊技機(10)において、
前記特定入賞口(13)への入賞に基づき、各種図柄を変化させつつ目視可能に表示し、その表示結果として少なくとも大当り態様を含む可変表示手段(20)と、
前記可変表示手段(21)の表示結果が大当り態様に相当した際、それに基づき所定時間内に一定回数実行される無作為抽選とその抽選結果が目視可能に表示される抽選表示手段(22)と、
複数の開閉可能なアタッカー(31a〜31c)に分割され、通常は閉じた状態にある各アタッカー(31a〜31c)のうち前記抽選表示手段(22)の抽選結果に対応したものが、該抽選結果が出る度に一定時間開いて球を入賞させ得る可変入賞口(30)と、
前記可変表示手段(21)における表示内容、前記抽選表示手段(22)における表示内容、それに前記可変入賞口(30)におけるアタッカー(31a〜31c)の開閉動作を制御する管理制御手段(50)と、
を有することを特徴とする遊技機(10)。
【0008】
[2] 前記抽選表示手段(22)は、数字が記された複数のランプ(22a〜22c)から成り、前記無作為抽選の抽選結果として何れか特定のランプのみが最後に点灯するように設定され、
前記可変入賞口(30)の各アタッカー(31a〜31c)は、前記抽選表示手段(22)に抽選結果が出る度に、その点灯した特定ランプに記された数字に相当する個数のアタッカーのみ一定時間開くように設定されたことを特徴とする1項記載の遊技機(10)。
【0009】
[3] 前記可変表示手段(21)に各種図柄が変化表示される図柄合せ遊技中、または前記可変入賞口(30)のアタッカー(31a〜31c)の開閉動作による特別価値の発生中に、新たに球が前記特定入賞口(13)へ入賞した場合、前記管理制御手段(50)からの信号に基づき、未実行となる前記図柄合せ遊技の実行権利回数を表示する保留表示手段(40)を有することを特徴とする1項または2項記載の遊技機(10)。
【0010】
【作用】
本発明に係る遊技機(10)によれば、遊技盤面(12)上に打ち出された球が特定入賞口(13)へ入賞すると、それに基づき管理制御手段(50)からの指令に応じて可変表示手段(21)には、各種図柄が変化するように目視可能に表示される。
【0011】
かかる表示結果が予め定められた大当り態様となった場合、今度は抽選表示手段(22)に、所定時間内にて一定回数実行される無作為抽選とその抽選結果が目視可能に表示される。この抽選表示手段(22)における表示内容も、前記可変表示手段(21)と同様に管理制御手段(50)によって制御される。
【0012】
そして、前記抽選表示手段(22)に一定回数に亘って抽選結果が出る度に、その都度、可変入賞口(30)を成す複数のアタッカー(31a〜31c)のうち前記抽選結果に何らかの形で対応した特定のアタッカーのみが、通常の閉じた状態から球を入賞させ得るように一定時間開き、それにより入賞確率が高まる特別価値が発生する。アタッカー(31a〜31c)の開閉動作も、前記管理制御手段(50)により制御される。
【0013】
このように、遊技者が最も期待する特別価値の発生を、従来の如く単に定形的なアタッカーの開閉の繰り返しとはせず、先ず、見た目にも楽しい抽選表示手段(22)による抽選の表示を行い、それに応じて特別価値の発生形態にも実質的に入賞率に影響を与える変化を付与することで、ゲーム性を高め遊技者のスリルと興奮を持続させることができる。
【0014】
更に具体的には、前記抽選表示手段(22)は、例えば、数字が記された複数のランプ(22a〜22c)から成るよう構成し、前記無作為抽選の抽選結果として何れか特定のランプのみが最後に点灯するように設定すればよい。また、無作為抽選中には各ランプ(22a〜22c)が、ランダム或は順番に点灯消灯を繰り返すようにすれば視覚的に面白い。
【0015】
この場合、前記可変入賞口(30)の各アタッカー(31a〜31c)は、前記抽選表示手段(22)に抽選結果が出る度に、その点灯した特定ランプに記された数字に相当する個数のアタッカー(31a〜31c)のみ一定時間開くように設定すれば、実際開くアタッカー(31a〜31c)の個数により入賞率が大きく左右され、変化に富んだ特別価値の発生形態を実現できる。
【0016】
また、保留表示手段(40)を有する場合には、前記可変表示手段(21)による図柄合せ遊技中や前記可変入賞口(30)による特別価値の発生中に、新たに球が前記特定入賞口(13)へ入賞しても、その入賞を無駄にすることなく、未実行となる前記図柄合せ遊技の実行権利数を遊技者が明確に認識できるよう表示できる。
【0017】
【実施例】
以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
図1〜図5は本発明の一実施例を示している。
本実施例に係る遊技機10は、図2に示すように、遊技者がハンドル11を回転操作することにより遊技盤面12上にパチンコ球を打ち出し、かかる打球の入賞を競い楽しむパチンコ機である。
【0018】
この遊技機10としてのパチンコ機は、球が特定入賞口13へ入賞すると管理制御手段50からの信号に基づき、可変表示手段21に各種図柄が目視可能に変化表示され、その表示結果が予め定められた大当り態様となると、可変入賞口30により特別価値(大当りと称する。)が発生する機種である。なお、本発明に係る遊技機は通常のパチンコ機の他に、遊技媒体として球を使う各種ゲーム機(例えばアレンジボール機等)にも適用できるものである。
【0019】
図1に示すように、遊技盤面12の中央部やや上方には可変表示手段21が配設されており、その直下には抽選表示手段22が設けられている。可変表示手段21と抽選表示手段22とは、一つのメイン役物20として形成されている。また、メイン役物20の下方には特定入賞口13が配設され、更にその下方には可変入賞口30が配設されている。
【0020】
また、メイン役物20の上方には保留表示手段40が配設されている。その他、遊技盤面12の適所には、一部図示省略したが球を弾く数多の障害釘や各種役物、それに各種入賞口やアウト口等も配設されている。また、管理制御手段50(図1,図3参照)は遊技盤面12の裏側等の機体内に取り付けられている。なお、遊技機10の下部には、遊技に供するパチンコ球を入れる前皿18や、この前皿18から溢れる球を受ける下皿19が設けられている。
【0021】
図1〜図3に示された特定入賞口13は、一般に始動チャッカーと称されるものであり、球の入賞を検知する入賞検知スイッチ14(図3参照)を備えている。かかる入賞検知スイッチ14は入賞球を検知してONになると、入賞信号を管理制御手段50に出力すべく該管理制御手段50に接続されている。入賞検知スイッチ14としては、例えば光センサ、近接センサ、或は磁気センサ等の各種センサにより構成すればよい。
【0022】
可変表示手段21は、特定入賞口13への入賞に起因して、遊技者に有利な特別価値の発生を導く「図柄合せ遊技」が展開されるものであり、具体的には本実施例ではカラー液晶ディスプレイから成る。カラー液晶ディスプレイの種類としては、代表的なものにSTN(単純マトリクス)方式やTFT(アクティブマトリクス)方式がある。STN方式では、TFT方式に比して安価だが、コントラストが低く真正面でないと見えずらい。一方のTFT方式ではにじみが少なくシャープな画面になるが高価となる。
【0023】
可変表示手段21としてのカラー液晶ディスプレイは、前記何れかの方式を任意に選択すればよい。ただし可変表示手段21はカラー液晶ディスプレイに限られるものではなく、モノクロ液晶ディスプレイはもちろんのこと、その他、蛍光表示管やブラウン管(CRT)等を用いて構成してもよい。このような可変表示手段21の画面上にて、管理制御手段50からの信号に基づき図柄合せ遊技が実行されるように構成されている。
【0024】
可変表示手段21の画面には、例えば数字・記号等の各種図柄が複数個並列に表示されるようになっている。ここで図柄合せ遊技とは、後述する管理制御手段50からの指令に基づき各種図柄がスクロール変化し、管理制御手段50での乱数抽選により停止選択された表示結果が、例えば『7,7,7』、『*,*,*』の如く複数並んだ図柄が総て一致する等の大当り態様を含めて、様々な組合せに確定するまでの表示内容の変化過程である。なお、図柄合せ遊技には、その他、可変表示手段の画面上にて所定のストーリが展開されるような表示内容の変化過程等も含まれる。
【0025】
抽選表示手段22は、管理制御手段50からの信号に基づき、前述した可変表示手段21に大当り態様が表示されることを条件として、所定時間内に一定回数実行される無作為抽選とその抽選結果を目視可能に表示するものである。ここでの無作為抽選も、実際上は管理制御手段50によって実行される。更に具体的には、図1に示すように抽選表示手段22は、それぞれ「2」,「4」,「6」の数字が記された3個のインジゲーターランプ22a〜22cから成り、前記無作為抽選中は各ランプ22a〜22cがランダム或は順番に点灯・消灯を繰り返し、その後抽選結果として、何れか特定のランプのみが最後に点灯するように設定されている。
【0026】
可変入賞口30は、図1及び図4に示すように、合計6個に分割された開閉可能なアタッカー31a〜31cを横一列に並設して成る。かかる可変入賞口30は、管理制御手段50からの信号に基づき、通常は閉じた状態にある各アタッカー31a〜31cのうち前記抽選表示手段22の抽選結果に対応したものが、該抽選結果が出る度に一定時間開くように設定されている。
【0027】
すなわち、各アタッカー31a〜31cは、前記抽選表示手段22に抽選結果が出る度に、その点灯した特定ランプに記された数字に相当する個数のアタッカーのみ一定時間開くように設定されている。各アタッカー31a〜31cは、管理制御手段50からの指令に基づき作動するソレノイド(図示せず)によって、開閉駆動するよう構成されている。
【0028】
更に詳しく言えば、抽選表示手段22の抽選結果として、「2」のランプ22aが点灯した場合には、図4(a)に示すのように、可変入賞口30の真ん中2つのアタッカー31aが開き、「4」のランプ22bが点灯した場合には、図4(b)に示すのように、可変入賞口30の中側4つのアタッカー31a,31bが開き、「6」のランプ22cが点灯した場合には、図4(c)のように、可変入賞口30の6つ全部のアタッカー31a,31b,31cが開くように設定さている。
【0029】
このような抽選表示手段22による抽選結果の表示と、それに応じた何れか特定のアタッカー31a〜31cの開閉は、特定のアタッカー31a〜31cが所定時間(例えば29秒)開いた後に短時間(例えば2〜3秒)閉じる動作を1ラウンドとし、1回の特別価値の発生中においては16ラウンド続けられるようになっている。
【0030】
可変入賞口30内には、各種センサ等から成る入賞球計数器33が設けられている。かかる入賞球計数器33も管理制御手段50に接続され、各ラウンド毎にアタッカー31a〜31cへ入賞した球数表示(図示せず)が可変表示手段21の一部等に表示されるようになっている。なお、特別価値の発生しているラウンド中において、その所定時間が経過する前であっても、入賞球計数器33により所定数(例えば10個)の入賞球が計数された時点で、総てのアタッカー31a〜31cは閉じるように設定されている。
【0031】
また、保留表示手段40は、前記可変表示手段21に各種図柄が変化表示される図柄合せ遊技中、または前記可変入賞口30のアタッカー31a〜31cの開閉動作による特別価値の発生中に、新たに特定入賞口13に球が入賞した際、未実行となる図柄合せ遊技の権利保留回数を表示するものである。この保留表示手段40は、管理制御手段50からの信号に基づき、該管理制御手段50に記憶された前記権利保留回数を表示するよう設定されている。
【0032】
更に詳しく言えば、保留表示手段40は、図1に示すように4個の表示ランプ41,41…を有し、未実行の図柄合せ遊技の権利は最高4つまで保留可能となっている。すなわち、権利保留回数に相当する数の表示ランプ41が点灯すべく制御されるものである。なお、保留されていた遊技が実行された場合、その実行回数が前記権利保留回数から減算されて管理制御手段50に更新記憶され、その回数が保留表示手段40に新たに表示されるようになっている。また、権利が最高値の4つまで保留されている状態では、再度、特定入賞口13に球が入っても、この入賞により発生すべき権利は破棄されるように設定されている。
【0033】
管理制御手段50は、図3に示すように、主として前記可変入賞口30の開閉動作等を制御する遊技制御部50aと、主として前記可変表示手段21の表示内容を制御する表示制御部50bとから成る。遊技制御部50aは、CPU51,ROM52,RAM53等を少なくとも含むマイクロコンピューターから成り、同様に表示制御部50bも、CPU61,ROM62,RAM63等を少なくとも含むマイクロコンピューターから構成されている。遊技制御部50aと表示制御部50bとは、データ・バス等を介して互いに連結されている。
【0034】
遊技制御部50aのCPU51は、ROM52に格納された遊技制御プログラムデータに従って、前記可変入賞口30を含む各種役物の動作制御を行なうものである。かかるCPU51には、前述した入賞検知スイッチ14、各アタッカー31a〜31c(のソレノイド)、入賞球計数器33、それに抽選表示手段22や保留表示手段40も接続されている。
【0035】
前記CPU51には、▲1▼乱数を生成しその乱数に基づいて無作為抽選を実行し、その抽選結果に対応した各種信号を次述する表示制御部50bや抽選表示手段22に出力する機能、▲2▼入賞検知スイッチ14から入賞信号を入力した際、図柄合せ遊技中または特別価値の発生中であるか否かを判断し、その結果により図柄合せ遊技の稼動を一時保留する等、保留表示手段40に信号を出力する機能、更に、▲3▼前記抽選結果に基づき可変入賞口30の所定のアタッカー31a〜31cに駆動信号を出力する機能、を少なくとも備えている。
【0036】
ROM52には、前記可変入賞口30等を制御する遊技制御プログラムデータや、各種役物への入賞を演出する装飾ランプの点灯パターン、スピーカーからの音声の発生パターン等の固定データが格納されている。RAM53は、前記入賞検知スイッチ14や入賞球計数器33からの信号を含む遊技に関する各種データを一時的に記憶するものである。
【0037】
一方、表示制御部50bのCPU61は、ROM62に格納された表示制御プログラムデータに従って、前記可変表示手段21おける表示内容の制御を行なうものである。かかるCPU61は、遊技制御部50aのCPU51からの各信号に応じて可変表示手段21に対し、選択的に特定の図柄を表示させたり、大当り態様や小当り態様、或はハズレパターンに応じた様々な組合わせの図柄を表示させる表示制御信号を出力する機能を有している。
【0038】
またROM62は、前記可変表示手段21の表示内容である予め設定された図柄合せ遊技を展開する図柄に関する表示制御プログラムデータ等を格納するものである。RAM63は、前記CPU61で生成される図柄合せ遊技等に関する各種の図柄データを一時的に記憶するものである。なお、RAM63の各種図柄データは、前述したCPU51からの信号に応じて出力される前記CPU61からの信号に基づき読み出され、可変表示手段21に出力されるように設定されている。
【0039】
次に前記遊技機10による遊技方法について説明する。
図2において、遊技者はハンドル11を回転操作することにより遊技盤面12上に球を打ち出し、かかる打球の各役物等への入賞を競い楽しむ。かかる遊技を、図5に示すフローチャートに従って説明すれば、遊技の進行中において遊技盤面12上の打球が特定入賞口13に入賞すると(ステップ1でY)、入賞検知スイッチ14は入賞信号を遊技制御部50aに出力する。
【0040】
遊技制御部50aのCPU51が入賞信号を入力すると、乱数を用いた無作為抽選が実行される(ステップ2)。このとき、後述する図柄合せ遊技の進行中、或は特別価値の発生中でなければ(ステップ3でN)、表示制御部50bのCPU61からの表示制御信号に基づき、可変表示手段21の画面上にて図柄合せ遊技が開始される(ステップ10)。
【0041】
また、球が特定入賞口13に入賞しなくても(ステップ1でN)、未実行の図柄合せ遊技の稼動権利が保留されていれば(ステップ4でY)、CPU51にて図柄合せ遊技の起因となる無作為抽選が行なわれる(ステップ2)。このとき実行された権利は、図1に示す保留表示手段40の表示ランプ41の消灯により減算表示される。一方、権利が保留されていなければ(ステップ4でN)、無作為抽選は行われず図柄合せ遊技は始まらない(ステップ5)。
【0042】
図柄合せ遊技の進行中等に無作為抽選が行なわれた場合(ステップ3でY)、遊技制御部50aのRAM53に保存されている権利が保留表示手段40に表示し得る最高値4未満であれば(ステップ6でY)、最高4回まで図柄合せ遊技の稼動権利が保留される(ステップ7)。このときの権利保留回数は、保留表示手段40の表示ランプ41の点灯により加算表示される。なお、権利が最高値の4つまで保留されている状態で無作為抽選が行なわれても(ステップ6でN)、図柄合せ遊技の稼動権利は破棄される(ステップ8)。
【0043】
前記図柄合せ遊技が開始されると、可変表示手段21の画面上に複数個並列に表示された各種図柄がスクロールする。そして、所定時間スクロール表示された後、その表示結果として各図柄の特定の組合わせが確定される。かかる表示結果が、予め表示制御部50bのROM62に記憶された例えば「7,7,7」等の大当り態様になった場合には(ステップ11でY)、遊技制御部50aのCPU51により所定時間内にて無作為抽選が一定回数(16ラウンド分)実行される。
【0044】
この無作為抽選とその抽選結果は、その都度、抽選表示手段22によって目視可能に表示される(ステップ12)。すなわち、各無作為抽選中にはCPU51からの信号に基づき、抽選表示手段22を成すインジゲーターランプ22a〜22cが、ランダム或は順番に点灯消灯を繰り返し、抽選結果に基づき何れか特定のランプのみが最後に点灯する。
【0045】
そして、前記抽選表示手段22に一定回数に亘って抽選結果が出る度に、その都度CPU51からの信号に基づき、可変入賞口30を成す複数のアタッカー31a〜31cのうち前記抽選結果に対応した特定のアタッカーのみが、通常の閉じた状態から所定時間(例えば29秒)に亘り開いた後、再び短時間(例えば2〜3秒)の間だけ閉じるという動作(1ラウンド)が、1回の特別価値の発生中にて合計16ラウンドまで続けられる。
【0046】
アタッカー31a〜31cの開閉態様について、更に詳しく言うと、各ラウンド毎に抽選表示手段22の抽選結果として、「2」のランプ22aが点灯した場合には、図4(a)に示すのように、可変入賞口30の真ん中2つのアタッカー31aが開き、「4」のランプ22bが点灯した場合には、図4(b)に示すのように、可変入賞口30の中側4つのアタッカー31a,31bが開く。また、「6」のランプ22cが点灯した場合には、図4(c)のように、可変入賞口30の6つ全部のアタッカー31a,31b,31cが開く。
【0047】
それにより、遊技者は多数の出球を獲得することができる。しかも、遊技者が最も期待する特別価値の発生を、従来の如く単に定形的なアタッカーの開閉の繰り返しとはせず、先ず、見た目にも楽しい抽選表示手段22による抽選の表示を行い、それに応じてアタッカー31a〜31cの開閉個数を変化させることで、ゲーム性が高められ遊技者のスリルと興奮を持続させることができる。
【0048】
また、前記特別価値の発生中には管理制御手段50からの信号に基づき、可変表示手段21にはラウンド回数や、各ラウンド毎における入賞球数が表示される。ここでの入賞球数は、可変入賞口20内にある入賞球計数器33により計数され、そのデータ信号をリアルタイムで入力する管理制御手段50からの信号に基づき、各ラウンド毎に入賞球数が可変表示手段21に表示される。なお、前記ラウンド中においてその所定時間が経過する前であっても、入賞球計数器33により所定数(例えば10個)の入賞球が計数された時点で総てのアタッカー31a〜31cは閉じるようになっている。
【0049】
なお、前記実施例においては、本発明の根幹となる抽選表示手段22はその一例を示したが、抽選表示手段は図示した構成に限られるものではない。例えばルーレットを模して構成したり、また点灯・消灯ではなく色の変化等によって抽選結果を識別できるように構成してもよい。また、可変入賞口を構成するアタッカーの数や形状も、図示したものに限定されるわけではない。その他、前記実施例において、例えば可変表示手段の表示結果が小当り態様となった際、一部(1個か2個程度)のアタッカーを開くように設定する等、様々な遊技形態を実現することができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明に係る遊技機によれば、可変表示手段の表示結果が大当り態様に相当した際、それに基づき所定時間内に一定回数実行される無作為抽選とその抽選結果が抽選表示手段により表示され、特別価値を発生する可変入賞口の複数のアタッカーのうち前記抽選表示手段の抽選結果に対応したものが一定時間開くから、遊技者が最も期待する特別価値の発生が、従来の如く単に定形的なアタッカーの開閉の繰り返しとはならず、先ず見た目にも楽しい抽選表示が行なわれ、それに応じて特別価値の発生形態にも、実質的に入賞率に影響を与える変化が付与されるため、極めて興趣に富みゲーム性が高められ、遊技者のスリルと興奮を持続させ、遊技者の射幸心を更に刺激し発奮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機の遊技盤面を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る遊技機を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る遊技機を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例に係る遊技機の可変入賞口を成すアタッカーの開閉状態を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施例に係る遊技機における遊技過程を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10…遊技機
12…遊技盤面
21…可変表示手段(カラー液晶ディスプレイ)
22…抽選表示手段
22a,22b,22c…ランプ
30…可変入賞口
31a,31b,31c…アタッカー
40…保留表示手段
45…特定状態表示手段
50…管理制御手段

Claims (3)

  1. 遊技盤面上に打ち出された球の特定入賞口への入賞に基づき、所定条件下にて遊技者に有利な特別価値を発生させる遊技機において、
    前記特定入賞口への入賞に基づき、各種図柄を変化させつつ目視可能に表示し、その表示結果として少なくとも大当り態様を含む可変表示手段と、
    前記可変表示手段の表示結果が大当り態様に相当した際、それに基づき所定時間内に一定回数実行される無作為抽選とその抽選結果が目視可能に表示される抽選表示手段と、
    複数の開閉可能なアタッカーに分割され、通常は閉じた状態にある各アタッカーのうち前記抽選表示手段の抽選結果に対応したものが、該抽選結果が出る度に一定時間開いて球を入賞させ得る可変入賞口と、
    前記可変表示手段における表示内容、前記抽選表示手段における表示内容、それに前記可変入賞口におけるアタッカーの開閉動作を制御する管理制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記抽選表示手段は、数字が記された複数のランプから成り、前記無作為抽選の抽選結果として何れか特定のランプのみが最後に点灯するように設定され、
    前記可変入賞口の各アタッカーは、前記抽選表示手段に抽選結果が出る度に、その点灯した特定ランプに記された数字に相当する個数のアタッカーのみ一定時間開くように設定されたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記可変表示手段に各種図柄が変化表示される図柄合せ遊技中、または前記可変入賞口のアタッカーの開閉動作による特別価値の発生中に、新たに球が前記特定入賞口へ入賞した場合、前記管理制御手段からの信号に基づき、未実行となる前記図柄合せ遊技の実行権利回数を表示する保留表示手段を有することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
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