JPH10118270A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH10118270A
JPH10118270A JP8273654A JP27365496A JPH10118270A JP H10118270 A JPH10118270 A JP H10118270A JP 8273654 A JP8273654 A JP 8273654A JP 27365496 A JP27365496 A JP 27365496A JP H10118270 A JPH10118270 A JP H10118270A
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JP
Japan
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displayed
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winning opening
variable
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JP8273654A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規なゲーム感を有し、興趣を高めることの可
能なパチンコ機を提供する。 【解決手段】遊技盤面12に設けた数字表示が可能な可
変表示手段20と、遊技者に有利な特別価値状態を発生
させる可変入賞口30と、始動入賞口13と、そこへの
入賞に基づき抽選を行い、その結果が当たりの場合に可
変表示手段に当たりを示す数字の組合せを表示し、可変
入賞口30に特別価値状態を発生させる制御手段50と
を有するパチンコ機10で、可変表示手段20は、第1
表示部21と2つ以上の表示領域を有する第2表示部2
2とを備え、制御手段50は、抽選結果が当たりのと
き、第2表示部の表示数字の合計を第1表示部の数字よ
り大きく表示し、外れのときは表示数字の合計が第1表
示部の数字以下となるよう設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面上に設け
た所定範囲内の数字の表示が可能な可変表示手段と、遊
技者に有利な特別価値状態を発生させ得る可変入賞口
と、始動入賞口と、該始動入賞口へのパチンコ球の入賞
に基づき抽選を行い、該抽選の結果が当たりに相当する
場合に前記可変表示手段に前記当たりに対応する数字の
組合せを表示させ、前記可変入賞口には前記特別価値状
態を発生させる制御手段とを具備するパチンコ機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種のパチンコ機としては、例え
ば液晶ディスプレイ等の可変表示手段を備え、始動入賞
口にパチンコ球が入賞したときに可変表示手段上で絵柄
合わせゲーム等の画面遊技を表示して、特定のパターン
が揃った場合に遊技者に有利な特別価値を発生させる所
謂フィーバー機がある。
【0003】その中には、当たりとなる絵柄の組合せの
パターンを複数用意しておき、その中の特定パターンが
揃ったときに次回以降、所定回数だけ当たりの出る確率
を上げる所謂確率変動を行い、遊技者の興趣をより高め
ようとするものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパチンコ機では、確率変動型のものも含めて
当たりになる確率は感覚的に低く、当たりを期待しなが
らゲームを楽しむという点において満足できるものでは
なかった。
【0005】また、ゲームを楽しむという点からは始動
入賞口にパチンコ球が入賞してから抽選の結果を表示す
るまでの間の絵柄の変化にストーリー性を持たせたりし
たものも有ったが、「当たり」への期待の継続性と言う
面では何らの改善もなされておらず、やはり当たりを期
待しながらゲームを楽しむという遊技者の要求に答える
ことができていないという問題点があった。
【0006】さらに、この種のパチンコ機においては
「当たり」の場合、横、斜め、或いは縦の直線に並ぶ3
つの表示部の表示を揃えるという基本は変わらず、何れ
のパチンコ機も変わり映えがしないという問題点が有っ
た。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、遊技者に新規なゲーム感をあたえ
て興趣を高めることの可能なパチンコ機を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、次の各項に存する。
【0009】[1]遊技盤面(12)上に設けた所定範
囲内の数字の表示が可能な可変表示手段(20)と、遊
技者に有利な特別価値状態を発生させ得る可変入賞口
(30)と、始動入賞口(13)と、該始動入賞口への
パチンコ球の入賞に基づき抽選を行い、該抽選の結果が
当たりに相当する場合に前記可変表示手段に前記当たり
に対応する数字の組合せを表示させ、前記可変入賞口
(30)には前記特別価値状態を発生させる制御手段
(50)とを具備するパチンコ機(10)において、前
記可変表示手段(20)は、第1表示部(21)と、少
なくとも2つの表示領域を有する第2表示部(22)と
を備え、前記制御手段(50)は、前記抽選結果が当た
りの場合に前記第2表示部(22)に表示する数字の合
計が第1表示部(21)に表示する数字より大きくなる
ように表示し、前記抽選結果がハズレの場合には前記第
2表示部(22)に表示する数字の合計が第1表示部
(21)の数字以下となるように設定したことを特徴と
するパチンコ機(10)。
【0010】[2]遊技盤面(12)上に設けた所定範
囲内の数字の表示が可能な可変表示手段(20)と、遊
技者に有利な特別価値状態を発生させ得る可変入賞口
(30)と、始動入賞口(13)と、該始動入賞口(1
3)へのパチンコ球の入賞に基づき抽選を行い、該抽選
の結果が当たりに相当する場合に前記可変表示手段(2
0)に前記当たりに対応する数字の組合せを表示させ、
前記可変入賞口(30)には前記特別価値状態を発生さ
せる制御手段(50)とを具備するパチンコ機(10)
において、前記可変表示手段(20)は、第1表示部
(21)と、少なくとも2つの表示領域を有する第2表
示部(22)とを備え、前記制御手段(50)は、前記
抽選結果が当たりの場合に前記第2表示部(22)に表
示する数字の合計が前記第1表示部(21)に表示する
数字より大きく且つ予め設定された不変の特定数以下と
なるものを表示して当たりとし、前記抽選結果がハズレ
の場合には前記第2表示部(22)に表示する数字の合
計が第1表示部(21)の数字以下か又は前記不変の特
定数より大きくなるものを表示してハズレとするように
設定したことを特徴とするパチンコ機(10)。
【0011】[3]遊技盤面(12)上に設けた所定範
囲内の数字の表示が可能な可変表示手段(20)と、遊
技者に有利な特別価値状態を発生させ得る可変入賞口
(30)と、始動入賞口(13)と、該始動入賞口(1
3)へのパチンコ球の入賞に基づき抽選を行い、該抽選
の結果が当たりに相当する場合に前記可変表示手段(2
0)に前記当たりに対応する数字の組合せを表示させ、
前記可変入賞口(30)には前記特別価値状態を発生さ
せる制御手段(50)とを具備するパチンコ機(10)
において、前記可変表示手段(20)は、第1表示部
(21)と、少なくとも2つの表示領域を有する第2表
示部(22)とを備え、前記制御手段(50)は、前記
抽選結果の当たりとして遊技者にとって有利度の異なる
複数の特別価値状態を発生させる複数種類の当たりを設
定し、前記抽選結果が何れかの当たりとなった場合に、
各当たり毎に不変に定めた数字であって、当該当たりの
種類に対応する固有の数字を第1表示部(21)に表示
し、当たり表示として前記第2表示部(22)に表示す
る数字の合計が前記第1表示部(21)に表示する数字
より大きく且つ予め設定された不変の特定数以下となる
ように表示し、前記抽選結果がハズレの場合には、ハズ
レ表示として前記第2表示部(22)に表示する数字の
合計が前記第1表示部(21)に表示した数字以下か又
は前記不変の特定数より大きい数字を表示し、前記各当
たり毎に対応した固有の数字は遊技者にとって有利度の
大きい当たりほど大きい値であるように設定したことを
特徴とするパチンコ機(10)。
【0012】次に作用を説明する。
【0013】遊技盤面(12)上に打ち出されたパチン
コ球が始動入賞口(13)へ入賞すると、入賞球1球毎
に所定数の賞球が払い出される。また、その一回の入賞
に基づいて制御手段(50)が一回の抽選を行う。抽選
の結果には、可変入賞口(30)に所定の動作をさせて
遊技者に有利なゲーム状態の特別価値状態をもたらす所
謂「当たり」と、可変入賞口(30)の動作等による遊
技者に有利なゲーム状態は何らもたらさない所謂「ハズ
レ」とがある。
【0014】抽選の結果に従って前記制御手段(50)
は前記可変表示手段(20)の第1表示部(21)と第
2表示部(22)の数字の表示変化を一定時間継続させ
た後に停止させる。遊技者は抽選の結果をそのときの第
1表示部(21)に表示された数字に対する第2表示部
(22)に表示された数字の合計の大小関係で知ること
ができる。
【0015】前記項[1]に示したパチンコ機の場合、
抽選結果が「当たり」の場合には、前記制御手段(5
0)は前記可変表示手段(20)の表示動作を開始し、
先に前記第1表示部(21)の表示動作を停止して数字
を1つ表示し、次に前記第2表示部(22)の少なくと
も2つの表示領域の表示動作を1つずつ時間の差をつけ
て停止して数字を表示する。このとき、第2表示部に表
示した数字の合計が前記第1表示部に表示した数字より
も大きくなるように表示される。
【0016】「当たり」になると、前記制御手段(5
0)は前記可変表示手段(20)により「当たり」表示
を行った後に、遊技者に有利な特別価値状態が発生する
ように前記可変入賞口(30)を動作させる。動作中の
該可変入賞口(30)へパチンコ球の入賞が有ったとき
には、入賞球の数に所定の数を掛けた数のパチンコ球が
払い出される。
【0017】ハズレの場合には第2表示部(22)に表
示した数字の合計が前記第1表示部(21)に表示した
数以下となるように表示される。
【0018】前記可変表示手段(20)が数字の表示変
化を行っている間にパチンコ球が更に前記始動入賞口
(13)へ入賞した場合には、前記制御手段(50)は
その間の一回の入賞に対して前記抽選の実行回数を一回
保留する。保留は所定数まで行うことができる。
【0019】このようにして、抽選結果が前記可変表示
手段(20)の第1表示部(21)と第2表示部(2
2)とにより従来には無い全く新規なゲーム性を発揮す
るように表示されるので遊技者は新鮮感と高い興趣をも
って遊技を続けることができる。
【0020】前記項[2]に示したパチンコ機の場合
は、不変の特定数が予め設定されており、「当たり」の
ときは前記項[1]の「当たり」の条件を満たし、且つ
前記第2表示部(22)の合計数が前記不変の特定数以
下となるように表示される。また、ハズレの場合は、第
2表示部(22)に表示した数字の合計が前記第1表示
部(21)に表示した数字以下となるか、前記不変の特
定数よりも大きい数となるように表示される。
【0021】このように、「当たり」を示す表示内容に
条件がひとつ加わるのでそれだけ異なった興趣を有して
いる。
【0022】前記項[3]に示したパチンコ機の場合
は、複数種類の「当たり」に毎に前記第1表示部(2
1)に表示する数字が不変に定められており、その数字
は「当たり」の齎す特別価値状態が遊技者にとって有利
なものほど数字が大きくなる。従って前記項[2]で説
明した前記不変の特定数との差が小さくなるが、遊技者
は第1表示部(21)に表示された数字から「当たり」
となる可能性の大小と「当たり」となった場合の特別価
値状態の種類を予め知ることができるので、上記2つの
何れとも異なった興趣を遊技者に提供することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一形
態を説明する。
【0024】図1から図5は本発明の一形態を示してい
る。
【0025】本実施例に係るパチンコ機10は、図1に
示すように、遊技者がハンドル11を回転操作すること
により遊技盤面12上に球を打ち出し、かかる打球の入
賞により払い出される賞球の獲得数を楽しむものであ
る。
【0026】例示したパチンコ機10は、遊技盤面12
上の始動入賞口13への入賞に基づき可変表示手段20
の第1表示部21に表示された数字と第2表示部22に
表示された数字の合計との大小関係が所定の場合には、
可変入賞口30の動作により遊技者に有利な特別価値状
態が発生するように、制御手段50のプログラムに従っ
て動作する機種である。
【0027】遊技盤面12の略中央部には始動入賞口1
3が配置され、その上方には数字の可変表示を行う可変
表示手段20が配置され、始動入賞口13の下方には可
変入賞口30が配置されている。また、遊技盤面12の
適所には、パチンコ球を弾く多数の釘、各種入賞口、ア
ウト口等が配置されている。制御手段50(図3参照)
は遊技盤面12の裏側等の機体内に取り付けられてい
る。また、遊技盤面12の下側には、遊技に供するパチ
ンコ球を入れる前皿18や、その前皿18から溢れるパ
チンコ球を貯留する下皿19が設けられている。
【0028】可変表示手段20は、第1表示部21と第
2表示部22を具備し、各々数字を表示することができ
るものである。第1表示部21は例えば1つの表示領域
を有し、始動入賞口13への入賞が有ると表示変化動作
を開始して所定時間後に1つの数字を表示するものであ
る。一方、第2表示部22は3つの表示領域を有し、第
1表示部21とともに表示変化動作を開始するが、表示
変化動作の停止は第1表示部21の表示が行われた後、
3つの表示領域が一つずつ順に停止してそれぞれ数字を
一つずつ表示するものである。
【0029】図1、図3及び図4に示したように、可変
表示手段20の第1表示部21は1つの数字表示領域が
有るが2つ或いはそれ以上であってもよい。また、第2
表示部22は3つの表示領域を有するように示してある
が、2つ或いはその他の数であってもよい。
【0030】可変表示手段20はカラー液晶ディスプレ
イから成り、その種類としては、代表的なものにSTN
(単純マトリクス)方式やTFT(アクティブマトリク
ス)方式が挙げられる。STN方式では、TFT方式に
比して安価だが、コントラストが弱く真正面からでない
と見えにくい。一方、TFT方式では画像のにじみが少
なくシャープな画像を得られる上に応答性にも優れてい
るが、高価である。
【0031】本実施例における可変表示手段20には前
述の何れの方式を用いてもよい。また、可変表示手段2
0はカラー液晶ディスプレイに限定されるものではな
く、モノクロ液晶ディスプレイはもちろんのこと、その
他、蛍光表示管やブラウン管(CRT)等を用いて構成
してもよい。
【0032】始動入賞口13はいわゆるチャッカーと称
されるものであり、パチンコ球の入賞を検知する入賞検
知スイッチ14(図2参照)を備えている。かかる入賞
検知スイッチ14は入賞球を検知してONになると、そ
の入賞信号を制御手段50に出力すべく制御手段50に
接続されている。入賞検知スイッチ14としては、例え
ば光センサ、近接センサ、或いは磁気センサ等の各種セ
ンサにより構成すればよい。
【0033】可変入賞口30は、制御手段50による抽
選結果が所謂「当たり」であった場合、所定時間内に一
定回数だけ開閉を繰り返すものである。かかる可変入賞
口30は、開閉可能なアタッカー31とその駆動手段た
るソレノイド32(図2参照)を備える。可変入賞口3
0は、制御手段50からの抽選結果に従った特別価値発
生信号に基づき、例えば、アタッカー31が所定時間
(例えば29秒)にわたって開いた後、短時間(例えば
2〜3秒)だけ閉じるような特別価値の発生動作を所定
ラウンド回数(例えば16回)まで続けるいわゆるフィ
ーバー状態となるように設定されている。
【0034】遊技盤面12上には保留表示手段40も設
けられている。この保留表示手段40は、前述した可変
表示手段20が数字の表示変化を行っている最中に、新
たに始動入賞口13に球が入賞したとき、その入賞に基
づく抽選を行う権利の保留回数を表示するものであり、
LED等で構成すればよい。かかる保留表示手段40
は、後述する制御手段50からの保留表示信号に基づ
き、制御手段50に記憶された権利保留回数を表示する
よう設定されている。
【0035】図1に示すように、保留表示手段40は具
体的には4個の表示ランプを有し、抽選を行う権利は4
回まで保留可能となっている。すなわち、権利保留回数
に相当する数の表示ランプがリアルタイムに点灯すべく
制御されるものである。なお、保留されていた抽選を行
う権利が実行された場合、その実行回数が権利保留回数
から減算されて制御手段50に更新記憶され、その残り
の保留数が点灯した表示ランプの数で新たに表示される
ようになっている。また、権利が最高数の4つまで保留
されている状態では、さらに始動入賞口13にパチンコ
球が入っても、この入賞により発生すべき権利は破棄さ
れるように設定されている。
【0036】図2に示す制御手段50は、主として可変
表示手段20等の表示内容を制御する表示制御部50a
と、主として保留表示手段40、抽選、抽選を行う権利
の保留及び可変入賞口30の動作等を制御する遊技制御
部50bとから成る。
【0037】表示制御部50aは、CPU51,ROM
52,RAM53等を少なくとも含むマイクロコンピュ
ーターから成り、同様に遊技制御部50bも、CPU6
1,ROM62,RAM63等を少なくとも含むマイク
ロコンピューターから構成されている。また表示制御部
50aと遊技制御部50bとは、データ・バス等を介し
て互いに連結されている。
【0038】表示制御部50aのCPU51は、ROM
52に格納された表示制御プログラムデータに従って、
可変表示手段20おける表示内容の制御を行なうもので
ある。ROM52は、可変表示手段20の表示内容を制
御する表示制御プログラムデータ等の固定データを格納
するものである。表示内容は数字である。
【0039】RAM53は、CPU51で生成される数
字表示に関する各種のデータを一時的に記憶するもので
ある。なお、RAM53の各種データは、次述するCP
U62やCPU51からの指令に基づき読み出され、可
変表示手段20に出力されるように設定されている。
【0040】一方、遊技制御部50bのCPU61は、
始動入賞口13に設けた入賞検知スイッチ14からの入
賞信号を受けて抽選を行ったり、ROM62に格納され
た遊技制御プログラムデータに従って、可変入賞口30
を含む各種役物の動作制御を行なうものである。かかる
CPU61には、前述した入賞球計数器33等が接続さ
れている。ROM62は、可変入賞口30等を制御する
遊技制御プログラムデータや、各種役物への入賞を演出
する装飾ランプの点灯パターン、スピーカーからの音声
の発生パターン等の固定データが格納されている。また
RAM63は、入賞検知スイッチ14や入賞球計数器3
3からの信号を含む遊技に関する各種データを一時的に
記憶するものである。
【0041】次に作用を説明する。
【0042】遊技盤面12上に打ち出されたパチンコ球
が各入賞口へ入賞すると、所定数の賞球が払い出され
る。入賞口のうち始動入賞口13へ入賞すると、入賞検
知スイッチ14がそれを検知し、入賞信号が制御手段5
0の遊技制御部50bのCPU61へ送信される。入賞
信号を受けたCPU61は、所定数の賞球の払出しを行
うとともに、抽選を行う。抽選は例えばゼロを起点に数
字を加算してゆき、所定の上限の数に達すると再度ゼロ
からの数字の加算を繰り返すカウンターをCPU61に
内蔵してあり、入賞検知スイッチ14からの始動入賞口
13へのパチンコ球の入賞検知の信号を受けて、その瞬
間のカウンターの数値を検出するもので、検出した数値
が予め定められた数値である場合には「当たり」とな
り、それ以外の数値の場合は「ハズレ」となるものであ
る。
【0043】抽選の結果はCPU61からの信号により
CPU51が可変表示手段20の第1表示部21及び第
2表示部22に数字の表示変化を所定時間継続させた
後、第1表示部21を先に停止させた後に第2表示部2
2を停止させて、その各々に数字を表示させる。
【0044】遊技者は抽選の結果をそのときの第1表示
部21に表示された数字に対する第2表示部22に表示
された数字の合計の大小関係で知ることができる。
【0045】図5を参照しながら例えば図3に示した場
合について説明すると、始動入賞口13に入賞すると
(101)、制御手段50が抽選を行って(102)、
その結果に基づいて、制御手段50は可変表示手段20
の表示動作を開始するが、抽選結果が「当たり」である
場合は(103)、先に第1表示部21の表示動作を停
止して数字を1つ表示する(104)。例えば、図3に
おいては「7」となっている。次に第2表示部22の3
つの表示領域の表示動作を1つずつ時間に差をつけて停
止させて数字を表示する。このとき、抽選結果が「当た
り」の場合には右下に示したように第2表示部に表示す
る3つ数字を例えば2、3及び3のようにその合計を前
記第1表示部に表示した数字「7」よりも大きくなるよ
うに表示する(105)。
【0046】制御手段50のCPU61は、可変表示手
段20による「当たり」を意味する表示を行わせた後に
可変入賞口30に「当たり」に対応する前述の所定の動
作をさせて遊技者に有利な特別価値状態をもたらす(1
06)。また、装飾ランプの点灯パターン、スピーカー
からの音声の発生パターン等を「当たり」に特有のもの
にして雰囲気を更に盛り上げる。特別価値状態が発生し
ている間に可変入賞口30へのパチンコ球の入賞が有っ
たときには、入賞球1個当たりにつき既定された払出し
数を掛けた数のパチンコ球が賞球として払い出される。
【0047】ハズレの場合(103)には図3の左下に
例示したように第1表示部21に例えば数字「7」を表
示し、第2表示部22に表示する3つの数字を例えば
2、1及び3のように数字の合計が第1表示部21に表
示した数「7」以下となるように表示する(108)。
【0048】抽選結果が「ハズレ」の場合には可変入賞
口30の動作を行わず、遊技者には何ら有利なゲーム状
態をもたらさない。
【0049】可変表示手段20が数字の表示変化を行っ
ている間にパチンコ球が更に始動入賞口13へ入賞した
場合には、制御手段50はその間の一回の入賞に対して
抽選の実行回数を一回保留する。保留は所定数まで行う
ことができ、保留数はその数と同一の数だけ保留表示手
段のランプを点灯させることによって遊技者に表示す
る。
【0050】このようにして、抽選結果が可変表示手段
20の第1表示部21と第2表示部22とにより従来に
はない全く新規なゲーム性を発揮するように表示される
ので遊技者は新鮮感と高い興趣をもって遊技を行うこと
ができる。
【0051】次に、抽選結果の表示に関して、小さくと
も第1表示部21に表示可能な最大数字と同じ数値であ
る予め不変の特定数を定めたものの場合について説明す
る。この場合、「当たり」の表示は第2表示部22に表
示した数字の合計が第1表示部21に表示した数字より
大きく特定数以下の数字となるように表示される。例え
ば図4に示したようにその特定数が「9」であった場
合、抽選結果が「当たり」となったときは、第1表示部
21に数字「7」を表示したとすると、三段目の中央に
例示したように第2表示部22に表示する3つの数字が
2、3、及び3のようにその合計数(図4の場合
「8」)が第1表示部21の表示数字「7」より大き
く、且つ特定数「9」以下となるように表示する。
【0052】また、ハズレの場合は、第1表示部21の
表示を同様に数字「7」としたとき、三段目左端に示し
たように第2表示部22に表示した数字が2、1及び3
のようにその合計が第1表示部21に表示した数字以下
となるか、三段目右端に示したように第2表示部22に
表示した数字が2、5及び3のようにその合計が不変の
特定数よりも大きい数と成るように表示される。
【0053】このように、「当たり」を示す表示内容に
条件がひとつ加わることによりそれだけ異なった興趣を
備えることができる。
【0054】なお、制御部50は、抽選結果に特別価値
状態の異なる複数種類の「当たり」が設定されており、
その各「当たり」毎に前記第1表示部21に表示する数
字が特定され、その各数字は各「当たり」の齎す特別価
値状態が遊技者にとって有利なものほど数字が大きくな
るように設定してもよい。
【0055】従って、前述したように不変の特定数を設
定してあるものの場合、「当たり」となるのは第2表示
部22の合計数が第1表示部21の表示数値より大きく
特定数より小さい場合であるから、特別価値状態の有利
なものほど特定数との差が小さくなって遊技者は「当た
り」になりにくいと感じるが、一方で第1表示部21に
表示された数字から「当たり」となる可能性の大小と
「当たり」と成った場合の特別価値状態の種類を予め知
ることができるので、上記2つの何れとも異なった興趣
を遊技者に提供することができる。
【0056】
【発明の効果】本発明にかかるパチンコ機によれば、遊
技者に新規なゲーム感をあたえて興趣を高めることがで
きるので集客力が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態にかかるパチンコ機を示す正面
図である。
【図2】本発明の一形態にかかるパチンコ機の機能を示
すブロック図である。
【図3】本発明の一形態にかかるパチンコ機の可変表示
手段に示された「当たり」及び「ハズレ」の表示を例示
した説明図である。
【図4】本発明の一形態にかかるパチンコ機の可変表示
手段に示された他の「当たり」及び「ハズレ」の表示を
例示した説明図である。
【図5】本発明の一形態にかかるパチンコ機の作用を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10…パチンコ機 11…ハンドル 12…遊技盤面 13…始動入賞口 18…前皿 19…下皿 20…可変表示手段 21…第1表示部 22…第2表示部 30…可変入賞口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤面上に設けた所定範囲内の数字の表
    示が可能な可変表示手段と、遊技者に有利な特別価値状
    態を発生させ得る可変入賞口と、始動入賞口と、該始動
    入賞口へのパチンコ球の入賞に基づき抽選を行い、該抽
    選の結果が当たりに相当する場合に前記可変表示手段に
    前記当たりに対応する数字の組合せを表示させ、前記可
    変入賞口には前記特別価値状態を発生させる制御手段と
    を具備するパチンコ機において、 前記可変表示手段は、第1表示部と、少なくとも2つの
    表示領域を有する第2表示部とを備え、 前記制御手段は、前記抽選結果が当たりの場合に前記第
    2表示部に表示する数字の合計が第1表示部に表示する
    数字より大きくなるように表示し、前記抽選結果がハズ
    レの場合には前記第2表示部に表示する数字の合計が第
    1表示部の数字以下となるように設定したことを特徴と
    するパチンコ機。
  2. 【請求項2】遊技盤面上に設けた所定範囲内の数字の表
    示が可能な可変表示手段と、遊技者に有利な特別価値状
    態を発生させ得る可変入賞口と、始動入賞口と、該始動
    入賞口へのパチンコ球の入賞に基づき抽選を行い、該抽
    選の結果が当たりに相当する場合に前記可変表示手段に
    前記当たりに対応する数字の組合せを表示させ、前記可
    変入賞口には前記特別価値状態を発生させる制御手段と
    を具備するパチンコ機において、 前記可変表示手段は、第1表示部と、少なくとも2つの
    表示領域を有する第2表示部とを備え、 前記制御手段は、前記抽選結果が当たりの場合に前記第
    2表示部に表示する数字の合計が前記第1表示部に表示
    する数字より大きく且つ予め設定された不変の特定数以
    下となるものを当たりとして表示し、前記抽選結果がハ
    ズレの場合には前記第2表示部に表示する数字の合計が
    第1表示部の数字以下か又は前記不変の特定数より大き
    くなるものをハズレとして表示するように設定したこと
    を特徴とするパチンコ機。
  3. 【請求項3】遊技盤面上に設けた所定範囲内の数字の表
    示が可能な可変表示手段と、遊技者に有利な特別価値状
    態を発生させ得る可変入賞口と、始動入賞口と、該始動
    入賞口へのパチンコ球の入賞に基づき抽選を行い、該抽
    選の結果が当たりに相当する場合に前記可変表示手段に
    前記当たりに対応する数字の組合せを表示させ、前記可
    変入賞口には前記特別価値状態を発生させる制御手段と
    を具備するパチンコ機において、 前記可変表示手段は、第1表示部と、少なくとも2つの
    表示領域を有する第2表示部とを備え、 前記制御手段は、前記抽選結果の当たりとして遊技者に
    とって有利度の異なる複数の特別価値状態を発生させる
    複数種類の当たりを設定し、 前記抽選結果が何れかの当たりとなった場合に、各当た
    り毎に不変に定めた数字であって、当該当たりの種類に
    対応する固有の数字を第1表示部に表示し、当たり表示
    として前記第2表示部に表示する数字の合計が前記第1
    表示部に表示する数字より大きく且つ予め設定された不
    変の特定数以下となるように表示し、前記抽選結果がハ
    ズレの場合には、ハズレ表示として前記第2表示部に表
    示する数字の合計が前記第1表示部に表示した数字以下
    か又は前記不変の特定数より大きい数字を表示し、 前記各当たり毎に対応した固有の数字は遊技者にとって
    有利度の大きい当たりほど大きい値であるように設定し
    たことを特徴とするパチンコ機。
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