JPH11316903A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH11316903A
JPH11316903A JP12550298A JP12550298A JPH11316903A JP H11316903 A JPH11316903 A JP H11316903A JP 12550298 A JP12550298 A JP 12550298A JP 12550298 A JP12550298 A JP 12550298A JP H11316903 A JPH11316903 A JP H11316903A
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JP
Japan
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shield plate
core
magnetic head
protruding portion
center
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JP12550298A
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Hideto Ando
秀人 安藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両チャンネルの磁気ヘッドにおいて、非磁性
金属からなる板金のコアホルダーを用いて、非常に安価
で、且つ、シールド板及びコアホルダーを精度高く位置
決めすることができる磁気ヘッドを提供する。 【解決手段】 コアホルダー1の立ち上がり部1eが、
中央部から延出され中央にスリット1hが設けられた内
側突出部1f、1gと、立ち上がり部1eの両外側端に
延出された外側突出部1o、1pとを有し、スリット1
hに中央シールド板2が挿入されると共に、内側突出部
1fと外側突出部1oとの間に1枚のシールド板3が介
在された2枚のコア5、6を、内側突出部1gと外側突
出部1pとの間に1枚のシールド板4が介在された2枚
のコア7、8を、それぞれ挟持して配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッドに関
し、特に4チャンネルの構成部品を装着するコアホルダ
ーを有する磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の磁気ヘッドに用いられる
コアホルダーの平面図であり、図7は従来の磁気ヘッド
にシールド板及びコアを配設した状態を示す要部の平面
図である。従来の4チャンネルタイプの磁気ヘッドとし
ては、亜鉛やアルミニウム等の非磁性金属の鋳造により
形成したコアホルダー51が用いられている。従来のコ
アホルダー51は、中央に形成された中央シールド板挿
入溝51aと、中央シールド板挿入溝51aの左右位置
に形成されたシールド板挿入溝51b、51cと、シー
ルド板挿入溝51b、51cのそれぞれの左右位置に形
成されたコア挿入溝51d、51e、51f、51gと
を有する。
【0003】表面に非磁性金属材が積層され、略平板状
の磁性金属材からなる中央シールド板52及びシールド
板53、54は、それぞれ中央シールド板挿入溝51a
及びシールド板挿入溝51b、51cにより位置決めさ
れて配設されている。また、磁性金属材からなる複数の
同形状の部材が積層されたコア55、56、57、58
は、それぞれコア挿入溝51d、51e、51f、51
gにより位置決めされて配設されている。
【0004】このように、両チャンネルの磁気ヘッドに
用いられている、非磁性金属の鋳造により形成したコア
ホルダーでは、挿入溝の存在により、シールド板やコア
が高い精度で位置決めされるものの、製造するための金
型や構成する材料の点でコスト高である。
【0005】近時、例えば2チャンネルタイプの磁気ヘ
ッドに関して、例えば黄銅等の非磁性金属の板状材料を
用いてプレス加工により製造した、板金のコアホルダー
が用いられている。そこで、4チャンネルタイプの磁気
ヘッドに、2チャンネルタイプの磁気ヘッドで使用され
ているプレス加工による板金のコアホルダーを適用する
ことで、鋳造品でコアホルダーを構成した場合と比べ
て、材料費やプレス加工用の金型等の点で製造コストを
大幅に低減することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、4チャ
ンネルタイプの磁気ヘッドにおいて、板金のコアホルダ
ーを用いると、シールド板やコアを高い精度で位置決め
して配設することが困難である。これは、板金のコアホ
ルダーには、シールド板やコアを位置決めするための挿
入溝を形成することが加工する上で困難なためである。
このため、従来の2チャンネルタイプの場合において
は、コアホルダーに複数の微小な突起等を設け、これら
により位置決めを行っている。また、2チャンネルタイ
プの磁気ヘッドでは3つであったシールド板及びコアの
部品点数が、4チャンネルタイプの磁気ヘッドでは7つ
に増え、コアホルダーの限られたスペースに多くの部品
を配設する必要があり、コアホルダー上に空きスペース
が少なくなる。そのため、シールド板やコアを位置決め
するための突起等をコアホルダーに設ける場合には、微
小なものにならざるを得ない。しかし、コアホルダーは
板状部材からなるために、微小な突起等を精度高く設け
ることは困難であり、また、これらの微小な突起等のみ
により、シールド板やコアホルダーを精度高く位置決め
することは困難である。
【0007】本発明が解決しようとする課題は、4チャ
ンネルタイプの磁気ヘッドにおいて、非磁性金属からな
る板金のコアホルダーを用いて、非常に安価で、且つ、
シールド板及びコアホルダーを精度高く位置決めするこ
とができる磁気ヘッドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の解決手段として、本発明の磁気ヘッドは、立ち
上がり部は、中央部から延出され中央にスリットが設け
られた内側突出部と、前記立ち上がり部の両外側端に延
出された外側突出部とを有し、前記スリットにシールド
板が挿入されると共に、前記内側突出部と前記外側突出
部との間に1枚のシールド板が介在された2枚のコアを
挟持して配設されてなる構成とした。このような構成と
することにより、内側突出部と外側突出部との間で左右
チャンネルを構成するシールド板及びコアを挟持して配
設し、位置決めを行うことができる。また、中央シール
ド板を左右チャンネルを構成するシールド板及びコアと
独立して、コアホルダーの中央に位置決めして配設し、
また、左右チャンネルを構成するシールド板及びコア
を、中央シールド板の左右それぞれ独立して配設するこ
とができる。
【0009】また、第2の解決手段として、本発明の磁
気ヘッドは、前記1枚のシールド板が介在された2枚の
コアを、前記内側突出部と前記外側突出部との間に挟持
することにより、前記内側突出部が中央側へ撓むように
した構成とした。このような構成とすることにより、内
側突出部と外側突出部との間で左右チャンネルを構成す
るシールド板及びコアを挟持した場合に、コアホルダー
の内側突出部が中央側へ撓み、中央で位置決めすること
ができる。
【0010】また、第3の解決手段として、本発明の磁
気ヘッドは、前記コアが、基部と、該基部の先端部に設
けられたギャップ形成部とを有し、前記基部の後端部は
前記固定部に形成された凸部に、前記基部は前記内側突
出部又は前記外側突出部に、前記ギャップ形成部は前記
シールド板に、それぞれ当接され、三点で支持された構
成とした。
【0011】また、第4の解決手段として、本発明の磁
気ヘッドは、前記コアが当接された三点の位置が、略1
つの直線上に存在するようにした構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の磁気ヘッドの実
施の形態について説明する。図1は、本発明の磁気ヘッ
ドに用いられるコアホルダーの斜視図であり、図2は、
本発明の磁気ヘッドの要部の上面図である。また、図3
は、本発明の磁気ヘッドに用いられるシールド板の説明
図であり、同図Aはシールド板の上面図であり、同図B
はシールド板の側面図である。また、図4は、本発明の
磁気ヘッドに用いられるコアの説明図であり、同図Aは
コアの上面図であり、同図Bはコアの側面図である。ま
た、図5は、本発明の磁気ヘッドの説明図であり、シー
ルド板及びコアをそれぞれ1枚ずつ配設した場合の側面
図である。
【0013】本発明の磁気ヘッドに用いられる、黄銅、
燐青銅、アルミニウム等の非磁性金属からなる板状部材
をプレス加工して形成された、4チャンネルタイプの磁
気ヘッド用のコアホルダー1は、平面状の固定部1a
と、固定部1aが上方に突出された3組の1対の凸部1
b、1c及び1dと、固定部1aが鈍角に折り曲げて設
けられた立ち上がり部1eと、立ち上がり部1eの中央
に設けられた2つの内側突出部1f、1gと、内側突出
部1f、1gの間に設けられたスリット1hと、立ち上
がり部1eを切り欠いて形成され、それぞれ高さが異な
る段部1i、1j、1k及び1l、1m、1nと、段部
1k及び1nの外側端に、立ち上がり部1eから延出し
て設けられた外側突出部1o、1pとからなる。
【0014】本発明の磁気ヘッドは、オートリバース用
テープレコーダ等に用いられる固定4チャンネルタイプ
の磁気ヘッドであり、図1においては、立ち上がり部1
eの中央より左側に配設される2つのコアは磁気テープ
のフォワード時に用いられ、立ち上がり部1eの中央よ
り右側に配設される2つのコアは磁気テープのリバース
時に用いられる。凸部1bは、固定部1aの中央部に2
つ1組で設けられ、また、凸部1cおよび1dは、凸部
1bの両側部近傍に、それぞれ2つ1組で2組設けら
れ、それらはコアホルダー1上において三角形状に配設
されている。また、段部1iは、内側突出部1fに隣接
して設けられ、また、段部1jは段部1iに隣接し、そ
して、段部1kは段部1jに隣接して、並んでフォワー
ドチャンネル側に設けられている。また、リバースチャ
ンネル側にも同様に、段部1lは、内側突出部1gに隣
接して設けられ、また、段部1mは段部1lに隣接し、
そして、段部1nは段部1mに隣接して、並んでリバー
スチャンネル側に設けられている。また、段部1j及び
1mは、スリット1hとほぼ同程度の高さになるように
設けられている。また、段部1i及び1lは、段部1k
及び1nと比べて低くなるように形成されている。ま
た、各段部1i、1j、1k及び1l、1m、1nの高
さ及び左右方向の幅は、スリット1hを中心として対称
に設けられている。そして、外側突出部1o、1pの左
右方向の幅は、内側突出部1f、1gの幅よりも大きく
されている。
【0015】また、図3に示すように、表面に非磁性金
属材が積層され、略平板状の磁性金属材からなる1つの
中央シールド板2、フォワードチャンネル用及びリバー
スチャンネル用の2つのシールド板3、4は、それぞ
れ、基部2a、3a、4aと、基部2a、3a、4aの
一端部が中間部に比べて厚く、且つ、先端に至るほど薄
くなる断面楔形状のテーパーを有する先端部2b、3
b、4bとからなる。また、中央シールド板2の基部2
aの厚さは、スリット1hの幅よりも若干小さくされて
いる。
【0016】また、図4に示すように、磁性金属材から
なり、複数の同形状の部材が積層されてなるコア5〜8
は、基部5a〜8aと、基部5a〜8aの一端部から垂
直に延出されて突出したコイル巻回部5b〜8bと、基
部5a〜8aの一部を切り欠いて形成された切欠部5c
〜8cと、基部5a〜8aの一端部に設けられたギャッ
プ形成部5d〜8dとからなる。
【0017】図2に示すように、コアホルダー1には、
外部に中央シールド板2の先端部2bが突出し、スリッ
ト1hに基部2aが挿入されている。また、中央シール
ド板2の基部2aの後端部は、2つの凸部1bの間に挿
入されている。
【0018】また、コア6は、中央シールド板2の近傍
の内側に配置され、それぞれの切欠部6cが段部1iに
当接された状態で挿入、好ましくは嵌合されている。ま
た、コア6のギャップ形成部6dと中央シールド板2の
先端部2bとは、互いに相近づくように若干傾斜されて
配置されている。そして、切欠部6c付近の基部6a
(図2及び図5中の領域X)は内側突出部1fの側面と
当接され、また、基部6aのコイル巻回部6bと連結さ
れている部分、即ち基部6aの後端部(図2及び図5中
の領域Y)は、凸部1cの外側に当接されている。コア
6は、3点で当接・支持されていることとなり、その当
接位置は略一つの直線上に並ぶ。
【0019】また、シールド板3は、コア6の外側の段
部1j上に配置され、シールド板3の先端部3bとコア
6のギャップ形成部6d(図2及び図5中の領域Z)と
が、互いに当接するように傾斜されて配置されている。
また、基部3aは、2つの凸部1cの間に挿入されてい
る。このようにして、シールド板3の基部3aの両側
が、それぞれ凸部1cに保持され、また、先端部3bが
コア6の左側部に当接されている。このように、コア6
は、図2及び図5中に示す領域X、Y及びZの三点で当
接・支持されていることとなる。また、その当接位置で
ある領域X、Y及びZは、図5中に一点鎖線で示した直
線W上に並ぶ。
【0020】また、コア5は、シールド板3の外側に配
置され、それぞれの切欠部5cが段部1kに当接された
状態で挿入、好ましくは嵌合されている。また、コア5
のギャップ形成部5dと、シールド板3の先端部3bと
は、互いに当接するように傾斜されて配置されている。
このコア5の傾斜角度はコア6と比べて大きいものの、
段部1kの高さが段部1iと比べて高くされているた
め、切欠部5cは段部1kの角部に対して、良好に当接
されている。そして、切欠部5c付近の基部5aは外側
突出部1oの側面と当接され、また、基部5aの後端部
は、凸部1cの外側に当接され、また、ギャップ形成部
5dはシールド板3と当接されている。このように、コ
ア6と同様に、コア5は、三点で当接・支持されている
こととなり、その当接位置は略1つの直線上に並ぶ。
【0021】また、コア7は、中央シールド板2の近傍
の内側に配置され、それぞれの切欠部7cが段部1lに
当接された状態で挿入、好ましくは嵌合され、中央シー
ルド板2を中心として、コア6と対称に設けられてい
る。
【0022】また、シールド板4は、コア7の外側の段
部1m上に配置され、中央シールド板2を中心として、
シールド板3と対称に設けられている。また、コア7に
関しても、切欠部7c付近の基部7aは内側突出部1f
の側面と、基部7aの後端部は凸部1dの外側と、ギャ
ップ形成部7dはシールド板3の先端部3bと当接され
る。即ち、コア7は三点で当接・支持され、その当接位
置は略1つの直線上に並ぶ。
【0023】また、コア8は、シールド板4の外側に配
置され、それぞれの切欠部8cが段部1nに当接された
状態で挿入、好ましくは嵌合され、中央シールド板2を
中心として、コア5と対称に設けられている。また、コ
ア8に関しても、切欠部8c付近の基部8aは外側突出
部1pの側面と、基部8aの後端部は凸部1dの外側
と、ギャップ形成部8dはシールド板4の先端部4bと
当接される。即ち、コア8は三点で当接・支持され、そ
の当接位置は略1つの直線上に並ぶ。
【0024】以上のようにして、フォワードチャンネル
側を構成するシールド板3及びコア5、6は、先端部3
b及びギャップ形成部5d、6dにおいて互いに当接し
た状態で、内側突出部1fと外側突出部1oとの間に挟
持されて位置決めされている。また、リバースチャンネ
ル側を構成するシールド板4及びコア7、8に関して
も、先端部4b及びギャップ形成部7d、8dにおいて
互いに当接した状態で、内側突出部1gと外側突出部1
pとの間に挟持されて位置決めされている。また、外側
突出部1o及び1pの幅は、内側突出部1f及び1gの
幅よりも大きく、剛性が高いため、内側突出部1f及び
1gがそれぞれ中央側に撓み曲がり、中央シールド板2
は内側突出部1fと1gにより挟持されている。このよ
うに、外側突出部1o及び1pは、フォワードチャンネ
ル側構成部品(シールド板3及びコア5、6)及びリバ
ースチャンネル側構成部品(シールド板4及びコア7、
8)が配設された場合に変形せず、位置決めのための基
準となるようにされている。
【0025】本発明の磁気ヘッドにおけるコアホルダー
の組み立ては、まず、スリット1hに中央シールド板2
を挿入すると共に、一対の凸部1bの間に中央シールド
板2の基部2aに挿入する。この際、前述のように、ス
リット1hの幅は中央シールド板2の基部2aの厚さよ
りも若干大きくされているため、中央シールド板2はス
リット1h内で左右方向に若干移動可能な状態で配設さ
れることとなる。
【0026】次に、コアホルダーのフォワードチャンネ
ル側部分の組み立ては、コア6の切欠部6cを段部1i
に挿入させると共に、図2及び図5中の領域Xで示すよ
うに、コア6の切欠部6c付近の基部6aを内側突出部
1fと当接させ、また、図2及び図5中の領域Yで示す
ように、基部6aの後端部を凸部1cの外側と当接させ
て配設する。
【0027】次に、コア5の切欠部5cを段部1kに挿
入させると共に、コア5の切欠部5c付近の基部5aを
外側突出部1oの側面と当接させ、また、コイル巻回部
5bと連結されている付近の基部5aを凸部1bの外側
と当接させて配設する。
【0028】次に、シールド板3を段部1i上に当接さ
せて配設すると共に、基部3aを2つの凸部1cの間に
挿入し、ギャップ形成部5d及び6dと当接させる。そ
して、図2中の矢印Mの方向に押し込むことで、先端部
3bのテーパーにより、コア5、6がそれぞれ外側突出
部1o及び内側突出部1f側へ押し広げられて、シール
ド板3及びコア5、6が内側突出部1fと外側突出部1
oとの間に挟持されて配設される。
【0029】このようにして、フォワードチャンネル側
を構成するシールド板3及びコア5、6が、内側突出部
1fと外側突出部1oとの間に挟持されると、内側突出
部1fは中央側へ撓み曲がる。これは、前述のように、
中央シールド板2とスリット1hとの間に若干の間隙が
あるため、また、外側突出部1oの幅が、内側突出部1
fの幅よりも大きく、剛性が高いためである。このよう
にして、外側突出部1oの内側縁がフォワードチャンネ
ル側のトラック幅方向に関する位置決め基準となり、外
側突出部1oから各コア5、6までの位置が、各部品を
積み上げた形で高精度に位置決めされて組み立てられ
る。さらに、シールド板3の矢印M方向への押し込み量
によって、コア5、6のトラック幅方向に関する位置の
調整が可能である。このように、フォワードチャンネル
側部分の組み立てが完了する。
【0030】また、リバースチャンネル側部分について
も、中央シールド板2を対称中心として左チャンネル部
分と同様の工程順により、外側突出部1pの内側縁がリ
バースチャンネル側のトラック幅方向に関する位置決め
基準となり、外側突出部1pから各コア7、8までの位
置が、各部品を積み上げた形で高精度に位置決めされて
組み立てられる。この際、シールド板4の矢印M方向へ
の押し込み量によって、コア7、8のトラック幅方向に
関する位置の調整が可能である。そして、リバースチャ
ンネル側を構成するシールド板4及びコア7、8が、内
側突出部1gと外側突出部1pとの間に挟持されると、
内側突出部1gが中央側へ撓んで曲がり、中央シールド
板2は内側突出部1f及び1gにより挟持される。この
ように、リバースチャンネル側部分の組み立てが完了す
る。以上のようにして、外側突出部1o、1pを基準と
してシールド板3、4及びコア5〜8の各部品の位置決
めがなされ、また、中央シールド板2とスリット1hと
の間に間隙が設けられているため、内側突出部1f、1
gが中央側へ撓んで曲がり、且つ各部品が挟持されるこ
とで、各部品の積み上げ誤差を吸収し、結果として両チ
ャンネルでのコア5〜8の位置が高精度に決められる。
【0031】コアホルダー1に中央シールド板2、及
び、フォワードチャンネル側及びリバースチャンネル側
にシールド板3、4及びコア5〜8がそれぞれ配設され
て完成した磁気ヘッドの半素子は、対称形状のものが一
対作られ、各コア5〜8のギャップ形成部5d〜8dの
突き合わせ面となる面を研磨し、コイル巻回部5b〜8
bにコイルを巻回したコイルボビン(図示せず)を挿入
し、それぞれのギャップ形成部5d〜8dの突き合わせ
面をギャップ板(図示せず)を介して突き合わせ、バネ
性を有するクリップで一対のコアホルダー1の外側を保
持する。その後、一体化された一対の半素子をシールド
ケース(図示せず)内に挿入し、シールドケース(図示
せず)内にモールド樹脂が充填され、コア5〜8のギャ
ップ形成部5d〜8d及びシールド板2〜4の先端部2
b〜4bが研磨されて磁気テープの摺動面が形成される
工程を経て、磁気ヘッドが形成される。尚、本発明にお
いてコアは予め複数枚積層されて一体化されたラミネー
トコアを用いても良いし、バラのコアを複数枚用いても
良い。
【0032】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッドによれば、立ち上が
り部は、中央部から延出され中央にスリットが設けられ
た内側突出部と、立ち上がり部の両外側端に延出された
外側突出部とを有し、スリットにシールド板が挿入され
ると共に、内側突出部と外側突出部との間に1枚のシー
ルド板が介在された2枚のコアを挟持して配設されてな
り、また、1枚のシールド板が介在された2枚のコア
を、内側突出部と外側突出部との間に挟持し、内側突出
部が中央側へ撓むようにしたことにより、非磁性金属か
らなる板状部材をプレス加工して製造した板金のコアホ
ルダーを用いて、4チャンネルの磁気ヘッドを製造する
場合に、内側突出部と外側突出部との間で左右チャンネ
ルを構成するシールド板及びコアを挟持して配設する
と、外側突出部を基準としてシールド板及びコアの位置
決めがなされ、また、内側突出部が中央シールド板を挟
持するように撓み、中央シールド板とスリットとの間隙
で各部品の積み上げ誤差を吸収し、結果として全チャン
ネルにおいて外側突出部から各コアまでの位置が高い精
度で決められる。
【0033】併せて、中央シールド板を左右チャンネル
を構成するシールド板及びコアと独立して、コアホルダ
ーの中央に位置決めして配設できるとともに、左右チャ
ンネルを構成するシールド板及びコアを、中央シールド
板の左右それぞれ独立して配設することができるため、
数多くの部品を隣接させて配設させる場合と比べて、は
るかに精度高く位置決めして配設することができる。
【0034】また、本発明の磁気ヘッドによれば、コア
が、基部と、基部の先端部に設けられたギャップ形成部
とを有し、基部の後端部は固定部に形成された凸部に、
前記基部は前記内側突出部又は前記外側突出部に、前記
ギャップ形成部は前記シールド板に、それぞれ当接さ
れ、三点で支持されたことにより、配設されるそれぞれ
のコアのコアホルダーや隣接する部材と当接している部
分が三点となるため、高精度に位置決めされたシールド
板及びコアが確実に支持される。
【0035】また、本発明の磁気ヘッドによれば、コア
が当接された三点の位置が、略1つの直線上に存在する
ようにしたことにより、三点で支持されたコアがより強
固に支持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッドに用いられるコアホルダー
の斜視図である。
【図2】本発明の磁気ヘッドの要部の上面図である。
【図3】本発明の磁気ヘッドに用いられるシールド板の
説明図である。
【図4】本発明の磁気ヘッドに用いられるコアの説明図
である。
【図5】本発明の磁気ヘッドの説明図である。
【図6】従来の磁気ヘッドに用いられるコアホルダーの
平面図である。
【図7】従来の磁気ヘッドにシールド板及びコアを配設
した状態を示す要部の平面図である。
【符号の説明】
1 コアホルダー 1a 固定部 1b、1c、1d 凸部 1e 立ち上がり部 1f、1g 内側突出部 1h スリット 1i、1j、1k、1l、1m、1n 段部 1o、1p 外側突出部 2 中央シールド板 2a 基部 2b 先端部 3、4 シールド板 3a、4a 基部 3b、4b 先端部 5、6、7、8 コア 5a、6a、7a、8a 基部 5b、6b、7b、8b コイル巻回部 5c、6c、7c、8c 切欠部 5d、6d、7d、8d ギャップ形成部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性金属の板状部材からなる固定部の
    一端が上方に折り曲げられた立ち上がり部を有するコア
    ホルダーを備え、前記立ち上がり部は、中央部から延出
    され中央にスリットが設けられた内側突出部と、前記立
    ち上がり部の両外側端に延出された外側突出部とを有
    し、前記スリットにシールド板が挿入されると共に、前
    記内側突出部と前記外側突出部との間に1枚のシールド
    板が介在された2枚のコアを挟持して配設されてなるこ
    とを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記1枚のシールド板が介在された2枚
    のコアを、前記内側突出部と前記外側突出部との間に挟
    持することにより、前記内側突出部が中央側へ撓むよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記コアが、基部と、該基部の先端部に
    設けられたギャップ形成部とを有し、前記基部の後端部
    は前記固定部に形成された凸部に、前記基部は前記内側
    突出部又は前記外側突出部に、前記ギャップ形成部は前
    記シールド板に、それぞれ当接され、三点で支持された
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の磁気ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 前記コアが当接された三点の位置が、略
    1つの直線上に存在するようにしたことを特徴とする請
    求項3に記載の磁気ヘッド。
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