JPH11315162A - 熱処理方法、および熱処理装置 - Google Patents
熱処理方法、および熱処理装置Info
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- JPH11315162A JPH11315162A JP34214498A JP34214498A JPH11315162A JP H11315162 A JPH11315162 A JP H11315162A JP 34214498 A JP34214498 A JP 34214498A JP 34214498 A JP34214498 A JP 34214498A JP H11315162 A JPH11315162 A JP H11315162A
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
易な塩酸の形で回収し、かつ無水フタル酸等の針状結晶
の生成も抑え、残渣の固着やワックスの閉塞を防止す
る。 【解決手段】 塩化ビニル樹脂に含まれる可塑剤が熱分
解するときに、水蒸気を加えて加水分解反応を起こさ
せ、分解物に強制的に、(−OH)基を付加してアルコ
ールにする。同時に、塩化ビニル樹脂が分解して発生し
たHCLガスを水分の中に取り込み、塩酸として回収す
る。これにより、可塑剤由来の(−CL)基が付加され
た形の有機塩素化合物の発生を防止する。また、そのア
ルコールに可塑剤が分解して生成した無水フタル酸等の
針状の結晶等を溶かし込むことにより、無水フタル酸等
の結晶生成物の発生を防止する。
Description
化ビニル樹脂等の廃プラスチックや汚泥、タイヤ等の高
分子廃棄物を熱処理対象物とした熱処理方法、および熱
処理装置に関し、特に廃プラスチックの処理では有機塩
素化合物を発生させることなく回収すると共に、熱処理
対象物から発生する残渣の固着やワックスによる配管等
の閉塞を防止するようにした熱処理方法、および熱処理
装置に関する。
解方法の従来例を示す説明図である。塩化ビニル樹脂に
は、一般に可塑剤としてDOP(フタル酸ジオクチル
(ジオクチルフタレート))等が含まれている。DOP
等の可塑剤を含んだ塩化ビニル樹脂を水や水蒸気の無い
状態で加熱すると、DOPは配管閉塞の原因になり得る
針状結晶の無水フタル酸とオクチル基に分解される。一
方、塩化ビニルは加熱分解してHCLガスを生成する。
このオクチル基とHCLガスとが反応して中間廃棄物で
ある塩化オクチルという有機塩素化合物が生成される。
等が混入している場合には、分解生成油には重質油であ
るワックス状のものが得られ、配管の閉塞等の問題が発
生していた。
は、加熱炉に配管を介して塩化水素処理槽を設ける系統
と、別の配管を介して分解油回収槽を設ける系統の二系
統の構成となっている。この場合、第1段階の脱塩素分
解処理では、加熱炉に投入された廃プラスチック片を加
熱して塩化水素を発生させ、これを配管を介して前記塩
化水素処理槽に導いて塩化水素を吸収する。第2段階の
分解油生成処理では、前記塩化水素処理槽の配管に設け
られた弁を閉じると共に、分解油回収槽に繋がる配管の
弁を開き、加熱炉をさらに高熱にして分解生成油を発生
させこれを回収する。そして、第3段階の残渣焼締め処
理では、加熱炉をさらに高熱にして残渣を焼締める。
置では、各処理段階で、弁の開け閉め処理が必要であ
り、また、各段階毎に加熱炉の温度を設定する処理が必
須となり、廃プラスチックの処理工程が煩雑になるばか
りでなく、処理時間も長くなっていた。
の添加物や、PVCそのものの熱分解後の残渣は、炭素
成分が多いために、高温では粘度の高い液体となり、常
温では硬い固形物となるために、固着等により加熱炉に
故障が頻繁に発生する要因になっていた。
分解生成油の一部は炉内で還流を起こし分解時間が長く
かかってしまうという不具合があった。
プラスチック処理方法および処理装置では、無水フタル
酸等の針状の結晶生成物が発生してこれが配管に付着し
て配管閉塞の要因となっていた。
のの熱分解後の残渣は、炭素成分が多いために、高温で
は粘度の高い液体となり、常温では硬い固形物となるた
めに、固着等により加熱炉に故障が頻繁に発生する要因
になっていた。
が必要であり、また、各段階毎に加熱炉の温度を設定す
る処理が必須となり、廃プラスチックの処理工程が煩雑
になるばかりでなく、処理時間も長くなっていた。
分解生成油の一部は炉内で還流を起こし分解時間が長く
かかってしまうという不具合があった。
クの処理にあっては熱分解で発生するHCLガスを、中
間廃棄物である有機塩素化合物として回収することな
く、最終処分が容易な塩酸の形で回収し、かつ無水フタ
ル酸等の針状結晶の生成も抑え、残渣の固着やワックス
の閉塞による故障がなく、分解時間も短くできる熱処理
方法、および熱処理装置を提供することを主目的として
いる。
めに本発明は、請求項1では、可塑剤および添加物を含
んだ塩化ビニル樹脂、およびこの塩化ビニル樹脂を含ん
だ廃プラスチックを脱塩素加熱分解中に、水、水蒸気ま
たはアルカリ水を加えて、塩化ビニルに含まれるDOP
等の可塑剤を加水分解し、 この加水分解によって、ア
ルコール類と、酸を生成し、生成されたアルコール類に
前記酸の結晶を溶解させる一方、前記水、水蒸気または
アルカリ水で塩化ビニル分解生成物であるHCLガスを
吸収することを特徴としている。
において、前記可塑剤および添加物を含んだ塩化ビニル
樹脂、およびこの塩化ビニル樹脂を含んだ廃プラスチッ
クに、脱塩素加熱分解を開始する前に水、水蒸気または
アルカリ水を含ませておくことを特徴としている。
だ塩化ビニル樹脂、およびこの塩化ビニル樹脂を含んだ
廃プラスチックの熱処理方法において、可塑剤および添
加物を含んだ塩化ビニル樹脂、およびこの塩化ビニル樹
脂を含んだ廃プラスチックを脱塩素加熱分解中に、水、
水蒸気またはアルカリ水を加えて、塩化ビニルに含まれ
るDOP等の可塑剤を加水分解し、この加水分解によっ
て、アルコール類と、酸を生成し、生成されたアルコー
ル類に前記酸の結晶を溶解させる一方、前記水、水蒸気
またはアルカリ水で塩化ビニル分解生成物であるHCL
ガスを吸収する脱塩素加熱分解工程と、脱塩素加熱分解
処理中および脱塩素加熱分解処理後の廃プラスチックか
ら分解油を生成する分解油生成工程と、分解油生成後の
残渣を焼締めて排出する残渣焼締め工程とから成ること
を特徴としている。
法において、前記脱塩素加熱分解工程、および分解油生
成工程を同一の処理温度で実行することを特徴としてい
る。
だ塩化ビニル樹脂、およびこの塩化ビニル樹脂を含んだ
廃プラスチック、または汚泥や高分子廃棄物等を熱処理
対象物とすると共に、投入された前記熱処理対象物を加
熱分解する加熱炉を備えた熱処理装置において、前記加
熱炉は、多数のボールが投入されたボールミルで構成さ
れ、これらのボールと、取り込まれた熱処理対象物とが
混ざって回転・撹拌されることにより熱処理対象物が破
砕されることを特徴としている。
置において、前記加熱炉は、所定温度に加熱される中空
円筒状の外筒と、この外筒内を回転可能に支持されると
共に、その内部に前記ボールを保持し、かつその内部に
前記熱処理対象物と、水分、水蒸気またはアルカリ水と
を投入する手段を持つ内筒とを備えたことを特徴として
いる。
熱処理装置において、前記外筒は、複数の加熱エリアに
区分けされ、各加熱エリア毎に所定の温度制御が実行さ
れることを特徴としている。
に記載の熱処理装置において、前記内筒の外周面には、
フィンが設けられ、このフィンによって外筒と内筒間に
ある加熱空気が均一に撹拌されることを特徴としてい
る。
に記載の熱処理装置において、前記加熱炉には、還流塔
が接続され、当該加熱炉によって生成された分解油を選
択的に加熱炉に戻し再熱分解させて軽質油のみを生成す
ることを特徴としている。
かに記載の熱処理装置において、前記加熱炉で分解され
た油分と、塩化ビニル中の塩素分を回収する油回収・ガ
ス処理系の適宜箇所に逆流防止手段を設けたことを特徴
としている。
れかに記載の熱処理装置において、前記内筒と外筒との
間にも前記ボールを投入したことを特徴としている。
れかに記載の熱処理装置において、前記内筒内、または
内筒と外筒との間に表面の異物を掻き取る掻き取り部材
を設けたことを特徴としている。
れかに記載の熱処理装置において、前記熱処理対象物の
加熱分解中に加えられる水分、水蒸気またはアルカリ水
として、熱処理後に回収された水溶液をそのまま、また
は中和処理して再利用する手段を備えたことを特徴とし
ている。
ニル樹脂に含まれる可塑剤が熱分解するときに、水や水
蒸気を加えて加水分解反応を起こさせ、分解物に強制的
に(−OH)基を付加してアルコールにし、同時に、塩
化ビニル樹脂が分解して発生したHCLガスを水分の中
に取り込み塩酸にしてしまう。このように、水、水蒸気
またはアルカリ水を加えて水蒸気蒸留効果を起こさせ、
大半の可塑剤を未分解のまま留出させる。これらの未分
解の可塑剤は有機塩素化合物にはならない。残った少量
の可塑剤は加水分解し、この加水分解によって、アルコ
ール類と、無水フタル酸になる。これにより、可塑剤由
来の(−CL)基が付加された形の有機塩素化合物の発
生を防止すると共に、アルコールに可塑剤が分解して生
成した無水フタル酸等の針状の結晶等を溶かし込むこと
により、無水フタル酸等の結晶生成物の発生を防止す
る。
だ塩化ビニル樹脂、およびこの塩化ビニル樹脂を含んだ
廃プラスチックに、脱塩素加熱分解を開始する前に水、
水蒸気またはアルカリ水を含ませておくことにより、加
水分解を迅速かつ確実に行うことができ、処理効率が向
上する。
物の発生を防止しつつ、分解油の回収、および残渣処理
を効率よく行う。
び分解油生成工程が同一の処理温度で済むため、処理の
負担の低減、および処理時間の短縮が可能となる。
脂そのものの熱分解後の残渣は、炭素成分が多く、高温
では粘度の大きな液体となり、常温では、硬い固形物と
なる。そこで、請求項5に記載のように、加熱炉内にボ
ールを投入してボールミルを構成することにより、廃プ
ラスチック片を細かく砕き、また、加熱分解過程におい
て粘度の大きな液体でも容易に撹拌でき、さらに硬い残
渣等の固形物も破砕できるため、固着等による故障の発
生を防止できる。
に水等を注入することにより、加熱・加水分解処理が実
行され、HCLガスを塩酸として水分中に取り込むこと
ができ、有機塩素化合物の発生を防止すると共に、無水
フタル酸等の針状結晶の生成も抑え、残渣の固着やワッ
クスの閉塞等に起因する装置の故障発生を防止できる。
熱エリアを個別に温度制御することにより、加熱炉の一
部に温度の低い場所ができて局所的に還流が発生して分
解時間が長くなるのを防止している。
フィンによって外筒と内筒間にある加熱空気を均一に撹
拌するようにして、外筒から内筒への熱伝達を向上させ
ている。
により、貯まったガスを冷却して加熱炉に戻し、再熱分
解させることにより軽質油のみを生成して回収するよう
にしている。
を設けて、塩化ビニル中の塩素分が水に溶けて炉内や配
管が真空状態となった場合にも逆流を防いでいる。
物が入り込み、これが内筒および外筒の各表面に付着す
る場合がある。こうなると、熱分解物の熱伝導率は低い
ので、外筒からの熱が伝わりにくくなる。内筒と外筒の
間に置かれ、フィンによって駆動されるボールは、これ
らの熱分解生成物の付着を防止し、外筒からの熱の伝わ
りを改善する。
する機能を、内筒または外筒に設置したブラシ等の掻き
取り部材に持たせることにより、内筒と外筒の熱分解生
成物の付着を防止し、外筒からの熱の伝わりを改善す
る。
そのまま、または中和して再度加水分解に使用すること
により、排水を無くしている。また、再使用水を加熱し
て、蒸気のみを再利用に回すことにより、水中に含まれ
る有価な副生成物を採集することもできる。
適用された廃プラスチック処理方法の実施の形態を示す
説明図、図2は本発明による熱処理装置が適用された廃
プラスチック処理装置の実施の形態を示す構成説明図、
図3は、本発明が適用された廃プラスチック処理方法の
実施の形態と従来方法とを対比して示す説明図である。
DOPを加熱分解する過程で水、水蒸気、あるいはアル
カリ水を加えて加水分解させると、針状結晶である無水
フタル酸が生成されると共に、オクチルアルコールが生
成される。
分解すると、水蒸気蒸留効果により、水に溶けないDO
P等が熱分解する前に蒸発し、大半が未分解のまま回収
されることが確認されている。その量は実験によれば、
約90%であった。この場合、DOPは熱分解されてい
ないので、有機塩素化合物にならない。残った少量(約
10%)のDOPが加水分解し、この加水分解により、
アルコール類と、無水フタル酸になる。
に溶ける性質を持つので、針状結晶として生成されるべ
く無水フタル酸は、オクチルアルコールに溶けてフタル
酸となる。
ガスと、その他のガスと、残渣とに分解される。生成さ
れたHCLガスは、加熱時に加えられた水、水蒸気、ア
ルカリ水等に溶け込み、塩酸となる。
ールとフタル酸と塩酸とが溶け込んだ状態で回収され
る。
ときに水があると、発生した塩化水素ガス(以下、「H
CLガス」)が塩酸になり熱分解装置の一部で結露した
場合に、装置寿命を短くしていたので、これを避けるた
めに、極力水分を含まないように、前処理し、場合によ
っては、特別に乾燥した後に熱分解していた。そのため
に、廃プラスチックに含まれる可塑剤の分解物とHCL
ガスとが反応し、中間廃棄物である有機塩素化合物が生
成されていた。
予め処理対象となる廃プラスチックに水分を含ませてお
くと共に、熱分解時に加水分解反応を起こさせて、積極
的に塩酸を発生させるが、この塩酸分は、フタル酸と共
にオクチルアルコールに溶け込んだ状態で回収できるの
で、上述した従来例よりも装置寿命は長くなると考えら
れる。
化ビニル樹脂に含まれる可塑剤が熱分解するときに、水
蒸気を加えて加水分解反応を起こさせ、分解物に強制的
に、(−OH)基を付加してアルコールにする。同時
に、塩化ビニル樹脂が分解して発生したHCLガスを水
分の中に取り込み、塩酸として回収する。これにより、
可塑剤由来の(−CL)基が付加された形の有機塩素化
合物の発生を防止することができる。また、そのアルコ
ールに可塑剤が分解して生成した無水フタル酸等の針状
の結晶等を溶かし込むことにより、無水フタル酸等の結
晶生成物の発生を防止することができ、無水フタル酸等
の針状結晶生成物の付着に起因する配管閉塞を防止する
ことができる。
は、可塑剤および添加物を含んだ塩化ビニル樹脂、およ
びこの塩化ビニル樹脂を含んだ廃プラスチックを脱塩素
加熱分解中に、水、水蒸気またはアルカリ水を加えて塩
化ビニルに含まれるDOP等の可塑剤を加水分解し、こ
の加水分解によって、アルコール類と、酸を生成し、生
成されたアルコール類に前記酸の結晶を溶解させる一
方、前記水、水蒸気またはアルカリ水で塩化ビニル分解
生成物であるHCLガスを吸収する脱塩素加熱分解工程
と、脱塩素加熱分解処理中および脱塩素加熱分解処理後
の廃プラスチックから分解油を生成する分解油生成工程
と、分解油生成後の残渣を焼締めて排出する残渣焼締め
工程とから構成する。そして、前記脱塩素加熱分解工
程、および分解油生成工程を同一の処理温度で実行する
ようにしている。
すように、脱塩素分解工程と、分解油生成工程と、残渣
焼結締め工程の3段階の処理に対してそれぞれ段階毎の
温度設定が異なるために、まず第一段階である加水分解
による脱塩素分解工程で発生するHCLガスを回収し、
その後、バルブを閉め、第二段階の分解油生成工程に移
行し、この工程で分解油を生成する。そして、第三段階
では、残存物をさらに高温に熱して残渣焼締めを行って
回収するという3段階もの加熱処理を実行しなければな
らない。この点、本発明の実施の形態では、図3に実線
で示すように、脱塩素加熱分解工程、および分解油生成
工程が同一の処理温度で済むため、処理の負担の低減、
および処理時間の短縮が可能となる。
プラスチック処理装置1は、供給系2と、熱分解系3
と、油回収・ガス処理系4とに大別される。供給系2か
ら可塑剤および添加物を含んだ塩化ビニル樹脂、および
この塩化ビニル樹脂を含んだ廃プラスチックを熱分解系
3に供給して脱塩素加熱分解を実行させ、この脱塩素過
熱分解中に、水、水蒸気またはアルカリ水を加えて、塩
化ビニルに含まれるDOP等の可塑剤を加水分解し、こ
の加水分解によって、アルコール類と、酸を生成し、生
成されたアルコール類に前記酸の結晶を溶解させる一
方、前記水、水蒸気またはアルカリ水で塩化ビニル分解
生成物であるHCLガスを吸収する。そして、熱分解処
理後に油回収・ガス処理系4によって分解油を回収する
と共に、HCLガスやその他の分解ガスを回収する。
廃プラスチックを貯留する廃プラ貯留槽5と、この廃プ
ラ貯留槽5に蓄積された廃プラスチックを所定の大きさ
まで破砕する破砕機6と、この破砕機6で破砕された廃
プラスチックを熱分解系3に供給する供給装置8とを備
えている。供給装置8は、上部に開口を有する筒体に破
砕機6から供給された廃プラスチック片を入れ、この筒
体を後述する加熱炉側に移動させて廃プラスチック片を
加熱炉内に入れ込むように構成されている。また、この
供給装置8から供給される廃プラスチック片には、水や
アルカリ水を含ませておいてもよい。
炉9の下流側の排出口9Aに取り付けられた還流塔10
とを備え、供給装置8から供給された廃プラスチック片
を加熱および加水分解して塩化水素HCL分と分解生成
油分とに分離する一方、還流塔10によって、分解生成
油を選択的に加熱炉9内に還流させ再分解することによ
って軽質油のみを得るようにしている。
外筒11と、この外筒11内を回転可能に支持された中
空円筒状の内筒12とを備えている。
A、13B、13C、13Dに区切られており、各加熱
ジャケット13A、13B、13C、13Dには温風機
14から温度コントロールされた熱風が供給される。こ
の場合、温度コントロールは温風機14からの温風を冷
却して所定の温度まで低下させる冷却機により個別に行
なわれる。
ット13A、13B、13C、13Dに分け、各加熱ジ
ャケット13A、13B、13C、13Dを個別に温度
制御するのは、外筒が均一の厚さに形成されていないた
め、単一の温度制御のみでは、温度が不均一となってし
まうからである。したがって、加熱炉9の内部に部分的
に温度の低い場所ができて局所的に還流が発生するのを
防止でき、還流発生に起因する分解時間の長時間化を防
止できる。
5が接続されており、外筒から11排出された温風はス
タック16まで導かれるようになっている。
接した複数(例えば4つ)のローラ17が設けられて、
これらのローラ17が回転装置18からの回転力を受け
て外筒11内で内筒12を回転させる。
ル19が投入されたボールミルを構成しており、取り込
まれた廃プラスチック片と共に回転し、この回転の過程
で廃プラスチック片を細かく砕く役目をする。また、加
熱分解過程において粘度の大きな液体でも容易に撹拌で
き、さらに硬い残渣等の固形物も破砕できるため、固着
等による故障の発生を防止できる。なお、このセラミッ
クボール19の大きさは、混入される廃プラスチックの
大きさ、および加熱炉9の容積により決定されるが、残
渣をできるだけ細かく砕くためには、φ20〜40ミリ
程度が良い。
が設けられている。これらのフィン20は、温風機14
から外筒11内に導入された加熱空気と注入口22から
注入された水分(水蒸気)と混合気体を撹拌して内筒1
2の周囲温度を均一に保つためのものである。
ら排出口9Aの外部に配管を突出させ、L字状に立ち上
げたものであり、塔内には冷却装置24が設けられてい
る。この還流塔10は、加熱炉9の内筒においてプラス
チック片の加熱・加水処理で生成された処理ガスを導い
て冷却し、再び内筒12内に戻す。すなわち、一般に廃
プラスチックを熱分解すると、炭素の分子量が26以上
(常温ではワックスになる)の分解油も生成されるが、
このワックス状の油は熱分解系3や油回収・ガス処理系
4の配管等の閉塞の要因となっている。そこで、還流塔
10に貯まったガスを冷却装置24によって冷却して加
熱炉9に戻し、再熱分解して軽質油のみを生成して、回
収するようにしている。
取り付けられている。その網目の大きさは、内筒12の
回転時に、内筒12内の廃プラスチック片およびセラミ
ックボール19が内筒外に飛び出すことなく、かつ加熱
によって生じた残渣を内筒12外に排出可能な程度が良
い。
に接続された分解ガス冷却装置25と、この分解ガス冷
却装置25の下部側に接続された配管27に設けられた
逆止弁26と、内部に水が満たされると共に前記配管2
7が下部側に接続され、前記分解ガス冷却装置25から
導入されるガス中から塩化水素(HCL)ガスを回収す
るHCL回収槽28と、このHCL回収槽28と配管2
9を介して接続され、HCL回収槽28で回収されなか
ったHCLガス以外の分解ガスを回収するガスホルダ3
0とを備えている。
ってHCLガスが水等に吸収された場合に、炉内や配管
が真空状態になった場合に油回収・ガス処理系4からの
ガスおよび分解生成物が逆流するのを防止するために設
けられている。
は、従来例とは異なり、加熱分解時に有機塩素化合物を
一切発生させないことから、一つの系統のみで済み、こ
れによって装置の簡単化を達成することができる。
としては、DOPのみならず、DBP(フタル酸ジブチ
ル)や、DLP(フタル酸ジドデシル)等の種々のもの
があるが、本発明は、これらの可塑剤を含む塩化ビニル
樹脂、およびこの塩化ビニルを含む廃プラスチックに広
く適用できる。
が投入されてボールミルを構成しているが、セラミック
以外の、窒化ケイ素や、ジルコニア等、耐熱性、対薬品
性等に強い材料であればその材質は問わない。また、形
状も球状に限られるものではなく、三角柱形状や、突起
を有したものなど、投入される廃プラスチック片の大き
さや、材質によって決めることができる。
れたローラ17を回転駆動することにより、回転させて
いるが、ローラ17に代えて歯車やチェーン等を用いて
回転を伝達するようにしたり、内筒12の回転軸に直接
モータを取り付けて回転駆動するようにしてもよい。
12内に管を入れて内筒内に還流させるようにしている
が、外筒11と内筒12との間に還流させるようにして
もよい。
ト13A、13B、13C、13Dに区切り、各加熱ジ
ャケット13A、13B、13C、13Dに温風機14
から温度コントロールされた熱風を供給するように構成
したが、加熱ジャケットの代わりに、ガラス管等内に入
れられた加熱ヒータを各加熱ジャケットに対応する部所
に配設し、これらの加熱ヒータを個別に温度調節するよ
うにしてもよい。こうすることにより、温度を電気的に
制御できるので、より精度の高い温度調節が可能となる
ばかりでなく、前述したような燃焼ガスライン15、ス
タック16が不要となり、装置構成をより簡素化するこ
とが可能となる。
外筒11との間にもセラミックボール19Bを投入して
も良い。このように構成することにより、内筒12と外
筒11との間に熱分解物が入り込み、内筒表面および外
筒表面に付着しようとしても、フィン20によって駆動
されるボール19Bはこれらの熱分解生成物の付着を防
ぐ。このため、低い熱伝導率を持つ熱分解物が内筒12
や外筒11へ付着し、熱が外筒11から伝わりにくくな
るのを防止することが可能となる。
筒12内、または内筒12と外筒11との間に表面の異
物を掻き取る掻き取り部材として、図6に示すような内
筒固定のブラシ41と、外筒固定のブラシ42を設ける
ようにしても良い。このように構成することにより、内
筒12と外筒11の熱分解生成物の付着を防止し、外筒
11からの熱の伝わりを改善することができる。
は、内筒12、外筒11の何れに設けても良く、両方に
設けても良い。また、掻き取り部材としてはブラシでな
くても、薄板等、表面に付着した異物を掻き取ることが
できるものであれば良い。
プラスチック片の加熱分解中に注入口22から加えられ
る水分、水蒸気またはアルカリ水として、熱処理後に回
収された水溶液をそのまま、または中和処理して再利用
する手段を設けても良い。この場合、加水に使用される
水は、HCL回収槽28内で塩酸を回収と同時に、炭酸
カルシウムにより、中和し、その水溶液をHCL回収槽
28と注入口22とを接続する配管を介して加熱炉9内
に導けば良い。
加水分解に使用することにより、排水を無くし、有価な
副生成物を採集することができる。
による熱処理方法、および熱処理装置を廃プラスチック
の処理方法、および装置に適用した例を示したが、本発
明はこれに限られず、熱処理対象物として汚泥やタイヤ
等の高分子廃棄物にも適用可能である。
求項1、2、6では、塩化ビニル樹脂に含まれる可塑剤
が熱分解するときに、水や水蒸気を加えて加水分解反応
を起こさせ、分解物に強制的に(−OH)基を付加して
アルコールにし、同時に、塩化ビニル樹脂が分解して発
生したHCLガスを水分の中に取り込み塩酸にしてしま
うことにより、可塑剤由来の(−CL)基が付加された
形の有機塩素化合物の発生を防止することができる。ま
た、アルコールに可塑剤が分解して生成した無水フタル
酸等の針状の結晶等を溶かし込むことにより、無水フタ
ル酸等の結晶生成物の発生を防止することができる。
物の発生を防止しつつ、分解油の回収、および残渣処理
を効率よく行うことができる。
び分解油生成工程が同一の処理温度で済むため、処理の
負担の低減、および処理時間の短縮が可能となる。
採用し、その破砕機能により残渣を粉砕するので、固着
による故障を防止することができる。
とにより、炉内での還流を防ぎ、分解時間を短縮するこ
とができる。
フィンによって外筒と内筒間にある加熱空気を均一に撹
拌するようにして、外筒から内筒への熱伝達を向上させ
ることができる。
塔を設けることにより、ワックス状の重質油の発生を防
止することができる。
水に溶けて炉内や配管が真空状態となった場合にも逆流
を防止することができる。
れ、フィンによって駆動されるボールは熱分解生成物の
付着を防止し、外筒からの熱の伝わりを改善することが
できる。
たブラシ等の掻き取り部材は、内筒と外筒の熱分解生成
物の付着を防止し、外筒からの熱の伝わりを改善するこ
とができる。
を、再度加水分解に使用することにより、排水を無く
し、有価な副生成物を採集することができる。
チック処理方法の実施の形態を示す説明図である。
チック処理装置の実施の形態を示す構成説明図である。
よび廃プラスチック処理装置の効果を従来技術と比較し
て示す説明図である。
明図である。
けるボールの配置例を示す説明図である。
けるブラシの配置例を示す説明図である。
系、4:油回収・ガス処理系、5:廃プラスチック貯留
槽、6:破砕機、7:配管、8:供給装置、9:加熱
炉、10:還流塔、11:外筒、12:内筒、13A〜
13D:加熱ジャケット、14:温風機、15:燃焼ガ
スライン、16:スタック、17:ローラ、18:回転
装置、19,19B:セラミックボール、20:フィ
ン、21:フィルタ、22:注入口、23:排出口、2
4:冷却装置、25:分解ガス冷却装置、26逆止弁、
27:配管、28:HCL回収槽、29:配管、30:
分解ガスホルダ、31:冷却装置、32:分解油回収
槽、41,42:ブラシ。
Claims (13)
- 【請求項1】 可塑剤および添加物を含んだ塩化ビニル
樹脂、およびこの塩化ビニル樹脂を含んだ廃プラスチッ
クを脱塩素加熱分解中に、水、水蒸気またはアルカリ水
を加えて、塩化ビニルに含まれるDOP等の可塑剤を加
水分解し、この加水分解によって、アルコール類と、酸
を生成し、 生成されたアルコール類に前記酸の結晶を溶解させる一
方、 前記水、水蒸気またはアルカリ水で塩化ビニル分解生成
物であるHCLガスを吸収することを特徴とする熱処理
方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の熱処理方法において、 前記可塑剤および添加物を含んだ塩化ビニル樹脂、およ
びこの塩化ビニル樹脂を含んだ廃プラスチックに、脱塩
素加熱分解を開始する前に水、水蒸気またはアルカリ水
を含ませておくことを特徴とする熱処理方法。 - 【請求項3】 可塑剤および添加物を含んだ塩化ビニル
樹脂、およびこの塩化ビニル樹脂を含んだ廃プラスチッ
クの熱処理方法において、 可塑剤および添加物を含んだ塩化ビニル樹脂、およびこ
の塩化ビニル樹脂を含んだ廃プラスチックを脱塩素加熱
分解中に、水、水蒸気またはアルカリ水を加えて、塩化
ビニルに含まれるDOP等の可塑剤を加水分解し、この
加水分解によって、アルコール類と、酸を生成し、生成
されたアルコール類に前記酸の結晶を溶解させる一方、
前記水、水蒸気またはアルカリ水で塩化ビニル分解生成
物であるHCLガスを吸収する脱塩素加熱分解工程と、 脱塩素加熱分解処理中および脱塩素加熱分解処理後の廃
プラスチックから分解油を生成する分解油生成工程と、 分解油生成後の残渣を焼締めて排出する残渣焼締め工程
と、 から成ることを特徴とする熱処理方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の熱処理方法において、 前記脱塩素加熱分解工程、および分解油生成工程を同一
の処理温度で実行することを特徴とする熱処理方法。 - 【請求項5】 可塑剤および添加物を含んだ塩化ビニル
樹脂、およびこの塩化ビニル樹脂を含んだ廃プラスチッ
ク、または汚泥や高分子廃棄物等を熱処理対象物とする
と共に、投入された前記熱処理対象物を加熱分解する加
熱炉を備えた熱処理装置において、 前記加熱炉は、多数のボールが投入されたボールミルで
構成され、これらのボールと、取り込まれた熱処理対象
物とが混ざって回転・撹拌されることにより熱処理対象
物が破砕されることを特徴とする熱処理装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の熱処理装置において、 前記加熱炉は、所定温度に加熱される中空円筒状の外筒
と、この外筒内を回転可能に支持されると共に、その内
部に前記ボールを保持し、かつその内部に前記熱処理対
象物と、水分、水蒸気またはアルカリ水とを投入する手
段を持つ内筒と、 を備えたことを特徴とする熱処理装置。 - 【請求項7】 請求項5または6に記載の熱処理装置に
おいて、 前記外筒は、複数の加熱エリアに区分けされ、各加熱エ
リア毎に所定の温度制御が実行されることを特徴とする
熱処理装置。 - 【請求項8】 請求項5から7のいずれかに記載の熱処
理装置において、 前記内筒の外周面には、フィンが設けられ、このフィン
によって外筒と内筒間にある加熱空気が均一に撹拌され
ることを特徴とする熱処理装置。 - 【請求項9】 請求項5から8のいずれかに記載の熱処
理装置において、 前記加熱炉には、還流塔が接続され、当該加熱炉によっ
て生成された分解油を選択的に加熱炉に戻し再熱分解さ
せて軽質油のみを生成することを特徴とする熱処理装
置。 - 【請求項10】 請求項5から9のいずれかに記載の熱
処理装置において、 前記加熱炉で分解された油分と、塩化ビニル中の塩素分
を回収する油回収・ガス処理系の適宜箇所に逆流防止手
段を設けたことを特徴とする熱処理装置。 - 【請求項11】 請求項5から10のいずれかに記載の
熱処理装置において、 前記内筒と外筒との間にも前記ボールを投入したことを
特徴とする熱処理装置。 - 【請求項12】 請求項5から11のいずれかに記載の
熱処理装置において、 前記内筒内、または内筒と外筒との間に表面の異物を掻
き取る掻き取り部材を設けたことを特徴とする熱処理装
置。 - 【請求項13】 請求項5から12のいずれかに記載の
熱処理装置において、 前記熱処理対象物の加熱分解中に加えられる水分、水蒸
気またはアルカリ水として、熱処理後に回収された水溶
液をそのまま、または中和処理して再利用する手段を備
えたことを特徴とする熱処理装置。
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- 1998-12-01 JP JP34214498A patent/JP3808646B2/ja not_active Expired - Fee Related
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