JPH08120285A - 廃プラスチックの熱分解反応装置 - Google Patents

廃プラスチックの熱分解反応装置

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JPH08120285A
JPH08120285A JP7209704A JP20970495A JPH08120285A JP H08120285 A JPH08120285 A JP H08120285A JP 7209704 A JP7209704 A JP 7209704A JP 20970495 A JP20970495 A JP 20970495A JP H08120285 A JPH08120285 A JP H08120285A
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plastic
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reaction
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治夫 平馬
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裕 北見
Minoru Tsuji
実 辻
Sumio Kuroyanagi
澄男 黒柳
Minoru Hasegawa
穣 長谷川
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃プラスチックの脱塩素総処理量を増大させ
ることができる熱分解反応装置を提供することにある。 【解決手段】 一端に廃プラスチック投入口を、他端に
塩化水素流出口と、溶融プラスチック流出口とを備えた
反応筒と、前記廃プラスチック投入口と前記塩化水素流
出口との間に設置された、廃プラスチックを前記反応筒
の外部から加熱するための外部加熱手段と、前記反応筒
内の廃プラスチックを前記一端から前記他端に向かって
案内するための案内手段とを有する廃プラスチックの熱
分解反応装置において、前記他端に設けられた溶融プラ
スチック引出し口と前記一端に設けられた溶融プラスチ
ック戻し口とを連絡する溶融プラスチック戻り流路と、
廃プラスチックを前記反応筒の内部から加熱するための
内部加熱手段とをさらに有する構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃プラスチックの
熱分解反応装置に関し、特に廃プラスチックの総処理量
を増大することができる熱分解反応装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、混合廃プラスチックの処理方法と
して、資源有効利用の観点から廃プラスチックの燃料
化、即ち固形燃料化或いは油化が見直されている。しか
し、廃プラスチックに含有するポリ塩化ビニルの塩素分
は、油化工程中或いは固形燃料使用時に塩化水素化して
油化装置或いは燃料化装置の腐食或いは環境汚染などの
障害を引き起こす。このため、本出願人は、混合廃プラ
スチック中からポリ塩化ビニル等を物理的に除去すべ
く、廃プラスチックの重力或いは風力による選別方法を
提案している。ところが、かかる物理的な処理によって
廃プラスチック中のポリ塩化ビニル或いは例えば、ガラ
ス片、アルミ箔のような異物を完全に除去するのは困難
であり、ポリ塩化ビニルにあっては物理的な処理の後に
化学的処理によって残留塩素分を除去しているのが現状
である。このような化学的処理としては、例えば、特願
平4-220432号公報のように、廃プラスチックを加熱し、
300 °C 程度に溶融させ、熱分解反応をさせることによ
って、塩化水素の形で脱塩素化する方法が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
熱分解法にあっては、通常、例えば、反応筒の外表面を
覆う加熱ヒータ等によって、内部に廃プラスチックを通
す反応筒の外部から、反応筒の肉厚方向の熱伝達を介し
て廃プラスチックを間接的に加熱している。このため、
反応筒の肉厚方向に急激な温度勾配が生じ、反応筒の内
表面は低温となり、特に130 °C 乃至140 °C 程度の内
表面領域は、発生した塩化水素に直接触れて低温腐食を
引き起こし、装置寿命の短命化を余議なくされる。又、
かかる熱分解法では、反応筒内の廃プラスチックを加熱
しつつ、筒の長手方向に案内する必要があり、かかる案
内手段としては、プラスチック成形用押し出し機に用い
られるパドル式と、例えば、特願平3-297708号公報に開
示されているスクリュー式とが知られている。かかるパ
ドル式は、送り機能を有するスクリュー羽根と、混練機
能を有するパドル羽根と、送り機能及び混練機能を有す
るパドル羽根とを長手方向に適宜連結した複雑な構造物
で、反応筒内で廃プラスチックを送りつつ、混練させる
機能を有するが、特に筒とパドルとの間隙部で異物、例
えばホチキス針、土砂、ガラス小片及び炭化したプラス
チックの塊状物によって閉塞を引き起こす問題がある。
さらにかかるパドル式は、羽根を1つずつ旋盤等で精密
加工し、軸にキー溝を設けてこれに嵌め込み固定して組
み立てるため、製造コストがかかり、廃棄物処理の一連
設備は特にコスト低減が至上命題であるため実用に向か
ない。
【0004】一方、スクリュー式は、一連の螺旋状の羽
根によって送り機能を発揮するタイプで、パドル式と異
なり、反応筒内部の溶融プラスチックに対して混練効果
を奏しないため、溶融プラスチックの温度が不均一とな
り、その結果熱分解反応が促進されず、塩化水素の発生
が不十分となり、廃プラスチックの処理量を増大させる
のが困難であり、実機規模にスケールアップするにはさ
らなる改良が必要である。そこで本発明の目的は、上記
課題を解決することによって、廃プラスチックの脱塩素
総処理量を増大させることができる熱分解反応装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明の熱
分解反応装置にあっては、一端に廃プラスチック投入口
を、他端に塩化水素流出口と、溶融プラスチック流出口
とを備えた反応筒と、前記廃プラスチック投入口と前記
塩化水素流出口との間に設置された、廃プラスチックを
前記反応筒の外部から加熱するための外部加熱手段と、
前記反応筒内の廃プラスチックを前記一端から前記他端
に向かって案内するための案内手段とを有する廃プラス
チックの熱分解反応装置において、前記他端に設けられ
た溶融プラスチック引出し口と、前記一端に設けられた
溶融プラスチック戻し口とを連絡する溶融プラスチック
戻り流路と、廃プラスチックを前記反応筒の内部から加
熱するための内部加熱手段とをさらに有する構成として
ある。又、前記溶融プラスチック戻り流路には、溶融プ
ラスチックを前記溶融プラスチック引出し口から前記溶
融プラスチック戻し口に向けて液送する液送手段が設け
られているのが好ましい。
【0006】さらに又、前記案内手段は、前記反応筒の
長手方向に延びる回転シャフトを有し、前記内部加熱手
段は、前記回転シャフトが中空に形成され、該中空部に
臨む、前記回転シャフトの外表面に設けられた第1加熱
流体流入口及び第1加熱流体流出口と、前記第1加熱流
体流入口から流入し、前記中空部を通って前記第1加熱
流体流出口から流出する加熱流体とを有する構成であっ
てもよい。加えて、前記反応筒内に溶融プラスチックの
混練手段をさらに有するのがよい。さらに前記混練手段
は、前記反応筒の長手方向に亘って、前記回転シャフト
の外表面に植設されたナタ羽根からなるのが好ましい。
本発明の第2の発明の熱分解反応装置にあっては、一端
に廃プラスチック投入口を、他端に塩化水素流出口と、
溶融プラスチック流出口とを備えた反応筒と、前記廃プ
ラスチック投入口と前記塩化水素流出口との間に設置さ
れた、廃プラスチックを加熱するための加熱手段と前記
反応筒内の廃プラスチックを前記一端から前記他端に向
かって案内するための案内手段とを有する廃プラスチッ
クの熱分解反応装置において、前記反応筒内に溶融プラ
スチックの混練手段をさらに有する構成としてある。
【0007】又、前記混練手段は、前記反応筒の長手方
向に亘って配設されたナタ羽根からなるのが好ましい。
【0008】
【作用】以上の構成を有する本発明の第1の発明の廃プ
ラスチックの熱分解反応装置にあっては、廃プラスチッ
ク投入口から反応筒の一端に投入された廃プラスチック
は、案内手段によって塩化水素流出口及び溶融プラスチ
ック流出口が配設された他端に向かって案内されるとと
もに、廃プラスチック投入口と塩化水素流出口との間に
設置された内外部加熱手段によって、反応筒の内外部か
ら反応筒の肉厚方向に温度勾配を生じさせつつ加熱さ
れ、その結果300 °C 乃至340 °C 程度で熱分解反応を
起こし、塩化水素を発生し、発生した塩化水素は塩化水
素流出口から流出し、一方脱塩素化された溶融プラスチ
ックは溶融プラスチック流出口から流出し、廃プラスチ
ックの油化にあっては石灰吸着等による後工程或いは固
形燃料化にあっては冷却工程等に送ることが可能にな
る。このとき、既に熱分解反応を起こした溶融廃プラス
チックの一部を反応筒の他端に設けた溶融プラスチック
引出し口から溶融プラスチック戻り流路を通して一端に
設けた溶融プラスチック戻し口を経て反応筒に戻すこと
により、溶融プラスチックは廃プラスチック投入口から
の廃プラスチックと混合し、投入された廃プラスチック
を加熱する。従って、外部加熱手段によって引き起こさ
れる反応筒の肉厚方向の温度勾配、即ち、反応筒の外面
から内面に向かって急激に低下する温度勾配は、かかる
反応筒内部の直接加熱によって緩和され、反応筒内面に
130 乃至140 °C 程度の低温領域を発生することなく、
塩化水素による低温腐食を確実に防止し、装置の長寿命
化の達成が可能になる。換言すれば、時間当たりの廃プ
ラスチック処理量が一定の場合に、総処理量を増大させ
ることができる。
【0009】本発明の第2の発明にあっては、反応筒の
長手方向に延びる混練手段を用いることにより、反応筒
内の廃プラスチックを塩化水素流出口或いは溶融プラス
チック流出口の方に案内するだけでなく、案内中に加熱
手段によって温度上昇し始めた廃プラスチックを十分に
混練することが可能になるので、混練効果により反応筒
内の溶融プラスチックの温度の均一化が図られ、その結
果、熱分解反応の促進によって塩化水素流出口から塩化
水素の流出が促され、廃プラスチック投入口から投入さ
れる廃プラスチックの供給量、即ち、単位時間当たりの
廃プラスチックの処理量を飛躍的に高めることができ、
熱分解反応装置を実機レベルまでスケールアップするこ
とが可能になる。換言すれば、装置の総稼働時間が一定
の場合に、総処理量を増大することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を添付図面を参照
して詳細に説明する。第1実施例 (図1乃至図4) 図1は、本発明の実施例に係る廃プラスチックの脱塩素
工程の概略フローを示す。ポリオレフィン系、ポリスチ
レン系及びポリ塩化ビニル系を含む混合廃プラスチック
は、先ず物理的処理によって鉄片、ポリ塩化ビニル或い
はガラス、アルミ箔等の異物を最大限除去し、その後に
化学的処理によって残留塩素分を除去する。物理的処理
工程では、廃プラスチックを所定の大きさに粉砕してフ
ラフ状にし、洗浄して比重選別するか、或いは風力によ
って比重選別し、乾燥させる。化学的処理工程では、か
かる廃プラスチックを熱分解させ、さらには油化或いは
固形燃料化の目的に応じて乾式処理させる。本実施例
は、この熱分解処理工程に関する。図2乃至図4はそれ
ぞれ、本実施例に係る熱分解反応装置の斜視図、側面図
及び正面図である。図2及び図3で、符号10は熱分解
反応装置で、熱分解反応装置10は、ホッパー12と、
外部ジャケット14に包囲された反応筒16と、反応筒
16に取り付けられた溶融プラスチック戻り流路18
と、反応筒16内に設置された二重管回転シャフト20
と、二重管回転シャフト20の外周に固設されたナタ羽
根22とから概略構成されている。
【0011】ホッパー12は、従来周知のタイプのもの
で、後に説明する反応筒16の一方の端の上部に連通し
ており、内部に攪拌機24を有し、反応筒16の廃プラ
スチック投入口26の直ぐ上方には、水冷ジャケット付
きのリボン式供給機28を有する。これによって、比重
選別或いは風力選別等の物理的処理によって廃プラスチ
ック中の塩化ビニル等を極力取り除き、且つフラフ化さ
れた廃プラスチックは、ホッパー12内でブロッキング
又は閉塞する恐れなく確実に反応筒16に一定量供給さ
れるようになっている。反応筒16は、水平方向に延
び、一方の端の上部には廃プラスチック投入口26が、
他方の端の上部には塩化水素流出開口30、下部には溶
融プラスチック流出開口32(図3参照)が設置されて
いる。又、後に説明する溶融プラスチック戻り流路18
の戻し口34と引出し口36とを、それぞれ一方の端、
他方の端に有する。なお、引き出し口36は、反応筒1
6の長手方向に塩化水素流出開口30より下流側で、溶
融プラスチック流出開口32より上流側に設けられてい
る。これにより、ホッパー12から供給された廃プラス
チックは、図2に矢印で示すように、引出し口36から
引き出され、戻し口34から戻された既熱分解反応の溶
融プラスチックと反応筒16の一方の端で混合して、溶
融プラスチックによって加熱されるようになっている。
反応筒を包囲する外部ジャケット14は、図3に矢印で
示すように、反応筒と外部ジャケット14の間に熱媒油
を流し、反応筒の外部から反応筒16の肉厚を介して廃
プラスチックを加熱する外部加熱手段を構成している。
【0012】溶融プラスチック戻り流路18は、引出し
口36から戻し口34まで引き回された配管からなり、
内部に外部でモータ(図示せず)に連結された回転シャ
フト38に連結された移送スクリュー40を有し、溶融
プラスチックを引出し口36から戻し口34まで移送す
るようになっている。ポンプによって液送してもよい。
又、移送中に、溶融プラスチックが温度低下によって凝
固するのを防止するために、図2に矢印で示すように熱
媒油を流路18外部に流す保温手段42を設けている。
熱源は保温ヒータ等でもよい。次に、二重管回転シャフ
ト20について説明すれば、図3に示すように、二重管
回転シャフト20は、反応筒16の内部を反応筒16と
同心状に延び、反応筒16に取り付けられたベアリング
44によって両端が支持され、反応筒16の外部でモー
ター46に連結されている。従って、二重管回転シャフ
ト20は、反応筒16の軸線を中心にモーター46の駆
動によって回転するように構成されている。二重管回転
シャフト20は、同心に延びる内管48と外管50とを
有し、内管48は、ロータリジョイント52を介して外
管50によって支持されている。外管50は、反応筒1
6外部に延びる側の一端に第1熱媒油流入開口54と、
その近傍に、内管48に連結する熱媒油流出管56が貫
通する第1熱媒油流出開口58とを有する。内管48
は、熱媒油流出管56に連結された第2熱媒油流出開口
60を有し、内管48の内部は、内管48と外管50の
間に形成された第1流路62と、開口60と反対側の外
管50の端部で連通しており、第1熱媒油流入開口54
から導入された熱媒油は、第1流路62を通り、端部で
向きを逆転して、内管48内部に形成された第2流路6
4を通って、第2熱媒油流出開口60、熱媒油流出管5
6を経て、第1熱媒油流出開口58から外部に排出され
る構成となっている。
【0013】又、反応筒16の長手方向に沿って、引出
し口36と前記溶融プラスチック流出口32との間に、
反応筒16の断面を略覆うように配置された欠円形の堰
66が反応筒16に固設されている。切り欠き部は、図
3に示すように、反応筒16の上方に位置し、反応筒1
6の長手方向に流れる溶融プラスチックをせき止めて、
引き出し口36から流出させ、堰66をオーバフローし
た溶融プラスチックだけが前記溶融プラスチック流出口
32から流出するようになっている。ナタ羽根22は、
図3(一部のみを示す)に示すように、反応筒16の長
手方向に亘って外管50の外周に固設されており、二重
管回転シャフト20の回転によってその軸線を中心とし
て回転するようになっている。ナタ羽根22は、周知の
板状或いは棒状タイプで、各羽根は、特に図4に示すよ
うに、薄板状で二重管の外周方向に亘って等角度間隔を
隔てて、回転シャフト20の外表面にボルトで固定され
るか、或いは回転シャフト20に直接溶接される。これ
により、反応筒16内部の溶融プラスチックは十分混練
されるとともに、異物による閉塞が防止されるようにな
っている。又、羽根は各々、図3に示すように二重管回
転シャフトの軸線に直交する断面に対して取付け位置が
傾斜しており、それによって反応筒16内部の廃プラス
チックを塩化水素流出口30及び溶融プラスチック流出
口32の方に案内するように構成されている。羽根の枚
数は、通常4枚或いは6枚であるが、廃プラスチックの
処理量との関係で適宜選択すればよい。
【0014】以上の構成の熱分解反応装置について、そ
の作用を以下に説明する。物理的処理によって塩化ビニ
ル、異物等を極力除去し且つ粉砕された廃プラスチック
フラフは、ホッパー12に仕込まれ、ホッパー12内で
攪拌され、廃プラスチック投入口26を通って反応筒1
6に一定量供給される。次いで、反応筒16に供給され
た廃プラスチックフラフは、溶融プラスチック戻り流路
18を通って戻し口34から流入した溶融プラスチック
と混合して、加熱溶融され常温から250 °C程度まで昇
温する。溶融した廃プラスチックは、ナタ羽根22の回
転によって反応筒16の塩化水素流出口の方に向かって
反応筒16の長手方向に案内されるとともに、外部加熱
手段及び内部加熱手段によって反応筒16の内外からさ
らに加熱される。このとき、300 °C 乃至340 °C 程度
まで加熱された溶融プラスチックは、ナタ羽根22の回
転によって、十分に混練され、その結果温度の均一化が
図られ、熱分解反応が促進される。次いで、反応によっ
て発生した塩化水素は、塩化水素流出口30を通って流
出し、中和装置等(図示せず)に送られて処理される。
このとき、フラフを250 °C まで加熱溶融する熱負荷
は、反応筒16の溶融プラスチック戻り流路18からの
既熱分解反応の溶融プラスチックが有する余剰熱量が負
担するので、反応筒16の肉厚方向の温度勾配が緩和さ
れ、塩化水素に接触する反応筒16内側の低温腐食が防
止される。一方、脱塩素化された溶融プラスチックは、
さらに堰66をオーバーフローして反応筒16の長手方
向に進み、溶融プラスチック流出口32から流出する。
油化にあっては、流出した溶融プラスチックはさらに完
全に脱塩素化を図るために、石灰等によって乾式処理さ
れ、固形燃料化にあっては、冷却して固化させる。以上
で、廃プラスチックの脱塩素処理が終了する。
【0015】第2実施例(図5及び図6) 図5は、本発明の第2実施例に係る、図3と同様な図で
ある。なお、図中、2本の回転シャフトは、実際は水平
に配置されているが、見やすさのために上下配置されて
いるものとして示した。本実施例においては、第1実施
例と同様な構成要素には、第1実施例における参照番号
に100付加した番号によって指示することによりその
説明は省略し、以下に第1実施例と異なる特徴部分につ
いて説明する。本実施例の特徴的部分は、第1に2軸の
回転シャフト120を採用した点、第2に各回転シャフ
ト120に植設される羽根として、ナタ羽根122(図
中、各回転シャフト120について一段のみ示す)以外
にスクリュー羽根180、182、184及び186を
採用した点、第3に廃プラスチック戻り流路118の戻
り部に脱気ポット188を設けた点である。第1の特徴
部分について、本実施例は、第1実施例に較べ、実機ス
ケールの廃プラスックの脱塩素化処理を目指しており、
その点から、処理量増大を図る目的で2本の回転シャフ
ト120を採用するものである。各回転シャフト120
のシャフト間の水平方向の間隔は、後に説明する各回転
シャフト120に植設されたナタ羽根122の先端が、
他方の回転シャフト120の外表面近傍まで延びるよう
に設定される。これにより、一方の回転シャフト120
の外表面近傍に滞留する溶融プラスチックが、他方の回
転シャフト120のナタ羽根122によって効率よく混
練されるようになっている。各回転シャフト120の回
転方向は、反応筒116の長手方向からみて互いに逆方
向である。なお、各回転シャフト120の内部には、第
1実施例と同様に、内部加熱手段(図示せず)が配設さ
れている。
【0016】次に第2の特徴部分について、本実施例
は、反応筒116の両端部、即ちホッパー112側及び
戻り流路出口136側にスクリュー羽根180、18
2、184及び186を採用し、しかも戻り流路出口1
36側にあっては、回転シャフト120の周方向に12
0°間隔に3枚設けたナタ羽根122(一部のみ示す)
から戻り流路出口136に向かって逆送り羽根182、
順送り羽根184及び逆送り羽根186をこの順に植設
している。スクリュー羽根は、一連の螺旋形態をなし、
実機スケールアップに伴う処理量増大に伴い、ナタ羽根
122だけでは、廃プラスチックの混練機能を得られる
ものの、十分な送り機能が得られないことに鑑み、採用
するものである。逆送り羽根182の段数は、図5から
わかるように、順送り羽根180のそれより少なく、溶
融プラスチックの全体流れは、図中左から右に向かうよ
うにするが、逆送り羽根182によって、溶融プラスチ
ックのかかる流れに抵抗を与えて、ナタ羽根122前後
において、溶融液の流動フローパターンに乱れを引起す
ことにより、ナタ羽根122による混練効果を高めるよ
うにしたものである。又、逆送り羽根186は、溶融プ
ラスチックのベアリング144にかける圧力を軽減する
ために設置するものである。
【0017】最後に第3の特徴部分について、本実施例
では、第1実施例において熱分解反応によって発生した
塩化水素を塩化水素流出口30から流出させる場合に、
溶融プラスチックは非常に粘性が高く、温度の均一化を
達成するような高回転数による混練では気泡が溶融液中
に分散するだけで、ガスだけを流出させることが困難な
ことに鑑み、溶融プラスチックから気泡形態の塩化水素
を除去するために脱気ポット188を設けたものであ
る。この脱気ポット188は、ポット内部に多孔板或い
は目皿等(図示せず)を有し、気泡を混入した溶融プラ
スチックを多孔板或いは目皿等に案内し、通すことによ
り、溶融プラスチックの表面積を拡大させ、以て気泡が
溶融プラスチックから抜け出しやすい状態にするように
構成されている。なお、脱気ポット188は、溶融プラ
スチック戻り流路118の戻り口下流側近傍に設けら
れ、反応筒116の一端で戻された溶融プラスチックが
ホッパー112から投入された廃プラスチックを加熱す
る際に、前以て気泡を除去することにより、伝熱効率及
び反応筒116内の流動に悪影響を及ぼさないようにな
っている。なお、本実施例において、溶融プラスチック
流出開口132は、第1実施例と異なりホッパー112
側に設置されている。又、図中矢印にて指示する、内外
部加熱手段及び戻り循環流路118に用いられる熱媒体
は、第1実施例と同様である。
【0018】本発明者は、本実施例に示した廃プラスチ
ックの熱分解反応装置を用いて、脱塩化効果を確認する
ために以下のような実験を行った。実験条件を以下に示
す。 実験条件 反応筒 150 φ X 1645mm ,材質 炭素鋼 伝熱面積 外部 1.6 m2, 内部 0.92 m2 ナタ羽根 11列 X 3 枚 戻り流路スクリュー 円筒100 φ X 1400mm, 材質 炭素鋼 伝熱面積 外部 0.5 m2 熱媒温度 338 °C 実験結果を、以下に図6に示す。図中、原料名におい
て、PEはポリエチレン、PPはポリプロピレン、PSはポリ
スチレン、PE.PP.PSはポリエチレン(49.7 %) 、ポリプ
ロピレン(27.3 %) 及びポリスチレン(23.0 %) の混合
物、PVC は、ポリ塩化ビニル( 塩素分35.7%) 、実ゴミ
プラは、一般廃棄物系のゴミプラスチック、即ち家庭ゴ
ミを示し、選別後10mm角に粉砕したもの、ペレットは産
業廃棄物系の廃プラスチックを模擬して、各純プラスチ
ックにPVC コンパウンド( 塩素分35.7%) を混合したも
のである。
【0019】図6からわかるように、各原料はいずれ
も、温度310 °C 以上に加熱され、熱分解反応によっ
て、最終塩素含有率をいずれも約0.2 %以下に、実際の
ゴミプラスチックにあっても1 %以下に押さえることが
でき、処理量約50(kg/hr) 以上でも油化燃料及び固形燃
料のいずれにも使用可能な程度に脱塩素化を図ることが
可能であることを確認した。換言すれば、実機レベルの
スケールアアップの可能性を示すことができた。又、実
験中、ナタ羽根の採用によって廃プラに混入した異物に
よる反応筒の閉塞を有効に防止できることを確認した。
以上、本発明の実施例を詳細に説明したが、処理物であ
る廃プラスチックは、フラフ状のものに限定されること
なく、例えばペレット状或いは破砕状のものにも適用可
能である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
第1の発明によれば、塩化水素による熱分解反応装置の
低温腐食を防止できるので、装置の長寿命化とともに、
反応筒等の材質を、耐腐食性に優れた高価なハステロイ
等からカーボンスチール等にすることができ、装置全体
のコストダウンを図ることができる。本発明の第2の発
明によれば、ナタ羽根による混練効果により、塩化水素
の発生を促進することができ、その結果、時間当たりの
廃プラスチックの処理量を実機レベルまで増大させるこ
とができる。加えて、廃プラスチック中の異物による反
応筒の閉塞を有効に防止することができ、装置の稼働率
向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る、廃プラスチックの
脱塩素処理工程を示すフロー図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る、廃プラスチックの
脱塩素装置の概略斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る、廃プラスチックの
脱塩素装置の概略側面断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る、廃プラスチックの
脱塩素装置の概略正面断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る、図3と同様な図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例に係る、廃プラスチックの
脱塩素装置による脱塩素実験結果である。
【符号の説明】
10 熱分解反応装置 12 ホッパー 14 外部ジャケット 16 反応筒 18 溶融プラスチック戻り流路 20 二重管回転シャフト 22 ナタ羽根 30 塩化水素流出口 32 溶融プラスチック流出口 34 溶融プラスチック戻し口 36 溶融プラスチック引出し口 42 保温手段 48 内管 50 外管 54 第1加熱流体流入口 56 第1加熱流体流出口 58 第2加熱流体流入口 60 第2加熱流体流出口 180順送りスクリュー羽根 182逆送りスクリュー羽根 184順送りスクリュー羽根 186逆送りスクリュー羽根 188脱気ポット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に廃プラスチック投入口を、他端に
    塩化水素流出口と、溶融プラスチック流出口とを備えた
    反応筒と、 前記廃プラスチック投入口と前記塩化水素流出口との間
    に設置された、廃プラスチックを前記反応筒の外部から
    加熱するための外部加熱手段と、 前記反応筒内の廃プ
    ラスチックを前記一端から前記他端に向かって案内する
    ための案内手段とを有する廃プラスチックの熱分解反応
    装置において、 前記他端に設けられた溶融プラスチック引出し口と前記
    一端に設けられた溶融プラスチック戻し口とを連絡する
    溶融プラスチック戻り流路と、 廃プラスチックを前記反応筒の内部から加熱するための
    内部加熱手段とをさらに有することを特徴とする熱分解
    反応装置。
  2. 【請求項2】 前記溶融プラスチック戻り流路には、溶
    融プラスチックを前記溶融プラスチック引出し口から前
    記溶融プラスチック戻し口に向けて液送する液送手段が
    設けられている請求項1に記載の熱分解反応装置。
  3. 【請求項3】 前記案内手段は、前記反応筒の長手方向
    に延びる回転シャフトを有し、 前記内部加熱手段は、前記回転シャフトが中空に形成さ
    れ、該中空部に臨む、前記回転シャフトの外表面に設け
    られた第1加熱流体流入口及び第1加熱流体流出口と、
    前記第1加熱流体流入口から流入し、前記中空部を通っ
    て前記第1加熱流体流出口から流出する加熱流体とを有
    する請求項1又は請求項2に記載の熱分解反応装置。
  4. 【請求項4】 前記反応筒内に溶融プラスチックの混練
    手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の
    熱分解反応装置。
  5. 【請求項5】 前記混練手段は、前記反応筒の長手方向
    に亘って、前記回転シャフトの外表面に植設されたナタ
    羽根からなる請求項4に記載の熱分解反応装置。
  6. 【請求項6】 一端に廃プラスチック投入口を、他端に
    塩化水素流出口と、溶融プラスチック流出口とを備えた
    反応筒と、 前記廃プラスチック投入口と前記塩化水素流出口との間
    に設置された、廃プラスチックを加熱するための加熱手
    段と前記反応筒内の廃プラスチックを前記一端から前記
    他端に向かって案内するための案内手段とを有する廃プ
    ラスチックの熱分解反応装置において、 前記反応筒内に溶融プラスチックの混練手段をさらに有
    することを特徴とする熱分解反応装置。
  7. 【請求項7】 前記混練手段は、前記反応筒の長手方向
    に亘って配設されたナタ羽根からなる請求項6に記載の
    熱分解反応装置。
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