JPH1130886A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
どの装置の変更をすることなく画像形成装置のプロダク
ティビティを大幅に向上することを目的とする。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に係
る画像形成装置は、給送手段と、画像形成手段と、再搬
送手段とを有し、前記給送手段から前記画像形成手段に
搬送して第一面に画像を記録した記録シートを前記再搬
送手段により再び前記画像形成手段へ搬送し、前記記録
シートの前記第一面又は他面に画像を記録する画像形成
装置であって、前記給送手段から搬送される記録シート
と再搬送された記録シートとが連続して前記画像形成手
段に搬送される場合に、前記給送手段から搬送される記
録シートが連続する場合よりも各記録シートを短い間隔
にて搬送するよう構成したことを特徴とする。
Description
等の画像形成装置に関するものであって、特に記録シー
トに複数回画像を記録する際の生産性を向上させるもの
である。
あるプロダクティビティ(生産性:単位時間あたりに複
写可能な枚数による指標)は、プロセススピードと記録
シートの搬送間隔によりほぼ決定される。
おける記録シートの搬送速度である。また記録シートの
搬送間隔とは、連続して画像を形成する際の先の記録シ
ートの後端と後の記録シートの先端との距離のことであ
る。すなわちプロセススピードを速くするか、又は搬送
間隔を短くすることにより複写機のプロダクティビティ
を向上させることができる。
ドは画像形成部の処理能力に大きく依存する。従ってプ
ロセススピードを向上させるためには処理の高速な画像
形成部を採用または開発する必要があり、製造コストが
増大し、また短期間での実現は困難である。
は、次のような困難が生じるおそれがある。
る場合、定着器によって記録シート上に転写されたトナ
ーを加熱することにより画像が定着される。そこで搬送
間隔を縮めると単位時間あたりに定着する記録シートの
枚数が増加するため、定着器がより多くの熱量を奪われ
ることとなる。したがって定着器によって記録シートを
十分に加熱することができず、トナーの定着不良が生じ
る虞がある。
装置である場合、画像を形成した記録シートを裏返して
排出トレイに積載する裏面排出モードが使用される。こ
のとき、記録シートを裏返す方式として反転経路に一旦
進入させるスイッチバック方式を用いると、先の記録シ
ートが反転経路より排出されるまで後の記録シートを搬
送することができないために、所定の搬送間隔をあける
必要がある。
シートを一枚ずつ供給するリタード方式を採用している
場合、給送ローラと分離ローラのみにより搬送される区
間では記録シートの搬送スピードが安定しない。従って
その分搬送間隔に余裕をとる必要がある。
を短縮させることはできず、搬送間隔を短縮させること
により生産性を向上を図ることも難しい。そこで本発明
は、上記制限によらず搬送間隔を短縮し、以て生産性を
向上する画像形成装置を提案するものである。
に、本発明に係る画像形成装置は、給送手段と、画像形
成手段と、再搬送手段とを有し、前記給送手段から前記
画像形成手段に搬送して第一面に画像を記録した記録シ
ートを前記再搬送手段により再び前記画像形成手段へ搬
送し、前記記録シートの前記第一面又は他面に画像を記
録する画像形成装置であって、前記給送手段から搬送さ
れる記録シートと再搬送された記録シートとが連続して
前記画像形成手段に搬送される場合に、前記給送手段か
ら搬送される記録シートが連続する場合よりも各記録シ
ートを短い間隔にて搬送するよう構成したことを特徴と
する。
り、再搬送して画像記録を行う際の生産性を、定着器や
画像形成装置などに変更を加えることなく容易に向上す
ることができる。
の一実施形態を図を用いて説明する。図1は本発明に係
る画像形成装置の全体断面図、図2は画像形成装置の反
転部であって裏面排出を説明する図、図3は画像形成装
置の反転部であって再搬送を説明する図、図4は記録シ
ート及び再搬送シートを送出するタイミングを説明する
フローチャート、図5は搬送間隔を説明する図である。
機であって、上方に画像形成手段Cを配置し、下方に記
録シートP1を積載する複数のカセット1を装着して構
成されている。カセット1のそれぞれには給送手段Bが
取り付けられており、画像形成手段Cへと記録シートP
1を搬送するよう構成されている。
続し、画像形成手段Cによって第一面に画像を形成され
た記録シートP1を表裏反転して排出、又は再給送する
ことができる。なお記録シートP1の表裏を反転して排
出することによりページに従って積載することができ、
これを先頭ページ処理機能と称する。また反転して給送
手段Bから画像形成手段Cへの搬送経路に再給送する方
式をスルーパス両面方式と称する。
シートP1にはピックアップローラ2が当接し、最上位
の記録シートP1を送出する。給送手段Bはリタード方
式で構成されており、記録シートP1は搬送方向に駆動
する給送ローラ3と反対方向に回転する分離ローラ4に
よって重送を防いでいる。
に搬送ローラ対5によって供給パス6に至り、画像形成
手段Cに送出される。
しないコンピュータ等より送出された画像信号に従って
感光体ドラム7上に静電線像を形成し、トナーにより顕
像化する。この感光体ドラム7上に形成されたトナー像
は転写帯電器8によって両者間に介在する記録シートP
1に転写される。記録シートP1は給送手段Bによって
感光体ドラム7とタイミングを合わせて送り込まれる。
ルト9によって定着器10に送り込まれ、加熱、加圧され
てトナー像が定着される。定着後、記録媒体は第一排出
ローラ対11aを通過して再搬送手段Dに至り、表裏を反
転されて第二排出ローラ対11bにより機外へ排出される
か、または反転されて再給送される。
一排出ローラ対11aと第二排出ローラ対11bとの間に記
録シートP1の進行方向を切り替えるフラッパー12が設
けられており、第一排出ローラ11aにより搬送された記
録シートP1をスイッチバックパス13に導くことができ
る。スイッチバックパス13は途中から下方に向かって分
岐しており、下搬送パス17に接続している。以後スイッ
チバックパス13の分岐する位置よりもフラッパー12側を
13a、反対側を13bとする。
第一弁16aが取り付けられており、第一排出ローラ対11
aからスイッチバックパス13aに至る搬送経路に位置し
ている。これにより、スイッチバックパス13aから第一
排出ローラ対11aに記録シートP1が戻ることを防いで
いる。またスイッチバックパス13a、13bの分岐点には
第二弁16bが取り付けられており、図3に示すようにス
イッチバックパス13bより送出された記録シートP1を
下搬送パス17に導いている。下搬送パス17は、給送手段
Bから画像形成手段Cへ連続する供給パス6に接続して
いる。
装置を以て記録シートP1の片面にのみ画像記録を行う
際には、まずフラッパー12の働きにより記録シートP1
をスイッチバックパス13aに送出する。そして反転セン
サ14aが記録シートP1の後端を検出した所定時間後
に、スイッチバックローラ15aを逆方向に駆動させる。
すると第一弁16aの働きにより記録シートP1は第二排
出ローラ対11bへと導かれ、表裏反転した状態にて機外
へ排出されることとなる。
う際には、記録シートP1がスイッチバックパス13bに
格納されたことを反転センサ14bにて検出し、スイッチ
バックローラ15bを逆方向に駆動する。すると記録シー
トP1は弁16bの働きにより下搬送パス17へと送出さ
れ、供給パス6を介して画像形成手段Cへと導かれる。
そして裏面に画像を記録された後、既に表裏反転してい
ることから、第一排出ローラ対11aから直接第二排出ロ
ーラ対11bを通って機外に排出される。このように再搬
送されて他面に画像を記録される記録シートP1を、以
下再搬送シートP2という。
は、図4に示すフローチャートのように、再搬送(S
1)された再搬送シートP2は、停止センサー18にて先
端を検出される(S2)ことにより一旦搬送を停止(S
3)される。そしてカセット1より新たに送出された記
録シートP1の後端が立てパスセンサー19にて検出され
る(S4)と、下搬送パス17内の再搬送シートP2の搬
送を再開(S5)する。また再搬送シートP2の後端が
立てパスセンサー19に検出される(S6)と、次の新た
な記録シートP1をカセット1より送出(S7)し、こ
のサイクルを繰り返す。
るプロダクティビティについて、図5を用いて従来と比
較しつつ説明する。本実施形態に於いては記録シートP
1の搬送速度Vを仮に300mm/s とし、記録シートP1の
規格サイズをA4(搬送方向長さL=210mm)とする。
記録し、反転して排紙する場合(先頭ページ処理)につ
いて説明する。定着器10においてトナーの定着を終えた
記録シートP1は、スイッチバックパス13aに進入し、
反転センサ14aにて後端を検出してから26mm搬送された
位置にて停止する。このとき記録シートP1の後端とス
イッチバックローラ15aとの間隔は20mmである。
15bを逆回転させ、記録シートP1を機外に排出する。
ここでスイッチバックローラ15aから記録シートP1が
離脱する為に要する時間は、 L/V=(210(mm)-20(mm))/300(mm/s)=0.63(s) となり、最低でも0.63秒の時間が必要となる。実際には
搬送不良を起こした場合に備えて更にマージンが必要と
なり、これを30mmとるとすれば、 L/V=(210(mm)+30(mm)-20(mm))/300(mm/s)=0.73(s) 程度の時間の余裕が必要である。このときの搬送間隔は 210(mm)+30(mm)-20(mm)=220(mm) であり、記録シートP1自体の長さLもあわせると、プ
ロダクティビティは 300(mm/s)X60(s)/(210(mm)+220(mm))=42( 枚/ 分) となる。
ートP2の両面に記録する際にも搬送間隔を片面記録時
と等しい搬送間隔を設定していた。従ってこの場合のプ
ロダクティビティは、 42( 枚/ 分)/2(面)=21( 枚/ 分) であった。
時には、記録シートは一度定着器10を通過しているた
め、表面記録時に比べて十分に加熱されている。従って
定着器10より奪う熱量が表面記録時に比べて小さく、搬
送間隔を縮めても問題が生じない。
に記録する記録シートP1と裏面に記録する再搬送シー
トP2とが交互に給送されることとなる。ここで裏面に
記録した場合には再搬送手段Dにて記録シートを反転し
ないため、反転に要する時間は搬送間隔を決定する上で
問題にならない。
1より新たに給送される記録シートP1に注目すれば、
すくなくとも再搬送シートP2の分は搬送間隔があるこ
とになる。従って給送ローラ3と分離ローラ4のみによ
り搬送される区間で記録シートP1の搬送スピードが安
定しない場合があっても、その為に搬送間隔に余裕をと
る必要がない。
ように、、両面記録時に於いて搬送間隔を可能な限り縮
めている。そこで搬送間隔を決定するための残る要素と
して給送のばらつきによる搬送不良の為に、90mmの搬送
間隔をとることとする。このときA4サイズの記録シー
トにおけるプロダクティビティは 300(mm/s)X60(s)/(210(mm)+90(mm))/2( 面)=30( 枚/
分) となる。同様に各規格サイズについても搬送間隔を90mm
にとることとし、片面記録時、従来の両面記録時、本願
発明に係る両面記録時についてプロダクティビティを比
較すると、表1のようになる。
ティビティ比は、従来50%だったのに対し、本発明では
下表のようになる。
幅なプロダクティビティの向上を図ることが可能となっ
た。
時の各サイズにおける搬送間隔を同一にして示したが、
サイズごとに変更して最適な間隔とする事でよい。ま
た、記録シートP1の搬送速度を一定として示したが、
再搬送手段D内及び再搬送シートP2の全体的な搬送速
度を速く設定する場合に於いても、本発明は有効であ
る。
録とを交互に行うスルーパス両面方式の画像形成装置を
用いて説明した。しかし本発明は一旦画像を形成した記
録シートを画像形成手段に再搬送する画像形成装置であ
れば、その効果を得ることができる。従って他の両面記
録方式や多重記録方式、例えばバッチ処理スルーパス方
式、中間トレイ方式など他の方式の画像形成装置に対し
ても適用することが有効である。
装置に於いては、新たに給送される記録シートと再搬送
された記録シートとの搬送間隔を再搬送を行わない場合
の記録シートの搬送間隔よりも短縮することにより、画
像形成部や定着器、給送手段などの装置の変更をするこ
となく画像形成装置のプロダクティビティを大幅に向上
することが可能である。
る。
する図である。
る図である。
ングを説明するフローチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 給送手段と、画像形成手段と、再搬送手
段とを有し、前記給送手段から前記画像形成手段に搬送
して第一面に画像を記録した記録シートを前記再搬送手
段により再び前記画像形成手段へ搬送し、前記記録シー
トの前記第一面又は他面に画像を記録する画像形成装置
であって、 前記給送手段から搬送される記録シートと再搬送された
記録シートとが連続して前記画像形成手段に搬送される
場合に、前記給送手段から搬送される記録シートが連続
する場合よりも各記録シートを短い間隔にて搬送するよ
う構成したことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (4)
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ID=16218124
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