JPH11320994A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11320994A
JPH11320994A JP10130190A JP13019098A JPH11320994A JP H11320994 A JPH11320994 A JP H11320994A JP 10130190 A JP10130190 A JP 10130190A JP 13019098 A JP13019098 A JP 13019098A JP H11320994 A JPH11320994 A JP H11320994A
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JP10130190A
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Katsuaki Goto
勝昭 後藤
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の両面に画像形成を行う画像形成装置で
あって、小型に構成できる上、用紙サイズにかかわらず
生産性を高く維持できるものを提供する。 【解決手段】 給紙部21,22又は23から複数枚の
用紙Pを順次第1の搬送路40に送り出し、この搬送路
40に設けられた画像形成位置Aで各用紙Pの一方の面
に画像を形成する。続いて上記各用紙Pをスイッチバッ
ク搬送路41に導き、この搬送路41に設けられた反転
位置で上記各用紙Pの搬送の向きを順次反転させる。そ
して、上記各用紙Pを第2の搬送路41を経由して第1
の搬送路40の上流部へ、上記給紙部から送り出された
状態に対して表裏反転させた状態で戻して、上記画像形
成位置Aで上記各用紙Pの他方の面に画像を形成する。
上記用紙Pのサイズに応じて搬送路41上の反転位置を
切り替えて設定する制御手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像形成装置に関
する。より詳しくは、用紙の両面に画像を形成する画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としては、次のよ
うに動作するノンスタック型のものが知られている。す
なわち、一つの給紙カセットから複数枚(n枚とする)
の用紙を順次等間隔で第1の搬送路に送り出して、この
第1の搬送路に設けられた画像形成位置で各用紙の一方
の面に画像を形成し、続いて上記各用紙を上記第1の搬
送路に連なる行き止まりのスイッチバック搬送路に導
き、このスイッチバック搬送路に設けられた一定の反転
位置で上記各用紙の搬送の向きを順次反転させる。そし
て、上記各用紙を上記スイッチバック搬送路から分岐し
た第2の搬送路を経由して上記第1の搬送路の上流部
へ、上記給紙部から送り出された状態に対して表裏反転
させた状態で戻して、上記画像形成位置で上記各用紙の
他方の面に画像を形成する。この後、さらに画像形成を
行う場合は、再び上記給紙カセットからn枚の用紙を順
次等間隔で第1の搬送路に送り出して、上記と同様に各
用紙の一方の面に画像を形成し、続いて各用紙の他方の
面に画像を形成する。このように、n枚単位で画像形成
動作を繰り返す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記タイプ
の画像形成装置では、用紙間隔LBは上記用紙の搬送方
向の長さLPに応じて次式(1)が成り立つように設定
される。
【0004】 L1+L2=n・(LP+LB)+LP …(1) ここで、L1は第1の搬送路上の画像形成位置からスイ
ッチバック搬送路上の反転位置までの搬送距離、L2は
スイッチバック搬送路上の反転位置から第2の搬送路を
経由して第1の搬送路上の画像形成位置に至るまでの搬
送距離をそれぞれ表している。
【0005】分かるように、画像形成装置の生産性(単
位時間当たりのプリント枚数)を高めるためには、用紙
間隔LBを小さくするのが望ましい(ただし、用紙検出
の便宜のために、用紙間隔LBを完全にゼロにはしない
ものとする。)。
【0006】しかしながら、上記従来の画像形成装置で
は、或るサイズの用紙では上記(1)式のLBを給紙搬
送制御上で必要な最小値(LBmin)に設定すること
ができたとしても、別のサイズの用紙では搬送方向の長
さLPがそれとは異なることから、用紙間隔LBが大き
くなる。このため、用紙サイズによっては生産性が大き
く低下するという問題がある。
【0007】なお、搬送路の途中に二つの用紙収納部を
有するスタック型の画像形成装置も知られている。この
タイプの画像形成装置では、画像形成位置を通して一方
の面に画像が形成された用紙を交互にそれらの用紙収納
部に収納し、収納した用紙を表裏反転させて再給紙する
ので、用紙間隔が上記式(1)の制約を受けない。した
がって、用紙サイズにかかわらず生産性を高く維持する
ことができる。しかしながら、用紙収納部のせいで、装
置が大型化するという欠点がある。
【0008】そこで、この発明の目的は、用紙の両面に
画像形成を行う画像形成装置であって、小型に構成でき
る上、用紙サイズにかかわらず生産性を高く維持できる
ものを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の画像形成装置は、給紙部から複数
枚の用紙を順次第1の搬送路に送り出し、この第1の搬
送路に設けられた画像形成位置で各用紙の一方の面に画
像を形成し、続いて上記各用紙を上記第1の搬送路に連
なるスイッチバック搬送路に導き、このスイッチバック
搬送路に設けられた反転位置で上記各用紙の搬送の向き
を順次反転させて、上記各用紙を上記スイッチバック搬
送路から分岐した第2の搬送路を経由して上記第1の搬
送路の上流部へ、上記給紙部から送り出された状態に対
して表裏反転させた状態で戻して、上記画像形成位置で
上記各用紙の他方の面に画像を形成する画像形成装置に
おいて、上記用紙のサイズに応じて上記スイッチバック
搬送路上の反転位置を切り替えて設定する制御手段を備
えたことを特徴とする。
【0010】この請求項1の画像形成装置では、制御手
段が、用紙のサイズに応じてスイッチバック搬送路上の
反転位置を切り替えて設定する。したがって、用紙サイ
ズが変更されて上記用紙の搬送方向の長さ(LP)が変
わったとしても、第1の搬送路に設けられた画像形成位
置からスイッチバック搬送路、第2の搬送路を経由して
再び上記画像形成位置に戻るまでの搬送距離(L1+L
2)を、上記用紙の搬送方向の長さ(LP)の整数
(n)倍に近づくように設定することができる。したが
って、用紙サイズにかかわらず生産性が高く維持され
る。また、搬送路に用紙収納部を設ける必要がないの
で、装置が比較的小型に構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の画像形成装置の
実施の形態を詳細に説明する。
【0012】図1は一実施形態の画像形成装置1の断面
を示し、図2はこの装置1と外部装置300との接続状
態を示している。
【0013】図2に示すように、この画像形成装置1は
システム制御部120を備えている。このシステム制御
部120には、この装置1の全体の動作を制御するCP
U(中央演算処理装置)200と、このCPU200の
出力信号に基づいてステッピングモータM56,M5
7,M58,…を駆動するための駆動回路201,20
2,203が搭載されている。外部装置300とシステ
ム制御部120との間には、画像データを入出力するた
めの画像データインターフェイス302,303と、選
択された用紙サイズその他の通信情報を入出力するため
の通信インターフェイス301が設けられている。
【0014】図1に示すように、この画像形成装置1
は、本体左側部に、給紙部として三段に配置された給紙
カセット21,22,23を備えている。上段給紙カセ
ット21にはA4サイズの複数枚の用紙Pが横向きにセ
ットされ、中段給紙カセット22にはA4サイズの複数
枚の用紙Pが縦向きにセットされている。また、下段給
紙カセット23にはA3サイズの複数枚の用紙Pが縦向
きにセットされている。ここで、「横向き」とは用紙の
搬送方向に対して用紙の長手方向が垂直になっているこ
とを意味し、「縦向き」とは用紙の搬送方向に対して用
紙の長手方向が平行になっていることを意味する。分か
るように、各段の給紙カセット25,26,27にセッ
トされた用紙の搬送方向の長さをそれぞれLP1,LP
2,LP3とすると、LP1<LP2<LP3なる関係
がある。つまり、用紙の搬送方向の長さLP1,LP
2,LP3は互いに異なっている。
【0015】図1において各給紙カセット21,22,
23の右肩の位置に、それぞれ給紙ローラ25,26,
27が設けられている。動作時には、「A4横」「A4
縦」「A3縦」のうちいずれか一つの用紙サイズが選択
される。対応する給紙ローラが駆動されて、対応する給
紙カセットからその選択されたサイズの用紙が第1の搬
送路40へ送り出される。なお、下段給紙カセット23
にセットされた用紙は、給紙ローラ27だけでなく縦搬
送ローラ28を通して第1の搬送路40へ送り出され
る。
【0016】第1の搬送路40は装置本体内部を左から
右へ向かって帯状に延びている。この第1の搬送路40
には、上流側から順に、用紙センサ29と、タイミング
ローラ30と、感光体ドラム10と、定着ローラ32
と、排出ローラ33が設けられている。
【0017】用紙センサ29は、第1の搬送路40上の
このセンサの位置を通過する用紙Pの有無を検出する。
タイミングローラ30は、第1の搬送路40上を搬送さ
れる用紙Pを一時的に待機させ、感光体ドラム10にお
ける像形成プロセスと同期をとって、感光体ドラム10
が設けられている第1の搬送路40上の画像転写位置
(画像形成位置)Aへ用紙Pを送り込む。
【0018】感光体ドラム10は図1の断面に垂直な一
方向に延びる円筒状をなし、この装置1の本体略中央部
に配置されている。この感光体ドラム10は、図示しな
いモータによって矢印a方向に回転駆動されるようにな
っている。
【0019】感光体ドラム10の周囲には、電子写真プ
ロセスを実行するために、クリーナ16と、イレーサラ
ンプ17と、帯電チャージヤ11と、現像器12と、転
写チャージヤ14と、用紙分離器15とがこの順に設け
られている。電子写真プロセスを実行する場合、感光体
ドラム10の外周面はクリーナ16によってクリーニン
グされ、イレーサランプ17によって除電された後、帯
電チャージヤ11によって一様に帯電される。次に、こ
の装置1の本体上部に配置されたレーザ走査光学系2
が、外部装置(図2参照)300から入力された画像デ
ータに基づいて、感光体ドラム10の帯電された外周面
にレーザ光を照射して、そこに静電潜像を形成する。こ
の静電潜像が現像装置12によって現像されて、感光体
ドラム10の外周面にトナー画像が形成される。第1の
搬送路40上の画像転写位置Aで、感光体ドラム10の
外周面が第1の搬送路40上を搬送される用紙Pに当接
することによって、このトナー画像は用紙Pの一方の面
に転写される。トナー画像が転写された用紙Pは搬送ベ
ルト31によって搬送されて、定着ローラ32に送り込
まれる。用紙Pに転写されたトナー画像は、定着ローラ
32によって加圧および加熱されて用紙Pに定着され
る。
【0020】用紙の片面のみに画像形成を行う片面画像
形成モードでは、片面の画像定着後の用紙Pは排出ロー
ラ33を通してそのまま排出トレイ80上へ排出され
る。一方、用紙の両面に画像形成を行う両面画像形成モ
ードでは、片面の画像定着後の用紙Pはこの装置1の本
体右側部に設けられた用紙反転部50へ送られ、用紙反
転部50内のスイッチバック搬送路41で用紙の搬送の
向きが反転される。続いて、その用紙Pは、スイッチバ
ック搬送路41から分岐して第1の搬送路40の下方を
右から左へ向かって延びる第2の搬送路42を経由し
て、第1の搬送路40の用紙センサ29の上流側へ戻さ
れる。このとき、用紙Pは、先程の状態、すなわち給紙
カセット21,22又は23から送り出された状態に対
して、表裏反転された状態で戻される。そして、この用
紙Pは再びタイミングローラ30によって画像形成位置
Aに送り込まれて、その用紙Pの他方の面にトナー画像
が転写される。続いて、用紙Pは搬送ベルト31によっ
て再び定着ローラ32に送り込まれ、定着ローラ32を
通して上記トナー画像が用紙Pに定着される。この両面
の画像定着後の用紙Pは、排出ローラ33を通して排出
トレイ80上へ排出される。
【0021】さて、上記用紙反転部50のスイッチバッ
ク搬送路41は、上記第1の搬送路40の排出ローラ3
3の下流側に連なり、湾曲して鉛直下方へ延び、下端部
が装置本体側へ湾曲して延びている。このスイッチバッ
ク搬送路41には、上流側から順に、切替爪51と、用
紙Pを鉛直下方へ搬送するための三段に配置された縦搬
送ローラ52,53,54と、用紙センサ55と、用紙
Pの搬送の向きを反転させるための三段に配置されたス
イッチバック用ローラ56,57,58が設けられてい
る。
【0022】切替爪51は、排出ローラ33を通して送
り出された用紙Pを排出トレイ80上へ導くための排出
位置と、そのような用紙Pをスイッチバック搬送路41
へ導くための再搬送位置との間で切り替えられるように
なっている。縦搬送ローラ52,53,54は、それぞ
れ互いに隣接する左右一対のローラからなっている。用
紙センサ29は、スイッチバック搬送路41上のこのセ
ンサの位置を通過する用紙Pの有無を検出する。
【0023】図3に詳細に示すように、スイッチバック
用ローラ56は、左右方向に関して隣接して並ぶ三つの
ローラ56l,56cおよび56rからなっている。同
様に、スイッチバック用ローラ57は、左右方向に関し
て隣接して並ぶ三つのローラ57l,57cおよび57
rからなっている。また、スイッチバック用ローラ58
は、互いに隣接する左右一対のローラ58l,58rか
らなっている。ローラ56r,57r,58rは、縦搬
送ローラ54を構成する右側のローラ54rの直下に1
列に並んでいる。同様に、ローラ56c,57c,58
lは、縦搬送ローラ54を構成する左側のローラ54l
の直下に1列に並んでいる。この結果、ローラ56l,
57lは鉛直方向に並んでいる。
【0024】上記1列に並ぶローラ56c,57c,5
8lには、それぞれ図2中に示したステッピングモータ
M56,M57,M58の駆動軸が直結されている。こ
の結果、これらのローラ56c,57c,58lは正転
および逆転が可能になっている。それらの右隣に1列に
並ぶローラ56r,57r,58rは、それぞれ上記各
駆動軸によってギヤを介して駆動され、ローラ56c,
57c,58lに対して反対回りに回転する。一方、ロ
ーラ56l,57lは、それぞれ図示しないばねによっ
てローラ56c,57cに押し付けられており、摩擦に
よってローラ56c,57cに従動してローラ56c,
57cに対して反対回りに回転する。
【0025】ローラ54r,56r間、ローラ56r,
57r間、ローラ57r,58r間の位置に、それぞれ
鉛直方向に略平坦に延びるガイド板61,62,63が
設けられている。また、ローラ58r,58lの下方に
は、湾曲したガイド板64が設けられている。このガイ
ド板64は、ローラ58rの下部近傍の位置から次第に
左へ湾曲して、下端部が略水平に向けられている。この
ようにガイド板64の下端部、すなわちスイッチバック
搬送路41の下端部を水平に湾曲させている理由は、用
紙反転部50の上下方向の寸法を短くして、この装置本
体を小型化するためである。
【0026】ローラ57lの直下でガイド板63と対向
する位置に、鉛直方向に略平坦に延びるガイド板65が
設けられている。また、ローラ56l,57l間でガイ
ド板62と対向する位置に、鉛直方向に略平坦に延びる
ガイド板67が設けられている。ローラ56lの上方に
は、湾曲したガイド板69が設けられている。このガイ
ド板69は、ローラ56lの上部近傍の位置から次第に
左へ湾曲し、略水平になって第2の搬送路42に設けら
れた水平搬送ローラ37のニップ部近傍の位置まで延び
ている。
【0027】ローラ54l,56c間でガイド板61と
対向する位置に支軸72が設けられ、ローラ56c,5
7c間でガイド板62と対向する位置に支軸74が設け
られ、また、ローラ57c,58l間でガイド板63と
対向する位置に支軸76が設けられている。各支軸7
2,74,76の下面には、それぞれガイドフィルム7
3,75,77が取り付けられている。各ガイドフィル
ム73,75,77は、各支軸72,74,76から斜
め右下へ延び、それぞれ対向するガイド板61,62,
63に接する位置で止まっている。
【0028】ローラ57cの直下の位置には、支軸76
の上面から斜め左上へガイド板65の上端近傍まで延び
るガイド板66が設けられている。同様に、ローラ56
cの直下の位置には、支軸74の上面から斜め左上へガ
イド板67の上端近傍まで延びるガイド板68が設けら
れている。また、ローラ56l,56cの上方にはガイ
ド板70,71が設けられている。ガイド板70は、ロ
ーラ56cの上部近傍の位置から湾曲して左斜め上へ延
び、支軸72とガイド板69の中央部との間の位置で止
まっている。ガイド板71は、支軸72の左斜め上近傍
の位置から次第に左へ湾曲してガイド板69に接近し、
ガイド板69の左端部の直上の位置まで延びている。
【0029】この用紙反転部50は、用紙Pの搬送の向
きを切り替えるべき四つの反転位置Z1,Z2,Z3,
Z4を有している。反転位置Z1,Z2,Z3はそれぞ
れガイドフィルム73,75,77の直下のレベルに設
定されている。また、反転位置Z4は、ローラ58l,
58rの直上のレベルに設定され、予備的に使用され
る。
【0030】この用紙反転部50では次のようにして用
紙Pの搬送の向きが反転される。上から順に設定された
四つの反転位置Z1,Z2,Z3,Z4のうち例えば反
転位置Z3で用紙Pの搬送の向きが反転されるものとす
る。この場合、縦搬送ローラ54を構成するローラ54
l,54rと、スイッチバック用ローラ56を構成する
ローラ56c,56rと、スイッチバック用ローラ57
を構成するローラ57c,57rは、用紙Pを鉛直下方
へ搬送する向きに回転される。また、スイッチバック用
ローラ58を構成するローラ58l,58rも、一旦用
紙Pを鉛直下方へ搬送する向きに回転される。このと
き、縦搬送ローラ54l,54rによって鉛直下方へ搬
送される用紙Pは、用紙センサ55の位置を通過し、ガ
イドフィルム73を撓ませてガイド板61に沿ってロー
ラ56c,56rのニップ部へ送り込まれる。続いて、
この用紙Pは、ローラ56c,56rによって下方へ搬
送されて、ガイドフィルム75を撓ませてガイド板62
に沿ってローラ57c,57rのニップ部へ送り込まれ
る。さらに、この用紙Pは、ローラ57c,57rによ
って下方へ搬送されて、ガイドフィルム77を撓ませて
ガイド板63に沿ってローラ58l,58rのニップ部
へ送り込まれる。この用紙Pは、ローラ58l,58r
によって下方へ送られてガイド板64に沿って湾曲し、
用紙後端が反転位置Z3に達した時点で停止される。こ
のときのローラ58l,58rの停止のタイミングは、
用紙センサ55が用紙Pの先端を検出した時点で図示し
ないタイマのカウントをスタートさせ、用紙後端が反転
位置Z3に達するまでの時間Tを上記タイマがカウント
した時点として得られる。続いて、ローラ56c,56
r、ローラ57c,57rの回転の向きを維持したま
ま、ローラ58l,58rが先程とは逆向きに回転され
る。この結果、用紙Pの搬送の向きが反転されて、用紙
Pは上方へ移動し始める。ここで、反転後の用紙Pの前
端(すなわち反転前の用紙後端)は、傾斜したガイドフ
ィルム77に当接して斜め左上へ進路を変え、ガイド板
65,66によって案内されてローラ57l,57cの
ニップ部へ送り込まれる。続いて、この用紙Pは、ロー
ラ57l,57cによって上方へ搬送されて、ガイド板
67,68に案内されてローラ56l,56cのニップ
部へ送り込まれる。さらに、この用紙Pは、ローラ56
l,56cによって上方へ搬送されて、ガイド板69,
70に案内されて水平搬送ローラ37のニップ部へ送り
込まれる。
【0031】なお、反転位置Z4で用紙Pの搬送の向き
が反転される場合の動作は上記と同じである。反転位置
Z2で用紙Pの搬送の向きが反転される場合は、反転後
の用紙Pの前端は、傾斜したガイドフィルム75に当接
して斜め左上へ進路を変える。また、反転位置Z1で用
紙Pの搬送の向きが反転される場合は、反転後の用紙P
の前端は、傾斜したガイドフィルム73に当接して斜め
左上へ進路を変える。続いて、用紙Pは、ガイド板7
0,71に案内されて水平搬送ローラ37のニップ部へ
送り込まれる。
【0032】分かるように、スイッチバック搬送路41
においてZ座標を下向きに測るものとすると、例えば反
転位置Z3で用紙Pの搬送の向きが反転される場合は反
転位置Z1で用紙Pの搬送の向きが反転される場合に比
して、2(Z3−Z1)だけ用紙Pの搬送距離が長くな
っている。このように反転位置Z1,Z2,Z3,Z4
に応じて、用紙Pの搬送距離を変えることができる。
【0033】ここで、反転位置Z1,Z2,Z3は、そ
れぞれ用紙サイズが「A4横」「A4縦」「A3縦」
(これらの搬送方向の長さはそれぞれLP1,LP2,
LP3)であるときに選択されることを予定している。
すなわち、各反転位置Zi(i=1,2,3)について i)両面画像形成モードで等間隔に連続して搬送される
用紙の枚数をn枚、 ii)第1の搬送路40上の画像形成位置Aからスイッチ
バック搬送路41上の反転位置Ziまでの搬送距離をL
1i、 iii)反転位置Ziから第2の搬送路42を経由して第
1の搬送路40上の画像形成位置Aに至るまでの搬送距
離をL2iとすると、用紙間隔LBiをLBminにす
るために、次式 L1i+L2i=n・(LPi+LBmin)+LPi …(2) が成り立つように設定されている。
【0034】この画像形成装置1は、図2中に示したC
PU200の制御により、全体として図4に示すフロー
に従って動作する。すなわち、まず初期設定を行って、
内部RAM(ランダム・アクセス・メモリ)の記憶内容
等をクリアする(S1)。次に、外部装置300から通
信インターフェイス301を介してシリアルデータを受
信して(S2)、外部装置300からのプリント(画像
形成)要求があるか否かを判定する(S3)。プリント
要求がある場合に限り、後述するプリント処理を行う
(S4)。その後、通常処理、すなわち画像形成中であ
るか否かを問わず常に実施されている処理を行う(S
5)。次に、画像形成装置1本体の状態等を表すシリア
ルデータを通信インターフェイス301を介して外部装
置300へ送信する(S6)。最後に、ループカウンタ
が1ループのカウントを完了したか否かをチエックして
(S7)、カウントが完了したならばステップS2へ戻
って処理を繰り返す。
【0035】上記ステップS5のプリント処理は図5に
示すフローに従って行う。まず、要求されたプリントジ
ョブが片面画像形成モードのプリント処理であるか、両
面画像形成モードのプリント処理であるかを判断する
(S11)。要求されたプリントジョブが片面画像形成
モードのプリント処理である場合は、図1中に示した切
替爪51を、用紙Pを排出トレイ80上へ導くための排
出位置に設定して、片面画像形成モードのプリント処理
を実行する(S12)。すなわち、給紙カセット21,
22,23からそのプリントジョブで指定されたサイズ
(「A4横」「A4縦」「A3縦」のうちいずれか一
つ)の用紙Pを順次等間隔で第1の搬送路40へ送り出
して、各用紙Pの一方の面に既述の電子写真プロセスに
よる画像形成を実行する。そして、プリント処理が完了
した用紙Pを排出ローラ33を通して、排出トレイ80
上へ排出する。なお、切替爪51は、用紙Pを排出トレ
イ80上へ導くための排出位置に設定されたままであ
る。
【0036】一方、要求されたプリントジョブが両面画
像形成モードのプリント処理である場合は、用紙サイズ
が「A4横」「A4縦」「A3縦」のうちいずれである
かを判断して(S13,S15,S17)、図3中に示
したスイッチバック搬送路41上の反転位置を切り替え
て設定する(S14,S16,S18)。つまり、用紙
サイズが「A4横」であるときは反転位置Z1、用紙サ
イズが「A4縦」であるときは反転位置Z2、用紙サイ
ズが「A3縦」であるときは反転位置Z3をそれぞれ選
択して設定する。なお、用紙サイズが「A4横」「A4
縦」「A3縦」のいずれでもないときは安全のため反転
位置Z4を選択して設定する(S19)。また、図1中
に示す切替爪51を、まず排出ローラ33を通して送り
出された用紙Pをスイッチバック搬送路41へ導くため
の再搬送位置に設定する。この状態で両面画像形成モー
ドのプリント処理を実行する(S20)。すなわち、給
紙カセット21,22,23からそのプリントジョブで
指定されたサイズ(「A4横」「A4縦」「A3縦」の
うちいずれか一つ)のn枚の用紙Pを順次等間隔で第1
の搬送路40へ送り出して、各用紙Pの一方の面に上述
の電子写真プロセスによる画像形成を実行する。続い
て、その用紙Pを切替爪51による切り替えによってス
イッチバック搬送路41に導き、用紙サイズに応じた反
転位置Z1,Z2,Z3またはZ4で各用紙Pの搬送の
向きを順次反転させる。そして、各用紙Pを第2の搬送
路42を経由して第1の搬送路40の用紙センサ29の
上流側へ、給紙カセット21,22又は23から送り出
された状態に対して表裏反転させた状態で戻す。そし
て、各用紙Pの他方の面に再び上述の電子写真プロセス
による画像形成を実行する。上記n枚の用紙Pのうち最
後の用紙がスイッチバック搬送路41に導かれた後、最
初の用紙Pが再び排出ローラ33を通過する前に、切替
爪51は、用紙Pを排出トレイ80上へ導くための排出
位置に切り替えられる。したがって、両面の画像形成が
完了して排出ローラ33から送り出された用紙Pは、排
出トレイ80上へ排出される。
【0037】この後、さらにプリントジョブを実行する
場合は、再び給紙カセット21,22,23からそのプ
リントジョブで指定されたサイズ(「A4横」「A4
縦」「A3縦」のうちいずれか一つ)のn枚の用紙Pを
順次等間隔で第1の搬送路40へ送り出して、上記と同
様に各用紙Pの一方の面に画像を形成し、続いて各用紙
Pの他方の面に画像を形成する。このように、n枚単位
で画像形成動作を繰り返す。
【0038】上述のように、この画像形成装置1では、
用紙サイズ「A4横」「A4縦」「A3縦」に応じてス
イッチバック搬送路41上の反転位置Z1,Z2,Z3
を切り替えて設定するので、用紙サイズが変更されて用
紙の搬送方向の長さLP1,LP2,LP3が入れ変わ
ったとしても、第1の搬送路40に設けられた画像転写
位置Aからスイッチバック搬送路41、第2の搬送路4
2を経由して再び上記画像転写位置Aに戻るまでの搬送
距離(L1i+L2i)を、用紙の搬送方向の長さLP
iの略n倍に維持することができる。したがって、用紙
サイズにかかわらず生産性を高く維持できる。また、搬
送路に用紙収納部を設ける必要がないので、装置1を比
較的小型に構成できる。
【0039】なお、この実施形態では、用紙サイズは
「A4横」「A4縦」「A3縦」の3種類としたが、当
然ながらこれに限られるものではない。給紙カセットか
ら例えば「B5横」「B5縦」「B4縦」などのサイズ
の用紙を供給する場合であっても、スイッチバック搬送
路41上の反転位置をそれらの用紙サイズに応じて設定
することによって、この発明はそのまま適用される。
【0040】また、縦搬送ローラ54とスイッチバック
用ローラ56との間、スイッチバック用ローラ56と5
7との間、スイッチバック用ローラ57と58との間に
それぞれ一つづつガイドフィルム73,75,77を設
けたが、上下に隣り合うローラ間に複数のガイドフィル
ムを設けて反転位置の数を増やし、細かな切り替え制御
を行うようにしても良い。
【0041】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の画
像形成装置では、制御手段が、用紙のサイズに応じてス
イッチバック搬送路上の反転位置を切り替えて設定する
ので、用紙サイズが変更されて上記用紙の搬送方向の長
さ(LP)が変わったとしても、第1の搬送路に設けら
れた画像形成位置からスイッチバック搬送路、第2の搬
送路を経由して再び上記画像形成位置に戻るまでの搬送
距離(L1+L2)を、上記用紙の搬送方向の長さ(L
P)の整数(n)倍に近づくように設定することができ
る。したがって、用紙サイズにかかわらず生産性を高く
維持できる。また、搬送路に用紙収納部を設ける必要が
ないので、装置を比較的小型に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態の画像形成装置の断面
を示す図である。
【図2】 上記画像形成装置と外部装置との接続状態を
示す図である。
【図3】 上記画像形成装置の用紙反転部の構成を詳細
に示す図である。
【図4】 上記画像形成装置のCPUの処理フローを示
す図である。
【図5】 図3の処理フローにおけるプリント処理のフ
ローを詳細に示す図である。
【符号の説明】
A 画像転写位置 10 感光体ドラム 40 第1の搬送路 41 スイッチバック搬送路 42 第2の搬送路 50 用紙反転部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙部から複数枚の用紙を順次第1の搬
    送路に送り出し、この第1の搬送路に設けられた画像形
    成位置で各用紙の一方の面に画像を形成し、続いて上記
    各用紙を上記第1の搬送路に連なるスイッチバック搬送
    路に導き、このスイッチバック搬送路に設けられた反転
    位置で上記各用紙の搬送の向きを順次反転させて、上記
    各用紙を上記スイッチバック搬送路から分岐した第2の
    搬送路を経由して上記第1の搬送路の上流部へ、上記給
    紙部から送り出された状態に対して表裏反転させた状態
    で戻して、上記画像形成位置で上記各用紙の他方の面に
    画像を形成する画像形成装置において、 上記用紙のサイズに応じて上記スイッチバック搬送路上
    の反転位置を切り替えて設定する制御手段を備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
JP10130190A 1998-05-13 1998-05-13 画像形成装置 Pending JPH11320994A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100412508B1 (ko) * 2002-04-02 2003-12-31 삼성전자주식회사 양면인쇄장치
JP2006069799A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Xerox Corp シート反転/給送機及びシート給送方法
JP2011190099A (ja) * 2010-03-17 2011-09-29 Canon Inc シート反転搬送装置及び画像形成装置

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JP2006069799A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Xerox Corp シート反転/給送機及びシート給送方法
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