JP2003012207A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003012207A
JP2003012207A JP2001197344A JP2001197344A JP2003012207A JP 2003012207 A JP2003012207 A JP 2003012207A JP 2001197344 A JP2001197344 A JP 2001197344A JP 2001197344 A JP2001197344 A JP 2001197344A JP 2003012207 A JP2003012207 A JP 2003012207A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート搬送手段を駆動するステッピングモー
タの大型化、コストアップ、消費電力の増加及び昇温問
題を抑制しつつ、高生産性の達成を可能とする画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 トナー画像をシートSに定着させる定着
手段4の下流で、かつ定着手段4からトナー画像が転写
されるシートSのうち搬送方向長さが最小のシートSの
搬送方向長さよりも離れた位置にシート搬送手段23を
設けると共に、定着手段4からシート搬送手段23に搬
送されるシートSを検知手段24により検知する。そし
て、速度制御手段は検知手段24から検知信号が入力さ
れると、シート搬送手段23の搬送速度を高速とすると
共に、シートSの搬送方向長さに応じて搬送速度を高速
とするタイミングを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特にシートに転写したトナー画像をシートに定着さ
せる定着手段の下流側に設けられたシート搬送手段のシ
ート搬送速度制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ
等の画像形成装置においては、画像形成部により形成さ
れたトナー画像をシートに転写した後、このトナー画像
を定着手段によりシートに定着し、さらにこの後、この
シートを反転部により反転させて排出したり、再度画像
形成部に反転して搬送し、表裏両面に画像を形成した
後、排出するようにしたものがある。
【0003】図7は、このような画像形成装置における
画像形成部、定着手段及び反転部近傍の拡大図である。
【0004】同図において、101a、101bは給紙
トレイであり、この給紙トレイ101a,101bに収
納されたシートSは、ピックアップローラ140、分離
ローラ対141、搬送ローラ143,144及びレジス
トローラ対145を経て所定のタイミングで、画像形成
部102の感光体ドラム146及び転写装置150とに
より構成される転写部に搬送され、この転写部において
感光体ドラム上に形成されたトナー画像が転写される。
【0005】そして、このようにトナー画像が転写され
たシートSは、この後、搬送部103により定着手段1
04に搬送され、この定着手段104にてトナー画像が
熱定着される。
【0006】ところで、このようにトナー画像が定着さ
れた後、シートSは、そのまま排紙される場合は、搬送
路105a,105c,105fを経て装置本体から排
出される。また、反転排出される場合は、搬送路105
a,105bを経て一旦、反転通路105dに進入し、
この後、反転通路105d、反転排出通路105e,1
05fを経て反転した状態で装置本体から排出される。
【0007】さらに裏面にも画像を形成する場合は、搬
送路105a,105bを経て反転通路105dに進入
し、この後、反転通路105d、再搬送通路105gを
経て画像形成部102へ再搬送されるようになってい
る。
【0008】なお、同図において、123は反転部10
5(反転通路105d)に設けられた正逆転可能な反転
ローラ対であり、反転排出時や両面画像形成時のシート
Sの反転動作は、この反転ローラ対123の正逆回転に
より行われる。また、121は定着手段104と反転ロ
ーラ対123との間に設けられた搬送ローラ対、122
は搬送通路105fに設けられた排紙ローラである。
【0009】ところで、近年、画像形成装置に求められ
る高速化、高生産性のため、反転ローラ対123の搬送
速度はより高速化する傾向にある。ここで、定着手段1
04の搬送速度は制約が多く高速化や加減速が困難であ
るため、反転ローラ対123はシートSが定着手段10
4を抜けるまでは定着手段104と同速度でシートSを
搬送し、シートSが定着手段104を抜けてから加速し
てシートSを高速で引込むようにしている。さらに、こ
のようにシートSを高速で搬送した後、シートSが所定
の位置に到達した際に停止し、この後、高速で反転搬送
を行うようにしている。
【0010】なお、このような加減速や反転制御を行う
ためには、シートSの位置制御の精度が求められるた
め、反転ローラ対123の駆動手段としてはステッピン
グモータを使用するのが一般的である。
【0011】次に、このような従来の画像形成装置にお
ける反転シーケンスについて詳細に説明する。
【0012】定着手段104と反転ローラ対123との
間にある搬送ローラ対121は、シートSが抜けるまで
は、定着手段104と略同等の搬送速度で回転してい
る。また、反転ローラ対123は、定着手段104の搬
送速度と略同等の搬送速度VLで回転し、シートSを待
ち受けている。
【0013】そして、定着手段104及び搬送ローラ対
121により搬送されたシートSが反転ローラ対123
に到達し、反転ローラ対123の直下流に設けられた検
知手段124によってシートSの先端が検知されると、
不図示の制御装置は、まずこの検知手段124からの検
知信号と、不図示の操作部により入力されたシートサイ
ズ(シート搬送方向長さ)とにより、シートSの後端が
搬送ローラ対121を抜けるタイミングを判断する。
【0014】次に、シートSの後端が搬送ローラ対12
1を抜け、例えば同図に示す所定距離Lまで搬送される
と、反転ローラ対123の搬送速度を加速し、搬送速度
VLよりも高速の搬送速度VHでシートを搬送し、この
後、シートSが所定位置に到達したとき、反転ローラ対
123を停止させる。なお、同図においてAで示す位置
は、反転排出時におけるシート後端の停止位置であり、
Bで示す位置は、両面反転時におけるシート後端の停止
位置を示している。
【0015】次に、シートSの後端が、このような位置
に到達して停止した後、今度は反転ローラ対123を逆
方向に回転させる。これにより、シートSは反転排出通
路105e,105f、或いは再搬送通路105gに送
り出される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の画像形成装置において、下記のような問題が生じ
ていた。
【0017】即ち、近年の画像形成装置は、更なる高速
化及び高生産性が要求されているが、定着手段104を
含む画像形成部102での搬送速度の増加には限界があ
る。このため、反転ローラ対123の搬送速度はより高
速化が要求されるが、このような高速化の要求に伴い、
その加減速時の加速度はより大きくなる。
【0018】言い換えれば、既述した搬送速度VHはよ
り高速となり、これに伴い定着手段104を含む画像形
成部102における搬送速度VLとの差は大きくなり、
この結果、搬送速度VLから搬送速度VHへの加速に要
する時間はより短縮化が求められるため、加減速時に発
生する加速度は増大する。
【0019】そして、このように加速度が増大すると、
反転ローラ対123の駆動手段であるステッピングモー
タへの負荷は大きくなる。ここで、ステッピングモータ
への負荷トルクは、このような速度差のある制御を行う
際、この加減速時の慣性負荷に寄与するところが大き
く、加速度の増大は、この負荷トルクの増大に顕著に影
響を与える。
【0020】そして、このような負荷トルクの増大は、
ステッピングモータの大型化を招くだけでなく、コスト
アップ、使用電流値の増加による消費電力の増大、モー
タの自己昇温に起因する種々の問題など、そのマイナス
要因は多い。
【0021】また、既述したようにシートSの後端が搬
送ローラ対121を通過した後に反転ローラ対123を
加速していたのでは、搬送速度VHで搬送される距離が
短く、特に搬送ローラ対121から反転排出時の停止位
置Aまでは短いため、充分に加速することができない。
【0022】そこで、例えば搬送ローラ対121の駆動
列にワンウェイクラッチを連結して搬送方向への自由度
を与えることにより、反転ローラ対123でシートSを
引抜くことができるようにすれば、シートSの後端が定
着手段104を通過した直後に、反転ローラ対123を
搬送速度VLから搬送速度VHへ加速することが可能と
なる。
【0023】しかしながら、近年、画像形成装置に要求
されるシートのサイズは多種多様であり、サイズによっ
てはシートの搬送方向長さが定着手段104から反転ロ
ーラ対123までの距離より短いものも存在する。
【0024】そして、このようなシートSを使用する場
合、反転ローラ対123にシート先端が到達した時点
で、既にシート後端は定着手段104を通過しているた
め、既述したようなシートSの後端位置を基準として搬
送速度の加速を開始するシーケンスと整合性がとれな
い。
【0025】このため、反転ローラ対123の搬送速度
を最初から高速である搬送速度VHでシートSを受け入
れる手法を採択することも従来行われてきた。しかしな
がら、この場合には、シートSの先端が反転ローラ対1
23に突入する際の搬送抵抗による負荷変動だけでな
く、シートSの先端が反転ローラ対123へ突入すると
同時に搬送ローラ対121の慣性モーメントが、反転ロ
ーラ対123の駆動手段であるステッピングモータへの
慣性増として実質0時間で加えられることにより発生す
る慣性負荷も、負荷トルクとして加えられる。
【0026】ここで、搬送速度VLとVHの差が大きく
ない場合には、この慣性負荷は小さく許容される程度で
あるが、既述したように搬送速度VHのさらなる高速化
の要求に対しては、結果として負荷トルクの増大とな
り、この結果、ステッピングモータの大型化、コストア
ップ、消費電力の増加及び昇温問題等を招くこととな
る。
【0027】そこで、本発明はこのような現状に鑑みて
なされたものであり、反転ローラ対(シート搬送手段)
を駆動するステッピングモータの大型化、コストアッ
プ、消費電力の増加及び昇温問題を抑制しつつ、高生産
性の達成を可能とする画像形成装置を提供することを目
的とするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成部
と、前記画像形成部において形成したトナー画像をシー
トに転写した後、前記トナー画像をシートに定着させる
定着手段とを備えた画像形成装置において、前記定着手
段の下流で、かつ該定着手段から前記トナー画像が転写
されるシートのうち搬送方向長さが最小のシートの搬送
方向長さよりも離れた位置に設けられたシート搬送手段
と、前記シートの搬送方向長さを入力する入力手段と、
前記定着手段を通過したシートを検知する検知手段と、
前記シート搬送手段のシート搬送速度を、前記定着手段
のシート搬送速度又は該定着手段のシート搬送速度より
も高速のシート搬送速度となるよう制御する速度制御手
段と、を備え、前記速度制御手段は、前記検知手段から
検知信号が入力されると前記シート搬送手段の搬送速度
を高速とすると共に、前記搬送速度を高速とするタイミ
ングを前記入力手段から入力されたシートの搬送方向長
さに応じて変更することを特徴とするものである。
【0029】また本発明は、前記速度制御手段は、前記
シートの搬送方向長さが前記定着手段と前記シート搬送
手段との間の距離よりも長い場合には前記検知手段から
の検知信号に基づいて前記シートの後端が前記定着手段
を抜けたと判断した後、前記シート搬送手段の搬送速度
を高速とし、前記シートの搬送方向長さが前記定着手段
とシート搬送手段との間の距離よりも短い場合には前記
検知手段からの検知信号に基づいて前記シートの先端が
前記シート搬送手段に到達したと判断した後、前記シー
ト搬送手段の搬送速度を高速とするよう制御することを
特徴とするものである。
【0030】また本発明は、前記定着手段と前記シート
搬送手段との間に中間シート搬送手段を設け、前記中間
シート搬送手段を、シート搬送方向への回転に自由度を
与えることができるようワンウェイクラッチを介して駆
動することを特徴とするものである。
【0031】また本発明は、前記検知手段は、前記シー
トの後端が前記定着手段を通過した後に前記シートの先
端を検知することができる位置に配されていることを特
徴とするものである。
【0032】また本発明は、前記シート搬送手段は、前
記シートを反転して排出、或は前記シートを再度、前記
画像形成部に搬送する反転部に正逆転可能に設けられた
ものであることを特徴とするものである。
【0033】また本発明は、前記シート搬送手段はステ
ッピングモータにより駆動されることを特徴とするもの
である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を用いて詳細に説明する。
【0035】図1は、本発明の実施の形態に係る画像形
成装置の構成を示す要部拡大図である。
【0036】同図において、50は画像形成装置、1
a、1bはシート収納部である給紙トレイである。ま
た、2は画像形成部であり、給紙トレイ1a,1bに収
納されたシートSはピックアップローラ40、分離ロー
ラ対41、搬送ローラ43,44及びレジストローラ対
45を経て所定のタイミングで、画像形成部2の感光体
ドラム46及び転写装置47とにより構成される転写部
に搬送され、この転写部において感光体ドラム上に形成
されたトナー画像が転写される。そして、このようにト
ナー画像が転写されたシートSは、この後、搬送ベルト
3により定着手段4に搬送され、この定着手段4にてト
ナー画像が熱定着される。
【0037】ところで、このようにトナー画像が定着さ
れた後、シートSは、そのまま排紙される場合は、搬送
路5a,5c,5fを経て装置本体から排出される。ま
た、反転排出される場合は、搬送路5a,5bを経て一
旦、反転通路5dに進入し、この後、反転通路5d、反
転排出通路5e,5fを経て反転した状態で装置本体か
ら排出される。
【0038】また、両面コピー(両面画像形成)の場合
は、搬送路5a,5bを経て反転通路5dに進入し、こ
の後、反転通路5d、再搬送通路5gを経て反転された
状態で再び画像形成部2に搬送されるようになってい
る。そして、このように画像形成部2に搬送されたシー
トSは、トナー画像が転写された後、搬送ベルト3、定
着手段4を通った後、搬送路5a,5c,5fを通過し
てストレート排紙されるようになっている。
【0039】なお、同図において、23は反転部5(反
転通路5d)に設けられた正逆転可能なシート搬送手段
である反転ローラ対であり、反転排出時や両面画像形成
時のシートの反転動作は、この反転ローラ対23の正逆
回転により行われる。また、21は定着手段4と反転ロ
ーラ対23との間に設けられた中間シート搬送手段であ
る搬送ローラ対、22は搬送通路5fに設けられた排紙
ローラである。
【0040】ここで、反転ローラ対23は、不図示のス
テッピングモータにより駆動されており、正逆回転及び
搬送速度は可変となっている。また、搬送ローラ対21
は、定着手段4と同じ一定の搬送速度で回転している。
なお、この搬送ローラ対21の駆動列には不図示のワン
ウェイクラッチが連結されており、これにより搬送ロー
ラ対21には搬送方向への自由度が与えられている。
【0041】また、同図において、24は反転ローラ対
23の下流に設けられた検知手段であり、この検知手段
24により定着手段4を通過した後、反転ローラ対23
を通過したシートSを検知するようにしている。なお、
本実施の形態において、この検知手段24は図示しない
が、反転通路5d上に突出し、反転通路5d外に回動中
心を持つフラッグをシート先端の接触により回動させ、
このフラッグに具備された遮蔽板が不図示のフォトイン
タラプタの発受光部を遮蔽するのを感知する構成のもの
である。
【0042】次に、このように構成された画像形成装置
50の反転排出時及び両面画像形成時のシート反転動作
について詳細に説明する。
【0043】定着手段4を経たシートSは、搬送ローラ
対21を経て、定着手段4の搬送速度と略同等の搬送速
度VLで回転する反転ローラ対23に到達する。なお、
このように反転ローラ対23にシートSが突入した際に
は、ローラニップ部の搬送抵抗は負荷トルクとして反転
ローラ対23の駆動手段であるステッピングモータに伝
達されるが、このときの反転ローラ対23の搬送速度は
定着手段4と略同等の搬送速度VLであるため、速度変
動による搬送ローラ対21に関わる慣性負荷としての負
荷トルクの発生は微小である。したがって、ステッピン
グモータの負荷トルクは最小限に抑えられる。
【0044】この後、シートSの先端は反転ローラ対2
3を通過し、反転ローラ対23の下流に設けられた検知
手段24により検知される。そして、この検知手段24
からの検知信号は、図2に示すように装置本体に設けら
れた速度制御手段である制御装置60に入力される。
【0045】ここで、この制御装置60には画像形成動
作を開始する前に入力手段である操作パネル61を介し
てシートサイズ(シートの搬送方向長さ)に関する情報
が入力されており、制御装置60は、この情報から給紙
トレイ1a,1bに収納されたシートSが、定着手段4
から反転ローラ対23までの距離より長い搬送方向長さ
を有したシートか否かを判断する。そして、このように
検知手段24からの検知信号が入力されると、シートS
の搬送方向長さに応じて反転ローラ対23の加速、停止
動作を制御するようにしている。
【0046】例えば、シートSの搬送方向長さが、定着
手段4から反転ローラ対23までの距離より長い場合
は、検知手段24からの検知信号が入力された後、操作
パネル61からのシートSの搬送方向長さ情報に基づ
き、図3又は図4に示すように、シートSの後端部が定
着手段4から所定距離L1だけ搬送されるまで反転ロー
ラ対23を定着手段4の搬送速度と略同等である搬送速
度VLで駆動する。
【0047】そして、シートSの後端部が、定着手段4
から所定距離L1だけ搬送されると、反転ローラ対23
の搬送速度を搬送速度VLより高速である搬送速度VH
まで加速するようステッピングモータを制御する。な
お、このように反転ローラ対23の搬送速度を高速にし
た場合でも、搬送ローラ対21はワンウェイクラッチに
より搬送方向に自由度が与えられているため、加速時に
はシートSを介し反転ローラ対23に連動して回転加速
する。
【0048】このため、反転ローラ対23の駆動手段で
あるステッピングモータには、搬送ローラ対21に関わ
る慣性負荷が加えられることになるが、加速に要する時
間を適切に設定することにより、発生負荷トルクを適正
な値に抑え込むことができる。これにより、ステッピン
グモータの大型化を招くのを防ぐことができ、これに伴
いコストアップ、使用電流値の増加による消費電力の増
大、モータの自己昇温等を防ぐことができる。
【0049】一方、このように加速した搬送速度VHで
シートSを搬送し、この後、シートSが、反転排出時に
は図3及び図4においてAで示す位置に、また両面画像
形成時には同図においてBに示す位置に到達すると、ス
テッピングモータを停止して反転ローラ対23を停止さ
せる。
【0050】さらに、このように反転ローラ対23を停
止させた後、反転ローラ対23を逆方向へ回転させる。
その結果シートSは、反転排出時は反転搬送路5e,5
fを経て装置外に排出され、両面画像形成時は再搬送通
路5gを経て再度画像形成部2に搬送され、二面目(裏
面)に対して画像形成が行われる。
【0051】このように、シートSの後端部が定着手段
4から所定距離L1だけ搬送された際に、反転ローラ対
23の搬送速度を搬送速度VLより高速である搬送速度
VHまで加速してシートSを搬送するようにすることに
より、画像形成装置50の高生産性を達成することが可
能となる。
【0052】一方、シートSの搬送方向長さが、定着手
段4から反転ローラ対23までの距離よりも短い場合
は、検知手段24からの検知信号が入力された後、操作
パネル61からのシートSの搬送方向長さ情報に基づ
き、図5又は図6に示すように、シートSの先端部が、
反転ローラ対23から所定距離L2だけ搬送されるま
で、反転ローラ対23を定着手段4の搬送速度と略同等
である搬送速度VLで駆動する。
【0053】ここで、この所定距離L2は、ステッピン
グモータに発生する、シートSの反転ローラ対突入時に
おける負荷変動に起因する振動(回転ムラ)が収束する
時間より決定される。なお、この収束時間は、駆動系列
の構成や負荷変動の絶対量、モータの性能などによって
異なる。
【0054】そして、シートSを所定距離L2だけ搬送
した後、反転ローラ対23はステッピングモータによ
り、搬送速度VLより高速である搬送速度VHまで加速
される。ここで、このように反転ローラ対23の搬送速
度をVHとする際、シートSは搬送ローラ対21を既に
通過しているので、ステッピングモータには搬送ローラ
対21に関わる慣性負荷が加えられることはなく、この
ため負荷トルクが小となり、より容易に搬送速度を加速
することができる。
【0055】一方、このように加速した搬送速度VHで
シートSを搬送し、この後、シートSが、反転排出時に
は図5及び図6においてAで示す位置に、また両面画像
形成時には同図においてBに示す位置に到達すると、ス
テッピングモータを停止して反転ローラ対23を停止さ
せる。
【0056】さらに、このように反転ローラ対23を停
止させた後、反転ローラ対23を逆方向へ回転させる。
その結果シートSは、反転排出時は反転搬送路5e,5
fを経て装置外に排出され、両面画像形成時は再搬送通
路5gを経て再度画像形成部2に搬送され、二面目(裏
面)に対して画像形成が行われる。
【0057】このように、シートSの搬送方向長さに応
じて反転ローラ対23に対する搬送速度の加速開始タイ
ミングの基準を使いわけることにより、即ちシートSの
先端位置を基準にする場合と、後端位置を基準にする場
合に使いわけることにより、言い換えれば搬送速度を高
速とするタイミングを変更することにより、ステッピン
グモータへ過剰な負荷トルクを発生させることなく、高
速高効率のシート反転動作が可能となる。
【0058】なお、これまでの説明において、検知手段
24を反転ローラ対23の下流側に設けた場合について
述べてきたが、本発明はこれに限らず、搬送方向長さが
定着手段4から反転ローラ対23までの距離よりも短い
シートSが定着装置4を通過した後に、このシートの先
端を検知できるならば、検知手段24の設置位置は、既
述した実施の形態の位置に限られるものではない。
【0059】また、これまでの説明において、シートサ
イズ(シートの搬送方向長さ)に関する情報を操作パネ
ル61を介して入力する場合について述べてきたが、本
発明はこれに限らず、例えば給紙トレイが装着された
際、給紙トレイに設けられたサイド規制板及び後端規制
板の位置からシートサイズを検知して制御装置に自動的
に入力するようにしても良い。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、シ
ートの搬送方向長さに応じてシート搬送手段の搬送速度
を高速とするタイミングを変更することにより、ステッ
ピングモータの大型化、コストアップ、消費電力の増加
及び昇温問題を抑制しつつ、高生産性の達成が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成
を示す要部拡大図。
【図2】上記画像形成装置の制御の一部を示すブロック
図。
【図3】上記画像形成装置の定着手段から反転ローラ対
までの距離よりも搬送方向長さが長いシートの加速開始
時の位置を示す図。
【図4】上記搬送方向長さが定着手段から反転ローラ対
までの距離よりも長いシートの加速開始時の位置を示す
他の図。
【図5】上記搬送方向長さが定着手段から反転ローラ対
までの距離よりも短いシートの加速開始時の位置を示す
図。
【図6】上記搬送方向長さが定着手段から反転ローラ対
までの距離よりも短いシートの加速開始時の位置を示す
他の図。
【図7】従来の画像形成装置の構成を示す要部拡大図。
【符号の説明】
2 画像形成部 4 定着手段 5 反転部 5d 反転通路 21 搬送ローラ対 23 反転ローラ対 24 検知手段 50 画像形成装置 60 制御装置 61 操作パネル S シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F049 AA10 DA12 EA02 EA13 EA24 EA28 LA02 LA05 LA07 LB03 3F053 BA03 BA14 LA02 LA05 LA07 LB03 3F100 AA02 BA01 BA05 CA12 DA04 DA05 EA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部と、前記画像形成部において
    形成したトナー画像をシートに転写した後、前記トナー
    画像をシートに定着させる定着手段とを備えた画像形成
    装置において、 前記定着手段の下流で、かつ該定着手段から、前記トナ
    ー画像が転写されるシートのうち搬送方向長さが最小の
    シートの搬送方向長さよりも離れた位置に設けられたシ
    ート搬送手段と、 前記シートの搬送方向長さを入力する入力手段と、 前記定着手段を通過したシートを検知する検知手段と、 前記シート搬送手段のシート搬送速度を、前記定着手段
    のシート搬送速度又は該定着手段のシート搬送速度より
    も高速のシート搬送速度となるよう制御する速度制御手
    段と、 を備え、 前記速度制御手段は、前記検知手段から検知信号が入力
    されると前記シート搬送手段の搬送速度を高速とすると
    共に、前記搬送速度を高速とするタイミングを前記入力
    手段から入力されたシートの搬送方向長さに応じて変更
    することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記速度制御手段は、前記シートの搬送
    方向長さが前記定着手段と前記シート搬送手段との間の
    距離よりも長い場合には前記検知手段からの検知信号に
    基づいて前記シートの後端が前記定着手段を抜けたと判
    断した後、前記シート搬送手段の搬送速度を高速とし、
    前記シートの搬送方向長さが前記定着手段とシート搬送
    手段との間の距離よりも短い場合には前記検知手段から
    の検知信号に基づいて前記シートの先端が前記シート搬
    送手段に到達したと判断した後、前記シート搬送手段の
    搬送速度を高速とするよう制御することを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記定着手段と前記シート搬送手段との
    間に中間シート搬送手段を設け、前記中間シート搬送手
    段を、シート搬送方向への回転に自由度を与えることが
    できるようワンウェイクラッチを介して駆動することを
    特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段は、前記シートの後端が前
    記定着手段を通過した後に前記シートの先端を検知する
    ことができる位置に配されていることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記シート搬送手段は、前記シートを反
    転して排出、或は前記シートを再度、前記画像形成部に
    搬送する反転部に正逆転可能に設けられたものであるこ
    とを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記シート搬送手段はステッピングモー
    タにより駆動されることを特徴とする請求項4又は5記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は、操作部から入力するこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は、サイズ検知手段を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の画像形成装置。
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