JP4888877B2 - 画像形成装置と画像形成方法 - Google Patents

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Description

この発明は、用紙の両面に画像形成可能な画像形成装置と画像形成方法に関する。
従来、画像形成装置として、排紙口側に記録用紙が搬送され排紙される用紙反転搬送路と、正逆転回転方向を切替え可能な搬送ローラと、搬送路切替えゲートとを設けたもので、ゲートの切替えと反転動作のタイミングをとることにより、用紙反転搬送路上での紙詰りをなくし、反転区間短縮による両面印字速度の向上を図ることができる装置が知られている(例えば、特許文献1)。
胴内排紙形式の画像形成装置での両面印字時の反転は、排紙ローラ反転(排紙ローラの手前に反転ローラが配置されている場合もある)で行われている。その際、モータの加減速時間やホールド時間などは、排紙スイッチがオフしてから、一定時間経過後、停止、ホールド、逆回転への加速が行われている。
特許文献1にも示されているように、反転ゲートの開閉を検知し、反転可能か否かを検知して、反転を最適に行うなどの制御を行っている画像形成装置もある。
モータの種類およびプロセススピード(搬送スピード)によっては、減速時間を長くする必要が生じたりする場合がある。
反転分岐を制御しているゲートから用紙の停止位置までの距離と時間とによって反転時の生産性が大きく影響する。反転の位置は分岐後すぐに停止することが望ましいが、紙の坪量やサイズなど、搬送ローラや排紙ローラの通紙枚数およびローラ径など、搬送する経路等によって時間が若干異なる。用紙のカール方向によってもジャムが発生しやすい状態が生じる場合がある。
反転位置を決定するに当たり、一番影響があるのが、用紙のスキュー(傾き)である。用紙搬送としてはスキューが発生しないことが望ましいが、給紙や搬送で生じたスキューは完全に無くすことは現在不可能である。反転位置が反転ゲートに近すぎる(2mm程度)と、用紙搬送スキューが4mm(センサがセンターとする)で反転ゲートを抜けきらない状態が生じる。
加えて、反転停止後すぐに用紙を反転することは、モータのトルクなどを大きくする必要があり、コストが高くなり、モータの加減速時の音も大きくなる。反転ゲートが完全に切り替わる前に反転するとジャムの発生が生じてしまう不具合も生じる。
特開2001−125321号公報
上記したように、反転分岐を制御しているゲートから用紙の停止位置までの距離と時間とによって反転時の生産性が大きく影響する。両面印字の生産性を向上させるため反転停止後すぐに用紙を反転することが望ましいが、モータのトルクなどを大きくする必要があってコストが高くなり、また、反転ゲートが完全に切り替わる前に反転するとジャムの発生が生じてしまうという問題があった。
この発明の目的は、用紙の反転時間を削減して両面印字の生産性を向上させ、且つジャムの発生を防いで用紙を安定して搬送することのできる画像形成装置と画像形成方法を提供することである。
この発明の画像形成装置は、シート状の媒体にプロセス速度で画像を形成する
画像形成部と、この画像形成部を通過して少なくとも片面に画像形成された媒体
を排出する排出部と、上記画像形成部を通って上記排出部まで延びた搬送路と、
上記排出部直前の上記搬送路上に設けられ、上記搬送路上を搬送される媒体をニ
ップに受け入れて回転することにより第1の方向または第2の方向に該媒体を送
るローラ対と、このローラ対により上記第2の方向に搬送される媒体を導く反転
ゲートと、この反転ゲートに導かれた媒体を受け入れて第1の速度で搬送するこ
とにより上記画像形成部へ再供給する、上記両面印字する際に一方の片面のみに
印字された媒体が通り上記一方の片面に印字されていない媒体が通らない再供給
部と、上記画像形成部で片面に画像形成された媒体を上記再供給部を用いて上記
画像形成部に再供給する際、上記ローラ対を回転させて該媒体を上記第1の方向
上記プロセス速度よりも遅い第2の速度で送り、該媒体を所定位置に停止する
よう上記ローラ対の回転を減速して停止し、該媒体を所定位置に停止したまま所
定時間維持し、所定時間維持した後、上記ローラ対を回転させて該媒体を上記第
2の速度より速い第3の速度まで加速して第2の方向に送る一連の制御を行う制
御部とから構成されている。
また、この発明の画像形成方法は、シート状の媒体にプロセス速度で画像を形
成する画像形成部と、この画像形成部を通過して少なくとも片面に画像形成され
た媒体を排出する排出部と、上記画像形成部を通って上記排出部まで延びた搬送
路と、上記排出部直前の上記搬送路上に設けられ、上記搬送路上を搬送される媒
体をニップに受け入れて回転することにより第1の方向または第2の方向に該媒
体を送るローラ対と、このローラ対により上記第2の方向に搬送される媒体を導
く反転ゲートと、この反転ゲートに導かれた媒体を受け入れて第1の速度で搬送
することにより上記画像形成部へ再供給する、上記両面印字する際に一方の片面
のみに印字された媒体が通り上記一方の片面に印字されていない媒体が通らない
再供給部とを有する画像形成装置の画像形成方法であって、上記画像形成部で片
面に画像形成された媒体を上記再供給部を用いて上記画像形成部に再供給する際
、上記ローラ対を回転させて該媒体を上記第1の方向に上記プロセス速度よりも
遅い第2の速度で送り、該媒体を所定位置に停止するよう上記ローラ対の回転を
減速して停止し、該媒体を所定位置に停止したまま所定時間維持し、所定時間維
持した後、上記ローラ対を回転させて該媒体を上記第2の速度より速い第3の速
度まで加速して第2の方向に送る一連の制御を行うようにしたことを特徴とする
本発明の画像形成装置は、両面印字の生産性を向上させるために排紙ローラ対のみで減速、増速する際の加減速に要する時間よりホールド時間を長くし、反転ゲートが確実に切り替わるタイミングまで待ち、用紙の移動量を最小にすることが可能となる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1には、この発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例として、デジタル複写機1の概略構造を示してある。デジタル複写機1は、装置本体2(筐体)を備えている。この装置本体2内には、スキャナ部4、およびプリンタ部6(画像形成部)が設けられている。
装置本体2の上面には、透明なガラスからなる原稿載置台8が設けられている。この原稿載置台8には、読取対象物としての原稿Dが載置される。また、装置本体2の上面には、原稿載置台8上に原稿Dを自動的に送る自動原稿送り装置9(以下、ADFと称する)が配設されている。
このADF9の原稿トレイ9aに置かれた原稿Dは、不図示の搬送ガイドによって搬送され、プラテンローラ9bおよび原稿載置台8を介して排紙トレイ9c上に排出される。原稿Dが原稿載置台8上の所定の読取位置にセットされた状態で、或いは原稿Dが原稿載置台8を通して搬送されている状態で、後述するスキャナ部4によって原稿Dが露光走査され、原稿Dの画像が読み取られる。
ADF9の原稿トレイ9aには、原稿Dの読取面を上側にして原稿がセットされる。そして、ADF9の原稿トレイ9aに複数の原稿がセットされた場合、それらの一番上に載置された原稿Dから順に1枚ずつ取込まれる。
スキャナ部4は、露光ランプ10、および第1のミラー12を搭載した第1キャリッジ14を有する。露光ランプ10は、ADF9により搬送される原稿D或いは原稿載置台8に載置された原稿Dを照明する。露光ランプ10は、例えばハロゲンランプ等で構成される。第1のミラー12は、原稿Dからの反射光を所定の方向に偏向する。
第1キャリッジ14は、原稿載置台8と平行に移動可能に配置される。この第1キャリッジ14は、不図示の歯付きベルト等を介してスキャナモータ16により、原稿載置台8の下方を往復移動される。このスキャナモータ16は、ステッピングモータ等により構成されている。
また、原稿載置台8の下方には、原稿載置台8と平行に移動可能な第2キャリッジ18が配設されている。第2キャリッジ18には、第2及び第3のミラー20、22が互いに直角に取り付けられている。この第2及び第3のミラー20、22は、第1のミラー12により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する。
第2のキャリッジ18には、第1キャリッジ14を駆動する歯付きベルト等を介してスキャナモータ16からの回転力が伝達される。これにより、第2のキャリッジ18は、第1キャリッジ14に対して従動される。即ち、第2のキャリッジ18は、第1キャリッジ14に対して1/2の速度で原稿載置台8に沿って平行に移動される。
また、原稿載置台8の下方には、結像レンズ24とCCDセンサ26が配設されている。この結像レンズ24は、第3のミラー22により偏向された光の光軸を含む面内に配設されている。この結像レンズ24は、自身が移動することで第2キャリッジ18上の第3のミラー20からの反射光を所望の倍率(主走査方向)で結像する。
CCDセンサ26は、後述するメインCPUから与えられる画像処理クロックに従って、結像レンズ24により集束された反射光を受光して光電変換する。これにより、スキャンした原稿Dの画像に対応する電気信号を出力する。
副走査方向の倍率は、上記ADF9による搬送速度或いは第1キャリッジ14の移動速度を変更することで対応可能となっている。
上記ADF9により搬送される原稿Dを読み取る際には、露光ランプ10による照射位置は、図1に示す位置に固定される。また、原稿載置台8に載置された原稿Dを読み取る際には、露光ランプ10による照射位置は、原稿載置台8に沿って左から右へ移動されるようになっている。
一方、プリンタ部6は、レーザ露光装置28を備えている。このレーザ露光装置28からのレーザ光により、上記スキャナ部4で取得した電気信号に基づいて感光体ドラム30周面を走査することで、感光体ドラム30周面上に原稿画像に対応した静電潜像を形成する。この感光体ドラム30は、装置本体2の略中央右側に配設され、像担持体として機能するもので、回転自在となっている。
この感光体ドラム30の周面には、帯電チャージャ32、現像器34、転写チャージャ38、剥離爪40、清掃装置42、および除電器44が順に配置されている。帯電チャージャ32は、感光体ドラム30の周面を所定の電荷に帯電させる。現像器34は、感光体ドラム30周面上に形成された静電潜像に現像剤としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する。転写チャージャ38は、後述する各カセット48、50から給紙されたコピー用紙P(シート状の媒体)を感光体ドラム30から分離させる剥離チャージャ36を一体に有している。この転写チャージャ38は、感光体ドラム30に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる。剥離爪40は、感光体ドラム30周面からコピー用紙Pを剥離する。清掃装置42は、感光体ドラム30周面に残留したトナーを清掃する。そして、徐電器44は、感光体ドラム30周面を除電する。
装置本体2内の下部には、それぞれ装置本体から引出し可能な上段カセット48、および下段カセット50が互いに積層状態に配設されている。各カセット48、50内には、サイズの異なるコピー用紙Pが装填されている。上段カセット48の側方には、手差しトレイ54が設けられている。
装置本体2内には、各カセット48、50から感光体ドラム30と転写チャージャ38との間に位置した転写部を通って延びる搬送路56が形成されている。搬送路56は、定着ランプ58aを有する定着装置58を通って排出口60まで延びている。排出口60は、定着装置58を通過して少なくとも片面に画像形成された用紙Pを排紙トレイ78へ排出する。
上段カセット48、下段カセット50の図中右上部近傍には、各カセット48、50から用紙Pを一枚づつ取り出すためのピックアップローラ61がそれぞれ設けられ、各ピックアップローラ61の下流側に給紙ローラ62と分離ローラ63がそれぞれ設けられている。また、搬送路56には、給紙搬送ローラ対64が設けられている。この給紙搬送ローラ対64は、複数あり、給紙ローラ62と分離ローラ63により取り出されたコピー用紙Pを搬送路56を介して画像形成部を通して搬送する。
搬送路56に沿って感光体ドラム30の上流側には、レジストローラ対66が設けられている。このレジストローラ対66は、取り出されたコピー用紙Pの傾きを補正する。これと共に、レジストローラ対66は、感光体ドラム30上のトナー像の先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム30周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部へ給紙する。このレジストローラ対66の手前位置、つまり給紙搬送ローラ対64側には、コピー用紙Pの到達を検知するアライニング前センサ68が設けられている。
給紙ローラ62により各カセット48、50から1枚づつ取り出されたコピー用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストローラ対66へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジストローラ対66により先端が整位された後、転写部に送られる。転写部において、感光体ドラム30上に形成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージャ38により用紙P上に転写される。
トナー像の転写されたコピー用紙Pは、剥離チャージャ36及び剥離爪40の作用により感光体ドラム30周面から剥離される。そして、コピー用紙Pは、搬送路56の一部を構成する不図示の搬送ベルトや用紙ガイドを介して定着装置58に搬送される。そして、コピー用紙Pには、定着装置58によって現像剤像が溶融定着される。
この後、プリンタ部6を通過したコピー用紙Pは、搬送路56の終端に設けられた本発明のローラ対として機能する排紙ローラ対70により、排出口60を介して装置本体2内の排紙トレイ78(排出部)へ排出される。つまり、本実施の形態のデジタル複写機1は、胴内排紙型の排紙トレイ78を有する。
また、転写部を通って略鉛直方向に延びた搬送路56の右方には、定着装置58を通過して反転されたコピー用紙Pを再び搬送路56へ送る両面搬送ユニット74(再供給部)が設けられている。両面搬送ユニット74は、装置本体2の図中右側の側壁に脱着自在に外付けされている。両面搬送ユニット74は、排紙ローラ対70によってスイッチバックされたコピー用紙Pをレジストローラ対66の手前側の搬送路56へ再供給するためのパス74aを備え、パス74a上に複数の搬送ローラ対74bを有する。
また、装置本体2の前面上部には、コピー倍率等の様々な複写条件並びに複写開始などを指示する不図示の操作パネルが設けられている。
次に、本発明に係る上述した排紙ローラ対70と両面搬送ユニット74とを用いて、片面に画像形成したコピー用紙Pを反転して画像形成部へ再供給する場合について説明する。
図2は、排紙ローラ対70近傍の構成として、定着装置58、および両面搬送ユニットのパス74aに沿って最上部にある搬送ローラ対74bを図示してある。また、コピー用紙Pを反転するタイミングを検知するためのセンサ80,81が設けられている。
図2に示すように、片面に画像形成されたコピー用紙P(ここでは図示省略)が搬送路56を通して図中矢印T1方向に搬送されると、コピー用紙Pの送り方向先端が排紙ローラ対70のニップに受け入れられる。その際、コピー用紙Pはセンサ80によって検知される。
このコピー用紙Pの後端が反転ゲート90を通過した際、反転ゲート90は自重で下側になり、反転されるコピー用紙Pが図中矢印T2方向に送り込まれる。そして、図中矢印T2方向に送り込まれるコピー用紙Pの先端が、センサ81によって検知される。
なお、反転ゲート90は、自重で下側になるが、ソレノイド等を用いて制御するようにしても良い。
また、図中Aは、詳しくは後述するがコピー用紙Pの減速開始タイミングであるが、センサ81を用いずに、コピー用紙Pの搬送速度と搬送時間から算出して設定するようにしても良い。
図3は、デジタル複写機1の本発明に係る主要な部分の制御系を示すものである。メインCPU100は、全体的な制御を司るものである。ROM101は、制御プログラムなどが記憶されている。RAM102は、一時的にデータを記憶するものである。
また、メインCPU100には、上述したセンサ80とセンサ81とが接続されている。
さらに、メインCPU100には、排紙ローラ対70を回転させるステップモータ112を制御するモータドライバ111、搬送ローラ対74bを回転させるステップモータ114を制御するモータドライバ113、定着装置58のローラを回転させるブラシレスモータ116を制御するモータドライバ115とが接続されている。
次に、このような構成において、片面に画像形成したコピー用紙Pを反転して画像形成部へ再供給する動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、定着装置58を通過して片面に画像形成されたコピー用紙P(ここでは図示省略)が搬送路56を通して図2に示す矢印T1方向に搬送される。
メインCPU100は、コピー用紙Pの先端がセンサ80を通過した際(ST1)、モータドライバ111とステップモータ112を介して排紙ローラ対70を回転させる(ST2)。
図5に示すように排紙ローラ対70は、コピー用紙Pを受け入れるときはコピー用紙Pを排紙トレイ78へ送り出す方向(以下、第1の方向とする)に一定速度(第2の速度)(本実施の形態では、212.8[mm/sec])で搬送されるよう回転させる。
一方、搬送路56を介してコピー用紙Pを搬送する搬送速度、すなわちデジタル複写機1のプロセス速度は、上述した第2の速度より僅かに速い速度に設定されている。メインCPU100は、この速度差の割合が画像の縦倍率に応じてプロセススピードが変化した場合においても一定となるように、排紙ローラ対70の回転速度をプロセススピードの変化に合わせて調整する。
この状態で、コピー用紙Pの先端が排紙ローラ対70のニップに受け入れられると、コピー用紙Pが排紙ローラ対70によって挟持拘束されて排紙トレイ78に向けて第2の速度で送り出される。
この後、メインCPU100は、コピー用紙Pの送り方向の後端をセンサ80が検知した際(ST3)、排紙ローラ対70の減速を開始し、コピー用紙Pの送り方向後端が排紙ローラ対70のニップを抜ける前の所定のタイミング(減速時間t1)で停止する(ST4)。ここで言う所定のタイミングとは、コピー用紙Pをスイッチバックした際に、コピー用紙Pの送り方向先端が両面搬送ユニット74に向かうことのできる最も速いタイミングを指す。尚、排紙ローラ対70を加減速するタイミングは、上述した実施の形態に限らず、センサ80を用いずに、コピー用紙Pの搬送速度と搬送時間から算出して設定することもできる。
排紙ローラ対70が停止した際、メインCPU100は、図5に示すようにホールド時間hを設ける(ST5)。このホールド時間hは、次段で加速する加速時間t2、または減速時間t1のいずれか一方より長くし、好ましくはこの加速時間t2と減速時間t1とを合わせた加減速時間より長くし、反転ゲート90が確実に切り替わるタイミングまで待って、コピー用紙Pの移動量を最小にする。
h>t1+t2
例えば、加減速時間を30msec以下にし、ホールド時間hを30msec以上に設定する。
続いてメインCPU100は、ホールド時間hの後、モータドライバ111とステップモータ112を介して排紙ローラ対70を逆方向(以下、第2の方向とする)に回転させる(ST6)。上述した第2の速度より速い第3の速度(本実施の形態では、400[mm/sec])まで急激に加速される(加速時間t2)。つまり、コピー用紙Pは、増速された第3の速度で両面搬送ユニット74に向けて図中矢印T2方向に送り込まれることになる。
そしてメインCPU100は、コピー用紙Pの送り方向先端が両面搬送ユニット74の最上流側の搬送ローラ対74bの手前に配置されたセンサ81に到達した際(ST7)、図5に示すタイミング(図中A)で排紙ローラ対70の減速を開始する(ST8)。コピー用紙Pの先端が搬送ローラ対74bのニップに受け入れられる直前にコピー用紙Pの搬送速度が第1の速度(本実施の形態では、250[mm/sec])まで減速される。
この第1の速度は、両面搬送ユニット74によるコピー用紙Pの搬送速度であり、両面搬送ユニット74から発生する騒音や振動が許容可能レベルに抑えられる程度の速度とされている。なお、ここでも、排紙ローラ対70を加減速するタイミングは、上述した実施の形態に限らず、センサ81を用いずに、コピー用紙Pの搬送速度と搬送時間から算出して設定することもできる。
言い換えると、コピー用紙Pの減速開始タイミングAおよび減速度は、コピー用紙Pの送り方向先端が両面搬送ユニット74に受け入れられる直前にコピー用紙Pの搬送速度が両面搬送ユニット74による搬送速度と同じ速度まで減速される値に設定されている。
そしてメインCPU100は、コピー用紙Pが両面搬送ユニット74に受け渡された後、コピー用紙Pの送り方向後端が排紙ローラ対70のニップを抜けた直後に排紙ローラ対70を急激に減速し、次のコピー用紙Pを受け入れる反転準備のため停止する(ST9)。
以上説明したように上記発明の実施の形態によれば、胴内排紙機構の画像形成装置において、両面印字の生産性を向上させるために排紙ローラ対のみで減速、加速する際の加減速に要する時間よりホールド時間を長くし、反転ゲートが確実に切り替わるタイミングまで待ち、用紙の移動量を最小にすることが可能となる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてデジタル複写機の概略構成を示す図。 デジタル複写機の排紙ローラ対周辺の構成を示す図。 デジタル複写機の主要な制御系の構成を示すブロック図。 片面に画像形成したコピー用紙Pを反転して画像形成部へ再供給する動作を説明するためのフローチャート。 排紙ローラ対の加減速タイミングを示す図。
符号の説明
1…デジタル複写機、2…装置本体、4…スキャナ部、6…プリンタ部(画像形成部)、56…搬送路、58…定着装置、70…排紙ローラ対、74…両面搬送ユニット(再供給部)、74a…パス、74b…搬送ローラ対、78…排紙トレイ、80,81…センサ、90…反転ゲート、100…メインCPU(制御部)、101…ROM、102…RAM、111,113,115…モータドライバ、112,114…ステップモータ、116…ブラシレスモータ。

Claims (3)

  1. シート状の媒体にプロセス速度で画像を形成する画像形成部と、
    この画像形成部を通過して少なくとも片面に画像形成された媒体を排出する排
    出部と、
    上記画像形成部を通って上記排出部まで延びた搬送路と、
    上記排出部直前の上記搬送路上に設けられ、上記搬送路上を搬送される媒体を
    ニップに受け入れて回転することにより第1の方向または第2の方向に該媒体を
    送るローラ対と、
    このローラ対が上記第2の方向に搬送する媒体を導く反転ゲートと、
    この反転ゲートに導かれた媒体を受け入れて第1の速度で搬送することにより
    上記画像形成部へ再供給する、上記両面印字する際に一方の片面のみに印字され
    た媒体が通り上記一方の片面に印字されていない媒体が通らない再供給部と、
    上記画像形成部で片面に画像形成された媒体を上記再供給部を用いて上記画像
    形成部に再供給する際、上記ローラ対を回転させて該媒体を上記第1の方向に上
    記プロセス速度よりも遅い第2の速度で送り、該媒体を所定位置に停止するよう
    上記ローラ対の回転を減速して停止し、該媒体を所定位置に停止したまま所定時
    間維持し、所定時間維持した後、上記ローラ対を回転させて該媒体を上記第2の
    速度より速い第3の速度まで加速して第2の方向に送る一連の制御を行い、再供
    給部の直前に設けられたセンサが該媒体の先端を検出すると、該媒体の搬送速度
    を上記第3の速度から上記第1の速度まで減速させるよう上記ローラ対の回転を
    減速させる制御を行う制御部と、
    を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記制御部の制御による該媒体を維持する所定時間は、上記反転ゲートの動作
    終了を待つ時間であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. シート状の媒体にプロセス速度で画像を形成する画像形成部と、この画像形成
    部を通過して少なくとも片面に画像形成された媒体を排出する排出部と、上記画
    像形成部を通って上記排出部まで延びた搬送路と、上記排出部直前の上記搬送路
    上に設けられ、上記搬送路上を搬送される媒体をニップに受け入れて回転するこ
    とにより第1の方向または第2の方向に該媒体を送るローラ対と、このローラ対
    が上記第2の方向に搬送する媒体を導く反転ゲートと、この反転ゲートに導かれ
    た媒体を受け入れて第1の速度で搬送することにより上記画像形成部へ再供給す
    る、上記両面印字する際に一方の片面のみに印字された媒体が通り上記一方の片
    面に印字されていない媒体が通らない再供給部とを有する画像形成装置の画像形
    成方法であって、
    上記画像形成部で片面に画像形成された媒体を上記再供給部を用いて上記画像
    形成部に再供給する際、上記ローラ対を回転させて該媒体を上記第1の方向に上
    記プロセス速度よりも遅い第2の速度で送り、該媒体を所定位置に停止するよう
    上記ローラ対の回転を減速して停止し、該媒体を所定位置に停止したまま所定時
    間維持し、所定時間維持した後、上記ローラ対を回転させて該媒体を上記第2の
    速度より速い第3の速度まで加速して第2の方向に送る一連の制御を行い、再供
    給部の直前に設けられたセンサが該媒体の先端を検出すると、該媒体の搬送速度
    を上記第3の速度から上記第1の速度まで減速させるよう上記ローラ対の回転を
    減速させる制御を行うようにしたことを特徴とする画像形成方法。
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