JPH09290947A - シート搬送装置及びシート処理装置 - Google Patents

シート搬送装置及びシート処理装置

Info

Publication number
JPH09290947A
JPH09290947A JP10589396A JP10589396A JPH09290947A JP H09290947 A JPH09290947 A JP H09290947A JP 10589396 A JP10589396 A JP 10589396A JP 10589396 A JP10589396 A JP 10589396A JP H09290947 A JPH09290947 A JP H09290947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
speed
conveying
carrying
conveyance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10589396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Tomioka
康弘 冨岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10589396A priority Critical patent/JPH09290947A/ja
Publication of JPH09290947A publication Critical patent/JPH09290947A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送姿勢調整部で斜送搬送されているシート
の幅方向の一側端が正しい状態で片側搬送基準に突き当
てられるようにして、印字精度を高め、ジャムの発生も
なくす。 【解決手段】 画像形成装置100から排出された第1
面プリント済みシートSはパスP7を通ってスイッチバ
ック搬送手段260,261に到達する。そして、ま
ず、同スイッチバック手段260,261によって通常
搬送された後、スイッチバック搬送される。スイッチバ
ック搬送されたシートSはパスP9を通って搬送姿勢調
整部270のパスP10に入り、斜送搬送手段272−
1,273−1によって斜送搬送され、幅方向の一側端
が不図示の片側搬送基準に突き当てられる。CPU40
0は、この斜送搬送時におけるシート搬送速度をシート
Sの幅サイズ等に応じて変更している。例えば幅サイズ
が小さいシートSほどシート搬送速度を低速度にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ、スキャナ等のシート処理装置に備え
られるシート搬送装置に関する。なお、ここで言うシー
ト処理装置とは、1枚ずつ給送されたシートに対して所
定の処理(例えば画像の形成、画像の読取り等)を行う
シート処理手段を有している装置を総称している。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画
像形成装置(シート処理装置)の中には、画像形成装置
本体内に片面プリント用のシート搬送パスしか有してい
ない片面プリント仕様の画像形成装置であるが、オプシ
ョンの両面プリント用シート搬送装置(シート搬送装
置)を装着することにより、両面プリントが可能になる
ものがある。
【0003】ここで、画像形成装置本体に着脱可能に装
着された両面プリント用シート搬送装置は、画像形成装
置本体から排出されてきた第1面プリント済みシートの
表裏面を反転させて画像形成装置本体内へ搬送する機能
を果たす。通常、第1面プリント済みシートの表裏面の
反転は、通常搬送からスイッチバック搬送へと搬送状態
を変えるスイッチバック搬送手段(正逆回転可能なロー
ラ対等)によって行われている。第1面プリント済みシ
ートはスイッチバック搬送時に表裏面が反転する。
【0004】また、両面プリント用シート搬送装置は、
シートが正しい姿勢(斜行がない状態)で、かつ、正し
い搬送基準位置で画像形成装置本体内へ搬送できるよう
にもしている。この機能はスイッチバック搬送手段の下
流部に設けられている搬送姿勢調整部が果たしている。
搬送姿勢調整部では、スイッチバック搬送手段によって
スイッチバック搬送されてきた第1面プリント済みシー
トを斜送搬送手段で斜送搬送しながらシート幅方向の一
側端を片側搬送基準に突き当てるようにしている。
【0005】従来の両面プリント用シート搬送装置の場
合、処理能力(スループット)を向上させる目的から、
スイッチバック搬送開始以後のシート搬送速度を高速度
に設定しているのが普通である。また、スイッチバック
搬送開始以後のシート搬送速度は固定されているのが普
通である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
両面プリント用シート搬送装置には、次のような問題点
があった。
【0007】すなわち、高速度でスイッチバック搬送さ
れてきた第1面プリント済みシートは高速度のまま斜送
搬送されるため、例えば、幅サイズが小さいシートや厚
さが薄いシート、搬送方向サイズが大きいシート等はシ
ート幅方向の一側端が正しい状態で片側搬送基準に突き
当たらないことがあった。つまり、幅サイズが小さいシ
ートはシート幅方向の移動距離が大きいので片側搬送基
準まで到達しにくい。厚さが薄いシートは片側搬送基準
に突き当たって変形しやすい。搬送方向サイズが大きい
シートはスイッチバック手段に長い間挟持されているの
で斜送しにくい。このようなことから、印字精度が低下
したり、ジャムが発生していた。
【0008】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、斜送搬送するシートの幅方向の一側端
を正しい状態で片側搬送基準に突き当てることができる
シート搬送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上流から送ら
れてきたシートを斜送搬送手段で斜送搬送しながらシー
ト幅方向の一側端を片側搬送基準に突き当ててシートの
斜行状態を矯正すると共にシートの搬送基準位置を合わ
せる搬送姿勢調整部を具備しているシート搬送装置に係
る。
【0010】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記搬送姿勢調整部における斜送搬送時のシート搬
送速度V1をシートの属性に応じて変更するシート搬送
速度変更手段を有したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明の両面プリント用シート搬送
装置を装着した画像形成装置(レーザービームプリン
タ)の全体構成を示す。また、図2は本発明の両面プリ
ント用シート搬送装置の構成を示す。
【0013】図1に示す画像形成装置100は、画像形
成装置本体101内に片面プリント用のシート搬送パス
P1,P3,P4,P5,P6しか有していない片面プ
リント仕様になっている。しかし、図示のように、画像
形成装置本体101の所定位置にオプションの両面プリ
ント用シート搬送装置200を装着することにより、両
面プリントが可能になる。
【0014】ここで、オプションの両面プリント用シー
ト搬送装置200が装着されていない場合における片面
プリントモード時の記録シートの流れに沿って、本画像
形成装置100の全体的な構成を説明する。
【0015】画像形成装置本体101の最下部には給紙
カセット110が設置されており、この給紙カセット1
10内に積載収納されている記録シートSが1枚ずつ転
写部へ向けて給送される。
【0016】給紙カセット110内に積載収納されてい
る記録シートSは、図において反時計回り方向に1回転
する半月状の給送ローラ120によって最上位のシート
から順に繰り出される。そして、給送ローラ120によ
って繰り出された記録シートSは最上位のシートのみが
分離爪114によって分離される。
【0017】給送ローラ120によって給送された記録
シートSは、パスP1を通って回転停止中のレジストロ
ーラ対122に到達する。この時、搬送ローラ対121
が記録シートSを搬送する。
【0018】搬送ローラ対121は記録シートSの先端
がレジストローラ対122のニップに突き当たって記録
シートSに所定量のループが形成された時点で一時的に
回転を停止する。このループの形成により、記録シート
Sの斜行状態が矯正される。
【0019】斜行状態の矯正を終えた記録シートSは、
プロセスユニット140内で図において時計回り方向に
回転している感光ドラム141上のトナー像とシート先
端との位置を合わせるタイミングをとって回転を開始す
るレジストローラ対122によって、感光ドラム141
と転写ローラ123の間の転写部へ送られる。この時、
記録シートSはパスP3を通る。転写部へ送られた記録
シートSのシート面には、時計回り方向に回転している
感光ドラム141上のトナー像が転写ローラ123によ
って順次転写されて行く。
【0020】なお、時計回り方向に回転している感光ド
ラム141上には、レーザースキャナユニット130か
ら発射されたレーザー光Lが照射されている。これによ
り、感光ドラム141上には順次静電潜像が形成され、
その潜像は不図示の現像器から供給されるトナーによっ
て顕画化される。
【0021】感光ドラム141と転写ローラ123とで
搬送されているトナー像転写済みシートSはパスP4を
通って定着装置150へ送られる。そして、定着ローラ
151と加圧ローラ152のニップを通過中に加熱及び
加圧されることにより、転写されたトナー像がシート面
上に定着される。
【0022】定着装置150でトナー像の定着処理を終
えた記録シートSは機外へ排出されるのであるが、本画
像形成装置100の場合には、2通りの排紙モードが選
択できるようになっている。1つは、プリント面を下に
向けて排紙するフェイスダウン排紙であり、もう1つ
は、プリント面を上に向けて排紙するフェイスアップ排
紙である。
【0023】例えば、フェイスダウン排紙を行う場合に
は、支軸103を中心として上下の方向に開閉動可能な
排紙トレイ102を実線図示のように閉じた状態にし
て、フラッパ160がパスP5を開く実線図示の位置に
セットしておく。このようにしておくと、排紙ローラ対
153,154によって搬送される記録シートSはパス
P5を通り、排紙ローラ対170によって機外へ排出さ
れ、画像形成装置本体101の上面に形成されている排
紙トレイ101a上に積載される。
【0024】また、フェイスアップ排紙を行う場合に
は、排紙トレイ102を点線図示のように開いた状態に
して、フラッパ160がパスP6を開く点線図示の位置
にセットしておく。このようにしておくと、排紙ローラ
対153,154によって搬送される記録シートSはパ
スP6を通り、排出口104を介して機外へ排出され、
開かれている排紙トレイ102上に積載される。
【0025】なお、パスP5,P6の開閉を行うフラッ
パ106は、排紙トレイ102の開閉動作に連動してセ
ット位置が自動的に変わるようになっている。すなわ
ち、閉じている排紙トレイ102を点線図示の位置まで
開くと、実線図示の位置にセットされていたフラッパ1
60は支軸161を中心として反時計回り方向に回転し
て点線図示の位置にセットされる。この場合、フラッパ
160は不図示のばね等によって常に時計回り方向に付
勢されている。また、開いている排紙トレイ102を実
線図示のように閉じると、点線図示の位置にセットされ
ていたフラッパ160はばね等の付勢力で時計回り方向
に回転して実線図示の位置にセットされる。
【0026】本画像形成装置100で両面プリントを行
う場合には、図1に示すように、画像形成装置本体10
1の所定位置に本発明の両面プリント用シート搬送装置
200を装着する。ここでは、シート搬送装置本体20
1の一部分を画像形成装置本体101の定着装置150
と給紙カセット110との間に形成されている空間部1
01bに挿入する(図2参照)。このように、シート搬
送装置本体201の一部分を空間部101bに挿入する
と、両面プリント用シート搬送装置200は画像形成装
置本体101に対して自動的にロックされる。両面プリ
ント用搬送装置200を一定の力で引き抜くとロック状
態は解除される。
【0027】なお、画像形成装置本体101に本発明の
両面プリント用シート搬送装置200を装着する場合に
は、排紙トレイ102は閉じておかなくてはならない。
従って、両面プリントが行える状態にある画像形成装置
100では、記録シートSをフェイスアップ排紙用の排
紙トレイ102上に排紙することはできず、プリント終
了後の記録シートSはすべてフェイスダウン排紙用の排
紙トレイ101a上に排紙されることになる。
【0028】次に、図1及び図2を参照して、本発明の
両面プリント用シート搬送装置200の構成を説明す
る。
【0029】本両面プリント用シート搬送装置200に
は、画像形成装置本体101内のフラッパ160のセッ
ト位置を自動的に変更可能なフラッパ切換え手段が備え
られている。このフラッパ切換え手段は、支軸281を
中心として上下の方向に回動可能なレバー部材280
と、ソレノイドオンでプランジャ282aが矢印方向に
縮小するソレノイド282とからなっている。レバー部
材280の一端(カムフォロア)280aは、フラッパ
160の支軸161上に固定されているカム部材162
に当接している。また、レバー部材280の他端280
bは、プランジャ282aの先端部に結合軸283によ
ってリンク的に結合されている。
【0030】ソレノイドオンで、プランジャ282aが
縮小すると、レバー部材280が支軸281を中心に時
計回り方向に回転するようになり、カムフォロア280
aがカム部材162を押圧する。これにより、カム部材
162が反時計回り方向に回転して、図2に示すよう
に、フラッパ160がパスP6を開いた位置にセットさ
れる。両面プリントを行う場合には最初この位置にフラ
ッパ160をセットしておき、第1面プリント済みシー
トSが本両面プリント用シート搬送装置200内に入り
込めるようにしておく。
【0031】ソレノイドオフで、プランジャ282aが
伸長すると、レバー部材280が支軸281を中心に反
時計回り方向に回転するようになり、カムフォロア28
0aの押圧力が解除される。これにより、カム部材16
2が時計回り方向に回転して、図1に実線で示すよう
に、フラッパ160がパスP5を開く位置にセットされ
る。両面プリント時で第1面プリント済みシートSがパ
スP6を通過した後は、第2面プリント済みシートSが
パスP5を通れるように、この位置にフラッパ160を
セットしておく。また、片面プリント時には、常にこの
位置にフラッパ160をセットしておく。
【0032】本両面プリント用シート搬送装置200に
は、画像形成装置本体101の排出口104から排出さ
れた第1面プリント済みシートSの表裏面を反転させて
画像形成装置本体101内に搬送するためのスイッチバ
ック搬送手段260,261が備えられている。このス
イッチバック搬送手段260,261は、第1面プリン
ト済みシートSを通常搬送した後、スイッチバック搬送
することにより、表裏面の反転を行う。ここで、260
はモータM1から駆動を得て正逆回転可能な搬送ローラ
であり、261は同搬送ローラ260に対して接触して
従動回転する搬送コロである。この搬送ローラ260と
搬送コロ261とで第1面プリント済みシートSを挟ん
で搬送する。なお、搬送コロ261はばね262の付勢
力によって搬送ローラ260に所定圧で接触している。
また、搬送ローラ260はシート搬送装置本体201側
に取り付けられており、搬送コロ261はカバー部材2
12側に取り付けられている。
【0033】画像形成装置本体101の排出口104か
ら排出された第1面プリント済みシートSは、パスP7
を通って搬送ローラ260に到達し、シート先端が搬送
ローラ260と搬送コロ261のニップに入り込む。図
5はこの状態を示す。
【0034】なお、搬送ローラ260の上流部分には、
反転用フラッパ251が設置されている。このフラッパ
251は通常、図2に示すように、パスP7の下流部分
を閉じている。この場合、フラッパ251は自重によっ
て支軸250を中心として時計回り方向に回転し、カバ
ー部材212に設けられている位置決め部材215に当
接している。そして、下流に向かって移動してくる第1
面プリント済みシートSの先端に側面251aが押圧さ
れると、図5に示すように、支軸250を中心に反時計
回り方向に回転してパス7を開き、シートSを通すよう
になる。
【0035】図5に示すように、フラッパ251がパス
7を開くと、このフラッパ251の回転に連動している
遮光部材252がフォトインタラプタ240の光路上
(発光部241と受光部242の間)から離れるように
なり、フォトインタラプタ240がオンする。このフォ
トインタラプタ240のオンで、フラッパ251部分を
第1面プリント済みシートSが通過中であることが検知
できる。また、フラッパ251がパスP7を開いていた
状態からパスP7を閉じる状態に変わると、遮光部材2
52はフォトインタラプタ240の光路を遮断する。こ
れにより、フォトインタラプタ240はオフになる。こ
のフォトインタラプタ240のオフで、第1面プリント
済みシートSの後端がフラッパ251を通過したことが
検知できる。
【0036】搬送ローラ260は、まず、反時計回り方
向に回転して、第1面プリント済みシートSの通常搬送
を行う。この搬送で下流に移動している第1面プリント
済みシートSはパスP8内に入って行く。図6はこの状
態を示す。
【0037】そして、シート後端がフラッパ251を通
過した直後(この時点で、フォトインタラプタ240が
オフとなり、フラッパ251はパスP7を閉じる)、搬
送ローラ260は時計回り方向に回転して、第1面プリ
ント済みシートSのスイッチバック搬送を行う。図7は
スイッチバック搬送が開始される状態を示している。ま
た、図8はスイッチバックしている状態を示している。
スイッチバックしている第1面プリント済みシートS
は、パスP7を閉じているフラッパ251の側面251
bにガイドされながら、反転用のパスP9内に入り、下
流へ進んで行く。このパスP9を通ることにより、第1
面プリント済みシートSの表裏面が反転する。
【0038】スイッチバックしてパスP9を通過した第
1面プリント済みシートSは搬送姿勢調整部270の本
体271内のパスP10を通過(フォトインタラプタ2
90により検知)し、続いてパスP2を通過し、パスP
1に合流して、回転停止中のレジストローラ対122へ
送られる。以下、両面プリント用シート搬送装置200
によって表裏面が反転された第1面プリント済みシート
Sは、第1面プリント時と同様に搬送されて、第2面へ
のプリント、同トナー像の定着処理の工程を経ると、排
紙ローラ対170によって機外の排紙トレイ101a上
に排出される。
【0039】ここで、図2ないし図4を参照して、搬送
姿勢調整部270の構成と機能についての説明をする。
なお、図4は図3の矢印X1,X2方向の断面図であ
る。
【0040】搬送姿勢調整部270は、パスP9内を移
動してきた第1面プリント済みシートSを片側搬送基準
で直進する状態に調整するためのものである。第1面プ
リント済みシートSはパスP10内を移動中に、幅方向
の一側端(図3においては手前側端)の全体が搬送基準
面に当接するようになる。ここでは、幅サイズが大きい
シートSA専用のパスP10−1と、幅サイズが小さい
シートSB専用のパスP10−2とが設けられており、
パスP9を通過した幅サイズの大きいシートSAはパス
P10−1を通るようになり、幅サイズの小さいシート
SBはパスP10−2を通るようになる。これらのシー
トSA、SBはいずれも本体271の上流と下流に設置
されている斜送搬送手段(搬送ローラ272−1と斜送
コロ273−1、搬送ローラ272−2と斜送273−
2)に斜送される。
【0041】パスP10−1は、平面状のガイド面27
1aと垂直状のガイド面(片側搬送基準面)271cと
からなる。また、パスP10−2は、平面状のガイド面
271bと垂直状のガイド面(片側搬送基準面)271
dとからなる。2つのパスP10−1とP10−2の間
には、パスP10−2内を移動する幅サイズの小さいシ
ートSBがパスP10−1内に入り込まないように阻止
するための仕切り壁271eが形成されている。また、
各パスP10−1、P10−2のシート導入部には、傾
斜したガイド面271f,271gが形成されている。
【0042】パスP9を通過した幅サイズの大きいシー
トSAはガイド面271fにガイドされながらパスP1
0−1内に入り、ガイド面271a上を移動しながら上
記斜送搬送手段によって幅方向の一側端をガイド面27
1cに当接される。図4(b)はシートSAがパス10−
1内を移動している状態を示している。また、パスP9
を通過した幅サイズの小さいシートSBはガイド面27
1gにガイドされながらパスP10−2内に入り、ガイ
ド面271b上を移動しながら上記斜送搬送手段によっ
て幅方向の一側端をガイド面271dに当接される。図
4(c) はシートSBがパス10−2内を移動している状
態を示している。
【0043】パス10−1を通る幅サイズの大きいシー
トSAは例えばA4サイズ、LTRサイズのシートであ
り、パス10−2を通る幅サイズの小さいシートSBは
例えばB5サイズ、EXECサイズのシートである。
【0044】次に、パスP10内を移動する第1面プリ
ント済みシートSの斜送搬送を行う斜送搬送手段の構成
を説明する。
【0045】斜送搬送手段は、搬送ローラ272−1,
272−2と斜送コロ273−1,273−2とからな
る。搬送ローラ271−1,271−2は、シート搬送
方向に対して直交する方向に向いているローラ軸272
a,272b上に固定されている。ローラ軸272a,
272bは本体271に対して軸受275,276を介
して回転可能に取り付けられている。両ローラ軸272
a,272bはプーリ277,278に巻き掛けられて
いる無端ベルト279によって連結されている。モータ
M2の駆動がギヤ281,280を介してローラ軸27
2a,272bに伝えられると、搬送ローラ272−
1,272−2は図3において時計回り方向に回転す
る。
【0046】斜送コロ273−1,273−2は、搬送
ローラ272−1,272−2に対して所定の圧力で接
触している。このコロ273−1,273−2は本体2
71に取り付けられている板ばね274に支持されてお
り、同板ばね271により付勢されている。これによ
り、コロ273−1、273−2はローラ272−1,
272−2の回転に従動回転する。また、コロ273−
1,273−2のニップ線はローラ272−1,272
−2のニップ線に対して傾いた状態になっている。この
ことにより、ローラ272−1,272−2とコロ27
3−1,273−2によって挟持されて搬送される第1
面プリント済みシートSはガイド面271c,271d
方向に寄せられるようになる。
【0047】パスP7はガイド部材224,213,2
01aによって形成され、パスP8はガイド部材21
4,201c,201dによって形成され、パスP9は
ガイド部材201a,201bによって形成されてい
る。ガイド部材224はカバー部材220に取り付けら
れている。ガイド部材213,214はカバー部材21
2に取り付けられている。ガイド部材201a,201
b,201cは本体201に取り付けられている。ガイ
ド部材201dは本体201の底板である。
【0048】図9に、本両面プリント用シート搬送装置
200の制御系の構成を示す。
【0049】本制御系は画像形成装置100のCPU3
00との間で情報のやりとりをするCPU(シート搬送
速度変更手段)400を中心に構成されている。CPU
400は不図示のROM、RAM、I/Oの回路等を備
えている。CPU400には、フォトインタラプタ24
0,290からの信号が入力するようになっている。ま
た、CPU400からは、モータM1の駆動を制御する
スイッチバック搬送制御部401,モータM2の駆動を
制御する斜送搬送制御部402,ソレノイド282に制
御信号が出力するようになっている。
【0050】次に、図10及び図11を参照して、CP
U400の動作例を説明する。
【0051】CPU400は、電源オンで動作を開始す
ると、まず、画像形成装置100のCPU300から情
報が送られたか否かをチェックする(S101)。画像
形成装置100を操作するオペレータはスタートキー3
01を押す時にモード指定キー302,シートサイズ指
定キー303を押すようになっているので、CPU30
0からは、両面モード指定情報やシートサイズ(ここで
は幅サイズ)情報が送られてくる。
【0052】CPU300から情報が送られてきたなら
ば、シートサイズ情報に基づいて搬送姿勢調整部270
でシート搬送を行う搬送ローラ272−1,272−2
の搬送速度を設定する(S102)。ここでは、斜送搬
送時の搬送速度V1と再給送時の搬送速度V3を設定す
る。V1はシートサイズが小さいほど低速度とされる。
V3はV1が低速度ほど高速度とされる。
【0053】続いて、スイッチバック搬送を行う搬送ロ
ーラ260の搬送速度を設定する(S103)。ここで
は、通常搬送時の搬送速度V2−1とスイッチバック搬
送時の第1の搬送速度V2−2とスイッチバック搬送時
の第2の搬送速度V2−3を設定する。V2−1,V2
−2,V2−3は上記V1に基づいて設定し、V1が低
速度ほど高速度とされる。なお、通常は、V2−3はV
3はV3と同速度とされる。
【0054】続いて、ソレノイド282をオンにする
(S104)。これにより、フラッパ160がパスP6
を開き、第1面プリント済みシートSのパスP7への送
り込みが可能な態勢になる。
【0055】続いて、モータM1をオンにする(S10
5)。これにより、搬送ローラ260が通常搬送態勢に
なる。この場合、モータM1は搬送ローラ260を通常
搬送方向に画像形成装置100のプロセススピードで駆
動する。この後、シートSがパスP7に入ってくる。
【0056】続いて、画像形成装置100からのシート
Sの排紙が終了したか否か(シートSの後端が排紙ロー
ラ対153,154のニップを抜けたか否か)をチェッ
クする(S106)。そして、排紙終了であるならば、
モータM1の速度を搬送ローラ260の搬送速度がV2
−1となるように変更する(S107)。これにより、
シートSは高速度で通常搬送される。
【0057】続いて、フォトインタラプタ240がオフ
したか否かをチェックする(S108)。そして、フォ
トインタラプタオフであるならば、モータM1の駆動方
向をスイッチバック搬送方向に切り換え、同時にモータ
M1の速度を搬送ローラ260の搬送速度がV2−2と
なるように変更する(S108)。これにより、シート
Sは高速度でスイッチバック搬送され、パスP9を通っ
てパスP10へ向かう。
【0058】続いて、シートSの先端が搬送ローラ27
2−1と斜送コロ273−1のニップに到達するまでの
時間をカウントする(S110)。そして、カウントア
ップしたならば、モータM1の速度を搬送ローラ260
の搬送速度がV2−3となるように変更する(S11
1)。
【0059】続いて、モータM2をオンにする(S11
2)。この場合、モータM2の速度は、搬送ローラ27
2−1,272−2の搬送速度がV1となるように設定
される。これにより、シートSは斜送搬送され、幅方向
の一側端が片側搬送基準面271c,271dに突き当
てられる。この時、幅サイズの小さいシートSは低速度
で斜送搬送されるので、正しい状態で片側搬送基準面2
71c,271dに突き当たる。
【0060】続いて、フォトインタラプタ290がオフ
したか否かをチェックする(S113)。そして、フォ
トインタラプタオフであるならば、モータM2をオフに
する(S114)。これにより、斜送搬送を終えたシー
トSがパス10内で移動停止する。
【0061】続いて、モータM1の駆動方向を通常搬送
方向に切り換え(S115)た後、モータM1をオフに
する。(S116)。これにより、搬送ローラ260が
次のシートSを通常搬送する態勢になる。
【0062】続いて、画像形成装置100のCPU30
0から再給紙開始の情報が送られたか否かをチェックす
る(S117)。
【0063】CPU300から再給紙開始の情報が送ら
れてきたならば、モータM2をオンにする(S11
8)。この場合、モータM2の速度は、搬送ローラ27
2−1,272−2の搬送速度がV3となるように設定
される。これにより、シートSは高速度で再給紙され
る。
【0064】続いて、シートSの先端がレジストローラ
対122のニップに到達するまでの時間をカウントする
(S119)。そして、カウントアップしたならば、モ
ータM2の速度を搬送ローラ272−1,272−2の
搬送速度が画像形成装置100のプロセススピードとな
るように変更する(S120)。
【0065】続いて、フォトインタラプタ290がオン
したか否かをチェックする(S121)。そして、フォ
トインタラプタオンであるならば、モータM2をオフに
して(S122)、本シーケンスを終了する。
【0066】本両面プリント用シート搬送装置200の
場合、搬送姿勢調整部270での斜送搬送時のシート搬
送速度V1をシートSの幅サイズに応じて変更している
ので、シートSの幅方向の一側端が正しい状態で片側搬
送基準面271c,271dに突き当たるようになる。
このため、印字精度が高められ、ジャムの発生もなくな
る。
【0067】また、搬送姿勢調整部270に到達するま
でのシート搬送速度V2−1,V2−2,V2−3並び
に搬送姿勢調整部270で調整終了後のシート搬送速度
V3をV1に応じて変更している(V1が低速度である
ほどV2−1,V2−2,V2−3,V3を高速度に設
定する)ので、斜送搬送時のシート搬送速度V1を低速
度にしてもスループットが低下するようなことはない。
【0068】なお、ここでは、V1をシートSの幅サイ
ズに応じて変更しているが、シートSの搬送方向サイズ
や厚さ、あるいは画像解像度に応じてV1を変更するよ
うにしてもよい。この場合、搬送方向サイズが大きいシ
ート、厚さの薄いシート、高解像度のシートほどV1を
低速度に設定する。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート搬
送装置においては、シートの属性(幅サイズ、搬送方向
サイズ、厚さ、解像度等)に応じて搬送姿勢調整部にお
ける斜送搬送時のシート搬送速度V1が変更されるの
で、いかなるシートであっても幅方向の一側端が正しい
状態で片側搬送基準に突き当てられるようになる。従っ
て、処理精度(印字精度等)が高められ、ジャムの発生
等もなくなる。
【0070】また、本発明のシート搬送装置において
は、斜送搬送時のシート搬送速度V1に応じて搬送姿勢
調整部に到達するまでのシート搬送速度V2並びに搬送
姿勢調整部で調整終了後のシート搬送速度V3を変更
(V1が低速度であるほどV2,V3を高速度に設定す
る)するので、斜送搬送時のシート搬送速度V1が低速
度になってもスループが低下するようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面プリント用シート搬送装置を装着
した画像形成装置(レーザービームプリンタ)の全体構
成を示す縦断側面図。
【図2】本発明の両面プリント用シート搬送装置の構成
を示す縦断側面図。
【図3】同両面プリント用シート搬送装置における搬送
姿勢調整部の構成を示す一部を切欠いた平面図。
【図4】同搬送姿勢調整部の構成並びに動作と機能を説
明する縦断正面図。
【図5】同両面プリント用シート搬送装置内を第1面へ
のプリントを終えたシートが移動する状態を示す縦断側
面図。
【図6】同両面プリント用シート搬送装置内を第1面へ
のプリントを終えたシートが移動する状態を示す縦断側
面図。
【図7】同両面プリント用シート搬送装置内を第1面へ
のプリントを終えたシートが移動する状態を示す縦断側
面図。
【図8】同両面プリント用シート搬送装置内を第1面へ
のプリントを終えたシートが移動する状態を示す縦断側
面図。
【図9】同両面プリント用シート搬送装置の制御系の構
成を示すブロック回路図。
【図10】CPUの動作を説明するフローチャート。
【図11】CPUの動作を説明するフローチャート。
【符合の説明】
100 画像形成装置(シート処理装置) 123 転写ローラ(シート処理手段) 141 感光ドラム(シート処理手段) 200 両面プリント用シート搬送装置(シート
搬送装置) 270 搬送姿勢調整部 272−1,272−2搬送ローラ(斜送搬送手段) 273−1,273−2斜送コロ(斜送搬送手段) 271c,271d片側搬送基準面 400 CPU(シート搬送速度変更手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流から送られてきたシートを斜送搬送
    手段で斜送搬送しながらシート幅方向の一側端を片側搬
    送基準に突き当ててシートの斜行状態を矯正すると共に
    シートの搬送基準位置を合わせる搬送姿勢調整部を具備
    しているシート搬送装置において、 前記搬送姿勢調整部における斜送搬送時のシート搬送速
    度V1をシートの属性に応じて変更するシート搬送速度
    変更手段を有したことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記シート搬送速度変更手段はシートの
    幅サイズに応じて前記シート搬送速度V1を変更し、幅
    サイズが小さいシートほど前記シート搬送速度V1を低
    速度に設定することを特徴とする請求項1に記載のシー
    ト搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記シート搬送速度変更手段はシートの
    搬送方向サイズに応じて前記シート搬送速度V1を変更
    し、搬送方向サイズが大きいシートほど前記シート搬送
    速度V1を低速度に設定することを特徴とする請求項1
    に記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記シート搬送速度変更手段はシートの
    厚さに応じて前記シート搬送速度V1を変更し、薄いシ
    ートほど前記シート搬送速度V1を低速度に設定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記シート搬送速度変更手段はシートの
    画像解像度に応じて前記シート搬送速度V1を変更し、
    高解像度のシートほど前記シート搬送速度V1を低速度
    に設定することを特徴とする請求項1に記載のシート搬
    送装置。
  6. 【請求項6】 前記シート搬送速度変更手段は前記シー
    ト搬送速度V1に応じて前記搬送姿勢調整部に到達する
    までのシート搬送速度V2並びに前記搬送姿勢調整部で
    調整終了後のシート搬送速度V3を変更し、前記シート
    搬送速度V1が低速度であるほど前記シート搬送速度V
    2,V3を高速度に設定することを特徴とする請求項1
    に記載のシート搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6に記載のいずれかのシ
    ート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送され
    てきたシートに対して所定の処理を行うシート処理手段
    と、を備えたことを特徴とするシート処理装置。
JP10589396A 1996-04-25 1996-04-25 シート搬送装置及びシート処理装置 Pending JPH09290947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10589396A JPH09290947A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 シート搬送装置及びシート処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10589396A JPH09290947A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 シート搬送装置及びシート処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09290947A true JPH09290947A (ja) 1997-11-11

Family

ID=14419596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10589396A Pending JPH09290947A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 シート搬送装置及びシート処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09290947A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005148650A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Toshiba Corp 画像形成装置と画像形成方法
JP2011006232A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005148650A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Toshiba Corp 画像形成装置と画像形成方法
JP2011006232A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6032949A (en) Sheet conveying device and sheet processing apparatus
US20120091655A1 (en) Sheet conveying apparatus
JP3124205B2 (ja) 再給送装置及び画像形成装置
JP2530911B2 (ja) シ―ト搬送装置
JPH09290947A (ja) シート搬送装置及びシート処理装置
JP3488662B2 (ja) 画像形成装置のシート部材搬送機構
JP3177427B2 (ja) シート搬送装置及びシート処理装置
JP2826124B2 (ja) シート搬送装置
JPH0968832A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP3147320B2 (ja) 画像形成装置
JP3284204B2 (ja) シートスイッチバック装置及び画像形成装置
JP2819305B2 (ja) シート搬送装置
JPH09290941A (ja) シート搬送装置及びシート処理装置
JPH09118449A (ja) シート搬送装置及びシート処理装置
JP3382455B2 (ja) シート搬送装置及びシート処理装置
JPH11130311A (ja) シート材搬送装置及び画像形成装置
JP2002154685A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置における給紙の制御方法
JPS5915266A (ja) 両面複写装置
JP2816703B2 (ja) シート搬送装置
JP2003165652A (ja) シート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置
JPH11268849A (ja) シート材処理装置及び画像形成装置
JPH11349187A (ja) シート分離装置及び画像形成装置
JPH0651555B2 (ja) 画像形成装置
JP2693782B2 (ja) 自動原稿給紙装置
JP2520959B2 (ja) シ―ト搬送装置