JPH11308110A - デルタシグマ型アナログデジタル変換器 - Google Patents

デルタシグマ型アナログデジタル変換器

Info

Publication number
JPH11308110A
JPH11308110A JP10109468A JP10946898A JPH11308110A JP H11308110 A JPH11308110 A JP H11308110A JP 10109468 A JP10109468 A JP 10109468A JP 10946898 A JP10946898 A JP 10946898A JP H11308110 A JPH11308110 A JP H11308110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
bit
quantization
converter
delta
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10109468A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Fujimori
一郎 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Microsystems Co Ltd filed Critical Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Priority to JP10109468A priority Critical patent/JPH11308110A/ja
Publication of JPH11308110A publication Critical patent/JPH11308110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】量子化器の分解能を上げつつ多ビットD/A変
換時の非線形性の影響を軽減する。 【解決手段】加算器100、積分器101、1ビットA
/D変換器102、1ビットD/A変換器103、加算
器104を含むデルタシグマループと、加算器110、
積分器111、mビットA/D変換器112、mビット
D/A変換器113、加算器114を含むデルタシグマ
ループとをカスケード接続し、増幅器120とnビット
A/D変換器121と増幅器122と、1次微分器12
3と加算器124と1次微分器125と加算器126と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デルタシグマ型の
アナログデジタル変換器(A/D変換器)に関する。
【0002】
【従来の技術】デルタシグマ型A/D変換器は、入力信
号Xを必要周波数帯域fb のナイキスト周波数2fb
りも高い周波数でサンプリングする。これにより、量子
化ノイズを高周波数域に押し出すノイズシェイピングを
行うことができ、その結果、低分解能の量子化器(一般
には1ビットの量子化器)を用い、必要周波数帯域Fb
内において、高いS/N比でA/D変換を行うことが可
能なものである。
【0003】図6には従来の2次のデルタシグマ変調型
A/D変換器のブロック構成図であり、この2次のデル
タシグマ変調型変換器は、2つの積分器11、13と、
1ビットの量子化器14(1ビットA/D変換器15、
1ビットD/A変換器16))と、加算器10、12
と、乗算器17(係数「2」)とを有し、アナログ入力
信号Xをデジタル信号Yに変換する。
【0004】1ビットD/A変換器16の出力信号を
Y’とし、1ビットA/D変換器15で発生する量子化
ノイズをQ1 とすると、「Y=((X−Y’)・(z-1
/(1−z-1))−2Y’)・(z-1/(1−z-1))
+Q1 」、「Y’=Y(アナログ値とデジタル値とが等
しいと見る)」より、以下の式(1)が得られる。
【0005】 Y=Xz-2+Q1 ・(1−z-12 (1) この式によれば、Q1 には2次の微分関数(1−z-1
2 の項が乗じられているので、量子化ノイズQ1 は2次
のノイズシェイピングが行われることになる。
【0006】周波数と量子化ノイズとの関係を模試的に
示すと図7に示すようになる。ここで、fb は必要周波
数帯域、fs /2はサンプリング周波数の半分の値、
(fs/2)/fb はオーバーサンプリング比である。
ノイズの周波数特性はノイズシェイピングの次数によっ
て定まり、次数が高い程、低域側のノイズは減少すると
共に高域側のノイズは増加する。なお、帯域fb 外の量
子化ノイズはデルタシグマ変調器の後段に設けられるデ
ジタルフィルタで除去される。
【0007】ところで、図6に示したデジタルシグマ型
A/D変換器は、量子化器14内に、1ビットのデジタ
ルアナログ変換を行う1ビットD/A16を用いる点に
特徴があり、1ビットD/A16は2つのレベルのアナ
ログ信号しか用いないので理想の線形性が得られ、この
ため、アナログ素子のマッチング等の制限を受けなくな
りLSI上での集積化が容易である等の利点を有する。
1ビットD/Aの替わりに複数ビットのアナログデジタ
ル変換を行う多ビットD/Aを用いると、3レベル以上
のアナログ信号を用いなければならないので、量子化時
の線形性が失われる。
【0008】さて、このようなデジタルシグマ型A/D
変換器において、ある必要帯域fb内での高S/N比を
達成するためには3つの方法が考えられる。第1は、オ
ーバーサンプリング比を高くすることである。これは図
8(a)に示すように、fs より周波数の高いf’s
設定してオーバーサンプリング比を高くして、必要帯域
b 内でノイズを減少させるものであるが、デルタシグ
マ変調器、デジタルフィルタの高速動作が必要となり、
b が高周波帯域の場合には実現が難しいとされてい
る。
【0009】第2には、ノイズシェイピングの次数を上
げることが考えられる。図8(b)に示すように、ノイ
ズシェイピングの次数を例えば2次から3次にして必要
帯域fb 内でノイズを減少させるものであるが、次数を
上げるとデルタシグマ変調器の動作が不安定になること
が知られており、4次程度が限界とされている。
【0010】第3には、量子化器の分解能を上げること
が考えられる。図8(c)に示すように、量子化器の分
解能を上げて必要帯域fb 内でノイズを減少させるもの
である。
【0011】そこで、量子化器の分解能を上げるように
したデルタシグマ型A/D変換器の従来例のブロック構
成図を図9、図10に示す。図9に示すものは、図6に
示したデルタシグマ型A/D変換器の量子化器14を多
ビットにしたものであり、量子化器はmビットA/D変
換器25とmビットD/A変換器26とを備える。
【0012】mビットA/D変換器25の量子化ノイズ
をQm 、mビットD/A変換器26の非線形ノイズをE
m とすると、「Y=((X−Y’)・(z-1/(1−z
-1))−2Y’)・(z-1/(1−z-1))+Qm 」、
「Y’=Y+Em 」となるので、「Y=Xz-2+Qm
(1−z-12 −Em -1(1−z-1)−Em -1」な
る式が得られる。この式において、「Em -1(1−z
-1)≪Em -1」が成り立ち、また、簡略化のため「−
m -1」を「Em 」で置き換えると(Em はノイズ成
分のため符号を考慮しなくても良い)、次式(2)が得
られる。
【0013】 Y=Xz-2+Qm ・(1−z-12 +Em (2) この式の第2項「Qm ・(1−z-12 」はmビット量
子化ノイズに対して2次のノイズシェイピングをしたも
の、第3項Em は非線形ノイズであるため、非線形ノイ
ズがそのまま出力されることが分かる。このため、一般
に、mビットD/A変換器26のキャリブレーション処
理が必要となり、mが大きくなるとキャリブレーション
が複雑になるという問題があった。
【0014】このような従来技術は、例えば「J.W.Fatt
aruso,"Self-calibration techniques for a second or
der Multi-bit Sigma-delta modulator ",IEEE J.of So
lid-state Circuits,vol.28,no.12,Dec.1993,pp.1216-1
223 」等の文献に記載されている。
【0015】また、図10に示すものは他の従来技術の
構成であり、これは、キャリブレーション処理を複雑に
せずに、見かけ上の分解能を上げるものである。図9に
示したものとの相違点は、mビットA/D変換器25の
量子化ノイズQm を抽出し、これを増幅器31で2m
した後にnビットA/D変換器32で再度量子化した
後、さらに、再量子化の結果を増幅器32で2-m倍し、
これを2次微分器34で2次のノイズシェイピングを行
ったものを、加算器35によってY1 (mビットA/D
変換器25の出力)と加算している。
【0016】ここで、式(2)を参照すると「Y1 =X
-2+Qm ・(1−z-12 +Em」が成立し、また、
増幅器31の入力を「Qm +Em 」、増幅器33の出力
をY 2 とすると、「Y2 =((Qm +Em )・2m +Q
n )・2-m=Qm +Em +Q n -m」となるので、「Y
=Y1 −(1−z-12 2 =Xz-2+Em −(1−z
-12 ・Em −(1−z-12 ・Qn -m 」となる。
この式において、「E m (1−z-12 ≪Em 」が成り
立つので、次式(3)が得られる。
【0017】 Y=Xz-2+(1−z-12 ・Qn -m+Em (3) この式の第2項「(1−z-12 ・Qn -m」は、nビ
ットの量子化ノイズを「1/2m 」倍しているので、見
かけ上(m+n)ビットの量子化器の量子化ノイズとな
る「Qn -m」に対して2次のノイズシェイピングをし
たもの、第3項Em は非線形ノイズであるため、非線形
ノイズがそのまま出力されることが分かる。この従来技
術によれば、見かけ上の分解能を上げることはできるも
のの、mビットD/A変換器26の非線形性Em は依然
として存在する。
【0018】このような従来技術は、例えば「T.L.Broo
ks.etal."A Cascaded Sigma-DeltaPipeline A/D Conver
ter with 1.25Mhz signal Bandwidth and 89dB SNR",IE
EEJ.of Solid-state Circuits,vol.28,no.12,Dec.1997,
pp.1896-1906」等の文献に記載されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】さて、サンプリング周
波数fs が回路動作速度の制限で固定された場合、オー
バーサンプリング比を小さくすることにより、必要帯域
b を広くすることができる。必要帯域fb が広くなっ
た分の帯域内量子化ノイズの増加は、従来技術で説明し
たように、マルチビットの量子化器を用いて量子化ノイ
ズ自体を減らす事により相殺され、その結果、高帯域、
高S/N比のA/D変換が実現できるが、この場合、量
子化器を構成する多ビットD/A変換器の非線形性に対
する対策が必要になるという問題があった。
【0020】本発明はこのような従来の課題を解決する
ためになされたもので、その目的は量子化器の分解能を
上げつつ多ビットD/A変換時の非線形性の影響を軽減
可能なデルタシグマ型A/D変換器を提供することにあ
る。
【0021】また、本発明の他の目的は、非線形性を完
全になくすために、量子化器の分解能を1ビットにし再
量子化を行い高次のノイズシェイピングと量子化ノイズ
の低減を同時に実現するデルタシグマ型A/D変換器を
提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、デルタシグマループを複数
段カスケード接続したアナログデジタル変換器であっ
て、初段のデルタシグマループは、入力されるアナログ
信号を1ビットの量子化信号を出力するように構成され
ていると共に、最終段のデルタシグマループ内に設けら
れた第1の量子化手段の入力信号または出力信号もしく
はその組み合わされた信号を多ビットの量子化信号にす
る第2の量子化手段を備えていることを特徴とするデル
タシグマ型アナログデジタル変換器である。
【0023】この発明によれば、初段ではアナログ信号
を1ビット量子化し、最終段では入力信号または出力信
号もしくはその組み合わされた信号を多ビット量子化す
るので、1ビット量子化信号、多ビット量子化信号、お
よびこの多ビット量子化時の量子化ノイズに対してデジ
タル信号処理を行って、多ビット量子化時の非線形ノイ
ズや量子化ノイズに対してノイズシェイピングを行うこ
とが可能となる。
【0024】また、請求項2に係る発明は、入力される
アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタ
ル変換器であって、入力信号を積分する積分手段と、こ
の積分手段による積分結果を量子化する量子化手段と、
この量子化手段による量子化結果をアナログ信号に変換
するデジタルアナログ変換手段と、を含みこのアナログ
信号を帰還するようにしたものを1段として複数段カス
ケード接続した第1の手段と、前記第1の手段における
最終段における量子化手段の入力信号または出力信号も
しくはその組み合わされた信号をn(nは2以上の整
数)ビットの量子化信号にする第2の手段と、前記第1
の手段と、前記第2の手段とからの出力信号に基づい
て、所定のデジタル信号処理を行う信号処理手段と、を
備え、前記第1の手段は、その初段の量子化手段が1ビ
ットの量子化を行うと共に、その最終段の量子化手段が
m(mは1以上の整数)ビットの量子化を行うことを特
徴とするデルタシグマ型アナログデジタル変換器であ
る。
【0025】この発明によれば、第1のA/D変換手段
はカスケード接続された複数段のデルタシグマ変調器で
構成され、最終段はm(mは1以上の整数)ビットの量
子化信号を発生する。さらに、第2のA/D変換手段
は、第1のA/D変換手段における最終段のmビット量
子化器の入力信号または出力信号もしくはその組み合わ
された信号をnビットで再量子化する。またさらに、第
2のA/D変換手段が発生するnビットの再量子化信号
に対してノイズシェイピングを行い、第1のA/D変換
手段が発生するmビットの量子化信号より減算する信号
処理を行う。その結果、アナログデジタル変換器の出力
に直接現れるmビットの量子化ノイズは除去され、nビ
ットで再量子化した事による(m+n)ビット分解能相
当の低い量子化ノイズのみが現れる。また、ノイズシェ
イピングの効果によりmビット量子化器が発生する非線
形ノイズは低減される。
【0026】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
おいて、さらに、前記第1の手段における最終段の量子
化手段の入力信号または出力信号もしくはその組み合わ
された信号を2のべき乗倍する第1の増幅手段と、前記
第2の手段による量子化信号を2のべき乗分の1とする
第2の増幅手段と、を備えたことを特徴とするデルタシ
グマ型アナログデジタル変換器である。
【0027】この発明によれば、多ビット量子化時の量
子化ノイズに対して、第1の増幅手段と第2の増幅手段
とが2のべき乗の乗算を行うようにすることで、簡易な
構成で、量子化ノイズに対してノイズシェイピングを行
うことが可能となる。
【0028】また、請求項4に係る発明は、請求項2お
よび3のいずれかにおいて、前記第2の手段は、前記第
1の手段における最終段の量子化手段の入力信号と出力
信号とから量子化ノイズを抽出し、抽出した量子化ノイ
ズを量子化することを特徴とするデルタシグマ型アナロ
グデジタル変換器。
【0029】この発明によれば、第2の手段によって、
簡易な構成で最終段での量子化ノイズを抽出してこれを
量子化することが可能となる。さらに、請求項5に係る
発明は、請求項2および3のいずれかにおいて、前記第
2の手段は、前記第1の手段における最終段の量子化手
段の入力信号を量子化し、前記量子化手段の出力信号と
加減算することを特徴とするデルタシグマ型アナログデ
ジタル変換器である。
【0030】この発明によれば、簡易な構成で最終段の
量子化手段の入力信号を量子化して、量子化手段の出力
信号と加減するようにして、第2の手段を実現できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1の実施形
態のデルタシグマ型A/D変換器のブロック構成図であ
り、このデルタシグマ型A/D変換器は、入力信号がx
で、加算器100、積分器101、1ビットA/D変換
器102、1ビットD/A変換器103、加算器104
を含むデルタシグマループと、入力信号が1ビットA/
D変換器102の量子化ノイズQ1 で、加算器110、
積分器111、mビットA/D変換器112、mビット
D/A変換器113、加算器114を含むデルタシグマ
ループとをカスケード接続し、さらに、加算器114の
出力であるmビットA/D変換器112の量子化ノイズ
m を2m 倍する増幅器120と、この増幅結果に対し
てnビットのA/D変換を行うnビットA/D変換器1
21と、このデジタル信号を2-m倍する増幅器122
と、この増幅結果を1次微分する1次微分器123と、
この微分結果とmビットA/D変換器112の出力(Y
2 )とを加算する加算器124と、この加算結果を1次
微分する1次微分器125と、この微分結果と1ビット
A/D変換器102の出力(Y1 )を1次遅延器150
で遅延させた信号とを加算する加算器126とを有す
る。なお、この構成において、点線で囲んだ構成要素が
存在しないとすれば、一般的なカスケード型デルタシグ
マ変調器と同じ構成になり、また、nビットA/D変換
器121として、パイプライン型、フラッシュ型等様々
の方式のアナログデジタル変換器を採用可能である。
【0032】今、mビットD/A変換器113の非線形
ノイズをEm 、1ビットA/D変換器102の量子化ノ
イズQ1 、nビットA/D変換器121の量子化ノイズ
をQ n 、1ビットA/D変換器102の出力をY1 、m
ビットA/D変換器112の出力をY2 、増幅器122
の出力をY3 、加算器124の出力をYsum とすると、
「Y1 =Xz-1+Q1 ・(1−z-1)」、「Y2 =Q1
-1+Qm ・(1−z -1)+Em +Qn -m」、「Y3
=Qm +Qn -m」、「Ysum =Y2 −Y3 ・(1−z
-1)=Q1 −Qn -m・(1−z-1)+Em 」となるの
で、出力Yは「Y=Y1 -1−Ysum ・(1−z-1)=
Xz-2+Qn -m・(1−z-12 −E m ・(1−
-1)」となり、次式(4)が得られる。
【0033】 Y=Xz-2+Qn -m・(1−z-12 −Em ・(1−z-1) (4) この式の第2項「Qn -m・(1−z-12 」は、nビ
ットの量子化ノイズを「1/2m 」倍しているので、見
かけ上(m+n)ビットの量子化器の量子化ノイズとな
る「Qn -m」に対して2次のノイズシェイピングをし
たもの、第3項「Em ・(1−z-1)」は、非線形ノイ
ズに対して1次のノイズシェイピングをしたもので、こ
の実施の形態によれば、見かけ上の分解能を上げつつ非
線形性も低減可能となる。
【0034】即ち、点線で囲んだ構成要素が存在しない
と仮定し、2段目の量子化器をmビットの量子化器で構
成し、2段目の入力を1段目での1ビット量子化ノイズ
1とすると、Y2 には、Q1 と1次でノイズシェイピ
ングされたQm が現れる。Y 2 をさらに1次でノイズシ
ェイピングし、1段目の出力Y1 より減算すれば、Q 1
は除去され、出力Yには2次でノイズシェイピングされ
たmビットの量子化ノイズのみが現れる。さらに、点線
で囲んだ構成要素が存在すると仮定すると、mビットの
量子化ノイズQm をnビットA/D変換器121で再量
子化するので、図8と同じように(m+n)ビット相当
の量子化器の量子化ノイズとなっている。しかしなが
ら、非線形性Em は1次微分器125による1次のノイ
ズシェイピングにより大幅に軽減される。因みに、オー
バーサンプリング比128では、約63分の1になるこ
とが確認された。
【0035】次に、本発明の第2の実施形態のデルタシ
グマ型A/D変換器について説明する。図2は、このデ
ルタシグマ型A/D変換器のブロック構成図であり、こ
のデルタシグマ型A/D変換器は、図1に示すものにお
いて、1段目のデルタシグマループに2つの積分器10
1、105を設け、これに応じて乗算器106と加算器
107を備えた点と、1次微分器125の替わりに2次
微分器127を設けた点に特徴がある。なお、図1に示
すものと同一の符号を付した構成要素は、図1に示すも
のと同一のものである。
【0036】今、mビットD/A変換器113の非線形
ノイズをEm 、1ビットA/D変換器102の量子化ノ
イズQ1 、nビットA/D変換器121の量子化ノイズ
をQ n 、1ビットA/D変換器102の出力をY1 、m
ビットA/D変換器112の出力をY2 、増幅器122
の出力をY3 、加算器124の出力をYsum とすると、
図6に対するものの式(1)より「Y1 =Xz-2+Q1
・(1−z-12 」、、また、実施形態1のY2 、Y3
と同様に「Y2 =Q1 -1+Qm ・(1−z-1)+
m 」、「Y3 =Qm +Qn -m」となり、さらに、
「Ysum =Y2 −Y3・(1−z-1)=Q1 −Qn -m
・(1−z-1)+Em 」となるので、「Y=Y 1 -1
sum ・(1−z-12 =Xz-3+Qn -m・(1−z
-13 −Em ・(1−z-12 」となり、次式(5)が
得られる。
【0037】 Y=Xz-3+Qn -m・(1−z-13 −Em ・(1−z-12 (5) この式の第2項「Qn -m・(1−z-13 」は、nビ
ットの量子化ノイズを「1/2m 」倍しているので、見
かけ上(m+n)ビットの量子化器の量子化ノイズとな
る「Qn -m」に対して3次のノイズシェイピングをし
たもの、第3項「Em ・(1−z-12 」は、非線形ノ
イズに対して2次のノイズシェイピングをしたもので、
この実施の形態によっても、見かけ上の分解能を上げつ
つ非線形性も低減可能となり、しかも第1の実施形態よ
りも非線形ノイズを低減できる。
【0038】以上説明してきたように、第1、第2の実
施形態によれば、見かけ上の分解能を上げつつ非線形性
も低減できる。さて、nビットA/D変換器による再量
子化が有効なのはデルタシグマ変調器内に設けた量子化
器が多ビットの場合だけとは限らない。完全な線形性が
要求され、かつ、量子化ノイズの低減が必要な場合、1
ビット量子化器の量子化ノイズを抽出し、nビットA/
D変換器により再量子化する方法も考えられる。この場
合には、本発明による図1および図2のmビット量子化
器は1ビット量子化器に置き換えられる。その結果、出
力に現れる量子化ノイズは、nビット相当になり、(m
+n)ビットに比べて量子化ノイズが増加するが、完全
な線形性が保たれる。
【0039】このような場合でも、本発明は高次で安定
なノイズシェイピングを実現できるというメリットがあ
る。図8に示したシングルループ型のものにおいて、1
ビット量子化するようにした場合、3次以上のノイズシ
ェイピイングでは不安定になってしまうため、入力を減
衰させたり、入力振幅を制限することが一般的である。
【0040】このような不具合を解消するための、本発
明の第3の実施の形態について説明する。図3に示すよ
うに、このデルタシグマ型A/D変換器は、入力信号が
xで、加算器100、104、107、積分器101、
105、1ビットA/D変換器102、1ビットD/A
変換器103、乗算器106(係数2)とを含むデルタ
シグマループと、入力信号がQ1 で、加算器150、1
54、157、積分器151、155、1ビットA/D
変換器152、1ビットD/A変換器153、乗算器1
56(係数2)とを含むデルタシグマループとをカスケ
ード接続し、さらに、加算器154の出力に対してnビ
ットのA/D変換を行うnビットA/D変換器121
と、このデジタル信号を2次微分する2次微分器131
と、この微分結果と1ビットA/D変換器152の出力
(Y2 )とを加算する加算器124と、この加算結果を
2次微分する2次微分器127と、この微分結果と1ビ
ットA/D変換器102の出力(Y1 )に対して2次遅
延部130で2次遅れを与えたものとを加算する加算器
126とを有する。
【0041】このカスコード型の1ビットデルタシグマ
変調器では、3次以上のノイズシェイピングを2次以下
の安定なシングルループを縦続接続して実現するので、
入力の振幅レベルに依存せず安定である。
【0042】さて、第2実施形態のY1 と同様に「Y1
=Xz-2+Q1 ・(1−z-12 」、この式において入
力Q1 、量子化ノイズQ2 と見ると「Y2 =Q1 -2
2・(1−z-12 」、「Y3 =Q2 +Qn 」、「Y
sum =Y2 −Y3 ・(1−z -12 =Q1 -2−Qn
(1−z-12 」なので、「Y=Y1 -2−Ysum
(1−z-12 =Xz-4+Qn ・(1−z-14 」とな
るので次式(6)が得られる。
【0043】 Y=Xz-4+Qn ・(1−z-14 (6) この式(6)によれば、nビット相当の量子化ノイズQ
n は4次でノイズシェイピングされると共に、非線形成
分Em を完全に消去することができる。従って、この実
施の形態によれば、量子化ノイズを低減すると共に完全
な線形性を得られ、安定で高次のノイズシェイピングを
実現することが可能である。したがって、入力信号に対
して特別な処理を行う必要がない。
【0044】図4に第4の実施形態の構成図を示す。こ
れは図2に示すものにおいて、加算器114を取り除
き、mビットA/D変換器112の入力(Y2 −Qm
を増幅器120に入力させると共に、mビットA/D変
換器112の出力Y2 を増幅器122の出力と加算する
加算器151を備えている。
【0045】本発明においては、再量子化する最終段の
信号は量子化ノイズであるとは限らない。即ち、量子化
ノイズを必ず抽出しなければならないとは限らない。こ
の実施形態では、量子化器の入力を再量子化し、さら
に、2段目の出力Y2 と再量子化信号Y3 を加算するこ
とによっても、図2に示すものと同一の伝達関数および
効率が得られる。
【0046】これらをより詳細に説明するために、新た
に加算器124、151の出力を夫々Ysum1、Ysum2
すると、「Y1 =Xz-2+Q1 ・(1−z-12 」、
「Y2=Q1 -1+Qm ・(1−z-1)+Em 」、「Y
3 =((Y2 −Qm )・2m +Qn )2-m=Y2 −Qm
+Qn -m」となり、さらに、「Ysum2=Y2 −Y3
m −Qn -m」、「Ysum1=Y2 −Y3 ・(1−
-1)=Q1 -1+Em +Q n -m・(1−z-1)」と
なるので、「Y=Y1 -1−Ysum1・(1−z-12
Xz-3+Qn -m・(1−z-13 −Em ・(1−
-12 」となり、次式(7)が得られる。
【0047】 Y=Xz-3+Qn -m・(1−z-13 −Em ・(1−z-12 (7) この式は図2に示すものと、図2に示すものと同一の伝
達関数となっている。この実施の形態によれば、量子化
ノイズを抽出するためのアナログ回路が不要となり、実
現容易なデジタル加算器に置き換えらるという効果が得
られる。
【0048】次に、図5を参照して本発明の第5の実施
形態について説明する。本発明が適用可能なのは2段の
カスケード型デルタシグマ型A/D変換器に限られな
い。この実施の形態は、1段目が2次のシングルループ
デルタシグマ変調器、2、3段目が1次のシングルルー
プデルタシグマ変調器で構成されているものに、本発明
を適用したものである。2段目の入力は加算器104の
出力で、3段目の入力は加算器174の出力である。
【0049】今、新たに、1ビットA/D変換器172
の出力をY2 、mビットA/D変換器112の出力をY
3 、増幅器122の出力をY4 、加算器180の出力を
su m1、Y4 を1次微分器160で微分したものとY3
とを加算器124で加算した結果をYsum2とすると、
「Y1 =Xz-2+Q1 ・(1−z-12 」、「Y2 =Q
1 -1+Q2 ・(1−z-1)」、「Y3 =Q2 -1+Q
m ・(1−z-1)+Em」、「Y4 =Qm +Q
n -m」、「Ysum2=Y3 −Y4 ・(1−z-1)=Q1
-1−Qn -m・(1−z-1)+Em 」、「Ysum1=Y
2 -1−Ysum2・(1−z -1)=Q1 -2+Qn -m
(1−z-1)−Em ・(1−z-1)」となるので、「Y
=Y1 -2−Ysum1・(1−z-12 」より次式(8)
が得られる。
【0050】 Y=Xz-4+Qn -m・(1−z-14 +Em ・(1−z-13 (8) したがって、この実施形態によれば、(m+n)ビット
相当の量子化ノイズは4次でノイズシェイピングされ、
mビットD/A変換器113の非線形性は3次でノイズ
シェイピングされるので、図2や図3のものに比べて必
要帯域内における量子化ノイズ、非線形性の双方が軽減
されるという効果が得られる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、量子化器の分解能を上げつつ多ビットD/A変換時
の非線形性の影響を軽減可能なデルタシグマ型A/D変
換器を実現できる。
【0052】また、量子化器の分解能を1ビットにし再
量子化を行い高次のノイズシェイピングを用いて、非線
形性を完全に除去可能なデルタシグマ型A/D変換器を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のデルタシグマ型A
/D変換器のブロック構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のデルタシグマ型A
/D変換器のブロック構成図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態のデルタシグマ型A
/D変換器のブロック構成図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態のデルタシグマ型A
/D変換器のブロック構成図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態のデルタシグマ型A
/D変換器のブロック構成図である。
【図6】従来のデルタシグマ型A/D変換器のブロック
構成図である。
【図7】従来技術の説明図である。
【図8】従来技術の説明図である。
【図9】従来のデルタシグマ型A/D変換器のブロック
構成図である。
【図10】従来のデルタシグマ型A/D変換器のブロッ
ク構成図である。
【符号の説明】
100 加算器 101 積分器 102 1ビットA/D変換器 103 1ビットD/A変換器 104 加算器 106 乗算器 107 加算器 110 加算器 111 積分器 112 mビットA/D変換器 113 mビットD/A変換器 114 加算器 120 増幅器 121 nビットA/D変換器 122 増幅器 123 1次微分器 124 加算器 125 1次微分器 126 加算器 127 2次微分器 130 2次遅延器 131 2次微分器 150 1次遅延器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デルタシグマループを複数段カスケード
    接続したアナログデジタル変換器であって、 初段のデルタシグマループは、入力されるアナログ信号
    を1ビットの量子化信号を出力するように構成されてい
    ると共に、 最終段のデルタシグマループ内に設けられた第1の量子
    化手段の入力信号または出力信号もしくはその組み合わ
    された信号を多ビットの量子化信号にする第2の量子化
    手段を備えていることを特徴とするデルタシグマ型アナ
    ログデジタル変換器。
  2. 【請求項2】 入力されるアナログ信号をデジタル信号
    に変換するアナログデジタル変換器であって、 入力信号を積分する積分手段と、この積分手段による積
    分結果を量子化する量子化手段と、この量子化手段によ
    る量子化結果をアナログ信号に変換するデジタルアナロ
    グ変換手段と、を含みこのアナログ信号を帰還するよう
    にしたものを1段として複数段カスケード接続した第1
    の手段と、 前記第1の手段における最終段における量子化手段の入
    力信号または出力信号もしくはその組み合わされた信号
    をn(nは2以上の整数)ビットの量子化信号にする第
    2の手段と、 前記第1の手段と、前記第2の手段とからの出力信号に
    基づいて、所定のデジタル信号処理を行う信号処理手段
    と、を備え、 前記第1の手段は、 その初段の量子化手段が1ビットの量子化を行うと共
    に、その最終段の量子化手段がm(mは1以上の整数)
    ビットの量子化を行うことを特徴とするデルタシグマ型
    アナログデジタル変換器。
  3. 【請求項3】 請求項2において、さらに、 前記第1の手段における最終段の量子化手段の入力信号
    または出力信号もしくはその組み合わされた信号を2の
    べき乗倍する第1の増幅手段と、 前記第2の手段による量子化信号を2のべき乗分の1と
    する第2の増幅手段と、を備えたことを特徴とするデル
    タシグマ型アナログデジタル変換器。
  4. 【請求項4】 請求項2および3のいずれかにおいて、 前記第2の手段は、 前記第1の手段における最終段の量子化手段の入力信号
    と出力信号とから量子化ノイズを抽出し、抽出した量子
    化ノイズを量子化することを特徴とするデルタシグマ型
    アナログデジタル変換器。
  5. 【請求項5】 請求項2および3のいずれかにおいて、 前記第2の手段は、 前記第1の手段における最終段の量子化手段の入力信号
    を量子化し、前記量子化手段の出力信号と加減算するこ
    とを特徴とするデルタシグマ型アナログデジタル変換
    器。
JP10109468A 1998-04-20 1998-04-20 デルタシグマ型アナログデジタル変換器 Pending JPH11308110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10109468A JPH11308110A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 デルタシグマ型アナログデジタル変換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10109468A JPH11308110A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 デルタシグマ型アナログデジタル変換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11308110A true JPH11308110A (ja) 1999-11-05

Family

ID=14511005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10109468A Pending JPH11308110A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 デルタシグマ型アナログデジタル変換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11308110A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6300890B1 (en) 2000-06-01 2001-10-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Delta-sigma modulator and AD converter
US7009539B2 (en) 2003-03-11 2006-03-07 Renesas Technology Corp. Modulator providing only quantization error component to delta sigma modulator
JP2015528655A (ja) * 2012-08-09 2015-09-28 イノバシオネス・ミクロエレクトロニカス・ソシエダッド・リミターダ・(アナフォーカス)Innovaciones Microelectronicas S.L.(Anafocus) 高速画像センサのための二段のアナログデジタル変換器
JP2020088563A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 ルネサスエレクトロニクス株式会社 Ad変換装置及びそれを備えたミリ波レーダシステム

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04229722A (ja) * 1990-04-23 1992-08-19 General Electric Co <Ge> 過サンプリング変換器
JPH04263518A (ja) * 1991-02-18 1992-09-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> A/d変換回路
JPH04290313A (ja) * 1990-11-01 1992-10-14 General Electric Co <Ge> 過剰標本化変換器
JPH05259919A (ja) * 1992-03-13 1993-10-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd A/d変換装置
JPH0653836A (ja) * 1992-07-31 1994-02-25 Sony Corp アナログデイジタル変換回路
JPH06120836A (ja) * 1992-10-06 1994-04-28 Yokogawa Electric Corp マルチビットσδa/d変換器
JPH06237176A (ja) * 1990-04-06 1994-08-23 General Electric Co <Ge> 三次シグマ−デルタ・アナログ−デジタル変換器回路網
JPH0666139U (ja) * 1993-02-15 1994-09-16 横河電機株式会社 マルチビットσδa/d変換器
JPH0786951A (ja) * 1993-08-26 1995-03-31 Advanced Micro Devices Inc 3つのシグマ−デルタ変調器をカスケード接続するための方法およびシグマ−デルタ変調器システム
JPH07193506A (ja) * 1993-11-03 1995-07-28 Advanced Micro Devices Inc 3つのシグマ−デルタ変調器をカスケード接続する方法、およびシグマ−デルタ変調器システム
JPH07202707A (ja) * 1993-12-21 1995-08-04 Advanced Micro Devices Inc 2つのシグマ−デルタ変調器をカスケード接続する方法およびシグマ−デルタ変調器システム
WO1996041422A1 (fr) * 1995-06-07 1996-12-19 Asahi Kasei Microsystems Co., Ltd. Modulateur delta-sigma

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06237176A (ja) * 1990-04-06 1994-08-23 General Electric Co <Ge> 三次シグマ−デルタ・アナログ−デジタル変換器回路網
JPH04229722A (ja) * 1990-04-23 1992-08-19 General Electric Co <Ge> 過サンプリング変換器
JPH04290313A (ja) * 1990-11-01 1992-10-14 General Electric Co <Ge> 過剰標本化変換器
JPH04263518A (ja) * 1991-02-18 1992-09-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> A/d変換回路
JPH05259919A (ja) * 1992-03-13 1993-10-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd A/d変換装置
JPH0653836A (ja) * 1992-07-31 1994-02-25 Sony Corp アナログデイジタル変換回路
JPH06120836A (ja) * 1992-10-06 1994-04-28 Yokogawa Electric Corp マルチビットσδa/d変換器
JPH0666139U (ja) * 1993-02-15 1994-09-16 横河電機株式会社 マルチビットσδa/d変換器
JPH0786951A (ja) * 1993-08-26 1995-03-31 Advanced Micro Devices Inc 3つのシグマ−デルタ変調器をカスケード接続するための方法およびシグマ−デルタ変調器システム
JPH07193506A (ja) * 1993-11-03 1995-07-28 Advanced Micro Devices Inc 3つのシグマ−デルタ変調器をカスケード接続する方法、およびシグマ−デルタ変調器システム
JPH07202707A (ja) * 1993-12-21 1995-08-04 Advanced Micro Devices Inc 2つのシグマ−デルタ変調器をカスケード接続する方法およびシグマ−デルタ変調器システム
WO1996041422A1 (fr) * 1995-06-07 1996-12-19 Asahi Kasei Microsystems Co., Ltd. Modulateur delta-sigma

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
TODD L.BROOKS,DAVID H.ROBERTSON,DANIEL F.KELLY,ANTHONY DEL MURO,STEPHEN W.HARSTON: "A Cascaded Sigma-Delta Pipeline A/D Converter with 1.25MHz Signal Mandwidth and 89 dB SNR", IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, vol. 32, no. 12, JPNX006016738, December 1997 (1997-12-01), pages 1896 - 1906, ISSN: 0000730558 *

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6300890B1 (en) 2000-06-01 2001-10-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Delta-sigma modulator and AD converter
US7009539B2 (en) 2003-03-11 2006-03-07 Renesas Technology Corp. Modulator providing only quantization error component to delta sigma modulator
JP2015528655A (ja) * 2012-08-09 2015-09-28 イノバシオネス・ミクロエレクトロニカス・ソシエダッド・リミターダ・(アナフォーカス)Innovaciones Microelectronicas S.L.(Anafocus) 高速画像センサのための二段のアナログデジタル変換器
US9554072B2 (en) 2012-08-09 2017-01-24 Innovaciones Microelectrónicas S.L. Two-stage analog-to-digital converter for high-speed image sensor
JP2020088563A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 ルネサスエレクトロニクス株式会社 Ad変換装置及びそれを備えたミリ波レーダシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5369403A (en) Dual quantization oversampling digital-to-analog converter
US5061928A (en) System and method of scaling error signals of caseload second order modulators
US5414424A (en) Fourth-order cascaded sigma-delta modulator
US5424739A (en) Device and method for digitally shaping the quantization noise of an N-bit digital signal, such as for digital-to-analog conversion
US7808415B1 (en) Sigma-delta modulator including truncation and applications thereof
JP3705098B2 (ja) マルチビットデルタシグマad変換器
US7522079B1 (en) Sigma-delta modulator with DAC resolution less than ADC resolution and increased tolerance of non-ideal integrators
US7432841B1 (en) Delta-sigma analog-to-digital converter with pipelined multi-bit quantization
Pavan Excess loop delay compensation in continuous-time delta-sigma modulators
JP3830924B2 (ja) 縦続型デルタシグマ変調器
US6940438B2 (en) Method and circuit for reducing quantizer input/output swing in a sigma-delta modulator
US8427350B2 (en) Sigma-delta modulator
JP3290314B2 (ja) 3つのシグマ−デルタ変調器をカスケード接続する方法、およびシグマ−デルタ変調器システム
JP3785361B2 (ja) Δςモジュレータ、a/dコンバータおよびd/aコンバータ
US5629701A (en) Cascaded Nth order (N&gt;2) feedforward sigma-delta modulators
KR19980029429A (ko) 오디오용 델타-시그마 변조기
JP4530119B2 (ja) ディジタルδςモジュレータおよびそれを用いたd/aコンバータ
JP4141865B2 (ja) モジュレータ
JP3362718B2 (ja) マルチビット−デルタシグマad変換器
JPH11308110A (ja) デルタシグマ型アナログデジタル変換器
KR102037610B1 (ko) Sar 양자화기를 사용하는 델타 시그마 adc
Rezapour et al. Digital noise coupled MASH delta-sigma modulator
JPH04129334A (ja) ディジタル・シグマデルタ変調器
JP3420134B2 (ja) D/a変換システムとd/a変換方法
JP2004080430A (ja) Δς変換回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060418