JPH11304715A - パターン欠陥検査装置及びレーザ顕微鏡 - Google Patents

パターン欠陥検査装置及びレーザ顕微鏡

Info

Publication number
JPH11304715A
JPH11304715A JP10619198A JP10619198A JPH11304715A JP H11304715 A JPH11304715 A JP H11304715A JP 10619198 A JP10619198 A JP 10619198A JP 10619198 A JP10619198 A JP 10619198A JP H11304715 A JPH11304715 A JP H11304715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
light
transmitted
objective lens
photodetector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10619198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3978528B2 (ja
Inventor
Haruhiko Kususe
治彦 楠瀬
Makoto Yonezawa
米澤  良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lasertec Corp
Original Assignee
Lasertec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lasertec Corp filed Critical Lasertec Corp
Priority to JP10619198A priority Critical patent/JP3978528B2/ja
Publication of JPH11304715A publication Critical patent/JPH11304715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3978528B2 publication Critical patent/JP3978528B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い解像度で欠陥検査でき、しかもコントラ
ストが高く微細欠陥も正確に検出できる欠陥検査装置を
提供する。 【解決手段】 光源から発生した検査ビームを第1の対
物レンズ(8)により集束して検査すべき試料(9)に
投射する。試料(9)を透過したビームをミラー(1
5)に垂直に入射させ、再び試料(9)に向けて反射す
る。ミラー(15)で反射した検査ビームは光路を逆行
し、第2の対物レンズ(12)により再び集束して試料
(9)に投射する。試料を2回透過した光ビームをピン
ホールを有する光検出器に入射させ、光検出器の出力信
号に基づいて欠陥検出を行う。このようにダブルパス方
式を利用することにより、一層高い解像度及びコントラ
ストを得ることができる。この結果、微細な透明欠陥も
正確に検出でき、しかもハーフトーン型の位相シフトマ
スクについても欠陥検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトマスク、液
晶パネル、カラーフィルタのような複数のパターンが透
明基板に形成されている試料の欠陥を検査するのに好適
な透過型欠陥検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、LSIの製造においては、透明ガ
ラス基板上に金属クロムの遮光パターンが形成されたフ
ォトマスクを用い、投影光学系によりフォトマスクの像
がウエハ上に縮小投影されている。従って、LSIの製
造の歩留りを改善するためフォトマスクの欠陥を正確に
検出できる欠陥検査装置の開発が強く要請されている。
従来のフォトマスクの欠陥検査装置おいては、透過型顕
微鏡の原理を用い、検査すべき試料の下側から集光レン
ズを介して試料に照明光を投射し、試料からの透過光を
対物レンズを経てCCDカメラのような画像検出器によ
り撮像し、画像の振幅情報を利用して欠陥が検出されて
いた。
【0003】一方、LSIの線幅の微細化に伴い、その
製造に用いられるフォトマスクとしてハーフトーン型の
位相シフトマスクのような、振幅だけでなく振幅と位相
の両方によりパターンを規定するフォトマスクが実用化
されており、これらフォトマスクについても一層正確に
欠陥検査できる検査装置の開発が強く要請されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】LSIの線幅の微細化
に伴い、フォトマスクのパターンも一層微細化してお
り、パターンサイズの微細化に応じてより微細な欠陥を
正確に検出できることが要請されている。この課題を達
成するためには欠陥検査装置の横方向の分解能を一層高
くする必要がある。しかしながら、従来の透過型欠陥検
査装置では、一層良好な性能の光学素子を用いても分解
能を高くするには限界がある。
【0005】また、フォトマスクの欠陥として、例えば
レジストの滓のような透明異物や半透明異物の付着によ
る欠陥も多く存在する。しかしながら、従来の透過型欠
陥検査装置はこのような透明欠陥に対する感度が低いた
め、本来検出されるべき欠陥を検出できない不具合も指
摘されている。
【0006】また、ハーフトーン型位相シフトマスクの
遮光パターンの透過率は、実際にパターンをウエハ上に
投影する際の投影波長において約10%程度に設定され
ているが、欠陥検査を行う際の検査波長における透過率
は約50%である。従って、遮光パターンが形成されて
いる部分と形成されていない部分との間の透過光量比が
小さいため検出される画像のコントラストが低く、検査
精度に関して難点があった。
【0007】さらに、パターンの微細化に伴い、チイッ
プサイズが増大する傾向にあり、欠陥検査すべき領域が
一層拡大している。従って、検査速度すなわちスループ
ットを一層高くすることも重要な課題になっている。
【0008】本発明の目的は、一層高い横方向分解能を
達成できると共に透明欠陥も正確に検出でき、しかも検
出感度が一層改善された透過型欠陥検査装置を提供する
ことにある。
【0009】さらに、本発明の目的は、一層高い横方向
分解能を達成できると共に一層高いスループットを達成
できる透過型欠陥検査装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるパターン欠
陥検査装置は、光ビームを放出する光源装置と、光源装
置からの光ビームを第1の方向に偏向するビーム偏向装
置と、偏向された光ビームを集束して検査すべき試料に
投射する第1の対物レンズと、検査すべき試料を支持す
る試料ステージと、前記試料を透過した光ビームを前記
試料に向けて反射するミラーと、このミラーからの光ビ
ームを再び集束して試料に投射する第2の対物レンズ
と、試料を透過した光を受光する光検出器と、この光検
出器からの出力信号を処理して欠陥検出信号を発生する
欠陥検出回路と、前記試料ステージを前記第1の方向と
直交する第2の方向に駆動するステージ駆動装置とを具
え、前記第2の対物レンズから出射し試料を透過した透
過光を前記第1の対物レンズ及びビーム偏向装置を介し
て光検出器に入射させることを特徴とする。
【0011】本発明では、検査すべき試料を透過した透
過光をミラーにより反射して再度試料に向けて投射し、
試料を2回透過した光を光検出器に入射させるダブルパ
ス方式を採用する。このように、集束した検査ビームが
試料を2回透過することにより、点像関数の4乗特性が
得られるため、横方向の分解能を一層高くすることがで
きる。この結果、欠陥検査すべきパターンの微細化に対
応した分解能を得ることができる。さらに、検査ビーム
が試料の同一の部分を2回透過するので、コントラスト
が一層増大し、ハーントーン型の位相シフトマスクのよ
うな検査波長域における透過率が比較的高い遮光パター
ンが用いられている試料でも正確に欠陥検査することが
できる。さらに、例えばレジスト膜の滓の付着のような
透明欠陥についても、検査ビームは透明欠陥を2回通過
するので、透明欠陥により回折し又は散乱する光が増大
する。このような光は光路外に出射して光学系の瞳に入
らないため、最終的に光検出器に入射せず、この結果透
明欠陥が存在する部分は周囲よりも暗く検出されること
になる。従って、従来の欠陥検査装置では検出できなか
った透明欠陥も明瞭に検出することができる。
【0012】本発明による透過型欠陥検査装置の好適例
は、前記第2の対物レンズとミラーとの間に1/4波長
板を配置し、光源装置とビーム偏向装置との間に偏光ビ
ームスプリッタを配置し、光源装置から放出された検査
ビームが偏光ビームスプリッタを透過し試料を2回透過
した光は偏光ビームスプリッタにより反射するように構
成したことを特徴とする。試料を2回透過した光の強度
と遮光パターンで反射した光の強度が接近している場
合、遮光パターンの形成部分と形成されていない部分と
の識別が困難になるおそれがある。このため、本例で
は、偏光を利用して試料からの透過光だけを光検出器に
入射させる。本例では、試料を透過した光は位相板であ
る1/4波長板を2回透過するので、その偏光面が90
°回転して試料から出射するので、偏光ビームスプリッ
タにより反射する。これに対して、試料表面で反射した
光は1/4波長板を通過しないので、光源から出射した
検査ビームと同一の偏光状態を維持し、偏光ビームスプ
リッタを透過する。この結果、検査すべき試料を2回透
過した光だけを光検出器に入射させることができる。こ
のように構成すれば、試料からの反射光による情報は全
て除去され、試料からの透過光による情報だけを検出す
ることができる。この結果、例えば遮光パターンの膜厚
が不均一な場合、特に膜厚が規定の厚さよりも薄い場合
欠陥として検出することができる。
【0013】本発明によるパターン欠陥検査装置の別の
実施例は、前記光検出器が、共焦点光学系を構成するピ
ンホール開口を有することを特徴とする。欠陥検査装置
の光学系が共焦点光学系を構成すれば、光検出器にフレ
アが入射するのを一層有効に防止することができるの
で、欠陥により回折され又は散乱した光が光検出器に入
射するのを一層有効に防止され、欠陥の存在を一層明瞭
に検出することができる。
【0014】本発明による透過型欠陥検査装置は、第1
の方向に沿って整列した複数の光ビームを放出する光源
装置と、これら複数の光ビームを集束して検査すべき試
料に投射する第1の対物レンズと、検査すべき試料を支
持する試料ステージと、前記試料を透過した複数の光ビ
ームを前記試料に向けて反射するミラーと、このミラー
からの複数の光ビームを再び集束して試料に投射する第
2の対物レンズと、この第2の対物レンズと前記ミラー
との間に配置した1/4波長板と、前記光源装置と第1
の対物レンズとの間に配置され、光源装置からの光ビー
ムを透過し試料を2回透過した光ビームを反射する偏光
ビームスプリッタと、前記第1の方向と対応する方向に
配列された複数の光検出素子を有し、各光検出素子が前
記試料を透過した各透過光ビームをそれぞれ受光する光
検出素子アレイと、前記試料ステージを第1の方向と直
交する第2の方向に駆動するステージ駆動装置と、前記
光検出素子アレイからの出力信号に基づいて欠陥検出信
号を発生する欠陥検出回路とを具えることを特徴とす
る。このように構成すれば、検査すべき試料は同時に複
数の光ビームで走査されることになり、検査速度が一層
速くなり、スループットを大幅に高くすることができ
る。尚、光源装置と試料との間の光路中にズームレンズ
を配置することにより、光ビーム間のピッチを調整する
ことができるので、検査すべき試料のパターンが周期性
を有する場合、検査ビーム間のピッチをパターンの周期
に一致させることができる。
【0015】本発明による透過型欠陥検査装置は、第1
の方向に沿って整列した複数の光ビームを放出する光源
装置と、これら複数の光ビームを第1の方向と直交する
第2の方向に偏向するビーム偏向装置と、前記複数の光
ビームを集束して検査すべき試料に投射する第1の対物
レンズと、検査すべき試料を支持する試料ステージと、
前記試料を透過した複数の光ビームを前記試料に向けて
反射するミラーと、このミラーからの複数の光ビームを
再び集束して試料に投射する第2の対物レンズと、この
第2の対物レンズと前記ミラーとの間に配置した1/4
波長板と、前記光源装置とビーム偏向装置との間に配置
され、光源装置からの光ビームを透過し試料を2回透過
した光ビームを反射する偏光ビームスプリッタと、前記
第1の方向と対応する方向に配列された複数の光検出素
子を有し、各光検出素子が前記試料を透過した各透過光
ビームをそれぞれ受光する光検出素子アレイと、この光
検出素子アレイからの出力信号に基づいて欠陥検出信号
を発生する欠陥検出回路とを具え、前記第2の対物レン
ズから試料を透過した光ビームを第1の対物レンズ、ビ
ーム偏向装置及び偏光ビームスプリッタを介して光検出
素子アレイに入射させることを特徴とする。本例では、
複数の光ビームをその配列方向と直交する方向にスキャ
ンすることにより、試料を2次元的に走査する。尚、ビ
ーム偏向装置を介して光検出素子アレイに入射する試料
からの透過光はビーム偏向装置によりデスキャンされる
ので、光検出素子アレイ上では静止した状態に維持され
ることになる。従って、偏光ビームスプリッタと光検出
素子アレイとの間にズームレンズを配置することによ
り、試料からの各透過ビームを光各光検出素子にそれぞ
れ入射させることができる。
【0016】本発明による透過型欠陥検査装置の好適実
施例は、前記光検出素子アレイを複数のフォトダイオー
ドを有するフォトダイオードアレイで構成し、各フォト
ダイオードからの出力信号を並列に出力させ、各出力信
号同士を比較することにより欠陥を検出することを特徴
とする。この場合、リアルタイムで欠陥検査を行うこと
ができ、スループットが大幅に向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるパターン欠陥
検査装置の一例の構成を示す線図である。レーザ光源1
から検査ビームを放出する。この検査ビームは偏光ビー
ムスプリッタ2を透過してビーム偏向装置であるポリゴ
ンスキャナ3に入射する。ビーム偏向装置として、振動
ミラー、ガルバノミラー等の種々のビーム偏向装置を用
いることができる。ポリゴンスキャナ3は検査ビームを
第1の方向(紙面内)に所定の周波数で周期的に偏向す
る。検査ビームは、さらにリレーレンズ4、高速ポジシ
ョナ5、リレーレンズ6、及びダイクロイックミラー7
を経て第1の対物レンズ系8に入射する。この第1の対
物レンズ系8は検査ビームを集束して検査すべき試料9
に投射する。試料9は、X−Y駆動機構を有する試料ス
テージ10上に載置し、欠陥検査中第1の方向と直交す
る第2の方向に周期的に移動させる。従って、試料9は
集束した検査ビームにより2次元的に走査されることに
なる。
【0018】本例において、検査すべき試料は透明なガ
ラス基板上に金属クロムの遮光パターンが形成されてい
るフォトマスクとする。フォトマスクに入射した光のう
ち遮光パターンが形成されている部分に入射した光は試
料表面で反射し、パターンが形成されていない部分に入
射した光は透過する。フォトマスクを透過した光は、板
厚補正素子11、第2の対物レンズ12、1/4波長板
13、及びリレーレンズ14を経て全反射ミラー15に
垂直に入射する。ミラー15に入射した透過光は同一の
光路を逆行し、再びリレーレンズ14、1/4波長板1
3、第2の対物レンズ系12、及び板厚補正素子11を
経て試料9に入射する。第2の対物レンズ系12は第1
の対物レンズ系8とほぼ同一の焦点位置を有し、ミラー
15で反射した光を集束して試料9に投射する。尚、検
査すべき試料の透明基板の厚さが異なる場合あるため、
板厚補正素子11を配置して第1の対物レンズ系と第2
の対物レンズ系の焦点位置をほぼ一致させる。尚、例え
ば、0.1mm程度の透明基板の厚さのバラツキは、対
物レンズ系のレンズ素子間の距離を調整して収差を低減
することができる。
【0019】このように、検査ビームが試料を2回透過
するダブルパス方式を利用することにより分解能は大幅
に増大する。すなわち、検査すべきパターンはフィルタ
とみなすことができるので、ダブルパス方式により横方
向の分解能に関して点像関数の2乗にパターン関数の2
乗を掛け合わせた特性が得られ、解像度は約2倍に増大
する。この場合、通常の共焦点顕微鏡解像度は点像関数
の2乗特性であるから、本発明により解像度は相当増大
することになる。さらに、検査ビームが試料の同一部分
を2回透過するので、コントラストが増大し、ハーフト
ーン型位相シフトマスクのような遮光パターンの透過率
が大きな試料であって特に投影光の波長における透過率
と検査ビームの波長にける透過率とが相違するような試
料でもパターンの欠陥を正確に検査することができる。
【0020】第2の対物レンズ系12を出射し、再び試
料9を透過した光は第1の対物レンズ系8により集光さ
れる。この透過ビームは1/4波長板13を2回通過し
ているので、その偏光面は試料に入射する検査ビームの
偏光面に対して90°回転している。一方、試料9の遮
光パターンにより反射し第1の対物レンズ8により集光
される反射ビームは1/4波長板を通過していないの
で、その偏光面は試料に入射する検査ビームと同一であ
る。
【0021】これら試料からの透過光及び反射光は第2
の対物レンズにより集光され、ダイクロイックミラー7
に入射し、その一部は反射して自動焦点光学装置16に
入射し、オートフォーカス用の信号が取り出される。こ
の自動焦点光学装置16は、例えば非点収差素子を有す
る所謂ダフルフォーカルト法のような既知の自動焦点装
置を用いることができ、その詳細な説明は省略する。こ
の自動焦点光学装置16からの出力信号に基づいて形成
された駆動信号により、試料ステージ10を対物レンズ
の光軸に移動制御して検査中常時検査ビームを試料表面
に合焦させることができる。
【0022】ダイクロイックミラー7を透過した光は高
速ポジショナ5に入射する。この高速ポジショナ5は、
2個の平行平面板を有し、これらの平行平面板をを回動
させることにより光ビームを試料のX及びY方向に変位
させることができ、従って例えば検査すべきフォトマス
クのダイがX又はY方向に変位している場合、光ビーム
を高速で変位させることができる。
【0023】高速ポジショナ5を出射した光ビームはリ
レーレンズ4を経てポリゴンスキャナ3に入射してデス
キャンされる。ポリゴンスキャナからの出射ビームは偏
光ビームスプリッタ2に入射する。この偏光ビームスプ
リッタ2に入射する光のうち、フォトマスクの表面から
の反射光はレーザ光源からの光ビームと同一の偏光面を
有しているから透過し、フォトマスクからの透過光は偏
光面が90°回転しているので反射する。従って、フォ
トマスクからの反射と透過光は、この偏光ビームスプリ
ッタ2により分離され、透過光を検査光学系に入射させ
ることができる。
【0024】偏光ビームスプリッタ2により分離された
試料からの透過光は、リレーレンズ17を通過し、光検
出器18の前面に配置したピンホール19を経て光検出
器18に入射する。この光検出器18は、例えばフォト
ダイオードで構成することができる。光検出器に入射す
る光ビームはポリゴンスキャナ3によりデスキャンされ
ているので、光検出器上では常時静止した状態で入射す
ることになる。このように、光検出器18の前面にピン
ホールを配置することにより、共焦点光学系が構成さ
れ、フレヤが除去され、解像度を一層高くすることがで
きる。
【0025】光検出器18からの出力信号は欠陥検出回
路20に供給する。図2は欠陥検出回路20の一例の構
成を示す回路図である。光検出器であるフォトダイオー
ド18からの出力信号をA/D変換器21に供給してデ
ィジタル信号に変換してからメモリ22に供給し、予め
定めた時間経過してから順次出力する。そして、D/A
変換器に供給してアナログ信号に変換して差動増幅器2
4の一方の入力端子に供給する。また、フォトダイオー
ド18の出力信号も差動増幅器24の他方の端子に直接
供給する。A/D変換器21、メモリ22及びD/A変
換器23は遅延回路を構成するものとし、その遅延時間
は例えば検査すべきパターンの周期性を考慮して設定す
ることができ、本例ではポリゴンスキャナ3の1ライン
周期とする。従って、本例では互いに隣接する走査ライ
ン毎に比較されることになる。差動増幅器24の出力信
号は比較回路25の一方の入力端子に供給し、その他方
の入力端子には基準電圧発生器26からの所定の基準電
圧を供給し、差動増幅器24からの出力が基準電圧を超
えるか否かを比較する。そして、基準電圧を超える場合
欠陥検出信号を発生し、欠陥が存在していると判定す
る。尚、この欠陥検出回路は種々の型式のものを用いる
ことができ、例えば検査すべきフォトマスク全体につい
ての基準値をメモリに記憶しておき、光検出器の出力信
号をメモリに記憶した基準値と直接比較することができ
る。また、検査すべき1個のダイ又はチイップのデータ
をメモリに記憶しておき、このデータと比較して欠陥検
出信号を発生させることもできる。
【0026】図3はミラー15の変形例を示す。上述し
た実施例では、ミラー15として全面が反射性のミラー
を用いたが、本例では反射面が全面ではなく、ポリゴン
スキャナ3のビーム走査方向に延在する線状の反射面1
5aが形成されているミラーを用いる。この場合、試料
9を透過した形成ビームは、線状のミラー面15a上に
沿って周期的に移動し、線状のミラー面に入射した光だ
けがミラー15により反射され再び試料9に入射するこ
とになる。このように構成すれば、フレヤが一層大幅に
除去され、コンフォーカリティを一層増強することがで
きる。
【0027】さらに、本例では、ダイクロイックミラー
7と第1の対物レンズ8との間の光路中に1/4波長板
を挿脱自在に配置することができる。この場合、この1
/4波長板が光路から除去されている場合試料9を2回
透過した透過光だけが光検出器18に入射する。一方、
1/4波長板が光路中に配置されると、試料からの透過
光は偏光ビームスプリッタ2を透過し光検出器18に入
射せず、試料9の表面で反射した反射光だけが偏光ビー
ムスプリッタ2で反射し光検出器18に入射する。この
ように構成すれば、1/4波長板を挿脱するだけで反射
モード検査と透過モード検査とを切り換えることができ
る。
【0028】図1に示す欠陥検査装置は、光検出器18
から出力信号をクロック信号により一定の周波数でサン
プリングして映像信号を発生させ、ポリゴンスキャナ3
による走査を主走査と、ステージ10をスキャン方向と
直交する方向に移動させることによりレーザ顕微鏡を構
成することができる。従って、前述した1/4波長板を
挿脱自在に光路中に配置することにより試料の透過像及
び反射像を選択的に撮像することができる。
【0029】図4は本発明による透過型欠陥検査装置の
構成を示す。尚、図1で用いた構成要素と同一の構成要
素には同一符号を付して説明する。本例では、マルチビ
ーム照明方式を利用してスループットを大幅に改善す
る。レーザ光源1から発生したレーザビームを回折格子
30に入射させ、第1の方向すなわち紙面と直交する方
向に整列した複数の光ビームに変換する。これら複数の
光ビームは第1及び第2のリレーレンズ31及び32を
経て偏光ビームスプリッタ2に入射し、この偏光ビーム
スプリッタ2を透過してポリゴンスキャナ3に入射す
る。ポリゴンスキャナ3は、入射した複数の光ビームを
第1の方向と直交する第2の方向(紙面内方向)に所定
の周波数で周期的に偏向する。ポリゴンスキャナ3で反
射した複数の光ビームは第3のリレーレンズ4、高速ポ
ジショナ5、第4のリレーレンズ6及びイクロイックミ
ラー7を経て第1の対物レンズ8に入射する。第1の対
物レンズ8は、入射した複数の光ビームを微小スポット
状に集束して欠陥検査すべき試料9に投射する。従っ
て、試料9上には複数の微小な光スポットが第1の方向
と対応する方向に沿ってライン状に形成される。
【0030】試料9を透過した透過光は、板厚補正素子
11、第2の対物レンズ12、1/4波長板13及びリ
レーレンズ14を経てミラー15に垂直に入射する。ミ
ラーに入射した複数の透過ビームは、光路を逆行し、再
びリレーレンズ14及び1/4波長板14を経て第2の
対物レンズ13に入射し、再び微小スポット状に集束さ
れ、板厚補正素子11を透過して試料9に入射する。
【0031】試料9を2回透過した光及び試料の表面で
反射した光は第1の対物レンズにより集光され、光路を
逆光してポリゴンスキャナ3に入射する。そして、ポリ
ゴンスキャナ3によりデスキャンされて偏光ビームスプ
リッタ2に入射する。ここで、試料9の表面で反射した
反射光は、1/4波長板を通過していないので、レーザ
光源から出射した光と同一の偏光状態にあり、一方試料
を2回透過した光は1/4波長板を2回通過しているの
で、その偏光面は光源からの出射ビームの偏光面に対し
て90°回転している。この結果、試料からの反射光は
偏光ビームスプリッタ2を透過し、試料からの透過光は
偏光ビームスプリッタで反射し、試料からの反射光と透
過光とが互いに分離される。
【0032】偏光ビームスプリッタ2で反射した試料か
らの複数の透過ビームはリレーレンズ17を経て光検出
器33に入射する。ここで、光検出器33に入射する光
ビームは、ポリゴンスキャナによりデスキャンされてい
るので、光検出器33に対して静止した状態で入射す
る。本例では、光検出器33は、複数の光ファイバと複
数のフォトダイオードとの組合せにより構成する。複数
の光ファイバの入射端をライン状に配列し、各光ファイ
バの出射端にはフォトダイオードをそれぞれ光学的に結
合する。従って、この光検出器は、複数の受光素子がラ
イン状に配列されたリニァイメージセンサと考えること
ができる。ライン状に配列された複数の光ファイバの入
射端は第1の方向に対応する方向に配置する。従って、
試料からの複数の透過ビームはそれぞれ対応する光ファ
イバに入射し、各フォトダイオードにそれぞれ入射し、
電気信号に変換されて並列に出力される。このように構
成することにより、共焦点光学系が構成されると共に、
フォトダイオードアレイは任意の位置に配置できるの
で、光学系の設計の自由度が増大する。尚、試料9と光
検出器33との間の光路に配置したいずれかのリレーレ
ンズをズームレンズで構成し、ズームレンズの倍率を調
整することにより、試料からの複数の透過ビームのピッ
チを光ファイバアレイのピッチに整合させることができ
る。本例では、リレーレンズ17をズームレンズで構成
し、その倍率を調整して試料からの各透過ビームをそれ
ぞれ対応する光ファイバに入射させる。
【0033】光検出器33からの出力信号を並列に出力
して電流−電圧変換増幅器アレイ34にそれぞれ供給
し、電圧信号に変換された各信号を比較回路35に供給
する。比較回路35において、各光検出素子からの出力
信号を比較し、例えば隣接する光検出素子間の出力信号
同士を比較して欠陥検出信号を発生する。尚、欠陥検出
は、隣接する素子からの出力信号を比較するだけでな
く、1個おき又は2おき等の素子間の出力信号同士を比
較することもできる。このように構成すれば、試料が同
時に複数の光ビームで走査されると共に、光検出器から
の出力信号を同時に並列に出力して欠陥検出を行うこと
ができるので、欠陥検査時間が大幅に短縮し、スループ
ットを大幅に改善することができる。
【0034】尚、本例では、ビーム偏向装置3と第1の
対物レンズ8との間に第2の1/4波長板36を光路に
対して挿脱自在に配置して、試料からの透過光による欠
陥検査と反射光による欠陥検査とを自由に切り換えられ
るように構成する。第2の1/4波長板36が光路から
除外されている場合、上述したように、試料からの透過
光だけが光検出器に入射し、透過型の欠陥検査が行われ
る。一方、第2の1/4波長板36を光路中に挿入する
と、試料からの反射光はその偏光面がレーザ光源から出
射した光に対して90°回転し、偏光ビームスプリッタ
2で反射する。これに対して、試料からの透過光は2個
の1/4波長板をそれぞれ2回通過するので、その偏光
面はレーザ光源から出射した光の偏光面と一致し、偏光
ビームスプリッタ2を透過する。この結果、試料からの
反射光だけが偏光ビームスプリッタ2により反射され光
検出器に入射し、反射光による反射型の欠陥検査が行わ
れることになる。このように、本例の欠陥検査装置は、
第2の1/4波長板の光路への挿入を切り換えるだけ
で、透過型と反射型とを容易に切り換えることができ、
欠陥検査装置の機能が大幅に増大する。尚、第2の1/
4波長板は、偏光ビームスプリッタ2と試料9との間の
いずれの位置にも配置することができる。
【0035】光源装置から発生する複数の光ビーム間の
ピッチは、用いる回折格子の条件により規定されるが、
欠陥検査すべき試料の特性に応じて検査ビーム間のピッ
チを自在に設定することを希望する場合も多い。特に、
試料に形成されている検査すべきパターンが周期性を有
する場合、光源装置から発生する複数の検査ビームのピ
ッチをパターンのピッチに整合させて欠陥検査すること
を望む場合がある。このような要求に適合させるため、
光源装置と第1の対物レンズとの間にズームレンズ系を
配置し、その倍率を調整することにより検査ビームのピ
ッチを検査すべきパターンのピッチに整合させることが
できる。このように構成すれば、各検査ビームが各パタ
ーンの同一の部分を走査するので、光検出器からの出力
信号を互いに比較するだけで欠陥の存在を見出すことが
できる。
【0036】さらに、本例では、ビーム偏向装置である
ポリゴンスキャナ3と第1の対物レンズ8との間に、ノ
マルスキープリズム37を光路に挿入可能に配置する。
このノマルスキープリズムは第1の対物レンズと共に差
分干渉光学系を構成する。従って、第2の1/4波長板
36を光路中に配置した反射型の検査モードにおいて、
ノマルスキープリズム37も光路中に配置すると、所定
量だけ横ずらしされた像と横ずらしされていない像とが
合成された差分干渉画像が形成される。この差分干渉画
像を形成することにより、試料に存在する位相情報、例
えば位相シフトマスクの位相シフタの形成の有無や表面
の高さの差による干渉情報を電気信号として取り出すこ
とができ、位相シフトマスクの検査に有用である。ま
た、透過モードにおいて、ノルマルスキープリズムを光
路中に配置することにより透過光の位相差による干渉情
報を得ることができる。
【0037】図4に示す欠陥検査装置の光学系を利用し
て反射モードと透過モードとの間で切り換え可能なレー
ザ顕微鏡を構成することも可能である。レーザ顕微鏡と
して構成する場合、光検出器33を各素子に蓄積された
電荷を順次読み出して映像信号を発生するリニアイメー
ジセンサで構成する。この場合、1/4波長板36を光
路に挿入又は取り出すだけで反射モードと透過モードと
を切り換えることができる。従って、1個の光検出器を
用いるだけで試料の透過像及び反射像の両方を撮像する
ことができる。
【0038】図5は本発明による欠陥検査装置の光学系
を利用したレーザ顕微鏡の構成を示す。本例では、図1
に示す欠陥検査装置の光学系を利用して試料の反射像及
び透過像を同時に撮像することができ、又は光路を切り
換えることにより反射像又は透過像のいずれをも撮像す
ることができるレーザ顕微鏡について説明する。尚、図
1で用いた構成要素と同一の構成要素には同一符号を付
して説明する。レーザ光源1から発生したレーザ光、例
えばP偏光したレーザ光は、第1の偏光ビームスプリッ
タ40を透過し、1/2波長板41及びファラディロー
テータ42を経て第2の偏光ビームスプリッタ43に入
射する。1/2波長板41を透過したレーザ光はファラ
ディローテータ42により元の偏光状態の光すなわちP
偏光した光に変換されるので、第2の偏光ビームスプリ
ッタ43を第1の偏光ビームスプリッタと同一の偏光面
に設定することにより、入射したレーザ光は第2の偏光
ビームスプリッタ43を透過する。この透過光はポリゴ
ンスキャナ3により周期的に1方向に偏向され、第1の
対物レンズ8を経て試料9に入射する。そして、試料9
の表面で一部のレーザ光が反射し、残りのレーザ光は試
料を透過する。試料9を透過したレーザ光は1/4波長
板13を経てミラー15で反射し、再び1/4波長板1
3を透過した試料9に入射し、再び試料を透過する。試
料9の表面で反射した反射光及び試料9を2回透過した
透過光は同一の逆行し、ポリゴンスキャナ3によりデス
キャンされ、第2の偏光ビームスプリッタ43に入射す
る。
【0039】試料9を2回透過した透過光は1/4波長
板13を2回透過しているから、試料への入射光に対し
て偏光面が90°回転しており、従って偏光ビームスプ
リッタ43で反射する。偏光ビームスプタッタ43で反
射した試料からの反射光はリレーレンズ17及びピンホ
ール18を経て第1の光検出器44に入射する。第1の
光検出器44は、蓄積された電荷を駆動回路(図示せ
ず)からの駆動信号に基づいて順次読み出して映像信号
を発生する。従って、試料9の反射像が形成されること
になる。
【0040】一方、試料9の表面で反射した反射光は偏
光面が回転していないので、偏光ビームスプタッタ43
を透過する。そして、ファラディローテータ42及び1
/2波長板41を通過して第1の偏光ビームスプリッタ
40に入射する。ファラディローテータ42及び1/2
波長板41を通過することにより、試料からの反射光は
偏光面が90°回転しているので、この反射光は第1の
偏光ビームスプリッタ40で反射する。そして、リレー
レンズ45及びピンホール46を経て第2の光検出器4
7に入射する。第2の光検出器47は、蓄積された電荷
を駆動回路(図示せず)からの駆動信号に基づいて順次
読み出して映像信号を発生する。従って、試料9の透過
像が形成されることになる。このように構成すれば、試
料の反射像及び透過像の両方を同時に撮像することがで
きる。
【0041】尚、上述した実施例では、第2のビームス
プリッタ40を偏光ビームスプリッタで構成したが、入
射する光のうち一部の光を反射し残りの光を透過するニ
ュートラル形のビームスプリッタで構成することもでき
る。この場合、偏光変換光学系として機能する1/2波
長板41及びファラディローテータ42は不要である。
【0042】図5に示すレーザ顕微鏡は、試料からの反
射像及び透過像を同時に撮像することができるので、こ
れらの反射光及び透過光を利用して欠陥検査装置として
も用いることができる。すなわち、第1及び第2の光検
出器44及び47の出力信号を信号処理回路に供給し、
例えばこれらの信号の極性を互いに反転しレベル調整を
行ってから加算することにより試料に形成されたパター
ンの欠陥を検出することができる。例えば、試料の表面
にレジストのかすが残存している場合、光検出器44に
入射する試料からの反射光の光量が低下するため、加算
された出力信号のレベルが基準のレベルよりも低下し、
欠陥の存在を検出することができる。また、遮光パター
ンの膜厚が基準値よりも薄い場合透過光のレベルが基準
値よりも高くなり、この結果加算された出力信号のレベ
ルが基準レベルよりも上昇し、同様に欠陥の存在を検出
することができる。勿論、上述した欠陥検査に加えて、
試料からの反射光だけによる欠陥検査及び透過光だけに
よる欠陥検査も併せて同時に行うことができる。従っ
て、本例の場合3種類の欠陥検査を行うことができる。
さらに、本例においても、図4に示す実施例と同様にノ
マルスキープリズムを光路中に配置して差分干渉像を形
成し、表面の高さの差による欠陥情報や透過光の位相差
による欠陥情報を得ることもできる。従って、本例の欠
陥検査装置は1個の検査装置で多種多様な欠陥検査を行
うことができる利点が達成される。
【0043】本発明は上述した実施例だけに限定され
ず、種々の変形や変更が可能である。例えば、上述した
図5に示したパターン欠陥検査装置及びレーザ顕微鏡は
1本のレーザビームで試料を走査する構成としたが、勿
論図4に示すように複数本のレーザビームを用いて試料
を走査することもでき、この場合光検出器を複数の受光
素子を有する光検出器で構成し、試料からの反射光又は
透過光が対応する受光素子に入射するように構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による欠陥検査装置の一例の構成を示す
線図である。
【図2】欠陥検査回路の一例の構成を示す回路図であ
る。
【図3】ミラーの変形例を示す線図である。
【図4】本発明による欠陥検査装置の変形例を示す線図
である。
【図5】本発明によるレーザ顕微鏡の一例を示す線図で
ある。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 偏光ビームスプリッタ 3 ビーム偏向装置 4 4、6、14、17、31、32 リレーレンズ 5 高速ポジショナ 7 ダイクロイックミラー 8 第1の対物レンズ 9 試料 10 試料ステージ 11 板厚補正素子 12 第2の対物レンズ 13、36 1/4波長板 15 ミラー 18 光検出器 19 ピンホール 20 欠陥検出回路 30 回折格子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本発明では、検査すべき試料を透過した透
過光をミラーにより反射して再度試料に向けて投射し、
試料を2回透過した光を光検出器に入射させるダブルパ
ス方式を採用する。検査ビームが試料の同一の部分を2
回透過するので、コントラストが一層増大し、ハーフト
ーン型の位相シフトマスクのような検査波長域における
透過率が比較的高い遮光パターンが用いられている試料
でも正確に欠陥検査することができる。さらに、例えば
レジスト膜の滓の付着のような透明欠陥についても、検
査ビームは透明欠陥を2回通過するので、透明欠陥によ
り回折し又は散乱する光が増大する。このような光は光
路外に出射して光学系の瞳に入らないため、最終的に光
検出器に入射せず、この結果透明欠陥が存在する部分は
周囲よりも暗く検出されることになる。従って、従来の
欠陥検査装置では検出できなかった透明欠陥も明瞭に検
出することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】このように、検査ビームが試料を2回透過
するダブルパス方式を利用することにより検査ビームが
試料の同一部分を2回透過するので、コントラストが増
大し、ハーフトーン型位相シフトマスクのような遮光パ
ターンの透過率が大きな試料であって特に投影光の波長
における透過率と検査ビームの波長における透過率とが
相違するような試料でもパターンの欠陥を正確に検査す
ることができる。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板に形成されたパターンの欠陥を
    検査するパターン欠陥検査装置であって、光ビームを放
    出する光源装置と、光源装置からの光ビームを第1の方
    向に偏向するビーム偏向装置と、偏向された光ビームを
    集束して検査すべき試料に投射する第1の対物レンズ
    と、検査すべき試料を支持する試料ステージと、前記試
    料を透過した光ビームを前記試料に向けて反射するミラ
    ーと、このミラーからの光ビームを再び集束して試料に
    投射する第2の対物レンズと、試料を透過した光を受光
    する光検出器と、この光検出器からの出力信号を処理し
    て欠陥検出信号を発生する欠陥検出回路と、前記試料ス
    テージを少なくとも前記第1の方向と直交する第2の方
    向に駆動するステージ駆動装置とを具え、前記第2の対
    物レンズから出射し試料を透過した透過光を前記第1の
    対物レンズ及びビーム偏向装置を介して光検出器に入射
    させることを特徴とするパターン欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 第1の偏光状態の光ビームを放出するレ
    ーザ光源と、レーザ光源からの光ビームを第1の方向に
    偏向するビーム偏向装置と、偏向された光ビームを集束
    して検査すべき試料に投射する第1の対物レンズと、検
    査すべき試料を支持する試料ステージと、前記試料ステ
    ージを前記第1の方向と直交する第2の方向に駆動する
    ステージ駆動装置と、前記試料を透過した光ビームを前
    記試料に向けて反射するミラーと、このミラーからの光
    ビームを再び集束して試料に投射する第2の対物レンズ
    と、前記ミラーと試料との間に配置され、2回通過した
    光の偏光状態を第1の偏光状態から第2の偏光状態に変
    換する1/4波長板と、試料からの光を受光する光検出
    器と、前記第1の対物レンズと光検出器との間に配置さ
    れ、第1の偏光状態の光を透過させ第2の偏光状態の光
    を反射する偏光ビームスプリッタと、前記光検出器から
    の出力信号を処理して欠陥検出信号を発生する欠陥検出
    回路と、を具え、前記第2の対物レンズから出射し試料
    を透過した透過光を前記第1の対物レンズ、ビーム偏向
    装置及び偏光ビームスプリッタを介して光検出器に入射
    させることを特徴とするパターン欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】 前記光検出器が、共焦点光学系を構成す
    るピンホール開口を有することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の光学式欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】 前記偏光ビームスプリッタと試料との間
    に1/4波長板を挿脱自在に配置し、試料からの反射光
    又は透過光を選択的に光検出器に入射させるように構成
    したことを特徴とする請求項2又は3に記載のパターン
    欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の対物レンズと第2の対物レン
    ズとの間に、検査すべき試料の透明基板の厚さを補正す
    る光学素子を配置したことを特徴とする請求項4に記載
    の光学式欠陥検査装置。
  6. 【請求項6】 前記ミラーが線状の反射面を有し、この
    線状反射面の方向を、試料を透過した光ビームの走査方
    向に一致させたことを特徴とする請求項4に記載のパタ
    ーン欠陥検査装置。
  7. 【請求項7】 透明基板に形成されたパターンの欠陥を
    検査するパターン欠陥検査装置であって、第1の方向に
    沿って整列した複数の光ビームを放出する光源装置と、
    これら複数の光ビームを集束して検査すべき試料に投射
    する第1の対物レンズと、検査すべき試料を支持する試
    料ステージと、前記試料ステージを第1の方向と直交す
    る第2の方向に駆動するステージ駆動装置と、前記試料
    を透過した複数の光ビームを前記試料に向けて反射する
    ミラーと、このミラーからの複数の光ビームを再び集束
    して試料に投射する第2の対物レンズと、前記第1の方
    向と対応する方向に配列された複数の光検出素子を有
    し、各光検出素子が前記試料を透過した各透過光ビーム
    をそれぞれ受光する光検出素子アレイと、前記光検出素
    子アレイからの出力信号に基づいて欠陥検出信号を発生
    する欠陥検出回路とを具えることを特徴とするパターン
    欠陥検査装置。
  8. 【請求項8】 第1の方向に沿って整列した複数の光ビ
    ームを放出するレーザ光源と、これら複数の光ビームを
    第1の方向と直交する第2の方向に偏向するビーム偏向
    装置と、前記複数の光ビームを集束して検査すべき試料
    に投射する第1の対物レンズと、検査すべき試料を支持
    する試料ステージと、前記試料を透過した複数の光ビー
    ムを前記試料に向けて反射するミラーと、このミラーか
    らの複数の光ビームを再び集束して試料に投射する第2
    の対物レンズと、前記レーザ光源とビーム偏向装置との
    間の光路中に配置したビームスプリッタと、前記第1の
    方向と対応する方向に配列された複数の光検出素子を有
    し、各光検出素子が前記試料を透過した各透過光ビーム
    をそれぞれ受光する光検出素子アレイと、この光検出素
    子アレイからの出力信号に基づいて欠陥検出信号を発生
    する欠陥検出回路とを具え、前記第2の対物レンズから
    試料を透過した光ビームを第1の対物レンズ及びビーム
    偏向装置を介して光検出素子アレイに入射させることを
    特徴とするパターン欠陥検査装置。
  9. 【請求項9】 前記ビームスプリッタを偏光ビームスプ
    リッタで構成し、さらに前記ミラーと試料との間に1/
    4波長板を配置し、前記試料を2回通過した透過光だけ
    を光検出素子アレイに入射させることを特徴とする請求
    項8に記載のパターン欠陥検査装置。
  10. 【請求項10】 前記ビームスプタッタと第1の対物レ
    ンズとの間の光路中に1/4波長板を挿脱自在に配置
    し、試料で反射した光又は試料を2回透過した光を前記
    光検出素子アレイに選択的に入射させるように構成した
    ことを特徴とする請求項9に記載のパターン欠陥検査装
    置。
  11. 【請求項11】 前記光検出素子アレイを複数のフォト
    ダイオードを有するフォトダイオードアレイで構成し、
    各フォトダイオードからの出力信号を並列に出力させ、
    各出力信号同士を比較することにより欠陥を検出するこ
    とを特徴とする請求項7から9までのいずれか1項に記
    載のパターン欠陥検査装置。
  12. 【請求項12】 前記光検出素子アレイと第1の対物レ
    ンズとの間にリレーレンズを配置し、このリレーレンズ
    をズームレンズで構成し、このズームレンズの倍率を調
    整することにより試料からの光ビームが対応する光検出
    素子に入射するように構成したことを特徴とする請求項
    8に記載のパターン欠陥検査装置。
  13. 【請求項13】 前記ビーム偏向装置と第1の対物レン
    ズとの間の光路中にノマルスキープリズムを挿脱自在に
    配置したことを特徴とする請求項8に記載のパターン欠
    陥検査装置。
  14. 【請求項14】 第1の偏光状態の光ビームを放出する
    レーザ光源と、レーザ光源からの光ビームを第1の方向
    に偏向するビーム偏向装置と、偏向された光ビームを集
    束して検査すべき試料に投射する第1の対物レンズと、
    検査すべき試料を支持する試料ステージと、前記試料ス
    テージを少なくとも前記第1の方向と直交する第2の方
    向に駆動するステージ駆動装置と、前記試料を透過した
    光ビームを前記試料に向けて反射するミラーと、このミ
    ラーからの光ビームを再び集束して試料に投射する第2
    の対物レンズと、前記ミラーと試料との間に配置され、
    2回通過した光の偏光状態を第1の偏光状態から第2の
    偏光状態に変換する1/4波長板と、前記レーザ光源と
    ビーム偏向装置との間の光路中に配置され、前記第1の
    偏光状態の光を透過し第2の偏光状態の光を反射する第
    1の偏光ビームスプリッタと、前記レーザ光源とビーム
    偏向装置との間の光路中に配置され、前記試料を2回透
    過し、前記ビーム偏向装置及び第1の偏光ビームスプリ
    ッタを経て入射する試料からの透過光を受光する第1の
    光検出器と、前記試料で反射し、前記ビーム偏向装置及
    び第2の偏光ビームスプリッタを経て入射する試料から
    の反射光を受光する第2の光検出器と、前記第1及び第
    2の光検出器からの出力信号を処理して欠陥検出信号を
    発生する欠陥検出回路とを具えることを特徴とするパタ
    ーン欠陥検査装置。
  15. 【請求項15】 前記第2のビームスプリッタを前記第
    1の偏光状態の光を透過し第2の偏光状態の光を反射す
    る第2の偏光ビームスプリッタで構成し、この偏光ビー
    ムスプリッタと前記ビーム偏向装置との間の光路中に前
    記試料からの反射光の偏光状態を第1の偏光状態から第
    2の偏光状態に変換する偏光変換光学系を配置し、前記
    試料からの反射光を前記偏光ビームスプリッタを経て第
    2の光検出器に入射させることを特徴とする請求項14
    に記載のパターン欠陥検査装置。
  16. 【請求項16】 前記偏光変換光学系を、1/2波長板
    とファラディローテイタで構成したことを特徴とする請
    求項14に記載のパターン欠陥検査装置。
  17. 【請求項17】 前記第2のビームスプリッタを、入射
    光の一部を反射し残りの光を透過するニュートラル形の
    ビームスプリッタで構成したことを特徴とする請求項1
    4に記載のパターン欠陥検査装置。
  18. 【請求項18】 第1の方向に沿って整列した複数の光
    ビームを放出するレーザ光源と、これら複数の光ビーム
    を第1の方向と直交する第2の方向に偏向するビーム偏
    向装置と、前記複数の光ビームを集束して検査すべき試
    料に投射する第1の対物レンズと、検査すべき試料を支
    持する試料ステージと、前記試料を透過した複数の光ビ
    ームを前記試料に向けて反射するミラーと、このミラー
    からの複数の光ビームを再び集束して試料に投射する第
    2の対物レンズと、前記第1の方向と対応する方向に配
    列された複数の光検出素子を有し、各光検出素子が前記
    試料を透過した各透過光ビームをそれぞれ受光する光検
    出素子アレイと、この光検出素子アレイからの出力信号
    に基づいて映像信号を形成する信号処理回路と、前記レ
    ーザ光源とビーム偏向装置との間に配置され、レーザ光
    源からの光ビームと試料からの光ビームとを分離するビ
    ームスプリッタとを具え、前記第2の対物レンズから試
    料を透過した光ビームを第1の対物レンズ、ビーム偏向
    装置及びビームスプリッタを介して光検出素子アレイに
    入射させることを特徴とするレーザ顕微鏡。
  19. 【請求項19】 前記ミラーと第2の対物レンズとの間
    の光路中に1/4波長板を配置し、前記ビームスプリッ
    タを偏光ビームスプリッタとしたことを特徴とする請求
    項18に記載のレーザ顕微鏡。
  20. 【請求項20】 前記ビーム偏向装置と第1の対物レン
    ズとの間の光路中に別の1/4波長板を挿脱自在に配置
    し、試料の透過像又は反射像を選択的に撮像できるよう
    に構成したことを特徴とする請求項19に記載のレーザ
    顕微鏡。
JP10619198A 1998-04-16 1998-04-16 パターン欠陥検査装置及びレーザ顕微鏡 Expired - Fee Related JP3978528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10619198A JP3978528B2 (ja) 1998-04-16 1998-04-16 パターン欠陥検査装置及びレーザ顕微鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10619198A JP3978528B2 (ja) 1998-04-16 1998-04-16 パターン欠陥検査装置及びレーザ顕微鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11304715A true JPH11304715A (ja) 1999-11-05
JP3978528B2 JP3978528B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=14427309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10619198A Expired - Fee Related JP3978528B2 (ja) 1998-04-16 1998-04-16 パターン欠陥検査装置及びレーザ顕微鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3978528B2 (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040329A (ja) * 2000-07-25 2002-02-06 Lasertec Corp コンフォーカル顕微鏡
JP2002112964A (ja) * 2000-10-10 2002-04-16 Topcon Corp 眼光学特性測定装置
JP2002372682A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Mitsubishi Electric Corp 走査型露光装置
JP2003057180A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Yokogawa Electric Corp 蛍光画像計測装置
JP2003107670A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Toshiba Corp 欠陥検査装置
JP2006343595A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 共焦点型検査装置
JP2008002843A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Nec Corp パターン形状の欠陥検出方法及び検出装置
JP2008249921A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Advanced Mask Inspection Technology Kk レチクル欠陥検査装置およびレチクル欠陥検査方法
JP2008268041A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Lasertec Corp 欠陥検査装置
JP2009258192A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Olympus Corp 走査型レーザ顕微鏡
JP2010048813A (ja) * 2002-03-22 2010-03-04 Applied Materials Israel Ltd 移動レンズマルチビームスキャナを備えたウェハ欠陥検出システム
JP2010256113A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタの外観検査方法及び外観検査装置
JP2011118108A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Olympus Corp レーザ共焦点顕微鏡、及び、試料表面検出方法
JP2012220388A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Lasertec Corp 検査装置及び欠陥検査方法
JP2014048300A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光学装置
JP2015064569A (ja) * 2013-08-26 2015-04-09 株式会社ニューフレアテクノロジー 撮像装置、検査装置および検査方法
EP2930550A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-14 Rosemount Aerospace Inc. Window contamination sensor for optical detection systems
JP2015200645A (ja) * 2014-04-04 2015-11-12 株式会社ニューフレアテクノロジー 撮像装置、検査装置および検査方法
WO2017094495A1 (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 浜松ホトニクス株式会社 検査装置及び検査方法
CN107356560A (zh) * 2017-07-20 2017-11-17 复旦大学 全反射式斜入射光反射差扫描成像装置及其使用方法
JP2018124065A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 株式会社ディスコ 検査装置
US10359370B2 (en) 2014-05-14 2019-07-23 Nuflare Technology, Inc. Template substrate for use in adjusting focus offset for defect detection

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040329A (ja) * 2000-07-25 2002-02-06 Lasertec Corp コンフォーカル顕微鏡
JP2002112964A (ja) * 2000-10-10 2002-04-16 Topcon Corp 眼光学特性測定装置
JP4606560B2 (ja) * 2000-10-10 2011-01-05 株式会社トプコン 眼光学特性測定装置
JP2002372682A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Mitsubishi Electric Corp 走査型露光装置
JP2003057180A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Yokogawa Electric Corp 蛍光画像計測装置
JP2003107670A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Toshiba Corp 欠陥検査装置
JP2010048813A (ja) * 2002-03-22 2010-03-04 Applied Materials Israel Ltd 移動レンズマルチビームスキャナを備えたウェハ欠陥検出システム
JP2010060563A (ja) * 2002-03-22 2010-03-18 Applied Materials Israel Ltd 移動レンズマルチビームスキャナを備えたウェハ欠陥検出システム
JP2006343595A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 共焦点型検査装置
JP2008002843A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Nec Corp パターン形状の欠陥検出方法及び検出装置
JP2008249921A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Advanced Mask Inspection Technology Kk レチクル欠陥検査装置およびレチクル欠陥検査方法
JP2008268041A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Lasertec Corp 欠陥検査装置
JP2009258192A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Olympus Corp 走査型レーザ顕微鏡
JP2010256113A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタの外観検査方法及び外観検査装置
JP2011118108A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Olympus Corp レーザ共焦点顕微鏡、及び、試料表面検出方法
JP2012220388A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Lasertec Corp 検査装置及び欠陥検査方法
JP2014048300A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光学装置
JP2015064569A (ja) * 2013-08-26 2015-04-09 株式会社ニューフレアテクノロジー 撮像装置、検査装置および検査方法
JP2015200645A (ja) * 2014-04-04 2015-11-12 株式会社ニューフレアテクノロジー 撮像装置、検査装置および検査方法
EP2930550A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-14 Rosemount Aerospace Inc. Window contamination sensor for optical detection systems
US10359370B2 (en) 2014-05-14 2019-07-23 Nuflare Technology, Inc. Template substrate for use in adjusting focus offset for defect detection
WO2017094495A1 (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 浜松ホトニクス株式会社 検査装置及び検査方法
US10564126B2 (en) 2015-12-03 2020-02-18 Hamamatsu Photonics K.K. Optical polarization inspection device and method
US10976284B2 (en) 2015-12-03 2021-04-13 Hamamatsu Photonics K.K. Inspection device and inspection method
JP2018124065A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 株式会社ディスコ 検査装置
CN107356560A (zh) * 2017-07-20 2017-11-17 复旦大学 全反射式斜入射光反射差扫描成像装置及其使用方法
CN107356560B (zh) * 2017-07-20 2023-11-24 复旦大学 全反射式斜入射光反射差扫描成像装置及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3978528B2 (ja) 2007-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3978528B2 (ja) パターン欠陥検査装置及びレーザ顕微鏡
US9970883B2 (en) Multi-spot scanning collection optics
KR101120219B1 (ko) 이동 렌즈 다중-빔 스캐너를 갖는 웨이퍼 결함 검출 시스템
KR101223881B1 (ko) 이미지 형성 방법 및 이미지 형성 장치
KR920007196B1 (ko) 이물질 검출방법 및 그 장치
JP5268061B2 (ja) 基板検査装置
JP6031731B2 (ja) 検査装置及びオートフォーカス方法
JP4543141B2 (ja) 欠陥検査装置
KR19980033101A (ko) 고정밀 패턴 검사 방법 및 장치
JP2012068201A (ja) 欠陥検査方法及び検査装置
JP2006090728A (ja) 光検査方法及び光検査装置並びに光検査システム
JPH1097053A (ja) パターン欠陥検査装置
JP3453128B2 (ja) 光学式走査装置及び欠陥検出装置
JP3282790B2 (ja) 位相シフトマスクの欠陥検査装置
JP5321166B2 (ja) 焦点位置制御方法及び焦点位置制御装置
JP2539182B2 (ja) 半導体ウエハ上の異物検査方法
JP4654408B2 (ja) 検査装置、検査方法及びパターン基板の製造方法
US20080100830A1 (en) System and method for inspecting an object using an acousto-optic device
JP2004226939A (ja) 欠陥検査装置、欠陥検査方法並びにこれを用いた半導体デバイスの製造方法
JPH05118957A (ja) 投影光学系の検査方法
JPH0961366A (ja) 微分干渉顕微鏡及び該顕微鏡を用いた欠陥検査装置
JPH09281401A (ja) 物体検査装置
US6538795B2 (en) Optical reticle substrate inspection apparatus and beam scanning method of the same
JPH09243920A (ja) 走査型光学顕微鏡
JP4273246B2 (ja) フォトマスクの欠陥検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050405

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070418

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees