JPH11300220A - 精米方法及び精米設備 - Google Patents

精米方法及び精米設備

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JPH11300220A
JPH11300220A JP11444998A JP11444998A JPH11300220A JP H11300220 A JPH11300220 A JP H11300220A JP 11444998 A JP11444998 A JP 11444998A JP 11444998 A JP11444998 A JP 11444998A JP H11300220 A JPH11300220 A JP H11300220A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精白度に応じて良好な研米を行う精米方法お
よび精米装置の提供を技術的課題とする。 【解決手段】 任意に設定した精白度に玄米を精白して
精白米を得る精米過程と、精白米に加湿しながら攪拌研
磨する研米過程とを備える精米方法であって、前記精米
過程において設定した精白度に応じて前記研米過程にお
ける精白米への加湿量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】玄米を精白する精米装置と、
この精米装置により精米された米粒の表面を研磨する研
米装置とからなり、精米装置に連動させて研米装置を制
御する精米方法とその設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から玄米を精白する精米装置は周知
の技術として広く利用されている。またこの精米装置を
手軽に自由な時間帯で利用できるようにした賃搗精米設
備として、使用者が持ち込んだ米の搗き量に応じて硬貨
を投入して使用するコイン投入式精米設備(以下「コイ
ン精米」という。)が登場して久しい。
【0003】このコイン精米には更に石抜き装置を設け
て品質の向上を図ったもの、籾摺り装置を設けて利便性
を向上させたもの、あるいは500円硬貨も使用可能に
して10円単位で支払いを可能にしたものなどが開発さ
れている。
【0004】一方、精白された米粒に水分を添加しなが
ら攪拌摩擦を加えて表面を研磨する研米装置も周知の技
術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のコイ
ン精米に研米装置を設ければ、洗米の回数が大幅に省け
る洗米省力型の精白米(濁度90〜100P.P.M)
が提供できるようになる。
【0006】精白された米粒を比較的多量の水で洗米し
て得られる無洗米(濁度70〜80P.P.M)の場
合、洗米装置の他、乾燥用の設備が必要となるなど設備
費が膨大となることからコイン精米方式の設備として提
供しても初期コストの回収さえも難しいものとなる。し
かし、研米装置であれば無洗米の設備に比較してコスト
も低くその回収も可能であるだけでなく、これまでのコ
イン精米の利用料金に多少の金額を上乗せした程度で使
用料金が設定できるため、洗米省力型の精白米が安価に
提供できるようになる。
【0007】しかしながら、コイン精米では利用者の好
みにより精米の精白度を、例えば5分、7分、白米及び
上白米搗き程度に選択可能にしてあり、これらを一律に
同じ条件で研米装置に投入すると、例えば、上白米は効
率よく研米されるが、5分、7分搗きの精白米に対して
は残留する糠分への加湿量が不足するため研米効果が低
く、利用者が満足する研米が行われない。
【0008】以上のことから、どのような精白度の米粒
であっても、精白度に応じた研米ができる機能を備えた
精米方法および精米装置の提供を技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決する手段として、請求項1の精米方法は、任意に設定
した精白度に玄米を精白して精白米を得る精米過程と、
精白米に加湿しながら攪拌研磨する研米過程とを備える
精米方法であって、前記精米過程において設定した精白
度に応じて前記研米過程における精白米への加湿量を制
御するものである。よって、研米過程の精白米は、該精
白米に残留する糠分の全表面が加湿されながら撹拌研磨
がされる。
【0010】請求項2の精米方法は、請求項1の加湿量
を0.2%〜3%の範囲で制御するものである。よっ
て、良好な研米を確実に行うことができる。
【0011】請求項3の精米設備は、多孔壁面からなる
筒壁の内部に精白転子を設けた精米装置と、多孔壁面か
らなる筒壁の内部に複数の突脈を有する中空状転子と該
中空状転子の前記突脈に隣接して加湿射風孔とを備えた
研米装置と、前記精米装置の負荷と排出抵抗とにより精
白度を制御すると共に精白度を複数段階に設定可能にし
た精米制御装置と、前記研米装置の加湿射風孔への加湿
供給量を制御する加湿制御装置と、を備え、前記精米制
御装置により設定される精白度の段階に応じて前記加湿
制御装置の加湿量を制御するものである。よって、精米
制御装置により設定される精白度の段階に応じて加湿制
御装置の加湿量を制御するため、研米装置での精白米
は、該精白米に残留する糠分の全表面が加湿されながら
撹拌研磨がされる。
【0012】請求項4の精米設備は、請求項3の加湿制
御装置の加湿量を0.2%〜3%の範囲に制御するもの
である。よって、良好な研米を確実に行うことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を示
す。
【0014】図1は、本発明の精米設備1を示すブロッ
ク図である。精米設備1には、精米装置2と研米装置3
とが設けられている。精米装置2には、該精米装置2の
転子を回転させるモータ2aが設けられている。前記モ
ータ2aは、ON・OFF制御部2cと負荷電流検出部
2bとを介して電源2dへ電気的に接続されている。前
記研米装置3には、該研米装置3の転子を回転させるモ
ータ3aが設けられている。前記モータ3aにも同じよ
うに、ON・OFF制御部3cと負荷電流検出部3bと
を介して電源3dが電気的に接続されている。前記研米
装置3には、該研米装置3の精白米に加湿する加湿装置
4が設けられている。加湿装置4は、水タンク4aと調
整バルブ4bと空気圧縮装置4cとから構成され、調整
バルブ4bに水タンク4aと空気圧縮装置4cとがそれ
ぞれ導管を介して接続されている。加湿量の制御は、調
整バルブ4bに接続した研米制御装置6(後述する)に
よって行われる。加湿ミストは、調整バルブ4bから転
子の主軸の内部を通って精白室内に供給される。
【0015】前記精米装置1には、精米制御装置5が設
けられ、前記ON・OFF制御部2c、負荷電流検出部
2b、及び精米装置2の精白米排出部の近傍の抵抗制御
部2eのそれぞれへ電気的に接続されている。そして、
前記精米制御装置5には、玄米の精白度、例えば、5分
搗き、7分搗き、白米搗き及び上白米搗きの何れかの選
択と、炊飯前の洗米が1回程度でよい洗米省力型の簡易
洗米(濁度が約100P.P.M)または普通白米(濁
度が約120〜130P.P.M)を選択する入力部7
が電気的に接続されている。
【0016】更に精米装置1には、前記精米制御装置5
と電気的に接続した研米制御装置6が設けられ、前記O
N・OFF制御部3c、負荷電流検出部3b、研米装置
3の精白米排出部の近傍の抵抗制御部3e及び調整バル
ブ4bへそれぞれ電気的に接続されている。
【0017】前記精米装置2の精白米排出部と前記研米
装置3とは、精白米を搬送する搬送路9で接続されてお
り、該搬送路9の間には、前記普通白米の選択時には精
白米を機外へ、また、前記簡易洗米の選択時には研米装
置3の供給ホッパー3fに精白米を供給させる切換弁8
が設けられている。該切換弁8は、前記精米制御装置5
によって作動が制御される。
【0018】次に、前記精米設備1の作動について説明
する。
【0019】前記入力部7で簡易洗米と精白度とを選択
する。その後、前記精米制御装置5は、精米装置2から
排出される精白米が研米装置3の供給ホッパー3fに搬
送されるように切換弁8を切り換える。また、普通精米
を選択した場合は、切換弁8を切り換えて精白米が機外
に排出されるようにする。前記精米制御装置5は、前記
負荷電流検出部2bが検出した電流値が各精白度に応じ
た電流値となるように精米装置2の抵抗制御部2eの抵
抗の制御を行う。このようにして玄米は、精米装置2に
おいて所定の精白米に精白される。
【0020】前記研米制御装置6は、前記負荷電流検出
部3bが検出する電流値が各精白度に応じた電流値とな
るように研米装置3の抵抗制御部3eの抵抗を制御す
る。一方、研米制御装置6は、選択された精白度に応
じ、研米装置3内部の精白米を加湿する量を前記調整バ
ルブ4bに信号を送って調整を行う。研米装置3におい
て、精白米に加湿する量は、選択される精白度が低いほ
ど加湿する量を多くするようにし、精米装置2に供給さ
れる玄米の重量または研米装置3に供給される精白米の
重量に対して0.2%〜3%の範囲であることが好まし
い。この加湿量に関し、0.2%以下では良好な研米を
行うことができず、また、3%以上では添加する加湿量
が多く、精白米の品質を低下させることになる。
【0021】このように、精白度に応じた加湿量とする
ことにより、精白米に残留する糠分の全表面が加湿され
る。そして、精白米は撹拌研磨、すなわち、精白米が互
いにこすり合い、精白米表面の凹凸がなくなるととも
に、精白米表面に磨きがかかることになる。よって、ど
のような精白度の精白米でも良好な研米が行われ、得ら
れる精白米は、前で述べた、洗米省力型の簡易洗米(濁
度が約100P.P.M)で、かつ利用者が選択した精
白度に仕上がる。
【0022】前記研米装置3では、精白米表面の凹凸が
なくなることによって精白が少し進むことになるため、
この精白度の進行を考慮し、精米装置2では利用者が選
択した精白度よりも少し低い精白度で精白するようにし
てもよい。
【0023】
【実施例】次に、本発明の具体的な第1実施例を図2を
参照にしながら説明する。この実施例では、前記搬送路
9に設けた前記切換弁8を省略しているため、簡易洗米
を得る洗米設備として説明する。
【0024】図2は、精米設備1の全体を示しており、
精米装置2と研米装置3とが左右に隣接して設置してい
る。前記精米装置2の内部には多孔壁面からなる筒壁1
1の内部に精白転子10が設けられ、筒壁11と精白転
子10との間の空間部は玄米が精白される精白室10a
になっている。また、筒壁11の下方には漏斗風路19
が設けられている。前記精白転子10の主軸にはプーリ
ーが備えられ、動力伝達ベルトを介してモータ2aが接
続されている。そして、モータ2aは負荷電流検出部2
bとON・OFF制御部2cとを介して電源2dへ電気
的に接続されている。
【0025】前記研米装置3の内部には、多孔壁面から
なる筒壁13が設けられ、該筒壁13の内部には複数の
突脈14と該突脈14に隣接した加湿射風孔15とを有
する中空状転子12が設けられている。そして、前記筒
壁13と中空状転子12との間の空間部は、精白米が研
米される精白室12aになっている。更に、中空状転子
12の内部には導管主軸20が設けられ、精白米を加湿
するミストを噴射させる複数の細孔が設けられている。
また、前記導管主軸20にはプーリが備えられ、動力伝
達ベルトを介してモータ3aが接続されている。該モー
タ3aは、負荷電流検出部3bとON・OFF制御部3
cとを介して電源3dへ電気的に接続されている。
【0026】前記研米装置3の精白米を加湿する加湿装
置としては、水タンク4aと空気圧縮装置4cとがそれ
ぞれ導管を介して調整バルブ4bに接続され、該調整バ
ルブ4bには加湿量を調整する研米制御装置6(後述す
る)が接続された構成となっている。前記研米装置3の
導管主軸20の端部には、前記調整バルブ4bが接続さ
れている。
【0027】前記精米装置2と研米装置3との間には揚
穀機3bを設け、前記精米装置2から排出される精白米
が研米装置3の供給ホッパー3fに搬送されるように構
成されている。前記精米装置2と研米装置3の各精白室
10a,12aの各排出口21,22には、抵抗部2
3,24が設けられている。該各抵抗部23,24に
は、それぞれ前記抵抗制御部2e,3eが接続されてい
る。
【0028】抵抗制御部2e,3eについて図3を参照
しながら説明する。前記抵抗制御部2eと抵抗制御部3
eとは同一であるため、ここでは抵抗制御部2eだけの
説明とする。抵抗制御部2eには、外枠25で覆われた
内部にモータ26が設けられ、該モータの主軸27の先
端にピニオン28が装着されている。そして、該ピニオ
ン28に歯合するラックが設けられたラック体29が上
下動可能に設けられている。前記抵抗部23は、精白室
10aの精白米排出口21を塞ぐ抵抗板30と該抵抗板
30に接続された作用棒31とから構成されており、該
作用棒31には回道軸32が設けられている。前記作用
棒31の端部付近とラック体29の端部とはスプリング
33によって接続し、ラック体29が下方に移動すると
前記抵抗板30が排出口21を塞ぐ圧力が増すようにな
っている。
【0029】前記抵抗制御部2eには精米制御装置5が
電気的に接続され、該精米制御装置5にはこの他、前記
ON・OFF制御部2c、負荷電流検出部2b、入力部
7及び研米制御装置6が電気的に接続されている。ま
た、研米制御装置6には、抵抗制御部3eの他、前記O
N・OFF制御部3cと負荷電流検出部3bとが電気的
に接続されている。
【0030】次に精米設備1の作動について説明する。
【0031】前記入力部7で簡易洗米と精白度とを選択
する。前記精米制御装置5は、前記ON・OFF制御部
2cに信号を送りモータ2aに通電させる。前記負荷電
流検出部2bは、モータ2aに流れる電流値を検出して
前記精米制御装置5に送る。前記精米制御装置5は、前
記負荷電流検出部2bが検出する電流値が各精白度に応
じた電流値となるように精米装置2の抵抗制御部2eの
抵抗部23を制御する。
【0032】前記抵抗制御部2eによる抵抗部23の制
御については、前記精米制御装置5からの信号を受けて
モータ26が所定時間作動すると、回転力は前記主軸2
7とピニオン28とを介して前記ラック体29のラック
に伝わる。そして、前記ラック体29が下方に移動する
と前記作用棒31は、前記スプリング33のバネ力によ
って下方に下がる。よって、前記抵抗板30は、前記作
用棒31の回動軸32を中心とした回動により、前記排
出口21から排出される精白米に逆らって前記排出口2
1を塞ぐ。
【0033】前記研米制御装置6は、前記精米制御装置
5から選択された精白度を受信した後、前記ON・OF
F制御部3cに信号を送りモータ3aに通電させる。前
記負荷電流検出部3bは、モータ3aへ流れる電流値を
検出して研米制御装置6に検出信号を送る。前記研米制
御装置6は、前記負荷電流検出部3bが検出する電流値
が各精白度に応じた電流値となるように研米装置3の抵
抗制御部3eの抵抗部24を前述の抵抗制御部2eと同
じようにして制御する。
【0034】また、研米制御装置6は、受信した精白度
に応じ、研米装置3の精白米を加湿する量を前記調整バ
ルブ4bに信号を送って調整する。研米装置3の精白米
に加湿する量は、選択される精白度が低いほど加湿する
量を多くするようにするが、本実施例では、5分搗き
(歩留約95%)のときは研米装置3に供給される精白
米の重量に対して約3%、7分搗き(歩留約93%)の
ときは同じく約1%、白米搗き(歩留約90.5%)の
ときは同じく約0.7%、そして、上白米搗き(歩留約
89.5〜90%)のときは同じく約0.3〜0.5%
とした。
【0035】このように精白度に応じた加湿量とするこ
とにより、どのような精白度であっても精白米に残留す
る糠分の全表面が加湿される。そして、精白米は撹拌研
磨、すなわち、精白米が互いにこすり合い、精白米表面
の凹凸がなくなるとともに、精白米表面に磨きがかかる
ことになる。よって、どのような精白度の精白米でも良
好な研米が行われる。各精白度に対する添加量について
は、上記で示した数値に限ることなく、研米される精白
米の状態を見ながら適宜設定するとよい。
【0036】次に、玄米の流れについて説明する。玄米
は、揚穀機18aの玄米張り込み部17に張り込んだ
後、精米装置2の供給ホッパー16に供給される。そし
て、前記精白室10aで所定の精白度にされた後、排出
口21と搬送手段9とを通り、揚穀機18bによって研
米装置3の供給ホッパー3fに供給される。前記研米制
御装置6によって加湿量が調整されたミストは、前記調
整バルブ4bのノズルから前記導管主軸20を介して中
空状転子12内の各細孔(図示せず)から噴射した後、
中空状転子12の加湿射風孔15から精白室12a内に
供給される。そして、精白室12a内で精白米は、加湿
され、精白米どうしがこすり合うことにより、表面の凹
凸が取れるとともに、磨きのかかった表面に仕上がって
簡易洗米に仕上がり、排出口22から排出される。
【0037】該実施例で示した横軸型の研米装置3は、
加湿ミストが精白室の下部分に集中する傾向があるた
め、各精白米への均等な加湿が行われないこともある。
このことを考慮して、縦軸型の研米装置を用いれば、各
精白米には均等な加湿が行われる。
【0038】次に、本発明の他の実施例を図4を参照し
ながら説明する。
【0039】本発明の精米設備1としては、上部に精米
装置2を設け、その下部に研米装置3を設けたものであ
ってもよい。図4の符号に関して、図1及び図2と同じ
符号を付与しているものについては前述と同じ作用を有
し、ここでは詳細説明を省略する。該実施例では、精米
装置2及び研米装置3の各転子を回転させるモータ34
を共用し、該モータ34の動力を駆動ベルトを介して各
転子の主軸に装着されたプーリ35,36に伝達される
ように構成されている。研米装置3の抵抗部37につい
ては、前述の実施例で示したような自動で制御するもの
ではなく、分銅で調整を行うものである。
【0040】この精米設備1により、好みの精白度を選
択することで、玄米は精米装置2で選択された精白度に
精白され、そして、研米装置3で所定量の加湿が行われ
ながら表面の凹凸が取られるとともにに、磨きのかかっ
た表面の精白米に仕上がり、好みの精白度の簡易洗米に
なる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の精米方法では精白度に応じた
加湿量とすることにより、研米過程の精白米は、該精白
米に残留する糠分の全表面が加湿されながら撹拌研磨が
される。よって、どのような精白度の精白米でも良好な
研米が行われ、洗米省力型の簡易洗米で、かつ利用者が
選択した精白度に仕上がっている。
【0042】また、請求項2の精米方法によって、良好
な研米を確実に行うことができる。
【0043】請求項3の精米設備では、精米制御装置に
より設定される精白度の段階に応じて加湿制御装置の加
湿量を制御するため、研米装置での精白米は、該精白米
に残留する糠分の全表面が加湿されながら撹拌研磨がさ
れる。よって、どのような精白度の精白米でも良好な研
米が行われ、得られる精白米は、洗米省力型の簡易洗米
で、かつ利用者が選択した精白度に仕上がっている。そ
のため、コイン精米方式の設備として提供することもで
きる。
【0044】また、請求項4の精米設備によって、良好
な研米を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の精米設備を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施例を示す。
【図3】本発明の第1実施例の要部拡大図。
【図4】本発明の他の実施例を示す。
【符号の説明】
1 精米設備 2 精米装置 2a モータ 2b 負荷電流検出部 2c ON・OFF制御部 2d 電源 2e 抵抗制御部 3 研米装置 3a モータ 3b 負荷電流検出部 3c ON・OFF制御部 3d 電源 3e 抵抗制御部 3f 供給ホッパー 4 加湿装置 4a 水タンク 4b 調整バルブ 4c 空気圧縮装置 5 精米制御装置 6 研米制御装置 7 入力部 8 切換弁 9 搬送路 10 精白転子 10a 精白室 11 筒壁 12 中空状転子 12a 精白室 13 筒壁 14 突脈 15 加湿射風孔 16 供給ホッパー 17 玄米張り込み部 18a 揚穀機 18b 揚穀機 19 漏斗風路 20 導管主軸 21 排出口 22 排出口 23 抵抗部 24 抵抗部 25 外枠 26 モータ 27 主軸 28 ピニオン 29 ラック体 30 抵抗板 31 作用棒 32 回動軸 33 スプリング 34 モータ 35 プーリ 36 プーリ 37 抵抗部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意に設定した精白度に玄米を精白して精
    白米を得る精米過程と、精白米に加湿しながら攪拌研磨
    する研米過程とを備える精米方法であって、前記精米過
    程において設定した精白度に応じて前記研米過程におけ
    る精白米への加湿量を制御することを特徴とする精米方
    法。
  2. 【請求項2】加湿量は0.2%〜3%の範囲で制御され
    ることを特徴とする請求項1記載の精米方法。
  3. 【請求項3】多孔壁面からなる筒壁の内部に精白転子を
    設けた精米装置と、 多孔壁面からなる筒壁の内部に複数の突脈を有する中空
    状転子と該中空状転子の前記突脈に隣接して加湿射風孔
    とを備えた研米装置と、 前記精米装置の負荷と排出抵抗とにより精白度を制御す
    ると共に精白度を複数段階に設定可能にした精米制御装
    置と、 前記研米装置の加湿射風孔への加湿供給量を制御する加
    湿制御装置と、 を備え、前記精米制御装置により設定される精白度の段
    階に応じて前記加湿制御装置の加湿量を制御することを
    特徴とする精米設備。
  4. 【請求項4】加湿制御装置の加湿量は0.2%〜3%の
    範囲に制御してなる請求項3記載の精米設備。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014180636A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Satake Corp 家庭用精米機
JP2014226584A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 株式会社サタケ γ−アミノ酪酸富化機能付き家庭用精米器

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