JP3700813B2 - 精米方法及び精米設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玄米を精白する精米装置と、この精米装置によって精米された米粒の表面を研磨する研米装置とからなり、精米装置に連動させて研米装置を制御する精米方法とその設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、玄米を精白する精米装置は周知の技術として広く利用されている。またこの精米装置を手軽に自由な時間帯で利用できるようにした賃搗精米設備として、使用者が持ち込んだ米の搗き量に応じて硬貨を投入して使用するコイン投入式精米設備(以下「コイン精米」という。)が登場して久しい。
【0003】
このコイン精米には、さらに石抜き装置を設けて品質の向上を図ったものや、籾摺り装置を設けて利便性を向上させたもの、あるいは500円硬貨も使用可能にして10円単位で支払いを可能にしたものなどが開発されている。
【0004】
一方、精白された米粒に水分を添加しながら攪拌摩擦を加えて表面を研磨する研米装置も周知の技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のコイン精米に研米装置を設ければ、洗米の回数が大幅に省ける洗米省力型の精白米(濁度90〜100P.P.M)が提供できるようになる。
【0006】
精白された米粒を比較的多量の水で洗米して得られる無洗米(濁度70〜80P.P.M)の場合、洗米装置の他、乾燥用の設備が必要となるなど設備費が膨大となることから、コイン精米方式の設備として提供しても初期コストの回収さえも難しいものとなる。しかし、研米装置であれば無洗米の設備に比較してコストも低くその回収も可能であるだけでなく、これまでのコイン精米の利用料金に多少の金額を上乗せした程度で使用料金が設定できるため、洗米省力型の精白米が安価に提供できるようになる。
【0007】
しかしながら、コイン精米では利用者の好みにより精米の精白度を、例えば5分、7分、白米及び上白米搗き程度に選択可能にしてあり、これらを一律に同じ条件で研米装置に投入すると、例えば、上白米は効率よく研米されるが、5分、7分搗きの精白米に対しては残留する糠分への加湿量が不足するため研米効果が低く、利用者が満足する研米が行われない。
【0008】
以上のことから、どのような精白度の米粒であっても、精白度に応じた研米ができる機能を備えた精米方法および精米装置の提供を技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決する手段として、
請求項1の精米方法は、任意に設定した精白度に玄米を精白して精白米を得る精米過程の後に、精白米を加湿しながら攪拌研磨する研米過程を備える精米方法であって、前記精米過程において設定した精白度に応じて前記研米過程における精白米への加湿量を調整するものである。よって、研米過程の精白米は、該精白米に残留する糠分の全表面が加湿されながら撹拌研磨される。
【0010】
請求項2の精米方法は、請求項1の加湿量を前記研米過程に供給される精白米の重量に対して0.2%〜3%の範囲で調整するものである。よって、良好な研米を確実に行うことができる。
【0011】
請求項3の精米設備は、
多孔壁面からなる筒壁の内部に精白転子を設けた精米装置と、
多孔壁面からなる筒壁の内部に複数の突脈を有する中空状転子と該中空状転子の前記突脈に隣接した加湿射風孔とを備えた研米装置と、
前記精米装置の負荷と排出抵抗とにより精白度を調整すると共に精白度を複数段階に設定可能にした精米調整装置と、
前記研米装置の加湿射風孔への加湿供給量を調整する加湿調整装置と、
を備え、前記精米調整装置により設定される精白度の段階に応じて前記加湿調整装置の加湿量を調整するものである。よって、精米調整装置により設定される精白度の段階に応じて加湿調整装置の加湿量を調整するため、研米装置での精白米は、該精白米に残留する糠分の全表面が加湿されながら撹拌研磨される。
【0012】
請求項4の精米設備は、請求項3の加湿調整装置の加湿量を前記研米装置に供給される精白米の重量に対して0.2%〜3%の範囲に調整するものである。よって、良好な研米を確実に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を示す。
【0014】
図1は、本発明の精米設備1を示すブロック図である。精米設備1には、精米装置2と研米装置3とが設けられている。精米装置2には、該精米装置2の転子を回転させるモータ2aが設けられている。前記モータ2aは、ON・OFF制御部2cと負荷電流検出部2bとを介して電源2dへ電気的に接続されている。前記研米装置3には、該研米装置3の転子を回転させるモータ3aが設けられている。前記モータ3aにも同じように、ON・OFF制御部3cと負荷電流検出部3bとを介して電源3dが電気的に接続されている。前記研米装置3は、該研米装置3に供給された精白米加湿する加湿装置4が設けられている。加湿装置4は、水タンク4aと調整バルブ4bと空気圧縮装置4cとから構成され、調整バルブ4bに水タンク4aと空気圧縮装置4cとがそれぞれ導管を介して接続されている。加湿量の調整は、調整バルブ4bに接続した研米調整装置(加湿調整装置)6(後述する)によって行われる。加湿ミストは、調整バルブ4bから転子の主軸の内部を通って精白室内に供給される。
【0015】
前記精米装置1には精米調整装置5が設けられ、前記ON・OFF制御部2c、負荷電流検出部2b及び精米装置2の精白米排出部の近傍の抵抗調整部2eのそれぞれへ電気的に接続されている。そして、前記精米調整装置5には、玄米の精白度、例えば、5分搗き、7分搗き、白米搗き及び上白米搗きの何れかの選択と、炊飯前の洗米が1回程度でよい洗米省力型の簡易洗米(濁度が約100P.P.M)または普通白米(濁度が約120〜130P.P.M)を選択する入力部7が電気的に接続されている。
【0016】
さらに精米装置1には、前記精米調整装置5と電気的に接続した研米調整装置6が設けられ、前記ON・OFF制御部3c、負荷電流検出部3b、研米装置3の精白米排出部の近傍の抵抗調整部3e及び調整バルブ4bへそれぞれ電気的に接続されている。
【0017】
前記精米装置2の精白米排出部と前記研米装置3とは、精白米を搬送する搬送路9で接続されており、該搬送路9の間には、前記普通白米の選択時には精白米を機外へ、また、前記簡易洗米の選択時には研米装置3の供給ホッパー3fに精白米を供給させる切換弁8が設けられている。該切換弁8は、前記精米調整装置5によって作動が調整される。
【0018】
次に、前記精米設備1の作動について説明する。
【0019】
前記入力部7で簡易洗米と精白度を選択する。その後、前記精米調整装置5は、精米装置2から排出される精白米が研米装置3の供給ホッパー3fに搬送されるように切換弁8を切り換える。また、普通精米を選択した場合は、切換弁8を切り換えて精白米が機外に排出されるようにする。前記精米調整装置5は、前記負荷電流検出部2bが検出した電流値が選択された精白度に応じた電流値となるように精米装置2の抵抗調整部2eを調整する。このようにして玄米は、精米装置2において所定の精白米に精白される。
【0020】
前記研米調整装置6は、前記負荷電流検出部3bが検出する電流値が選択された精白度に応じた電流値となるように研米装置3の抵抗調整部3eの抵抗を調整する。一方、研米調整装置6は選択された精白度に応じて、研米装置3内部の精白米を加湿する量を前記調整バルブ4bに信号を送って調整する。研米装置3において精白米に加湿する量は、選択される精白度が低いほど加湿する量を多くするようにし、精米装置2に供給される玄米の重量または研米装置3に供給される精白米の重量に対して0.2%〜3%の範囲であることが好ましい。この加湿量に関し、0.2%以下では良好な研米を行うことができず、また、3%以上では添加する加湿量が多く、精白米の品質を低下させることになる。
【0021】
このように、研米装置3において精白度に応じた加湿量とすることにより、精白米に残留する糠分の全表面が加湿され、精白米は撹拌研磨、すなわち、精白米が互いにこすれ合い、精白米表面の凹凸がなくなるとともに精白米表面に磨きがかかることになる。よって、どのような精白度の精白米でも良好な研米が行われ、得られる精白米は前で述べた、洗米省力型の簡易洗米(濁度が約100P.P.M)で、かつ利用者が選択した精白度に仕上がる。
【0022】
前記研米装置3では、精白米表面の凹凸がなくなることによって精白が少し進むことになるため、この精白度の進行を考慮し、精米装置2では利用者が選択した精白度よりも少し低い精白度で精白するようにしてもよい。
【0023】
【実施例】
次に、本発明の具体的な第1実施例を図2を参照にしながら説明する。この実施例では、前記搬送路9に設けた前記切換弁8を省略しているため、簡易洗米を得る洗米設備として説明する。
【0024】
図2は精米設備1の全体を示しており、精米装置2と研米装置3とが左右に隣接して設置してある。前記精米装置2の内部には多孔壁面からなる筒壁11の内部に精白転子10が設けてあり、筒壁11と精白転子10との間の空間部は玄米が精白される精白室10aとなる。また、筒壁11の下方には漏斗風路19が設けてある。前記精白転子10の主軸にはプーリが備えてあり、動力伝達ベルトを介してモータ2aが接続してある。そして、モータ2aは負荷電流検出部2bとON・OFF制御部2cとを介して電源2dへ電気的に接続されている。
【0025】
前記研米装置3の内部には、多孔壁面からなる筒壁13が設けられ、該筒壁13の内部には複数の突脈14と該突脈14に隣接した加湿射風孔15とを有する中空状転子12が設けてある。そして、前記筒壁13と中空状転子12との間の空間部は、精白米が研米される精白室12aとなる。さらに、中空状転子12の内部には導管主軸20が設けてあり、精白米を加湿するミストを噴射する複数の細孔が設けてある。また、前記導管主軸20にはプーリが備えてあり、動力伝達ベルトを介してモータ3aが接続してある。該モータ3aは、負荷電流検出部3bとON・OFF制御部3cとを介して電源3dに電気的に接続してある。
【0026】
前記研米装置3の精白米を加湿する加湿装置は、水タンク4aと空気圧縮装置4cとがそれぞれ導管を介して調整バルブ4bに接続し、該調整バルブ4bには加湿量を調整する研米調整装置6(後述する)を接続した構成としてある。前記研米装置3の導管主軸20の端部には前記調整バルブ4bが接続してある。
【0027】
前記精米装置2と研米装置3との間には揚穀機3bを設け、前記精米装置2から排出される精白米が研米装置3の供給ホッパー3fに搬送されるように構成してある。前記精米装置2と研米装置3の各精白室10a,12aにおける各排出口21,22には、抵抗部23,24が設けてある。該各抵抗部23,24には、それぞれ前記抵抗調整部2e,3eが接続してある。
【0028】
前記抵抗調整部2e,3eについて図3を参照しながら説明する。前記抵抗調整部2eと抵抗調整部3eとは同一であるため、ここでは抵抗調整部2eだけの説明とする。抵抗調整部2eには、外枠25で覆った内部にモータ26を設け、該モータの主軸27の先端にピニオン28が装着してある。そして、該ピニオン28に歯合するラックを設けたラック体29が上下動可能に設けてある。前記抵抗部23は精白室10aの精白米排出口21を塞ぐ抵抗板30と、該抵抗板30に接続された作用棒31とから構成してあり、該作用棒31には回動軸32を設ける。前記作用棒31の端部付近とラック体29の端部とはスプリング33で接続し、ラック体29が下方に移動すると前記抵抗板30によって排出口21を塞ぐ圧力が増すようにしてある。
【0029】
前記抵抗調整部2eには精米調整装置5が電気的に接続してあり、該精米調整装置5にはこの外、前記ON・OFF制御部2c、負荷電流検出部2b、入力部7及び研米調整装置6が電気的に接続してある。また、研米調整装置6には抵抗調整部3eの外、前記ON・OFF制御部3cと負荷電流検出部3bとを電気的に接続させてある。
【0030】
次に上記実施例における精米設備1の作動について説明する。
【0031】
前記入力部7で簡易洗米と精白度とを選択する。前記精米調整装置5は前記ON・OFF制御部2cに信号を送ってモータ2aに通電する。前記負荷電流検出部2bはモータ2aに流れる電流値を検出して前記精米調整装置5に送る。前記精米調整装置5は、前記負荷電流検出部2bが検出する電流値が各精白度に応じた電流値となるように精米装置2の抵抗調整部2eの抵抗部23を調整する。
【0032】
前記抵抗調整部2eによる抵抗部23の調整については、前記精米調整装置5からの信号を受けてモータ26が所定時間作動すると、回転力は前記主軸27とピニオン28とを介して前記ラック体29のラックに伝わる。そして、前記ラック体29が下方に移動すると前記作用棒31は、前記スプリング33のバネ力によって下方に下がる。よって、前記抵抗板30は前記作用棒31の回動軸32を中心とした回動により、前記排出口21から排出される精白米に逆らって前記排出口21を塞ぐ。
【0033】
前記研米調整装置6は前記精米調整装置5から選択された精白度を受信した後、前記ON・OFF制御部3cに信号を送ってモータ3aに通電する。前記負荷電流検出部3bはモータ3aへ流れる電流値を検出し、研米調整装置6に検出信号を送る。前記研米調整装置6は前記負荷電流検出部3bが検出する電流値が各精白度に応じた電流値となるように、研米装置3の抵抗調整部3eの抵抗部24を前述の抵抗調整部2eと同じようにして調整する。
【0034】
また、研米調整装置6は受信した精白度に応じて、研米装置3の精白米を加湿する量を前記調整バルブ4bに信号を送って調整する。研米装置3の精白米に加湿する量は、選択される精白度が低いほど加湿する量を多くするようにする。本実施例では、5分搗き(歩留約95%)のときは研米装置3に供給される精白米の重量に対して約3%、7分搗き(歩留約93%)のときは同じく約1%、白米搗き(歩留約90.5%)のときは同じく約0.7%、そして、上白米搗き(歩留約89.5〜90%)のときは同じく約0.3〜0.5%とした。
【0035】
このように精白度に応じた加湿量とすることにより、どのような精白度であっても精白米に残留する糠分の全表面が加湿される。そして、精白米は撹拌研磨、すなわち、精白米が互いにこすれ合い、精白米表面の凹凸がなくなるとともに、精白米表面に磨きがかかる。よって、どのような精白度の精白米でも良好な研米が行われる。なお、各精白度に対する添加量については上記で示した数値に限ることなく、研米される精白米の状態を見ながら適宜設定するとよい。
【0036】
次に、玄米の流れについて説明する。玄米は揚穀機18aの玄米張り込み部17に張り込まれた後、精米装置2の供給ホッパー16に供給される。そして、前記精白室10aで所定の精白度にされた後、排出口21と搬送手段9とを通り、揚穀機18bによって研米装置3の供給ホッパー3fに供給される。前記研米調整装置6によって加湿量が調整されたミストは、前記調整バルブ4bのノズルから前記導管主軸20を介して中空状転子12内の各細孔(図示せず)から噴射された後、中空状転子12の加湿射風孔15から精白室12a内に供給される。そして精白室12a内で精白米は加湿され、精白米どうしがこすれ合うことによって、表面の凹凸が取れるとともに磨きのかかった表面に仕上がって、簡易洗米として排出口22から排出される。
【0037】
該実施例で示した横軸型の研米装置3は加湿ミストが精白室の下部分に集中する傾向があるため、各精白米への均等な加湿が行われないこともある。このことを考慮して、縦軸型の研米装置を用いれば各精白米には均等な加湿が行われる。
【0038】
次に、本発明の他の実施例を図4を参照しながら説明する。
【0039】
この他の実施例による本発明の精米設備1としては上部に精米装置2を設け、その下部に研米装置3を設けたものである。図4の符号に関しては、図1及び図2と同じ符号を付与しているものについては前述と同じ作用を有し、ここでは詳細説明を省略する。該実施例では、精米装置2及び研米装置3の各転子を回転させるモータ34を共用し、該モータ34の動力を駆動ベルトを介して各転子の主軸に装着されたプーリ35,36に伝達するように構成してある。研米装置3の抵抗部37については、前述の実施例で示したような自動で調整するものではなく、分銅で調整するものとした。
【0040】
この精米設備1によっても、好みの精白度を選択することで、玄米は精米装置2で選択された精白度に精白され、そして、研米装置3で所定量の加湿が行われながら表面の凹凸が取られて、磨きのかかった表面の精白米に仕上がり、好みの精白度の簡易洗米になる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1の精米方法は、研米過程において精白米に添加する加湿量を、前過程の精米過程での精白度に応じた加湿量にすることにより、研米過程での精白米は、該精白米に残留する糠分の全表面が加湿されながら撹拌研磨されるので、どのような精白度の精白米でも良好な研米が行われて洗米省力型の簡易洗米となり、また利用者が選択した精白度の米粒が得られる。
【0042】
また、請求項2の精米方法によって、良好な研米を確実に行うことができる。
【0043】
請求項3の精米設備では、精米調整装置によって設定される精白度の段階に応じて加湿調整装置の加湿量を調整するため、研米装置での精白米は、該精白米に残留する糠分の全表面が加湿されながら撹拌研磨される。これにより、どのような精白度の精白米でも良好な研米が行われ、得られる精白米は洗米省力型の簡易洗米で、かつ利用者が選択した精白度に仕上がる。このため、コイン精米方式の設備として提供することもできる。
【0044】
また、請求項4の精米設備によって、良好な研米を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の精米設備を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施例を示す。
【図3】本発明の第1実施例の要部拡大図。
【図4】本発明の他の実施例を示す。
【符号の説明】
1 精米設備
2 精米装置
2a モータ
2b 負荷電流検出部
2c ON・OFF制御部
2d 電源
2e 抵抗調整
3 研米装置
3a モータ
3b 負荷電流検出部
3c ON・OFF制御部
3d 電源
3e 抵抗調整
3f 供給ホッパー
4 加湿装置
4a 水タンク
4b 調整バルブ
4c 空気圧縮装置
5 精米調整装置
6 研米調整装置(加湿調整装置)
7 入力部
8 切換弁
9 搬送路
10 精白転子
10a 精白室
11 筒壁
12 中空状転子
12a 精白室
13 筒壁
14 突脈
15 加湿射風孔
16 供給ホッパー
17 玄米張り込み部
18a 揚穀機
18b 揚穀機
19 漏斗風路
20 導管主軸
21 排出口
22 排出口
23 抵抗部
24 抵抗部
25 外枠
26 モータ
27 主軸
28 ピニオン
29 ラック体
30 抵抗板
31 作用棒
32 回動軸
33 スプリング
34 モータ
35 プーリ
36 プーリ
37 抵抗部

Claims (4)

  1. 任意に設定した精白度に玄米を精白して精白米を得る精米過程の後に、精白米を加湿しながら攪拌研磨する研米過程を備える精米方法であって、前記精米過程において設定した精白度に応じて前記研米過程における精白米への加湿量を調整することを特徴とする精米方法。
  2. 加湿量は前記研米過程に供給される精白米の重量に対して0.2%〜3%の範囲とすることを特徴とする請求項1記載の精米方法。
  3. 多孔壁面からなる筒壁の内部に精白転子を設けた精米装置と、
    多孔壁面からなる筒壁の内部に複数の突脈を有する中空状転子と該中空状転子の前記突脈に隣接した加湿射風孔とを備えた研米装置と、
    前記精米装置の負荷と排出抵抗とにより精白度を調整すると共に精白度を複数段階に設定可能にした精米調整装置と、
    前記研米装置の加湿射風孔への加湿供給量を調整する加湿調整装置と、
    を備え、
    前記精米調整装置により設定される精白度の段階に応じて前記加湿調整装置の加湿量を調整することを特徴とする精米設備。
  4. 加湿調整装置の加湿量は前記研米装置に供給される精白米の重量に対して0.2%〜3%の範囲とすことを特徴とする請求項3記載の精米設備。
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