JP2796328B2 - 精米機の脱芽率自動制御装置 - Google Patents

精米機の脱芽率自動制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、精白された米粒の脱芽率を計測することに
より、所定の脱芽率の精白米に加工する精米機の脱芽率
自動制御装置に関する。
〔従来の技術〕
精白された米粒の中に未脱芽米粒が多数混入すると、
炊飯時において食味の低下した米飯に仕上がり商品価値
の大幅な低下となる。したがって、常に未脱芽米粒の発
生状況を測定しながら精米機の調整を行なう必要があ
る。
従来、精米中の脱芽率の測定は、精米機の排出口より
人為的に無作為に適当量の米粒を抽出し、手作業により
脱芽米粒と未脱芽米粒とを選別し、その脱芽率を算出し
ていた。
しかし、従来の脱芽率の測定では手作業により行なう
ため、非常に時間がかかるとともにサンプル量が少なく
不正確である。そのため、算出した脱芽率に基づいて精
米機を調節しても、測定時点からかなり時間が経過して
おり、正確な脱芽率の調節ができないという問題点があ
った。
また、米粒は品種によって脱芽の難易があり、キヨニ
シキやアケボノ等のように脱芽しやすい品種と日本晴や
中生新千本等のように脱芽しにくい品種とがあり、さら
に、同じ品種でも北海道のような寒冷地産の場合は脱芽
しにくい。そのため、品種や産地が変わると脱芽率が変
ってしまい、精白室の圧力をその都度調節する必要があ
り、大変煩わしいという問題点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は上記のような問題点を解消し、常に所定の
脱芽率の精白米を得ることのできる精米機の脱芽率自動
制御装置を提供することを技術的課題とする。
〔問題点を解消するための手段〕
この目的を達成するために、この発明は次のような構
成とする。
多孔壁除糠精白筒と精白転子そを主要部とする精白室
の一端を米粒供給部に、他端を米粒排出部にそれぞれ連
絡するとともに、前記米粒排出部には負荷調節装置を備
えた抵抗板を設けてなる精米機において、米粒を一粒ず
つ搬送する送穀樋に設けた米粒検出部に、該米粒検出部
を通過する精白米を照射する光源と該精白米からの光量
を検出する受光素子とを配設してなる脱芽率計測装置を
設け、該脱芽率計測装置は脱芽率を算出する演算部並び
に脱芽率設定部に接続するとともに、前記演算部により
算出された脱芽率を前記脱芽率設定部に設定された脱芽
率に一致させるように脱芽率計測装置と前記負荷調節装
置とを電気的に連絡する。
〔作 用〕
精米機の米粒供給部より螺旋転子に供給された米粒
は、精白室において精白され、米粒排出部から機外へ排
出される。精白された米粒の一部は脱芽率計測装置へ供
給されて個々の精白米の光量が検出され、脱芽米と未脱
芽米との光量差により脱芽率を求め、その脱芽率と、あ
らかじめ設定した設定脱芽率とを比較するとともに、こ
の設定脱芽率と検定脱芽率とが一致するように負荷調節
装置により精白室の米粒圧力が調節される。
〔実施例〕
第1図は本発明を実施した摩擦式精米機の一部破断側
面図、第2図は負荷調節装置の斜視図、第3図は脱芽率
計測装置の側断面図、第4図は流穀樋の平面図である。
符号1は摩擦式精米機であり、多孔壁除糠精白筒2内
に回転自在に設けた主軸3に螺(ら)旋転子4と摩擦精
白転子5とを軸装し、精白転子5に噴風口6と撹拌突起
7とを設け、また、主軸3に通気口8を穿(せん)設し
てある。精白筒2の精白転子7とで精白室9を形成し、
精白室9の一端を供給口10に、他端を排出口11にそれぞ
れ連絡し、供給口10にシャッター12を出し入れ自在に設
け、供給口10をホッパー13に連絡する。主軸2のプーリ
ー14と電動機15のプーリー16とをベルト17で連結し、精
白筒2下部の集糠室18と排風機19とを連絡し、排出口11
は排出樋20を介して流下樋21に連絡している。
符号22は負荷調節装置であり、正・逆に回転する調節
用電動機23に回転機構24を介して圧迫度調節用螺軸25を
連絡し、螺軸25には重錘26を螺合して前後動可能に形成
する。螺軸25自体は上下動してその動作は連結杆(か
ん)27及び挺(てい)子杆28を介して排出口11に設けた
抵抗板29を斜上下に移動して自動的に圧迫度を調節す
る。符号30は案内杆であり、重錘26が螺軸25の回転によ
り回動するのを防止する。
排出樋20の側面に、電気的に開閉する開閉弁(図示せ
ず)を設けた試料排出樋(ひ)31を連結し、排出樋31は
脱芽率計測装置32の供給ホッパー33に連絡する。次に、
脱芽率計測装置について説明する(第3図及び第4図参
照)。機枠34の内部に、縦走状に米粒を流動する送穀用
条溝35を設けた振動送穀樋36を配置し、該振動送穀樋36
の側部に供給ホッパー33に連結した振動傾斜送穀樋37を
並設する。傾斜送穀樋37の排出口38を送穀樋36の供給口
39に連結し、送穀樋36の排出側に、縦走状に米粒を流下
する流穀用条溝40を設けた傾斜流穀樋41を連結する。流
穀樋41の条溝40に検出用透明部42を設け、透明部42の上
下位置に光源43とレンズ44Aを設ける。レンズ44Aはオプ
ティカルファイバー45を介してレンズ44Bに連結し、レ
ンズ44Bの対向位置に受光素子46を設ける。受光素子46
は、機枠34上部に設けた表示装置47の内の演算部48を介
して比率表示器49に電気的に連絡し、また、表示装置47
内の演算部48と負荷調節装置22とを電気的に連結する。
次に、上記構成における作用を説明する。電動機15を
起動させると主軸3及び排風機19が始動し、シャッター
12を開成するとホッパー13内の米粒は供給口10から螺旋
転子4へ送られる。螺旋転子4により精白室9へ送られ
た米粒は、精白室9において精白転子7の回転によって
生じる精白作用を受けて精白される。そのとき主軸3の
通気口8を経て精白転子7の噴風口5から噴出する除糠
(こう)風により除糠作用が行なわれ、除糠作用により
発生した糠等の塵埃(じんあい)は、精白筒2の通孔か
ら除糠室18へ排出され、排風機19からサイクロン(図示
せず)等の集糠装置へ送られる。精白された米粒は、抵
抗板29により流出が制御されながら、排出口11から排出
樋20及び流下樋21を流下して機外へ排出される。
精米機1の排出樋20を流下する精白された米粒の一部
は、試料排出樋31の開閉板(図示せず)を定時的に開成
することにより、排出樋31を流下して脱芽率計測装置32
の供給ホッパー32に供給される。
供給ホッパー33から傾斜送穀樋37に流下した米粒は、
送穀樋33の振動作用により高位置に上送されて、排出口
38から供給口39を経て振動送穀樋36の条溝35に一粒毎
(ごと)に配列して流入される。そして、米粒は振動送
穀樋36の振動作用により搬送されて、傾斜流穀樋41の条
溝40をそれぞれ滑流する。各米粒は傾斜流穀樋41を滑流
するとき樋面に設けた検出用透明部42を通過し、透明部
42において米粒は光源43によって照射される。米粒の粒
面各部からの透過光線はレンズ44A、オプティカル・フ
ァイバー45及びレンズ44Bを介して受光素子46に送ら
れ、受光素子46は透過光線の光量を走査状に受光する。
受光素子46からの受光信号により演算部48において脱
芽率が算出され、比率表示器49にその値が表示される。
また、演算器48による算出値は、脱芽率設定部にあら
かじめ設定した設定脱芽率と比較され、その過不足の脱
芽率に応じて調節用電動機23が正逆転される。そのた
め、電動機23の回転によって重錘26が前後動し、それに
伴い連結杆27及び挺子杆28を介して抵抗板29が前後に移
動し、精白室9の米粒圧力が自動的に調節されて設定し
た脱芽率に精白される。例えば、脱芽率の目標値が80%
(100粒中20粒が残芽粒)で、脱芽率計測装置32の計測
値が70%であれば、脱芽率を10%向上させるために負荷
調節装置22が作動して、抵抗板29が排出口側へ移動して
精白室9内の圧力が高まり脱芽率が向上される。脱芽率
を下げる場合は、これとは逆に抵抗板29を反排出口11側
へ移動させて精白室9内の圧力を下げる。
第5図は本発明の別実施例であり、摩擦式精米機1A,1
B,1Cを直列行程に配列し、各精米機1A,1B,1Cにそれぞれ
負荷調節装置22A,22B,22Cを取付け、最終行程の精米機1
Cに脱芽率計測装置32を設ける。精米機1Aで精白された
米粒は、精米機1Bで精白された後、精米機1Cで最終的に
精白され、脱芽率計測装置32で算出された脱芽率に基づ
いて負荷調節装置22A,22B,22Cの負荷が調節される。例
えば、10%脱芽率を向上させるのであれば、その10%を
あらかじめ設定した比率に応じて負荷を配分する(22A:
22B:22C=5:3:2のように)。そのため、設定した脱芽率
に対して自動的に調節され、常に安定した脱芽率の米粒
を得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明における摩擦式精米機の脱芽率自動制御装置に
よれば、設定した脱芽率に対して常に自動的に抵抗板の
負荷調節をすることができ、手作業による計測に比べ正
確であるとともに、脱芽率を迅速に制御することができ
る。そのため、常に安定した脱芽率の米粒を得ることが
でき、商品価値の高い米粒に加工することができる。
また、品種や産地の異なる米粒を精白する場合でも、
その都度手動で精白室の圧力を調節する必要がなく、自
動的に設定脱芽率に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した摩擦式精米機の一部破断側面
図、第2図は負荷調節装置の斜視図、第3図は脱芽率計
測装置の側断面図、第4図は流穀樋の平面図、第5図は
他の実施例の摩擦式精米機の一部側断面図である。 1A,1B,1C……摩擦式精米機、2……多孔壁除糠精白筒、
3……主軸、4……螺旋転子、5……摩擦精白転子、6
……噴風口、7……撹拌突起、8……通気口、9……精
白室、10……供給口、11……排出口、12……シャッタ
ー、13……ホッパー、14……プーリー、15……電動機、
16……プーリー、17……ベルト、18……集糠室、19……
排風機、20……排出樋、21……流下樋、22A,22B,22C…
…負荷調節装置、23……調節用電動機、24……回転機
構、25……調節用螺軸、26……重錘、27……連結杆、28
……挺子杆、29……脱芽率計測装置、33……供給ホッパ
ー、34……機枠、35……送穀用条溝、36……振動送穀
樋、37……傾斜送穀樋、38……排出口、39……供給口、
40……流穀用条溝、41……傾斜流穀樋、42……検出用透
明部、43……光源、44A,44B……レンズ、45……オプテ
ィカル・ファイバー、46……受光素子、47……表示装
置、48……演算部、49……比率表示器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔壁除糠精白筒と精白転子とを主要部と
    する精白室の一端を米粒供給部に、他端を米粒排出部に
    それぞれ連絡するとともに、前記米粒排出部には負荷調
    節装置を備えた抵抗板を設けてなる精米機において、米
    粒を一粒ずつ搬送する送穀樋に設けた米粒検出部に、該
    米粒検出部を通過する精白米を照射する光源と該精白米
    からの光量を検出する受光素子とを配設してなる脱芽率
    計測装置を設け、該脱芽率計測装置は脱芽率を算出する
    演算部並びに脱芽率設定部に接続するとともに、前記演
    算部により算出された脱芽率を前記脱芽率設定部に設定
    された脱芽率に一致させるように脱芽率計測装置と前記
    負荷調節装置とを電気的に連絡したことを特徴とする精
    米機の脱芽率自動制御装置。
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