JP2003107027A - 穀粒水分測定装置 - Google Patents

穀粒水分測定装置

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JP2003107027A
JP2003107027A JP2001301428A JP2001301428A JP2003107027A JP 2003107027 A JP2003107027 A JP 2003107027A JP 2001301428 A JP2001301428 A JP 2001301428A JP 2001301428 A JP2001301428 A JP 2001301428A JP 2003107027 A JP2003107027 A JP 2003107027A
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grain
moisture
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electrode
electrode roll
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JP2001301428A
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Sadakazu Fujioka
定和 藤岡
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】穀物乾燥機等の穀粒水分測定装置に関し、未熟
粒混入によっても精度の高い水分値を算出しようとす
る。 【解決手段】穀粒を単粒毎に水分測定電極に供給し圧砕
された穀粒の電気的特性値と所定の換算係数によって水
分値を算出する水分測定装置において、測定対象の穀粒
の粒厚を測定する粒厚測定手段を設け、既知の水分値と
粒厚区分とから予め上記電気的特性値と換算係数との関
係を記憶する手段を設け、粒厚測定結果に基づき記憶手
段から選択された換算係数値によって水分値を算出する
制御部を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穀物乾燥機等の
穀粒水分測定装置に関する。
【0002】
【従来技術】一対の電極ロール間に供給した穀粒を圧砕
しながらその電気的特性値を検出しこの測定値に所定の
換算によって水分値を求める水分測定装置において、穀
粒の未熟粒混入による測定精度不良を来たすため、未熟
検出を行い水分平均換算に組み込まないこととし、ある
いは未熟粒検出時の水分値を現状の平均値に対して所定
量のバイアスをもって置換する方法で精度改善を目指す
が(例えば特開昭64−10159号公報、特開昭63
−103958号公報)、依然として精度改善の余地が
ある。
【0003】また、穀粒内部の水分分布を知って乾燥制
御の精度を向上させようとする課題解決のため、赤外線
照射による水分分布検出装置があるが、コスト高によっ
て実現され難いものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の一因としては、
未熟の度合いである粒厚を配慮してない点にあり、本発
明はこの知見に基づくものであり、水分測定精度の向上
をはかることを目的とする。また、穀粒内部の水分分布
を既存の水分測定手段を応用して安価に提供しようとす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記に鑑
み、次の技術的手段を講じた。即ち、請求項1に記載の
発明は、穀粒を単粒毎に水分測定電極に供給し圧砕され
た穀粒の電気的特性値と所定の換算係数によって水分値
を算出する水分測定装置において、測定対象の穀粒の粒
厚を測定する粒厚測定手段を設け、既知の水分値と粒厚
区分とから予め上記電気的特性値と換算係数との関係を
記憶する手段を設け、粒厚測定結果に基づき記憶手段か
ら選択された換算係数値によって水分値を算出する制御
部を構成したことを特徴とする水分測定装置の構成とす
る。
【0006】これによって、被測定対象の穀粒は単粒毎
に、先ず粒厚測定手段によってその粒厚が測定される。
制御部にはその電気的特性値が入力される一方、記憶部
から換算係数値を選択し、水分値を算出する。又、請求
項2に記載の発明は、穀粒を単粒毎に水分測定電極に供
給し圧砕された穀粒の電気的特性値に所定の換算係数に
よって水分値に算出する水分測定装置において、単粒の
測定時間を検出する検出手段を設け、既知の水分値と測
定時間区分とから予め上記電気的特性値と換算係数との
関係を記憶する手段を設け、検出時間測定結果に基づき
記憶手段から選択された換算係数値によって水分値を算
出する制御部を構成したことを特徴とする水分測定装置
の構成とする。
【0007】これによって、被測定対象の穀粒は単粒毎
に、先ず測定時間検出手段によってその検出時間が検出
される。制御部にはその電気的特性値が入力される一
方、記憶部から検出時間に応じた換算係数値を選択し、
又は検出時間を粒厚に変換し粒厚との関係から換算係数
値を選択し、水分値を算出する請求項3に記載の発明
は、穀粒を単粒毎に測定電極の間隔部に供給し押圧又は
圧砕された該穀粒の電気的特性値から水分値を算出する
水分測定装置において、電極間隔部の異なる水分測定電
極を複数組設け、各設定間隔部における水分値から穀粒
内部の水分分布を判定する制御部を構成したことを特徴
とする水分測定装置の構成とする。
【0008】これによって、間隔の異なる複数組の測定
電極間に穀粒を供給すると、夫々の水分値が算出され
る。制御部はこの水分値に基づき、水分分布を判定す
る。即ち、電極間隔が大の測定水分値と電極間隔が小の
測定水分値とが略等しい場合には当該穀粒は平衡状態に
あり、電極間隔が大の測定水分値が電極間隔が小の測定
水分値より小さい場合には表層の乾燥が進み状態にあっ
て乾燥工程中であり、逆に電極間隔が大の測定水分値の
方が大きい場合には表層が湿潤状態にあるなどの判定を
行なう。
【0009】請求項4に記載の発明は、上記第3項にお
いて、水分測定手段46を、一対の電極ロールの間隔が
広い第1電極ロール46Aと、この間隔が狭い第2電極
ロール46Bとに形成し、穀粒落下路60に設けた穀粒
案内切換手段80を制御しながら、測定すべき穀粒を上
記第1電極ロール46A間又は第2電極ロール46B間の
いずれかに供給し得るよう構成し、穀粒の押圧・圧砕強
度を変更して夫々の水分値を検出する構成としたもので
ある。
【0010】これによって、順次穀粒落下路60に繰り
出される穀粒は穀粒案内切換手段によって、第1電極ロ
ール又は第2電極ロールに供給され、圧砕強度の異なる
状態での水分値が算出される。制御部はこれら第1電極
ロールと第2電極ロールによる水分測定結果を入力し、
これら水分値に基づいて前記水分分布の状態を判定す
る。
【0011】請求項5に記載の発明は、第3項におい
て、水分測定手段46を、一対の電極ロールの間隔が広
い第1電極ロール46Aと、この間隔が狭い第2電極ロ
ール46Bとに形成し、これらをこの順に上手側から配
置し第1電極ロール46Aを通過した穀粒が第2電極ロ
ール46Bを通過すべく構成し、穀粒の押圧・圧砕強度
を順に強くして夫々の水分値を検出する構成としたもの
である。
【0012】これによって、順次穀粒落下路60に繰り
出される穀粒は先ず測定間隔の広い第1電極ロールに供
給され、次いで下手の第2電極ロールに供給され、夫々
の水分値が算出される。制御部はこれら第1電極ロール
と第2電極ロールによる水分測定結果を入力し、これら
水分値に基づいて前記水分分布の状態を判定する。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、測定対象の穀
粒の粒厚を測定し粒厚毎に水分算出の換算係数値を選択
設定でき、一律値にて換算した場合に比して測定結果の
精度を向上することができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、測定対象の穀粒
の測定時間を計測し、この測定時間毎に水分算出の換算
係数値を選択設定でき、あるいはこの測定時間から粒厚
を予測して粒厚毎に設定した換算係数値を選択設定で
き、一律値にて換算した場合に比して測定結果の精度を
向上することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、間隔の異なる複
数組の測定電極間に穀粒を供給する構成で水分分布を判
定でき、従来の近赤外線照射の方法に比して製造コスト
を低廉化できる。請求項4に記載の発明によると、上記
の効果に加え、第1電極ロールと第2電極ロールへの切
り換えを行なう切換手段によって測定穀粒の対象をいず
れの測定部に任意に供給することができる。
【0016】請求項5に記載の発明によると、上記の効
果に加え、第1電極ロールと第2電極ロールとを直列に
配置するから、第1電極ロールの測定に引き続き第2電
極ロールの測定を実行でき、同一の穀粒を測定対象とで
きて、精度向上する。又、連続測定にあっても、ほぼ従
来の電極ロール単一の測定時間で対応でき時間短縮化が
図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例を図面に基づ
き説明する。1は穀物乾燥装置の機枠で、内部には貯留
室2、乾燥室3、集穀室4の順に積み重ねられ、外部に
設ける昇降機5の駆動によって穀物を循環させながら、
乾燥室3部でバーナ6燃焼と吸引ファン7とにより発生
する熱風を浴びせて乾燥する公知の形態である。
【0018】8は繰り出しドラムで正逆に回転しながら
所定量の穀物を流下させる。9は上記昇降機5に通じる
下部移送装置、10は昇降機5上部側に接続する上部移
送装置で、貯留室2上部の拡散盤11に穀物供給でき
る。バーナ6や穀物循環機構等は、乾燥制御に必要な制
御プログラムや各種データ等を記憶するメモリを備える
コンピュータによって行なわれる。即ち、操作盤12に
は液晶形態の表示部13を設け、該表示部13の下縁に
沿って4個の押しボタン形態のスイッチ14〜17、及
びやや離れて非常停止スイッチ18を配設している。該
スイッチ14〜17はその機能が表示部13に表示され
るもので、図例では、順に張込・乾燥・排出・通風の各
運転用スイッチに構成されるが、表示部13の画面変更
に従って異なる機能を具備せしめ得る構成である。
【0019】内蔵の制御部は操作盤12面のスイッチ情
報や乾燥機機枠1各部に配設したセンサ類からの検出情
報等を受けて必要な比較演算のもと、バーナ燃焼量の制
御,穀物循環系の起動・停止制御,表示部13の表示内
容制御等を行う。上記操作盤12のスイッチ類は、張込
・乾燥・排出・通風の各設定のほか、穀物種類、設定水
分(仕上げ水分)、張込量、タイマ増・減等を設定でき
る。
【0020】図5は制御ブロック図を示し、上記操作盤
12を有するコントロールボックスに内蔵するコンピュ
ータの演算制御部19には上記スイッチ類からの設定情
報のほか、水分計20検出情報、昇降機5の投げ出し部
に設ける穀物流れ検出器21の穀物検出情報、熱風温度
検出情報等が入力される。一方出力情報としては、バー
ナ6の燃焼系信号、例えば燃料供給信号,その流量制御
信号、あるいは上下移送螺旋,昇降機5,繰出バルブ8
等の穀物循環系モータ制御信号、吸引ファン7モータ制
御信号,各表示部への表示出力等がある。
【0021】昇降機5はバケット式で、無端ベルト30
に多数のバケット31,31…を取り付け、外周を側壁
5aにより覆った構造で、バケット31により集穀室4
より出る穀粒を掬い上げて上昇し貯留室2へと運ぶ。昇
降機5の側壁5aの正面内側に、一粒式水分計20の穀
粒取り込み部32の前縁をバケット用無端ベルト30の
バケット31の近くまで差し込んで設置し、側壁5aの
内側で、穀粒取り込み部32の底部排出口下方に、穀粒
送り螺旋33の始端部をのぞませる。
【0022】この穀粒取り込み部32の前縁と穀粒送り
螺旋33の始端部は、バケット用無端ベルト30の上昇
側と下降側のベルト内側に位置するので、ベルト30や
バケット31の移動に支障はない。一粒水分計20の筐
体は、フレーム34と、そのフレーム34を覆うカバー
35とからなる。このうち、フレーム34は、昇降機5
の側面に沿い、昇降機5との間を仕切る底板36と、底
板36上に一体的に起立させた仕切板37とからなり、
フレーム34に組付けたモータ38,制御部39と機構
部40とを当該仕切板37により仕切る。
【0023】仕切板37にモータ38の駆動軸41を貫
通して水平に固定し、この駆動軸41の先端に、はすば
歯車42を固定する。上記はすば歯車42とは回転軸心
を一致させて順次下位に第2はすば歯車43a,第3は
すば歯車43b、第4はすば歯車44a,第5はすば歯
車44bを噛合させるものである。そして、第4はすば
歯車44aの軸45には第1電極ロール46aを、第5
はすば歯車44bの軸47には第2電極ロール46bを
夫々固定するものである。
【0024】なお、上記第2はすば歯車43aには後記
の粒厚測定手段の電極の一方を固定している。上記仕切
板37と平行に、いずれも透明の樹脂材からなる中間仕
切48と電極ロール取付板49とを、仕切板37から突
出すべく一体に成形する取付脚部50,50…に着脱自
在にボルト(図示せず)止めにより共締めしている。な
お、仕切板37と中間仕切48との間隔は上記取付脚部
50の存在によって確保し、中間仕切48と電極ロール
取付板49との間隔はこの取付板49と一体成形する幅
狭の起立部51によって確保する。従って、前記軸45
及び軸47は一端を仕切板37に軸受し、他端を電極ロ
ール取付板49に軸受支持させる構成である。
【0025】さらに、底板36の所定位置に、穀粒送り
螺旋33の回転軸52を挿通し、この回転軸52にはす
ば歯車53を固定し、駆動軸41のはすば歯車42と直
角に噛合する。図8は一粒式水分計を昇降機5内側から
見た背面図で、穀粒取り込み部32は、底板36より昇
降機5内部に突出し、その上部開口55の開口縁を斜め
下方に傾斜させ、開口面積を大きく形成すると共に、こ
の開口55に複数の弾線を並べてその根元を固定するこ
とにより、櫛状の異物除去体56を形成している。
【0026】穀粒取り込み部32の下部は、断面V字状
に間隔を狭め、その一側を穀粒送り螺旋33の真上まで
延伸し、他側の下端に底部排出口57を形成し、これに
穀粒送り螺旋33の先端部を接続する。そして穀粒送り
螺旋33と平行で上縁を穀粒取り込み部32の外側に回
転自在に軸支した穀粒送り板58を垂設し、バネ59に
より穀粒送り螺旋33の外周に接するように付勢する。
【0027】前記穀粒送り螺旋33の終端部の下方に穀
粒落下路60を設ける。この穀粒落下路60の上部入口
と穀粒送り板58との間に形成される間隙に穀粒飛込防
止板(図示せず)を設置してこの間隙を閉鎖している。
この穀粒落下路60は、一対の電極ロール46a,46
bが斜めに位置してこれらの接近する部分向けて誘導壁
を形成し、穀粒を電極ロール46a,46bの間隙に誘
導する。なお穀粒落下路60は、電極ロール46a,4
6bの左右に接近する中間仕切48と電極ロール取付板
49とによって形成されるものであるが、その間隔は、
両電極ロール46a,46bによる圧砕部付近では圧砕
穀粒の侵入を防止しうるよう狭く形成している。すなわ
ち、当該圧砕部付近の間隔が狭くなるよう中間仕切48
と電極ロール取付板49の内壁面をやや膨出状に形成す
るものである。
【0028】なお、穀粒送り螺旋33は、円柱体の外周
に2本の線状突起の間に穀粒の1粒に見合う浅い凹部6
3を形成し、穀粒送り螺旋33の先端の一定範囲を除
き、上記2本の線状突起の外側を断面台形に切削して螺
旋状の深い溝64を形成する。65は、傾斜状に配設す
る電極ロール46a,46bの下方に沿って設ける圧砕
済穀粒の排出案内部で、この圧砕済穀粒を昇降機内空間
へ還元案内する構成である。この排出案内部65は、前
記電極ロール取付板48と一体成形される起立部51と
同様に成形される構成である。
【0029】前記制御部39には、回路基板66上に各
種制御回路を構成するものであるが、この基板66には
数ボルトまでの弱電回路を一まとめにして構成する。一
方、モータトランス67に代表される強電部はこの基板
66から離れた位置に、例えばモータ38と制御部39
との間の底板36に支持させる構成としている。
【0030】68は、前記操作盤12を備えるコントロ
ーラと水分計の制御回路39やモータトランス67を接
続するためのハーネスであって、底板36に開口69を
形成すると共に、昇降機5にはこの開口69に一致して
断面矩形のトンネル状貫通筒70を当該昇降機5の前後
に亘って設けてある。
【0031】前記カバー35は、逆皿型の形状となし、
前記仕切板37,中間仕切48,電極ロール取付板49
の上端面に接するように取付られるもので、このカバー
35の取付状態で、左右に、モータ38,制御基板66
及びモータトランス67を配置する制御部39、歯車を
上下に配置する伝動機構部40a、並びに一対の電極ロ
ール46a,46bを備える検出機構部40bに区分け
される。
【0032】71は粒厚測定手段で、前記穀粒落下路6
0の始端側に設けられていて、一対の測定電極ロール7
2a,72bが設けられ、この電極ロール72a,72
bの一方72aは前記第2はすば歯車43aの軸73に
固定され、他方72bは適宜突設した支軸74に固定さ
れている。もってこれら電極ロール72a,72bは前
記モータ38によって互いに逆方向に回転連動される構
成である。なお、電極ロール72a,72bの一方又は
両方は粒の取り込みによって、歪変形する材質となし、
その歪変形を電気的抵抗値の大小として捉え、ピックア
ップ処理する構成としており、この歪量を元にその出力
値をもって粒厚に換算される構成である。
【0033】前記制御部39の機能について説明する。
この制御部39から所定時間間隔で水分測定信号が出力
される。例えば15分間隔である。水分測定信号が出力
されると、モータ38が起動し各部を回転連動し、穀粒
の取り込みが始まり、粒厚検出信号、及び水分測定信号
について各粒毎の電気抵抗信号が入力される。制御部3
9では、粒厚検出手段71の測定電極72a,72bか
らの電気抵抗信号を電圧値に変換された信号を入力し
て、予め設定記憶した粒厚演算手段に基づき粒厚に換算
する。一方測定電極ロール46a,46bからの電気抵
抗信号を入力し、次の換算式に当てはめて水分値を算出
する。即ち、 M=a*V+b ここで、Mは水分値、a,bは水分換算係数、Vは検出電
圧信号である。
【0034】測定手順としては、図10に示すように、
各粒毎に粒厚を測定し、この粒厚に応じた水分換算係数
a,bを設定し、この値を個々の電圧信号により演算処
理して水分値Mを求める。ここで、例えば水分換算係数
aは、a1>a2>a3,及びb1>b2>b3の関係
にあり、各値は既知の粒厚と水分値との関係から予め設
定しておく。なお、籾を例にとれば、穀粒の粒厚の違い
により、同一水分値であっても水分特性を示す電気抵抗
特性値としての出力電圧は、図11に示すように大粒に
比較して中粒、小粒の電圧は高く大粒と同一の水分換算
係数を用いると水分値にもよるが中粒で0.5%から
1.0%、小粒では1.0%から2.0%程度高目の測
定水分となるので、粒厚により用いる水分換算係数を変
更する。
【0035】その測定が所定粒数、例えば100粒(N=
100)に達すると、平均水分値Mを演算し、測定結果
を表示出力する。その後モータ38に停止出力して、1
回の水分測定が完了する(図12)。粒厚測定手段71
としては、上記のように電極表面の歪を検出する形態の
他に、一粒の電気的特性値の検出時間tgに応じた係数
を用いるもので、粒厚の大きいほどこの検出時間tg値
は大となり、前記の表に関連付けて各値を設定してもよ
い。
【0036】図13に示す水分測定手段は、一対の電極
ロール46を、回転軸方向に径の異なる2段状に形成
し、一対の電極ロールの間隔が広い第1電極ロール46
Aと、この間隔が狭い第2電極ロール46Bとに形成し、
穀粒落下路60に設けた穀粒案内切換手段としての切換
弁80を左右に制御しながら、測定すべき穀粒を上記第
1電極ロール46A間又は第2電極ロール46B間のいず
れかに供給し得るよう構成し、穀粒の押圧・圧砕強度を
変更して夫々の水分値を検出する構成としている。
【0037】従来穀粒の水分分布状態を検出する方法と
して近赤外線を利用したものがあるが、コスト高であっ
て低価格のものが望まれている。上記の例では、従来実
用化されている単粒水分計を利用し電気抵抗方式により
水分分布状態を検出しようとするものである。
【0038】制御部では、第1電極ロール46A、及び
第2電極ロール46Bの各測定信号を入力して水分値に
換算した後、フローチャート(図14)に示すような処
理が行われる。即ち、第1電極ロール46Aで100粒
の平均水分値M1を演算し、次いで切換弁80を第2電
極ロール46B側に切り換え、同様に100粒の平均水
分値M2を求める。これらの検出水分値M1及びM2とが比
較され、その差ΔMを予め設定した所定値α1,α2と
比較し、穀粒の状態を「湿潤状態」「平衡状態」又は
「乾燥状態」に判定するものである。なお、平均水分表
示値としては上記M1又はM2のうち第2電極ロール46B
で測定した水分値を採用する。
【0039】ここで、電極ロールを2個設ける場合の水
分分布の判定について説明する。例えば、籾を測定する
ときには電極間隔の大きい第1の電極間間隔は1.5〜
1.8mm程度に設定し、第2の電極ロール46B間隔
は0.5〜0.7mm程度に設定して、水分分布即ち粒
内の水分勾配が安定している状態の籾で各電極ロール毎
に籾水分換算式、Mi=b0i+b1i*ERを設定す
る。ここで、M1は籾水分、ERは測定電気抵抗を電圧
に変換した出力、b0i、b1iは係数である。
【0040】安定した籾粒を測定した場合には、第1電
極ロール46Aによる水分値M1と第2電極ロール46B
による水分値M2とはほとんど等しくなる。しかしなが
ら、乾燥工程中にある籾では、粒内平均水分は電極間隔
の小さい第2電極ロールによる水分値M2で測定できる
が、この水分値M2は水分値M1よりも2%程度低い水
分値となった。これは図15に示すようにロール間隔に
粒を把持したときの電気抵抗特性が局部の電気抵抗の並
列合成抵抗で等価的に構成されることを示し、併せてロ
ール間隔が大きい場合には粒表層の影響が明らかにな
り、粒内層の影響が出にくい状況を示している。等価抵
抗モデルでは、粒表層の等価抵抗R1が相対的に小さく
なり、粒内層の等価抵抗R2が相対的に大きくなること
を示している。
【0041】したがって、乾燥工程中にある粒は安定状
態にある粒に比べて表層部が乾燥状態にあり、等価抵抗
R1が増加するので結果として測定水分値M1は減少す
る。また、ロール間隔の小さい方の水分値M2において
は、粒を圧砕し粉砕状態下で測定することから、ロール
間隔の大きい場合に比較して並列抵抗特性の傾向がなく
なり、乾燥状態であっても粒内の平均水分値を示すこと
となる。
【0042】一方、冷蔵保存や水分調湿などの作業にあ
っては、粒表面が局部的に湿潤状態にある場合が発生す
るが、この場合には乾燥工程中とは反対に第1の電極ロ
ール46Aによる測定値M1が第2の電極ロール46B
による測定値M2に比べ増大することになり、その差か
ら湿潤状態の判断もでき、冷蔵保存や調湿作業の管理に
利用できる。
【0043】なお、上記の例では、2つの間隔の異なる
電極ロールを有する場合について説明したが、大豆等粒
径の大きいものや、高速乾燥を実施する場合について
は、さらに間隔を細分すると内部水分状態を細分評価す
ることができ、乾燥作業の制御の高度化が図れる。図1
6は電極ロールを3対用いた場合の測定水分結果を示す
もので、水分値M1が最表層部の水分を示し、水分値M
2が中間部分の水分を、そして水分値M3が中心部の水
分を示す。このように水分の分布状態を知ることがで
き、穀粒乾燥・貯蔵の高度管理に利用できる。
【0044】検出水分値M1及びM2、即ち穀粒の押圧
・圧砕強度の変更手段として、上記の実施例では、一対
の電極ロール間隔の異なる電極を同軸に設けて供給切換
弁80で供給切り換えを行う構成としたが、左右に間隔
の異ならせて第1電極ロール46A、第2電極ロール4
6Bを併設し、前記穀粒流路60の穀粒を受けて左右い
ずれかの電極ロールに供給すべく構成してもよい(図1
7)。又、上記の第1電極ロール46Aと第2電極ロー
ル46Bとを上下に配置して直列的に通過させながら水
分検出する構成でもよい(図18)。この場合には、前
記の併設型に比較して、穀粒量を半減できる上、測定時
間の短縮化がはかれて便利である。また、供給切換手段
を必要としないため、構造を簡素化できる。
【0045】籾を一粒ずつ搬送しながら脱ぷする脱ぷ搬
送部81の終端部下方に搬送された籾または玄米を圧砕
しその電気的特性値により、水分値を測定する水分測定
電極ロール46を設け、脱ぷ穀粒を通過させながら水分
測定する構成としている。一対の筒状体81a,81b
が互いに内向きに回転し穀粒を同方向に搬送する螺旋状
の脱ぷ搬送部81は、略接触状態に設けられ、籾粒を接
触間隔に繰り込みつつ搬送するが、この接触間隔に送り
込まれた籾粒はその粒径が適正以上であれば、例えば7
0%〜80%程度が、籾殻のみを取り外して下方に繰り
出され、玄米粒は一対の筒状体81a,81bに保持さ
れたまま搬送終端に向って移動する。一方適正粒径以下
の穀粒は搬送されつつ筒状体81a,81bの接触間隔
に繰り込まれて脱ぷされずに、又は脱ぷされても搬送さ
れつつ下方に排除される。したがって搬送終端から供給
される粒は適正粒径以上の玄米粒と適正粒以上の籾粒で
ある。よって、電極ロール46の間に供給される粒は適
正粒径以上の籾と玄米となる。なお、上記粒径の選別機
能を十分活かすには筒状体81a,81bの籾に対する
摩擦抵抗を大きく変更することが望ましく、例えば一方
の筒状体を摩擦係数の大きいゴム系材料に、他を摩擦係
数の小さい金属材料にするとよい。
【0046】上記のように選別された籾と玄米との検出
電圧波形は図20に示すように波高、波幅とも相違し、
籾粒にあっては玄米と同一水分であっても籾殻の通電性
が高く検出波高は大となり、また、波幅は粒長、粒幅、
粒厚ともに玄米に比較して籾の方が大となる。従って、
波幅の検出、即ち波形検出時間Tが所定値βよりも長い
か又は短いかによって籾粒であるか玄米粒であるかを判
定し、籾水分換算係数を当てはめるべきか玄米水分換算
係数を当てはめるべきかを決定する(図21)。
【0047】図21において、籾水分値または玄米水分
値を順次測定し、トータル粒数が所定粒(例えば200
粒)に達すると、玄米平均水分値Mm又は籾平均水分値
Mgを演算し、表示出力するものである。上例の作用に
ついて説明する。基本画面を呼び出しスイッチ14をO
Nすると、ホッパに投入された乾燥すべき穀物は昇降機
5を経て貯留部2に張り込まれる。張込完了すると、停
止スイッチ16をONして各部を一旦停止する。次には
乾燥作業に移行するためスイッチ15をONし、画面を
穀物種類・乾燥モード設定画面に切り替え、前段で穀物
種類設定スイッチ14を押して当該張込穀物の種類を設
定し、かつ乾燥モードを選択設定する。尚別途に設ける
設定画面により同じ要領で水分設定機能スイッチをもっ
て希望の乾燥仕上げ水分値を設定する。
【0048】こうすることにより、昇降機5上下移送螺
旋、繰出バルブ等は運転を開始し、かつバーナ6も駆動
状態におかれて熱風乾燥を開始するものである。ここ
で、熱風温度は選択された穀物種類毎に予め乾燥速度が
決められており、当該乾燥速度にそって熱風温度が決定
されることとなり、乾燥室3の穀物流路を流下するうち
熱風が作用して乾燥し、集穀室4から昇降機5を経て貯
留室2に戻され調質作用を受ける。このような循環を所
定水分に達するまで繰返し行う。
【0049】上記の乾燥運転中、所定時間間隔で水分測
定が行われる。即ち所定時間間隔で一粒水分計のモータ
38に駆動指令信号が出力される。昇降機5内バケット
31で掻き上げられる穀粒の一部は溢出流下し、その一
部が穀粒取り込み部32を経て穀粒送り螺旋33と穀粒
送り板58との間で受けられ、一粒毎に穀粒送り螺旋3
3終端側、つまり水分計本体内へ導入される。この穀粒
送り螺旋3の終端部から穀粒落下路60を流下しながら
通過して、まず粒厚測定手段71の電極ロール71a,
71bに案内され、次いで水分測定手段46の電極ロー
ル46a,46bの間に案内される。電極ロール71
a,71bは互いに逆回転していて穀粒をい取り込むと
電極ロールのうち一方のロール71a表層が歪み変形し
てその出力抵抗が電圧に変換されて制御部39に送られ
る。また、電極ロール46a,46bも互いに逆回転し
ていて、穀粒を取り込みつつ圧砕しながらその電気抵抗
値が検出され電圧換算出力が制御部39に送られる。制
御回路部39では、所定粒数、例えば100粒の電気抵
抗値に見合う電気信号が入力される。制御回路部39で
は、前記した粒厚に見合う換算係数値a,bが選択設定
され、水分値に換算される。所定粒数で平均化され穀粒
の平均水分値とし表示部13画面に表示出力する。
【0050】図22は所謂品位測定装置85に粒厚測定
手段86を構成したものである。粒厚選別機の目合い調
整によって、品位の予測を行わせようとするもので、品
位測定装置85は、図外供給ホッパからの穀粒を受け
て、外周縁の係止孔部87a,87a…に一粒毎を係合
して搬送すべく円盤87を傾斜軸88軸心回りに回転す
べく構成し、上位側に配設する色調検出部89、胴割検
出部90とによって、各粒毎に外観品位を測定し得る構
成である。色調検出部88には、赤・青・緑の各光セン
サ91,92,93、及び反射光センサ94、透過光セ
ンサ95等によって構成され、これらの各出力を受けて
制御部96は、玄米粒をその外観評価によって整粒、青
未熟粒、死米等に区分けし、胴割検出部のセンサ97の
出力を受けて胴割程度の評価を行ういずれも公知の構成
である。
【0051】円盤87の傾斜下位側には略一周の穀粒が
その係合から自重で脱落し、下方に待機すべく設ける粒
厚測定手段86に供給しうる。粒厚測定手段86は、前
記の構成と同等に左右一対の電極ロール86a,86b
形態とされ、そのロール表層部の歪変形をピックアップ
してその変換電圧出力が制御部96に送られ、粒厚に変
換し得る構成である。
【0052】上記のように構成し、キー操作部98から
制御部96に粒選別目合いの程度を入力すると、当該制
御部96には、順次円盤87で送られる玄米粒からの一
粒毎に外観品位及び粒厚電圧が入力され、品位や粒厚に
換算される。所定粒の測定が完了すると、一旦品位総合
判定Q0、粒厚平均処理が施される。更に、処理は継続
し、前記キー操作部98からの目合い情報に従い、所定
粒厚以上の粒厚のものについて再度品位判定Qmがなさ
れる。併せて予測選別ロスが演算され、予測平均粒厚が
演算処理され、その結果が表示される(図24)。な
お、上記品位総合判定は、例えば農産物検査基準で等級
区分される各粒の含有割合を基準に等級が決定されてい
る。
【0053】従って、現状の品位の総合判定Q0と目合
いを変更したときの予測品位Qmを確認でき簡便な装置
で粒厚選別選択や制御を行うことができる。さらに、粒
厚測定手段86の下方に水分測定手段99を構成しても
よい(図25)。水分測定手段99を連設すると、粒厚
選別機(図示せず)を通過した穀粒の水分値を予測でき
るので、乾燥直後の場合に予定した水分になるか否かを
事前に検証できるのでよい。なお、水分測定手段99を
配置する場合は、水分を品位とともに表示できて穀粒判
定要素の情報が多くなって都合が良いほか、水分換算係
数を粒の品位毎にあらかじめ設定記憶した係数から選択
して当てはめることができ、水分演算の精度を向上す
る。水分換算係数は、品位毎に、かつ籾、玄米、精米毎
に予め係数設定するものであって、例えば図26のとお
りであり、前記換算式M(水分)=a*V(測定電圧)+b
に当てはめて水分値を算出するものである。測定手順と
しては、各粒毎に品位を測定し、この品位に応じた水分
換算係数a,bを設定し、この値を個々の電圧信号によ
り演算処理して水分値Mを求める。ここで、籾を例にと
れば、穀粒の性状の違いにより、同一水分値であっても
水分特性を示す電気抵抗特性値としての出力電圧は、図
27に示すように整粒に比較して未熟粒、不稔粒の電圧
は高く整粒と同一の水分換算係数を用いると水分値にも
よるが未熟粒で0.5%から1.0%、不稔粒では1.
0%から2.0%程度高目の測定水分となるので、色調
により性状判定をして用いる水分換算係数を変更する。
【図面の簡単な説明】
【図1】穀物乾燥機の正面図である。
【図2】穀物乾燥機の正断面図である。
【図3】コントロールボックスの制御盤正面図である。
【図4】制御ブロック図である。
【図5】水分計の正断面図である。
【図6】同上の側断面図である。
【図7】水分計の分解斜視図である。
【図8】同上の背面図である。
【図9】水分計の制御ブロック図である。
【図10】水分値換算係数表である。
【図11】粒厚の違いによる電気抵抗水分特性を示すグ
ラフである。
【図12】フローチャートである。
【図13】電極ロールへの穀粒案内切換手段の一例を示
す平面図である。
【図14】フローチャートである。
【図15】等価抵抗モデル回路図である。
【図16】水分分布一例を示すグラフである。
【図17】電極ロールと穀粒案内切換手段の別例を示す
概要図である。
【図18】電極ロールの別例を示す概要図である。
【図19】脱ぷ部を備える水分計の概要図である。
【図20】水分電圧波形一例を示す図である。
【図21】フローチャートである。
【図22】品位測定手段の概要図である。
【図23】制御ブロック図である。
【図24】フローチャートである。
【図25】品位測定手段に水分計を付設した概要図であ
る。
【図26】水分値換算係数表である。
【図27】品位の違いによる電気抵抗水分特性を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1…乾燥機枠,2…貯留室,3…乾燥室,4…集穀室,
5…昇降機,6…バーナ,7…吸引ファン,8…繰出バ
ルブ,9…下部移送装置,10…上部移送装置,11…
拡散盤,12…操作盤,13…表示部,20…水分計,
46a…第1電極ロール,46b…第2電極ロール,7
1…粒厚測定手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒を単粒毎に水分測定電極に供給し圧
    砕された穀粒の電気的特性値と所定の換算係数によって
    水分値を算出する水分測定装置において、測定対象の穀
    粒の粒厚を測定する粒厚測定手段を設け、既知の水分値
    と粒厚区分とから予め上記電気的特性値と換算係数との
    関係を記憶する手段を設け、粒厚測定結果に基づき記憶
    手段から選択された換算係数値によって水分値を算出す
    る制御部を構成したことを特徴とする水分測定装置。
  2. 【請求項2】 穀粒を単粒毎に水分測定電極に供給し圧
    砕された穀粒の電気的特性値に所定の換算係数によって
    水分値に算出する水分測定装置において、単粒の測定時
    間を検出する検出手段を設け、既知の水分値と測定時間
    区分とから予め上記電気的特性値と換算係数との関係を
    記憶する手段を設け、検出時間測定結果に基づき記憶手
    段から選択された換算係数値によって水分値を算出する
    制御部を構成したことを特徴とする水分測定装置。
  3. 【請求項3】 穀粒を単粒毎に測定電極の間隔部に供給
    し押圧又は圧砕された該穀粒の電気的特性値から水分値
    を算出する水分測定装置において、電極間隔部の異なる
    水分測定電極を複数組設け、各設定間隔部における水分
    値から穀粒内部の水分分布を判定する制御部を構成した
    ことを特徴とする水分測定装置。
  4. 【請求項4】 水分測定手段46を、一対の電極ロール
    の間隔が広い第1電極ロール46Aと、この間隔が狭い
    第2電極ロール46Bとに形成し、穀粒落下路60に設
    けた穀粒案内切換手段80を制御しながら、測定すべき
    穀粒を上記第1電極ロール46A間又は第2電極ロール
    46B間のいずれかに供給し得るよう構成し、穀粒の押
    圧・圧砕強度を変更して夫々の水分値を検出する構成と
    した請求項3に記載の水分測定装置。
  5. 【請求項5】 水分測定手段46を、一対の電極ロール
    の間隔が広い第1電極ロール46Aと、この間隔が狭い
    第2電極ロール46Bとに形成し、これらをこの順に上
    手側から配置し第1電極ロール46Aを通過した穀粒が
    第2電極ロール46Bを通過すべく構成し、穀粒の押圧
    ・圧砕強度を順に強くして夫々の水分値を検出する構成
    とした請求項3に記載の水分測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212086A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Satake Corp 穀粒乾燥機における胴割検査機能付水分計
JP2018036077A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 株式会社ケット科学研究所 単粒類水分計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007212086A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Satake Corp 穀粒乾燥機における胴割検査機能付水分計
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