JPS59196038A - 製茶蒸し装置 - Google Patents

製茶蒸し装置

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JPS59196038A
JPS59196038A JP6950583A JP6950583A JPS59196038A JP S59196038 A JPS59196038 A JP S59196038A JP 6950583 A JP6950583 A JP 6950583A JP 6950583 A JP6950583 A JP 6950583A JP S59196038 A JPS59196038 A JP S59196038A
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tea
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barrel
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Susumu Masuda
進 増田
Taizan Uchida
太山 内田
Hiroshi Yoneyama
宏 米山
Akihiko Muroya
室屋 昭彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規な製茶蒸し装置に関する。詳しくは、希望
する蒸し時間に従って蒸し工程を行なうことができるよ
うにして蒸し工程管理者の経験的判断によらなくても希
望する蒸し時間に応じた希望どおりの品質の蒸葉を得る
ことができるようにした新規な製茶蒸し装置を提供しよ
うとするものである。
背景技術とその問題点 製茶工程(荒茶工程)は最初に行なわれる蒸し工程とこ
れに続く各揉圧工程と最後に行なわれる乾燥工程とから
成るものであるが、これら各工程のうち最初に行なわれ
る蒸し工程は製品荒茶の価値を決定すると言われる程重
要な工程である。この蒸し工程は、生葉の中に含まれて
いる酸化酵素の活性を速やかに失なわしめ、緑茶特有の
鮮緑色を保たせ、茶菓から浸透される葉色を染め−1青
臭みを除去して並流しい香気を発揚させ、葉質を軟化さ
せる、等の目的を有し、蒸胴の投入口から投入された生
葉を主として蒸胴の傾斜と蒸胴の回転と攪拌軸の回転と
によって蒸胴の出口まで通過されていく間に蒸胴に供給
される蒸気によって加熱しかつ蒸胴の回転作用と攪拌軸
の回転作用と番こよって打圧を加えるという形で行なわ
れる。そして上記した各目的の達成度を左右する要素は
、蒸気の温度、量及び圧力と打圧あるいは揉圧度、生葉
の投入部−そして蒸し時間、即ち生葉の蒸胴内通適時間
等が挙げられる。勿論、これらの要素はそれぞれが上記
した各目的の達成に個別的に関与するものではなく、複
合的に関与するものであるが、この中でも特に蒸し時間
は重要な要素である。というのは蒸し時間の長さは他の
要素であるところの蒸気の性状や打圧の度合に比して生
葉に与える影響は極めて大きく、蒸し時間の微妙な違い
によって生葉が受ける物理的変化や化学的変性が大きく
異なるからである。この物理的変化や化学的変性という
のは、茶菓の繊維の軟化、細胞の破壊、色成分や香気成
分の変性等のこ七であり、これら変化、変性の如何によ
って蒸葉の性状が決定され、ひいては製茶仕上り製品と
しての色沢、香気、水色、滋味その他の各製品が大きく
左右されることになる。従って、製茶蒸し工程を行なう
に当たり、蒸し時間の管理は細心の注意をもって行う必
要があり、それも蒸し時間がどれくらいの場合はどのよ
うな品質の蒸葉が得られたか、というデータをもとに所
望する具体的な蒸し時間を設定し、設定された蒸し時間
を正確に管理する必要がある。そしてこのような蒸し時
間の管理がなされるならば、蒸葉の品質はより安定した
ものが得られ、また、これにもまして、所望する仕」ニ
リ品質に蒸された蒸葉を得ることができる。
ところが従来の蒸し工程においては、このノにし時間は
積極的に管理されることはなく、せいぜい、蒸葉の仕上
り品質を見て蒸し時間に関与する制御要素を適当に調整
するといった程度のものであつ4・ 従来の蒸し時間の管理の実状について、蒸し機を丞す第
1図に従って説明する。図において、aは蒸、し機本体
を示し、bは給5機、Cは冷却機である。dは蒸胴であ
り、該蒸胴dは一端に投入口eが形成され他端に蒸気供
給部fが形成された固定胴gと該固定胴gに連設された
回転胴りとから成る。そして蒸胴dは可動枠iに支持さ
れており、該可動枠iは機枠jに対して回動自在に皮粉
されている。kは可動枠iの回動支点部であり、tは胴
傾斜調節機構、mは該調節機構りの作業レバー、nは蒸
胴d内を胴の軸方向に貫通された攪拌軸であり、該攪拌
軸nには図示しない多数の撹拌翼が突設されている。0
は駆動部で、該駆動部0には回転胴り及び攪拌軸nを駆
動する駆動機構が備えられている。
しかして、生葉は給葉機すにより固定胴gの投入口eか
ら蒸胴d内に投入され、蒸胴d内を数10秒乃至数分と
いった通過時間をもって移送され、この移送される間に
蒸気による加熱や回転IFihの回転作用と攪拌軸nに
突設された攪拌翼の回転作用による打圧や攪拌を受けな
がら」−記した物理的変化や科学的変性を行ない、回転
1pIh先端の排出1コpから蒸胴d外へ排出される。
そして、プ左胴dから排出された蒸葉は冷却機Cにより
冷却される。そして、蒸し工程を管理する条例は、族1
祠dの排出口pから排出される蒸葉を時折サンプリング
して、その色、香、手のひらで握ったときの弾性や粘り
具合、葉面に付着した蒸露などの状1ルな官能的に捉え
て蒸葉の仕上り品質を直ちに判定し、判定結果に何らか
の不満があれは、回転胴りの回転速度や攪拌軸nの回転
速度、あるいは蒸胴の傾斜度や蒸気の性状等制御要素を
適宜調整する。これら各制御要素のうち回転胴りの回転
速度と攪拌軸nの回転速度そして蒸胴dの傾斜度は生葉
の蒸胴d内通適時間即ち蒸し時間に直接関与する要素で
あり、特に蒸胴dの傾斜度は蒸し時間を大きく左右する
要素である。
従来の蒸し工程は上記したようになされ、蒸し時間の管
理は蒸葉の仕上り品質をサンプリングしながら適宜制御
要素を調整するといったいわゆる手探りの方法を用いて
行なわれている。ところで、蒸胴dの傾斜度などの制御
要素をある制御状態に調整したときに満足すべき蒸葉の
仕上り高地が得られた場合は、蒸胴dの傾斜度等をその
調節された状態のままとしておけば、一定の蒸し品質が
得られる筈である。ところか生葉の適切な蒸IFI内通
過時間は上記した機械的な制御要素だけでなく、生葉の
投入量や品質によっても左右されるものであるから、同
じ制御状態のもとにおいても蒸葉の仕上り品質は一定の
ものが得られるとは限らないのである。従って、従来の
蒸し工程における蒸し時間の管理は、蒸葉の仕上り品質
を見たうえで制御要素を適宜調整し、調整した状態での
蒸葉の品質をチェックし、更に必要があればこうした調
整とチェックとを繰り返し行なうといった極めて煩雑な
方法をとることを余儀なくされていたつしかも、このよ
うな調整作業には1多めで微妙な技、術と長年の経験を
必要とし、またそうした熟練技術をもってしても一定の
蒸葉品質を得ることは望めない。
以上のように、従来の蒸し工程は蒸し時間を管理しなが
ら行なわれるのでなく、条例の経験的な判定による蒸葉
品質を管理しなからマラなうものであった。
発明の目的 本発明は上記した問題点に鑑み為されたもので、赤望す
る蒸し時間に従って蒸しを行ない得るようにして、法し
工程管理者の経験的判断に依らなくとも常に一定した品
質のしかもa望光りの品質のへ葉を得ることができるよ
うにした新規な製茶蒸し装置を提供しようとするもので
ある。
発明の概要 上記目的を達成するため木発明製茶蒸し装置の第1のも
のは、蒸気が供給される蒸胴内に茶葉を通過させて茶菓
を蒸す製茶蒸し装置であって、蒸し機本体と、少なくと
も茶葉の蒸胴内通適時間に関与する制御要素の少なくと
も一つを操作によって変える操作部と、蒸胴へ投入され
る茶葉の投入重量と蒸胴から排出される茶葉の排出重量
とを計測する計測部と、希望する蒸し時間を設定する方
し時間設定スイッチと、演算回路と、」−記操作FiR
を制御する制御部と、を備えており、前記演算回路は計
測部により計測された数イEQから精算投入車端と積算
排出重量とを算出し、p−出された数値から茶菓の蒸し
時間を算出するようにされており、前記制御部は設定さ
れた蒸し時間と測定された臥し時間とを比較し、その比
較結果に応して操作部を制御し得るようにしたことを特
徴とするものである。
木発明製茶蒸し装置の第2のものは、蒸気か供ふ0され
る蒸胴内に茶葉を通過させて茶菓を蒸す製茶蒸し装置で
あって、蒸し機本体と、少なくとも茶菓の蒸胴内通適時
間に関与する制御要素の少なくとも一つを操作によって
変える操作部と、蒸胴へ投入される茶菓の投入重量と蒸
胴から排出される茶菓の排出重量とを計測する計A(1
1部と、希望する蒸し時間を設定する蒸し時間設定スイ
・ンチと。
演算回路と、上記操作部を制御する制御部と、を備えて
おり、前記演算回路は計測部により計測された数値から
積算投入重量と積算排出重量とを漣出し、算出された数
値から茶菓の蒸し時間を求めるようにされており、前記
制御部は設定された蒸し時間と測定された蒸し時間とを
比較し、その比較結果に応じて操作部を制御し得るよう
にされてあり、前記演算回路は一時的に記憶されている
積鐘投人重量と精算排出重量とをリセットスイッチの操
作により、又は所定の時間毎に自動的にリセットし得る
ようにされていることを特徴とするものである。
実施例 以下に、本発明製茶蒸し製画を添付図面に示した実施例
に従って説明する。
第2図は本発明製茶蒸し装置における蒸し時間測定の原
理の一例を示す概略図である。
1は全体が略円筒状に形成された蒸胴を示す。
蒸胴1は固定胴2と該固定胴2の先端開口部に連結開口
部を突き合わせるようにして配置された回転胴3とから
構成されている。4は固定胴2の基端上部に形成された
投入口、5は固定胴2の先端部外周面を囲むようにして
設けられた円筒状のノA気室である。尚、蒸胴1には撹
拌軸が突設された攪拌軸が貫通されており、固定胴2の
基端側(こ!オ駆動部が配置され、この駆動部によって
回転胴3及び上記攪拌軸が回転駆動されるよう番こなっ
てしする。また蒸胴1は適宜な傾斜度調整機構によって
その傾斜度を調整することができるようになっている。
これら以外の蒸胴1及び該蒸胴1に付設された各部の構
成は既知の蒸し機におけるものと相違することがないの
で詳細な説明は省略する。
6は蒸胴1に投入される生葉の重量を計測する計量コン
ベアであり、枠7の両端に支持されたローラ8.8の間
には無端ベルト9か架は渡されており、枠7はスプリン
グ1O110を介して基台11に支持されている。12
は例えばポテンショメータあるいは差動トランス等の変
位量検出器であり、可変抵抗器13と該可変抵抗器13
の抵抗値を変化させる可動子14とを備えている。可動
子14は計量コンベヤ6の枠7の上下方向の変位動作と
連動して移動されるようになっている6計Yコンベヤ6
の送出端は蒸胴の投入口4に臨まされており、またコン
ベヤ6の始端上方には給葉機15の送出端が臨まされて
いる。
1、かして、計量コンベヤ6のベルト9を駆動し、1合
M4’li5から計部、コンベヤ6のベルト9」二に生
葉を供給してゆけば、ベルト9に乗&された生葉はコン
ベヤ6の送出端から固定胴2の投入口4のを通って蒸胴
1に投入され、蒸胴1に投入された生葉は固定胴2から
回転胴3へ移動され、回転胴3の排出口16から蒸胴1
外へ排出されてゆく。そして、蒸胴1内を移送される間
に、蒸気室5から供給される蒸気によって加熱されかつ
回転胴3及び前記攪拌翼によってI児拌され打圧され、
これらの加熱、攪拌及び打圧を受けることにより)にし
が施される。またベルト9上に生葉が乗載されると計量
コンベヤ6はその生!i!の重量によって枠7がヘルド
9と共に下方へ変位され、枠7の変位動作と連動して変
位量検出器12の可動子14が所定の方向へ移動され、
これによって可変抵抗器13の抵抗値が変化せしめられ
る。このときのK 抗(EQはコンベヤ6のベルト9上
に乗載された生葉の重量に応じた大きさとなる。
17は1に胴1から排出される蒸葉の重量を計/lIl
+する計部、コンベヤであり、枠18の両端番こ支持さ
れたローラ19.19の間には無端ベルト20力\架は
渡されており、枠18はスプリング21.2]を介して
基台22に支持されている。23は前記した変位量検出
器12と同様の変位量検出器であり、可変抵抗器24と
可動子25とから成り、可動子25は計量コンベヤ17
の枠18の上下方向の変位動作に連動して一ヒ下動する
ようになっている。計量コンベヤ17の始端は蒸胴1の
排出口16の下方に配置されている。
しかして、計量コンベヤ17のベルト20は計量コンベ
ヤ6のベルト9が駆動開始されるのと同時に駆動開始さ
れる。そして、蒸胴lのυ11上16から排出されてく
る蒸葉はコンベヤ17に次々に乗載され、その乗載され
た蒸葉はコンベヤ17の送出端から図示しない冷却機に
導かれ次の粗揉工程に送られてゆく。そして、ベルト2
0上に蒸葉が乗載されると計量コンベヤ17はソノ7N
、fノ!1′i情によって枠18がベルI・20と共に
下方へ変fりtされ、枠18の変位動作と連動して変位
屡検出器23の可動子25が下方向に移動し、“これに
よって可変抵抗機24の抵抗値が変化される。このとき
の抵抗値の大きさはコンベヤ17のベルI・20上に乗
載された蒸葉の重量に応じた大きさとなる。
ROM ifリードオンリーメモリであり、演算プログ
ラム等が書き込まれている。RAMはランダムアクセス
メモリ、CPUは中央処理装置であり、リードオンリー
メモリROMに書き込まれている演算プログラムに従っ
て蒸し時間を算出する。DISPは表示手段であり、L
EDを使用して蒸し時間を表示している。EXITは外
部出力O:!+f子であり、算出された蒸し時間に応じ
て例えは蒸胴の傾斜度を調整する信号等を送出する。こ
のCPU等による演算の具体的内容1士後でより詳細に
説明する。
尚、前記した第2図に示す装置においては、蒸胴1.に
投入される生葉の重量を計N1]する手段にコンベヤ形
式の連続式のもが用いられているが、蒸し時間のA(1
1定に用いられる生葉の投入重量計測手段はこれに限ら
れることなく、所謂パッチ式のものを用いても宜い。そ
のバッジ式の計測手段の一例を第3図に従って説明する
。図において、1は前記した蒸胴を示す。26は−F面
が開口され底面に開口自在な排出扉27.27が形成さ
れた計量プールであり、計量プール26は図示I7ない
基台に対して上下することができるように吊り下げられ
た状態で支持されている。28は計量プール26内に投
入された生葉の重量を計4111する計測装置、29は
生葉投入機であり、コンベヤベルト30とホッパー31
とを有する。ホッパー31は計量プール26の下部に対
応する位置に臨まされている。32は計量プール26に
生葉を投入するための生葉搬送機を示す。しかして、計
量プール26の扉27.27が閉ざされた状態で計量プ
ール26内に生葉搬送機32から生葉が投入yれる。
そして、計量装置28は、所定の生葉重量を計測すると
計測終了の信号を生葉搬送機32の駆動部と扉開閉機構
駆動部とに出力して、生葉搬送機32による計量プール
26への生葉投入を停止させ、また、計量プール26の
扉27.27を開くようにする。計量プール26の扉2
7.27が開くと計量プール26内の所定重量の生葉は
全て生葉投入機29のホッパー31内に投入される。そ
して、ホッパー31内に投入された生葉は図示しない掻
き均し装置によって平均的な積層厚にならされながらコ
ンベヤベルト30によって移送され、投入機29の送出
端から投入口4を通って蒸胴1内へ投入されてゆく。ま
た、生葉の排出を行なった計量プール26は直ちに扉2
7.27を閉じ、再び生葉の投入を受けながら、所定の
計量を行なう。
尚、第3 iNには生葉の投入重量の計i’1l11を
行なうハツチ式の計Al11手段を示したが、この第3
図に示すような計測手段は蒸葉の排出重量の計測を行な
う計A(11手段にも用いることができる。更には生葉
の投入重量の計測には連続式(またパッチ式)の計測手
段を用い蒸葉の排出重量の計4(1にはパッチ式(又は
連続式)の計測手段用いるようにしても宜い。
次に、製茶蒸し時間測定方法を具体的に説明する。
即ち、蒸し時間の測定゛は、蒸胴1へ投入される生葉の
単位時間当たりの投入重量W1と蒸胴1から排出される
蒸葉の単位時間当たりの排出ル:量W2とを計測し、計
測された蒸葉の排出重量W2に所定の生葉換算係数αを
掛けて単位時間当たりの生葉換算排出重量W3を算出し
、蒸胴1に対する生葉、単位時間当たりの投入重量W1
と単位時間当たりの生葉換算排出重量W3とをそ些ぞれ
役人開始時点から現在時点Tに至るまでの時間T定積分
式により現在時点における蒸胴内通渦中の茶菓重量W4
を算出し、更にW4÷W1の式により茶菓の蒸胴1内通
過時間Tsを算出することによって行なわれる。
投入重量W1と排出重量W2とを計測する時間間隔は任
意に定めることができるが、第2図に示す連続式の計量
コンベヤ6及び17を用いて計測する場合は、例えば、
各ベルト9及び20が各コンベヤの始端から送出端まで
移動されるのに必要な時間と等しくしておけば計測値の
処理が簡単なものとなる。即ち、各ベルト9の上記移動
時間tが10秒とされている場合は、給葉機15による
計量コンベヤ6に対する生葉の供給が開始された時点か
ら計測タイムのカウントを開始し、10秒経過する毎に
変位量検出器12から出力される電気的信号による投入
型J、WlをCPUに取り入れるようにする。また、こ
れと同様にして排出重量W2の計測も、ベルト20の移
動時間t′に合わせた時間間隔毎にベルト20上に乗載
された蒸葉の重量W2を計測してCPUに取り入れるよ
うにすれば宜い。尚上記した移動時間りとt′とは等し
くする必要はない。
ところで、本蒸し時間測定方法においては、前記したよ
うに、生葉の投入重量と蒸葉の排出重量の差を算出する
ことによって蒸胴1内を通過中の茶菓の重量を測定する
ことが行なわれるものであるから、計測された投入重量
と計IIIされた排出重量とが同じ条件のもとに計測さ
れたものであることが必要である。ところが、茶菓はこ
れが蒸されることによって重量が変化する。即ち、茶葉
は生葉の状態のときと蒸葉のときとによって重量が異な
るのである。これの原因は、蒸胴lを通過する間に受け
る蒸気による加熱や回転胴3及び撹拌軸による打圧によ
って蒸葉の葉面の水分が奪われたり、あるいは蒸気の水
滴が葉面に付着したり、あるいは葉内部に水分が浸透し
たりすることによる。従って、計測された排出重量W2
は、例えばそれに所定の生葉換算係数αを乗算すること
によって生葉としての排出重量、即ち生葉換算排出重量
としてその計測値を補正する必要がある。
そして、生葉換算係数αは一律に決定されるものではな
い。というのは、生葉の品質、即ち、摘採時期の相違か
らくるところの葉質の硬度、葉肉の厚さ、形状、摘採後
の萎凋の進行度、品質等の相違更には摘採時の天候、気
温の相違、そして、手摘みか機械摘みかの摘採方法の相
違、茎の混入の多少等、種々の感触の違いによる生葉品
質の相違、蒸し時間の相違等によって蒸しを施された場
合の茶菓の重量変化が異なるからである。従って、ここ
では一般的な場合の平均値の一例を示す。例えば、水含
有輸率が概そ78%である一番茶の生葉を概そ60秒間
然した場合は生葉4+!算係数αが約0.997で、ま
た例えば水分含有率が概そ79%である二番茶の生葉を
概そ90秒間蒸した場合は生葉換算係数αが約0.98
5である。尚、生葉を蒸した場合の重量変化は、生葉重
量に対して蒸葉の生葉換算係数はi、ooよりも大きな
値となることもある。
このような生葉換算係数αは、例えば制御盤に設けられ
た係数人カスインチによってその都度手操作で入力する
か、あるいは」−記した生葉品質やノンし時間等の各条
件に対応した係数が定められた表をメモリーに予め書き
込んでおき制御盤に設けられた生葉品質や蒸し時間を設
定するスイッチを操作、す、るとその表の中から自動的
に読み出されるようにしても宜い。
」二連した。JTW 1 d t−、−、rW3 d 
を代部こより得・られるのは現在の時点における蒸胴1
内を通過中の茶菓重量W4である。即ち、蒸胴1に対し
て生葉の投入が開始された時点から現在の時点Tまでに
蒸111i11内に投入された積算投入重量■。Wld
tから蒸胴1内より排出された積算排出換算重量孔W3
d’tを減算すれば現在蒸胴1内に入っている茶葉の全
重量、即ち蒸胴内を通過中の茶葉重量W4を算出するこ
とができる。そして、W4÷W1の式により得られるの
は茶菓の蒸胴内通過時間TSである。即ち、現在蒸胴1
内を通過中の全茶菓重量W4を単位時間当たりの生葉投
入重量W1で除算すれば蒸胴l内へ投入され生葉がどれ
くら(/1の時間の後に蒸胴から排出されるのかが分る
尚、蒸胴1内へ投入される生葉の単位時間当たりの投入
型−1wtを計測する手段として前記した第3図に示す
ような計測手段を用いるときは、積機29のホンパー3
1に対する計量プール26からの生葉の投入が開始され
た時点から現在の時点に至るまでの経過時間T1よりホ
ッパー31内に投入されてから蒸し機に投入されるまで
の所要時間T2を差し引いた時間とすることが必要であ
る。この時間T2は、例えば、当該投入機29のコンベ
ヤベルト30の長さtをベルト駆動速度νで割って得ら
れる時間、即ち、ベルト30が投入機29の基端から送
出端まで移動されるのに必要な時間として設定すれば宜
い。従って、第3図に1dt−αJo’W2 d t)
−i−Wlとなる。この蒸し時間測定方法においては、
測定された現在時点におけるgし時間を測定し、測定さ
れた現在の蒸し時間Tsを予め設定された蒸し時間と比
較し、不一・致ならば該蒸し時間Tsが設定された蒸し
時間と一致するように上記制御要素を自動的に制御する
次に、前記製茶溝し時間測定方法を用いた本発明製茶法
し装置の一例を第4図乃至第11図に従って説明する。
第4図乃至第7図は操作部を含む蒸し機本体の一例を示
す。図中33は外枠であり、適宜の角形部材により略直
方体に骨組みされている。なお、説明の便宜上、第6図
を正面図として各部分の方向を定め以下の説明をする。
34は中枠であり、その左右端を外枠33から突出した
形で該外枠33内に組み込まれている。中枠34の左端
に近い部分は2つの吊金具35.35を介して吊軸36
に回動可能に支承されており、また、右端に近い部分は
支持アーム37.37を介し外枠33に軸支されたアー
ム軸38の両端の回動アーム39.39(背面側の支持
アーム37、回動アーム39は前面側のものと重なって
いるので図面上には現われない。)に支承されている。
そして40はアーム軸38の前端に取着された扇形キヤ
であり、外枠33に取り付けられた胴傾斜度制御モータ
41の軸のウオームギヤ42とかみ合わされている。従
って該モータ41を回転させることにより中枠34は吊
軸36を回動中心として回動し、このような操作部によ
り中枠34の傾きを調節することができる。43は流し
板で水滴や洗浄昨の水を受けるためのものである。
中枠34の上にはき刷本体44と駆動部45とが載置さ
れている。蒸胴本体44は頭と称される略円筒状の固定
胴46と、該固定胴46の先端部外周面を囲うように設
けられた円筒形の蒸気室47と、頭(固定胴)46に右
側からその開口部を伺き合わせるように配置されている
円愉状金網胴48とを主たる構成部分とし、蒸気室47
及び頭(固定胴)46は中枠34に固定されているのに
対し全網胴48は回動自在にされている。即ち、該全網
胴48はその右側開口端のリム49が中枠34に取り付
けられた2つの胴受コロ5o、5゜によって支承され、
また、左端の環状ギヤ51は前側下部が受ギヤ52に後
側下部が該環状ギヤ51にそれぞれかみ合う駆動キャ5
3によって支承されている。なお、駆動ギヤ53は駆動
部45から延設された金網胴駆動シャフト54に取り付
けられ、て゛いるので全網胴48はこれらの機構により
回転される。
また、全体として円筒形をなすこれら蒸気室47、全網
胴48の内部には回動自在に攪拌軸55が配置されてお
り、該攪拌軸55の左右両端56.57は中枠34に軸
支され、そして該軸55の左端56は駆動部45から突
出された攪拌軸駆動シャフト58に連結され、任意の回
転数で回転されるようにされている。また、該攪拌軸5
5には多数の攪拌翼59.59φ・・が軸中心から外方
へ放射状に取着されている。そして、60は全網胴48
を上下から囲む固定カバー、61.61は3周整カバー
であり、固定カバー60についてはネジを外すことによ
り取外し可能に、また調整カバー61.61については
把手62.62を引くことにより開閉の調節が自在にさ
れている。
駆動部45内には全網胴48及び攪拌軸55を回転する
だめの駆動モータと大小のプーリから成る減速比一定の
減速機構と金#Jに’148及び攪拌軸55の回転数を
変化させるための減速機構(制御要素操作88)が含ま
れている。
回転数を変える手段には、モータそのものを可変にする
、プーリの径を変える、流体継手を使うなど、いろいろ
な手法が考えられるが、本実施例ては第8図に示すよう
な変速!p&禍を用いている。
即ち、図中63は被駆動軸であり、前述の金網胴駆動シ
ャフト54あるいは攪拌軸駆動シャフト58に411当
する。64は該軸に取着された被駆動プーリである。6
5は駆動モータであり、その軸には可変径プーリ66が
取着されている。そして、67は回転数制御モータで、
その回転により制御アーム68が回動すると、駆動モー
タ65が取付けられている架台69はその一端7oを支
点として回動する。これによって被駆動軸63と駆動モ
ータ65の軸71との間の距離が変化し、例えば従前よ
り距離が遠くなった場合にはVベルト72が可変径プー
リ66に食い込む形となりその可動側溝壁73を第8図
(B)の矢印A方向へ移動させる。従って、可変径プー
リ66は実質的直径が小さくなり、被駆動軸63の回転
数は従前の回転数よ、り小さなものとなる。
而して、固定胴46の上側左端に近い部分には投入ロア
4が開口されており、該投入ロア4から固定胴46内に
連続的に投入される原葉(生葉)は蒸気室47から蒸胴
44内に供給される蒸気によって蒸熱を加えられると共
に、全網胴48の回転と攪拌軸55に取着された攪拌翼
59.59、・・・の回転による攪拌とを受けつつ右側
へ向かって移動し、この過程においても更にM熱され、
やがて、全網胴48の右側開口端(リム部分49)から
蒸胴44外へ排出されて行く。
尚、75.75は後述するボイラーと蒸気室47との間
に接続された蒸気管先端部の供給口である。
76は蒸胴44内へ投入される生葉の重量を計測する計
量コンベヤであり、この応用例においては前記第2図に
示した計量コンベヤ6と同様なものが用いられている。
77は計量コンベヤ76に乗載された生葉の重量を電気
的信号として検出する投入口センサである。そして計量
コンベヤ76の送出端は蒸胴44の投入ロア4に臨まさ
れており、また始端部上方には給葉機78の送出端が臨
まされている。79は給葉機78のコンベヤの駆動モー
 タラ示す。80.80は計量コンベヤ76の始端fj
Bにおいてコンベヤベルj・の−J二面をその幅方向か
ら挾むようにして互いに対向して配置された葉流れセン
サであり、例えばフォトスイッチ等のセンサが用いられ
ている。葉疏れセンサ8o、80は計量コンベヤ76の
ベルト上に生葉が流通されているか否かを検出する。
81は蒸胴44から排出される!に葉の重量を計711
1 する計量コンベヤであり、この応用例においては前
記した第2図に示す計量コンベヤ17と同様なものが用
いられている。82は計部コンベヤ81に乗載された蒸
葉の重量を電気的信号として検出する排出量センサある
。そして計量コンベヤ81の始端部は蒸胴44の排出口
(リム部分)49の下方に配置されており、また送出端
は冷却機83のコンベヤベル1・」二に臨まネれている
84はボイラを示す。85はボイラ84の加熱室に、取
着されたバーナ86の燃焼度を制御するバーナコンi・
ローラであり、ボイラ84は、バーナ86の燃焼度が変
化すると、それによって発生する蒸気の量その他の性状
を変化するようになっている。87はボイラ84の蒸気
室と蒸胴44の蒸気室47との間に接続された蒸気管で
ある。88は蒸気管87の一部に介在された蒸気量セン
サであり、例えば蒸気管87を通る法気の流量に従って
移動されるフロートを備えており、該フロートの移動さ
れた位置に応じた電気的信号を出力するようにして蒸気
量を検出することができるようにされている。
89は蒸胴44の全網胴48を回転駆動する駆動モータ
を示し、9oは全網胴48の回転数を検出する胴回転数
センサを示す。また、91は攪拌軸55を回転駆動する
駆動モータを示し、92は撹拌軸55の回転数を検出す
る攪拌軸回転数センサを示す。93は蒸胴44の傾斜度
を検出する傾斜度キンサである。94は制御盤を示す。
第9図は上記制御盤94の一例を示す。図中95は電源
スイッチ、96は電源表示灯であり電源が投入されてい
るか否かを表わす。97は運転開始スイッチであり、後
述する制御回路による蒸し装、′4に対する制御動作の
開始を指令する。98は′M転停止スイッチであり、上
記制御動作の停止を指令する。99はブザーであり、例
えは前記した葉流れセンサ80.80によって計量コン
ベヤ76のベルトによって生葉が供給されていない状態
であることを検出したときにこのブザーを作動して異常
な状M?、であることを報知する。100は蒸し時間設
定スイッチであり、希望する蒸し1I4j間を設定する
。この設定スイッチにより選択設定できるgし時間のレ
ベルは、この応用例においては、20秒から180秒の
間を5秒単位で28段階用意されており、十表示された
ノブを1回押す毎に現在設定されている蒸し時間が例え
は5秒づつ増加され、−表示されているノブを1回押す
毎に5秒づつ減少されるようになっている。101は設
定スイッチ100によって設定された蒸し時間を表示す
る表示部である。102は計測リセ、2トスイツチであ
り、計測値の積算データullち積算投2、換算係数α
という演算回路による積算f″L業を1ノセツトする。
103は生葉品質設定部であり、本応用例では生葉の葉
硬度、萎凋度、葉肉の厚さ、品種についてそれぞれのレ
ベルを設定するための入力スイッチが設けられている。
そしてこれらの各設定ボタンは、葉硬度については「若
」 104a、「晋J 104b、「硬J 104cc
7)3つ(7)l/ベルが用意され、萎凋度については
「新」105a、「普j 105b、「萎J 105c
の3つのレベルが用意され、−(メ肉の厚さについては
「薄」106a、「普J 106b、「厚j106cの
3つのレベルが用意され、また、品種については[わせ
J  107a、「在来J10’7b、「品種もの」1
07cの3つのレベルが用意されている。尚、本例では
これらの各生葉品質設定ボタン104〜107のそれぞ
れについて設定された各レベルとL配溝し時間設定スイ
ッチ100によって設定された蒸し時間のレベルとの組
み合わせを、予め記憶された生葉換算係数の表の中と照
合することによって該組み合わせに対応した特定の生葉
換算係数αを自動的に読み出すことができるようにされ
ている。
尚、108は/A葉仕上品質選択部であり、本発明の要
旨とは直接関係しないが、茂葉の仕上品質うち色、形状
、軟度についてそれぞれに希望する品質レベルを選択で
きるようにされている。そして、色については1〜7の
7レベルのボタン109a〜109gが用意され、形状
については3レヘルのボタン110a〜110Cが用意
され、軟度については3レヘルのボタン1lla〜11
ICのボタンか用近されており、これら各レベルの組み
合わせに従って胴回転数、攪拌軸回転数、蒸気量等の制
御要素の制御(ifiが特定される。
次に、第10図に本装置を制御するための制御回路のブ
ロック構成の一例を示す。図中CPU中央処理装置。E
PROMは消去書き込み可能読取l、1!用のリードオ
ンリーメモリであり、処理を行なうための制御プログラ
ム、演算プログラムなどが“害込末れている。RAMは
所定のアドレスに対して書込読取可能なランダムアクセ
スメモリーであり、計A11jされた入力データから蒸
し時間を演算するだめの関係式や蒸葉重量な生葉の重量
に換算するための生葉換算係数を示した表、更には選択
された仕上り品質のレベルに応じた各制御要素の制御値
を示した表等が多数書き込まれている。
112は“入出力ポートである。97は前述の運転開始
スイッチであり、同様に、98は運転停止スイッチ、1
00は蒸し時間設定スイッチ、102は計測リセッI・
スイッチ、104は葉硬度レベル設定ボタン、105は
萎凋度レベル設定ボタン、106は菓肉レベル設定ボタ
ン、107は品種設定ボタンである。また同しく109
は色レベル選択ボタン、110は形状レベル選択ボタン
、111は軟度レベル選択ボタンである。そして。
77は前述の投入量センサ、80は葉流れセンサ、82
は排出量センサ、88は蒸気都、センサ、90は胴回転
数センサ、92は攪拌軸回転数センサ、93は胴傾斜度
センサである。そして、これら各スイッチ100、ボタ
ン104.105.106.107.109.110.
111、センサ77.80.82.88.90.92.
93はゲート・ラッチ制御回路113によって制御され
るところのゲート回路114.114、・9嗜を介して
入出力ポート112に接続されている。また41は前述
の胴傾斜度制御モータであり、同様に79は給葉機78
のベル)・駆動モータ、85はバーナコントローラ、8
9は胴回転数制御モータ、91は攪拌軸回転数制御モー
タであり、これらC→リレーRL、・・・とゲートラッ
チ制御回路113によって制御されるラッチ回路115
.115、・・・とを介して入力ポートl12に接続さ
れている。
しかして、本発明において蒸し時間を間接的に制御、す
るための各制御要素の制御は第11図に示すようになプ
ログラムに従って為される。以上このプログラムを、各
ステップに付した符号の順を追って説明する。
(a)制御盤94に設けられた運転開始スイッチ9・7
娠押すことによってプログラムが開始される。
(b)「蒸し時間(蒸し時間Tsについては設定された
蒸し時間を測定された蒸し時間と区別するため以後ti
とする。そして、測定された蒸し時間をt2とする。)
tlは設定されたか?」という判断を行なう。
これは蒸し時間設定スイッチ100による希望するXA
 l、時間の設定が行なわれたか否かを判断するもので
あり、この蒸し時間計1が設定されなければ、次のステ
ップへ進むことなく、tlが設定されるのを持つ。tl
の設定が行なわれた場合は次のステップCへ進む。
(C)「生葉品質と仕上品質のボタンは押されたか?」
という判断を行なう。
これは生葉についての各品質、即ち、葉硬度、萎凋度、
葉肉、品種の各レベルの設定ボタン104.105.1
06.、’j07がそれぞれ押されたか、モして蒸葉に
ついての希望仕上品質、即ち、色、形状、軟度の各レベ
ルの選択ボタン109.110.111がそれぞれ押さ
れたか否かを確認するものであり、これらの各ボタンの
全てが押されたのでなければ次のステップへ進むことな
く、全てのボタンが押されるのを待つ。
(d)上記ステップ(b)及び(C)において設定ある
いは選択された蒸し時間、各生葉品質のレベル、各希望
仕上品質のレベルを読み込み、該g L時間及び各レベ
ルにそれぞれ対応した制御値を読み出す。水装置におい
ては、蒸し118f間の制御は蒸胴44の傾斜度を調整
することによって行なうようにしているので、蒸胴44
の傾斜度を定める制御値として設定された蒸し時間に対
応したものが読み出される。また、胴回転数と攪拌軸回
転数及び蒸気量の各制御要素の制御は設定された生葉の
各品質の各レベルと選択された茶菓の各仕上品質の各レ
ベルとの全ての組み合わせに対応して行なわれるように
しているので、該各制御要素の制御値は上記各設定及び
選択されたレベルの組み合わせに対応したものが読み出
される。
(e)各制御要素の現在値を読み込む。
これは胴傾斜度、胴回転数、攪拌軸回転数及び蒸気量に
ついての各現在の制御値をそれぞれのセンサ88.90
.92及び93によって読み込まれる。
(f)上記(d)のステップで読み出された各制御値と
上記(e)のステップで読み込まれた各制御値とを比較
する。そして比較した結果全ての制御値が互いに一致し
ていればステップ(h)へ進み、一つでも一致していな
ければステ・ンプ(g)へ進む。
(g)上記ステップ(f)において制御値が一致しなか
った制御要素についてその比較した差に応じた制御信号
を操作部即ちモータ41.89.91又はバーナコント
ローラ85へ出力し、それら操作部を駆動する。そして
ステップ(d)、(e)、(f)及び(g)をループし
ながらヌテンプ(f)において比較結果が一致するのを
待つ (hlr投入指令が出力されたか?Jという判断を行う
この投入指令とは給葉機78による計量コンベヤ76に
対する生葉の供給のことであり、通常は上記ステップ(
f)における比較結果が「一致」とされた時に自動的に
給葉機78のベルト制御モータ79に対してベルト駆動
指令が出力されるようになっているが、後述する計測リ
セットがなされた場合や何らかの理由より給葉機78に
よる生葉の供給を停止あるいは中断した場合はステップ
(f)による投入指令以外のステップあるいは他の独立
した手段によっても投入指令を出力してやる必要があり
、このような特別の事情が生じた場合に計量コンベヤ7
6に対する生葉の供給指令が行なわれているか否かを確
認した上で次のステンプヘ進むことが必要であるので、
このステップ(h、)が用意されている。
(i)  ステップ(h)において投入指令が出力され
ていない場合は、給葉機78のベルト駆動モータ79に
対して駆動指令を出しコンベヤを駆動する。
(j)  ステップ(h)においてYESという判断結
果が得られた時「葉は流れているか?」という判断を行
う。
これは計量コンベヤ76のベルト上に生葉が流通してい
るか否かを確認するステップである。給葉機78が駆動
されていても給葉機78のホッパー内に生葉が無い場合
やあるいは生葉貯蔵室から給葉機78のホッパー内へ生
葉を搬送する経路において生葉が供給されていない場合
には計量コンベヤ76に対する生葉の供給は行なわれな
いので、その有無を検出する必要がある。これらの検出
は葉流れセンサ80.80によってなされる。
(k)  上記ステップ(j)において葉が流れていな
いことが検出された場合はブザー99を作動してその異
常を報知する。
(1)  ステップ(j)によってYESという判断結
果が得られた時「制御開始はタイムアツプか?」という
判断を行う。
ここにいう制御とは胴傾斜度の制御のことであり、胴傾
斜度の制御を開始する時点がタイムアツプされたか否か
を問うものである。即ち、木実施例における蒸し時間の
測定は、蒸胴44に投入された生葉の単位時間あたりの
投入重量W1と蒸胴44内から排出された単位時間あた
りの蒸葉の排出重着W2とを計測して行なうものである
から、1に胴44からの蒸葉の排出が始まるまでの間は
蒸し時間の測定を正しく行なうことができす、従ってこ
の間は胴傾斜度の制御を行なわないようにする必要があ
るからである。そしてこの場合のタイムアツプされる時
間は、例えば5分間というように一律に定めておくこと
もできるし、あるいは設定された希望蒸し時間t1に対
して何%かの余裕をIjえて個別に定めることもできる
(m)  計量コンベヤ76及び投入量センサ77によ
り計測された単位時間当りの生葉の投入重量W1と計量
コンベヤ81及び計量センサ82により計測された単位
時間当りの蒸葉の排出爪iW2を読み込み、更に、設定
された蒸し時間t1と設定された生葉品質のレベルとの
組み合わせに対応した生葉換算係数αを読み出し、該各
数値を、3dtの式に代入して蒸胴44内を通過中の茶
菓重量W4を演算する。
(n)  W4÷Wlの式により茶菓の蒸胴44内通過
時間即ち測定蒸し時間t2を演算する。
(0)  設定された蒸し時間tlと上記ステップ(n
)で7111定された蒸し時間t2とを比較する。そし
て、一致していればステ・ンプ(q)へ進み、一致して
いなければステップ(p)へ進む。
(p)  ステップ(0)において比較した差に応じた
信号を操作部即ち胴傾斜制御部へ出して胴傾斜制御モー
タ41を駆動し基肥44の傾斜度を調整する。蒸胴44
の傾斜度が大きくなれは茶菓の蒸胴内通適時間は短かく
なるように調整され、逆に蒸胴44の傾斜度が小さくな
れば、通過時間は長くなるように調整される。従って制
御モータ41に対して出力する信号は、tlとt2どの
差(’tl−t2の式による場合の差)がプラスの値で
あるときは蒸胴44の傾斜度を小さくする回転方向の指
令を出力し、また、上記差がマイナスのイ[〆1である
ときは蒸胴44の傾斜度を大きくする回転方向の指令を
出力する。この指令の出力はステップ(0)における比
較結果が一致するまで行なわれる。
(q)  「リセットか?」という判断を行なう。
−タをリセットする指令か入力されたか否かを問う、こ
のリセットの指令は、制御盤94に設けられたリセット
スイッチ102が押されることによっても入力されるし
、予め定められた所定の時間、例えば30分といった時
間が経過される度に入力されるようにしである。リセッ
ト指令が入力されなければステップ(1)へ進み、リセ
ット指令が入力されていなけれはステップ(r)及び(
S)によるリセット制御を実行した後にステンプ(1)
へ進む。
(r)   リセット指令が入力されたときは給葉゛R
78による生葉の供給を停止させ、蒸胴44内の茶葉を
全て排出する。蒸胴44内の茶菓を排出するというのは
実際には格別な排出手段によって行なわれるのではなく
、例えば排出が完了されるのに必要な時間(例えば5分
間)の経過をカウントすることによって行なわ゛れる。
(S)   メモリーRAM内に書き込まれているのデ
ータをクリヤーする。即ち該データをOとする。
(t)  「入力データは変更された?」という判断を
行なう。
ここで特に変更されたか否かを問う入力データは生葉品
質と希望仕」二品質の各レベルである。これは例えば、
生葉貯蔵室から供給されてくる生葉の品質が変った場合
や当初の仕上品質ボタンの選択によって期待したレベル
の蒸葉品質か得られたかった場合には各入力データは直
ちに変更されるのであり、それら、データが変更された
場合はステップ(d)乃至(g、)で調整された各制御
要素の制御をやり直す必要がある。そこで、入力データ
のいずれかが変更された場合はステップ(d)に戻って
制御要素の制御をやり直す。入力データが変更さ“れて
いない場合はステップ(h)に戻って前記した蒸し時間
の測定と胴傾途4度度の制御とを続行してゆく。
発明の効果 以上に記載したところから明らかなように、本発明製茶
蒸し装置の第1のものは、蒸気が供給される蒸胴内に茶
葉を通過させて茶葉を乃す製茶蒸し装置であって、赤し
機本体と、少なくとも茶菓の蒸胴内通適時間に関与する
制4fU要素の少なくとも一つを操作によって変える操
作部と、蒸胴へ投入される茶葉の投入重量と蒸胴から排
出される茶菓の排出重量とを計測する計411j部と、
希望する蒸し時間を設定する蒸し時間設定スイッチと、
演での回路と、上記操作部を制御する制御部とを備えて
おり、前記前算回路は計測部により計測された数値から
積算投入重量と積算排出重量とを算出し、勾出された数
値から茶菓の蒸し時間を算出するようにされており、前
記制御部は設定された蒸し時間とA10足された蒸し時
間とを比較し、その比較結果に応じて操作部を制御し得
るようにしたことを特徴とするものである。従って、希
望する蒸し時間に従って蒸しを行なうことかできる。依
って、従、来は条例の経験的判断に頼る以外方法がなか
った茶菓の蒸し度の管理を機械的に、しかも精度よく行
なうことができる。
また、本発明製茶蒸し装置の第2のものは、蒸気が供給
される蒸胴内に茶菓を通過させて茶菓をgす製茶蒸し装
置であって、蒸し機本体と、少なくとも茶菓の蒸胴内通
適時間に関与する制御要素の少なくとも一つを操作によ
って変える操作部と、蒸胴へ投入される茶菓の投入重量
と蒸胴からりト出される茶葉の排出重量゛とを計、l1
111する計測部と、希望する蒸し時間を設定する蒸し
時間設定スイ・ンチと、演算回路と、上記操作部を制御
する制御部と、を備えており、前記演算回路は計測部に
より計測された数値から積算投入重量と積算排出重量と
を演算し、演算された数値から茶菓の蒸し時間を算出す
るようにされており、前記制御部は設定された苺し時間
と算出されたノへし時間とを比較し、その比較結果に応
じて操作部を制御し得るようにされており、前記演算回
路は一時的に記憶されているvi算投入重量と積算排出
重量とをリセットスイッチの操作により、又は所定の時
間毎に自動的にリセットシ得るようにされていることを
特徴とするものである。従って、測定できる茶菓の蒸胴
内通適時間の測定値の精度を高めることができ、延いて
は実際の茶菓の蒸胴内通適時間を5ジ定された希望蒸し
時間により精度良く適合させることができる。
しかして、本発明製茶蒸し装置によれは、常に一定した
品質のしかも希望した通りの品質の茶菓を得ることがで
きる。
尚、前記した実施例においては、t+MI御される茶菓
の然胴内通過時間に関与する要素を蒸胴の傾斜度とした
が、本発明製茶蒸し装置において制御される要素はこれ
に限られるものではなく、他の茶葉の易胴内通過吟間に
関与する要素、例えば蒸胴の回転速度、あるいは攪拌軸
の回転速度、攪拌軸に突設された攪拌翼の角度等であっ
ても宜いし、また、これら各要素の幾つかを組み合わせ
て制御するようにしても宴い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の製茶蒸し装置の概略を示す側面図、第2
図乃至第11図は本発明製茶蒸し装置の実施の一例を示
し、第2図は蒸し時間を測定する手段の一例を示す図、
第3図は蒸し時間を1llll+定する手段における計
測部の他の一例を示す要部概略側m1図、第4図は製茶
蒸し装置の全体を示す平面図、第5図は蒸し機本体の平
面図、第6図は蒸し機本体の正面図、第7図は蒸し機本
体の左側面図、ffTJ8図は操作部の一例を示し、(
A)は側面図、(B)は駆動モータのみを取り出して示
す側面図、第9図は制御盤の一例を示す正面図、第1O
図は制御回路の一例を示すブロック図、第111Δはプ
ログラムの一例を示すフローチャート図である。 符号の説明 41・・・操作8B、  44・・・基肥、  76・
 77°・・投入重量計測部、 817.82・・・排
出重量計Mi+1部、  EPROM、RAM、CPU
、EFROM、RAM、112.113・・・演算回路 オフ図 オ8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蒸気が供給される蒸胴内に茶菓を通過させて茶菓
    を蒸す製茶蒸し装置であって、蒸し機本体と、少なくと
    も茶葉の蒸胴内通適時間に関与する制御要素の少なくと
    も一つを操作によって変える操作’jjllと、7に胴
    へ投入される茶菓の投入重量と蒸胴から排出される茶葉
    め排出重量とを計測する計測部と、希望する蒸し時間を
    設定する蒸し1tlf間設定スイッチと、#算回路と、
    上記操作部を制御する制御部とを備えており、前記演算
    回路は計測部により計測された数値から積算投入重量と
    積算排出重量とを算出し、算出された数値から茶菓の蒸
    し時間を算出するようにされており、前記制御部は設定
    された蒸し時間と測定された蒸し時間とを比較し、その
    比較結果に応じて前記操作部を制御し得るようにしたこ
    とを特徴とする製茶蒸し装(2)蒸気が供給される蒸胴
    内しこ茶菓を通過させて$葉を蒸す製茶蒸し装置であっ
    て、蒸し機本体と、少なくとも茶菓の蒸胴内通過時間番
    こ関与する制御要素の少なくとも一つを操作(こよって
    変える操作部と、蒸胴へ投入される茶葉の投入重量と蒸
    胴から排出される茶菓の排出重量とをg+ illする
    g(゛測部と、希望する蒸し時間を設定する蒸しll+
    f間■安定スイッチと、演算回路と、上記操作@Rt 
    ujy−11する制御部と、を備えており、前記演算回
    路Li A士I11部により計測された数値から積算投
    入重量と積算排出重量とを算出し、算出されtこ数値力
    ・ら茶葉の蒸し時間を求めるようにされており、前記醒
    j1卸@bは設定された蒸し時間と測定された蒸し時間
    とを比較し、その比較結果に応じて操作部を服11λI
    I’ L (%るようにされており、前記演算回路は一
    時自勺(こ言己憶されている積算投入重量と積算排出重
    量とを19セットスイッチの操作により、又tt所5r
    のp等間4σに自動的にリセットし得るようにされて(
    旭ることを特徴とする製茶蒸し装置
JP6950583A 1983-04-20 1983-04-20 製茶蒸し装置 Granted JPS59196038A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6326289U (ja) * 1986-08-05 1988-02-20
JPH01108938A (ja) * 1987-10-22 1989-04-26 Norin Suisansyo Yasai Chiyagiyou Shikenjo 製茶用蒸機の蒸熱時間制御装置
JP2007252235A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバインの前処理部

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JPH0154981B2 (ja) 1989-11-21

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