JPH09323043A - 自動精米装置および方法 - Google Patents

自動精米装置および方法

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JPH09323043A
JPH09323043A JP16523696A JP16523696A JPH09323043A JP H09323043 A JPH09323043 A JP H09323043A JP 16523696 A JP16523696 A JP 16523696A JP 16523696 A JP16523696 A JP 16523696A JP H09323043 A JPH09323043 A JP H09323043A
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rice
polishing
rice milling
pattern
moisture content
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JP16523696A
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Kazuhiko Masui
計彦 増井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 玄米の水分含量に応じて精米パターンを補正
できるようにする。 【構成】 重量検出手段15によって米重量の変化を求
めて精米歩合を検出する。精米パターンは、精米機の回
転数、負荷値、流量を精米歩合に応じて設定したもの
で、メモリ33cに記憶されている。この精米パターン
は、水分含量入力手段51の設定位置によって補正され
る。例えば、水分含有量が「普通」であれば精米パター
ンはもともとの精米パターンままであるが、「多い」で
あれば精米パターン中の回転数、電流の値はそれぞれ5
程度小さくする補正を行う。一方、水分含有量が「少な
い」であれば精米パターン中の回転数、電流の値はそれ
ぞれ5%程度大きくする。このように、水分含量に応じ
て精米パターンの値を補正して適正に設定することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は精米の進行度合に応
じて精米機の回転数、負荷等を変化させて自動的に精米
する自動精米装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、精米歩合に応じて諸制御値
(流量、負荷値、回転数等)を設定し、精米中の精米歩
合を検出して、設定した制御値になるように精米機を制
御する自動精米装置が知られている。ここで精米歩合に
応じて設定される諸制御値の組を「精米パターン」と呼
んでいる。
【0003】上記のような精米パターンを設定するため
には、精米についての知識と経験が要求され、また実際
の設定にあたっては、例えば設定画面(CRT等)を見
ながらキーボード操作をして精米パターンを設定してい
く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように設定された精米パターンも実際に精米をする玄米
の状態によっては必ずしも最適な値になっていない場合
がある。玄米の状態の中でも特に精米すべき玄米の水分
含量は、精米に大きな影響を与える要素であり、玄米の
水分が多いと精米時に砕米が出やすくなる。特に低精米
歩合になる程わずかな水分含量の変化で砕米率に大きな
影響を与える。
【0005】そこで、玄米の水分含量に応じて、諸制御
値の値を変えることが望ましいが、従来の装置において
は、精米パターンの設定において玄米の水分含量につい
て何ら考慮されていなかった。
【0006】本発明は上記の点にかんがみて成されたも
ので、自動精米装置において、玄米の水分含量に応じて
精米パターンを補正して適正に設定できるようにするこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、精米機の回転数、負荷値、流量
のうち少なくとも1つを前記精米歩合の変化に応じて定
めた精米パターンを設定するとともに、設定された精米
パターンを精米すべき玄米の水分含量に応じて補正する
補正手段を設けるようにした。
【0008】また、上記補正を行うために、精米すべき
玄米の水分含量を設定する設定手段を設けて、この設定
された値にしたがって精米パターン中の値の補正を行う
ようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態
の一例の回路構成を示すブロック図、図2は装置の全体
構成のブロック図、図3は制御装置の外観図である。
【0010】図2に示すように、昇降機1の下方には玄
米張込み口が設けられ、張込まれた玄米は昇降機1によ
り上方に搬送され、切替器3を経て、精米タンク5に収
容される。精米タンク5の米はシャッタ7で流量を規制
されて、精米機9へ流下し、精米機9において精米され
て精米機の排出口9aから再び昇降機1へ戻され、米は
循環されて精米が行われる。一方、精米機9において発
生した糠は糠タンク11へ送られる。精米終了後は、切
替器3が切替えられて、精米された米は白米タンク13
へ送られる。
【0011】精米タンク5には重量検出手段15(たと
えばロードセル)が取り付けられている。シャッタは精
米タンク5から精米機9へ至る通路を遮断したり、その
開度を4段階(1〜4)に調整できる。開度は、たとえ
ば遮断板(図示せず)により調整し、その遮断板はシャ
ッタモータ17により駆動する。シャッタ7の開度は流
量検出手段19(たとえばリミットスイッチ)により検
出される。
【0012】精米機9はいわゆる竪型精米機であり、精
白ロール(図示せず)が主モータ21によって回転さ
れ、主モータ21の回転数はインバータ23によって制
御される。負荷検出手段25は主モータ21に流れる電
流によって精米機に加えられる負荷を検出する。回転数
検出手段27は、インバータ23からモータ21の回転
数を検出する。
【0013】排出口9aは抵抗蓋(図示せず)により覆
われ、抵抗蓋にはウエイト29によって圧力がかけられ
ており、ウエイトモータ31によってウエイト29の位
置を移動させて抵抗蓋にかかる圧力を調節する。
【0014】33は、各検出手段からの信号を受けて装
置各部を制御する制御装置であり、図3はその外観図で
ある。図3に示すように、制御装置33は、CRT3
5、設定スイッチ37、運転開始スイッチ39、テンキ
ー41、水分含量設定スイッチ43を備えている。
【0015】CRT35は精米パターンを設定する際に
用いるもので、図4はCRT35の表示例を示してい
る。目標歩合欄331にはテンキー41を操作して目標
歩合を入力する。図4中の「回転数(rpm)」は精白
ロールの回転数を示し、「電流(A)」は主モータ21
の電流値であって負荷値を示し、「シャッタ」はシャッ
タ開度であって流量を示す。図4の表中の第1行332
には歩合90%以上100%までの精米機の回転数、電
流、シャッター開度がテンキー41によって設定され、
図4の例では、それぞれ、700、60、4と入力され
ている。第2行333は歩合80%以上90%未満のと
きの諸制御値が設定され、以下3,4,5行目も同様で
ある。
【0016】画面の左上には精米パターンのパターン番
号を入力するパターン番号欄334が設けられ、所定の
番号を入力して、設定スイッチ37(図3)を押すと、
その番号(図4では「2」)で精米パターンが記憶され
る。
【0017】図3において、CRT35の下には水分含
量スイッチ43が配置されている。水分含量スイッチ4
3は、回転式のスイッチになっていて、玄米の水分含有
量を「多い」「普通」「少ない」の3つのうちから選べ
るようになっている。「多い」「普通」「少ない」の各
々の範囲は適当に決めることができるが、このように3
段階に決めるのではなく、2段階でもよく、逆にもっと
細かく分類してもよい。
【0018】水分含量スイッチ43の設定位置によって
図4の精米パターン中の回転数、電流の値が補正され
る。例えば、水分含有量が「普通」であれば精米パター
ンは図4のままであるが、「多い」であれば図4の回転
数、電流の値はそれぞれ5%程度小さくする補正を行
う。一方、水分含有量が「少ない」であれば図4の回転
数、電流の値はそれぞれ5%程度大きくなるように補正
される。
【0019】なお、水分含量は、CRT35とテンキー
41を用いて、例えば「15%」「15.5%」「16
%」というように数値で入力できるようにしてもよい。
その場合もその水分含有量に応じて精米パターンの数値
の増減率を予め決めておけばよい。また増減率も一律に
決めてもよいし、精米の進行度に応じて変えて設定して
もよい。また、割合ではなくて一定量を各制御値に加算
または減算するようにしてもよい。
【0020】図1は、上記装置の制御系の概略ブロック
図であり、鎖線で囲んだ部分が図2,3の制御装置33
に相当する。各種検出手段15,19,25,27から
の信号はA/D変換器33aを経て制御部33bへ送ら
れる。制御部33bは、たとえばシーケンサ、CPU、
プログラマブルコントローラ等で構成される。メモリ3
3cには図4の精米パターンが記憶されている。各種設
定手段47,49,51からの設定値は入力部33dに
おいて信号処理され、制御部33bへ送られる。また、
制御部33bからの指令は出力ドライブ回路33eに送
られ、それに応じてドライブ回路33eによって各種ア
クチュエータ23,31,17が駆動される。
【0021】図1の目標歩合設定手段47および精米パ
ターン設定手段49は、それぞれ図3のCRT35、設
定スイッチ37、テンキー41に対応し、水分含量入力
手段は水分含量スイッチ43に相当する。
【0022】次に図5のフローチャートに基づいて実施
例の動作について説明する。まず目標歩合設定手段47
によって目標歩合を設定し(ステップ101)、精米パ
ターン設定手段49によって精米パターンを設定する
か、既に設定されて記憶されている中からパターン番号
によって精米パターンを選択する(ステップ102)。
次に水分含量スイッチ51によって、水分含量を「多
い」「普通」「少ない」のうちから選んで入力し(ステ
ップ103)、運転開始スイッチ39を押して運転を開
始させる(ステップ104)。なお、ステップ101の
前に手動運転にして昇降機1を作動させて玄米を精米タ
ンク5へ搬入しておく。
【0023】運転が開始されたら、昇降機1、精米機9
が駆動され、シャッタ7が開放されて米が循環される
が、しばらくしてシャッタ7を閉じ、米がタンク5に回
収されて計量が行われ(ステップ105)、その計測値
はメモリ33cに記憶される。その後、流量(シャッタ
7の開度)、負荷値(モータ21の電流値)、主モータ
21の回転数が、図4に示すような精米パターンの値に
なるように設定される(ステップ106)。その後、水
分含量スイッチ43による入力変更があるかどうかチェ
ックされ(ステップ107)、変更があれば、精米パタ
ーンの値が水分含量スイッチ43の設定に応じて変更さ
れ(ステップ108)、その値に基づいて、インバータ
23、ウエイトモータ31、シャッタモータ17が駆動
されて所定の値になるように制御されて精米が行われる
(ステップ109)。
【0024】精米は精米パターンの諸制御値に基づいて
行われ、その間、精米歩合が設定歩合になったかどうか
チェックされる(ステップ110)。精米進行中の米の
精米歩合の測定方法としては色々あるが、本実施例にお
いては、精米タンク5中の米重量を重量検出手段(ロー
ドセル)15で検出し、その値に精米タンク5外にある
循環中の米の重量として予め予測した値を加えて現在の
米重量とし、この現在の米重量を精米開始前にステップ
105で測定した玄米の総重量で除して精米歩合を算出
する。
【0025】さて、精米歩合が設定歩合に達しない場合
はステップ106に戻り、同様の動作を繰り返す。この
とき、実際の精米の具合をみて、たとえば米割れや形く
ずれ等が発生している場合は、水分含量スイッチ43を
操作して精米機の回転数や負荷値を下げ適正な値で精米
を行うことができる。
【0026】精米歩合が設定歩合に達したら(ステップ
110)、シャッタ7を閉じて(ステップ111)、計
量を行い(ステップ112)、設定歩合どおりの重量に
なっているのを確認して精米を終了する。なお、フロチ
ャートには示していないが、精米後は、手動運転に切り
替え、シャッタ7を開放して精米機9、昇降機1を駆動
させて、切替器3を切り替えて米を白米タンク13へ回
収する。
【0027】以上のようにすれば、一旦設定した精米パ
ターンを玄米の水分含量に応じて簡単に補正することが
できる。これにより適正な制御値で精米を行うことが可
能となり、砕米率を低く抑えることができる。特に、精
米歩合が低くなるほど、玄米の水分含量のわずかな違い
も砕米率に大きく影響を与えるので、酒造用精米等の精
米歩合の低い精米を行う場合に用いると効果は大きい。
【0028】本発明における精米パターンは上記例に記
載した精米パターンに限らず、精米機の回転数、負荷
値、流量のうち少なくとも1つを精米の進行度に応じて
定められたものであれば、どのようなものであってもよ
い。
【0029】さらに上記例においては、玄米の水分含量
に応じて、精米機の回転数と負荷値(電流)とを同時に
同じ調整率で調整したが、それぞれ独立に調整するよう
にしてもよい。またシャッタ開度については調整してい
ないが調整するようにしてもよい。たとえばシャッタ開
度を連続的に設定可能にしておけば負荷値や回転数と同
様に調整可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
玄米の水分含量に応じて精米パターンを補正することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動精米装置の実施の形態の一例
を示すブロック図である。
【図2】実施例の装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図3】制御装置の外観図である。
【図4】精米パターンの一例を示す図である。
【図5】図1の装置の動作を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
15 重量検出手段 33 制御装置 33b 制御部 33c メモリ 41 テンキー 43 水分含量スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精米機の回転数、負荷値、流量のうち少
    なくとも1つを精米歩合の変化に応じて定めた精米パタ
    ーンを設定する手段と、設定された精米パターンを精米
    すべき玄米の水分含量に応じて補正する補正手段と、補
    正された精米パターンに基づいて精米機の回転数、負
    荷、流量のうち少なくとも1つを制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とする自動精米装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段が、精米すべき玄米の水分
    含量を設定する設定手段を備えた請求項1に記載の自動
    精米装置。
  3. 【請求項3】 精米機の回転数、負荷値、流量のうち少
    なくとも1つを精米歩合の変化に応じて定めた精米パタ
    ーンに従って制御する自動精米方法において、前記精米
    パターンを精米すべき玄米の水分含量に応じて補正する
    ことを特徴とする自動精米方法。
JP16523696A 1996-06-05 1996-06-05 自動精米装置および方法 Pending JPH09323043A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007326005A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Yanmar Co Ltd 穀物調製設備のモード設定制御
JP2019115887A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 アイリスオーヤマ株式会社 精米機
JP2019147135A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 楯の川酒造株式会社 酒造用精米方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019115887A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 アイリスオーヤマ株式会社 精米機
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