JPH05253502A - 籾摺機の脱ぷ率制御装置 - Google Patents

籾摺機の脱ぷ率制御装置

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JPH05253502A
JPH05253502A JP8792492A JP8792492A JPH05253502A JP H05253502 A JPH05253502 A JP H05253502A JP 8792492 A JP8792492 A JP 8792492A JP 8792492 A JP8792492 A JP 8792492A JP H05253502 A JPH05253502 A JP H05253502A
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Masanobu Momo
々 昌 伸 百
Atsuo Kususe
瀬 厚 雄 楠
Hirobumi Yamamoto
本 博 文 山
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 一対の脱ぷロール(2)(3)を駆動する
籾摺モータ(8)の電流値(Y2)をロール間隙(6)
を調節して一定に保つことにより、脱ぷ率を保持する装
置において、前記籾摺モータ(8)の運転開始から均一
で良好な脱ぷ率を自動で得る。 [構成] 籾摺モータ(8)の運転開始から一定時間
は、設定電流値(Y1)を制御目標とせず、設定電流値
(Y1)より高い電流値(Y1+A)を制御目標とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の脱ぷロールによ
り籾を玄米と籾殻に分離して取出す籾摺機の脱ぷ率制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一対の脱ぷロールを駆動する籾摺
モータの電流値をロール間隙を調節して一定に保つこと
により脱ぷ率を保持する技術があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、モー
タの特性で運転開始時の無負荷電流値が高く、これが安
定するまでの一定時間は、通常の設定電流値を制御目標
にすると、ロール間隙が過大に拡大されて異常に低い脱
ぷ率しか得られないため、暖気運転が必要となる問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに本発明は、一対の
脱ぷロールを駆動する籾摺モータの電流値をロール間隙
を調節して一定に保つことにより脱ぷ率を保持する装置
において、籾摺モータの運転開始から一定時間は、設定
電流値を制御目標とせず、設定電流値より高い電流値を
制御目標とすることにより、籾摺モータの運転開始から
適正に脱ぷ率の自動制御を行い得、籾摺モータの運転開
始から均一で良好な脱ぷ率を自動で得ることができるよ
うにしたものである。
【0005】また、籾摺モータの運転開始から一定時間
は、ロール間隙を設定間隙に固定することにより、籾摺
モータの運転開始から一定時間内に発生する誤った脱ぷ
率の自動制御を阻止し得、籾摺モータの運転開始から均
一で良好な脱ぷ率を自動で得ることができるようにした
ものである。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1はライスセンターやカントリーエレベータなど
大量の乾燥貯蔵籾摺施設に配置される大型のメイン籾摺
機と並列に配置される小型の自主検査用籾摺機(A)の
全体説明図であり、メイン籾摺機に連続的に供給されて
いる乾燥籾の一部を、一定時間(又は一定量)毎に、1
バッチとして取出し、籾摺を行うものである。
【0007】図中(1)は籾を投入するホッパー、
(2)(3)はホッパー(1)下方に配設する一対の脱
ぷロール、(4)は調節機構(5)を介してロール間隙
(6)を調節する脱ぷ率モータ、(7)はホッパー
(1)内の籾の有無を検出する籾センサー、(8)は脱
ぷロール(2)(3)を駆動する籾摺モータ、(9)は
籾摺モータ(9)の駆動負荷を電流値より検出する負荷
センサーである電流値センサー、(10)は脱ぷ率モー
タ(5)を作動制御してロール間隙(6)を手動又は自
動で調節するコントローラ、(11)は自主検査用籾摺
機(A)の制御システムである。
【0008】そして、図2のフローチャートに示す如
く、脱ぷ率制御は、電流値センサー(9)により検知さ
れる籾摺モータ(8)の現在の電流値(Y2)と設定電
流値とを比較し、異なる場合、現在の電流値(Y2)が
設定電流値になるようにロール間隙(6)を自動的に調
節することにより行われるものである。
【0009】ここで、図3に示す如く、籾摺モータ
(8)の特性で運転開始時の無負荷電流値が高く、これ
が安定するまでの一定時間は、通常の設定電流値を制御
目標にすると、ロール間隙(6)が過大に拡大されて異
常に低い脱ぷ率しか得られないため、暖気運転が必要と
なる問題があったのである。
【0010】本発明(特許請求の範囲第1項)において
は、図2のフローチャートに示す如く、籾摺モータ
(8)の運転開始から一定時間つまり暖気運転が完了す
るまでは、設定電流値(Y1)を制御目標とせず、設定
電流値(Y1)より高い電流値(Y1+A)を制御目標
にするようにしたものである。
【0011】図3に示す如く、前記設定電流値(Y1)
に加算する電流値(A)は、籾摺モータ(8)の暖気運
転中の無負荷電流値と予め記憶させた暖気運転後の無負
荷電流値との差であり、この電流値(A)が暖気運転中
において設定電流値(Y1)に加算されているのであ
る。
【0012】また、本発明(特許請求の範囲第2項)に
おいては、図4のフローチャートに示す如く、籾摺モー
タ(8)の運転開始から一定時間つまり暖気運転が完了
するまでは、ロール間隙を固定するようにしたものであ
る。
【0013】即ち、籾摺モータ(8)の停止後、所定の
ロール間隙(6′)になるようにロール間隙(6)を自
動的に調節して固定しておき、籾摺モータ(8)が運動
開始されて暖気運転が完了するまでは予め調節しておい
た設定間隙(6′)で籾摺が行われるのである。
【0014】前記設定間隙(6′)は、暖気運転後より
脱ぷ率の高い間隙に調節される。つまり暖気運転後に調
節される間隙より若干狭い間隙に調節されるのである。
【0015】尚、自主検査用籾摺機(A)は、1バッチ
の籾を仕上米にする際、籾を1回脱ぷロール(2)
(3)を通過させる1パス方式と、2回脱ぷロール
(2)(3)を通過させる2パス方式で籾摺を行うもの
で、図5に示す如く、ホッパー(2)に、籾は送るが一
方向性のない繰り出しロール(12)と、繰り出しロー
ル(12)部を通過する脱ぷロール(2)(3)に対す
る籾の供給量を一定にする流量調節弁(13)とを設
け、流量調節弁(13)の弁開度を調節して繰り出しロ
ール(12)との間隙(14)を調節することにより、
1パス方式と2パス方式を択一的に選択する。ここで、
自主検査用籾摺機(A)には1バッチの籾が一定時間毎
に自動供給されるため、1パス方式の場合、例えば50
〜60秒以内で籾が脱ぷロール(2)(3)を通過でき
る間隙(14)になるように、流量調節弁(13)の弁
開度を調節し、2パス方式の場合、例えば1パス目25
秒以内、2パス目25秒以内で籾が脱ぷロール(2)
(3)を通過できる間隙(14)になるように流量調節
弁(13)の弁開度を調節するものである。
【0016】そして、籾は送るが一方向性のない繰り出
しロール(12)を使用したため、一方向にのみ籾を送
る繰り出しロールを使用した場合に比べ、流量調節弁
(13)及び繰り出しロール(12)の摩耗を少なくす
ることができると共に、流量調節弁(13)を繰り出し
ロール(12)のセンター上部に配置することにより、
繰り出しロール(12)の送り作用が、外部の籾圧など
による連れ込みなどの作用が少なくなり、脱ぷロール
(2)(3)へ籾を安定供給できるものである。
【0017】また、2パス方式の場合、1パス目より、
2パス目の籾はずっとその量が少なくなるのである。こ
の状態で上記した設定電流値(Y1)を制御目標にして
ロール間隙(6)を調節していたのでは、正確な制御が
できないから、少量の籾が通過する2パス目の場合に
は、制御を行わないようにしている。
【0018】即ち、図2のフローチャートに示す如く、
1パス目の籾摺であるかどうかを検出し、1バッチの籾
摺が終了して、一定の遅延時間が経過した場合には、新
たな1バッチが供給されるものであるから、1パス目で
あると判断して、1パス目の場合には、籾センサー
(7)をONとし、上記したロール間隙(6)の調節を
行い2パス目の場合には籾センサー(7)をOFFにし
てロール間隙(6)の調節は行わず、1パス目のロール
間隙(6)での制御籾摺を行うものである。
【0019】そして、2パス方式であっても、1パス目
と2パス目の制御目標を変更しなおす必要がないから、
全体の制御が簡単になるものである。
【0020】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、一対の脱ぷロール(2)(3)を駆動する籾摺モー
タ(8)の電流値(Y2)をロール間隙(6)を調節し
て一定に保つことにより脱ぷ率を保持する装置におい
て、籾摺モータ(8)の運転開始から一定時間は、設定
電流値(Y1)を制御目標とせず、設定電流値(Y1)
より高い電流値(Y1+A)を制御目標とすることによ
り、籾摺モータ(8)の運転開始から(暖気運転中で
も)適正に脱ぷ率の自動制御を行うことができ、籾摺モ
ータ(8)の運転開始から均一で良好な脱ぷ率を自動で
得ることができるものである。
【0021】また、籾摺モータ(8)の運転開始から一
定時間は、ロール間隙(6)を設定間隙(6′)に固定
することにより、籾摺モータ(8)の運転開始から一定
時間内(暖気運転中)に発生する誤った脱ぷ率の自動制
御を阻止でき、籾摺モータ(8)の運転開始から均一で
良好な脱ぷ率を自動で得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る籾摺機の全体説明図。
【図2】本発明(特許請求の範囲第1項)に係る脱ぷ率
制御のフローチャート。
【図3】脱ぷ率制御の制御目標値の説明図。
【図4】本発明(特許請求の範囲第2項)に係る脱ぷ率
制御のフローチャート。
【図5】流量調節弁の説明図。
【符号の説明】
(3)(4) 脱ぷロール (6) ロール間隙 (8) 籾摺モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の脱ぷロールを駆動する籾摺モータ
    の電流値をロール間隙を調節して一定に保つことにより
    脱ぷ率を保持する装置において、籾摺モータの運転開始
    から一定時間は、設定電流値を制御目標とせず、設定電
    流値より高い電流値を制御目標とすることを特徴とする
    籾摺機の脱ぷ率制御装置。
  2. 【請求項2】 一対の脱ぷロールを駆動する籾摺モータ
    の電流値をロール間隙を調節して一定に保つことにより
    脱ぷ率を保持する装置において、籾摺モータの運転開始
    から一定時間は、ロール間隙を設定間隙に固定すること
    を特徴とする籾摺機の脱ぷ率制御装置。
JP08792492A 1992-03-11 1992-03-11 籾摺機の脱ぷ率制御装置 Expired - Fee Related JP3184597B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019005678A (ja) * 2017-06-21 2019-01-17 井関農機株式会社 籾摺選別機
JP2021126604A (ja) * 2020-02-12 2021-09-02 株式会社サタケ 籾摺機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019005678A (ja) * 2017-06-21 2019-01-17 井関農機株式会社 籾摺選別機
JP2021126604A (ja) * 2020-02-12 2021-09-02 株式会社サタケ 籾摺機

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