JPH0438456B2 - - Google Patents

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JPH0438456B2
JPH0438456B2 JP63190549A JP19054988A JPH0438456B2 JP H0438456 B2 JPH0438456 B2 JP H0438456B2 JP 63190549 A JP63190549 A JP 63190549A JP 19054988 A JP19054988 A JP 19054988A JP H0438456 B2 JPH0438456 B2 JP H0438456B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、米粒を同一の精白部に複数回循環し
て精米する循環式の自動精米装置に関するもので
ある。
従来の技術 従来より、穀粒を同一の精白部に複数回循環し
て精米を完了する循環式の自動精米装置が知られ
ている。
また、同一精白室を複数回通過循環して精白す
る精穀機の循環工程に設けた穀粒タンクに設けた
穀量計測装置と、精穀機の負荷または精穀機の精
白転子の回転数を穀粒タンクの穀量によつて自動
的に調整制御するようにした負荷または回転数の
制御装置とを電気的に連絡した精穀機自動管制装
置が特公昭39−28516号公報として知られている。
また、循環用搗精機の上部に貯留用タンクを取
付け、搗精機の近辺に循環用昇降機を付設して酒
造用の精白米の循環搗精が行なえるようにしたも
のにおいて、搗精機の精白ロールを変速モーター
に連結した酒造用の循環搗精装置が特公昭51−
3667号公報として知られている。
さらに、白米流出抵抗可変機構と搗精度を設定
する搗精度設定機構とを備え、白米流出抵抗可変
機構が白米流出口を閉塞する抵抗板と、この抵抗
板を押圧するサーボモーターを備えた精米機の搗
精度制御装置が特開昭57−91749号公報として提
案されている。
発明が解決しようとする課題 ところが、従来の自動精米装置では、米粒を精
米するにあたり、精白部から流出する精白米を手
に取り、その状態によつて精白部の回転数、負
荷、流量等を制御したり、精白米の温度を監視
し、精白米の温度がある一定温度以上になれば、
精白部の負荷を変える操作が行われているため、
精米中に精白米を歩留、精白部の回転数、負荷、
流量、温度等を管理する管理者が必要となり、特
に酒米を精米するには長時間を要するため、管理
者に長時間の管理操作を強いる必要があつた。
また、特公昭39−28516号公報記載のものは、
穀量計測装置が穀粒タンクの穀量の変化を計測
し、精穀機の負荷または精穀機の精白転子の回転
数を穀粒タンクの穀量により調整制御するように
したものであつて、精米に供される米粒の重量を
自由に設定変更できないため、常に一定の重量又
は容積の米粒を張込まないと穀量計測装置による
精白度の測定ができず、精米に供される米粒の重
量の変更に対応させて精米中の負荷や回転数を適
正に制御することはできなかつた。
また、特公昭51−3667号公報記載のものも、糠
重量測定装置が搗精機より発生した糠の重量を計
量し、搗精機の精白ロールの回転数を糠の重量で
制御するようにしたにすぎないものであつて、発
生した糠の全量を全て回収してその重量を計量す
るのは困難であり、また、精米に供される米粒の
重量を設定変更できないため、規定重量の米粒を
張込まないと糠重量測定装置による精白度の測定
ができないものであつた。
さらに、特開昭57−91749号公報記載のものは、
供給電流検出装置が精白室内の主軸を駆動するモ
ーターの供給電流を検出し、比較回路が供給電流
値と搗精度設定機構からの設定搗精度信号とを比
較し、サーボモータを比較回路からの信号により
駆動し、抵抗板の抵抗を調整するようにしただけ
のものであつた。
本発明の第1番目のものの目的は、精米に供さ
れる玄米の任意の重量W0を設定手段により設定
すれば、歩留達成度判定手段により精米過程にあ
る米粒の重量Wと玄米の重量W0とに基づいて精
米の進行に伴う歩留達成度合を判定し、負荷制御
手段が歩留の達成度合に対応させて予め設定した
精白部の負荷から、歩留達成度判定手段により判
定手段により判定された歩留の達成度合に合致す
る負荷を選出し、精白部の負荷を負荷制御手段に
よりこの選出した負荷となるように自動的に制御
し、精米作業を常に適正な精白部の負荷で行うこ
とが可能な自動精米装置を提供することにある。
また、本発明の第2番目のものの目的は、精米
に供される玄米の任意の重量W0を設定手段によ
り設定すれば、歩留達成度判定手段により精米過
程にある米粒の重量Wと玄米の重量W0とに基づ
いて精米の進行に伴う歩留達成度合を判定し、回
転数制御手段が歩留の達成度合に対応させて予め
設定した精白部の回転数から、歩留達成度判定手
段により判定された歩留の達成度合に合致する回
転数を選出し、精白部の回転数を回転数制御手段
によりこの選出した回転数となるように自動的に
制御し、精米作業を常に適正な精白部の回転数で
行うことが可能な自動精米装置を提供することに
ある。
課題を解決するための手段 本発明の第1番目のものは、米粒を同一の精白
部に複数回循環して精米する自動精米装置におい
て、精米過程にある米粒の重量Wを検出する重量
検出手段と、精米に供される玄米の重量W0を設
定する設定手段とを備え、前記重量検出手段及び
前記設定手段を、前記米粒の重量Wと前記玄米の
重量W0とに基づいて精米の進行に伴う歩留の達
成度合を判定する歩留達成度判定手段に連絡する
と共に、歩留の達成度合に対応させて予め設定し
た精白部の負荷から、精米過程で判定された歩留
の達成度合に合致する負荷を選出し、この選出し
た負荷となるように前記精白部の負荷を制御する
負荷制御手段に前記歩留達成度判定手段を連絡し
たことを特徴とする構成を有するものである。
本発明の第2番目のものは、米粒を同一の精白
部に複数回循環して精米する自動精米装置におい
て、精米過程にある米粒の重量Wを検出する重量
検出手段と、精米に供される玄米の重量W0を設
定する設定手段とを備え、前記重量検出手段及び
前記設定手段を、前記米粒の重量Wと前記玄米の
重量W0とに基づいて精米の進行に伴う歩留の達
成度合を判定する歩留達成度判定手段に連絡する
と共に、歩留の達成度合に対応させて予め設定し
た精白部の回転数から、精米過程で判定された歩
留の達成度合に合致する回転数を選出し、この選
出した回転数となるように前記精白部の回転数を
制御する回転数制御手段に前記歩留達成度判定手
段を連絡したことを特徴とする構成を有するもの
である。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本発明の自動精米装置の機能ブロツク
図を示し、歩留設定手段1が歩留達成度判定手段
2に連絡されると共に、歩留達成度判定手段2に
は重量検出手段S1が連絡され、重量検出手段S1
はタイマー30が連絡され、歩留達成度判定手段
2が流量制御手段3、負荷制御手段4及び回転数
制御手段5にそれぞれ連絡され、流量制御手段3
には流量検知部S2が設けられると共に、負荷制御
手段4には負荷検知部S3が設けられ、回転数制御
手段5には回転数検知部S4が設けられている。
歩留設定手段1によつて、精米に供される玄米
の重量W0を設定すると共に、精米を完了させる
べき米粒の歩留、即ち得ようとする精白米の歩留
を設定し、精米装置を運転すると、重量検出手段
S1が精米過程にある米粒の重量Wを検出し、歩留
達成度判定手段2が精米装置の精白部に流入する
米粒の流量、精白部の負荷、精白部にある精米ロ
ール軸の回転数をそれぞれ流量制御手段3、負荷
制御手段4、回転数制御手段5を作動させて制御
し、現在の歩留に合致した運転状態にセツトす
る。
重量検出手段S1はタイマー30により一定時間
毎に精米過程にある米粒の重量Wを検出し、その
時点の歩留の達成度合を歩留達成度判定手段2に
より検出し、その達成度合に合致するように米の
流量、精白部の負荷、精米ロール軸の回転数をそ
れぞれ各制御手段3,4,5によつて制御する。
流量制御手段3の流量検知部S2、負荷制御手段
4の負荷検知部S3及び回転数制御手段5の回転数
検知部S4は、米粒の流量、精白部の負荷、精米ロ
ール軸の回転数が設定値になるようにフイードバ
ツク制御が行なわれている。
第2図は自動精米装置の概略図で、11は吊タ
ンク、12は吊タンク11の下部に配設した米粒
を精米する精白部、13は吊タンク11及び精白
部12の側部に立設した昇降機で、昇降機13は
モータM0が稼動するコンベア20により搬送さ
れてきて精米に供される玄米又は精白部12から
排出された米を再び吊タンク11に移送する。
14は吊タンク11から精白部12に通ずる吊
タンク11の開口をソレノイド等で開閉させるシ
ヤツタ、15はシヤツタ14の下部に設けたバル
ブで、バルブ15には吊タンク11から精白部1
2に移送される米粒の流量を制御する流量制御手
段3のモータM3が接続され、バルブ15の開度
をモータM3の正転、逆転により制御する。
S2はバルブ15の開度を検知する流量制御手段
3の流量検知部で、流量検知部S2はポテンシヨン
メータ等で構成され、バルブ15の移動量、即
ち、バルブ15の開度を流量検知部S2により検知
して米粒の流量を測定するものである。
S1は吊タンク11に設けた重量検出手段で、重
量検出手段S1は吊タンク11の重量を測定し、吊
タンク11内の米粒の重量、即ち、精米過程にあ
る米粒の重量を測定するものである。
なお、実施例では重量検出手段S1としてロード
セルが使用されている。
16は負荷制御手段4を構成する分銅で、第4
図に示すように、精白部12の排出口34を閉鎖
するように抵抗蓋17を付勢している。
即ち、抵抗蓋17には、第4図に示すように、
分銅16の送りネジ33及びガイド溝32を持つ
た棒31が抵抗蓋17に対して略直角に固定され
ており、分銅16は、分銅16内に装着されたス
テツピングモータSM4の正逆回転により棒31上
をその長さ方向に移動し、抵抗蓋17による排出
口34を閉鎖する力を増減するようになつてい
る。
第2図におけるS5は精白部12の排出口34か
ら排出される米粒の温度を測定する穀温検出手段
で、穀温検出手段S5は測温体抵抗等で構成され、
精白部12の排出口34から排出される米粒の温
度を穀温検出手段S5の抵抗値変化により検出して
いる。
18は精白部12の排出口34から昇降機13
に米粒を移送する移送部、19は昇降機13の下
端側部に形成した玄米張込み部、M1は自動精米
装置を作動させるモータで、モータM1の出力は
伝導装置21に入力され、精白部12の精白ロー
ル軸及び昇降機13をベルト22により駆動させ
る。
精白部12の精米ロール軸には回転数制御手段
5の回転数検知部S4が設けられ、回転数検知部S4
はタコジエネレータ等で構成され、精米ロール軸
の回転数を回転数検知部S4により検出している。
また、伝導装置21には回転数制御手段5の減
速プリーモータM2が接続され、精白部12の精
米ロール軸の回転数を減速プリーモータM2によ
り制御している。
S3は負荷制御手段4の負荷検知部で、負荷検知
部S3はカレントトランジユーサー等で構成され、
モータM1の負荷電流を負荷検知部S3により検出
している。
23はソレノイドで、必要に応じて昇降機13
の穀物排出口24をソレノイド23の作動により
切換えて米粒を吊タンク11の外部に排出するよ
うになつている。
第3図は本発明の自動精米装置の制御ブロツク
図を示し、25は中央処理装置(以下CPUとい
う)、27はROM、26はA/D変換器で、
A/D変換器26には重量検出手段S1、各検知部
S2〜S4及び穀温検出手段S5の出力が入力されと共
に、CPU25にはA/D変換器26のデジタル
信号が入力されている。
28は出力ドライブ回路で、各モータM0
M3、ステツピングモータSM4及びタイマー30
へ出力を出してそれぞれ駆動させる。
29は入力バツフアー回路で、米粒の歩留A及
びタイマー30からの出力が入力バツフアー回路
29を介してCPU25に入力されている。
次に、第5図イ,ロを参照しながら、本発明の
自動精米装置の作動について説明する。
まず、自動精米装置の作動の概略について述べ
る。
モータM0の作動で玄米がコンベア20により
昇降機13の玄米張込み部19に搬送され、その
後、この玄米は、モータM1の回転で昇降機13
により吊タンク11内に搬送される。
シヤツタ14は閉じられていて重量検出手段S1
で吊タンク11内の玄米の重量が測定され、吊タ
ンク11内の玄米が歩留設定手段1で設定された
設定重量W0に達すると、モータM0の駆動が止ま
り、シヤツタ14を開放し、精白部12は精米を
始め、精米された米粒は移送部18、昇降機13
を通つて再度吊タンク11に搬送される。
このように、米粒は、吊タンク11、精白部1
2、昇降機13と循環する。
自動精米装置では、精米作業の前半(以下、前
記精白期間という)においては、一定時間毎、例
えば1時間毎に精白部12の負荷を変え、精米作
業の後半(以下、後期精白期間という)において
は、精米の進行に伴う歩留の達成度合に基づい
て、負荷、回転数、流量を変えて精米を行う。
以下、この精米作業の制御行程を第5図イ,ロ
及び第2図、第3図を参照しながら説明する。
まず、歩留A、米粒の重量Wを歩留設定手段1
によりそれぞれ希望する値A0,W0に設定する。
即ち、この段階は精米過程の当初の段階である
ので、歩留設定手段1の歩留Aの値は精米を完了
して得ようとする精白米の歩留A0に設定し、ま
た、歩留設定手段1の米粒の重量Wの値は精米し
ようとする玄米の重量W0に設定する。
そして、前期精白期間で精米作業を行う時間N
を希望する値N0に設定する。
スタートスイツチSWをONすると、モータ
M0,M1は回転し、玄米はコンベア20で玄米張
込み部19に張込まれ、玄米が昇降機13により
シヤツタ14の閉じている吊タンク11内に搬送
される。
ロードセル等の重量検出手段S1で玄米の重量が
設定した重量になつたことを検知すると、モータ
M0は停止し、シヤツタ14が開放される。
一方、CPU25は、精白部12の負荷、精米
ロール軸の回転数及び米粒の流量のそれぞれの値
が、設定歩留A0と設定重量W0に対応すべく
ROM27に予め記憶された負荷、回転数及び流
量の各所定値になるように、出力ドライブ回路2
8を通じてステツピングモータSM4、減速プリー
モータM2、バルブ15の開度を制御するモータ
M3をそれぞれ作動させ、分銅16の位置、精白
部12の精米ロール軸の回転数及びバルブ15の
開度を調節する。
そして、シヤツタ14が開放されると同時に、
カウンタNを「1」にセツトし、タイマー30へ
セツト信号を送出する。
米粒は、精白部12に送られて精米されるが、
時として精米中にきしみを生じ、精白部12から
排出される米粒の温度がある特定温度以上になる
と、穀温検出手段S5が精白部12から排出される
米粒の温度を検知し、CPU25はこれを受けて
ステツピングモータSM4を作動させ、分銅16を
棒31に対して移動させ、特定な負荷値Raにす
る。
米粒の温度が上記特定温度以下で、かつ、カレ
ントトランジユーサー等の負荷検知部S3で測定さ
れる負荷電流Iが所定値I0であれば、負荷値Rは
所定値R0であり、そのまま自動精米装置は駆動
を続ける。
カレントトランジユーサー等の負荷検知部S3
測定される負荷電流Iがある特定値以下になつた
時は、即ち、搬送過程に米粒が詰まつたり、なく
なつたりして、米粒が精白部12になくなり、負
荷値Rが極端に減少した時は、モータM1を停止
させる。
また、負荷電流Iが所定値I0でないならば、負
荷制御手段4のステツピングモータSM4を作動さ
せ、分銅16を移動させ、所定値I0,R0になるよ
うに制御する。
このように、精米作業を続け、タイマー30か
らタイムアツプの信号、例えば1時間経過の信号
が入力されると、CPU25は、カウンターNが
設定値N0か否か調べ、カウンターNのカウント
値が設定値でなければカウンターNに「1」を加
算して、負荷を次の値Roにすべくステツピング
モータSM4を作動させ、再びタイマー30をリセ
ツト、スタートさせ、第5図イに示すように上記
した行程の作業を行う。
そして、カウンターNのカウント値が設定値
N0、例えば「3」、すなわち上記した前期精白期
間を3時間行うと、第5図ロに示す後期精白期間
のフローに進行する。
即ち、カウント値が設定値N0になると、シヤ
ツタ14を閉鎖して米の重量Wを測定する。
CPU25は、米の重量Wから現在の歩留W/
W0=A(Wは現在の米の重量、W0は精白作業に
入る前の玄米の重量)を計算し、歩留の達成度合
を示す歩留達成値B=A−A0(A0は設定歩留であ
るから、この場合のBは設定歩留A0に対して現
在の歩留Aがどの程度大きいかを示している)を
算出する。
この達成値Bに対応すべく、精米ロール軸の回
転数、米粒の流量及び精白部12の負荷のそれぞ
れ値がROM27に予め記憶された回転数n、流
量F、負荷値Rの各所定値になるように関連機器
をセツトする。
そして、シヤツタ14を開放し、かつタイマー
30をスタートさせる。
タコジエネレータ等の回転数検知部S4からの信
号で精白部12の精米ロール軸の回転数を検知
し、所定回転数nでなければ、回転数制御手段5
の減速プリーモータM2を作動させ、精米ロール
軸を所定回転数nにする。
また、ポテンシヨンメータ等の流量検知部S2
バルブ15の開度を検出し、所定開度すなわち所
定流量Fであるか否かを検出し、所定値になるよ
う流量制御手段3のリバーシブルモータM3を作
動させる。
前期精白期間の第5図イで述べたように、穀温
検出手段S5で精白部12から排出される米粒の穀
温を検出し、米粒の温度が特定温度以上であれ
ば、ステツピングモータSM4を作動し、負荷値を
低減して精米を行う。
また、負荷値が極端に変化し、カレントトラン
ジユーサー等の負荷検知部S3で測定される負荷電
流Iが特定値以下になると、モータM1を停める。
さらに、米粒の温度及び負荷電流Iが適値であ
れば、負荷値Rが所定値になるようステツピング
モータSM4を作動させ、精米作業を続ける。
このように、精米作業を続け、タイマー30が
セツト時間t0(例えば10分)になり、信号を出せ
ば、CPU25はシヤツタ14を閉鎖して米の重
量Wを測定する。
その測定結果から、CPU25は次の判断を行
う。
W/W0−A0<B−0.01 但し、W;測定重量、W0;当初設定した玄米
の重量、A0;歩留設定値、B;前回測定された
歩留達成値、 即ち、現在の米の重量Wを測定した結果、歩留
達成値が前回の測定値(この場合、後期精白作業
に入る前に測定された値)より0.01進んでいるか
否か判断し、歩留達成値が前回の測定値より0.01
進んでいなければ、第5図ロに示すように、再び
シヤツタ14を開き、タイマー30をスタートさ
せ、上述した処理を行わせる。
もし、歩留達成値が前回の測定値より0.01進ん
でいると、達成値Bを0.01進ませ、前回の達成値
より0.01小さい達成値Bにより、それに対応する
ようにROM27に予め記憶された回転数n、流
量F、負荷Rのそれぞれの所定値にて、先と同じ
ように第5図ロに示す処理を行う。
もし、達成値Bが「0」になると、すなわち、
B=A−A0=0とは、歩留Aが設定値(目標値)
A0と等しいことを意味し、シヤツタ14を開放
し、ソレノイド23を作動させ、昇降機13の穀
物排出口24を切換え、米を吊タンク11の外部
に排出させて精白作業は終了する。
なお、表示器を設け、現在の処理における歩留
A、負荷R、回転数n、流量F、穀温T、運転時
間を表示するようにすれば、現在値が分かり、精
米機の管理がより一層しやすくなる。
発明の効果 以上述べたように、本発明の第1番目の自動精
米装置によれば、精米に供される玄米の任意重量
W0を設定手段により設定すると、歩留達成度判
定手段により米粒の重量Wと玄米の重量W0とに
基づいて歩留達成度合を判定することができ、従
つて精白の都度張込み米粒の重量を自由に変更し
て設定でき、張込み米粒の重量設定を変えても、
この変更された設定条件下における歩留達成度を
確実に判定することが可能で、負荷制御手段が精
米の進行に伴う歩留達成度合に対応する精白部の
予め設定した負荷から歩留達成度判定手段により
出力される歩留の達成度合に合致する負荷を選出
するので、精白部の負荷を負荷制御手段によりこ
の選出した負荷となるように自動的に制御するこ
とができ、精米作業を常に適正な精白部の負荷で
行うことができる。
また、本発明の第2番目の自動精米装置によれ
ば、精米に供される玄米の任意の重量W0を設定
手段により設定すると、歩留達成度判定手段によ
り米粒の重量Wと玄米の重量W0とに基づいて歩
留達成度合を判定することができ、回転数制御手
段が精米の進行に伴う歩留の達成度合に対応する
精白部の予め設定した回転数から歩留達成度判定
手段により出力される歩留の達成度合に合致する
回転数を選出するので、精白部の回転数を回転数
制御手段によりこの選出した回転数となるように
自動的に制御することができ、精米作業を常に適
正な精白部の回転数で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の自動精米装置の機能ブロツ
ク図、第2図は、本発明の実施例の自動精米装置
の概略図、第3図は、本発明の自動精米装置の制
御ブロツク図、第4図は、第2図の精白部の要部
拡大斜視図、第5図イは、自動精米装置による精
米作業の前半のフローチヤート、第5図ロは、自
動精米装置による精米作業の後半のフローチヤー
トである。 1……歩留設定手段、2……歩留達成度判定手
段、3……流量制御手段、4……負荷制御手段、
5……回転数制御手段、11……吊タンク、12
……精白部、13……昇降機、14……シヤツ
タ、15……バルブ、16……分銅、17……抵
抗蓋、18……移送部、19……玄米張込み部、
20……コンベア、21……伝導装置、22……
ベルト、23……ソレノイド、24……穀物排出
口、25……中央処理装置、26……A/D変換
器、27……ROM、28……出力ドライブ回
路、29……入力バツフアー回路、30……タイ
マー、31……棒、32……ガイド溝、33……
送りネジ、34……排出口、M0……モータ、M1
……モータ、M2……減速プリーモータ、M3……
モータ、SM4……ステツピングモータ、S1……重
量検出手段、S2……流量検知部、S3……負荷検知
部、S4……回転数検知部、S5……穀温検出手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 米粒を同一の精白部に複数回循環して精米す
    る自動精米装置において、精米過程にある米粒の
    重量Wを検出する重量検出手段と、精米に供され
    る玄米の任意の重量W0を設定する設定手段とを
    備え、前記重量検出手段及び前記設定手段を、前
    記米粒の重量Wと前記玄米の重量W0とに基づい
    て精米の進行に伴う歩留の達成度合を判定する歩
    留達成度判定手段に連絡すると共に、歩留の達成
    度合に対応させて予め設定した精白部の負荷か
    ら、精米過程で判定された歩留の達成度合に合致
    する負荷を選出し、この選出した負荷となるよう
    に前記精白部の負荷を制御する負荷制御手段に前
    記歩留達成度判定手段を連絡したことを特徴とす
    る自動精米装置。 2 前記設定手段が、さらに精米を完了させるべ
    き米粒の歩留を設定するものであり、前記歩留達
    成度判定手段が、前記設定手段からの米粒の歩留
    の設定を受け、この歩留を基準として前記歩留の
    達成度合を判定するものである特許請求の範囲第
    1項記載の自動精米装置。 3 前記精白部の下流に前記精白部から排出され
    る米粒の温度を検出する穀温検出手段を設け、前
    記負荷制御手段の負荷検知部及び前記穀温検出手
    段を、米粒の温度が予め設定した特定温度以上に
    なると前記精白部の負荷を前記歩留の達成度合に
    合致する負荷より低く制御するように中央処理装
    置に連絡した特許請求の範囲第1項記載の自動精
    米装置。 4 米粒を同一の精白部に複数回循環して精米す
    る自動精米装置において、精米過程にある米粒の
    重量Wを検出する重量検出手段と、精米に供され
    る玄米の任意の重量W0を設定する設定手段とを
    備え、前記重量検出手段及び前記設定手段を、前
    記米粒の重量Wと前記玄米の重量W0とに基づい
    て精米の進行に伴う歩留の達成度合を判定する歩
    留達成度判定手段に連絡すると共に、歩留の達成
    度合に対応させて予め設定した精白部の回転数か
    ら、精米過程で判定された歩留の達成度合に合致
    する回転数を選出し、この選出した回転数となる
    ように前記精白部の回転数を制御する回転数制御
    手段に前記歩留達成度判定手段を連絡したことを
    特徴とする自動精米装置。 5 前記設定手段が、さらに精米を完了させるべ
    き米粒の歩留を設定するものであり、前記歩留達
    成度判定手段が、前記設定手段からの米粒の歩留
    の設定を受け、この歩留を基準として前記歩留の
    達成度合を判定するものである特許請求の範囲第
    4項記載の自動精米装置。
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JPS5791749A (en) * 1980-11-28 1982-06-08 Satake Eng Co Ltd Controller for accuracy of hulling of rice-cleaning machine

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