JPH1057825A - 精米機 - Google Patents

精米機

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JPH1057825A
JPH1057825A JP22296896A JP22296896A JPH1057825A JP H1057825 A JPH1057825 A JP H1057825A JP 22296896 A JP22296896 A JP 22296896A JP 22296896 A JP22296896 A JP 22296896A JP H1057825 A JPH1057825 A JP H1057825A
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JP
Japan
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raw material
rice
current value
milling
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP22296896A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Saito
信之 斉藤
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精白原料の水分含有量に変動がある場合で
も、設定した白度に精米することができる精米機を提供
することを目的とするものである。 【解決手段】 精白室1に配設された精白ロール3を駆
動モータ5の駆動力により回転して精白室1に送り込ま
れた原料(玄米)を精白し、精白室1内の原料の負荷状
態に応じて負荷調整手段24にて精白室内の原料による
内部圧力を調整する精米機において、駆動モータ5の電
流値を検出する電流センサ21と、原料の水分値を検出
する水分測定計26とを備えて、駆動モータ5の電流値
と原料の水分値とに基づき精白室1内の精白原料の負荷
状態を判断して負荷負荷調整手段24を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玄米を白米に精白
処理する精米機に関する。
【0002】
【従来の技術】精米機は図4に示すように構成されてい
る。ホッパ9にその入口1a側が接続された精白室1の
内部には、送りロール2,精白ロール3が配設されてお
り、精白室1の出口には通路を閉方向に付勢して制限す
ることにより精白室1内の原料(玄米)の負荷を調整す
る負荷調整手段としての抵抗板4が設けられている。精
米処理は、送りロール2と精白ロール3とを動力源であ
る駆動用モータ5で回転駆動し、ホッパ9からその自重
により投入された精白原料としての玄米6を送りロール
2で抵抗板4に向かって押し込み、精白室1の内側の網
8と回転駆動されている精白ロール3との間で玄米6を
精米処理し、精米された白米を抵抗板4に抗しながら白
米流出口7から払い出すようになっている。抵抗板4に
よる付勢力を小さくした場合には、精白室1の内部圧力
が低くなって白度が低くなり、抵抗板4による付勢力を
大きくした場合には、精白室1の内部圧力が高くなって
白度が高くなるように図られている。また、精米機には
上米,白米,7分,5分などの精米状態を指定するため
の選択押釦(図示せず)が設けられている。
【0003】抵抗板4は、例えば、支点11aを中心に
揺動自在のリンク11の一端に取付軸12を介して取り
付けられ、リンク11の他端には引張ばね14が接続さ
れ、引張ばね14の引張付勢力により白米流出口7を閉
鎖する方向に抵抗板4が付勢されている。引張ばね14
の他端は、リニアヘッド16により昇降自在に支持され
た昇降ロッド17に係合され、この昇降ロッド17はリ
ニアヘッド16内に設けられた伝達機構(図示せず)を
介して正逆両方向に回転自在の調整用モータ18により
昇降される。なお、19は昇降ロッド17と引張ばね1
4の他端とを連結する連結板である。これらの抵抗板
4,引張ばね14,リニアヘッド16,昇降ロッド1
7,調整用モータ18などにより負荷調整手段24が構
成されている。
【0004】ここで、駆動用モータ5には精白室1の内
部圧力に応じて負荷がかかり、負荷の変化に伴ってその
電流値が変化する。したがって、白度に対応する駆動用
モータ5の設定電流値を予め設定し、この設定電流値と
実際の電流値とが異なる場合には、実際の電流値が設定
電流値に等しくなるように制御部20にて調整用モータ
18を正方向または逆方向に回転駆動させることによ
り、所望の白度に精米できるように意図されている。な
お、21は駆動用モータ5の電流値を検出する電流セン
サ,22は電流値と白度との関係を記憶する記憶部,2
3はA/D変換器である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、精白処
理する玄米が一定の硬度であれば、上記のような制御に
より、意図した通りの白度に精米できるものの、精白処
理する玄米はその保存状態や乾燥状態によって含有水分
量が異なって、これに応じて硬度も変化するため、意図
した白度に精米できないことがある。つまり、水分を多
めに含んでいる玄米を精米する場合にはその硬度が低い
ため、意図した白度よりも大きめの白度まで精米してし
まい、水分を少ないめに含んでいる玄米を精米する場合
にはその硬度が高いため、意図した白度よりも小さめの
白度しか精米できないという課題を生じていた。特に、
水分を多めに含んでいる玄米を精米する場合には精米す
る米の割れや精白室1内での米の詰まりなどを生じるこ
とがあった。
【0006】本発明は上記した課題を解決するもので、
精白原料の水分含有量が異なっている場合でも、設定し
た白度に精米することができる精米機を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、精白室に配設された精白ロールを動力源
の駆動力により回転して精白室内の原料を精白し、精白
室内の原料の負荷状態に応じて負荷調整手段にて精白室
内の原料による内部圧力を調整する精米機において、動
力源の電流値を検出する電流検知手段と、原料の水分を
検出する水分検出手段と、動力源の電流値と原料の水分
値とに基づいて精白室内の精白原料の負荷状態を判断し
て負荷調整手段を制御する制御部とを備えたものであ
る。
【0008】上記構成によれば、動力源の電流値だけで
なく原料の水分値にも基づいて精白室内の精白原料の負
荷状態を判断して制御するため、精白原料の水分含有量
が異なっている場合でも、その水分含有量に応じた精白
原料の負荷状態を正確に把握でき、設定した白度に精米
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、従来のものと同機能のもの
には同符号を付してその説明は省略する。
【0010】図1に示すように、この精米機は、図4に
示す精米機の各構成部品に加えて、原料の水分値を検出
する水分測定計26が設けられている。この水分測定計
26には精米機に供給される玄米6の一部が抜き取ら
れ、この玄米6を単粒の状態で押し潰した後、静電容量
を測定することなどにより、含有水分値を検出するよう
になっている。そして、電流センサ21で検出した駆動
用モータ5の電流値と玄米6の水分値とに基づいて制御
部27にて精白室1内の精白原料(玄米6)の負荷状態
を判断して駆動用モータ5の電流値が、設定した負荷状
態に対応する電流値になるように抵抗板4の付勢力を調
整するようになっている。また、制御部27にはROM
からなる記憶部22が接続され、この記憶部22には図
2に示すような精白原料の水分値と駆動用モータ5の電
流値と負荷量、すなわち白度との関係を表す特性のデー
タが記憶されている。
【0011】上記構成において、制御部27は、まず水
分測定計26から、精米しようとする玄米6の含有水分
値を入力し、この含有水分値に対応する駆動用モータ5
の電流値と精白室1内の精白原料(玄米6)の負荷状態
との対応関係を示すデータを記憶部22から読み込む。
また、これと並行して、白度設定用の押釦の選択情報を
入力して、選択された押釦の白度に対応する負荷状態と
なる駆動用モータ5の電流値を決定し、この電流値にな
るように抵抗板4の付勢力を調整する。
【0012】このように、駆動用モータ5の電流値だけ
でなく精白原料の水分値にも基づいて精白室1内の精白
原料の負荷状態を判断して制御するため、精白原料の水
分含有量が標準のものと異なっている場合でも、その水
分含有量に応じた精白原料の負荷状態を正確に把握で
き、付加調整手段としての抵抗板4による圧力調整は精
白室1の負荷状態に対応したものとなって、設定した白
度に安定して精米することができる。
【0013】この結果、水分を多めに含んでいる玄米6
を精米する場合でも、精米する米の割れや精白室1内で
の米の詰まりなどを生じることが無くなるため、良好な
状態で精米できるとともに、精米機が詰まりなどで使用
できなくなることを防止できる。
【0014】次に、図3は、本発明の他の実施の形態を
示すものであるが、図1に示す精米機と同機能のものに
は同符号を付す。この精米機は、ホッパ9と精白室1の
入口1aとの間に、原料である玄米6を精白室1へ供給
する原料供給装置30が設けられている。原料供給装置
30は、ホッパ9の出口と精白室1の入口1aとを連通
する供給通路31に配設されて玄米6を精白室1の精白
ロール3側に送り込んで供給する送り込み羽根車32
と、この送り込み羽根車32を回転駆動させる供給駆動
モータ33とからなる。
【0015】なお、抵抗板4を白米流出口7の閉鎖方向
に付勢する引張ばね14の他端は、連結板19を介して
所定位置に固定されており、引張ばね14は端部が固定
された状態で抵抗板4を付勢するようになっている。
【0016】この精米機においても、原料の水分値を検
出する水分測定計26が設けられている。そして、制御
部34にはROMからなる記憶部22が接続され、この
記憶部22には、上記実施の形態と同様に、精白原料の
水分値と駆動用モータ5の電流値と負荷量、すなわち白
度との関係を表す特性のデータが記憶されている。
【0017】上記構成において、制御部34は、まず水
分測定計26から、精米しようとする玄米6の含有水分
値の情報を入力するとともに、選択されている白度設定
用の押釦の情報を入力する。そして、前記特性データか
ら前記含有水分値および白度(負荷量)設定に対応する
駆動用モータ5の電流値を算出し、基準電流値として設
定する。そして、駆動用モータ5および供給駆動モータ
33を駆動させ、駆動用モータ5の電流値が基準電流値
に近づくように送り込み羽根車32による供給量を調整
する。
【0018】なお、精米機の運転開始時は、送り込み羽
根車32を予め設定された回転数で回転させ、この後
に、駆動用モータ5の電流値が基準電流値に近づくよう
に送り込み羽根車32による供給量を調整してもよい。
【0019】この精米機においても、精米原料の含有水
分値に応じることができながら、負荷調整手段としての
原料供給装置30による供給量の調整は精白室1の負荷
状態に対応したものとなって、所望の白度に安定して精
米される。そして、この精米機によれば駆動用モータ5
の電流値を最適な基準電流値に保持することができるた
め、精白室1の精白ロール3による駆動トルクもほぼ一
定化され、安定な負荷状態で設定白度の白米を良好に得
ることができる。
【0020】特に、図1に示す精米機においては、精白
室1への供給量が制御されていないため、精白室1への
原料の供給量が少なくなることがあるが、この場合に
は、精白原料の精白室1での滞留時間が長くなって、設
定白度よりも高いめの白度に処理されるおそれがある
が、上記のように、原料供給装置30にて供給量を調整
することにより、このような不具合を生じることを防止
できる。
【0021】なお、上記の実施の形態においては、水分
測定計26として、玄米6を単粒の状態で押し潰した
後、静電容量を測定することにより含有水分値を検出す
る形式のものの場合を説明したが、これに限るものでは
なく、複数粒の玄米6を押し潰すものや、玄米6を破壊
しないものや、玄米6を近赤外分光分析により測定する
ものを用いたりしてもよく、さらには玄米6以外の原料
に適用することも可能である。また、上記の実施の形態
においては精米機が単独で使用されるものの場合を説明
したが、これに限るものではなく、もみ摺り機付き精米
機などの精米機能を備えた設備にも適用できる。さら
に、この実施の形態においては横型の精米機の場合を図
示したが、縦型の精米機などこれ以外のものにも適用可
能であることもいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、動力源の
電流値と原料の水分値とに基づき精白室内の精白原料の
負荷状態を判断して負荷調整手段を制御することによ
り、精白原料の水分含有量が標準のものに対して異なっ
ている場合でも、その水分含有量に応じた精白原料の負
荷状態を正確に把握でき、設定した白度に精米すること
ができる。したがって、水分を多めに含んでいる玄米を
精米する場合でも、精米する米の割れや精白室内での米
の詰まりなどを生じることが無くなるため、良好な状態
で精米できるとともに、精米機が詰まりなどで使用でき
なくなることを防止できる。
【0023】また、精白室内に原料を供給する供給量可
変の供給手段を有し、制御部は、原料の水分値と設定さ
れた白度と基づき動力源の基準電流値を設定してこの基
準電流値に動力源の電流値が近づくように制御しなが
ら、設定された白度に対応するように精白室内への原料
の供給量を調整することによって、原料の水分値と設定
された白度に対応した動力源の電流値にほぼ一定な状
態、つまり精白する際のトルクを安定した状態に保持す
ることができるので、さらに良好に精白することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における精米機を概略的
に示す図である。
【図2】同精米機の電流値と精白原料の水分含有量と負
荷状態との関係を示す特性図である。
【図3】本発明の実施の他の形態における精米機を概略
的に示す図である。
【図4】従来の精米機を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 精白室 3 精白ロール 4 抵抗板 5 駆動用モータ(動力源) 6 玄米(原料) 21 電流センサ 22 記憶部 24 負荷調整手段 26 水分測定計 27,34 制御部 30 原料供給装置 31 供給通路 32 送り込み羽根車 33 供給駆動モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精白室に配設された精白ロールを動力源
    の駆動力により回転して精白室内の原料を精白し、精白
    室内の原料の負荷状態に応じて負荷調整手段にて精白室
    内の原料による内部圧力を調整する精米機において、動
    力源の電流値を検出する電流検知手段と、原料の水分値
    を検出する水分検出手段と、動力源の電流値と原料の水
    分値とに基づき精白室内の精白原料の負荷状態を判断し
    て負荷調整手段を制御する制御部とを備えた精米機。
  2. 【請求項2】 精白室内に原料を供給する供給量可変の
    供給手段を有し、制御部は、原料の水分値と設定された
    白度と基づき動力源の基準電流値を設定してこの基準電
    流値に動力源の電流値が近づくように制御しながら、設
    定された白度に対応するように精白室内への原料の供給
    量を調整する請求項1に記載の精米機。
JP22296896A 1996-08-26 1996-08-26 精米機 Pending JPH1057825A (ja)

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JP22296896A JPH1057825A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 精米機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103495447A (zh) * 2013-10-17 2014-01-08 西安鑫谷玉米制品有限公司 玉米脱皮脱胚机的自动反馈调节系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103495447A (zh) * 2013-10-17 2014-01-08 西安鑫谷玉米制品有限公司 玉米脱皮脱胚机的自动反馈调节系统
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