JPH0355181B2 - - Google Patents

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JPH0355181B2
JPH0355181B2 JP57141522A JP14152282A JPH0355181B2 JP H0355181 B2 JPH0355181 B2 JP H0355181B2 JP 57141522 A JP57141522 A JP 57141522A JP 14152282 A JP14152282 A JP 14152282A JP H0355181 B2 JPH0355181 B2 JP H0355181B2
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grain
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valve
hulling
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ロール脱ぷ装置及び揺動選別装置を
有する籾摺り選別機に係り、詳しくは該籾摺り選
別機の自動制御方法に関する。
一般に、籾摺り選別機は、(1)張込みホツパ籾装
填、(2)ロール間隙設定、(3)動力起動、(4)ポツパシ
ヤツタ開放、供給量調整、(5)脱ぷ・肌摺れ状態目
視観察判断、(6)ロール間隙調整、(7)吊りタンク選
穀板供給弁開放、(8)選穀板傾斜角度調整、(9)吊り
タンク選穀板供給弁開度調整、(10)選穀板仕切り位
置調整、等の作業工程を運転開始初期に行う必要
があるが、従来、これら各作業工程は殆んど自動
化されておらず、また自動化されたものでも、一
部の数行程のみ自動化したものであり、全行程を
有機的に関連して自動化したものはなかつた。こ
のため、籾摺り選別作業は、経験と熟練を要する
大変面倒な作業になつていると共に、作業中、オ
ペレータは常に装置に付いて管理・調整しなけれ
ばならず、長時間オペレータを専用に拘束してい
た。
そこで、本発明は、籾摺り選別機の自動制御
を、少なくも初期制御、定常制御及び後処理制御
で構成し、かつ初期制御では、脱ぷ装置及び揺動
選別装置に流れる穀粒が最適になるように、脱ぷ
装置及び/又は揺動選別装置への供給調節弁の開
度並びに選穀板の傾斜角を制御すると共に、切換
え弁を切換えて穀粒を全量循環し、また定常制御
では、前記初期制御での制御に加えて所定の脱ぷ
率になるようロール間隙を制御し、かつ前記切換
え弁を切換えて玄米を取出し、更に後処理制御で
は、選穀板の使用する段数が少なくなるように分
配弁を切換え、該少ない選穀板で選別するように
したことを特徴とし、もつて上述欠点を解消する
と共に、穀粒の残量が少なくなつても、良好な選
別をして選別不能な穀粒の量を少なくした籾摺り
選別機の制御方法を提供することを目的とするも
のである。
以下、図面に沿つて、本発明による実施例を説
明する。
籾摺り選別機1は、第1図に示すように、脱ぷ
装置2、揺動選別装置3及び揚穀装置5よりな
る。脱ぷ装置2は張込みホツパ7及びゴムロール
9を有しており、ホツパ7の下部にシヤツタ1
0、供給量調節弁11及び掻込みローラ12が配
置され、またゴムロール9は固定ロール9a及び
固定ロール9aとの間隙を調整し得る可動ロール
9bよりなり、これらロール9a,9bは異なる
周速度で反対方向に回転させる。そして、ゴムロ
ール9の下方には衝突板15が配設されており、
該衝突板15には検知アーム16を介してマイク
ロスイツチよりなる摺出し米検知要フローセンサ
FSが連結されている。更に、その下方には流し
板18を介して摺出し混合米移送用のスクリユー
コンベヤ19が配設されていると共に、その側方
には排塵フアン20が設置され、流し板18から
流下した玄米Aと籾Bとの摺出し混合米からふC
が風選・分離され、排塵ダクト21から機外に排
出される。なお、図中25はしいな取出し用スク
リユーコンベアである。
一方、揺動選別装置3は供給タンク22及び多
数の選穀板23a,23b,23c,23dを有
している。また、供給タンク22の下部は供給量
調節弁29を介して均分槽30に連通されてお
り、更に均分槽30は選穀板23…の上部に連通
されている。そして、均分槽30の下部には分配
弁31が配設されており、該分配弁31は後述す
る定常制御行程では4個の選穀板23…のすべて
に穀粒が流下するように位置するが、後処理行程
では上端の選穀板23aのみに穀粒が流れるよう
に切換えられる。なお、選穀板23…は3次元に
傾斜して、即ち図に示すように横方向において右
下りに傾斜し、かつ縦方向において紙面に対して
前方向が下がるように傾斜して配設されており、
かつ第3図矢印Eで示す方向の往復振動運動が与
えられている。そして、第2図に詳示するよう
に、選穀板23…は横方向傾斜角度θを調整し得
ると共に、その縦方向下端即ち出口部分には玄米
仕切板33及び籾仕切板34が配設されており、
これら仕切板33,34はそれぞれその横方向位
置x及びxmを調整し得る。更に、玄米仕切板3
3及び籾仕切板34にはそれぞれ移送桶35,3
6が連結されており、選穀板23から流下した玄
米A、籾B及びその混合米ABは仕切板33,3
4及び移送桶35,36に仕切られてそれぞれ玄
米誘導シユータ37、混合米誘導シユータ38及
び籾還元口39(第1図参照)に導かれ、更に玄
米誘導シユータ37は後述する玄米移送用バケツ
ト列50に導かれ、混合米誘導シユータ38は流
し板18からの摺出し混合米と一緒に混合米移送
用スクリユーコンベヤ19に導かれ、かつ籾還元
口39は張込みホツパ7に導通している。
また、第3図に示すように、選穀板23…の出
口部分における横方向上部分、即ち必ず玄米Aが
位置しかつ側板の影響を受けずに一定層厚になつ
ている部分Xaに所定孔又は切欠き等よりなる玄
米サンプリング取出口41が形成されており、ま
た同様に横方向下部分、即ち必ず籾Bが位置しか
つ一定層厚になつている部分Xbに籾サンプリン
グ取出口42が形成されている。更に、選穀板2
3における玄米仕切板33部分には長孔状の切欠
き25が形成されており、また該切欠き25を塞
ぐように、仕切板33に固定されたマスク板26
が配置され、かつ該マスク板26における仕切板
33の位置には混合米取出口43が形成されてい
る。従つて、該混合米取出口43は玄米仕切板3
3と一体に移動する。そして、これらサンプリン
グ取出口41,42,43はそれぞれ計数用シユ
ータ45,46,47に連通しており、これらシ
ユータ45〜47は一定傾斜角よりなる整列部G
及び放物線等の曲線よりなる計数部Hよりなり、
該計数部下部にそれぞれ光センサよりなる穀粒検
出センサンSS1〜SS4が設けられている。即ち、
玄米シユータ45に設置された検出センサSS1
は玄米の仕上量q1をサンプリング計量し、また籾
シユータ46に設置された検出センサSS4は籾
の循環流量q3をサンプリング計量し、更に混合米
シユータ46には2個の検出センサSS2,SS3
が設置され、センサSS2は混合米の循環流量q2
をサンプリング計量し、またセンサSS3は混合
米中に含まれる籾の量q2を計量する。なお、第2
図中Lは選穀板23…の幅である。
一方、揚穀装置5は玄米バケツト列50及び混
合米バケツト列51を並設するバケツトコンベヤ
よりなり、玄米バケツト列50は玄米誘導シユー
タ37から玄米Aを受け、上方に移送し玄米取出
口52に導き、また混合米バケツト列51は混合
米移送用スクリユーコンベヤ19から混合米AB
を受け、上方に移送して供給タンク22に導いて
いる。
従つて、第1図及び第4図に基づき、籾摺り選
別機1の穀粒の流れについて説明すると、脱ぷ装
置2の張込みホツパ7の籾Bはゴムロール9によ
り摺出されて流し板18から流下し、更にふC及
びしいなDが排塵フアン20で風選・分離され
る。そして、ふC等が分離された摺出し混合米
ABはスクリユーコンベヤ19及び混合米バケツ
ト列51を介して揺動選別装置3の供給タンク2
2に送られ、更に均分槽30から選穀板23…に
流下される。そして、該選穀板23…で玄米A、
混合米AB及び籾Bに揺動選別され、玄米Aは玄
米誘導シユータ37及び玄米バケツト列50を介
して玄米取出口52から取出され、また混合米
ABは混合米誘導シユータ38から流し板18か
らの混合米と一緒に再び供給タンク22に送ら
れ、また籾Bは籾還元口39から再び張込みホツ
パ7に還元される。
次に、第4図ないし第6図に基づき、籾摺り選
別機1の自動制御系について説明する。
第4図において、M1〜M5は電動機又は油圧
シリンダ等のアクチユエータを示し、M1は張込
みホツパ7からのロール9への供給量Qrを調節
するように、供給量調節弁11の開度V1を制御
するアクチユエータ、M2は同様に供給タンク2
2からの供給量Q′tを調節するように供給量調節
弁29の開度V2を制御するアクチユエータ、M
3は選穀板23の傾斜角度θを制御するアクチユ
エータ、M4は玄米仕切板33の位置xを制御す
るアクチユエータ、M5はロール9の間隔CRを
制御するアクチユエータである。そして、これら
アクチユエータM1〜M5それぞれ伝動装置54
〜58を介してそれぞれ被制御側11,29,2
3,33,9bに連結している。また、SOL1
は循環切換弁59に連結しているソレノイド等の
アクチユエータで、玄米誘導シユータ37を混合
米誘導シユータ38に連通するように切換・制御
するものであり、かつSOL2は分配弁31に連
結しているアクチユエータで、使用する選穀板2
3…の段数を選択・制御するものである。
そして、第5図において、LS11、LS12は
調節弁11の開度V1の上限及び下限スイツチ、
LS21,LS22は調節弁29の開度V2の上限
及び下限スイツチ、LS31,LS32は選穀板2
3の傾斜角度θの上限及び下限スイツチである。
そして、PS1は玄米仕切板33の位置xを検出
する検出器で、仕切板33に組込まれたマグネツ
トにより作動し、かつ所定間隔毎に多数配設され
たリードスイツチSa…列からなり、マグネツト
によりオンするスイツチSnに基づき仕切板33
の位置xを検出する。更に、NSはロール9の回
転数検出器であり、またFSは前記摺出し米検知
用のフローセンサ、TS1,TS2は供給タンク2
2内の穀粒量を検出する高レベル及び低レベルス
イツチである。なお、SS1〜SS4は前記穀粒検
出センサである。
また、G1は調節弁11の開度V1の設定を手
動で調節するための設定器、G2は調節弁29の
開度V2の設定を手動で調節するための設定器、
G3は選穀板23の傾斜角θの設定を手動で調節
するための設定器、G4はロール間隙CR設定及
び仕切板33位置x設定を手動で調節するための
設定器、そして、εは脱ぷ率Edを設定する設定
器であり、それぞれポテンシヨメータ及び可変抵
抗器等で構成されている。またCO1〜CO8は制
御装置で、CPU及びメモリで構成され(第6図
参照)、初期設定IS、初期制御IC、通常制御NC
そして後処理制御ACが設けらており(CO5はIC
がなく、かつCO8はIC、NCがない)、CO1は調
節弁11、CO2は調節弁29、CO3は選穀板2
3、CO4は仕切板33、CO5はロール9、CO
6は切換弁59、そしてCO8は分配弁31をそ
れぞれ制御し、更に、CO7はセンサSS1〜SS4
の粒数計数器の検出結果に基づき、加算、減算、
除算及びその計算結果に基づく判別結果を他の制
御装置CO1〜CO6に出力する。即ち、粒数計量
制御装置CO7は、玄米検出センサSS1、混合米
循環流量検出センサSS2、混合米中籾量検出セ
ンサSS3及び籾循環流量検出センサSS4からの
信号に基づき、SS1+SS4即ち玄米の仕上り量
q1と籾の循環流量q3の和から選穀板23の穀粒流
量を、またSS1〜SS4即ち玄米の仕上り量q1
籾の循環流量q3の差に基づく選穀板上の穀粒分布
差を、更にSS3/SS2即ち混合米中籾量q′2/混
合米流量q2に基づく籾混入率を計算し、それぞれ
制御装置に出力する。なお、これらCO群は理解
し易い様に各制御対象に応じて分割して述べてい
るが、実際には1つのユニツト(第6図参照)に
なつている。そして、F1〜F6,F8はそれぞ
れ各アクチユエータM1〜M5及びSOL1,
SOL2を駆動する駆動回路であり、またBuはブ
ザーである。
また、第6図は第4図及び第5図に示した自動
制御系をマイクロコンピユータを用いて具体化し
た制御装置を示すものであり、図中、CPUは中
央演算記憶処理装置、MSはモードセレクター、
MTは状態表示装置、DAはアクチユエータ駆動
回路、CAは計量変換装置を示す。そして、モー
ドセレクターMSは完全手動(モード1)、完全
自動(モード2)、部分自動(モード3)及び任
意設定(モード4)に選択し得、更に各設定器G
1〜G4、εを設定し得る。また、状態表示装置
MTは仕上げ能率PI、選別効率K、脱ぷ特性Ea、
脱ぷ率Ed等を表示し得、更に、アクチユエータ
駆動回路装置DAは各アクチユエータM1〜M
5、SOL1,SOLを所定信号に従つて駆動し得、
また計量変換装置CAは各センサSS1…からの信
号を所定信号に変換する。なお、WSは自動制御
作業開始スイツチである。
次に、第7図ないし第9図に基づき、上述自動
制御系の作用について説明する。
作業を開始するに当り、電源スイツチMS、そ
して自動制御開始スイツチWSがオン(t1秒)す
ると、各制御装置CO1〜CO8の初期設定領域IS
がオンし、調節弁開度V1,V2、ロール間隙
CR、選穀板傾斜角度θ及び仕切板位置xを所定
位置にセツトする。この際、仕切板33位置x以
外は制御装置CO…に開度等の情報が記憶されて
いないため、全閉或いは最大傾斜まで移動させ、
その点でリミツトスイツチLS11,LS21,LS
32で感知することにより、該点を原点として、
所定時間駆動回路F1,F2,F3,F5を駆動
して行われる。即ち、供給量調節弁11の開度V
1は、任意の位置にある弁11をスイツチWSの
オンと同時に駆動回路F1を作動して全閉位置に
移動し、該全閉位置をスイツチLS11で検知し
て基準点とし、所定時間駆動回路F1を逆方向に
作動して標準位置に設定される。同様に、供給量
調節弁29の開度V2は、駆動回路F2を作動し
て全閉位置に移動され、該全閉位置をスイツチ
LS21で検知して該位置に保持される。更に、
選穀板23の傾斜角度θは、最小傾斜角に移動さ
れた後、該位置をスイツチLS31で検出し、所
定時間駆動回路F3を駆動して標準位置に設定さ
れる。そして、ロール間隙CRは、ロール9が使
用経過と共に外径が摩耗するため、可動ロール9
bの位置を検出するだけでは間隙を正確に検出す
ることができず、従つて可動ロール9bが固定ロ
ール9aに近づいて間隙が0になり、更に所定量
可動ロール9bを近づけて固定ロール9aに圧接
すると双方のロール9a,9bの回転周速差に基
づき、固定ロール9aの負荷が増大して所定量回
転速度が低下することに着目し、固定ロール9a
に設けられた回転センサNSにより該回転速度の
低下を検出し、該位置を基準点として駆動回路F
5を間隙が拡がる方向に所定時間作動し、標準間
隙に設定される。また、仕切板33の位置xにつ
いては、検出器PS1が位置xを検出して、標準
位置になるように修正される。
そして、以下のように初期設定T2が終ると、
ランプが点灯してオペレータに知らせ、オペレー
タはシヤツタ10を開いて(例えばt3秒後)張込
みホツパ7から籾を供給する。すると、弁11の
開度V1に基づき流量Qrにて供給される籾はゴ
ムロール9で摺出されて衝突板15に当り、フロ
ーセンサFSがオンして初期制御T3が開始され
る。該初期制御T3においては、第7図に示す、
籾の供給量を、これに関連する各制御部との最適
な関係を保つて自動制御する「流量制御系」のみ
で制御されると共に、切換え弁59は混合米誘導
シユータ38に切換え・保持され、全量循環され
る。
即ち、フローセンサFSのオンにより、各制御
装置CO1,CO2,CO3及びCO6の初期制御IC
が作動して、供給タンク22の高レベルスイツチ
TS1(t5秒後オン)及び低レベルスイツチTS2
に基づき駆動回路F1を介して調節弁11の開度
V1を調整すると共に、駆動回路F2を介して調
節弁29の開度V2を調整し、更にt5+t6秒後
(約55秒後)、制御装置CO3及びCO4の初期制御
ICが起動され、選穀板23の左右部分Xa,Xbに
おけるサンプリング取出口41,42から取出さ
れた玄米の量q1と籾の量q2との差(SS1−SS4)
を制御装置CO7で演算し、選穀板23上の穀粒
の層が均平になるように、選穀板23の傾斜角度
θの制御が開始されると共に、サンプリング取出
口43から取出された混合米q2と該混合米中にお
ける籾の量q′2との比(SS3/SS2)を制御装置
CO7で演算し、該値が一定値(例えば01%程度)
になるように、仕切板33の位置xの制御が開始
される。なお、フローセンサFSがオンすると同
時にソレノイドSOL1が励磁され、切換弁59
が混合米誘導シユータ3に切換えられて、玄米誘
導シユータ37から取出された籾Aは混合米と一
緒に再度選別装置3に循環される。
そして、フローセンサFSのオン後t8秒(例え
ば2分)経過すると、又は(SS1−SS4)が0
±αになり、選穀板23の傾斜角度θが安定する
と、第8図に示す、籾の脱ぷ率を、装置の選別効
率で決まる一定値に保ちながら、関連する各制御
部との最適な関係を保つて自動制御する「脱ぷ制
御系」が加えられた定常制御T4により行なわれ
る。
即ち、制御装置CO1〜CO4の定常制御NCに
加えて、制御装置CO5の定常制御NCが起動さ
れ、仕切板33の位置検出器PS1、脱ぷ率設定
器εに基づき、仕切板位置xが標準位置になるよ
うに、従つて選穀板23上に均平に分布された穀
粒を所定仕切板位置xにおいて取出口43でサン
プリングした(SS3/SS2)に基づき、脱ぷ率
Edを制御装置CO7で演算し、該脱ぷ率Edが設定
脱ぷ率εになるように、ロール9の摩耗分を補正
しながら、駆動回路5及びアクチユエータM5を
介してロール間隙CRが調節される。また、弁2
9の開度V2は設定器G2のレベルに対応するよ
うに、(SS1+SS4)に基づき制御装置CO7で
穀粒の流量を演算して調整され、かつ駆動回路F
6を介してソレノイドSOL1の励磁が解除され、
切換え弁59が玄米誘導シユータ37に連通する
ように切換えられて、玄米Bが取出される。な
お、第9図中の定常制御において示される(SS
1+SS4)、(SS1−SS4)、(SS3/SS2)、ε
Edは、それぞれV2、θ、x、CRがこの時点
で独立に応動している意味を示すものであり、動
作がこの順序で起ることを示すものではなく、各
動作はランダムに又は同時に起り得るものであ
る。
そして、張込みホツパー7の籾がなくなり、フ
ローセンサFSがオフになると、後処理制御T5
に移行する。
該後処理制御では、新たな摺出し米がなくなる
ので、供給タンク22内の穀粒レベルは急速に低
下してレベルスイツチTS2がオフする(t10)。
すると、制御装置CO8の後処理制御ACに基づ
き、駆動回路F8を介してソレノイドSOL2を
励磁し、分配弁31を最上段の選穀板23aにの
み穀粒が流下するように切換えると共に、駆動回
路F2を介して一層選別時の流量に相当するよう
に弁29の開度V2を絞る(t11、t13)。そして、
選別状態が非正常となるのは、選穀板23上に穀
粒の量が少なくなるからであるが、前記分配弁3
1を切換えると、直ちに下段の選穀板23b,2
3c,23dに残留する穀粒の選別が非正常にな
る訳でなく、従つてしばらくの間切換え弁59を
切換えずに玄米の取出しを続け、t15秒経過後、
ソレノイドSOL1を励磁して切換え弁59を混
合米誘導シユータ38に切換え、全量循環する。
更に、下段の選穀板23b〜23dに穀粒が完全
になくなるt16秒後、再び切換え弁59を玄米誘
導シユータ37に切換え、玄米を取出す。なお、
該後処理制御T5で、弁11の開度V1はスイツ
チTS1の作動に関係なく一定に保持されると共
に、ロール間隙CRも定常制御での状態に保持さ
れ、かつ傾斜角θは動作されることなく保持され
る。
そして、駆動回路F2に基づき弁29を絞り作
動(t12)して、弁29の開度V2は閉塞して後
処理制御が終了する。すると、ソレノイドSOL
1が所定時間t14秒励磁して切換え弁59を切換
え、選穀板23aに残留している穀粒を供給タン
ク22に導いて貯溜し、またt14秒後自動制御ス
イツチWSが自動的にオフし、全ての動作が現状
維持状態で停止される。なお、メインスイツチ
MSをオフしないで、自動制御スイツチWSをオ
ンして次作業が開始される場合、初期設定の行程
を行わずに、直接初期制御行程から作業動作が開
始される。また、メインスイツチMSをオフする
と、バツクアツプ電源が断たれるので、再び初期
設定行程から作業が開始される。
なお、上述実施例は、供給タンク22に設け、
該タンク22から選穀板23に供給される穀粒量
を調節弁29の開度V2により調整したが、張込
みホツパー7からの調節弁11の開度V1により
選穀板23の供給量を調整できるので、必ずしも
供給タンク22及び調整弁29は設けなくてもよ
い。
以上説明したように、本発明によれば、脱ぷ装
置2及び揺動選別装置3に流れる穀粒が最適にな
るように供給調節弁11(29)の開度V1(V
2)並びに選穀板23の傾斜角θを制御する初期
制御と、該初期制御での流量制御に加えて所定の
脱ぷ率εになるようにロール間隙CRを制御する
定常制御を有するので、籾摺り選別機1を有機的
に関連して自動化することができ、籾摺り作業が
誰れにでも容易に行うことができると共に、オペ
レータが管理する必要がなく、省力化を図ること
ができ、更に、作業初期における、籾・玄米分布
の不規則並びに脱ぷ率検出の困難さに起因する脱
ぷ制御の不安定をなくし、該不安定な脱ぷ率制御
が流量制御を干渉してなかなか安定状態にならな
いことを防止し、早期に安定した自動制御状態に
することができる。また、初期制御では、切換え
弁59を切換えて穀粒を全量循環するので、選別
不良の玄米Bが取出されることを防止し、かつ選
穀板23における穀粒量を確保して、早期に安定
した定常制御に移行することができる。また、後
処理制御では、選穀板23の使用すう段数が少な
くなるように分配弁31を切換え、少ない選穀板
23aで選別するので、選穀板23上の穀粒の量
が少なくなることによる選別不良をなくし、略々
最後まで良好な選別を保ち、選別できない残留穀
粒の量を極めて少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した籾摺り選別機を示す
全体概略図、第2図はその揺動選別装置を示す
図、第3図は選穀板からのサンプリング取出部分
を示す概略断面図、第4図は籾摺り選別機の制御
系の作動部分を示す図、第5図は制御系を示すブ
ロツク図、第6図はマイクロコンピユータを用い
た制御装置の一例を示す図、第7図は流量制御系
を示す図、第8図は脱ぷ制御系を示す図、第9図
は制御系のタイムチヤートである。 1……籾摺り選別機、2……脱ぷ装置、3……
揺動選別装置、7……張込みホツパ、9……(ゴ
ム)ロール、CR……その間隙、11……供給量
調節弁、V1……その開度、22……供給タン
ク、23……選穀板、θ……その傾斜角、29…
…供給量調節弁、V2……その開度、31……分
配弁、59……切換え弁、ε……設定脱ぷ率、
Ed……脱ぷ率。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ロールを有する脱ぷ装置及び多数の選穀板を
    有する揺動選別装置を備えた籾摺り選別機におい
    て、 該籾摺り選別機の作業行程が少なくとも初期制
    御、定常制御及び後処理制御を有し、 かつ初期制御では、脱ぷ装置及び揺動選別装置
    に流れる穀粒が最適になるように供給調節弁の開
    度並びに選穀板の傾斜角を制御すると共に、切換
    え弁を切換えて穀粒を全量循環し、 また定常制御では、前記初期制御での制御に加
    えて所定の脱ぷ率になるようにロール間〓を制御
    し、かつ前記切換え弁を切換えて玄米を取出し、 更に後処理制御では、選穀板の使用する段数が
    少なくなるように分配弁を切換え、該少ない選穀
    板で選別するようにしたこと、 を特徴とする籾摺り選別機の制御方法。
JP14152282A 1982-08-13 1982-08-13 籾摺り選別機の制御方法 Granted JPS5932955A (ja)

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