JPH0565223B2 - - Google Patents

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JPH0565223B2
JPH0565223B2 JP1218899A JP21889989A JPH0565223B2 JP H0565223 B2 JPH0565223 B2 JP H0565223B2 JP 1218899 A JP1218899 A JP 1218899A JP 21889989 A JP21889989 A JP 21889989A JP H0565223 B2 JPH0565223 B2 JP H0565223B2
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JP
Japan
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paddy
rolls
control
sorting
hulling
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Application number
JP1218899A
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English (en)
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JPH0278447A (ja
Inventor
Shigeo Myazawa
Hisakazu Aoto
Takasuke Nakamura
Michio Abe
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP1218899A priority Critical patent/JPH0278447A/ja
Publication of JPH0278447A publication Critical patent/JPH0278447A/ja
Publication of JPH0565223B2 publication Critical patent/JPH0565223B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、自動籾摺り選別機における制御装置
に係り、詳しくは籾摺り選別機のロール間〓制御
装置に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、籾摺り選別機は、所定間〓を有して対
向配置した固定ロール及び移動ロールを有してお
り、これら両ロールを無接触で周速度を違えて反
対方向に回転し、両ロール間の間〓に籾を通過す
ることにより籾の摺り出し脱ぷを行つている。従
つて、上記ロール間〓は、籾の脱ぷ作用に極めて
重要な意味を有するが、前記ロールは、鋳鉄製の
鉄心にゴムを固着して構成され、常に籾との間で
摺接摩擦が作用するため、使用によりゴムが摩耗
してロール間〓が変化する。
そこで従来一般には、作業者が籾及び玄米の選
別割合(脱ぷ率)等をみながら、手動にて移動ロ
ールを移動することにより微妙なロール間〓の調
整が行われている。
また、ロール間〓を自動調整すべく、ロールの
摩耗量を検知し、ロールが摩耗してもロール間〓
を一定に制御するロール間〓自動調節装置(例え
ば、特開昭52−43660号公報)や、ロールを駆動
する電動機の負荷電流を検出し、籾摺り負荷が一
定となるようにロール間〓を制御するロール間〓
自動調節装置(例えば、特開昭57−91750号公報)
も案出されている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 しかし、上述した従来一般に行われている手動
操作によるものは、熟練のオペレータを必要と
し、しかも作業中、オペレータは常に装置に付い
て管理・調節しなければならず、熟練のオペレー
タを長時間拘束する必要がある。
また、籾の脱ぷ難易度は籾の種類(品種)、籾
の乾燥度合及び籾のロールへの供給量等によつて
変化するが、上述の摩耗量を検知してロール間〓
を一定に保つように調整したり、ロールの駆動負
荷を一定に保つようにロール間〓を調整するロー
ル間〓自動調節装置では、上記籾の脱ぷ難易度が
変化した場合、脱ぷ率を適正な一定値に制御する
ことが困難であり、脱ぷ率の変動により後作業で
ある選別装置の効率が低下する等の欠点を有す
る。
また、特に前記特開昭57−91750号公報に記載
されたロール間〓自動調節装置では、ロール間〓
が極めて狭い状態で作業が終了し、次に再び作業
を再開した時、上記狭い間〓のロールに一挙に多
量の籾が供給されると、ロール間〓が変更される
いとまがなく、籾が詰まつたり、籾の損傷が発生
する欠点があり、かかる欠点を解消すべく作業の
再開毎にロール間〓を初期設定するようにする
と、安定した制御状態に至るまでに比較的長時間
を必要とし、作業能率を悪くする恐れがある。
そこで、本発明は、常に適正な脱ぷ率となるよ
うにロール間〓を自動調整するものでありなが
ら、作業を開始する際の初期設定制御を合理的に
行うことにより、高い作業能率で、かつ高精度の
ロール間〓調整を行うことができる自動籾摺り選
別機におけるロール間〓制御装置を提供すること
を目的とするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであつ
て、例えば第1図及び第2図を参照して示すと、
一対の籾摺りロール9a,9bを有する脱ぷ装置
2及び上記一対のロール9a,9bにより摺り出
された穀粒を選別する選別装置3等を自動制御す
る自動籾摺り選別機において、籾摺り選別機のメ
インスイツチMSと、自動制御開始スイツチWS
と、上記両スイツチMS,WSのオン作動に基づ
く自動制御開始時に前記一対のロール9a,9b
の間〓CRを所定間〓にセツトする初期設定手段
ISと、前記脱ぷ装置2より後行程において、該脱
ぷ装置2により摺り出された穀粒から籾の脱ぷ率
Edを検出する脱ぷ率検出手段と、該脱ぷ率検出
手段により検出された脱ぷ率Edが設定した適正
値εになるようにロール間〓を変更制御する通常
制御手段NCと、前記脱ぷ装置2に設けた籾供給
検知手段(フローセンサFS)による籾の供給終
了検知に基づき作動する後処理手段ACとを設け、
該後処理手段ACは、前記ロール間〓CRを前記通
常制御手段NCの終了時の間〓に保持するように
なし、前記メインスイツチMSをオン状態に維持
したままで、再度作業を開始すべく前記自動制御
開始スイツチWSを再びオンとした時、前記初期
設定手段ISの作動を省いて、前記後処理手段AC
にて保持されたロール間〓CRに基づき前記通常
制御手段NCが作動するように構成したことを特
徴とするものである。
(ホ) 作用 以上の構成に基づき、メインスイツチMS及び
自動制御開始スイツチWSがオンされると初期設
定手段ISが作動して初期設定T2が始まり、ロー
ル間〓CRは、例えば移動ロール9bが固定ロー
ル9aに当接した後一定量戻ることにより所定間
隔に設定される。そして、張込みホツパ7から籾
が供給されると籾供給検知手段(フローセンサ
FS)がオンとなり、例えば安定状態になるまで
ロール間〓を一定にして籾供給量を調整する初期
制御T3がなされ、該初期制御T3が終了すると
通常制御T4が開始され、通常制御手段NCが起
動し、脱ぷ率検出手段により検出した脱ぷ率が設
定した適正値になるように適宜ロール間〓CRが
変更制御される。その後、ホツパ7からの籾の供
給が終了し籾供給検知手段(フローセンサFS)
がオフとなると、後処理制御T5に以降する。該
後処理制御T5では後処理手段ACに基づき、通
常制御T4の終了時におけるロール間〓CRを保
持した状態で各種制御が行われ、籾摺り作業が終
了する。
その後、メインスイツチMSをオン状態のまま
で作業を中断した後、再度籾を供給し、自動制御
開始スイツチWSを再びオンとして作業を再開す
ると、前記初期設定手段ISによる初期制御T2は
省かれ、前作業の後処理手段ACにて保持されて
いたロール間〓CRに基づき、通常制御手段NCが
直接作動する。
(ヘ) 発明の効果 以上説明したように、本発明によると、脱ぷ装
置2より後行程において脱ぷ率検出手段で検出さ
れた脱ぷ率Edが、設定した適正値εになるよう
にロール間〓CRを変更制御するようにしたから、
籾の種類(品種)、籾の乾燥度合及びロール9へ
の籾の供給量等によつて籾の脱ぷ難易度が変化し
ても、常に適正な略々一定した脱ぷ率とすること
ができ、ひいては籾の損傷の少ない範囲で脱ぷ効
率及び選別装置の選別効率等を可及的に高めるこ
とができる。
また、上記脱ぷ率によりロール間〓CRを変更
制御するものであつても、作業始めには初期設定
手段ISによりロール間〓CRを所定間隔にセツト
することにより、作業始めのロール間〓異常例え
ばロール間〓CRが狭いことに起因する籾の詰ま
り等を無すことができると共に、作業中断状態か
ら再度作業を開始する際は、ロール間〓CRを所
定間〓にセツトする初期設定手段ISの作動を省い
て、通常制御手段NCを直接作動して作業を再開
することにより、作業能率を向上させることがで
きる。
しかも、作業再開時は、中断前の通常制御手段
NCにおいて設定された、籾の種類(品種)や乾
燥度合等に応じた最適のロール間〓CRにより籾
摺り作業が開始されるので、開始直後から良好な
脱ぷがなされ、再開時にロール間〓CRが狭すぎ
て一挙に供給される籾がロール部で詰まつたり、
籾の損傷が発生したり、またロール間〓CRが広
すぎて脱ぷ不良となつたりすることがなく高精度
のロール間〓制御を行うことができる。
なお、上記符号は、図面と対照するものである
が、何等構成を限定するものではない。
(ト) 実施例 以下、図面に沿つて、本発明による実施例を説
明する。
自動籾摺り選別機1は、第3図に示すように、
脱ぷ装置2、揺動選別装置3及び揚穀装置5より
なる。脱ぷ装置2は張込みホツパ7、ゴムロール
9及び該ゴムロール9下方の衝突板15等を有し
ており、ホツパ7の下部にシヤツタ10、供給量
調節弁11及び掻込みローラ12が配置され、ま
たゴムローラ9は固定ロール9a及び該固定ロー
ル9aとの間〓を調整し得る移動ロール9bより
なり、これらロール9a,9bは異なる周速度で
反対方向に回転される。そして、ゴムロール9の
下方の衝突板15には検知アームを介してマイク
ロスイツチよりなり摺り出し米を検知するフロー
センサFS即ち籾供給検知手段が連結されている。
更に、その下方には流し板を介して摺り出し混合
米移送用のスクリユーコンベヤ19が配設されて
いると共に、その側方には排塵フアン20が配置
され、流し板から流下した玄米Aと籾Bとの摺り
出し混合米からふC及びしいなDが風選・分離さ
れ、排塵ダクト21からふCが機外に排出される
と共に、しいなDがしいな取出し用スクリユーコ
ンベヤ22から取出される。
一方、揺動選別装置3は多数の選穀板23a,
23b,23cを有しており、揚穀装置5から供
給樋25及び均分槽30を介して穀粒が供給され
る。また、均分槽30の下部には分配弁31が配
設されており、該分配弁31はすべての選穀板2
3…に穀粒を供給する全層分別と、最上段の選穀
板23aにのみ穀粒を供給する一層分別とに切換
えることができる。なお、選穀板23…は3次元
に傾斜して、即ち第3図に示すように横方向にお
いて右下りに傾斜し、かつ縦方向において紙面に
対して前方向が下がるように傾斜して配設されて
おり、かつ平行リング機構32により所定方向の
往復振動運動が与えられている。そして、選穀板
23…は横方向傾斜角度θを調整し得ると共に、
その縦方向下端即ち出口部分には玄米仕切板33
及び籾仕切板34が配設されており、これら仕切
板33,34はそれぞれの横方向位置x及びxm
を調整し得る(第4図参照)。更に、玄米仕切板
33及び籾仕切板34にはそれぞれ移送樋35,
36が連結されており、選穀板23から流下した
玄米A、籾B及びその混合米ABは仕切板33,
34及び移送樋35,36に仕切られてそれぞれ
玄米誘導シユータ37、混合米誘導シユータ38
及び籾還元口39に導かれ、更に玄米誘導シユー
タ37は後述する玄米移送用バケツト列50に導
かれ、混合米誘導シユータ38は流し板からの摺
り出し混合米と一緒に混合米移送用スクリユーコ
ンベヤ19に導かれ、かつ籾還元口39は張込み
ホツパ7に導通している。
また、第4図に示すように、選穀板23…の出
口部分における横方向上部分、即ち必ず玄米Aが
位置しかつ側板の影響を受けずに一定層厚になつ
ている部分Xaに所定孔又は切欠き等よりなる玄
米サンプリング取出口41が形成されており、ま
た同様に横方向下部分、即ち必ず籾Bが位置しか
つ一定層厚になつている部分Xbに籾サンプリン
グ取出口42が形成されている。更に、選穀板2
3における両仕切板33,34で区画された部分
には混合米サンプリング取出口43が設けられて
おり、かつ該取出口43は玄米仕切板33に固定
され、従つて、該混合米取出口43は玄米仕切板
33と一体に移動する。そして、これらサンプリ
ング取出口41,42,43はそれぞれ計数用シ
ユータ45,46,47に連通しており、これら
シユータ45〜47は一定傾斜角よりなる整列部
G及び放物線等の曲線よりなる計数部Hよりな
り、かつシユータ45〜47は下端部の支点48
で枢支されていると共に、上端部に設置された加
振器49により整列部Gに略々直交する方向に加
振されており、また、計数部H下部にそれぞれ光
センサよりなる穀粒検出センサSS1〜SS4が設
けられている。即ち、玄米シユータ45に設置さ
れた検出センサSS1は玄米の仕上量q1をサンプ
リング計量し、また籾シユータ46に配置された
検出センサSS4は籾の循環流量q3をサンプリン
グ計量し、更に混合米シユータ47には2個の検
出センサSS2,SS3が設置され、センサSS2は
混合米の循環流量q2をサンプリング計量し、また
センサSS3は混合米中に含まれる籾の量q2′を計
量する。
一方、揚穀装置5は玄米バケツト列50及び混
合米バケツト列51を並設するバケツトコンベヤ
よりなり、玄米バケツト列50は玄米誘導シユー
タ37から玄米Aを受け、上方に移送して玄米取
出口52に導き、また混合米バケツト列51は混
合米移送用スクリユーコンベヤ19から混合米
ABを受け、上方に移送して供給樋25に導いて
いると共に、切換え弁53の切換えにより混合米
取出しパイプ54に導通され、該パイプ54は張
込みホツパ7に導通している。
従つて、第5図に基づき、籾摺り選別機1の穀
粒の流れについて説明すると、脱ぷ装置2の張込
みホツパ7の籾Bはゴムロール9(間〓CR)に
より摺り出されて流し板から流下し、更にふC及
びしいなDが排塵フアン20で風選・分離され
る。そして、ふC等が分離された摺り出し混合米
ABはスクリユーコンベヤ19及び混合米バケツ
ト列51を介して揺動選別装置3に送られ、均分
槽30から選穀板23…に流下される。そして、
該選穀板23…で玄米A、混合米AB及び籾Bに
揺動選別され、玄米A(流量q1)は玄米誘導シユ
ータ37及び玄米バケツト列50を介して玄米取
出口52から取出され、また混合米AB(流量q2
は混合米誘導シユータ38から流し板からの混合
米と一緒に供給樋25を介して再び選穀板23に
送られ、かつ籾摺り選別制御の最終段において、
切換弁53が切換えられ、最後に残つた僅かな混
合米(流量△q2)は取出しパイプ54を介して張
込みホツパ7に送られ、また籾B(流量q3)は籾
還元口39から再び張込みホツパ7に還元され
る。
次に第5図ないし第7図に基づき、籾摺り選別
機1の自動制御系について説明する。
第5図において、M…は電動機又は油圧シリン
ダ等のアクチユエータを示し、M1は張込みホツ
パ7からのロール9への供給量Qrを調節するよ
うに、供給量調節弁11の開度V1を制御するア
クチユエータ、M3は選穀板23の傾斜角度θを
制御するアクチユエータ、M4は玄米仕切板33
の位置xを制御するアクチユエータ、M5はロー
ル9の間〓CRを制御するアクチユエータである。
そして、これらアクチユエータM1,M3,M
4,M5はそれぞれネジ等の伝動装置55〜58
を介してそれぞれ被制御側11,23,33,9
bに連結している。また、SOL1は循環切換弁
59に連結しているソレノイド等のアクチユエー
タで、玄米誘導シユータ37を混合米誘導シユー
タ38に連通する循環樋60に切換・制御するも
のであり、かつSOL2は分配弁31に連結して
いるアクチユエータで、使用する選穀板23…の
段数を選択・制御するもので、更にSOL3は切
換え弁53に連結しているアクチユエータで、通
常供給樋25に導通しているコンベヤ51から吐
出部を混合米取出しパイプ54に切換えるもので
ある。
そして、第6図において、LS11,LS12は
調節弁11の開度V1の上限及び下限スイツチ、
LS31,LS32は選穀板23の傾斜角度θの上
限及び下限スイツチ、PS1は玄米仕切板33の
位置xの検出器、NSはロール9の回転数検出器
である。なお、FSは前記摺り出し米検出用フロ
ーセンサ、SS1〜SS4は前記穀粒検出センサで
ある。
また、G1は調節弁11の開度V1の設定を手
動で調節するための設定器、G3は選穀板23の
傾斜角度θの設定を手動で調節するための設定
器、G4はロール間〓CR設定及び仕切板33位
置x設定を手動で調節するための設定器、そして
εは脱ぷ率Edを設定する設定器であり、それぞ
れポテンシヨンメータ及び可変抵抗器等で構成さ
れている。また、CO1,CO3〜CO9は制御装
置で、CPU及びメモリで構成され(第6図参
照)、初期設定手段IS、初期制御手段IC、通常制
御手段NCそして後処理手段ACが設けられてい
るが、ロール間〓制御装置CO5は初期制御手段
ICがなく、また分配弁制御装置CO8及び切換え
弁制御装置CO9は初期制御手段IC及び通常制御
手段NCがない。また、初期供給量制御装置CO1
は調節弁11、選別制御装置CO3は選穀板23、
仕切板制御装置CO4は仕切板33、ロール間〓
制御装置CO5はロール9、切換え弁制御装置CO
6は切換え弁59、分配弁制御装置CO8は分配
弁31そして切換え弁制御装置CO9は切換え弁
53をそれぞれ制御し、更に、粒数計量制御装置
CO7はセンサSS1〜SS4の粒数計数器の検出結
果に基づき、加算、減算、除算及びその計算結果
に基づく判別結果を他の制御装置CO1,CO3,
CO4,CO5,CO6に出力する。即ち、粒数計
量制御装置CO7は、玄米検出センサSS1、混合
米循環流量検出センサSS2、混合米中籾量検出
センサSS3及び籾循環流量検出センサSS4から
の信号に基づき、SS1+SS4即ち玄米の仕上り
量q1と籾の循環流量q2の和から選穀板23の穀粒
流量を、またSS1−SS4即ち玄米の仕上り量q1
と籾の循環流量q3の差に基づく選穀板上の穀粒分
布差を、更にSS3/SS2即ち混合米中籾量q2′/
混合米流量q2に基づく籾混入率を計算し、それぞ
れ制御装置に出力する。なお、これら制御装置
CO群は理解し易い様に各制御対象に応じて分割
して述べているが、実際には1つのユニツト(第
7図参照)になつている。そして、F1,F3〜
F6,F9はそれぞれ各アクチユエータM1,M
3〜M5及びSOL1,SOL2,SOL3を駆動す
る駆動回路である。
また、第7図は第5図及び第6図に示した自動
制御系をマイクロコンピユータを用いて具体化し
た制御装置を示すものであり、図中、CPUは中
央演算記憶処理装置、MSEはモードセレクター、
MTは状態表示装置、DAはアクチユエータ駆動
回路、CAは計量変換装置を示す。そして、モー
ドセレクターMSEは完全手動(モード1)、完全
自動(モード2)、部分自動(モード3)及び任
意設定(モード4)に選択し得、更に各設定器G
1〜G4、εを設定し得る。また、状態表示装置
MTは仕上げ能率P1、選別効率K、脱ぷ率Ed
等を表示し得、更に、アクチユエータ駆動回路装
置DAは各アクチユエータM1,M3〜M5,
SOL1,SOL2,SOL3を所定信号に従つて駆
動し得、また計量変化装置CAは各センサSS1…
からの信号を所定信号に変換する。なお、MSは
メインスイツチ、WSは自動制御開始スイツチで
ある。
次に、第8図及び第1図、第2図に基づき、上
述自動制御系の作用について説明する。
作業を開始するに当たり、電源スイツチMS、
そして自動制御開始スイツチWSをオン(t1秒後)
すると、各制御装置CO1,CO3〜CO8の初期
設定手段ISが作動し、調節弁開度V1、ロール間
〓CR、選穀板傾斜角度θ及び仕切板位置xを所
定位置にセツトする。この際、仕切板33位置x
以外は制御装置CO…に開度等の情報が記憶され
ていないため、調節弁11を全閉或いは選別板2
3を最大傾斜に移動させ、その点をリミツトスイ
ツチLS11,LS32で感知することにより、該
点を原点とし、かつロール間〓CRにあつては移
動ロール9bが固定ロール9aに接触した点を原
点として、所定時間駆動回路F1,F3,F5を
駆動して行われる。このようにして、ロール間〓
CRは標準的な所定間〓に初期設定される。また、
仕切板33の位置xについては、検出器PS1が
位置xを検出して、標準位置になるように修正さ
れる。
そして、以上のように初期設定T2が終ると、
ランプが点灯してオペレータに知らせ、オペレー
タはシヤツタ10を開いて張込みホツパ7から籾
を供給する。すると、弁11の開度V1に基づき
流量をQrにて供給される籾はゴムロール9で摺
り出されて衝突板15に当り、フローセンサFS
がオンして(例えばt3前後)初期制御T3が開始
される。この時、前述の初期設定T2によりゴム
ロール9のロール間〓CRは標準的な所定間〓に
セツトされているから、シヤツタ10を開いて籾
が一挙に供給されてもゴムローラ9部分で籾が詰
つたり、籾が損傷したりすることがない。そして
上記初期制御T3においては、第8図に示すよう
に、籾の供給量を、これに関連する各制御部との
最適な関係を保つて自動制御する「流量制御系」
のみで制御されると共に、切換え弁59は循環樋
60に切換え・保持され、全量循環される。
即ち、ゴムロール9で摺出された混合米は、フ
ローセンサFSをオンした後、ふ等が風選・分離
され、混合米バケツト列50、供給樋25及び均
分槽30を介して選穀板23に送られ、更に各サ
ンプリング取出口41,42,43に到達して各
センサSS1〜SS4の出力として現われる。そし
て、選穀板23に流れる穀粒流量の増加と共に、
検出値SS1+SS4も増加し、該値が所定値n1+
n4に達すると(t4秒後)、粒数計量制御装置CO7
から籾供給量制御装置CO1にフイードバツクさ
れ、駆動回路F1が駆動されて供給弁11の開度
V1が調節される。そして、安定までの所定遅延
時間t5秒後、センサ出力SS1〜SS4に基づき選
穀板23上の穀粒の分布を検出し、該検出値を粒
数計量制御装置CO7から選別制御装置CO3に送
信して駆動回路F3を駆動し、選穀板23上の穀
粒の層が均平になるように、選穀板23の傾斜角
度θの制御が開始されると共に、サンプリング取
出口43から取出された混合米q2と該混合米中に
おける籾の量q2′との比(SS3/SS2)を粒数計
量制御装置CO7で演算し、該値が一定値(例え
ば0.1%程度)になるように、駆動回路F4を介
して仕切板33の位置xの制御が開始される。な
お、供給弁11の開度V1が調節され、センサ
SS1〜SS4に流量変化が現われるまでには所定
の時間遅れt7、t8を生じるため、初回の開度V1
調節(t4)により流量が変化した後(t7)、傾斜
角度θ及び仕切板位置xの制御が開始(t5)され
るように設定されている。また、フローセンサ
FSがオンすると同時に駆動回路F6を介してソ
レノイドSOL1が励磁され、切換え弁59が循
環樋60に切換えられて、玄米誘導シユータ37
から取出された籾Aは混合米と一緒に再度選別装
置3に循環される。
そして、フローセンサFSのオン後t6秒(例え
ば2分)経過すると、又は(SS1−SS4)が0
±αになり、選穀板23の傾斜角度θが安定する
と、第1図に示す、籾の脱ぷ率を、装置の選別効
率で決まる一定値即ち籾の損傷が少なくかつ揺動
選別装置3の選別効率の最も高い値に保ちなが
ら、関連する各制御部との最適な関係を保つて自
動制御する「脱ぷ制御系」が加えられた通常制御
T4が行われる。
即ち、制御装置CO1,CO3,CO4の通常制
御手段NCに加えて、ロール間〓制御装置CO5の
通常制御手段NCが起動され、仕切板33の位置
検出器PS1、脱ぷ率設定器εに基づき、仕切板
位置xが標準位置になり、そして選穀板23上に
均平に分布された穀粒を所定仕切板位置xにおい
て取出口43でサンプリングした(SS3/SS2)
に基づき、制御装置CO7で脱ぷ率Edを演算し、
かかる脱ぷ率検出手段により検出した脱ぷ率Ed
が適正な設定脱ぷ率になるように、ゴムロール9
の摩耗分を補正しながら、駆動回路5及びアクチ
ユエータM5を介してロール間〓CRが調節され
る。また、弁11の開度V1は設定器G1のレベ
ルに対応するように、(SS1+SS4)に基づき粒
数計量制御装置CO7で穀粒の流量を演算して調
整され、かつ駆動回路F6を介してソレノイド
SOL1の励磁が解除され、切換え弁59が玄米
誘導シユータ37に連通するように切換えられ
て、玄米Bが取出される。なお、第2図中の通常
制御において示される(SS1+SS4),(SS1−
SS4),(SS3/SS2),ε,EdはそれぞれV1,
θ,x,CRがこの時点で独立に応動している意
味を示すものであり、動作がこの順序で起ること
を示すものではなく、各動作はランダムに又は同
時に起り得るものである。
そして、張込みホツパ7の籾がなくなり、フロ
ーセンサFSがオフになると、各制御装置CO…の
後処理手段ACが作動して後処理制御T5に移行
する。
該後処理制御T5では、新たな摺出し米がなく
なるので、選穀板23へ供給される穀粒は急速に
減少し、t9秒後、制御装置CO8の後処理手段AC
に基づき、駆動回路R8を介してソレノイド
SOL2を励磁し、分配弁31を最上段の選穀板
23aにのみ穀粒が流下するように切換える。そ
して、選別状態が非正常となるのは、選穀板23
上に穀粒の量が少なくなるからであるが、前記分
配弁31を切換えると、直ちに下段の選穀板23
b,23cに残留する穀粒の選別が非正常になる
訳でなく、従つてしばらくしの間切換え弁59を
切換えずに玄米の取出しを続け、センサ出力SS
1+SS4又はSS3/SS2のいずれかのレベルが
設定レベルn′1+n′4又はn′3/n′2に到達すると
(t10)、ソレノイドSOL1及びSOL3を励磁して、
切換え弁59を循環樋60に切換えると共に、切
換え弁53を混合米取出しパイプ54に切換え、
かつ調節弁開度V1を全閉にして、最後に残つた
僅かな混合米を全量張込みホツパ7に送り、残留
穀粒はホツパ7に貯留される。
また、上記後処理制御T5では、ロール間〓
CRは通常制御T4での状態に保持され、かつ選
別板23の傾斜角度θも動作されることなく保持
される。即ち、前記脱ぷ率検出手段は脱ぷ装置2
よりも後行程(実施例では揺動選別装置3部位)
において、脱ぷ装置2により摺り出された穀粒の
脱ぷ率Edを検出するから、前記フローセンサFS
がオフになつて後処理制御T5に以降した時点で
は、かかる籾の供給終了による影響が脱ぷ率検出
手段にはまだ殆ど及んでいなく、脱ぷ率Edも正
常な検出がなされ、従つて、ロール間〓CRは正
常な適正値で保持される。また選別板23の選別
状況もまだ正常な状態にあるから、傾斜角度θも
適正に保持されることになる。
そして、t11秒後自動制御開始スイツチWSが自
動的にオフし、全ての動作が現状維持状態で停止
される。
また、メインスイツチMSをオフしないで、自
動制御開始スイツチWSをオン操作して次作業が
開始される場合、初期設定T2の行程を行わず
に、直接初期制御T3行程から作業動作が開始さ
れ、初期制御手段ICのないロール間〓制御装置
CO5は直接通常制御手段NCが作動する。従つ
て、作業再開時、初期設定T2の行程を省くこと
により作業能率を向上させることができるもので
ありながら、作業中断前の後処理制御手段ACで
保持されたロール間〓CR即ち中断前の通常制御
手段NCにおいて設定された最良のロール間〓CR
により籾摺り作業が開始されるので、作業再開と
同時に良好な脱ぷ作用がなされ、籾が一挙にゴム
ロール9に供給されても詰まつたり、籾が損傷が
発生したりすることがなく高精度のロール間〓制
御を行うことができる。また、選別板23の傾斜
角度θも中断前に保持された適正値となつている
から、良好な選別を再開することができる。
なお、メインスイツチMSをオフすると、バツ
クアツプ電源が断たれるので、再び初期設定T2
行程から作業が開始される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る脱ぷ制御系を示す概略
図、第2図は制御系のタイムチヤートである。そ
して、第3図は本発明を適用した籾摺り選別機を
示す全体概略図、第4図は選穀板からのサンプリ
ング取出部分を示す概略断面図、第5図は籾摺り
選別機の制御系の作動部分を示す図、第6図は制
御系を示すブロツク図、第7図はマイクロコンピ
ユータを用いた制御装置の一例を示す図、第8図
は流量制御系を示す図である。 1……籾摺り選別機、2……脱ぷ装置、3……
揺動選別装置、5……揚穀装置、7……張込みホ
ツパ、9,9a,9b……ロール、FS……フロ
ーセンサ、23……選穀板、CR……ロール間〓、
IS……初期設定手段、NC……通常制御手段、
AC……後処理手段、T2……初期設定、T3…
…初期制御、T4……通常制御、T5……後処理
制御、MS……メインスイツチ、WS……自動制
御開始スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の籾摺りロールを有する脱ぷ装置及び上
    記一対のロールにより摺り出された穀粒を選別す
    る選別装置等を自動制御する自動籾摺り選別機に
    おいて、 籾摺り選別機のメインスイツチと、自動制御開
    始スイツチと、 上記両スイツチのオン作動に基づく自動制御開
    始時に前記一対のロールの間〓を所定間〓にセツ
    トする初期設定手段と、 前記脱ぷ装置より後行程において、該脱ぷ装置
    により摺り出された穀粒から籾の脱ぷ率を検出す
    る脱ぷ率検出手段と、 該脱ぷ率検出手段により検出された脱ぷ率が設
    定した適正値になるようにロール間〓を変更制御
    する通常制御手段と、 前記脱ぷ装置に設けた籾供給検知手段による籾
    の供給終了検知に基づき作動する後処理手段とを
    設け、 該後処理手段は、前記ロール間〓を前記通常制
    御手段の終了時の間〓に保持するようになし、 前記メインスイツチをオン状態に維持したまま
    で、再度作業を開始すべく前記自動制御開始スイ
    ツチを再びオンとした時、前記初期設定手段の作
    動を省いて、前記後処理手段にて保持されたロー
    ル間〓に基づき前記通常制御手段が作動するよう
    に構成したことを特徴とする、 自動籾摺り選別機のロール間〓制御装置。
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