JPH0686942A - 籾摺選別機の清掃装置 - Google Patents

籾摺選別機の清掃装置

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JPH0686942A
JPH0686942A JP24072092A JP24072092A JPH0686942A JP H0686942 A JPH0686942 A JP H0686942A JP 24072092 A JP24072092 A JP 24072092A JP 24072092 A JP24072092 A JP 24072092A JP H0686942 A JPH0686942 A JP H0686942A
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JP
Japan
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paddy
rice
hulling
sorting
machine
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Pending
Application number
JP24072092A
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English (en)
Inventor
Kosaku Maeda
耕作 前田
Michikazu Iwai
通和 岩井
Yuzumi Okada
柚実 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Publication of JPH0686942A publication Critical patent/JPH0686942A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】処理対象物である籾自体で籾摺選別機を清掃す
る。 【構成】籾摺選別作業開始時の機体清掃行程において、
張込センサの張込検出に関連してロ−ル展開モ−タでロ
−ル間隙を展開側に調節駆動、及び、揺動回転数調節モ
ータで前記揺動回転数調節手段を高速回転側に調節し、
機体清掃行程の終了時において揺動回転数調節モータで
前記揺動回転数調節手段を標準回転側に調節することが
できる調節手段。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、揺動選別装置型籾摺
機の清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】籾摺部,摺落米風選部,揺動選別装置型の
混合米選別部及び揚穀搬送部を具備する籾摺機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】このような籾摺機で
シ−ズン初めに籾摺選別作業を開始する際には、機体各
部が汚れていたり、ねずみの巣ができている等して、作
業初期にわら屑等・異物が穀粒に混じり、きれいな玄米
が取出できないという問題点がある。そこで、この発明
は、作業開始初期には、籾摺部で籾摺しない籾を機体各
部に循環し、籾により機体各部を清掃し、その後に、籾
摺部で籾摺作業を開始し、従来装置の問題点を解消しよ
うとするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】このような技術的課題を
解決するためのこの発明の技術手段は、籾摺部1,摺落
米風選部2,揺動選別装置3及びこれらの構成部分に穀
粒を揚穀・搬送する揚穀搬送部からなる籾摺選別機であ
つて、籾摺部1の籾ホッパ6における穀粒張込状態を検
出できる張込センサ40と、籾摺部1の籾ホッパ6にお
ける籾開閉調節手段を開閉調節する籾開閉調節駆動手段
と、籾摺ロ−ル8,8の間隙を展開するロ−ル間隙展開
手段と、揺動選別装置3の揺動回転数を増減調節する揺
動回転数調節手段と、揺動選別装置3から取り出された
穀粒を機内循環側と機外取出側とに切り替える穀粒流路
切替手段とを有し、籾摺選別作業開始時の機体清掃行程
において、張込センサ40の張込検出に関連してロ−ル
間隙展開手段を展開側に調節駆動するロ−ル展開駆動手
段及び前記揺動回転数調節手段を高速回転側に調節する
揺動高速回転調節駆動手段、並びに、機体清掃行程の終
了時において前記揺動回転数調節手段を標準回転数に調
節する揺動標準回転数調節駆動手段を有することを特徴
とする籾摺選別機の清掃装置の構成としたことである。
【0005】
【実施例】以下、図1に基づいて、この発明を実施した
籾摺選別機の全体構成について説明する。この籾摺選別
機は、籾摺をする籾摺部1、籾摺部1からの摺落米を風
選する摺落米風選部2、摺落米風選部2での風選後の摺
落米を籾・玄米に選別する揺動選別装置3及び揚穀搬送
部を構成する混合米揚穀機4,玄米揚穀機5,籾揚穀機
6によって構成されている。そして、機体の前上部には
籾摺部1を、機体の前下部には摺落米風選部2を夫れ夫
れ配置し、この籾摺部1及び摺落米風選路部2の後方
に、混合米揚穀機4及び籾揚穀機6を配置し、この混合
米揚穀機4及び籾揚穀機6の後方に、揺動選別装置3を
配置し、揺動選別装置3の後方に玄米揚穀機5を配置し
た構成としている。
【0006】籾摺部1は、籾ホッパ7,籾摺ロ−ル8,
8の内装されている籾摺室9等で構成されていて、籾摺
部1で籾摺された摺落米は、下方の摺落米風選路部2に
流入する構成である。摺落米風選部2は、摺落米風選箱
体10,摺落米風選箱体10の後下部から前上部に向か
って斜設されている摺落米風選路11,粃受樋12,摺
落米受樋13,吸引排塵機14,排塵筒15等で構成さ
れている。
【0007】次に、揺動選別装置3について説明する。
平面長方形状の揺動選別板16,16,…には、選別用
の凹凸部が構成されていて、縦方向(図1の紙面と直交
する方向)の一側が高い供給側、その反対の他側が低い
排出側となり、縦方向に対して直交する横方向(図1の
左右方向)の高い一方側を揺上側、その反対側の低位側
を揺下側として、揺動選別板16,16,…を縦方向及
び横方向の2面ともに傾斜した構成としている。
【0008】揺動選別板16,16,…は揺動ア−ム
((図示省略)で横方向に斜上下の往復揺動をする構成
で、揺動選別板16,16,…における縦方向の供給側
で、且つ、横方向の揺下側寄りの部分に供給口が設けら
れていて、籾摺風選後の混合米が混合米ホッパ17,分
配樋18及び分配ケース19を経て供給される。このよ
うに供給された混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩
擦係数の大小等の関係で、比重が重く小形の玄米は、選
別方向である横方向・揺上側の玄米分布流域に偏流分布
し、また、玄米に比較して大きく比重の軽い籾は、横方
向・揺下側の籾分布流域に偏流分布し、また、その中間
部の混合米分布流域には、分離されない籾と玄米の混合
米が偏流分布するものである。揺動選別板16の排出側
に対向して、玄米仕切板20及び籾仕切板21が配置さ
れていて、玄米仕切板20で仕切られた玄米は、玄米受
樋22,玄米流路23及び玄米揚穀機5を経て機外に取
り出され、また、玄米仕切板20及び籾仕切板21で仕
切られた混合米は、混合米受樋24,混合米流路25及
び混合米揚穀機4を経て再度揺動選別装置3に循環供給
されて再選別され、また、籾仕切板21で仕切られた籾
は、籾受樋26,籾流路27及び籾揚穀機6を経て籾摺
部1に還元されて再度籾摺される。
【0009】次に、図2及び図4について説明する。運
転スイッチ28,停止スイッチ29,自動/手動切替ス
イッチ30,作業能率を設定する供給量設定スイッチ3
1,籾摺ロ−ル8,8で籾摺される摺落米の脱ぷ率を設
定する脱ぷ率設定スイッチ32,籾摺ロ−ル8,8の間
隙が拡げられたロ−ル間隙展開の有無を検出するロ−ル
間隙展開センサ33は、演算部及びレジスタ部を内蔵し
ているCPU、並びに、プログラムメモリ及び演算用メ
モリからなる演算制御部34に、夫れ夫れ接続されてい
る。 発光素子及び受光素子からなり、籾摺・風選後の
摺落米の脱ぷ率を検出する脱ぷ率センサ35,籾摺ロ−
ル8,8を駆動する主モ−タ36の負荷電流値を検出す
る負荷電流センサ37,籾供給調節弁38の開度を検出
する籾供給調節弁開度センサ39,籾ホッパ7内の穀粒
の有無を検出できる張込センサ40,籾シヤッタ開閉セ
ンサ41,混合米ホッパ17の混合米供給調節弁42の
開度を検出する混合米供給調節弁開度センサ43,揺動
選別板16における横方向の揺上側16cの穀粒層厚あ
るいは穀粒の有無を検出できる揺上側穀粒センサ44,
揺動選別板16の揺下側16dに設けられている揺下側
穀粒センサ45,揺動選別板16の揺動回転数を検出す
る揺動回転数センサ46,揺動選別板16の横方向の傾
斜角度を検出する傾斜センサ47,玄米切替弁48・混
合米切替弁49の機外取出状態かあるいは機内循環状態
かを検出できる玄米切替弁センサ50・混合米切替弁セ
ンサ51・籾切替弁52の籾摺部1への還元状態かある
いは機内循環状かを検出できる籾切替弁センサ53は、
入力インターフェイスを介して夫れ夫れ演算制御部34
に接続されている。
【0010】また、演算制御部34から出力インタ−フ
ェイス及び駆動回路を経由して、籾摺ロール8,8のロ
ール間隙を調節するロール間隙調節モータ54,籾シャ
ッタ55の開閉調節をする籾シャッタ開閉調節モータ5
6および籾供給調節弁38の開閉調節をする籾供給調節
モータ57,籾摺ロ−ル8・8の間隙を一挙に拡げるロ
−ル展開モ−タ58,混合米供給調節弁42の開閉調節
をする混合米供給調節モ−タ59,揺動選別板16の揺
動回転数を調節する揺動回転数調節モ−タ60,揺動選
別板16の横傾斜を調節する傾斜調節モ−タ61,玄米
切替弁48を切替する玄米切替弁切替モ−タ62,混合
米切替弁49を切替する混合米切替弁切替モ−タ63,
籾切替弁52を切替する籾切替弁切替モ−タ64及びL
CD表示装置65が、夫れ夫れ接続されている。
【0011】次に、演算制御部34の制御内容について
説明する。 まず、脱ぷ率設定スイッチ32を所定目盛にセットし
て好みの脱ぷ率を設定しすると共に、供給量設定スイッ
チ31で供給量を設定し、運転スイッチ28を操作する
と、籾摺選別機の回転各部が駆動される。 次いで、次のような機体清掃制御に移行する。 a.演算制御部34からLCD表示装置65に「籾を張
り込んで 下さい」というメッセイジが表示され、籾ホ
ッパ8に籾が張り 込まれ、張込センサ40の張込情報
が入力されると、演算制御 部34からロ−ル展開モ−
タ58に展開指令信号が出力て、ロ −ル間隙展開手段
(図示省略)を介して籾摺ロ−ル8,8の間 隙が拡げ
られ、籾摺ロ−ル8,8間を籾が通過しても籾摺され
ない状態に変更される。
【0012】次いで、籾シヤッタ55の開指令信号が籾
シヤッタ開閉調節 モ−タ56に出力されて、籾シヤッ
タ55が開調節され、混合 米供給調節弁42の開指令
信号が混合米供給調節モ−タ59に 出力されて、混合
米供給調節弁42が開調節され、揺動回転数 の増加指
令信号が揺動回転数調節モ−タ60に出力されて、揺
動回転数が増加側に調節され、玄米切替弁48,混合米
切替弁 49及び籾切替弁52の機内循環切替指令信号
が、玄米切替弁 調節モ−タ62,混合米切替弁調節モ
−タ63及び籾切替弁調 節モ−タ64に夫れ夫れ出力
されて、玄米切替弁48,混合米 切替弁49及び籾切
替弁52が機内循環側に夫れ夫れ切り替え られる。
【0013】従って、籾ホッパ6から流下した籾は、籾
摺ロ−ル8,8部 分で籾摺されずに、下方の摺落米風
選部2に流下して風選され、 混合米揚穀機4,混合米
ホッパ17,分配樋18,分配ケ−ス 19を経て多段
の揺動選別板16,16,…に供給され、通常 よりも
高速揺動している揺動選別板16,16,…で、流動中
に板面の清掃が良好に行なわれ、揺動選別板16,1
6,…の 排出側から流下した籾は、機内循環側に切り
替えられている玄 米切替弁48,混合米切替弁49及
び籾切替弁52を通過し、 更に、混合米流路25,混
合米揚穀機4を経て揺動選別板16, 16…に循環し
つつ、機体の各部を籾で清掃する。 b.次いで、揺動選別板16の揺上側穀粒センサ44及
び揺下側 穀粒センサ45の検出情報が演算制御部34
に入力されて、揺 上側穀粒センサ44が穀粒無しを検
出すると、演算制御部34 から揺動選別板16の緩傾
斜調節指令信号が傾斜調節モ−タ6 1に出力され、ま
た、揺下側穀粒センサ45が穀粒無しを検出 すると、
演算制御部34から揺動選別板16の急傾斜調節指令
信号が傾斜調節モ−タ61に出力されて、揺動選別板1
6,1 6,…の全面に穀粒が分布するように調節さ
れ、板面全体の清 掃が行われる。 c.次いで、演算制御部34内タイマ−機能が所定の清
掃時間の 終了を検出すると、玄米切替弁48,混合米
切替弁49及び籾 切替弁52を機外排出側に切り替え
る切替指令信号が、玄米切 替弁切替モ−タ62,混合
米切替弁切替モ−タ63及び籾切替 弁切替モ−タ64
に、夫れ夫れ出力されて、これらの弁が機外 取出側に
切り替えられる。また、籾シヤッタ55の閉鎖指令信
号,籾供給調節弁38の閉鎖指令信号,揺動回転数の減
少(標 準回転数への復帰)指令信号,玄米切替弁48
及び混合米切替 弁49の機内循環状態への切替指令信
号及び籾切替弁52の籾 摺部1への還元側切替指令信
号が、これらの部材が夫れ夫れ出 力されて、これらの
部材が夫れ夫れそのように切り替えられる。
【0014】このように構成されているので、所定時間
の清掃作業が終了 すると、籾が機外に排出され、揺動
選別板16の揺動回転数が 標準回転数に復帰し、ま
た、籾シヤッタ55及び籾供給調節弁 38が閉鎖調節
され、玄米切替弁48,混合米切替弁49及び 籾切替
弁52が、それぞれ作業開始の待機状態に復帰する。 次いで、籾摺ロール8,8の初期間隙設定制御に移行
する。即ち、演算制御部34からの間隙開指令信号がロ
ール間隙調節モータ54に送られてロール間隙調節手段
66が開作動し、籾摺ロール8,8の間隙が所定時間拡
げられ、負荷電流センサ37で検出する負荷電流値が変
化しない非接触状態を検出する。次いで、負荷電流セン
サ37で籾摺ロール8,8の間隙閉指令信号が出力さ
れ、次いで、負荷電流値の所定増を検出して籾摺ロール
8,8の微接触を検出すると、間隙閉指令信号の停止が
出力され、籾摺ロ−ル8,8の閉移動が停止し、負荷電
流センサ37で閉移動が停止し、次いで、演算制御部3
4から初期間隙設定用の間隙開指令信号信号がロール間
隙調節モータ54に出力され、ロール間隙調節手段66
を介して籾摺ロール8,8の間隙が拡げられ、初期間隙
(例えば、1mm)が設定される。 籾摺ロール8,8の初期間隙設定調節制御が終了する
と、次いで、演算制御部34からの開指令信号が籾供給
調節モータ57に所定時間出力されて、籾摺部1の籾供
給調節弁38を所定開度(例えば、10mm)に開ける
初期開度設定がされて、籾摺作業が開始され、脱ぷ率セ
ンサ35の光量調節がされ、発光素子が籾・玄米を判別
するのに適正な光量に調節される。次いで、供給量設定
スイッチ31の大・中・小の調節設定に基づく、制御指
令信号が籾供給調節モータ57に送られて、籾供給調節
弁38が設定能率開度に調節される。なお、この供給量
設定スイッチ31の調節設定に関連して、負荷電流値に
基づく籾摺ロール間隙調節の制御基準値が変更される。 次いで、脱ぷ率制御に入る。
【0015】a.先ず、脱ぷ率センサ35を通過した穀
粒の電圧信号がサン プルホールド回路及びA/D変換
回路を経由して演算制御部3 4に入力されて、電圧信
号が直接演算制御部34に割込入力さ れて、所定粒数
のサンプル粒の電圧信号が読み込まれると脱ぷ 率が算
出される。 b.次いで、演算制御部34内の脱ぷ率設定スイッチ3
2で設 定された制御基準脱ぷ率と算出された算出脱ぷ
率とが比較され、 算出脱ぷ率より制御基準脱ぷ率が高
い(あるいは、低い)場合 には、ロール間隙調節モー
タ56に間隙開指令信号(あるいは 間隙閉指令信号)
が出力されて、籾摺ロール8,8の間隙が所 定量開側
(あるいは閉側)に調節され、設定脱ぷ率への復帰が
図られ、また、算出脱ぷ率が基準脱ぷ率の範囲内であれ
ば、制 御指令信号は出力されず、そのままの籾摺ロ−
ル間隙を維持し つつ籾摺作業がされるものである。
【0016】なお、この脱ぷ率制御に替えて次の負荷電
流値制御としても よい。籾摺ロ−ル8,8駆動用の主
モ−タ67の負荷電流値が、 負荷電流センサ37で検
出され、所定時間毎に演算制御部34 に入力される
と、検出負荷電流値が基準電流値と比較されて、 検出
負荷電流値が基準電流値より大(あるいは小)の場合に
は、 ロ−ル間隙調節モ−タ54に開指令信号(あるい
は閉指令信号) が出力されて、ロ−ル間隙調節手段6
6を介して籾摺ロ−ル8, 8の間隙が開調節(あるい
は閉調節)され、また、検出負荷電 流値が基準電流値
の範囲内の場合には、調節指令信号が出力さ れずに、
そのままの籾摺ロ−ル8,8の間隙を維持し、所定の
脱ぷ率を維持しつつ籾摺作業をするものである。なお、
この負荷電流値による籾摺ロ−ル間隙を調節制御するに
あたり、籾摺 部1の籾供給調節弁38の開度に関連し
て、その制御基準値が 変更補正されるものである。 次に、籾摺ロ−ルの早期摩耗防止制御について説明す
る。 a.この制御は、籾摺量に比較して籾摺ロ−ル8,8の
摩耗が速 く進行する過剰摩耗を防止しようとするもの
で、籾摺ロ−ル8 ,8の寿命を、籾摺ロ−ル8,8を
駆動する主モ−タ67の負 荷電流値と籾摺部1の籾供
給調節弁38の開度からの供給量と の関係から求める
こととし、その計算式を、Z=β0+β1X
【Z:籾摺ロ−ルの寿命(時間)、X:負荷電流値(ア
ンペア) 、β0及びβ1:係数】とし、これをグラフ
表示すると、図5 のようになる(なお、グラフのY
1,Y2,Y3は、籾供給調 節弁38の開度を示すも
ので、Y1>Y2>Y3の関係にある ものとす
る。)。 b.籾摺作業中には、所定時間毎に籾供給調節弁開度セ
ンサ39 で籾供給調節弁38の開度及び負荷電流セン
サ37で籾摺ロ− ル8,8の負荷電流値が夫れ夫れ検
出されて、演算制御部24 に入力される。すると、前
記計算式により現在の籾摺ロ−ル8, 8の寿命が算出
され、図5の籾供給調節弁38の角度に対応し た制御
基準線と比較され、計算値が制御基準線より上で、現在
の寿命が基準寿命よりも長い場合には、籾摺ロ−ル間
隙の調節 指令信号は出力されないが、計算値が制御基
準線より下で、基 準寿命より短い場合には、籾摺ロ−
ル間隙の開調節指令信号が ロ−ル間隙調節モ−タ54
に出力され、ロ−ル間隙調節手段6 6を介して籾摺ロ
−ル8,8の間隙が開調節されて、籾摺ロ− ル8,8
の負荷が減少し、過剰摩耗が防止される。
【0017】次に、図1乃至図4の実施例の作用につい
て説明する。籾摺作業をする場合には、籾摺部1の籾ホ
ッパ7に籾を供給し、運転スイッチ28をONする。す
ると、籾は籾摺ロ−ル8,8で籾摺されて、摺落米は下
方の摺落米風選部2に流入し、比重の軽い籾殻は吸引排
塵機14,排塵筒15を経て機外に排出され、また、比
重の重い混合米は摺落米受樋13に落下選別される。摺
落米受樋13に落下した摺落米は、混合米揚穀機4で揚
穀されて、混合米ホッパ17,分配樋18及び分配ケー
ス19を経て揺動選別板16,16,…に供給される。
揺動選別板16,16,…に供給された混合米は、横方
向斜上下の往復揺動により、粒形の大小,比重の大小,
摩擦係数の大小等の関係で、比重が重い小形の玄米は、
横方向揺上側の玄米分布流域に偏流分布し、また、玄米
に比較して大きく比重の軽い籾米は、横方向揺下側の籾
分布流域に偏流分布し、その中間部には分離されない籾
と玄米の混合米が偏流分布し、これらの穀粒は玄米仕切
板20及び籾仕切板21で仕切られて選別される。
【0018】上述のようにして籾摺選別作業が行われる
のであるが、籾摺作業開始時には、LCD表示装置65
に「籾を張り込んで下さい」というメッセイジが表示さ
れ、籾ホッパ7に籾が張り込まれ、張込センサ40が籾
の張込を検出すると、ロ−ル展開モ−タ58に展開指令
信号が出力て、籾摺ロ−ル8,8の間隙が拡げられ、次
いで、籾シヤッタ55の開指令信号が出力されて、籾シ
ヤッタ55が開調節され、混合米供給調節弁42の開指
令信号が出力されて混合米供給調節弁42が開調節さ
れ、揺動回転数の増加指令信号により揺動選別板16の
揺動回転数が増加調節され、玄米切替弁48,混合米切
替弁49及び籾切替弁52の機内循環切替指令信号によ
り、玄米切替弁48,混合米切替弁49及び籾切替弁5
2が機内循環側に夫れ夫れ切り替えられる。
【0019】従って、籾ホッパ7から流下した籾は、籾
摺ロ−ル8,8部分で籾摺されずに、下方の摺落米風選
部2に流下して風選され、混合米揚穀機4,混合米ホッ
パ17,分配樋18,分配ケ−ス19を経て多段の揺動
選別板16,16,…に供給され、通常よりも高速揺動
している揺動選別板16,16,…の流動中に板面の清
掃が良好に行なわれ、揺動選別板16,16,…の排出
側から流下した籾は、機内循環側に切り替えられている
玄米切替弁48,混合米切替弁49及び籾切替弁52を
経て、更に、混合米流路25,混合米揚穀機4を経て揺
動選別板16,16,…に循環供給されつつ、機体の各
部が籾で清掃される。
【0020】
【発明の作用効果】この発明は、上述のように構成され
ているので、作業開始時に機体の清掃制御に移行する
と、籾ホッパ7に張り込まれ籾は、籾摺ロ−ル間隙が拡
げられている籾摺ロ−ル8,8間を籾摺されない状態で
通過し、摺落米風選部2及び揚穀搬送部を経て揺動選別
装置3に供給され、通常よりも高速で揺動している揺動
選別板16,16…を流動する過程で籾により良好に板
面が研磨清掃され、揺動選別板16の排出側から流下し
た籾は、揚穀搬送部を経て再度揺動選別装置3に循環供
給されるもので、循環行程の機体各部及び揺動選別板1
6,16,…を籾で良好に清掃することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の切断側面図
【図2】要部の切断側面図
【図3】ブロック図
【図4】フローチャート
【図5】グラフ
【図6】フローチャート
【符号の説明】
1 籾摺部 2 摺落米風選部 3 揺動選別装置 4 混合米揚穀機 5 玄米揚穀機 6 籾揚穀機 7 籾ホッパ 8 籾摺ロール 9 籾摺室 10 摺落米風選箱 11 摺落米風選路 12 粃受樋 13 摺落米受樋 14 吸引排塵機 15 排塵筒 16 揺動選別板 17 混合米ホッパ 18 分配樋 19 分配ケース 20 玄米仕切板 21 籾仕切板 22 玄米受樋 23 玄米流路 24 混合米受樋 25 混合米舞流路 26 籾受樋 27 籾流路 28 運転スイッチ 29 停止スイッチ 30 自動/手動切替スイッチ 31 供給量設定スイッチ 32 脱ぷ率設定スイッチ 33 ロール間隙展開センサ 34 演算制御部 35 脱ぷ率センサ 36 主モータ 37 負荷電流センサ 38 籾供給調節弁 39 籾供給調節弁開度センサ 40 張込センサ 41 籾シャッタ開閉センサ 42 混合米供給調節弁 43 混合米供給調節弁開度センサ 44 揺上側穀粒センサ 45 揺下側穀粒センサ 46 揺動回転数センサ 47 傾斜センサ 48 玄米切替弁 49 混合米切替弁 50 玄米切替弁センサ 51 混合米切替センサ 52 籾摺切替弁 53 籾切替弁センサ 54 ロール間隙調節モータ 55 籾シャッタ 56 籾シャッタ開閉調節モータ 57 籾供給調節モータ 58 ロール展開モータ 59 混合米供給調節モータ 60 揺動回転数調節モータ 61 傾斜調節モータ 62 玄米切替弁切替モータ 63 混合米切替弁切替モータ 64 籾切替弁切替モータ 65 LCD表示装置 66 ロール間隙調節手段 67 主モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】籾摺部1,摺落米風選部2,揺動選別装置
    3及びこれらの構成部分に穀粒を揚穀・搬送する揚穀搬
    送部からなる籾摺選別機であつて、 籾摺部1の籾ホッパ6における穀粒張込状態を検出でき
    る張込センサ40と、 籾摺部1の籾ホッパ6における籾開閉調節手段を開閉調
    節する籾開閉調節駆動手段と、 籾摺ロ−ル8,8の間隙を展開するロ−ル間隙展開手段
    と、 揺動選別装置3の揺動回転数を増減調節する揺動回転数
    調節手段と、 揺動選別装置3から取り出された穀粒を機内循環側と機
    外取出側とに切り替える穀粒流路切替手段とを有し、 籾摺選別作業開始時の機体清掃行程において、張込セン
    サ40の張込検出に関連してロ−ル間隙展開手段を展開
    側に調節駆動するロ−ル展開駆動手段及び前記揺動回転
    数調節手段を高速回転側に調節する揺動高速回転調節駆
    動手段、並びに、機体清掃行程の終了時において前記揺
    動回転数調節手段を標準回転数に調節する揺動標準回転
    数調節駆動手段を有することを特徴とする籾摺選別機の
    清掃装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018158288A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 井関農機株式会社 籾摺選別機
CN115301314A (zh) * 2021-12-10 2022-11-08 徐静 一种一体化大米加工装置及其工作方法

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