JPH05146690A - 籾摺選別機の籾摺ロ−ル間隙調節装置 - Google Patents
籾摺選別機の籾摺ロ−ル間隙調節装置Info
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- JPH05146690A JPH05146690A JP31910891A JP31910891A JPH05146690A JP H05146690 A JPH05146690 A JP H05146690A JP 31910891 A JP31910891 A JP 31910891A JP 31910891 A JP31910891 A JP 31910891A JP H05146690 A JPH05146690 A JP H05146690A
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Abstract
(57)【要約】
[目的]この発明は、籾摺部1,摺落米風選部2,揺動
選別装置3及び揚穀搬送部4から構成されている籾摺選
別機において、再作業時における籾摺ロ−ルの初期間隙
設定を正確にする。 [構成]籾摺部1の籾摺ロ−ル9,9の間隙を調節する
ロール間隙調節手段41を調節制御して籾摺ロ−ルの初
期間隙を調節設定するにあたり、揺動選別装置3で選別
された籾摺部1への還元穀粒を、籾摺部1へ還元させな
い状態で、籾摺ロ−ル9,9駆動用の主モ−タ59の負
荷電流を負荷電流センサ60で検出して、この検出結果
に基づきロ−ル間隙調節モ−タ40を調節して、籾摺ロ
−ルの初期間隙設定するする。[効果」負荷電流センサ
60での籾摺ロ−ル9,9相互間の接触を正確に検出で
きて、籾摺ロ−ル9,9の微接触からの開作動が正確と
なり、初期間隙設定の精度が向上さする。
選別装置3及び揚穀搬送部4から構成されている籾摺選
別機において、再作業時における籾摺ロ−ルの初期間隙
設定を正確にする。 [構成]籾摺部1の籾摺ロ−ル9,9の間隙を調節する
ロール間隙調節手段41を調節制御して籾摺ロ−ルの初
期間隙を調節設定するにあたり、揺動選別装置3で選別
された籾摺部1への還元穀粒を、籾摺部1へ還元させな
い状態で、籾摺ロ−ル9,9駆動用の主モ−タ59の負
荷電流を負荷電流センサ60で検出して、この検出結果
に基づきロ−ル間隙調節モ−タ40を調節して、籾摺ロ
−ルの初期間隙設定するする。[効果」負荷電流センサ
60での籾摺ロ−ル9,9相互間の接触を正確に検出で
きて、籾摺ロ−ル9,9の微接触からの開作動が正確と
なり、初期間隙設定の精度が向上さする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、籾摺をする籾摺部
と、揺動選別装置あるいは回転選別筒等で、籾・玄米の
混合米を選別する混合米選別部を具備する籾摺選別機に
利用できるるもので、籾摺選別機の籾摺ロ−ル間隙調節
装置に関するものである。
と、揺動選別装置あるいは回転選別筒等で、籾・玄米の
混合米を選別する混合米選別部を具備する籾摺選別機に
利用できるるもので、籾摺選別機の籾摺ロ−ル間隙調節
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】籾摺をする籾摺部と、揺動選別装置ある
いは回転選別筒で、籾・玄米の混合米を選別する混合米
選別部を具備する籾摺選別機があり、この混合米選別部
で選別された玄米は機外に取り出され、また、混合米選
別部での選別後の籾を主体とした穀粒は籾摺部に還元さ
れて、再度籾摺されるものであり、このような籾摺選別
機の籾摺部における一対の籾摺ロ−ルの間隙を作業開始
時に自動調節設定するタイプのものがある。
いは回転選別筒で、籾・玄米の混合米を選別する混合米
選別部を具備する籾摺選別機があり、この混合米選別部
で選別された玄米は機外に取り出され、また、混合米選
別部での選別後の籾を主体とした穀粒は籾摺部に還元さ
れて、再度籾摺されるものであり、このような籾摺選別
機の籾摺部における一対の籾摺ロ−ルの間隙を作業開始
時に自動調節設定するタイプのものがある。
【0003】この籾摺ロ−ルの間隙の初期設定に際して
は、最初に籾摺ロ−ルの間隙を開けて(あるいは開けな
いで)、籾摺ロ−ルを駆動するモ−タの負荷電流値が変
化しないことを検出して、籾摺ロ−ルの非接触状態を確
認し、次いで、籾摺ロ−ルの間隙を狭めて、モ−タの負
荷電流値が所定基準値であること、あるいは、増加する
ことをを検出することにより、籾摺ロ−ルの微接触を判
定し、次いで、所定時間籾摺ロ−ルの間隙を開けること
により、籾摺ロ−ルの初期間隙を設定するものである。
は、最初に籾摺ロ−ルの間隙を開けて(あるいは開けな
いで)、籾摺ロ−ルを駆動するモ−タの負荷電流値が変
化しないことを検出して、籾摺ロ−ルの非接触状態を確
認し、次いで、籾摺ロ−ルの間隙を狭めて、モ−タの負
荷電流値が所定基準値であること、あるいは、増加する
ことをを検出することにより、籾摺ロ−ルの微接触を判
定し、次いで、所定時間籾摺ロ−ルの間隙を開けること
により、籾摺ロ−ルの初期間隙を設定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような籾摺ロ−ル
間隙の初期設定にあたり、混合米選別部から籾摺部に穀
粒が還元されない状態、すなわち、最初の籾摺作業開始
時には、混合米選別部からの選別済み穀粒が籾摺ロ−ル
に還元されていないために、籾摺ロ−ル相互の接触状態
を正確に検出できて、籾摺ロ−ル間隙の初期設定が正確
にできるものの、籾摺作業を一時中断した後の作業再開
時には、混合米選別部からの穀粒が籾摺ロ−ルに還元さ
れているために、籾摺ロ−ル相互間に流下中の穀粒がは
さまり、まだ籾摺ロ−ル相互が接触していないのにもか
かわらず、負荷電流値の増加検出により、籾摺ロ−ルと
籾摺ロ−ルとが接触したものと判断し、籾摺ロ−ル間隙
の開作動に移行することにより、籾摺ロ−ルの間隙が広
めに設定されて、脱ぷ率が所定脱ぷ率よりも低くなると
いう問題点があった。
間隙の初期設定にあたり、混合米選別部から籾摺部に穀
粒が還元されない状態、すなわち、最初の籾摺作業開始
時には、混合米選別部からの選別済み穀粒が籾摺ロ−ル
に還元されていないために、籾摺ロ−ル相互の接触状態
を正確に検出できて、籾摺ロ−ル間隙の初期設定が正確
にできるものの、籾摺作業を一時中断した後の作業再開
時には、混合米選別部からの穀粒が籾摺ロ−ルに還元さ
れているために、籾摺ロ−ル相互間に流下中の穀粒がは
さまり、まだ籾摺ロ−ル相互が接触していないのにもか
かわらず、負荷電流値の増加検出により、籾摺ロ−ルと
籾摺ロ−ルとが接触したものと判断し、籾摺ロ−ル間隙
の開作動に移行することにより、籾摺ロ−ルの間隙が広
めに設定されて、脱ぷ率が所定脱ぷ率よりも低くなると
いう問題点があった。
【0005】そこで、この発明はこのような従来装置の
欠点を改良しようとするものである。
欠点を改良しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、籾摺作業をする一対の
籾摺ロ−ル9,9からなる籾摺部1と、籾・玄米の混合
米を選別する混合米選別部とを具備し、混合米選別部で
の選別後の籾米を主体とした穀粒を籾摺部1に還元して
籾摺する籾摺選別機において、籾摺部1の籾摺ロ−ル
9,9の間隙を調節するロール間隙調節手段41を調節
制御して籾摺ロ−ルの初期間隙を調節設定するにあた
り、混合米選別部で選別された籾摺部1への還元穀粒
を、籾摺部1へ還元させない状態で、籾摺ロ−ル9,9
駆動用の主モ−タ59の負荷電流を負荷電流センサ60
で検出して、ロ−ル間隙調節手段41を調節して籾摺ロ
−ルの初期間隙設定するすることを特徴とする籾摺選別
機の籾摺ロ−ル間隙調節装置の構成としたものである。
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、籾摺作業をする一対の
籾摺ロ−ル9,9からなる籾摺部1と、籾・玄米の混合
米を選別する混合米選別部とを具備し、混合米選別部で
の選別後の籾米を主体とした穀粒を籾摺部1に還元して
籾摺する籾摺選別機において、籾摺部1の籾摺ロ−ル
9,9の間隙を調節するロール間隙調節手段41を調節
制御して籾摺ロ−ルの初期間隙を調節設定するにあた
り、混合米選別部で選別された籾摺部1への還元穀粒
を、籾摺部1へ還元させない状態で、籾摺ロ−ル9,9
駆動用の主モ−タ59の負荷電流を負荷電流センサ60
で検出して、ロ−ル間隙調節手段41を調節して籾摺ロ
−ルの初期間隙設定するすることを特徴とする籾摺選別
機の籾摺ロ−ル間隙調節装置の構成としたものである。
【0007】
【実施例】以下、図面に示す発明の実施例について説明
する。まず、実施例の構成について説明する。この籾摺
選別機は、籾摺をする籾摺部1、籾摺部1からの摺落米
を風選する摺落米風選部2、摺落米風選部2での風選後
の摺落米を籾・玄米に選別する揺動選別装置3及び揚穀
搬送部4によって構成されている。そして、機体前下部
に籾摺部1を、機体後上部に摺落米風選部2を、機体後
下部に揺動選別装置3を、籾摺部1の一横側部に揚穀搬
送部4の混合米揚穀機5を、揚穀搬送部4の籾揚穀機6
を揺動選別装置3の一横側部に、機体の最後部に揚穀搬
送部4の玄米揚穀機7を、夫れ夫れ配置した構成であ
る。
する。まず、実施例の構成について説明する。この籾摺
選別機は、籾摺をする籾摺部1、籾摺部1からの摺落米
を風選する摺落米風選部2、摺落米風選部2での風選後
の摺落米を籾・玄米に選別する揺動選別装置3及び揚穀
搬送部4によって構成されている。そして、機体前下部
に籾摺部1を、機体後上部に摺落米風選部2を、機体後
下部に揺動選別装置3を、籾摺部1の一横側部に揚穀搬
送部4の混合米揚穀機5を、揚穀搬送部4の籾揚穀機6
を揺動選別装置3の一横側部に、機体の最後部に揚穀搬
送部4の玄米揚穀機7を、夫れ夫れ配置した構成であ
る。
【0008】籾摺部1は、籾ホッパ8,籾摺ロ−ル9,
9の内装されている籾摺室10等で構成されていて、籾
摺部1で籾摺された摺落米は、摺落米ラセン11で一横
側方に送られて、混合米揚穀機5の下部に流入する構成
である。摺落米風選部2は、摺落米風選箱体12,摺落
米風選箱体12内の前上部にバネ13で上下動自在に支
持されている摺落米ホッパ14,摺落米ホッパ14の下
方から後方上位に向かって斜設されている摺落米風選路
15,粃米受樋16,摺落米受樋17,吸引フアン1
8,排塵筒19,摺落米流路20等で構成されている。
9の内装されている籾摺室10等で構成されていて、籾
摺部1で籾摺された摺落米は、摺落米ラセン11で一横
側方に送られて、混合米揚穀機5の下部に流入する構成
である。摺落米風選部2は、摺落米風選箱体12,摺落
米風選箱体12内の前上部にバネ13で上下動自在に支
持されている摺落米ホッパ14,摺落米ホッパ14の下
方から後方上位に向かって斜設されている摺落米風選路
15,粃米受樋16,摺落米受樋17,吸引フアン1
8,排塵筒19,摺落米流路20等で構成されている。
【0009】次に、揺動選別装置3について説明する。
21は揺動選別板であり、その板面には選別用の凹凸が
形成されていて、縦方向(図1の紙面に直交する方向)
一側が高い供給側,その反対の他側が低い排出側とな
り、供給側と排出側とを結ぶ縦方向に対して直交する横
方向の高い一方側を揺上側,その反対側の低位側を揺下
側として、揺動選別板21を縦方向及び横方向の2面と
もに傾斜した構成である。
21は揺動選別板であり、その板面には選別用の凹凸が
形成されていて、縦方向(図1の紙面に直交する方向)
一側が高い供給側,その反対の他側が低い排出側とな
り、供給側と排出側とを結ぶ縦方向に対して直交する横
方向の高い一方側を揺上側,その反対側の低位側を揺下
側として、揺動選別板21を縦方向及び横方向の2面と
もに傾斜した構成である。
【0010】揺動選別装置3の機体には揺動アーム2
2,22の下端を軸支し、揺動アーム22,22の上端
を、揺動選別板21,21,…側の枠体にピンを介して
連結し、一方の揺動アーム22,22にロッド(図示省
略)の一端を連結し、ロッド(図示省略)の他端にクラ
ンク軸(図示省略)を嵌合して、クランク軸(図示省
略)をモ−タ等の駆動源で回転させると、揺動アーム2
2,22が往復揺動し、揺動選別板21,21,…が横
方向斜め上下に往復揺動をする構成である。
2,22の下端を軸支し、揺動アーム22,22の上端
を、揺動選別板21,21,…側の枠体にピンを介して
連結し、一方の揺動アーム22,22にロッド(図示省
略)の一端を連結し、ロッド(図示省略)の他端にクラ
ンク軸(図示省略)を嵌合して、クランク軸(図示省
略)をモ−タ等の駆動源で回転させると、揺動アーム2
2,22が往復揺動し、揺動選別板21,21,…が横
方向斜め上下に往復揺動をする構成である。
【0011】この揺動選別板21における縦方向の供給
側で、且つ、横方向の揺下側寄りの箇所に、籾摺部1で
籾摺され、且つ摺落米風選部2で風選された後の混合米
が、分配樋23及び分配ケース24を経て供給される。
すると、揺動選別板21,21,…に供給された混合米
は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小等の関係
で、小形で比重の重い玄米は選別方向である横方向揺上
側の玄米分布流域に偏流分布し、また、玄米に比較して
大きく比重の軽い籾は、横方向揺下側の籾分布流域に偏
流分布し、その中間部の混合米分布流域には、分離され
ない籾と玄米の混合米が偏流分布する。揺動選別板21
の排出側に玄米仕切板25及び籾仕切板26を配置する
ことにより、玄米は玄米取出樋27に、混合米は混合米
取出樋28に、籾は籾取出樋29に、夫れ夫れ取り出さ
れる。このようにして取り出された玄米は、玄米流路3
0を経て玄米揚穀機7の下部に流入して揚穀されて、玄
米揚穀機7の上部から機外に取り出され、また、籾取出
樋29に取り出された籾は、籾流路32,籾揚穀機6を
経て籾摺部1に揚穀還元されて再度の籾摺がされ、ま
た、混合米取出樋28に取り出された混合米は、混合米
流路31を経て混合米揚穀機5に流入して揚穀され、摺
落米ホッパ14,摺落米風選路15,摺落米流路20,
分配樋23,分配ケース24を経て揺動選別装置3に供
給されて、再選別される構成である。
側で、且つ、横方向の揺下側寄りの箇所に、籾摺部1で
籾摺され、且つ摺落米風選部2で風選された後の混合米
が、分配樋23及び分配ケース24を経て供給される。
すると、揺動選別板21,21,…に供給された混合米
は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小等の関係
で、小形で比重の重い玄米は選別方向である横方向揺上
側の玄米分布流域に偏流分布し、また、玄米に比較して
大きく比重の軽い籾は、横方向揺下側の籾分布流域に偏
流分布し、その中間部の混合米分布流域には、分離され
ない籾と玄米の混合米が偏流分布する。揺動選別板21
の排出側に玄米仕切板25及び籾仕切板26を配置する
ことにより、玄米は玄米取出樋27に、混合米は混合米
取出樋28に、籾は籾取出樋29に、夫れ夫れ取り出さ
れる。このようにして取り出された玄米は、玄米流路3
0を経て玄米揚穀機7の下部に流入して揚穀されて、玄
米揚穀機7の上部から機外に取り出され、また、籾取出
樋29に取り出された籾は、籾流路32,籾揚穀機6を
経て籾摺部1に揚穀還元されて再度の籾摺がされ、ま
た、混合米取出樋28に取り出された混合米は、混合米
流路31を経て混合米揚穀機5に流入して揚穀され、摺
落米ホッパ14,摺落米風選路15,摺落米流路20,
分配樋23,分配ケース24を経て揺動選別装置3に供
給されて、再選別される構成である。
【0012】また、玄米流路30には流下した玄米を、
玄米流路30を経て玄米揚穀機7に流れる機外取出状態
としたり、あるいは、隣の混合米流路31に流れて、機
内循環状態に切替ることのできる玄米切替弁33を設
け、また、混合米流路31には流下した混合米を混合米
流路31を経て混合米揚穀機5に流れて、揺動選別装置
3への循環状態としたり、あるいは、隣の籾流路32に
流れて籾摺部1への還元状態に切替ることのできる混合
米切替弁34を設けている。
玄米流路30を経て玄米揚穀機7に流れる機外取出状態
としたり、あるいは、隣の混合米流路31に流れて、機
内循環状態に切替ることのできる玄米切替弁33を設
け、また、混合米流路31には流下した混合米を混合米
流路31を経て混合米揚穀機5に流れて、揺動選別装置
3への循環状態としたり、あるいは、隣の籾流路32に
流れて籾摺部1への還元状態に切替ることのできる混合
米切替弁34を設けている。
【0013】籾ホッパ8には、所定量の籾を検出するグ
レンセンサ35が設けられている。籾ホッパ8の流下口
には、シャッタ調節モータ36で開閉調節できる籾シャ
ッタ37、籾シャッタ37の開度を検出する籾シャッタ
開度センサ38、及び、摺落米ホッパ14と連動連結さ
れている籾供給調節弁39が設けられている。また、ロ
ール間隙調節モータ40でロール間隙調節手段41を正
転あるいは逆転させることにより、籾摺ロール9,9の
間隙が調節できる構成である。
レンセンサ35が設けられている。籾ホッパ8の流下口
には、シャッタ調節モータ36で開閉調節できる籾シャ
ッタ37、籾シャッタ37の開度を検出する籾シャッタ
開度センサ38、及び、摺落米ホッパ14と連動連結さ
れている籾供給調節弁39が設けられている。また、ロ
ール間隙調節モータ40でロール間隙調節手段41を正
転あるいは逆転させることにより、籾摺ロール9,9の
間隙が調節できる構成である。
【0014】摺落米ホッパ14には、所定量の穀粒を検
出できる摺落米センサ42が設けられていて、摺落米ホ
ッパ14の流下口には、摺落米調節モータ43で開閉調
節でき、且つ、ポテンショメータ44で開度を検出でき
る摺落米調節弁45が設けられている。また、揺動選別
板21には、穀粒の分布状態を検出できるセンサ、即
ち、横方向揺上側の玄米分布流域に配置されている玄米
側センサ46,横方向中間部の混合米分布流域に配置さ
れている混合米側センサ47,横方向揺下側の籾分布流
域に配置されている籾側上センサ48a,籾側下センサ
48bが、夫れ夫れ設けられている。なお、これらの穀
粒分布状態を検出するセンサ46,47,48a,48
bは、揺動選別板21に取付けられる構成あるいは玄米
仕切板25,籾仕切板26に取付ける等任意の構成でよ
く、光学式メカ式等種々の方式のものを採用できる。
出できる摺落米センサ42が設けられていて、摺落米ホ
ッパ14の流下口には、摺落米調節モータ43で開閉調
節でき、且つ、ポテンショメータ44で開度を検出でき
る摺落米調節弁45が設けられている。また、揺動選別
板21には、穀粒の分布状態を検出できるセンサ、即
ち、横方向揺上側の玄米分布流域に配置されている玄米
側センサ46,横方向中間部の混合米分布流域に配置さ
れている混合米側センサ47,横方向揺下側の籾分布流
域に配置されている籾側上センサ48a,籾側下センサ
48bが、夫れ夫れ設けられている。なお、これらの穀
粒分布状態を検出するセンサ46,47,48a,48
bは、揺動選別板21に取付けられる構成あるいは玄米
仕切板25,籾仕切板26に取付ける等任意の構成でよ
く、光学式メカ式等種々の方式のものを採用できる。
【0015】玄米切替弁33は、玄米切替・モ−タ49
で機外取出側あるいは機内循環側に切替でき、玄米切替
弁33の切替終端位置には夫々リミットスイッチ50,
50が設けられていて、切替終端位置に移動した玄米切
替モータ49の作動を停止する構成とし、また、籾切替
弁34は、籾切替モータ51で籾摺部1への還元側ある
いは揺動選別装置3への循環側に切替できると共に、籾
切替弁34の切替終端位置には夫々リミットスイッチ5
0,50が設けられていて、切替終端位置に移動した籾
切替モータ51の作動を停止する構成である。52は混
合米流路31の穀粒量を検出する循環センサである。な
お、53は揺動選別板21の傾斜角度を調節する傾斜調
節モータ,54は玄米仕切弁25の移動調節をする仕切
弁調節モータ,56は分配樋23の穀粒量を検出する分
配センサである。
で機外取出側あるいは機内循環側に切替でき、玄米切替
弁33の切替終端位置には夫々リミットスイッチ50,
50が設けられていて、切替終端位置に移動した玄米切
替モータ49の作動を停止する構成とし、また、籾切替
弁34は、籾切替モータ51で籾摺部1への還元側ある
いは揺動選別装置3への循環側に切替できると共に、籾
切替弁34の切替終端位置には夫々リミットスイッチ5
0,50が設けられていて、切替終端位置に移動した籾
切替モータ51の作動を停止する構成である。52は混
合米流路31の穀粒量を検出する循環センサである。な
お、53は揺動選別板21の傾斜角度を調節する傾斜調
節モータ,54は玄米仕切弁25の移動調節をする仕切
弁調節モータ,56は分配樋23の穀粒量を検出する分
配センサである。
【0016】57は、発光素子及び受光素子を有し、籾
摺部1からの摺落米の脱ぷ率を検出する脱ぷ率センサ
で、この脱ぷ率センサ57へは、籾摺部1で籾摺され、
摺落米風選部2で風選された摺落米がサンプリングされ
て供給される。この脱ぷ率センサ57はサンプルホール
ド回路,A/D変換回路を経て、演算制御部55に入力
される。58は、籾摺部1で摺落される摺落米の脱ぷ率
を設定する機能を有する脱ぷ率設定スイッチで、この脱
ぷ設定スイッチ58は演算制御部55に接続されてい
る。また、籾摺ロ−ル9,9駆動用の主モ−タ59の負
荷源流を検出する負荷電流センサ60及び運転スイッチ
61が演算制御部55に接続されている。
摺部1からの摺落米の脱ぷ率を検出する脱ぷ率センサ
で、この脱ぷ率センサ57へは、籾摺部1で籾摺され、
摺落米風選部2で風選された摺落米がサンプリングされ
て供給される。この脱ぷ率センサ57はサンプルホール
ド回路,A/D変換回路を経て、演算制御部55に入力
される。58は、籾摺部1で摺落される摺落米の脱ぷ率
を設定する機能を有する脱ぷ率設定スイッチで、この脱
ぷ設定スイッチ58は演算制御部55に接続されてい
る。また、籾摺ロ−ル9,9駆動用の主モ−タ59の負
荷源流を検出する負荷電流センサ60及び運転スイッチ
61が演算制御部55に接続されている。
【0017】これらのグレンセンサ35,籾シャッタ開
閉センサ38,摺落米センサ42,ポテンショメータ4
4,玄米側センサ46,混合米側センサ47,籾側上セ
ンサ48a,籾側下センサ48b,リミットスイッチ5
0,50…,循環センサ52,分配センサ56,脱ぷ率
センサ57,脱ぷ率設定スイッチ58,負荷電流センサ
60及び運転スイッチ61は、入力インタ−フェイスを
経由して、制御部,演算部及びレジスタ部からなるCP
U並びにプログラムメモリ及び演算用メモリのメモリ部
から構成されている演算制御部55に入力される構成で
あり、また、演算制御部55から出力インタ−フェイス
を介して、シャッタ調節モータ36,ロール間隙調節モ
ータ40,摺落米調節モータ43,玄米切替モータ4
9,籾切替モータ51に制御指令信号が出力される構成
である。
閉センサ38,摺落米センサ42,ポテンショメータ4
4,玄米側センサ46,混合米側センサ47,籾側上セ
ンサ48a,籾側下センサ48b,リミットスイッチ5
0,50…,循環センサ52,分配センサ56,脱ぷ率
センサ57,脱ぷ率設定スイッチ58,負荷電流センサ
60及び運転スイッチ61は、入力インタ−フェイスを
経由して、制御部,演算部及びレジスタ部からなるCP
U並びにプログラムメモリ及び演算用メモリのメモリ部
から構成されている演算制御部55に入力される構成で
あり、また、演算制御部55から出力インタ−フェイス
を介して、シャッタ調節モータ36,ロール間隙調節モ
ータ40,摺落米調節モータ43,玄米切替モータ4
9,籾切替モータ51に制御指令信号が出力される構成
である。
【0018】次の、演算制御部55の制御内容について
説明する。 まず、脱ぷ率設定スイッチ58を所定目盛にセット
し、運転スイッチ61を操作すると、籾摺選別機の回転
各部が駆動される。すると、籾摺ロ−ル9,9の初期間
隙設定制御、即ち、演算制御部55からの開指令信号が
ロール間隙調節モータ40に送られてロール間隙調節手
段41が作動されて、籾摺ロ−ル9,9の間隙が所定時
間開けられ、負荷電流センサ60で検出する負荷電流値
が変化しない籾摺ロ−ル9,9の非接触状態を検出する
と、籾摺ロ−ル9,9の間隙を狭め、次いで、負荷電流
値の増加を検出して籾摺ロ−ル9,9の微接触を検出す
ると、所定時間ロール間隙調節手段41を開調節して、
籾摺ロ−ル9,9の間隙を所定時間開け、初期間隙(例
えば、1mm)の設定がされる。 次いで、演算制御部55からの開指令信号がシャッタ
開度調節モ−タ36に所定時間出力されて、籾シャッタ
37が開口側に移動し、摺落米ホッパ14と連動連結さ
れていて、摺落米ホッパ14の重量に関連して開口して
いる所定開度の籾供給調節弁39から籾が流下して、籾
摺作業が開始される。 次いで、脱ぷ率制御に入り、先ず、脱ぷ率センサ57
の光量調節がされて、発光素子が籾・玄米を判別するの
に適正な光量に調節され、次いで、脱ぷ率センサ57を
通過した穀粒の電圧信号がサンプルホールド回路及びA
/D変換回路を経由して演算制御部55に入力されると
共に、電圧信号が直接演算制御部55に割込入力され
て、所定粒数のサンプル粒の電圧信号が読み込まれると
脱ぷ率が算出される。 次いで、演算制御部55内の脱ぷ率設定スイッチ58
で設定された制御基準脱ぷ率と算出された検出脱ぷ率と
が比較され、算出脱ぷ率より制御基準脱ぷ率が高い、あ
るいは、低い場合には、ロール間隙調節モータ40に開
あるいは閉指令信号が出力されて、籾摺ロール9,9の
間隙が所定量開側あるいは閉側に調節されるものであ
り、また、算出脱ぷ率が基準脱ぷ率の範囲内であれば、
制御指令信号は出力されず、そのままの籾摺ロ−ル間隙
を維持しつつ籾摺作業がされるものである。 グレンセンサ35が穀粒なしを検出し、且つ、揺動選
別装置21のセンサ群のうち玄米側センサ46だけが穀
粒有りを検出し、他のセンサ47,48a,48b群が
穀粒なしの検出をした場合には、籾シャッタ37の開閉
を検出する籾シャッタ開閉センサ38及び摺落米調節弁
45の開閉を検出するポテンショメータ44が開あるい
は閉のいずれを検出していても、籾シャッタ37の閉
鎖,摺落米調節弁45の閉鎖,玄米切替弁33の循環側
への切替,籾切替弁34の籾摺部還元側への切替制御が
される、所謂、残米処理制御がなされる。 グレンセンサ35が穀粒ありを検出し、且つ、揺動選
別装置21のセンサ群のうち玄米側センサ46だけが穀
粒有りを検出し、他のセンサ47,48a,48b群が
穀粒なしの検出をした場合には、籾籾シャッタ37の開
閉検出用の籾シャッタ開閉センサ38及び摺落米調節弁
45開閉検出用のポテンショメータ44が開あるいは閉
のいずれを検出していても、前記の所謂、残米処理制
御がなされる。
説明する。 まず、脱ぷ率設定スイッチ58を所定目盛にセット
し、運転スイッチ61を操作すると、籾摺選別機の回転
各部が駆動される。すると、籾摺ロ−ル9,9の初期間
隙設定制御、即ち、演算制御部55からの開指令信号が
ロール間隙調節モータ40に送られてロール間隙調節手
段41が作動されて、籾摺ロ−ル9,9の間隙が所定時
間開けられ、負荷電流センサ60で検出する負荷電流値
が変化しない籾摺ロ−ル9,9の非接触状態を検出する
と、籾摺ロ−ル9,9の間隙を狭め、次いで、負荷電流
値の増加を検出して籾摺ロ−ル9,9の微接触を検出す
ると、所定時間ロール間隙調節手段41を開調節して、
籾摺ロ−ル9,9の間隙を所定時間開け、初期間隙(例
えば、1mm)の設定がされる。 次いで、演算制御部55からの開指令信号がシャッタ
開度調節モ−タ36に所定時間出力されて、籾シャッタ
37が開口側に移動し、摺落米ホッパ14と連動連結さ
れていて、摺落米ホッパ14の重量に関連して開口して
いる所定開度の籾供給調節弁39から籾が流下して、籾
摺作業が開始される。 次いで、脱ぷ率制御に入り、先ず、脱ぷ率センサ57
の光量調節がされて、発光素子が籾・玄米を判別するの
に適正な光量に調節され、次いで、脱ぷ率センサ57を
通過した穀粒の電圧信号がサンプルホールド回路及びA
/D変換回路を経由して演算制御部55に入力されると
共に、電圧信号が直接演算制御部55に割込入力され
て、所定粒数のサンプル粒の電圧信号が読み込まれると
脱ぷ率が算出される。 次いで、演算制御部55内の脱ぷ率設定スイッチ58
で設定された制御基準脱ぷ率と算出された検出脱ぷ率と
が比較され、算出脱ぷ率より制御基準脱ぷ率が高い、あ
るいは、低い場合には、ロール間隙調節モータ40に開
あるいは閉指令信号が出力されて、籾摺ロール9,9の
間隙が所定量開側あるいは閉側に調節されるものであ
り、また、算出脱ぷ率が基準脱ぷ率の範囲内であれば、
制御指令信号は出力されず、そのままの籾摺ロ−ル間隙
を維持しつつ籾摺作業がされるものである。 グレンセンサ35が穀粒なしを検出し、且つ、揺動選
別装置21のセンサ群のうち玄米側センサ46だけが穀
粒有りを検出し、他のセンサ47,48a,48b群が
穀粒なしの検出をした場合には、籾シャッタ37の開閉
を検出する籾シャッタ開閉センサ38及び摺落米調節弁
45の開閉を検出するポテンショメータ44が開あるい
は閉のいずれを検出していても、籾シャッタ37の閉
鎖,摺落米調節弁45の閉鎖,玄米切替弁33の循環側
への切替,籾切替弁34の籾摺部還元側への切替制御が
される、所謂、残米処理制御がなされる。 グレンセンサ35が穀粒ありを検出し、且つ、揺動選
別装置21のセンサ群のうち玄米側センサ46だけが穀
粒有りを検出し、他のセンサ47,48a,48b群が
穀粒なしの検出をした場合には、籾籾シャッタ37の開
閉検出用の籾シャッタ開閉センサ38及び摺落米調節弁
45開閉検出用のポテンショメータ44が開あるいは閉
のいずれを検出していても、前記の所謂、残米処理制
御がなされる。
【0019】なお、グレンセンサ35が穀粒ありを検出
し、籾シャッタ37の籾シャッタ開閉センサ38が籾シ
ャッタ37の開を検出している場合には、籾摺作業中で
あるので、残米処理制御には移行しない。 次に、籾摺選別作業の一時中断後における作業再開時
の籾摺ロ−ル間隙の初期設定について説明する。グレン
センサ35及び摺落米センサ42が共に穀粒有りを検出
することにより、あるいは、揺動選別板21のセンサ群
46,47,48a,48bが穀粒有りを検出すること
により、作業再開時であることを検出する。この作業再
開検出に基づき、演算制御部55からの指令信号で籾切
替弁34を揺動選別板21への循環側に切り替え、揺動
選別装置3からの籾を主体とした還元穀粒の籾摺部1へ
の還元が中止され、次いで、前述の籾摺ロ−ルの初期
間隙設定に移行し、初期間隙設定がされる。このよう
に、作業再開時の籾摺ロ−ルの間隙設定にあたり、揺動
選別装置3からの穀粒が籾摺ロ−ル9,9に供給されな
いので、負荷電流センサ60で籾摺ロ−ル9,9相互間
の接触を正確に検出できて、籾摺ロ−ル9,9の微接触
からの開作動が正確となり、初期間隙設定の精度が向上
する。
し、籾シャッタ37の籾シャッタ開閉センサ38が籾シ
ャッタ37の開を検出している場合には、籾摺作業中で
あるので、残米処理制御には移行しない。 次に、籾摺選別作業の一時中断後における作業再開時
の籾摺ロ−ル間隙の初期設定について説明する。グレン
センサ35及び摺落米センサ42が共に穀粒有りを検出
することにより、あるいは、揺動選別板21のセンサ群
46,47,48a,48bが穀粒有りを検出すること
により、作業再開時であることを検出する。この作業再
開検出に基づき、演算制御部55からの指令信号で籾切
替弁34を揺動選別板21への循環側に切り替え、揺動
選別装置3からの籾を主体とした還元穀粒の籾摺部1へ
の還元が中止され、次いで、前述の籾摺ロ−ルの初期
間隙設定に移行し、初期間隙設定がされる。このよう
に、作業再開時の籾摺ロ−ルの間隙設定にあたり、揺動
選別装置3からの穀粒が籾摺ロ−ル9,9に供給されな
いので、負荷電流センサ60で籾摺ロ−ル9,9相互間
の接触を正確に検出できて、籾摺ロ−ル9,9の微接触
からの開作動が正確となり、初期間隙設定の精度が向上
する。
【0020】なお、この実施例では、籾シャッタ37は
通常は籾ホッパ8の新規な籾の流下口部分のみを閉鎖
し、還元籾通路62の流下口部分は閉鎖できない構成と
し、籾切替弁34を揺動選別装置3への循環側に切り替
えて、籾摺ロ−ル9,9への穀粒供給を停止する構成と
しているが、作業再開時の揺動選別装置3から籾摺ロ−
ル9,9への還元穀粒の供給停止を、籾シャッタ37で
還元籾通路62の流下口部分も閉鎖できるようにして、
籾摺ロ−ル9,9への還元を中止する構成としてもよ
い。
通常は籾ホッパ8の新規な籾の流下口部分のみを閉鎖
し、還元籾通路62の流下口部分は閉鎖できない構成と
し、籾切替弁34を揺動選別装置3への循環側に切り替
えて、籾摺ロ−ル9,9への穀粒供給を停止する構成と
しているが、作業再開時の揺動選別装置3から籾摺ロ−
ル9,9への還元穀粒の供給停止を、籾シャッタ37で
還元籾通路62の流下口部分も閉鎖できるようにして、
籾摺ロ−ル9,9への還元を中止する構成としてもよ
い。
【0021】次に、図6乃至図8について説明する。籾
摺選別機を駆動するモ−タを、籾摺部1,摺落米風選部
2及び揚穀搬送部4を駆動する第1モ−タ63と、揺動
選別装置3を駆動する揺動モ−タ64を設けた構成であ
る。そして、作業再開時にモ−タを駆動するにあたり、
演算制御部55から第1モ−タ63への駆動指令信号が
先行して出され、次いで、所定時間遅れて揺動モ−タ6
4への駆動指令信号が出力される構成としたり、あるい
は、分配樋23の分配センサ56で摺落米ホッパ14の
摺落米が摺落米風選部2で風選されて、分配樋23に送
られてきたことを検出すると、揺動モ−タ64が駆動さ
れる構成として、揺動選別板21,21,…への混合米
供給が連続的に行なわれ、揺動選別板21,21,…で
の適正選別の連続化を図っている。
摺選別機を駆動するモ−タを、籾摺部1,摺落米風選部
2及び揚穀搬送部4を駆動する第1モ−タ63と、揺動
選別装置3を駆動する揺動モ−タ64を設けた構成であ
る。そして、作業再開時にモ−タを駆動するにあたり、
演算制御部55から第1モ−タ63への駆動指令信号が
先行して出され、次いで、所定時間遅れて揺動モ−タ6
4への駆動指令信号が出力される構成としたり、あるい
は、分配樋23の分配センサ56で摺落米ホッパ14の
摺落米が摺落米風選部2で風選されて、分配樋23に送
られてきたことを検出すると、揺動モ−タ64が駆動さ
れる構成として、揺動選別板21,21,…への混合米
供給が連続的に行なわれ、揺動選別板21,21,…で
の適正選別の連続化を図っている。
【0022】次に、図1乃至図5に示す実施例につい
て、その作用を説明する。籾摺作業をする場合には、籾
摺部1の籾ホッパ8に籾を供給し、電源スイッチ(図示
省略)及び運転スイッチ61をONし、籾摺選別機の回
転各部を駆動する。すると、籾ホッパ8から籾摺ロール
9,9に供給された籾は籾摺され、籾・玄米及び籾殻の
摺落米は摺落米ラセン11,混合米揚穀機5,摺落米ホ
ッパ14を経て、摺落米風選部2に供給されて風選さ
れ、軽い籾殻は吸引フアン18,排塵筒19を経て機外
に排出され、重い玄米及び籾の混合米は、摺落米風選路
15,摺落米受樋17,摺落米流路20,分配樋23,
分配ケース24を経て、揺動選別板21,21,…に供
給される。
て、その作用を説明する。籾摺作業をする場合には、籾
摺部1の籾ホッパ8に籾を供給し、電源スイッチ(図示
省略)及び運転スイッチ61をONし、籾摺選別機の回
転各部を駆動する。すると、籾ホッパ8から籾摺ロール
9,9に供給された籾は籾摺され、籾・玄米及び籾殻の
摺落米は摺落米ラセン11,混合米揚穀機5,摺落米ホ
ッパ14を経て、摺落米風選部2に供給されて風選さ
れ、軽い籾殻は吸引フアン18,排塵筒19を経て機外
に排出され、重い玄米及び籾の混合米は、摺落米風選路
15,摺落米受樋17,摺落米流路20,分配樋23,
分配ケース24を経て、揺動選別板21,21,…に供
給される。
【0023】揺動選別板21,21,…が横方向斜上下
に往復揺動すると、混合米は粒形の大小あるいは比重の
大小、摩擦係数の大小の関係等で、小さくて比重の重い
玄米は横方向揺上側の玄米分布流域に偏流分布し、ま
た、玄米に比較して大きく比重の軽い籾は横方向揺下側
の籾分布流域に偏流分布し、また、その中間部の混合米
分布流域には、分離されない籾と玄米の混合米が偏流分
布する。揺動選別板21,21,…の縦方向排出側は玄
米仕切板25,籾仕切板26で仕切られているので、玄
米分布流域に分布した玄米、は玄米取出樋27及び玄米
流路30を経て、また、混合米分布流域に分布した混合
米は、混合米取出樋28及び混合米流路31を経て、ま
た、籾分布流域に分布した籾は、籾取出樋29及び籾流
路32を経て、夫々取り出され選別される。
に往復揺動すると、混合米は粒形の大小あるいは比重の
大小、摩擦係数の大小の関係等で、小さくて比重の重い
玄米は横方向揺上側の玄米分布流域に偏流分布し、ま
た、玄米に比較して大きく比重の軽い籾は横方向揺下側
の籾分布流域に偏流分布し、また、その中間部の混合米
分布流域には、分離されない籾と玄米の混合米が偏流分
布する。揺動選別板21,21,…の縦方向排出側は玄
米仕切板25,籾仕切板26で仕切られているので、玄
米分布流域に分布した玄米、は玄米取出樋27及び玄米
流路30を経て、また、混合米分布流域に分布した混合
米は、混合米取出樋28及び混合米流路31を経て、ま
た、籾分布流域に分布した籾は、籾取出樋29及び籾流
路32を経て、夫々取り出され選別される。
【0024】このよにして籾摺選別作業が行われるので
あるが、籾摺選別作業の一時中断後の作業再開時におい
て、グレンセンサ35及び摺落米センサ42が共に穀粒
有りを検出することにより、あるいは、揺動選別板21
のセンサ群46,47,48a,48bが穀粒有りを検
出することにより、作業再開時であることを検出する
と、揺動選別装置3の籾切替弁34が揺動選別板21へ
の循環側に切り替えられて、揺動選別装置3からの還元
穀粒の籾摺部1への還元が中止された状態で、籾摺ロ−
ルの初期間隙設定に移行するので、負荷電流センサ60
で籾摺ロ−ル9,9相互間の接触を正確に検出できて、
籾摺ロ−ル9,9の微接触からの開作動が正確となり、
初期間隙設定の精度を向上させることができる。
あるが、籾摺選別作業の一時中断後の作業再開時におい
て、グレンセンサ35及び摺落米センサ42が共に穀粒
有りを検出することにより、あるいは、揺動選別板21
のセンサ群46,47,48a,48bが穀粒有りを検
出することにより、作業再開時であることを検出する
と、揺動選別装置3の籾切替弁34が揺動選別板21へ
の循環側に切り替えられて、揺動選別装置3からの還元
穀粒の籾摺部1への還元が中止された状態で、籾摺ロ−
ルの初期間隙設定に移行するので、負荷電流センサ60
で籾摺ロ−ル9,9相互間の接触を正確に検出できて、
籾摺ロ−ル9,9の微接触からの開作動が正確となり、
初期間隙設定の精度を向上させることができる。
【0025】
【発明の効果】上述のように、籾摺選別作業の一時中断
後の作業再開時には、混合米選別部からの籾摺部還元穀
粒の籾摺部1への還元が中止された状態で、籾摺ロ−ル
の初期間隙設定が行なわれるので、負荷電流センサ60
での籾摺ロ−ル9,9相互間の接触を正確に検出でき
て、籾摺ロ−ル9,9の微接触からの開作動が正確とな
り、初期間隙設定の精度を向上させることができる。
後の作業再開時には、混合米選別部からの籾摺部還元穀
粒の籾摺部1への還元が中止された状態で、籾摺ロ−ル
の初期間隙設定が行なわれるので、負荷電流センサ60
での籾摺ロ−ル9,9相互間の接触を正確に検出でき
て、籾摺ロ−ル9,9の微接触からの開作動が正確とな
り、初期間隙設定の精度を向上させることができる。
【図1】全体の切断側面図
【図2】一部切断した正面図
【図3】要部の切断側面図
【図4】ブロック図
【図5】フローチャート
【図6】切断側面図
【図7】斜視図
【図8】フロ−チャ−ト
1 籾摺部 2 摺落米風選部 3 揺動選別装置 4 揚穀搬送部 5 混合米揚穀機 6 籾揚穀機 7 玄米揚穀機 8 籾ホッパ 9 籾摺ロ−ル 10 籾摺室 11 摺落米ラセン 12 摺落米風選箱体 13 バネ 14 摺落米ホッパ 15 摺落米風選路 16 粃米受樋 17 摺落米受樋 18 吸引フアン 19 排塵筒 20 摺落米流路 21 揺動選別板 22 揺動アーム 23 分配樋 24 分配ケース 25 玄米仕切板 26 籾仕切板 27 玄米取出樋 28 混合米取出樋 29 籾取出樋 30 玄米流路 31 混合米流路 32 籾流路 33 玄米切替弁 34 籾切替弁 35 グレンセンサ 36 シャッタ調節モータ 37 籾シャッタ 38 籾シャッタ開閉センサ 39 籾供給調節弁 40 ロール間隙調節モータ 41 ロール間隙調節手段 42 摺落米センサ 43 摺落米調節モータ 44 ポテンショメータ(摺落米調節弁開閉センサ) 45 摺落米調節弁 46 玄米側センサ 47 混合米側センサ 48a 籾側上センサ 48b 籾側下センサ 49 玄米切替モータ 50 リミットスイッチ 51 籾切替モータ 52 循環センサ 53 傾斜調節モータ 54 仕切板調節モータ 55 演算制御部 56 分配センサ 57 脱ぷ率センサ 58 脱ぷ率設定スイッチ 59 主モ−タ 60 負荷電流値 61 運転スイッチ 62 籾還元通路 63 第1モ−タ 64 揺動モ−タ
Claims (1)
- 【請求項1】 籾摺作業をする一対の籾摺ロ−ル9,9
からなる籾摺部1と、籾・玄米の混合米を選別する混合
米選別部とを具備し、混合米選別部での選別後の籾米を
主体とした穀粒を籾摺部1に還元して籾摺する籾摺選別
機において、籾摺部1の籾摺ロ−ル9,9の間隙を調節
するロール間隙調節手段41を調節制御して籾摺ロ−ル
の初期間隙を調節設定するにあたり、混合米選別部で選
別された籾摺部1への還元穀粒を、籾摺部1へ還元させ
ない状態で、籾摺ロ−ル9,9駆動用の主モ−タ59の
負荷電流を負荷電流センサ60で検出して、ロ−ル間隙
調節手段41を調節して籾摺ロ−ルの初期間隙設定する
することを特徴とする籾摺選別機の籾摺ロ−ル間隙調節
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31910891A JPH05146690A (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 籾摺選別機の籾摺ロ−ル間隙調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31910891A JPH05146690A (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 籾摺選別機の籾摺ロ−ル間隙調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05146690A true JPH05146690A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18106554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31910891A Pending JPH05146690A (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 籾摺選別機の籾摺ロ−ル間隙調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05146690A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103869134A (zh) * | 2014-03-31 | 2014-06-18 | 东南大学 | 一种电流互感器及基于神经网络的母线电流检测方法 |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP31910891A patent/JPH05146690A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103869134A (zh) * | 2014-03-31 | 2014-06-18 | 东南大学 | 一种电流互感器及基于神经网络的母线电流检测方法 |
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