JPH0866637A - 揺動選別装置の制御装置 - Google Patents

揺動選別装置の制御装置

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JPH0866637A
JPH0866637A JP20381094A JP20381094A JPH0866637A JP H0866637 A JPH0866637 A JP H0866637A JP 20381094 A JP20381094 A JP 20381094A JP 20381094 A JP20381094 A JP 20381094A JP H0866637 A JPH0866637 A JP H0866637A
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JP
Japan
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rice
brown rice
partition plate
plate
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Pending
Application number
JP20381094A
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English (en)
Inventor
Michikazu Iwai
通和 岩井
Kosaku Maeda
耕作 前田
Yuzumi Okada
柚実 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0866637A publication Critical patent/JPH0866637A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】揺動選別装置3の玄米仕切板18を自動制御す
る装置において、玄米仕切板18を揺動選別板15の横
方向の最揺上側15cよりも更に揺上側15cに移動調
節できる構成とし、揺動選別板15での選別初期に玄米
仕切板18に取り付けられている脱ぷ率センサ30を、
横方向の最揺上側15c端部に移動させて、揺動選別板
15における前記最揺上側15c部分の玄米分布流域か
ら玄米を脱ぷ率センサ30に取り込み検出された電圧値
を、籾・玄米判別の玄米基準電圧値とする。 【効果】揺動選別板15で選別される玄米に合致した基
準制御電圧値が設定されて、玄米仕切板18の調節精度
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、籾・玄米の混合米を
選別する揺動選別装置の玄米仕切板の制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】籾・玄米の混合米を選別する揺動選別装
置において、揺動選別板の分離選別状態を検出する籾・
玄米判別センサに光学素子を利用したものがある。この
ような籾・玄米判別センサにおいて、籾と玄米との判別
基準を設定する従来技術として、特開平3−2545号
公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術では、籾
摺ロ−ルで籾摺された摺落米のサンプル粒を、1粒ずつ
所定粒数になるまで、発光素子及び受光素子からなる脱
ぷ率センサに供給し、該発光素子の発光量を最低値から
増加側に光量調節し、増加調節のたび毎に、前記脱ぷ率
センサで所定粒数を測定して、その各測定値から測定分
布図を作成し、その作成分布した測定分布図のピ−ク値
が設定範囲内に達した状態で基準値を設定し、脱ぷ率の
測定を開始していた。
【0004】そのため、脱ぷ率センサの籾と玄米との判
別基準を設定するまでに時間がかかり、また、品種の変
更された場合には、正確な脱ぷ率が測定できないことが
あつた。そこで、この発明は、このような問題点を解消
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、揺動選別装置3と、揺
動選別装置3の揺動選別板15の縦方向の排出側に対向
して設けられていて、横方向に往復移動する玄米仕切板
18と、該玄米仕切板18を揺動選別板15の横方向の
最揺上側15cよりも更に揺上側15cに移動調節でき
る仕切板移動調節手段28とからなる揺動選別装置にお
いて、前記玄米仕切板18の揺下側15dに取り付けら
れていて揺動選別板15からの排出穀粒を受けて脱ぷ率
を測定できる脱ぷ率センサ30と、前記揺動選別板15
での選別初期に脱ぷ率センサ30を横方向の最揺上側1
5c端部に移動させることのできる脱ぷ率センサ30の
最揺上側移動手段と、脱ぷ率センサ30の前記最揺上側
15c部分の移動位置で取り込まれたサンプル粒に基づ
き測定される電圧値を玄米基準電圧値とする玄米基準電
圧設定手段と、該玄米基準電圧設定手段で設定された玄
米基準電圧値に基づいて玄米仕切板18を移動調節する
玄米仕切板移動調節手段と、からなる揺動選別装置の制
御装置の構成としたものである。
【0006】
【作用】揺動選別装置3の揺動選別板15に混合米が供
給され、横方向の斜め上下の往復運動がされると、揺動
選別板15における横方向の揺上側15cには玄米が偏
流分布し、揺下側15dには籾が偏流分布し、その中間
部には籾・玄米の混合米が偏流分布し、選別される。そ
して、選別作業の初期には、玄米仕切板18及び脱ぷ率
センサ30は、揺動選別板15における横方向の最揺上
側15c端部に移動されて、揺動選別板15の横方向の
揺上側15cに偏流分布している玄米が脱ぷ率センサ3
0に供給され、玄米の基準電圧値が設定される。次い
で、選別作業中には、脱ぷ率センサ30で測定された測
定電圧値と、前記のようにして設定された玄米の基準電
圧値とに基づき、玄米仕切板18の制御指令信号が出さ
れ、玄米仕切板18が移動調節される。
【0007】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図1に基づいて、籾摺選別機の全体構
成を説明する。籾摺をする籾摺部1,籾摺部1からの摺
落米を風選する摺落米風選部2,摺落米風選部2での風
選後の混合米を分離選別する揺動選別装置3,混合米揚
穀機4,玄米揚穀機5等により構成されている。
【0008】籾摺部1は、籾ホッパ6,籾摺ロ−ル7,
7の内装されている籾摺室8等で構成されている。摺落
米風選部2は、摺落米風選箱9,摺落米風選箱9内にお
いて後部下位から前部上位に向かって斜設されている摺
落米風選路10,粃受樋11,摺落米受樋12,吸引フ
アン13,排塵筒14等で構成されている。次に、図2
に基づき揺動選別装置3について説明する。15,1
5,…は揺動選別板で、その板面には選別用の凹凸が形
成されていて、縦方向一側が高い供給側15a、その反
対の他側が低い排出側15bとなり、供給側15aと排
出側15bとを結ぶ縦方向に対して直交する横方向の高
い一方側を揺上側15c、その反対側の低位側を揺下側
15dとして、揺動選別板15の縦方向及び横方向の2
方向ともに傾斜した構成とし、揺動選別板15は揺動選
別装置アーム・揺動装置で横方向斜め上下に往復揺動を
する構成である。
【0009】この揺動選別板15における縦方向の供給
側15aで、且つ、横方向の揺上側15c寄りの箇所に
構成されている供給口に、分配供給樋16及び分配ケー
ス17を経て混合米が供給される構成である。揺動選別
板15に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大
小,摩擦係数の大小等の関係で、比重の重い小形の玄米
は選別方向である横方向の揺上側15cに偏流分布し、
また、玄米に比較して大きく比重の軽い籾は、横方向の
揺下側15dに偏流分布し、また、その中間部には分離
されない籾・玄米の混合米が偏流分布し、これらの穀粒
は、揺動選別板15の排出側15bに対応して設けられ
ている玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られて取
り出される。このようにして取り出された玄米は、玄米
取出樋20,玄米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に
取り出され、また、混合米は混合米取出樋22,混合米
流路23,摺落米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホ
ッパ24,分配供給樋16,分配ケース17を経て、揺
動選別装置3に再度供給されて再選別され、また、籾は
籾取出樋25,籾流路26,籾揚穀機27を経て籾摺部
1に揚穀還元されて、再度の籾摺がされる構成である。
【0010】図1に示すように、玄米仕切板18は、揺
動選別板15の横方向中間部から揺上側15c端部より
もさらに揺上側15cに移動調節できる構成であり、こ
のように、玄米仕切板18が最揺上側15c側端部に移
動した状態では、揺動選別板15の全面に分布した穀粒
が、当該玄米仕切板18の揺下側15d側に位置し、全
穀粒を混合米流路23側に取り出しできる構成である。
【0011】この玄米仕切板18には、仕切板移動調節
手段28で揺上側15cから揺下側15dに往復移動調
節できる構成で、仕切板調節モ−タ29の正転あるいは
逆転で揺上側15cあるいは揺下側15dに移動調節さ
れる。玄米仕切板18の揺下側15dには、支持具を介
して脱ぷ率センサ30が設けられている。脱ぷ率センサ
30は単数あるいは複数の反射式あるいは透過式の光学
素子から構成されている。しかして、玄米仕切板18が
仕切板移動調節手段28により、揺動選別板15の揺上
側15c端部に移動されると、玄米仕切板18は揺動選
別板15の揺上側15c端部から更に揺上側15cに移
動し、前記の脱ぷ率センサ30は揺動選別板15の揺上
側15c端部に対応し、揺上側15c端部に分布した玄
米を脱ぷ率センサ30に取り込みできる構成である。な
お、31は揺上側リミットスイッチであり、32は揺下
側リミットスイッチである。
【0012】33は、玄米流路21に設けられた玄米切
替弁で、穀粒を機外取出側あるいは機内循環側に切り替
える。34は、玄米切替弁33を切り替える玄米切替弁
モ−タである。混合米流路23には、取り出された穀粒
を機内循環状態、あるいは、籾摺部1への還元状態に切
替る混合米切替弁35が設けられていて、この混合米切
替弁35は混合米切替弁モータ36により切り替えられ
る。
【0013】37は、制御部,演算部及びレジスタ部か
らなるCPU並びにプログラムメモリ及び演算用メモリ
のメモリ部から構成されている演算制御部である。演算
制御部37には、脱ぷ率センサ30,揺上側リミットス
イッチ31,揺下側リミットスイッチ32,主モ−タ4
2の負荷電流値を検出する負荷電流センサ44が、入力
インタ−フエイスを介して接続されており、また、演算
制御部37から出力インタ−フエイス(図示省略)を経
由して、仕切板調節モ−タ29,玄米切替弁モ−タ34
及び混合米切替弁モ−タ36に、夫れ夫れ制御指令信号
が出力される構成である。
【0014】次に、図4により演算制御部37の制御内
容を説明する。運転スイッチ(図示省略)をONすると
(ST10)、演算制御部37から負荷電流センサ44
に測定指令信号が出力されて、負荷電流センサ44で籾
摺選別機の無負荷状態(空運転)の負荷電流値Ioが測
定される(ST20)。次いで、籾摺部1の籾供給調節
弁43が所定量開かれ(ST30)、負荷電流センサ4
4で籾摺作業時の負荷電流値Iが検出される(ST4
0)。次いで、測定負荷電流値Iが籾摺基準負荷電流値
Io+αと比較され(ST50)、測定負荷電流値Iが
籾摺基準負荷電流値Io+αよりも大でない場合には、
再度負荷電流値Iが測定され、測定負荷電流値Iが籾摺
基準負荷電流値Io+αよりも大の場合には、玄米仕切
板18の最揺上側15cへの移動指令信号が出力され
て、仕切板調節モ−タ29が正転して、仕切板移動調節
手段28により、玄米仕切板18は揺上側15cへ移動
され、揺上側リミットスイッチ31の位置まで移動して
停止する(ST60)。この位置に移動した状態では、
脱ぷ率センサ30は揺動選別板15の揺上側15cに対
応して、玄米の分布流域から穀粒が流入する状態とな
る。次いで、サンプル測定指令信号が出されて、脱ぷ率
センサ30でサンプル粒の電圧値noが測定され(ST
70)、この測定電圧値noが玄米の基準電圧値に設定
される。
【0015】次いで、演算制御部37のタイマ−機能部
で計時されて、所定時間経過し、籾摺された混合米が、
揺動選別板15の揺上側15c及び揺下側15dの全域
に分布した状態となると(ST80)、仕切板調節モ−
タ29に揺下側15dへの移動指令信号が出力され、玄
米仕切板18は揺下側15dへ順次移動し、移動中に脱
ぷ率センサ30に測定指令信号が出され電圧値が測定さ
れ、順次演算制御部37の記憶部に記憶される。このよ
うに測定された電圧値の中で、最揺下側15d位置の測
定電圧値Nを籾基準電圧値とし、籾基準電圧値Nと前記
玄米基準電圧値noとの中間値(n+β)を、混合米基
準電圧値とし、制御基準値の設定が終了し、玄米仕切板
18は最揺上側15cへ移動される。(ST90)。
【0016】次いで、玄米仕切板18の揺下側15dへ
の移動指令信号が出されて、玄米仕切板18の制御が開
始される。玄米仕切板18及び脱ぷ率センサ30は揺下
側15dに移動し、その間に穀粒の電圧値が測定される
(ST100)。その測定電圧値nが前記の混合米基準
電圧値no+βと比較され(ST110)、測定電圧値
nが混合米基準値no+βより小の場合には、同方向に
移動を継続しながら測定が繰り返され、測定電圧値nが
混合米基準値no+βより大の場合には、測定電圧値n
は前記の籾基準電圧値Nと比較され、測定電圧値nが籾
基準電圧値Nより小の場合には、仕切板調節モ−タ29
への移動停止指令信号が出力されて停止し、玄米仕切板
18及び脱ぷ率センサ30はその位置に停止する(ST
130)。また、測定電圧値nが籾基準電圧値Nより大
の場合には、仕切板調節モ−タ29に揺上側15cへの
移動指令信号が出力され、玄米仕切板18及び脱ぷ率セ
ンサ30は揺上側15cに移動され、測定値nが籾基準
電圧値Nより小になると停止する(ST140)。
【0017】なお、前記ST130のステップまで移行
し、揺動選別板15での選別状態及び玄米仕切板18の
穀粒の仕切状態が安定すると、制御指令信号が出され
て、機内循環状態にあつた玄米切替弁33が、玄米切替
弁モ−タ34で機外排出側に切り替えられ、また、籾摺
部1への還元状態にあつた混合米切替弁35が、機内循
環側に切り替えられ、籾摺選別機が籾摺作業状態にな
る。
【0018】次に、図5について説明する。前記の実施
例に、次の構成を付加して、揺動選別板15の傾斜制御
を追加してもよい。即ち、揺動選別板15の排出側15
bの揺上側15c及び揺下側15dの側壁部分に、揺上
側層厚検出センサ45及び揺下側層厚検出センサ46を
設け、揺動選別板15の横方向の傾斜角度を傾斜調節手
段47及び傾斜調節モ−タ48を設けて、揺上側層厚検
出センサ45及び揺下側層厚検出センサ46に所定の穀
粒層となるように調節制御する構成とし、この揺下側層
厚検出センサ46を有効に活用して、前記実施例のST
80のステップに替えて、揺下側層厚検出センサ46が
穀粒を検出した時に、揺動選別板15の揺上側15c及
び揺下側15dの全域に穀粒が分布したものと判断し、
次のステップに移行する構成としてもよい。このように
構成すると、揺動選別板15の全域への穀粒分布を確実
に知ることができて、選別制御の精度が向上する。
【0019】次に、図6について説明する。玄米仕切板
18は前記の実施例と同様に、仕切板移動調節手段28
及び仕切板調節モ−タ29で移動調節自在に構成されて
いる。玄米仕切板18の移動位置上方には、玄米仕切板
18の移動位置を検出できる仕切板位置センサ38が設
けられている。この仕切板位置センサ38の検出位置情
報が、演算制御部37に入力されると、検出位置情報と
基準位置情報とが比較されて、基準位置情報より玄米仕
切板18が揺上側15cに位置している場合には、揺動
選別板15上の穀粒の脱ぷ率が低下していて選別能率が
上がらないと判断し、混合米切替弁35の籾摺部1側へ
の還元指令信号が出されて、混合米切替弁モ−タ36で
混合米切替弁35が機内循環状態から、籾摺部1への還
元状態へ切り替えられる。しかして、揺動選別板15の
横方向の中間部から取り出される混合米は、籾摺部1に
還元されて籾摺され、新規に籾摺された穀粒と共に揺動
選別板15に供給され、揺動選別板15の穀粒の脱ぷ率
が向上する。すると、玄米仕切板18の制御において、
玄米仕切板18を揺下側15dに移動できて、玄米仕切
量が増加し、選別能率が向上する。
【0020】次に、図7について説明する。籾摺部1の
籾ホッパ6には、上穀粒センサ39及び下穀粒センサ4
0を設けている。41は、作業の一時中止か、全作業終
了かを切り替えできる作業終了切替スイッチである。こ
れらの上穀粒センサ39,下穀粒センサ40,作業終了
切替スイッチ41は、入力インタ−フエイスを介して、
演算制御部37に接続されている。また、演算制御部3
7から出力インタ−フエイスを経由して、アクチュエ−
タにそれぞれ制御指令信号が出力される構成である。
【0021】次に、演算制御部37の制御内容について
説明する。作業終了切替スイッチ41を作業の一時中止
側か、あるいは、全作業終了側に切り替えて、運転スイ
ッチ(図示省略)をONして、籾摺作業を開始する。作
業終了切替スイッチ41が一時中止側であると、上穀粒
センサ39の穀粒無し検出及び下穀粒センサ40の穀粒
無しを検出し作業終了を検出すると、一時中止と判断
し、演算制御部37から駆動停止指令信号が出されて、
主モ−タ42が停止し、回転各部が停止する。すると、
籾摺部1の籾摺ロ−ル7,7のロ−ル間隙は、作業時の
間隙のままで停止され、また、揺動選別板15上には被
選別穀粒が全面に分布している状態で停止する。
【0022】次いで、籾ホッパ6に籾が供給され、籾供
給調節弁43が開けられて、籾摺作業が再開されると、
籾摺ロ−ル7,7は前作業時のロ−ル間隙で再開されて
籾摺され、また、揺動選別板15には、前作業中止時に
溜っている混合米が、混合米ホッパ24,分配供給樋1
6,分配ケ−ス17を経て供給され、籾摺選別作業が連
続して円滑に再開される。
【0023】また、作業終了切替スイッチ41が全作業
終了側であると、上穀粒センサ39の穀粒無し検出及び
下穀粒センサ40の穀粒無しの検出されると、前作業の
終了と判断して、演算制御部37から残米処理の指令信
号が出される。この残米処理は、例えば、次のようにし
て行われる。即ち、演算制御部37から玄米仕切板18
の最揺上側移動指令信号,玄米切替弁33の機内循環側
への切替指令信号及び混合米切替弁35の籾摺部1への
還元側への切替指令信号が出される。すると、仕切板調
節モ−タ29を介して、玄米仕切板18が最揺上側に移
動され、玄米切替弁33が機内循環側へ切替られ、混合
米切替弁35が籾摺部1への還元側へ切替られる。する
と、揺動選別板15から排出された穀粒全量が、籾摺部
1に還元されて籾摺される。この作業が所定時間継続さ
れると、揺動選別板15に供給された穀粒は、籾摺部1
に数回還元されて籾摺され、全穀粒が籾摺されて玄米に
なる。次いで、玄米仕切板18の揺下側移動指令信号,
玄米切替弁33の機外取出側への切替指令信号及び混合
米切替弁35の機内循環側への切替指令信号が出され
て、玄米仕切板18が揺下側に移動され、玄米切替弁3
3が機外取出側へ切替られ、混合米切替弁35が機内循
環側に切替られる。しかして、玄米仕切板18の揺上側
で仕切られた玄米は、玄米取出樋20,玄米流路21を
経て、玄米揚穀機5から機外に取り出され、主モ−タ4
2は停する。このように、籾摺作業を終了させる場合に
は、自動的に残米処理がされるので、操作が簡単とな
る。
【0024】次に、図1に示す実施例の作用について説
明する。籾摺作業をする場合には、籾摺部1の籾ホッパ
6に原籾を供給し、電源スイッチ(図示省略)及び運転
スイッチ(図示省略)をONし、籾摺選別機の回転各部
を駆動する。すると、籾ホッパ6から籾摺部1の籾摺ロ
ール7,7に供給された籾は籾摺され、下方の摺落米風
選路10に供給されて風選され、軽い籾殻は吸引フアン
13,排塵筒14を経て機外に排出され、重い玄米及び
籾の混合米は、摺落米受樋12に落下選別される。摺落
米受樋12に落下選別された混合米は、混合米揚穀機4
で揚穀され、混合米ホッパ24,分配供給樋16,分配
ケース17を経て、揺動選別板15,15,…に供給さ
れる。
【0025】揺動選別板15,15,…が横方向斜上下
に往復揺動されると、混合米は粒形の大小、比重の大
小、摩擦係数の大小等の関係で、小さくて比重の重い玄
米は横方向揺上側15cに偏流分布し、また、玄米に比
較して大きく比重の軽い籾は横方向揺下側15dに偏流
分布し、また、その中間部には分離されない籾と玄米の
混合米が偏流分布する。揺動選別板15,15,…の縦
方向排出側15bは、玄米仕切板18及び籾仕切板19
で仕切られているので、玄米は玄米取出樋20,玄米流
路21及び玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,混合
米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋16及び分
配ケ−ス17を経て再度揺動選別板15に供給されて再
選別され、また、籾は籾取出樋25,籾流路26及び籾
揚穀機27を経て再度籾摺部1に還元されて籾摺され
る。
【0026】
【発明の効果】この発明は、上述のように、選別作業の
初期には、玄米仕切板18及びその揺下側に取り付けら
れている脱ぷ率センサ30は、揺動選別板15の横方向
の最揺上側15c端部に移動されて、揺動選別板15の
横方向の揺上側15cに偏流分布している玄米が脱ぷ率
センサ30に流入して、玄米の基準制御電圧値が設定さ
れ、それにより玄米仕切板18が移動調節されるので、
揺動選別板15で選別される穀粒の玄米に合致した基準
制御電圧値が設定されることになり、玄米仕切板18の
調節精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の切断側面図
【図2】斜視図
【図3】ブロック図
【図4】フロ−チャ−ト
【図5】切断側面図及びブロック図
【図6】切断側面図及びブロック図
【図7】切断側面図及びブロック図
【符号の説明】
1 籾摺部 2 摺落米風選部 3 揺動選別装置 4 混合米揚穀機 5 玄米揚穀機 6 籾ホッパ 7 籾摺ロール 8 籾摺室 9 摺落米風選箱 10 摺落米風選路 11 粃受樋 12 摺落米受樋 13 吸引フアン 14 排塵筒 15 揺動選別板 16 分配供給樋 17 分配ケース 18 玄米仕切板 19 籾仕切板 20 玄米取出樋 21 玄米流路 22 混合米取出樋 23 混合米流路 24 混合米ホッパ 25 籾取出樋 26 籾流路 27 籾揚穀機 28 仕切板移動調節手段 28 仕切板調節モ−タ 29 仕切板調節モ−タ 30 脱ぷ率センサ 31 揺上側リミットスイッチ 32 揺下側リミットスイッチ 33 玄米切替弁 34 玄米切替弁モ−タ 35 混合米切替弁 36 混合米切替弁モ−タ 37 演算制御部 38 仕切板位置センサ 39 上穀粒センサ 40 下穀粒センサ 41 作業終了切替スイッチ 42 主モ−タ 43 籾供給調節弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】揺動選別装置3と、揺動選別装置3の揺動
    選別板15の縦方向の排出側に対向して設けられてい
    て、横方向に往復移動する玄米仕切板18と、該玄米仕
    切板18を揺動選別板15の横方向の最揺上側15cよ
    りも更に揺上側15cに移動調節できる仕切板移動調節
    手段28とからなる揺動選別装置において、前記玄米仕
    切板18の揺下側15dに取り付けられていて揺動選別
    板15からの排出穀粒を受けて脱ぷ率を測定できる脱ぷ
    率センサ30と、前記揺動選別板15での選別初期に脱
    ぷ率センサ30を横方向の最揺上側15c端部に移動さ
    せることのできる脱ぷ率センサ30の最揺上側移動手段
    と、脱ぷ率センサ30の前記最揺上側15c部分の移動
    位置で取り込まれたサンプル粒に基づき測定される電圧
    値を玄米基準電圧値とする玄米基準電圧設定手段と、該
    玄米基準電圧設定手段で設定された玄米基準電圧値に基
    づいて玄米仕切板18を移動調節する玄米仕切板移動調
    節手段と、からなる揺動選別装置の制御装置。
JP20381094A 1994-08-29 1994-08-29 揺動選別装置の制御装置 Pending JPH0866637A (ja)

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