JPH07919A - 揺動選別装置の選別特性判断装置 - Google Patents
揺動選別装置の選別特性判断装置Info
- Publication number
- JPH07919A JPH07919A JP14167593A JP14167593A JPH07919A JP H07919 A JPH07919 A JP H07919A JP 14167593 A JP14167593 A JP 14167593A JP 14167593 A JP14167593 A JP 14167593A JP H07919 A JPH07919 A JP H07919A
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- sensor
- rocking
- swing
- shaking
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Abstract
(57)【要約】
【構成】揺動選別板15を縦方向及び横方向共に傾斜
し、横方向に斜め上下の往復動をながら混合米を選別す
る揺動選別装置において、揺動選別板15の横方向揺下
側15dにおける供給側15aから排出側15bにかけ
て設けられていて高低の穀粒層厚を検出できる揺下側第
1センサLS1,揺下側第2センサLS2及び揺下側第
3センサLS3を設け、揺動選別板15の横方向の揺上
側における供給側15aから排出側15bにかけて設け
られていて高低の穀粒層厚を検出できる揺上側第1セン
サLS4,揺上側第2センサLS5及び揺上側第3セン
サLS6を設けて、これらのセンサ群の検出結果により
穀粒の選別分離特性を判断する。 【効果】自動的に穀粒の選別分離特性を判断でき、穀粒
の選別分離特性に応じた選別をすることができる。
し、横方向に斜め上下の往復動をながら混合米を選別す
る揺動選別装置において、揺動選別板15の横方向揺下
側15dにおける供給側15aから排出側15bにかけ
て設けられていて高低の穀粒層厚を検出できる揺下側第
1センサLS1,揺下側第2センサLS2及び揺下側第
3センサLS3を設け、揺動選別板15の横方向の揺上
側における供給側15aから排出側15bにかけて設け
られていて高低の穀粒層厚を検出できる揺上側第1セン
サLS4,揺上側第2センサLS5及び揺上側第3セン
サLS6を設けて、これらのセンサ群の検出結果により
穀粒の選別分離特性を判断する。 【効果】自動的に穀粒の選別分離特性を判断でき、穀粒
の選別分離特性に応じた選別をすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、籾・玄米の混合米を
選別する揺動選別装置において、穀粒の選別分離特性を
判断する判断装置に関する。
選別する揺動選別装置において、穀粒の選別分離特性を
判断する判断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】籾・玄米の混合米を選別分離する揺動選
別装置において、揺動選別板の選別分類状態をセンサで
検出して、揺動選別板への穀粒供給量の調節,揺動選別
板の傾斜角度の調節,玄米仕切板の調節等をしながら選
別作業をするものがある。
別装置において、揺動選別板の選別分類状態をセンサで
検出して、揺動選別板への穀粒供給量の調節,揺動選別
板の傾斜角度の調節,玄米仕切板の調節等をしながら選
別作業をするものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、揺動選別
板に配置されていて高低の穀粒層厚を検出できるセンサ
及び揺動選別板の選別状態を検出する籾・玄米判別セン
サの検出結果から、穀粒の選別分離特性を判断し、揺動
選別板での選別能率及び選別精度を確保しようとするも
のである。
板に配置されていて高低の穀粒層厚を検出できるセンサ
及び揺動選別板の選別状態を検出する籾・玄米判別セン
サの検出結果から、穀粒の選別分離特性を判断し、揺動
選別板での選別能率及び選別精度を確保しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、揺動選別板15の縦方
向の一側を高い供給側15aとしその反対の他側を低い
排出側15bとし、横方向の一方側を高い揺上側15c
としその反対の他側を低い揺下側15dとして、揺動選
別板15を横方向の斜め上下に往復動する揺動選別装置
と、揺動選別板15の横方向揺下側15dにおける供給
側15aから排出側15bにかけて設けられていて高低
の穀粒層厚を検出できる揺下側の複数のセンサLS1,
LS2,…と、揺動選別板15の横方向の揺上側15c
における供給側15aから排出側15bにかけて設けら
れていて高低の穀粒層厚を検出できる揺上側の複数の第
1センサLS4,LS5,…と、揺動選別板15の排出
側15bの選別状態を検出する籾・玄米判別センサ33
と、揺動選別板15の穀粒少量供給状態における前記揺
下側の複数のセンサLS1,LS2,…の穀粒層厚検出
時における前記籾・玄米判別センサ33の検出値と、揺
動選別板15の穀粒多量供給状態における揺上の複数の
センサLS4,LS5,…の穀粒層厚の検出時における
前記籾・玄米判別センサ33の検出値の変化から穀粒の
選別分離特性を判断する選別特性判断手段とからなる揺
動選別装置の選別特性判断装置としたものである。
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、揺動選別板15の縦方
向の一側を高い供給側15aとしその反対の他側を低い
排出側15bとし、横方向の一方側を高い揺上側15c
としその反対の他側を低い揺下側15dとして、揺動選
別板15を横方向の斜め上下に往復動する揺動選別装置
と、揺動選別板15の横方向揺下側15dにおける供給
側15aから排出側15bにかけて設けられていて高低
の穀粒層厚を検出できる揺下側の複数のセンサLS1,
LS2,…と、揺動選別板15の横方向の揺上側15c
における供給側15aから排出側15bにかけて設けら
れていて高低の穀粒層厚を検出できる揺上側の複数の第
1センサLS4,LS5,…と、揺動選別板15の排出
側15bの選別状態を検出する籾・玄米判別センサ33
と、揺動選別板15の穀粒少量供給状態における前記揺
下側の複数のセンサLS1,LS2,…の穀粒層厚検出
時における前記籾・玄米判別センサ33の検出値と、揺
動選別板15の穀粒多量供給状態における揺上の複数の
センサLS4,LS5,…の穀粒層厚の検出時における
前記籾・玄米判別センサ33の検出値の変化から穀粒の
選別分離特性を判断する選別特性判断手段とからなる揺
動選別装置の選別特性判断装置としたものである。
【0005】
【作用】選別作業開始時には、所定傾斜の揺動選別板1
5に穀粒の少量供給がされながら、揺動選別板15の横
方向揺下側15dにおける供給側15aから排出側15
bにかけて設けられていて複数のセンサLS1,LS
2,…が所定の穀粒層厚を検出すると、籾・玄米判別セ
ンサ33で選別状態が検出され、次いで、多量供給時の
揺動選別板15の横方向の揺上側15cにおける供給側
15aから排出側15bにかけて設けられていて複数の
センサLS4,LS5,…の所定穀粒層厚の検出する
と、籾・玄米判別センサ33で選別状態が検出される。
そして、籾・玄米判別センサ33の少量供給状態の検出
結果及び多量供給状態の検出結果に基づいて、穀粒の選
別分離特性が判断される。
5に穀粒の少量供給がされながら、揺動選別板15の横
方向揺下側15dにおける供給側15aから排出側15
bにかけて設けられていて複数のセンサLS1,LS
2,…が所定の穀粒層厚を検出すると、籾・玄米判別セ
ンサ33で選別状態が検出され、次いで、多量供給時の
揺動選別板15の横方向の揺上側15cにおける供給側
15aから排出側15bにかけて設けられていて複数の
センサLS4,LS5,…の所定穀粒層厚の検出する
と、籾・玄米判別センサ33で選別状態が検出される。
そして、籾・玄米判別センサ33の少量供給状態の検出
結果及び多量供給状態の検出結果に基づいて、穀粒の選
別分離特性が判断される。
【0006】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図1に基づいて籾摺選別機の全体構成
について説明する。籾摺選別機は、籾摺をする籾摺部
1、籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選部2、
摺落米風選部2での風選後の混合米を分離選別する揺動
選別装置3、混合米揚穀機4、玄米揚穀機5等により構
成されている。
説明する。まず、図1に基づいて籾摺選別機の全体構成
について説明する。籾摺選別機は、籾摺をする籾摺部
1、籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選部2、
摺落米風選部2での風選後の混合米を分離選別する揺動
選別装置3、混合米揚穀機4、玄米揚穀機5等により構
成されている。
【0007】籾摺部1は、籾ホッパ6,籾摺ロ−ル7,
7の内装されている籾摺室8等で構成されている。摺落
米風選部2は、摺落米風選箱9,摺落米風選箱9内にお
いて後部下位から前部上位に向かって斜設されている摺
落米風選路10,粃受樋11,摺落米受樋12,吸引フ
アン13,排塵筒14等で構成されている。次に、図2
に基づき揺動選別装置3について説明する。15は揺動
選別板で、その板面には選別用の凹凸が形成されてい
て、縦方向一側が高い供給側15a、その反対の他側が
低い排出側15bとなり、供給側15aと排出側15b
とを結ぶ縦方向に対して直交する横方向の一方側を高い
揺上側15c、その反対側の低位側を揺下側15dとし
て、揺動選別板15の縦方向及び横方向の2面ともに傾
斜した構成として、揺動選別板15は揺動アーム・揺動
装置で横方向に斜め上下の往復揺動をする構成である。
7の内装されている籾摺室8等で構成されている。摺落
米風選部2は、摺落米風選箱9,摺落米風選箱9内にお
いて後部下位から前部上位に向かって斜設されている摺
落米風選路10,粃受樋11,摺落米受樋12,吸引フ
アン13,排塵筒14等で構成されている。次に、図2
に基づき揺動選別装置3について説明する。15は揺動
選別板で、その板面には選別用の凹凸が形成されてい
て、縦方向一側が高い供給側15a、その反対の他側が
低い排出側15bとなり、供給側15aと排出側15b
とを結ぶ縦方向に対して直交する横方向の一方側を高い
揺上側15c、その反対側の低位側を揺下側15dとし
て、揺動選別板15の縦方向及び横方向の2面ともに傾
斜した構成として、揺動選別板15は揺動アーム・揺動
装置で横方向に斜め上下の往復揺動をする構成である。
【0008】図1に示すように、摺落米風選部2での風
選後の摺落米は、混合米揚穀機4,分配樋16及び分配
ケース17を経て、揺動選別板15における縦方向の供
給側15aで、且つ、横方向の揺下側15d寄りの供給
口から揺動選別板15に供給される構成である。揺動選
別板15に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大
小,摩擦係数の大小等の関係で、比重の重い小形の玄米
は横方向の揺上側15cに偏流分布し、玄米に比較して
大きく比重の軽い籾は、横方向の揺下側15dに偏流分
布し、その中間部には分離されない籾・玄米の混合米が
偏流分布する。このように偏流分布した穀粒は、揺動選
別板15の排出側15bに対向して設けられている玄米
仕切板18及び籾仕切板19で、仕切られて取り出され
る。このようにして取り出された玄米は、玄米取出樋2
0,玄米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出さ
れ、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,混合
米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配樋16,分配ケー
ス17を経て、揺動選別板15に再度供給されて再選別
され、また、籾は籾取出樋25,籾流路26,籾揚穀機
27(図1の紙面と直交する方向に混合米揚穀機4と並
列配置されている。)を経て、籾摺部1に揚穀還元され
て、再度の籾摺がされる構成である。
選後の摺落米は、混合米揚穀機4,分配樋16及び分配
ケース17を経て、揺動選別板15における縦方向の供
給側15aで、且つ、横方向の揺下側15d寄りの供給
口から揺動選別板15に供給される構成である。揺動選
別板15に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大
小,摩擦係数の大小等の関係で、比重の重い小形の玄米
は横方向の揺上側15cに偏流分布し、玄米に比較して
大きく比重の軽い籾は、横方向の揺下側15dに偏流分
布し、その中間部には分離されない籾・玄米の混合米が
偏流分布する。このように偏流分布した穀粒は、揺動選
別板15の排出側15bに対向して設けられている玄米
仕切板18及び籾仕切板19で、仕切られて取り出され
る。このようにして取り出された玄米は、玄米取出樋2
0,玄米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出さ
れ、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,混合
米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配樋16,分配ケー
ス17を経て、揺動選別板15に再度供給されて再選別
され、また、籾は籾取出樋25,籾流路26,籾揚穀機
27(図1の紙面と直交する方向に混合米揚穀機4と並
列配置されている。)を経て、籾摺部1に揚穀還元され
て、再度の籾摺がされる構成である。
【0009】玄米仕切板18は仕切板移動調節手段28
で揺動選別板15の横方向に移動調節できる構成で、仕
切板調節モ−タ29を正転あるいは逆転することによ
り、玄米仕切板18を横方向の揺上側15cあるいは揺
下側15dに移動調節できる。混合米ホッパ24には、
穀粒の繰出量を調節する繰出調節弁(図示省略)が設け
られていて、供給量調節モータ30で繰出量を調節でき
ると共に、供給量センサ31で供給量を検出できる構成
である。また、玄米取出樋20には、取り出された穀粒
を玄米揚穀機5側の機外取出状態に切替たり、あるい
は、混合米ホッパ24に循環する機内循環状態に切替る
玄米切替弁31が設けられていて、この玄米切替弁31
は玄米切替弁モータ(図示省略)で切替られる構成で、
玄米切替弁センサ(図示省略)でいずれの側に切替られ
ているかを検出できる構成である。
で揺動選別板15の横方向に移動調節できる構成で、仕
切板調節モ−タ29を正転あるいは逆転することによ
り、玄米仕切板18を横方向の揺上側15cあるいは揺
下側15dに移動調節できる。混合米ホッパ24には、
穀粒の繰出量を調節する繰出調節弁(図示省略)が設け
られていて、供給量調節モータ30で繰出量を調節でき
ると共に、供給量センサ31で供給量を検出できる構成
である。また、玄米取出樋20には、取り出された穀粒
を玄米揚穀機5側の機外取出状態に切替たり、あるい
は、混合米ホッパ24に循環する機内循環状態に切替る
玄米切替弁31が設けられていて、この玄米切替弁31
は玄米切替弁モータ(図示省略)で切替られる構成で、
玄米切替弁センサ(図示省略)でいずれの側に切替られ
ているかを検出できる構成である。
【0010】混合米の偏流分布流域にはセンサケ−ス3
2が配置されていて、玄米仕切板18と籾仕切板19と
の間を流下した穀粒が、センサケース32に流入する構
成である。このセンサケース32内には、複数の反射式
あるいは透過式の光学素子からなる籾・玄米判別センサ
33が設けられている。このセンサケース32は、セン
サ移動手段34で揺動選別板15の横方向に往復動でき
る構成で、センサ移動モータ35を正転あるいは逆転す
ることにより、籾・玄米判別センサ33を玄米仕切板1
8と籾仕切板19との間を所定速度で往復動できる構成
である。なお、この実施例では、揺動選別板15の混合
米分布流域に対向して籾・玄米判別センサ33を設けて
いるが、揺動選別板15の排出側15bの板面上の穀粒
を検出する構成としてもよく、玄米仕切板18に対して
固定状態に構成するものでもよく、この実施例に限定さ
れるものではない。
2が配置されていて、玄米仕切板18と籾仕切板19と
の間を流下した穀粒が、センサケース32に流入する構
成である。このセンサケース32内には、複数の反射式
あるいは透過式の光学素子からなる籾・玄米判別センサ
33が設けられている。このセンサケース32は、セン
サ移動手段34で揺動選別板15の横方向に往復動でき
る構成で、センサ移動モータ35を正転あるいは逆転す
ることにより、籾・玄米判別センサ33を玄米仕切板1
8と籾仕切板19との間を所定速度で往復動できる構成
である。なお、この実施例では、揺動選別板15の混合
米分布流域に対向して籾・玄米判別センサ33を設けて
いるが、揺動選別板15の排出側15bの板面上の穀粒
を検出する構成としてもよく、玄米仕切板18に対して
固定状態に構成するものでもよく、この実施例に限定さ
れるものではない。
【0011】また、揺動選別板15の横方向の揺下側1
5dにおける供給側15a,中途部,排出側15bに
は、穀粒層厚の高低を検出できる揺下側第1センサLS
1,揺下側第2センサLS2,揺下側第3センサLS3
を夫れ夫れ配置している。また、揺動選別板15の横方
向の揺上側15cにおける供給側15a,中途部,排出
側15bには、揺上側第1センサLS4,揺上側第2セ
ンサLS5,揺上側第3センサLS6が夫れ夫れ設けら
れている。なお、これらのセンサ群は穀粒層厚の高低の
変化を検出できる構成としてもよい。
5dにおける供給側15a,中途部,排出側15bに
は、穀粒層厚の高低を検出できる揺下側第1センサLS
1,揺下側第2センサLS2,揺下側第3センサLS3
を夫れ夫れ配置している。また、揺動選別板15の横方
向の揺上側15cにおける供給側15a,中途部,排出
側15bには、揺上側第1センサLS4,揺上側第2セ
ンサLS5,揺上側第3センサLS6が夫れ夫れ設けら
れている。なお、これらのセンサ群は穀粒層厚の高低の
変化を検出できる構成としてもよい。
【0012】この籾・玄米判別センサ33,揺下側第1
センサLS1,揺下側第2センサLS2,揺下側第3セ
ンサLS3,揺上側第1センサLS4,揺上側第2セン
サLS5,揺上側第3センサLS6,供給量検出センサ
LS20,玄米切替弁センサ(図示省略),学習機能選
択スイッチ36の検出情報は、入力インタ−フェイスを
経由して、制御部,演算部及びレジスタ部からなるCP
U並びにプログラムメモリ,演算用メモリ及び制御関数
メモリのメモリ部から構成されている演算制御部37に
入力される構成であり、演算制御部37と学習選択回路
38との間では相互に情報の入出力がされる構成であ
る。
センサLS1,揺下側第2センサLS2,揺下側第3セ
ンサLS3,揺上側第1センサLS4,揺上側第2セン
サLS5,揺上側第3センサLS6,供給量検出センサ
LS20,玄米切替弁センサ(図示省略),学習機能選
択スイッチ36の検出情報は、入力インタ−フェイスを
経由して、制御部,演算部及びレジスタ部からなるCP
U並びにプログラムメモリ,演算用メモリ及び制御関数
メモリのメモリ部から構成されている演算制御部37に
入力される構成であり、演算制御部37と学習選択回路
38との間では相互に情報の入出力がされる構成であ
る。
【0013】また、演算制御部37から出力インタ−フ
ェイスを経由して、揺動選別板15の横方向の傾斜角度
を調節する選別板角度調節モータ39,供給量調節モー
タ30,玄米仕切板調節モータ29,センサ移動モータ
35及び玄米切替弁モータ(図示省略)に、夫れ夫れ制
御指令信号が出力される構成である。次に、次に、演算
制御部37の制御内容について説明する。 揺動選別板15での選別作業開始時には、まず、玄米
切替弁31に対して機内循環の切替指令信号が出力され
て、玄米切替弁モータ(図示省略)により玄米切替弁3
1が機内循環側に切り替えられ、選別板角度調節モータ
39に標準角度の制御指令信号が出力されて、揺動選別
板15の傾斜角度が標準傾斜(調節範囲の中間の角度)
に調節され、供給量調節モータ30に標準供給指令信号
が出力されて、混合米ホッパ24から揺動選別板15の
供給側15aで且つ揺下側15dに穀粒が供給される。 揺動選別板15に順次穀粒が供給されて、揺下側第1
センサLS1,揺下側第2センサLS2及び揺下側第3
センサLS3が共に高い穀粒層厚を検出し、揺上側第1
センサLS4,揺上側第2センサLS5及び揺上側第3
センサLS6が低い穀粒層厚を検出した時に、横方向に
往復動していて任意位置にある籾・玄米判別センサ33
が、検出値V0を検出し記憶する。 次いで、供給量増加指令信号が出力されて、供給量調
節モータ30により供給調節弁(図示省略)を所定量ず
つ増加側に調節し、揺上側第3センサLS6が高い穀粒
層厚を検出した状態で、前記の検出位置に移動したとき
において籾・玄米判別センサ33が検出値V6を検出し
てそれを記憶する。そして、その検出値について、「V
6≧V0+α(αは実験値)」の関係が成り立つとき
は、穀粒の選別分離特性が良いと判断する。
ェイスを経由して、揺動選別板15の横方向の傾斜角度
を調節する選別板角度調節モータ39,供給量調節モー
タ30,玄米仕切板調節モータ29,センサ移動モータ
35及び玄米切替弁モータ(図示省略)に、夫れ夫れ制
御指令信号が出力される構成である。次に、次に、演算
制御部37の制御内容について説明する。 揺動選別板15での選別作業開始時には、まず、玄米
切替弁31に対して機内循環の切替指令信号が出力され
て、玄米切替弁モータ(図示省略)により玄米切替弁3
1が機内循環側に切り替えられ、選別板角度調節モータ
39に標準角度の制御指令信号が出力されて、揺動選別
板15の傾斜角度が標準傾斜(調節範囲の中間の角度)
に調節され、供給量調節モータ30に標準供給指令信号
が出力されて、混合米ホッパ24から揺動選別板15の
供給側15aで且つ揺下側15dに穀粒が供給される。 揺動選別板15に順次穀粒が供給されて、揺下側第1
センサLS1,揺下側第2センサLS2及び揺下側第3
センサLS3が共に高い穀粒層厚を検出し、揺上側第1
センサLS4,揺上側第2センサLS5及び揺上側第3
センサLS6が低い穀粒層厚を検出した時に、横方向に
往復動していて任意位置にある籾・玄米判別センサ33
が、検出値V0を検出し記憶する。 次いで、供給量増加指令信号が出力されて、供給量調
節モータ30により供給調節弁(図示省略)を所定量ず
つ増加側に調節し、揺上側第3センサLS6が高い穀粒
層厚を検出した状態で、前記の検出位置に移動したとき
において籾・玄米判別センサ33が検出値V6を検出し
てそれを記憶する。そして、その検出値について、「V
6≧V0+α(αは実験値)」の関係が成り立つとき
は、穀粒の選別分離特性が良いと判断する。
【0014】同様にして、揺上側第2センサLS5が高
い穀粒層厚を検出すると、前記の検出位置において、籾
・玄米判別センサ33が検出値をV5を検出してそれを
記憶し、「V5≧V0+α2(α2は実験値)」の関係
が成り立つときは穀粒の選別分離特性が良いと判断し、
同様にして、揺上側第1センサLS4が高い穀粒層厚を
検出すると、前記の検出位置において、籾・玄米判別セ
ンサ33が検出値V4を検出してそれを記憶し、「V4
≧V0+α3(α3は実験値)」の関係が成り立つとき
は穀粒の選別分離特性が良いと判断する。
い穀粒層厚を検出すると、前記の検出位置において、籾
・玄米判別センサ33が検出値をV5を検出してそれを
記憶し、「V5≧V0+α2(α2は実験値)」の関係
が成り立つときは穀粒の選別分離特性が良いと判断し、
同様にして、揺上側第1センサLS4が高い穀粒層厚を
検出すると、前記の検出位置において、籾・玄米判別セ
ンサ33が検出値V4を検出してそれを記憶し、「V4
≧V0+α3(α3は実験値)」の関係が成り立つとき
は穀粒の選別分離特性が良いと判断する。
【0015】なお、このような穀粒の選別分離特性の判
断にあたり、上述のように、揺下側センサLS1,LS
2,LS3の穀粒検出状態、並びに、揺上側センサLS
4,LS5,LS6の夫れ夫れの検出状態における籾・
玄米判別センサ33の検出結果により、選別分離特性の
良否を判断してもよいが、これらの揺上側センサLS
4,LS5,LS6の検出結果に基づく前記の計算式の
成立ち具合の多少により、選別分離特性のランクを上下
複数に設定する構成としてもよい。 しかし、前述の選別分離特性の判断にあたり、揺動
選別板15の少量供給状態から多量供給状態への変化に
際し、穀粒の分布状態の変化が直線的に変化せず非線形
状態(例えば、穀粒の多量供給時の分布状態の変化が、
揺上側第3センサLS6が高い層厚を検出し、次いで揺
上側第2センサLS5,揺上側第1センサLS4が高い
層厚を検出するように、直線的な分布状態の変化に対し
て、揺上側第3センサLS6が高い層厚を検出し、次い
で揺上側第2センサLS5の高い層厚検出がないのに、
揺上側第1センサLS4が高い層厚を検出するような)
で検出値が変化する場合には、これらの検出値(V6,
V5,V4)の相互比較をして、選別分離特性を次のよ
うに判断する。即ち、これらの検出値が、「V6≦V5
≦V,V6≦V5≧V4,V6≦V4」のいずれかの関
係にある場合には、穀粒の選別分離特性が悪いと判断
し、また、「V6≧V5≦V4,V6≧V4」の関係に
ある場合には、穀粒の選別分離特性が良いと判断する。
断にあたり、上述のように、揺下側センサLS1,LS
2,LS3の穀粒検出状態、並びに、揺上側センサLS
4,LS5,LS6の夫れ夫れの検出状態における籾・
玄米判別センサ33の検出結果により、選別分離特性の
良否を判断してもよいが、これらの揺上側センサLS
4,LS5,LS6の検出結果に基づく前記の計算式の
成立ち具合の多少により、選別分離特性のランクを上下
複数に設定する構成としてもよい。 しかし、前述の選別分離特性の判断にあたり、揺動
選別板15の少量供給状態から多量供給状態への変化に
際し、穀粒の分布状態の変化が直線的に変化せず非線形
状態(例えば、穀粒の多量供給時の分布状態の変化が、
揺上側第3センサLS6が高い層厚を検出し、次いで揺
上側第2センサLS5,揺上側第1センサLS4が高い
層厚を検出するように、直線的な分布状態の変化に対し
て、揺上側第3センサLS6が高い層厚を検出し、次い
で揺上側第2センサLS5の高い層厚検出がないのに、
揺上側第1センサLS4が高い層厚を検出するような)
で検出値が変化する場合には、これらの検出値(V6,
V5,V4)の相互比較をして、選別分離特性を次のよ
うに判断する。即ち、これらの検出値が、「V6≦V5
≦V,V6≦V5≧V4,V6≦V4」のいずれかの関
係にある場合には、穀粒の選別分離特性が悪いと判断
し、また、「V6≧V5≦V4,V6≧V4」の関係に
ある場合には、穀粒の選別分離特性が良いと判断する。
【0016】なお、「V6≧V5≧V4」の関係にある
場合には、分離特性不明と判断して、前記の測定を再度
行う。 前述により選別分離特性が良いと判断されると、演
算制御部37から表示装置(図示省略)にその旨表示し
たり、供給量増加指令信号が出力されて、供給量を標準
量よりも多量に調節して、揺動選別板の穀粒層厚を厚く
して選別作業をしたり、緩傾斜調節指令信号が出力され
て、揺動選別板15の横方向の傾斜角度を標準よりも緩
い傾斜にして、選別作業をし、また、選別分離特性が悪
いと判断された場合には、演算制御部37から供給量減
少指令信号が出力されて、小量供給に調節して穀粒層厚
を薄くして選別作業をしたり、揺動選別板15の横傾斜
角度を急傾斜にして選別作業をする。
場合には、分離特性不明と判断して、前記の測定を再度
行う。 前述により選別分離特性が良いと判断されると、演
算制御部37から表示装置(図示省略)にその旨表示し
たり、供給量増加指令信号が出力されて、供給量を標準
量よりも多量に調節して、揺動選別板の穀粒層厚を厚く
して選別作業をしたり、緩傾斜調節指令信号が出力され
て、揺動選別板15の横方向の傾斜角度を標準よりも緩
い傾斜にして、選別作業をし、また、選別分離特性が悪
いと判断された場合には、演算制御部37から供給量減
少指令信号が出力されて、小量供給に調節して穀粒層厚
を薄くして選別作業をしたり、揺動選別板15の横傾斜
角度を急傾斜にして選別作業をする。
【0017】なお、この実施例では、揺動選別板15の
穀粒供給位置を、供給側15aの揺下側15dとしてい
るが、供給側15aの揺上側15cあるいは揺上側15
cと揺下側15dとの中間部に構成してもよい。次に、
演算制御部37で学習機能をさせる場合について説明す
る。 オペレ−タは学習機能選択スイッチ36を押す。籾摺
選別機を起動後、揺動選別板15の穀粒分布状態を見な
がら、揺動選別装置3の調節操作部分である供給量調節
スイッチ(図示省略)の増・減調節ボタンを押して、混
合米ホッパ24供給量調節弁(図示省略)を増減調節し
たり、傾斜調節スイッチ(図示省略)の急・緩調節ボタ
ンを押して揺動選別板15の横傾斜を急・緩傾斜調節し
たり、仕切板調節スイッチ(図示省略)の揺上側・揺下
側調節ボタンを押して玄米仕切板18を移動調節しなが
ら、選別開始時から選別安定あるいは選別終了までの調
節操作をする。すると、これらの調節操作に基づく揺動
選別板15の穀粒分布状態の変化が、図4に示すよう
に、時間的経過にともなう揺下側センサ群LS1,LS
2,LS3,揺上側センサ群LS4,LS5,LS6の
検出状態の変化として記憶されると共に、供給量調節モ
ータ30,選別板角度調節モータ30,仕切板調節モー
タ29への制御指令信号が記憶されていく。このように
して、選別分離特性の良否,品種,含水率等に応じた操
作方法のものが複数組記憶されていく。従って、次回作
業からは既に記憶された予知動作を選択することによ
り、穀粒の性状に応じた初期調節動作で能率的に選別作
業を行うことができる。なお、学習機能の入力が終了す
ると、学習機能選択スイッチ36をOFFとすると、学
習機能が終了し通常作業に移行する。 学習機能で入力された調節パタ−ンで作業をする場合
には、例えば、学習機能選択スイッチ36を2度押す等
の方法で、学習機能に基づくパタ−ン選択を入力する。
すると、揺動選別板15での選別開始からの穀粒分布の
変化状態の検出結果が、揺動選別板15の各センサLS
1〜LS6から演算制御部37に入力され、直前の検出
情報と最新の検出情報と、選択されたパタ−ンの基準情
報とが比較され、両情報が一致すると、例えば、図4に
示すように、直前の検出状態が、揺下側第1センサLS
1の高低の穀粒層厚検出情報で、最新の検出状態が、揺
下側第1センサLS1の高低の穀粒層厚検出情報揺下側
第2センサLS2の低穀粒層厚検出情報である場合に
は、選択されたパタ−ンと同じように「揺動選別板15
の傾斜角度調節の指令信号」が出力される。同様にして
センサの検出情報に応じて後続の種々の調節装置が順次
調節され、穀粒の性状に応じた調節がされていく。
穀粒供給位置を、供給側15aの揺下側15dとしてい
るが、供給側15aの揺上側15cあるいは揺上側15
cと揺下側15dとの中間部に構成してもよい。次に、
演算制御部37で学習機能をさせる場合について説明す
る。 オペレ−タは学習機能選択スイッチ36を押す。籾摺
選別機を起動後、揺動選別板15の穀粒分布状態を見な
がら、揺動選別装置3の調節操作部分である供給量調節
スイッチ(図示省略)の増・減調節ボタンを押して、混
合米ホッパ24供給量調節弁(図示省略)を増減調節し
たり、傾斜調節スイッチ(図示省略)の急・緩調節ボタ
ンを押して揺動選別板15の横傾斜を急・緩傾斜調節し
たり、仕切板調節スイッチ(図示省略)の揺上側・揺下
側調節ボタンを押して玄米仕切板18を移動調節しなが
ら、選別開始時から選別安定あるいは選別終了までの調
節操作をする。すると、これらの調節操作に基づく揺動
選別板15の穀粒分布状態の変化が、図4に示すよう
に、時間的経過にともなう揺下側センサ群LS1,LS
2,LS3,揺上側センサ群LS4,LS5,LS6の
検出状態の変化として記憶されると共に、供給量調節モ
ータ30,選別板角度調節モータ30,仕切板調節モー
タ29への制御指令信号が記憶されていく。このように
して、選別分離特性の良否,品種,含水率等に応じた操
作方法のものが複数組記憶されていく。従って、次回作
業からは既に記憶された予知動作を選択することによ
り、穀粒の性状に応じた初期調節動作で能率的に選別作
業を行うことができる。なお、学習機能の入力が終了す
ると、学習機能選択スイッチ36をOFFとすると、学
習機能が終了し通常作業に移行する。 学習機能で入力された調節パタ−ンで作業をする場合
には、例えば、学習機能選択スイッチ36を2度押す等
の方法で、学習機能に基づくパタ−ン選択を入力する。
すると、揺動選別板15での選別開始からの穀粒分布の
変化状態の検出結果が、揺動選別板15の各センサLS
1〜LS6から演算制御部37に入力され、直前の検出
情報と最新の検出情報と、選択されたパタ−ンの基準情
報とが比較され、両情報が一致すると、例えば、図4に
示すように、直前の検出状態が、揺下側第1センサLS
1の高低の穀粒層厚検出情報で、最新の検出状態が、揺
下側第1センサLS1の高低の穀粒層厚検出情報揺下側
第2センサLS2の低穀粒層厚検出情報である場合に
は、選択されたパタ−ンと同じように「揺動選別板15
の傾斜角度調節の指令信号」が出力される。同様にして
センサの検出情報に応じて後続の種々の調節装置が順次
調節され、穀粒の性状に応じた調節がされていく。
【0018】なお、前述の穀粒の選別分離特性の判断と
前述の学習機能の結合を図り、揺動選別板15の各種セ
ンサの検出情報と学習機能の基準情報とが一致すると、
学習機能に基づく調節指令信号が出力される構成として
もよい。次に、図1乃至図 に示す実施例の作用につい
て説明する。籾摺作業をする場合には、籾摺部1の籾ホ
ッパ6に原籾を供給し、電源スイッチ(図示省略)及び
運転スイッチ(図示省略)をONし、籾摺選別機の回転
各部を駆動する。すると、籾ホッパ6から籾摺部1の籾
摺ロール7,7に供給された籾は籾摺され、下方の摺落
米風選路10に供給されて風選され、軽い籾殻は吸引フ
アン13,排塵筒14を経て機外に排出され、重い玄米
及び籾の混合米は、摺落米受樋12に落下選別される。
摺落米受樋12に落下選別された混合米は、混合米揚穀
機4で揚穀され、混合米ホッパ24,分配樋16,分配
ケース17を経て、揺動選別板15,15,…に供給さ
れる。
前述の学習機能の結合を図り、揺動選別板15の各種セ
ンサの検出情報と学習機能の基準情報とが一致すると、
学習機能に基づく調節指令信号が出力される構成として
もよい。次に、図1乃至図 に示す実施例の作用につい
て説明する。籾摺作業をする場合には、籾摺部1の籾ホ
ッパ6に原籾を供給し、電源スイッチ(図示省略)及び
運転スイッチ(図示省略)をONし、籾摺選別機の回転
各部を駆動する。すると、籾ホッパ6から籾摺部1の籾
摺ロール7,7に供給された籾は籾摺され、下方の摺落
米風選路10に供給されて風選され、軽い籾殻は吸引フ
アン13,排塵筒14を経て機外に排出され、重い玄米
及び籾の混合米は、摺落米受樋12に落下選別される。
摺落米受樋12に落下選別された混合米は、混合米揚穀
機4で揚穀され、混合米ホッパ24,分配樋16,分配
ケース17を経て、揺動選別板15,15,…に供給さ
れる。
【0019】揺動選別板15,15,…が横方向斜上下
に往復揺動されると、混合米は粒形の大小、比重の大
小、摩擦係数の大小等の関係で、小さくて比重の重い玄
米は横方向揺上側15cに偏流分布し、また、玄米に比
較して大きく比重の軽い籾は横方向揺下側15dに偏流
分布し、また、その中間部には分離されない籾と玄米の
混合米が偏流分布する。揺動選別板15,15,…の縦
方向排出側15bは、玄米仕切板18及び籾仕切板19
で仕切られているので、玄米は玄米取出樋20,玄米流
路21及び玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,混合
米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配樋16及び分配ケ
−ス17を経て再度揺動選別板15に供給されて再選別
され、また、籾は籾取出樋25,籾流路26及び籾揚穀
機27を経て再度籾摺部1に還元されて籾摺される。
に往復揺動されると、混合米は粒形の大小、比重の大
小、摩擦係数の大小等の関係で、小さくて比重の重い玄
米は横方向揺上側15cに偏流分布し、また、玄米に比
較して大きく比重の軽い籾は横方向揺下側15dに偏流
分布し、また、その中間部には分離されない籾と玄米の
混合米が偏流分布する。揺動選別板15,15,…の縦
方向排出側15bは、玄米仕切板18及び籾仕切板19
で仕切られているので、玄米は玄米取出樋20,玄米流
路21及び玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,混合
米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配樋16及び分配ケ
−ス17を経て再度揺動選別板15に供給されて再選別
され、また、籾は籾取出樋25,籾流路26及び籾揚穀
機27を経て再度籾摺部1に還元されて籾摺される。
【0020】前述のような籾摺選別過程で、揺動選別板
15での選別作業開始時には、玄米切替弁31の機内循
環状態、揺動選別板15の横方向の標準傾斜角度状態、
混合米ホッパ24の標準供給状態で選別作業が開始さ
れ、揺下側第1センサLS1,揺下側第2センサLS2
及び揺下側第3センサLS3が高い穀粒層厚を検出し、
且つ、揺上側第1センサLS4,揺上側第2センサLS
5及び揺上側第3センサLS6が共に低い穀粒層厚を検
出すると、任意位置にある籾・玄米判別センサ33が検
出値V0を検出し、次いで、揺動選別板15への穀粒供
給を増加側に調節して、揺上側第3センサLS6が高い
層厚を検出すると、籾・玄米判別センサ33が検出値V
6を検出し、同様にして、揺上側第2センサLS5が高
い層厚を検出すると、籾・玄米判別センサ33が検出値
V5を検出し、同様にして、揺上側第1センサLS4が
高い層厚を検出すると、籾・玄米判別センサ33が検出
値V4を検出して、これらの検出値か「V6≧V0+α
(αは実験値)」,「V5≧V0+α2(α2は実験
値)」,「V4≧V0+α3(α3は実験値)」の関係
が成り立つ場合には、穀粒の選別分離特性が良いと判断
し、標準量よりも多量供給とし、穀粒層厚を厚くして選
別作業をしたり、揺動選別板15を緩傾斜にして選別作
業をし、これらの関係が成り立たない場合には、穀粒の
選別分離特性が悪いと判断し、標準量よりも少量供給と
し、穀粒層厚を薄くして選別作業をしたり、揺動選別板
15を急傾斜にして、選別作業を行う。
15での選別作業開始時には、玄米切替弁31の機内循
環状態、揺動選別板15の横方向の標準傾斜角度状態、
混合米ホッパ24の標準供給状態で選別作業が開始さ
れ、揺下側第1センサLS1,揺下側第2センサLS2
及び揺下側第3センサLS3が高い穀粒層厚を検出し、
且つ、揺上側第1センサLS4,揺上側第2センサLS
5及び揺上側第3センサLS6が共に低い穀粒層厚を検
出すると、任意位置にある籾・玄米判別センサ33が検
出値V0を検出し、次いで、揺動選別板15への穀粒供
給を増加側に調節して、揺上側第3センサLS6が高い
層厚を検出すると、籾・玄米判別センサ33が検出値V
6を検出し、同様にして、揺上側第2センサLS5が高
い層厚を検出すると、籾・玄米判別センサ33が検出値
V5を検出し、同様にして、揺上側第1センサLS4が
高い層厚を検出すると、籾・玄米判別センサ33が検出
値V4を検出して、これらの検出値か「V6≧V0+α
(αは実験値)」,「V5≧V0+α2(α2は実験
値)」,「V4≧V0+α3(α3は実験値)」の関係
が成り立つ場合には、穀粒の選別分離特性が良いと判断
し、標準量よりも多量供給とし、穀粒層厚を厚くして選
別作業をしたり、揺動選別板15を緩傾斜にして選別作
業をし、これらの関係が成り立たない場合には、穀粒の
選別分離特性が悪いと判断し、標準量よりも少量供給と
し、穀粒層厚を薄くして選別作業をしたり、揺動選別板
15を急傾斜にして、選別作業を行う。
【0021】
【発明の効果】この発明は、上述のように揺動選別板1
5の揺下側15dには供給側15aから排出側15bに
かけて複数の揺下側のセンサLS1,LS2,…を設
け、揺上側15cには供給側15aから排出側15bに
かけて複数の揺上側のセンサLS4,LS5,…を設け
て、少量供給状態での揺下側の複数のセンサLS1,L
S2,…の所定の穀粒層厚を検出時における籾・玄米判
別センサ33での選別状態検出情報と、多量供給状態で
の揺上側の複数のセンサLS4,LS5,…の所定穀粒
層厚の検出時における籾・玄米判別センサ33での選別
状態検出情報とで、穀粒の選別分離特性が判断され、自
動的に穀粒の選別分離特性の良否を判断でき、穀粒の選
別分離特性が良い場合には能率的に、選別分離特性が悪
い場合には選別精度を向上させながら選別作業をするこ
とができる。
5の揺下側15dには供給側15aから排出側15bに
かけて複数の揺下側のセンサLS1,LS2,…を設
け、揺上側15cには供給側15aから排出側15bに
かけて複数の揺上側のセンサLS4,LS5,…を設け
て、少量供給状態での揺下側の複数のセンサLS1,L
S2,…の所定の穀粒層厚を検出時における籾・玄米判
別センサ33での選別状態検出情報と、多量供給状態で
の揺上側の複数のセンサLS4,LS5,…の所定穀粒
層厚の検出時における籾・玄米判別センサ33での選別
状態検出情報とで、穀粒の選別分離特性が判断され、自
動的に穀粒の選別分離特性の良否を判断でき、穀粒の選
別分離特性が良い場合には能率的に、選別分離特性が悪
い場合には選別精度を向上させながら選別作業をするこ
とができる。
【図1】全体の切断側面図
【図2】平面図及び側面図
【図3】ブロック図
【図4】入力と応答操作の関係を示す図
1 籾摺部 2 摺落米風選部 3 揺動選別装置 4 混合米揚穀機 5 玄米揚穀機 6 籾ホッパ 7 籾摺ロール 8 籾摺室 9 摺落米風選箱 10 摺落米風選路 11 粃受樋 12 摺落米受樋 13 吸引フアン 14 排塵筒 15 揺動選別板 16 分配樋 17 分配ケース 18 玄米仕切板 19 籾仕切板 20 玄米取出樋 21 玄米流路 22 混合米取出樋 23 混合米流路 24 混合米ホッパ 25 籾取出樋 26 籾流路 27 籾揚穀機 28 仕切板移動調節手段 29 仕切板調節モータ 30 供給量調節モータ 31 玄米切替弁 32 センサケース 33 籾・玄米判別センサ 34 センサ移動手段 35 センサ移動モータ 36 学習機能選択スイッチ 37 演算制御部 38 学習選択回路 39 選別板角度調節モータ LS1 揺下側第1センサ LS2 揺下側第2センサ LS3 揺下側第3センサ LS4 揺上側第1センサ LS5 揺上側第2センサ LS6 揺上側第3センサ LS20 供給量検出センサ
Claims (1)
- 【請求項1】揺動選別板15の縦方向の一側を高い供給
側15aとしその反対の他側を低い排出側15bとし、
横方向の一方側を高い揺上側15cとしその反対の他側
を低い揺下側15dとして、揺動選別板15を横方向の
斜め上下に往復動する揺動選別装置と、揺動選別板15
の横方向揺下側15dにおける供給側15aから排出側
15bにかけて設けられていて高低の穀粒層厚を検出で
きる揺下側の複数のセンサLS1,LS2,…と、揺動
選別板15の横方向の揺上側15cにおける供給側15
aから排出側15bにかけて設けられていて高低の穀粒
層厚を検出できる揺上側の複数の第1センサLS4,L
S5,…と、揺動選別板15の排出側15bの選別状態
を検出する籾・玄米判別センサ33と、揺動選別板15
の穀粒少量供給状態における前記揺下側の複数のセンサ
LS1,LS2,…の穀粒層厚検出時における前記籾・
玄米判別センサ33の検出値と、揺動選別板15の穀粒
多量供給状態における揺上の複数のセンサLS4,LS
5,…の穀粒層厚の検出時における前記籾・玄米判別セ
ンサ33の検出値の変化から穀粒の選別分離特性を判断
する選別特性判断手段とからなる揺動選別装置の選別特
性判断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14167593A JPH07919A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 揺動選別装置の選別特性判断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14167593A JPH07919A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 揺動選別装置の選別特性判断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07919A true JPH07919A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15297591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14167593A Pending JPH07919A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 揺動選別装置の選別特性判断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07919A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4944650A (en) * | 1987-11-02 | 1990-07-31 | Mitsubishi Kinzoku Kabushiki Kaisha | Apparatus for detecting and centering wafer |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP14167593A patent/JPH07919A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4944650A (en) * | 1987-11-02 | 1990-07-31 | Mitsubishi Kinzoku Kabushiki Kaisha | Apparatus for detecting and centering wafer |
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