JPH09239322A - 揺動選別装置の玄米仕切板制御装置 - Google Patents

揺動選別装置の玄米仕切板制御装置

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JPH09239322A
JPH09239322A JP4704996A JP4704996A JPH09239322A JP H09239322 A JPH09239322 A JP H09239322A JP 4704996 A JP4704996 A JP 4704996A JP 4704996 A JP4704996 A JP 4704996A JP H09239322 A JPH09239322 A JP H09239322A
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JP
Japan
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brown rice
partition plate
rice
paddy
grain
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Pending
Application number
JP4704996A
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English (en)
Inventor
Koichi Hachitsuka
浩一 八塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】揺動選別装置の作業終了処理の容易化。 【解決手段】揺動選別板15の排出側の籾・玄米境界位
置を籾・玄米判別センサ30で検出して、玄米仕切板1
8を調節制御する揺動選別装置において、揺動選別板1
5の揺下側に分布していて籾摺部1に還元される穀粒の
有無を還元穀粒センサで検出し、前記還元穀粒センサの
穀粒無し検出に関連して玄米切替弁37を機外取出状態
から機内循環側切り替えると共に、前記玄米仕切板18
の制御中止する揺動選別装置の制御装置。 【効果】揺動選別板15の作業状態か非作業状態かを判
定し、玄米仕切板18の制御を中止し、玄米切替弁37
を切り替えるので、玄米への籾混入を防止して選別精度
の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、籾・玄米の混合
米を選別する揺動選別装置の玄米仕切板制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】揺動選別板の縦方向の排出側には横方向
に往復移動する玄米仕切板を設け、前記揺動選別板の排
出側に設けられていて横方向に移動する籾・玄米判別セ
ンサで籾・玄米の境界位置を検出し、この境界検出位置
に関連した位置に玄米仕切板を自動的に調節制御するも
のは、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術では、揺
動選別板の選別開始時における玄米仕切板の制御開始タ
イミング、あるいは、作業終了時の制御終了タイミング
に対する配慮が不十分なため、能率的に精度よく選別で
きないという問題点があつた。そこで、この発明は、こ
のような問題点を解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、揺動選別板15の縦方
向の排出側に対向して設けられていて、横方向に往復移
動する玄米仕切板18と、該玄米仕切板18を移動調節
する仕切板移動調節手段28を有する揺動選別装置と、
前記揺動選別板15の排出側に設けられていて横方向に
移動調節される籾・玄米判別センサ30と、揺動選別板
15の揺下側15dに分布していて籾摺部1に還元され
る穀粒の有無を検出する還元穀粒センサ43と、前記籾
・玄米判別センサ30の籾・玄米境界検出位置に関連し
た位置に玄米仕切板18を調節制御する玄米仕切板制御
手段と、前記還元穀粒センサ43の穀粒無し検出に関連
して玄米仕切板18で仕切られた玄米を機外取出状態か
ら機内循環状態に切り替える玄米機外取出・機内循環切
替手段と、前記還元穀粒センサ43の穀粒検出時には前
記玄米仕切板制御手段で玄米仕切板18を制御し、穀粒
非検出時には制御を中止する玄米仕切板制御駆動手段
と、からなる揺動選別装置の玄米仕切板制御装置の構成
としたものである。
【0005】
【作用】揺動選別装置3の揺動選別板15に混合米が供
給され、横方向に斜め上下の往復運動がされると、揺動
選別板15における横方向の揺上側15cには玄米が偏
流分布し、揺下側15dには籾が偏流分布し、その中間
部には籾・玄米の混合米が偏流分布しつつ選別される。
そして、籾・玄米判別センサ30は揺動選別板15にお
ける排出側を横方向に往復移動しながら籾・玄米の境界
位置を検出し、境界検出位置に対して玄米仕切板18を
関連的に移動調節し、選別された玄米を仕切りながら選
別作業がなされる。
【0006】このような作業時に、還元穀粒センサ43
により揺動選別板15の揺下側15dに分布し籾摺部1
に還元される穀粒の有無が検出され、穀粒有の場合に
は、選別継続状態と判定して、玄米仕切板18の仕切制
御を行い、また、穀粒無しの場合には、非作業時と判定
して、籾・玄米判別センサ30での籾・玄米境界位置検
出に伴う玄米仕切板18の仕切制御を中止し、玄米仕切
板18は最揺上側15cへ移動され、玄米仕切板18で
仕切られた穀粒は機外取出状態から機内循環状態に切り
替えられる。
【0007】
【発明の効果】この発明は、上述のように、揺動選別板
15の揺下側15dの穀粒の有無による板面への広がり
状態で作業状態か非作業状態かを判定し、揺下側15d
の穀粒がない場合には、作業初期あるいは作業中断・終
了時の非作業状態と判断して、籾・玄米判別センサ30
による玄米仕切板18の制御を中止するので、玄米への
籾混入を防止して選別精度の向上を図ることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図1に基づいて、籾摺選別機の全体構
成を説明する。籾摺をする籾摺部1,籾摺部1からの摺
落米を風選する摺落米風選部2,摺落米風選部2での風
選後の混合米を分離選別する揺動選別装置3,混合米揚
穀機4,玄米揚穀機5等により構成されている。
【0009】籾摺部1は、籾ホッパ6,籾摺ロ−ル7,
7の内装されている籾摺室8等で構成されている。摺落
米風選部2は、摺落米風選箱9,摺落米風選箱9内にお
いて後部下位から前部上位に向かって斜設されている摺
落米風選路10,粃受樋11,摺落米受樋12,吸引フ
アン13,排塵筒14等で構成されている。次に、揺動
選別装置3について説明する。15,15,…は揺動選
別板で、その板面には選別用の凹凸が形成されていて、
縦方向一側が高い供給側15a、その反対の他側が低い
排出側15bとなり、供給側15aと排出側15bとを
結ぶ縦方向に対して直交する横方向の一方側を高い揺上
側15c、その反対側の低い揺下側15dとして、揺動
選別板15の縦方向及び横方向の2方向ともに傾斜した
構成とし、揺動選別板15は揺動選別装置アーム・揺動
装置で横方向斜め上下に往復揺動される構成である。
【0010】この揺動選別板15における縦方向の供給
側15aで、且つ、横方向の揺上側15c寄りの箇所に
構成されている供給口に、分配供給樋16及び分配ケー
ス17を経て混合米が供給される構成である。揺動選別
板15に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大
小,摩擦係数の大小等の関係で、比重の重い小形の玄米
は横方向の揺上側15cに偏流分布し、また、玄米に比
較して大きく比重の軽い籾は、横方向の揺下側15dに
偏流分布し、また、その中間部には分離されない籾・玄
米の混合米が偏流分布し、これらの穀粒は、揺動選別板
15の排出側15bに対応して設けられている玄米仕切
板18及び籾仕切板19で仕切られて取り出される。
【0011】このようにして取り出された玄米は、玄米
取出樋20,玄米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に
取り出され、また、混合米は混合米取出樋22,混合米
流路23,摺落米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホ
ッパ24,分配供給樋16,分配ケース17を経て、揺
動選別装置3に再度供給されて再選別され、また、籾は
籾取出樋25,籾流路26,籾揚穀機27を経て籾摺部
1に揚穀還元されて、再度の籾摺がされる構成である。
【0012】玄米仕切板18は、揺動選別板15の横方
向中間部から揺上側15c端部よりもさらに揺上側15
cに移動調節できる構成であり、玄米仕切板18が最揺
上側15c側端部に移動した状態では、揺動選別板15
の全面に分布した穀粒が、玄米仕切板18の揺下側15
d側に流下し、全穀粒を混合米流路23側に取り出しで
きる構成である。
【0013】この玄米仕切板18は、仕切板移動調節手
段28で揺上側15cから揺下側15dに往復移動調節
できる構成で、仕切板調節モ−タ29を正転あるいは逆
転すると、揺上側15cあるいは揺下側15dに移動調
節される。なお、33は、玄米仕切板18の最揺上側へ
の移動を検出する仕切板原点スイッチ(揺上側)であ
り、34は、玄米仕切板18の最揺下側への移動を検出
する仕切板原点スイッチ(揺下側)である。
【0014】揺動選別板15の排出側15b上方には、
籾・玄米判別センサ30が設けられている。この籾・玄
米判別センサ30は、ねじ棒で構成されているセンサ移
動手段31により横方向に移動自在に支持されていて、
センサ調節モ−タ32を正転あるいは逆転することによ
り、横方向方向に往復移動する構成である。なお、35
は、籾・玄米判別センサ30の最揺上側15cへの移動
を検出するセンサ原点スイッチ(揺上側)であり、36
は籾・玄米判別センサ30の最揺下側15dへの移動を
検出するセンサ原点スイッチ(揺下側)である。
【0015】前記籾・玄米判別センサ30はこの実施例
では次のように構成されている。発光部から水分吸収波
長及び水分に吸収されない参照波長の電磁波を穀粒に照
射し、穀粒からの反射光量(あるいは透過光量)を光学
フィルタ部で受光し、水分吸収波長光が光学フィルタ部
を経由して受光部(水分吸収波長光)に入力され、受光
部で光量の多少に応じて大小の電圧に変換されて、CP
U内臓の制御部12に送られ、また、前記光学フィルタ
部で反射し参照波長光は受光部(参照波長光)に送られ
て、電圧値に変換されて制御部12に送られる。しかし
て、両検出電圧値の比が制御部12で演算されて、所定
の判別しきい値と比較されて、籾・玄米に判別される構
成である。なお、検出波長域は前記波長域に限定される
ものではない。
【0016】玄米流路21には、玄米流路21に取り出
された穀粒を機外取出状態あるいは機内循環状態に切り
替える玄米切替弁37が設けられていて、玄米切替弁モ
−タ38の正転あるいは逆転により切り替えられる。な
お、玄米仕切板18を最揺上側15cに移動すると、玄
米仕切板18の下部に取り付けられている切替板18
a,18aを回動作動して、揺動選別板15の揺上側に
分布し排出された穀粒を、玄米仕切板18の揺上側に仕
切られた玄米を機内循環状態から機外取出状態に切り替
える構成としてもよい。
【0017】混合米流路23には、取り出された穀粒を
機内循環状態、あるいは、籾摺部1への還元状態に切替
る混合米切替弁39が設けられていて、混合米切替弁モ
−タ40の正逆転により混合米切替弁39は切り替えら
れる。また、籾仕切板19の揺下側15dには、還元穀
粒センサ43が設けられていて、籾仕切板19で仕切ら
れた穀粒の有無を検出するものである。
【0018】CPUを内臓した制御部には、籾・玄米判
別センサ30,仕切板原点スイッチ(揺上側)33,仕
切板原点スイッチ(揺下側)34,センサ原点スイッチ
(揺上側)35,センサ原点スイッチ(揺下側)36,
還元穀粒センサ43,主モ−タ42の負荷電流値を検出
する負荷電流センサ44及び運転スイッチ45が、入力
インタ−フエイスを介して接続されている。
【0019】また、制御部41には、出力インタ−フエ
イス(図示省略),駆動回路を経由して、仕切板調節モ
−タ29,センサ調節モ−タ32,玄米切替弁モ−タ3
8,混合米切替弁モ−タ40及び主モ−タ42が接続さ
れている。
【0020】次に、制御部41の制御内容について説明
する。 まず、籾・玄米判別センサ30の光量調節制御が行な
われ、玄米が所定の検出電圧値になるように調節され
る。即ち、まず、籾・玄米判別センサ30を最揺上15
c側へ移動し、センサ原点位置スイッチ(揺上側)15
bがONし、最揺上側15cへの移動が終了すると、次
いで、籾・玄米判別センサ30は順次揺下側15dへ移
動しつつ穀粒の分布状態を検出し、籾・玄米判別センサ
30の検出電圧値Vが制御部12に読み込まれる。そし
て、最揺上側15cの玄米の検出電圧値が所定の電圧値
になるように光量調節が行われる。
【0021】次いで、籾・玄米判別センサ30の境界
位置検出制御に移行する。籾・玄米判別センサ30の検
出電圧値から、所定時間内において所定粒数の籾電圧値
を検出したか否が測定され、測定デ−タが制御基準値と
比較される。そして、籾検出電圧値の粒数が多い(ある
いは少ない)ときには、籾・玄米判別センサ30を揺上
側15c(あるいは揺下側15d)へ所定距離移動しつ
つ検出作業を継続し、籾検出電圧値の粒数が制御基準値
の範囲内になつた位置を、籾・玄米の境界位置とする。
次いで、この籾・玄米の境界検出位置に基づき、玄米仕
切板4の仕切位置が演算されて、玄米仕切板18の移動
指令が出され、玄米仕切板18は仕切位置へ移動する。
【0022】次いで、図4に基づき揺動選別板15の
作業開始及び終了制御について説明する。本制御がスタ
−トすると、還元穀粒センサ43の検出が開始される。
籾摺部1への還元穀粒有り検出の場合には、初期作業で
フラグOFFのときには、フラグをONして玄米仕切板
18が最揺上側15cから所定距離揺下側の初期位置
(通常の選別状態において籾が分布せずに、玄米のみが
分布する位置で、実験的に確認されている位置)へ移動
され、玄米切替弁37が機外取出側へ切り替えられる
(なお、作業開始時に玄米仕切板18の初期位置への移
動及び玄米切替弁37の機外取出状態への切替が完了し
ている場合には、次の行程に移行する。)。次いで、前
記の制御と同様に、籾・玄米判別センサ30の籾・玄
米の境界位置検出及びそれに伴う玄米仕切板18の移動
制御がなされる。
【0023】また、還元穀粒センサ43が穀粒を検出し
ない場合には、作業終了と判定して、籾・玄米判別セン
サ30の境界検出中止指令が出されて、籾・玄米判別セ
ンサ30での玄米仕切板18の移動制御が中止され、次
いで玄米仕切板18を最揺上側15c位置へ移動する指
令が出され、玄米仕切板18が移動され、揺動選別板1
5で選別された穀粒全量を玄米仕切板18の揺下側15
dで仕切り、次いで、玄米切替弁37が機外取出状態か
ら機内循環状態に切り替えられ、揺動選別板15から排
出された穀粒を全量機内循環状態とし、フラグをOFF
にする。
【0024】この制御は前記のように、揺動選別板15
の揺下側15dの穀粒の有無で板面への穀粒の広がり状
態を検出し、揺下側15dの穀粒がない場合には、作業
初期あるいは作業中断・終了時の非作業時と判断し、籾
・玄米判別センサ30の籾・玄米の境界検出による玄米
仕切板18の制御を中止すると共に、揺動選別板15の
揺上側15cに分布する穀粒を機内循環状態として機外
取出を中止するので、玄米への籾混入を防止することが
できる。
【0025】次に、図5に基づき他の制御例について説
明する。本制御がスタ−トし、運転スイッチ45がON
されると、主モ−タ42が起動され、籾摺選別機が駆動
される。次いで、還元穀粒センサ43で揺動選別板15
の揺下側15dに分布し籾摺部1へ還元される穀粒の有
無が検出される。そして、還元穀粒の有りを検出する
と、揺動選別板15の全幅に穀粒が分布した適正選別状
態と判定し、前記実施例と同様に、籾・玄米判別センサ
30の籾・玄米の境界位置検出が開始されて、境界検出
位置に関連した玄米仕切板18の移動制御がなされ、次
いで、機内循環状態にある玄米切替弁37が機外取出状
態に切り替えられて、揺動選別板15の揺上側15cに
分布した選別済玄米が機外へ取り出される。
【0026】また、還元穀粒センサ43が穀粒無しを検
出すると、作業終了と判定して、籾・玄米判別センサ3
0の検出を中止し、玄米仕切板18を所定の速度で揺上
側15cから揺下側15dに移動し、玄米切替弁37を
機外取出状態から機内循環状態に切り替え、主モ−タ4
2を停止し、作業を終了する。なお、玄米仕切板18の
下部に取り付けられている切替板18a,18aを回動
作動して、揺動選別板15の揺上側に分布し排出された
穀粒を、機内循環状態から機外取出状態に切り替える実
施態様のものにあっては、玄米仕切板18が揺上側15
cから揺下側15dへの移動に関連して、切替板18
a,18aが回動して機内循環状態から機外取出状態に
切り替えられる。
【0027】なお、還元穀粒センサ43が穀粒無しを検
出すると、作業終了と判定して、直ちに、玄米仕切板1
8の移動制御を中止し、玄米仕切板18を最揺上側15
cに移動すると共に、玄米切替弁37を機外排出状態か
ら機内循環状態に切り替える。そして、籾仕切板19で
揺下側に仕切られた穀粒を籾摺部1へ還元しながら籾摺
し、この還元を複数回繰返して穀粒全量を籾摺し、次い
で、玄米仕切板18を揺下側15dに所定距離移動して
籾摺穀粒を仕切り、玄米切替弁37を機内循環状態から
機外取出状態に切り替えて籾摺穀粒を機外に取り出し、
所定時間後に主モ−タ42を停止して、作業を終了する
構成としてもよい。
【0028】また、前記実施例の還元穀粒センサ43に
代えて、籾・玄米判別センサ30を最揺下側15dに移
動して、籾摺部1への還元穀粒の有無を検出し、前記制
御をする構成としてもよい。このように、揺動選別板1
5の揺下側15dの穀粒分布がなくなり作業終了と判定
すると、籾・玄米判別センサ30による玄米仕切板18
の仕切り制御を中止するので、玄米への籾混入を防止し
選別精度の向上を図ることができる。
【0029】なお、前記の主モ−タ42の停止に代え
て、揺動選別板15の揺動装置のクラッチ(図示省略)
を切り、揺動選別板15の揺動を停止する構成としても
よく、また、混合米ホッパ24の供給弁(図示省略)を
閉鎖し、揺動選別板15への穀粒の供給を停止する構成
としてもよい。
【0030】次に、図6〜図8に示す実施例について説
明する。この実施例では、籾・玄米判別センサ30で揺
動選別板15の籾・玄米境界位置を検出して玄米仕切板
18の移動制御をするにあたり、オペレ−タの選別精度
あるいは選別能率の好みに応じて、玄米仕切板18を揺
下側15dあるいは揺上側15cに補正して、選別作業
をしようとするものである。前記実施例の構成に加え
て、オペレ−タの好みに応じて作業能率の高低を設定で
きる選別能率設定器48及び作業精度の高低を設定でき
る選別精度設定器49を設け、これらを制御部41に接
続している。
【0031】次に、制御部41の補正制御内容について
説明する。本制御がスタ−トすると、籾・玄米判別セン
サ30が移動しながら籾・玄米の境界位置検出がなされ
て、所定時間(n秒)の籾粒数が検出されて、基準値と
比較される。基準値より少(あるいは多)の場合には、
籾・玄米判別センサ30は揺下側15d(あるいは揺上
側15c)に移動されて、籾・玄米の境界位置検出が継
続される。
【0032】検出籾粒数が基準値になり籾・玄米の境界
位置検出が終了すると、選別精度設定器49の設定精度
sが読み出され、精度基準補正値(L2)が所定の計算
式で算出される。すなわち、L2=k+s(k:基準
値,s:選別精度粗のときは、s<0,選別精度良のと
きは、s>0)が算出され記憶される。次いで、籾・玄
米判別センサ30における前記精度基準補正値L2で選
別精度の補正された最揺下側15dから境界検出位置ま
での距離L3が、所定の計算式で算出される。即ち、計
算式L3=L1+L2により算出される。
【0033】次いで、選別能率設定器48の能率設定情
報L4が読み出され、オペレ−タの設定した選別能率、
即ち、最揺下側15dから玄米仕切板18の仕切り位置
までの距離が読み出され記憶される。次いで、仕切板位
置センサ50により玄米仕切板18の最揺下側15dか
ら仕切位置までの距離L5が読み出さ記憶される。しか
して、前記L3とL5とが比較されて、L3>L5のと
きには、玄米仕切板18が1ステップ揺上側15cに移
動調節される。また、L3<L5の場合には、更に、前
記L4とL5が比較されて、L4>L5のときには、玄
米仕切板18が1ステップ揺上側15cに調節され、ま
た、L4<L5のときには、玄米仕切板18が1ステッ
プ揺下側15dに移動調節される。
【0034】前記のように、玄米仕切板18の制御をす
るものでありながら、玄米への籾混入を防止し選別精度
を維持しながら、オペレ−タの好みの作業能率まで選別
能率を高めながら、能率的に選別作業をすることができ
る。次に、図1に示す実施例の作用について説明する。
籾摺作業をする場合には、籾摺部1の籾ホッパ6に原籾
を供給し、電源スイッチ(図示省略)及び運転スイッチ
(図示省略)をONし、籾摺選別機の回転各部を駆動す
る。すると、籾ホッパ6から籾摺部1の籾摺ロール7,
7に供給された籾は籾摺され、下方の摺落米風選路10
に供給されて風選され、軽い籾殻は吸引フアン13,排
塵筒14を経て機外に排出され、重い玄米及び籾の混合
米は、摺落米受樋12に落下選別される。摺落米受樋1
2に落下選別された混合米は、混合米揚穀機4で揚穀さ
れ、混合米ホッパ24,分配供給樋16,分配ケース1
7を経て、揺動選別板15,15,…に供給される。
【0035】揺動選別板15,15,…が横方向斜上下
に往復揺動されると、混合米は粒形の大小、比重の大
小、摩擦係数の大小等の関係で、小さくて比重の重い玄
米は横方向揺上側15cに偏流分布し、また、玄米に比
較して大きく比重の軽い籾は横方向揺下側15dに偏流
分布し、また、その中間部には分離されない籾と玄米の
混合米が偏流分布する。揺動選別板15,15,…の縦
方向排出側15bは、玄米仕切板18及び籾仕切板19
で仕切られているので、玄米は玄米取出樋20,玄米流
路21及び玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,混合
米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋16及び分
配ケ−ス17を経て再度揺動選別板15に供給されて再
選別され、また、籾は籾取出樋25,籾流路26及び籾
揚穀機27を経て再度籾摺部1に還元されて籾摺され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の切断側面図
【図2】斜視図,正面図
【図3】ブロック図
【図4】フロ−チャ−ト
【図5】フロ−チャ−ト
【図6】斜視図、正面図、ブロック図
【図7】正面図、ブロック図
【図8】フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1…籾摺部,2…摺落米風選部,3…揺動選別装置,4
…混合米揚穀機,5…玄米揚穀機,6…籾ホッパ,7…
籾摺ロール,8…籾摺室,9…摺落米風選箱,10…摺
落米風選路,11…粃受樋,12…摺落米受樋,13…
吸引フアン,14…排塵筒,15…揺動選別板,16…
分配供給樋,17…分配ケース,18…玄米仕切板,1
9…籾仕切板,20…玄米取出樋,21…玄米流路,2
2…混合米取出樋,23…混合米流路,24…混合米ホ
ッパ,25…籾取出樋,26…籾流路,27…籾揚穀
機,28…仕切板移動調節手段,29…仕切板調節モ−
タ,30…籾・玄米判別センサ,31…センサ移動手
段,32…センサ調節モ−タ,33…仕切板原点スイッ
チ(揺上側),34…仕切板原点スイッチ(揺下側),
35…センサ原点スイッチ(揺上側),36…センサ原
点スイッチ(揺下側),37…玄米切替弁,38…玄米
切替弁モ−タ,39…混合米切替弁,40…混合米切替
弁モ−タ,41…制御部,38…仕切板位置センサ,3
9…混合米切替弁,40…混合米切替弁モ−タ,41…
作業終了切替スイッチ,42…主モ−タ,43…還元穀
粒センサ,44…負荷電流センサ,45…運転スイッ
チ,46…主モ−タ,48…選別能率設定器,49…選
別精度設定器,50…センサ位置センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】揺動選別板15の縦方向の排出側に対向し
    て設けられていて、横方向に往復移動する玄米仕切板1
    8と、該玄米仕切板18を移動調節する仕切板移動調節
    手段28を有する揺動選別装置と、前記揺動選別板15
    の排出側に設けられていて横方向に移動調節される籾・
    玄米判別センサ30と、揺動選別板15の揺下側15d
    に分布していて籾摺部1に還元される穀粒の有無を検出
    する還元穀粒センサ43と、前記籾・玄米判別センサ3
    0の籾・玄米境界検出位置に関連した位置に玄米仕切板
    18を調節制御する玄米仕切板制御手段と、前記還元穀
    粒センサ43の穀粒無し検出に関連して玄米仕切板18
    で仕切られた玄米を機外取出状態から機内循環状態に切
    り替える玄米機外取出・機内循環切替手段と、前記還元
    穀粒センサ43の穀粒検出時には前記玄米仕切板制御手
    段で玄米仕切板18を制御し、穀粒非検出時には制御を
    中止する玄米仕切板制御駆動手段と、からなる揺動選別
    装置の玄米仕切板制御装置。
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